2018年5月の記事一覧

<授業拝見>6年2組

 今日は、6年2組の算数の授業を参観しました。担任の板井先生が出した課題は、「赤い部分の面積(写真参照)は、どのようにして求めればよいか。」でした。見ての通り、これまでに習った内容(既習)を生かして求め方を思考していく課題です。まずは、先生といっしょに正方形の面積、円の面積を求める公式を想起し、どうすれば赤い部分の面積が求められるか大まかに確認した後、個々の思考の時間となりました。

 6年生ともなると、ノートの書き方がしっかりと身についており、子ども達は、自分で図を描きそこに思考途中の補助線や、説明を書き込んでいきます。こうして、まずは一人でじっくり考えることによって、個々の考える力を伸ばします。求め方は一つとは限りません。一つの考えができたら2つ、3つと考えを進め、多様な考えが出たところで、ペアから全体へと話し合いが広がっていきました。

黒板の前に出て書きながら説明する児童と、その説明を真剣に聞く児童の姿があり、納得できた時には「はあ~ん。わかった。」と思わずつぶやく児童もいました。学校はみんなで学ぶところです。みんなで学ぶからこそ思考が広がった瞬間が、そこにありました。

 黒板に書かれた課題、図、そして自分の考えを、しっかりとノートに書いています。
  

 黒板に式や言葉を書き込みながら説明することで、考えが明確になるとともに他と学びを共有することができます。  
  

<授業拝見>6年1組

5月11日(金)3限目 社会

 ゴールデンウイークも明けて、どのクラスも本格的に学習に取り組んでいます。今日は、6年1組の社会の授業を参観しました。

 担任の城崎先生が提示した大仙古墳の写真や、資料集にある古墳づくりのイラストから、子ども達はいろいろな事実に気付き、そこからたくさんの疑問が出されました。

「だれのお墓なのか。」「どんな大きさなのか。」「どのくらいの期間で、どのようにして作ったのか。」など、古墳そのもののについての疑問と、「なぜ、作ったのか。」「なぜ、そんなに大きい古墳なのか。」という、当時の人々の思いや時代背景に迫る疑問が生まれ、教科書と資料集から集中して真剣に調べる児童の姿が見られました。分からない言葉に出合った時、国語辞典で調べることも学習習慣として身についているようでした。

 疑問(課題)を見出す力、それを調べ(考えを持ち)協働して解決する力は、新学習指導要領でも大切にされている力です。今日の授業でも、それぞれで調べた後、互いの意見を聴き合い、解決に向かって授業が進んでいました。6年1組の児童のまなざしは、いつも学習への意欲にあふれています。今日も、いつも通り、城崎先生と心を合わせて歴史学習を楽しむ子ども達に出会えたことをうれしく思っています。