日誌

2017年6月の記事一覧

折り合いをつける

先日、PTAの役員会・常任委員会が行なわれました。
四月の発足以来、役員をはじめとした委員の皆様に、たくさんのご協力をいただいております。
ありがとうございます。

さて、その時に出たお話をひとつ。

今月10日に行なわれたエンジョイホームの話から、兄弟がいる家庭内において、
「どの講座を希望するかで、もめるようなことがあった。」
と事例報告がありました。

それを聞いて、即座に、
山下校長先生が、
「素晴らしい!折り合いをつけることを学んだのではないですか!?ありがとうございます!」
と、返答されました。

『折り合いをつける』
という事は、日常生活の中において、
数多く出会う事でしょう。

何の講座を受けたい?
今日の晩御飯は何にする?
宿題はいつするの?
旅行の行き先は?
将来の夢は?
・・・などなど。

家庭内においても、
学校生活においても、
話し合いで何かを決めるという場は多く、
それは、
大人になって社会に出てからも、
その話し合いの力はとても大切です。

その話し合いの場で、
お互いの主張が向かい合った時に、
解決に向かうための方法のひとつが、
『協議と妥協』
と言われています。

それを、わかりやすく言い換えたのが、
山下校長先生のおっしゃる
『折り合いをつける』
という事なのです。

協議も妥協も無ければ、
それは支配であり、命令です。
子育てにおいて、自分の子どもを私物化してしまっては、
子どもが伸び伸びと育つはずはないのです。

あらゆる経験をさせることにより、
小学生である子どもたちの成長を支援するために、
『衝突』や『対立』から逃げていては、大きな成長のきっかけを逃してしまいます。

『衝突』や『対立』をポジティブに言い換えると、『協議』という言葉になります。
その話し合いの場をたくさん持ち、
最終的には、お互いの妥協点を見つける。
とても難しいですが、とても大事です。

山下校長先生は、
『折り合い』をつけて、エンジョイホームに参加した兄弟の成長を大いに喜んだのです。
そして、その体験を話してくれた事に感謝したのです。
私はそう感じました。

『折り合いをつける』ために必要なこと。
それは、
相手の立場に立って考え、
相手を思いやる、

『優しさ』

だと思います。

来月には、
コミュニケーションウィークが実施されると聞いています。

ご家庭において、
『折り合いをつける』
という事について、
話し合ってみるのも良いかもしれませんね。
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エンジョイホームについて考える

先日のエンジョイホームから、早くも一週間が経ちました。
素晴らしい講座が目白押しで、運営に関わった全ての方々に感謝申し上げます。

さて、このエンジョイホームは、かほく市が推進するコミュニティスクール事業のひとつです。
コミュニティスクール(通称コミスク)については、案内もあった通り目的や内容についてご存知の方も多いと思います。
もしも、コミスクって何?と思われる方は、かほく市のホームページをご覧になって下さい。

この、コミスク。
そして、エンジョイホーム。
体験してみて如何だったでしょうか?
楽しかったり、初めての経験をしたり、頭や体を使ってたくさんの学びを得たりと、普段の学校生活では得られないような体験をしたはずです。

この経験は、何に生かされるのでしょうか。

まずは、地域の方や運営に携わった方々に感謝の気持ちを持てるという事です。
本当に一生懸命にPTA学年部の部長さんをはじめ、たくさんの方が何ヵ月も前から準備してくれていたのを側で見させて頂きました。
子供達にもきっと伝わっていると思います。
たくさんの協力者がいるということを知ることは、未来への明るい希望を生み、そして次は自分が他の人のために何かできる人になるきっかけとなったはずです。

また、エンジョイホームの講座は、たくさんある中から、ひとつしか受けられませんでしたね。
中には第一希望が叶わず、第二、第三希望の講座に参加した児童もたくさんいました。
ここでご理解頂きたいのは、第一希望の講座を受ける事がエンジョイホームの目的ではなく、子供達の将来にとって、無限にある新しい世界への扉のひとつを覗かせることです。
今回は親子での参加も多かったはずです。
これからも、子供達に色んな経験をさせてみようと思った親御さんも多かったのではないでしょうか。
これを機に、子供達の無限の可能性を探るきっかけ作りの大切さを再認識してもらえれば、エンジョイホームは大成功だったと思います。

他にもたくさんの目的があるはずですが、
その目的を考えて頂ければ幸いです。

PTAはこれからも色々な取り組みを行っていきます。

「なぜこんなことをするんだろう?」
「なんのためにするんだろう?」

必ず目的があります。
必ず意味があります。

これからも、
子供達に関わる保護者、先生、地域の人で、
意思疎通を図りながら、
子供達の明るい未来に、プラスのきっかけを与えられますように。
ご協力頂きたいと思います。

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