日誌

2015年10月の記事一覧

バイオミミクリー

皆さん、カワセミという鳥を知っていますか?
兼六園や健民海浜公園等、公園内にも生息する割と身近な鳥なのですが、
見た事が無い方も沢山いらっしゃるかと思います。
実は、この辺りにも生息しているのです。
画像のカワセミは河北潟にカモを見に行った時に撮影しました。
撮影場所も、イオンからほど近い公園内です。
ちなみに、クラムボンは見ませんでした。
かぷかぷ笑うところを見てみたいのに。



カワセミは、新幹線のデザインに取り入れられています。
最近エヴァンゲリオンとコラボした新幹線500系の先頭車両の形状は、
カワセミのクチバシからヒントを得て開発されているのです。
500系の開発責任者の方が、バードウォッチングを趣味にされていた方で、
スピードが出るうえ、騒音を減らす。という難題に立ち向かっている時に、
「カワセミのエサを捕る時、獲物目がけてダイブをするが、
ダイブ後の水しぶきがあまり上がらない」というところから、ピン!ときたそうです。
大掛かりな実験と、スーパーコンピューターがはじき出した数値から導き出されたデザインが、
カワセミのクチバシの形状とほぼ同じ形状になったそうです。
そして、この新幹線500系はフクロウの力も借りているとのこと。
開発者がバーダー(バードウォッチングをする人の総称)だけありますね。
カワセミと新幹線のお話

こういう、自然界の機能を真似て新しい技術を生み出す学問の事を、
【バイオミミクリー】といいます。

人間が「最新技術だ!」と言っているものは、
自然界では、最新技術でもなんでもない当たり前の技術なのでしょうね。
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一足早く

自然界では冬の姿に衣替えです。




冬の星座の代表格、オリオン座。明るい星がそろっているので、見つけるのは簡単です。
この撮影中(20分程度)に流れ星を3つ見ました。
そろそろ、オリオン座流星群を見ることができるそうです。

国立天文台によると、
10月中旬から下旬にかけて活動する流星群です。みずがめ座η流星群とともに、母天体がハレー彗星(1P/Halley)であることが知られています。これまでは、流星の出現数が1時間当たり20個を超えることはあまりなかったのですが、2006年に突然1時間あたり60個以上、観測者によっては100個を超える流星数が観察されました。これは、ダスト・トレイル理論の研究により、およそ3000年前にハレー彗星から放出された塵によって流星数が増加したものだと報告されています。極大は、10月21日頃とされてきましたが、2006年の大出現では3~4日間も活発な出現が続きました。流星は午後10時頃から流れ始めますが、放射点が高くなる真夜中過ぎからが観察に適しています。

よくわかりませんが、分かりやすく言うと、10月21日の23時以降が見ごろ。という事でしょう(笑)





エサとなるナミノリソコエビが豊富な、かほく市の海岸。渡り鳥がそのソコエビを食べるために立ち寄るそうです。
波打ち際でソコエビを探すハマシギ達。この画像では見づらいですね。
ハマシギは、冬になるとかほく市にやってくる鳥です。
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日本PTA東海北陸ブロック研究大会 二日目

PTA東海北陸ブロック研究大会 二日目は全体会ということで、
昨日分散していた参加者が、小松ドームに集結しました。

全体会の内容は、オープニングアトラクション、表彰式、記念講演、閉会式となります。



小松ドーム。
間近で見ると中々の迫力。


歌舞伎のまちでもある小松らしい開会の挨拶。


小松市立御幸中学校の生徒による、こまつ勧進帳連中のオープニング。
まだ2ヶ月ほどしか練習できていないというものの、中々の完成度。
小さいころから芸に親しんでいるからできるのだろう。


オープニングが終了し、功労者の皆様が表彰されました。
そして、今日のメインイベント記念講演が始まりました。

演題【宇宙、人、夢をつなぐ 未来を担う子供たちのために】
講師:元宇宙飛行士 山崎直子さん

宇宙飛行士になるきっかけの話や、子供の疑問を親と共に共有する話等を聞きました。

幼少の頃過ごした北海道の夜空が綺麗で星に興味を持ち、プラネタリウムにもよく通ったそうです。
子供の頃に興味を持った事は、大人になっても忘れないんですね。
私自身もそうですが・・・。
子供の興味や好奇心を、大人目線でブレーキをかけたりせず、温かく見守る事が大切なんですね。
もし、プラネタリウムに通うのが面倒で親が通わせなかったら、
そして本人もプラネタリウムに通うという行動をとらなかったら、
宇宙飛行士山崎直子は居なかったのでは?と思います。

ニュースでも取り上げられた、
「宇宙で膨らませたシャボン玉は色がつくのか?」
という、自分の子供の疑問に一緒になって考えた事。
入浴剤入りの色の付いたお風呂の水でシャボン玉を作ったのに、
色が付かなかったので不思議に思った子供。
色は重力の影響で下に下がってしまうので、
無重力の宇宙なら色が付くのでは?と思ったお母さん。

宇宙で実験というスケールの大きな実験でしたが、
何気ない私生活の中で湧き上がる子供の興味や疑問を、親がしっかりと受け止め
子供と一緒になって考える。行動する。
子供の興味、好奇心を伸ばすためには、
親も子供と同じ温度で一緒に行動する、考える事が大切なのだと思いました。
そうすることによって自分というものが出来上がる。確立する。
自分軸が出来上がる。自信が付く。という事に繋がっていくのだと思います。

国際宇宙ステーションでは、様々な国の人との仕事になります。
コミュニケーションも大事だけど、
「自国の文化を知る。という事も大切です。」
と仰っていたのが印象に残っています。
一日目で出た「地元愛」そして講演で出た「自国の文化を知る」
やっぱり地元は大切にしないといけませんね。

山崎さんは就寝前に必ず「産まれてきてくれてありがとう」と言っているそうです。
その言葉を子供が聞くと、優しく微笑んでくれるそうです。
毎日子供に感謝の言葉を唱えると、より優しく子供に接する事が出来るのではないでしょうか?
私も試しに唱えてみました。
すると、子供から
「急にどうしたん?」
と、不思議がられてしまいました。日頃の行いですね(笑)

質疑応答の時間では、質問者に直接マイクを渡しに行き、
質問に答えた後に質問者と握手をしていました。
私も握手をしたいがために、「手を上げよう」と心の中で思っただけでいたので、
握手はできませんでした。行動した者のみが得られるのです(笑)
そして山崎さんは終始笑顔で素晴らしいお人柄だと感じました。
見習いたいものです。

色々と考えさせられた二日間でした。
一分一秒でも長く、この思いを続けられるよう、
また、志を少しでも高く持つように過ごせて行けたら。と。
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日本PTA東海北陸ブロック研究大会 一日目

第71回日本PTA東海北陸ブロック研究大会
石川県小松大会 10/9・10/10
テーマ 【こどもたちの未来を地域とともに】
智・仁・勇
智・・・未来を生き抜く知恵
仁・・・お互いを思いやる心
勇・・・何事にも挑戦する勇気

参加者が2,600人を超える大きな大会で、
北陸三県と東海(愛知・岐阜・三重)と名古屋市の
七つのPTA会員が参加しています。
今大会では小松市P連が中心となり、
数年前から色々と準備をしてこられたようです。

一日目はPTAの研究発表会でした。
6つの会場に分かれ、私たちは小松市民センターで行われる、第5分科会に行ってきました。

会場内の様子
パネルにて、研究発表の内容や準備風景等を紹介。
テーブルの上には西部小の子供たちが作った塩が。さすが珠洲の学校。
試食もできました。




第5分科会の発表校は、福井の南条中学校と珠洲市の西部小学校の発表で、
両校ともに小規模学校で、全校生徒が171名の中学校と、21名の小学校の体験でした。


【地域とPTA活動をつなげることで どのようなことがうまれるのだろうか】

南条中学校では、40年前から公共施設の清掃ボランティアを継続され、
地域に貢献する意識が根付いている事に驚きました。 
部活動等で忙しい中学生が、地域で行われる全国マラソンの受け入れボランティアに、
60名以上も参加すると言う姿勢に感銘を受けました。
その背後には、PTA会長を始め、地域の大人達の、
『出来るだけ多くの行事に関わって行き、子供を育成して行きたい!』
と言う、強い意識、姿勢があり、行動している事で、
子供達にも、心が伝わって居るのだと感動しました。

南条中学校PTAの発表の様子。


【心豊かに逞しく生きる西部っ子を育てるPTA活動】

西部小学校では、全校生徒が21名にも関わらず、様々な活動がされていました。
その中で、最も感銘したのは、学校行事の避難訓練や児童引き渡し訓練に、
「子供が居ない(学校と関わりが無い)地域の方も一緒に訓練に参加している」
と言う地域とのつながりの強さに驚きました。

西部小学校PTAの発表の様子。


二校に共通する点は、
『子供を育成したい!』
と、真剣に考え、温かい心で活動されて居る事でした。

今大会に参加させて頂き、まずは、自分の意識改革が大切だと痛感しました。
これまでは、しょうがないという気持ちで役員になっていました。
今日の話を聞いて
それは違う。という事に気付きました。
受ける側の意識で 、考えも大きく変わるのだと。
我が地域も、自分の子供にとどまらず、地域へ視野を広げ、
真剣に取り組んで行きたいと強く思いました。
地域では今、なかなか地元の伝統行事を受け継ぐ人がいないとよく聞きます。
「ふるさとの良さを感じていますか?」
そんな中、祭りを守り、伝承して行こうと壮年団が真剣に取り組まれています。
私達も、その心を理解し、精一杯協力して行きたいです。



研究発表会が終わると、会場を巻き込んでのパネルディスカッションが始まりました。
コーディネーターの方が「地元愛」と力強く語っていたのが印象深い。

人との繋がり、自然や歴史、行事など、
「幼い頃の記憶で 浮かんでくる人っていますか?」
例えば、祭りなど 得意な方が次の世代に伝えていく、体験させる、
そこからまた良さを感じ、また次の世代へと受け継がれ…
継承者がいるから受け継げる。
人と人とが 顔と顔を合わせ、顔と顔が見える関係。
地域で子供を育んでいく。
みんなが知っている地域の中で育ち
「◯◯ちゃん 大きくなったねぇ~」と
懐かしむ繋がり。
そんな地域でありたいと強く思いました。

子供が感じた事。小さい頃からのエキス。
原点には大きな意味があると言う。
今できる事を精一杯やる!
地域の行事・ボランティアなどに参加する事で、
そこから子供達が多くの事に気付き、
褒められ、認められ 、地域に大切にされていると感じる。
いろんな活動を通して 地元愛がうまれてくるんでしょうね。
☆子供は親を見て育つ
子供は確実に見ている。見ているからこそ 大人になった時、
そのパフォーマンスが出てくる!!との話。
保護者・学校・地域
子供がみんなに愛されて育つ環境 
子供が安心して育っていける環境作りの架け橋になれるようにと思い、
今あるPTA活動一つ一つを大切に取り組んで行きたいです。
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北斗と南斗

雲が少ない綺麗な夜空だったので、星の観察のため海まで行ってきました。
すると、海面すれすれに北斗七星が。
方角は北西。時刻は20:00頃。





翌日も綺麗な夜空だったので、今度は海ではなく河北潟へ。
すると、北斗七星によく似た形が。方角は南東。時刻も20:00頃。
調べてみると、これは射手座の一部分で南斗六星と呼ばれているそうです。





ちょうど対極に似たようなものがあるのですね。
北斗と南斗?
こ、これは!
ユワッシャァァーーッ!!

保護者の皆様には分かるかと思います(笑)
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白尾の名所



「白尾で名所は鬼ヶ山~ エンヤラホ~イ エ~ンヤナ~♪」
「鬼ヶ山には灯台あるよ~ エンヤラホ~イ エ~ンヤナ~♪」
この歌は、4年に一度行っている白尾住吉神社の宵宮行事の一つ、
ホラホイ行列の掛け声の一部です。

ということで、白尾の名所でもある鬼ヶ山に行ってきました。
ホラホイの掛け声どおり、灯台もありました(笑)
その隣には小さな神社もあります。恵比寿神社です。
この灯台は「国立白尾灯台」といい、
昭和42年に新築されたそうです。
新築?
そうです。今の灯台の前は木製の灯台だったそうで、
今ある灯台の場所に、大正3年3月に建てられたそうです。
その当時は郡立で、大正12年から町(村)立、
昭和24年から国立と変わっていきました。





灯台から望む海。
真っ暗で見えません(笑)
のと里山海道のはるか奥に見える
途切れ途切れの光線は漁火です。
そこが水平線になります。
かつて漁業が盛んだったこの地。
灯台のあるこの高台は、
漁師さん達が海の様子を眺めながら
天気や風向きを予測するのに絶好の場所だったそうで、
日和山(ひよりやま)と呼ばれたそうです。
ですが、今は「鬼ヶ山」と呼ばれています。
何故、鬼ヶ山?
何故、鬼?
そこには何か悲劇的な物語を感じますね。



参考資料:かほく市制10周年記念誌「住みよいまちへ」
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