日誌

2015年11月の記事一覧

廣中邦充氏

今回の講演は
講演者:廣中邦充氏 (やんちゃ和尚)
お題:「Will あなたがいてくれてよかった」

皆さん、この名前に見覚えのある方はいませんか?
実は、外小っ子も出演したNHK「天使のアングル」に出演されていました。
(校長先生から教えていただきました)

話は講演にもどりまして、
まず、この和尚さんの講演スタイルに度肝を抜かされました。
握手を求めつつ会場をグルグル回りながら語るのです。
お客さんが講演者に握手を求めるのではなく講演者がお客さんに握手を求めるのです。
講演中の半分はそのスタイルで語っていました。
この和尚さん、問題や悩みを抱える少年少女達を引き取り、お寺で一緒に暮らしています。
今まで約800名もの少年少女を更生させて現在15名が暮らしており、
2,000名もの少年少女が順番待ちをしているのだとか。
そして、自身は余命3ヶ月を宣告を受けた元末期癌患者でもありました。
現在は末期癌を克服したものの新たな腫瘍が見つかり、来月(12/4)手術するとの事。



そんな和尚さんの言葉ですから一語一句が響きます。
「教育は、現代では響育が必要だ!」と仰っていました。
ぶつかり合うくらいの熱い教育が大切なのだと感じました。
それはどこでの教育か?原点から、そう家庭からです。
家庭での響育が、子供をたくましく生きていけるように育てる事ができるのです。
「子供はたくましく!」と仰っていました。
「そうすることによって、非行や不登校の数が減るよ。」
と問いかけられたような気がしました。

また、こんなお話もしてくれました。
「親の後ろ盾は誰?子供だよ」
「私の子供でいてくれてありがとう」
と、子供に感謝の気持ちを伝えよう。との事。
このフレーズ、先月聞いた山崎さんの講演の中にも出てきましたね。
「産まれてきてくれてありがとう」
内容は同じものだと思います。
それが心の教育になるそうです。
また、「地域の事は地域で守る」
地域の事も出てきました。
例として数例上げていましたが
登下校時に家の前や通りに出て挨拶や声掛けを交えながら子供たちを見守る
「軒先運動」は素敵な事だと思いました。
私も、花の水やりはその時間帯にしようと思います。来年度になってしまいますが・・・。

また、再三「一歩でなくてもいい、半歩でも前に踏み出そう!」と仰いました。
「怖くて何もしないよりもチャレンジしようぜ!」と言われてるのかなと思いました。
そんな前向きな方だからこそ、余命三ヶ月の癌も克服できたのでしょう。
でも、最初から前向きではなかったようで、
宣告された当初は、
「今のうち」という言葉がやけに心に突き刺さったり、
毎晩亡くなった方の顔、それも大きな顔が夢に出てきたりと、不安になったそうです。
そういう時に、担当医の先生や看護師さんからの温かい言葉が励みになったとの事。
プラス1の声掛けを頂いたそうです。

最後に大事な事三つを教えてくれました。
①欣び(よろこび)の心
②少しでも人様のお役に立つ
③まず、人の幸せを願う
徳を積めということでしょうか?

そしてサプライズ?ビックリしましたが
悩みが有ったら私の携帯に連絡してくださいとのことで、
携帯番号を公表されていました。



廣中さん、温かい講演有難うございました。
0

PTA大会

PTA大会、いくつあるのだろうか?
全国PTA大会in札幌 8/21.22
東海北陸ブロックPTA大会in小松 10/9.10
かほく市PTA大会 11/8
そして、今日(11/28)地場産業新興センターにて、石川県PTA大会が。
全国大会を除き、3つのPTA大会に参加させていただきました。
PTA大会で何をやるのか?
このHPにもUPさせていただいたように、表彰式や各PTAの研究発表、そして講演。
主にこのような事をしています。
今回、今年度最後のPTA大会でもある県PTA大会に行って来ました。
市P大会では歌いませんでしたが、東海北陸と今回の県P大会では
PTAの歌をうたいました。きっと全P大会でも歌うことでしょう。
皆さんPTAの歌、知ってました?




今日のオープニングは、少年の主張石川県大会入賞者の中学生による主張でした。
二人の受賞者がいましたが、一人は、「チャレンジする事が大事だ。」
もう一人は、「毎日の積み重ね。努力して何が悪い。」
的な事を主張していました。まさにその通りだと思いました。

その次に開会式が。
国歌のほかに、先ほど紹介したPTA大会の歌も歌いました。
主催者の挨拶や来賓からのご祝辞、来賓の紹介が終わると表彰式に。
表彰式では、なんと外日角小学校が県P連会長から表彰されました。
PTA団体・個人の表彰が終わると、夏に募集しました三行詩コンクール入賞者表彰が。
そしてメインイベントでもある、廣中邦充氏による講演が始まりました。
講演の内容はまた後程。
0

青春の真っ赤な血を燃やせ!

回覧板が回ってきました。
中には河北台中学校長発行の「さわやか」が入っていました。
その内容の中に懐かしいお名前が。
河北台中学校第七代校長「武田淳一」

私はこの外小出身です。
私が6年生の時に、中学校の説明会だったと思うのですが、
武田校長先生がいらっしゃいました。
中学校説明会の内容はあまり覚えていませんが、
武田校長先生が連呼していた
「青春の真っ赤な血を燃やせ!」
という言葉は、強烈に覚えています。
その年、河北台中男子バドミントン部が団体で全国制覇を成し遂げました。
武田校長先生はその事がもの凄く嬉しかったようで、
その試合の内容も事細かに話していた記憶があります。
そして話の所々に
「青春の真っ赤な血を燃やせ!」
を入れてきました。

約30年前の事ですが、いまだに覚えているフレーズです。
そうとう魂を込められて熱弁してくれたのだと思います。
あまり感受性の無いと思われる私が、今でも覚えているくらいですから。
そのフレーズがまた河北台中に蘇ってきたという事は、
現校長の茶谷校長先生も相当気に入っているのだと思います。
もし、茶谷校長先生が説明会にいらしたら、きっと
「青春の真っ赤な血を燃やせ!」
と仰ることでしょう。
1

かほく市PTA大会

11月8日(日)河北台中学校講堂にて、かほく市PTA大会が開催されました。
聞くところによると、今年で6回目になるそうです。
例年は哲学館で行っていますが、今年は河北台中講堂で。




大会の主な内容は、
・かほく市内の小・中学校のPTA活動に貢献された方々の表彰
・講演
・かほく市PTA連合会家庭教育委員会の皆様による実践発表
上記3つとなっております。




市P連表彰状贈呈の様子
今年は7名の方が表彰されました。
受賞者の皆様、おめでとうございます。




講演は、金沢工業大学大学院 心理科学研究科 教授の
塩谷亨氏による「ポジティブ心理学と日常生活のコミュニケーション」
金沢工業大学は、工業だけでなく心理学を学べる大学でもあるのですね。

講演の内容は、日常生活をポジティブに生きよう!とのことでした。

そのためには、
悪いことばかりに目を向けるのではなく、
自分に対しても他者に対してもプラスの面をきちんと見る習慣を持ちましょう。
自分の生きざま(過去も現在も)に対するプラスの評価。
将来に対する楽観的な評価。
こうすることによってポジティブな毎日を送れる。との事です。

ポジティブな心でいると、
視野が広がり良いアイデアが浮かびやすくなる。
上手くいかなくても挫けずに新しい可能性を信じチャレンジできる。
困ったとき、気楽に相談できる機会が増える。
ストレスを感じてもそれに負けない強さが備わる。
など。

ただ、ポジティブなだけだとそれも良くないそうで、
ポジティブ3:1ネガティブ
この比率バランスがちょうど良いとの事です。
ネガティブ感情は危険回避等のブレーキの役割かなと思いました。

私も、前向きに生きていく為に、日々趣味に明け暮れようと思います。
そうすることにより、3日間趣味に没頭し翌日に叱られる。それを繰り返すと
ちょうど良いバランスになるのではないか?と思われます(笑)
なにか違う?気にしない気にしない。





家庭教育委員長さん、司会等有難うございます。
コミュニケーションウィークは継続です。
継続は力なり。




今年の実践発表の内容は、読書活動についてでした。
小学校編と中学校編の2部構成になっており、
どんな風に家庭読書をしたかの調査結果報告と、
図書館司書からの各年齢別おすすめ図書の紹介でした。

家庭読書の調査では
誰としたか?の問いには
お母さんと読書をした。と回答したものが圧倒的多数を占めていました。
何をしたか?の問いでは
子が親に読み聞かせをする。と回答したものが多かったです。

おすすめ本は
1・2年
「ともだちはわに」
「うまれてきてくれて ありがとう」
3・4年
「不思議な木の実の料理法」
「図書館のトリセツ」
5・6年
「旅猫リポート」
「YA!あなたはあなたのままでいい 心が楽になる45の言葉」
を紹介していただきました。

実践発表の内容が、年々濃くなっているような気がします。
本校も、今後の事を考えると、家庭教育委員は兼務ではなく
他校のように別に置いた方がいいのかもしれませんね。
0

親子コンサート

11月6日、学校公開最終日の授業参観後に、
毎年恒例のファミリーコンサートを開催いたしました。
今年度は、ピアノ、アルトサクソフォン、ソプラノの生演奏。
「本日11月6日は、サクソフォンの考案者アドルフ・サックスの誕生日です。」と
サクソフォン奏者の筒井さんに教えていただきました。




左から、松田美樹さん(ソプラノ)生垣淑子さん(ピアノ)筒井裕朗さん(アルトサクソフォン)





演奏プログラムには子供たちが歌える曲もセレクトされていて、
その歌が始まると皆で体を揺らしながらの大合唱が始まりました。
その歌声は元気そのもの。親子で楽しいひと時を過ごしました。
最後は皆で校歌を歌いました。
サクソフォンの音が混ざると、グッと大人っぽく聞こえました。

本日のセットリスト
1.美しきロスマリン 
2.オペラ「リナルド」より
 私を泣かせてください
3.チェリー
4.リベルタンゴ
5.チャールダーシュ
6.ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より
 踊り明かそう
7.世界に一つだけの花
8.校歌
アンコール
9.世界がひとつになるまで
10.TOMORROW




どれも大変素晴らしい演奏で、予定していたプログラムが終わると、
すかさずアンコールを求める声が。
そのアンコールにも快く応えてくれました。
そして演奏終了後、子供たちからの花束贈呈。
しっかりとお礼の挨拶をしていました。
私はその時、緊張でガチガチ。
何故緊張しているのか?




挨拶が待ち受けていたからです。
もう、すべてに圧倒されっぱなしで挨拶らしい挨拶は言えなかったような・・・。
挨拶は言えませんでしたが、自分の希望はしっかり伝えました。
勇気を振り絞って、行動に出たまでです。
来年は道標が入っていることでしょう(笑)





生垣さん、松田さん、筒井さん、綺麗な歌声と演奏のプレゼント、本当に有難うございました。
0

心の教育推進大会

11月3日、県地場産業振興センター新館にて、「心の教育推進大会」がありました。



プレイベントは子供たちが楽しめるように工夫されていました。
ミサンガ作り、ひょっこり米俵作り、バランスとんぼ作りの3種類が用意されていて、
星稜大の生徒さんが、一生懸命子供たちに作成の指導をしていました。



そうこうしているうちに推進大会の時間に。
時間ギリギリまでプレイベントを楽しんでいる親子も居ました。楽しかったのでしょうね。



推進大会では、主に読み聞かせ等のボランティアの方々の表彰、
そして親子の手紙の表彰と表彰者による朗読がありました。
どの作品も、日常の何気ないやり取りなのですが、その中にも味があったように思います。
そして、スポーツキャスター舞の海秀平氏による講演がありました。
TVに出ている方ですので、面白いTVネタを交えつつの講演でした。
講演される方が話す共通の言葉は、「行動する事!」です。
行動しないと始まらないんですね。分かっちゃいるけど中々できるものでもありません。
行動できる人とそうでない人。何が違うのでしょうか?
覚悟かな?
行動といえば、会場内の座席が足りなくなった時に、教頭先生が率先して椅子を並べて座席を作っていました。素晴らしいですね。
0

子どもたちの豊かな心を育む金沢地区フォーラム



11月1日文教会館にて、金沢教育事務所タウンミーティングがありました。
金沢地区の教員やPTAの方を対象にした催し物です。

まずは、石川県教育委員会事務局学校指導課の近藤貴好氏による、基調報告。
内容は、「将来の共生社会の実現に向けた特別支援教育の推進について」
昨今、小中学生の児童数は減少傾向であるにもかかわらず、特別支援学校や特別支援学級等の介助が必要な児童は増加傾向にあるそうです。
今回の話の内容の障害児とは、主にLD・ADHD・ASDと呼ばれる障害を持った子たちが対象のお話でした。
そういう障害を持った子と健常児が共に学ぶ仕組み(共生社会)を、今後どういう風に持っていくか。現在実践している例を挙げながら難しい専門用語を交えて話されていました。
インクルーシブ教育ってなんや?合理的配慮?
興味のある方は調べてみてください。
おわりに、
「特別支援教育は、特別な子ども達に対する教育ではない。他者よりんも困難さや苦手な部分の多い子ども達の教育的ニーズを把握し、持てる力を高める教育である。」
①障害という枠から子供を見ないこと。
これは、マイナス面ばかり見てしまいがちになる。全体を見る事が大事。
②理解のある無関心が大切だ。
障害者を見て過剰に意識しない事。本当に困っている時に、さりげない介助をする程度が良い。
解説付きでポイントニ点を教えてくれました。




基調報告が終わると、
金沢工業大学大学院心理科学研究科の石川健介教授による、
「発達障害の子どもたちの学びを支える環境づくり」
という講演を聞きました。
障害を持っているけれど世界的に有名な成功者の例として、4人紹介してくれました。
水泳選手マイケル・フェルプスさん(ADHD)
俳優トム・クルーズさん(LD)
歌手スーザン・ボイルさん(ASD)
古生物学者ジャック・ホーナーさん(LD)
ジャック・ホーナーさん?誰だろうと調べてみると、ジュラシック・パークの主人公のモデルになった方で、
かつ、ジュラシック・パーク全作のテクニカルアドバイザーでもあるそうです。

障害(ハンディキャップ)のある子には、まず、学びに対する動機づけを高めることが大切だ。とおっしゃていました。
そのためには、
①難易度の調整
②完成させた課題の見える化
③ICTキャラの導入
④必要に応じた個別指導
が必要とのこと。
その他にも、ハンディに合ったICT(情報通信技術)の利用も大いに活用するべきと言っていました。
そして、参考になるサイトとして、
インクルDB
「そうか!」チャート
上記二つのサイトを教えていただきました。

教員向けの講演ではありましたが、ICTは大いに活用すればよいと私も思いました。
計算が苦手なら計算機を使えばいいし、書けなくてもキーボードが打てればパソコンを利用すればいい。本が読めなければパソコンで読んでもらえばいい。
本当に便利な世の中になってきました。英語が話せなくてもグローバル社会には付いていけそうな気がしてきました。このことから、自国の文化を知ることの重要性を改めて痛感しました。
1