スキー部News
嬉しさと、悔しさと
第72回全国高等学校スキー大会、男子10㎞フリーにおいて、24Hの山口蓮太が優勝しました。クロスカントリーでは石川県勢及び本校初の快挙です。祝電やメール、沢山のお電話も頂戴し本人も喜んでおります。先ず以って御礼申し上げます。
過去で平成13年にアルペン種目で 梶悠亮さんがGS優勝、SL3位、山本直人さんがCL10位、F3位に入賞し、学校対抗でも2位となったことがあります。アルペン部顧問の本田先生と、鶴来の歴史を塗り替えようと、切磋琢磨してきました。
惜しくも今回は山口の得点で、学校総合10位にとどまりましたが、まだ来年も在籍することから、今年以上の成績を期待せずにはいられません。
さて、レース日の話を少し紹介します。当日の朝、かなり緊張していました。一緒に朝食を食べながら、何度も深呼吸している姿に「チャレンジ精神をもって10㎞滑りきることだけに集中しよう」と声かけしました。後にその言葉が効いたということを言ってくれましたが、顧問も前日はよく眠れず、朝は4時に起きてしまい、これではいけないと気持ちを落ち着かせるべく、これまでの練習ノートを何度も見返して「大丈夫だ」という気持ちに、まず自分を整えることが出来たことも良かったのかと思います。高校生は前半からガンガンいってしまうので、後半のもちがよくありません。そのまま滑り切った選手が好成績をあげますが、今回の会場は「高地」です。よくよくレース展開をプランニングし、本人も踏ん張りどころをよく理解していたので、トータルでの動きがうまくいき、好成績となりました。スキー選びも、直前に行われた全日本選手権での失敗を教訓に、伸び仕様で戦おうと、良いものを選択できましたし、WAX等々の選択も2人で良いものを見つけ出すことが出来ました。応援に来られた高体連理事長にも、最後の静電気を取る拭き上げ作業に加わってもらい、チーム石川一丸で送り出せたことも要因の一つです。本当に感謝しています。
夏場から「ハイアルチ」という低酸素トレーニング施設での練習を含め、様々な高地対策を行ってきました。特に後半の粘りということで、取り組んだのは、量的なものより、練習の質を向上させることでした。長距離系の競技ではありますが、いかにリラックスして速いスピードを維持できるか。様々な練習が実を結びました。もちろんそれを行った本人の努力以外なにのもでもないですが、練習内容をよく理解し、取り組んでくれた結果です。
タイトルにあげました「悔しさ」とは、2日目のクラシカルで、表彰台に上った、ひとつ前にスタートした選手に追いつきそうになりながらも、転倒してしまったことです。しかしながら、サポートテントに戻ってきた山口が号泣して悔しがっている姿をみて「彼は前日の優勝に満足していない。これからもっともっと伸びる」という気持ちになりました。嬉しさも大切ですが「チャレンジ精神」を持ち、諦めない心が育っている証拠をみせてくれたことが、顧問として本当に嬉しかったです。
将来の日本代表を目標として、年間を通して地道に練習してきました。シーズンはまだまだ続きます。今後とも皆様のご声援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
常陸宮賜杯第73回中部日本スキー大会
1月28日(土)に富山県たいらスキー場にて、中部日本スキー大会が開催されました。
来年度のインターハイが行われるコースでのレースでした。
結果は
少年男子
2位 下 康生 (24H)
23位 吉川 天晴 (34H)
少年女子
9位 北川 愛梨 (24H)
下選手が2位に入りました。
膝の不調のため、本来出場予定のレースを数戦キャンセルし治療に充てていた期間があり、それが明けて最初のGSレースでこのような結果を得ることができたことは大変良かったことであり収穫でもありました。ただ、悔しさも感じるレースであったと思います。
また、インターハイにむけて気持ちを切り替えて練習に励んでいきます。
表彰式
石川県高校総体 兼 全国高校総体予選
1月11日(火)12日(水)の二日間にわたり、白峰アルペン競技場・白峰クロスカントリー競技場にて第59回石川県高等学校スキー選手権大会 兼 第72回全国高等学校スキー選手権大会石川県予選会がおこなわれました。
鶴来高校の選手たちは今まで練習してきた成果を十分に発揮し、素晴らしい成績を収めました。各競技の結果は以下の通りです。
1月11日(火)
男子GSL
1位 下 康生(24H)
6位 吉川天晴(34H)
女子GSL
2位 北川愛梨(24H)
男子10kmクラシカル
1位 山口蓮太(24H)
女子5kmクラシカル
1位 清水那菜(11H)
1月12日(水)
男子SL
1位 下 康生
5位 吉川天晴
女子SL
2位 北川愛梨
男子10kmフリー
1位 山口蓮太
女子5kmフリー
1位 清水那菜
総合
男子総合 1位
女子総合 1位
男子アルペン総合 1位
女子アルペン総合 2位
男子ノルディック総合 1位
女子ノルディック総合 1位
個人・総合含め素晴らしい結果を残してくれました。
しかし、スキー部の合言葉は「全国で勝負」であり、この予選の結果に満足することなく来月7日に開幕する全国高校総体にむけて、良かった点を伸ばし、改善点を克服するための練習に励んでいきます。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
北國杯
新年あけましておめでとうございます。
本年も鶴来高等学校スキー部をよろしくお願いいたします。
アルペンセクションは1月7日(土)に無事北海道遠征から帰郷しました。いよいよ来週から始まる全国高校総体予選、国体予選に向けて県内での練習・大会に臨んでいます。
1月9日(月)には白峰アルペン競技場にて、今シーズンの県内大会のスタートをきる北國杯が行われました。
結果は以下の通りでした。
高校・一般男子
1位 下 康生 (24H)
18位 吉川 天晴 (34H)
高校・一般女子
3位 北川 愛梨 (24H)
高校・一般男子では下康生選手が見事優勝を果たしました。また、女子の方でも北川愛梨選手が表彰台の3位を果たしました。
男女とも好成績を残し、高校総体&国体予選に臨みます。
表彰式の様子
高校・一般男子
高校・一般女子
また、余談ですが今回のレースでは多くの鶴来高等学校OB・OGが入賞を果たしていました。鶴来高等学校の伝統を感じることができ非常に感動しました。
ちなみに男子は1位~6位まで全員が現役もしくはOBです。
高校・一般男子
2位 森田智也(平成30年3月卒業)
3位 高田賢吾(平成26年3月卒業)
4位 山口福太(平成29年3月卒業)
5位 小山一樹(平成18年3月卒業)
6位 岡田恭平(平成31年3月卒業)
高校・一般女子
2位 高田栞里(平成29年3月卒業)
先輩たちが作ってくださった伝統を胸に、今シーズンも地道に精進していきます。
スポーツ科学コースの発表がおもしろい
昨日から4日に分けて、スポーツ科学コースの生徒達がそれぞれのテーマに沿って発表を行いました。