校長のつぶやき
2020年8月の記事一覧
人のふり見て我がふり直せ
6、7月の授業も終わり、次の言葉の大切さが痛いほど分かった学期でした。
「人のふり見て我がふり直せ」
本来なら、就職を前にした高3生の緊張感溢れる姿を1,2年生にもっと見てもらいたい。部活の公式試合で、相手と果敢に闘う上級生の姿を下級生にみてもらいたい。毎年こうして学校のサイクルが回り、下級生たちの覚悟が育っていたのでしょう。
このように、学校には多くの集団活動があり、そこで若者の自主自律の心が育ってきました。
ところが、今年は、長期休業、部活大会中止、学校行事の中止または縮小により、大切な「人のふり」に接する機会をどうやって確保し、「我がふり」に生かせる指導をしていくか、その難しさに悩む日々が続いています。
ただ一つ言えるのは「周りから学び取ろうとする自覚」。今まで以上に、これを持っているかどうかが成長の分岐になりそうです。
そこで、夏季休業中の本校生徒の皆さんへの宿題です。
「人のふり見て我がふり直せ」。この実践です。これを8月のテーマとします。