学校日誌

2025年5月の記事一覧

冷凍庫を探究する【1年 生物基礎】

生物基礎の授業で、代謝や酵素の学習内容をもとに、「冷凍庫で食べ物が腐りにくいのはなぜか?」という問いを考える探究活動を行いました。

 

生徒たちはクロムブックを使って調べながら、授業で学んだ知識と結びつけて、グループごとに考察を深めていきました。

 

活動のまとめでは、生徒が作成したスライドをChatGPTに読み込ませ、内容の分析を実施。

共通する視点や優れた表現が瞬時に可視化され、生徒の学びを客観的に振り返ることができました。

   

日常の疑問を科学的に捉え直すことで、生物の学びが自分事として実感される機会となりました。

 

生徒の振り返りから

「冷凍庫は低温環境によって微生物の活動を鈍らせ、食品の劣化を抑制する温度になっているのは知っていたけど、なぜ食べ物が腐るのかということを改めて聞かれたら難しいなと思った」

「チャットGPTですぐに意見がまとめられていてわかりやすかった」

「チャットgptが自分たちが書いた考えを評価していてとてもすごいと思いました」

神経のはたらきをICTで可視化【3年 生物】

生物の授業で、コロラド大学が提供する「PhETニューロンシミュレーション」を活用し、神経細胞の働きや電気信号の伝わり方について学習しました。

  


普段は目に見えない体内のイオンの動きや電位変化を、ICTを使って視覚的に確認することで、静止電位や活動電位のしくみを直感的に理解することができました。

 

生徒の振り返りから

「イオンの移動の仕方、チャネルの開くタイミングをクロムブックで確認できてわかりやすかった。Kのほうが移動することがわかった。」

1日の消費エネルギーを計算する【1年 生物基礎】

生物基礎の授業で、代謝に関する学習の一環として、自分たちの生活の中での消費エネルギーを計算する実践的活動を行いました。

 

スプレッドシートにあらかじめ関数を組み込み、活動の種類とその時間を入力することで、自動的に消費エネルギーを算出できる仕組みを活用しました。

また、各活動の消費エネルギーの割合が円グラフで自動表示されることで、日常生活におけるエネルギー消費の傾向を視覚的に把握できるよう工夫しました。

  

この活動を通して、生徒たちは体のはたらきとエネルギー代謝の関係について理解を深め、自分の生活を科学的に振り返る機会となりました。

 

生徒の振り返りから

「睡眠中や授業中など、気づいていないだけで様々な場面で常にエネルギーを消費していることを知りました。グラフで視覚的に見ることで、その実感がさらに深まりました。」

「ATPがADPに分解されるときにエネルギーが放出されること、そしてそのエネルギーが体を動かすもとになっていると知って、体のしくみに対する理解が深まりました。」

身近な衣料から繊維を考える!【2年 科学と人間生活】

2年の「科学と人間生活」の授業で、身の回りの衣料品(制服・体操服・パーカー・カッパなど)に使われている素材を調べる活動を行いました。

生徒たちは、自分の衣料について

・いつ使うか(場面)

・どんな性質があると良いか(予想)

・実際の素材とその特徴

・予想との違いや気づき

を整理してまとめました。

 

 

 

 

 

 

学習内容と日常生活をつなげる学習を通じて、科学的な視点から考える力を養っています。