SGHの活動を紹介します
SG米国研修(5日目活動報告)
アメリカでの生活や英語の聞き取りに慣れてきたと思っていた今日この頃ですが、今日の研修ではいろいろな意味で雷に撃たれた生徒が多かったと思います。
米国研修リポート第六弾始まります。
本日はAvanadeという、IT・テクノロジーを専門とするコンサルティング会社に伺いました。
到着後は会社見学やミニクイズなどでアイスブレイクを行いましたが、高層ビルの61階にあるオフィスには最先端テクノロジーが展示されており、カフェが併設されたオシャレな空間に驚愕させられました。
その後はパネルディスカッションを聴講しました。これまでの日常会話とは異なり、アメリカ人同士によるとても速い英語のやりとりで、かつ、ある議題についての討論を聞いて意見を理解することがとても難しく感じられました。早々と2発目の雷が落ちたと思います。
パネルディスカッションについては、理解度が数パーセントというような生徒も少なからずいましたが、8割だ、9割だという生徒も何名かいて頼もしさも感じました。
なお、私は完全なる0%だったため、同行している英語の先生に教えてもらったところ、仕事以外の生活も大事にする姿勢、自分の価値を第一に考える姿勢、誰に対しても自分がどういう人間か、自分はなぜそう考えるのかなどを説明できるようにしておくことで、仕事でもプライベートでも自分の価値を保つことができるという趣旨だったとのことです。
ランチをはさんで午後はエレベーターピッチという、エレベーターに乗っている短い時間で自分のことや自社のビジネスなどを簡潔に説明し、相手の興味を引いて次の行動につなげるプレゼンテーション手法についてレクチャーを受けました。
何名かの生徒が自己紹介のエレベーターピッチを実践してくれ、率先して手を挙げる生徒たちにここでも頼もしさを感じました。
能ある鷹は爪を隠すや出る杭は打たれるということわざがあるように、謙虚さが美徳とされる日本とは違って、アメリカでは自分に何ができるかという自己PRが他者との差異を伝える重要な手段となっています。これは、テストの点数や出身大学といった外部評価よりも、自己理解に基づく内面的な自己評価を重視する文化を強く反映しており、生徒たちも自己との対話の重要性に改めて気付かされたと思います。
次に2名のプレゼンを聞きました。一人はマサさんという日本の方で、海外で働くことになった経緯を交えながら、困難にぶつかったときの対処について楽しくプレゼンしていただきました。そしてもう一人はカミリュさんというアメリカの方でしたが不登校・中退、そして学び直しの経験を持ちながら今ここに至る過程と自分らしさについてお話しくださいました。
専門性を身につけることと、自分にしかないオリジナリティを理解することのどちらも重要であることを、カミリュさんは自分が性的マイノリティーであることやびっちりとタトゥーが入った腕を見せながら100%の自己開示で我々にプレゼンしてくれました。とてもメッセージ性が強く、今日一番の気持ちよい雷撃でした。
最後に、三度目となる課題探究のプレゼンを行い、意見交換をしました。
Avanadeの方だけでなくNYdVの皆様、三菱商事のマサさんなど多くの方のおかげでとても素晴らしい一日を過ごせました。 これまでの研修内容も成長につながる有意義なものでしたが、今日の研修はニューヨークという街のパワーでブーストがかかった大変有意義なものになりました。