理数科お知らせ
【教育関係者対象】理数科1年「理数探究基礎」公開授業 質量保存の法則を題材とした データの分析・評価のための実習について
本県では、平成15年度より石川県立金沢泉丘高等学校において「スーパーサイエンスハイスクール」事業を実施しているところであります。本校は認定枠指定を受け、世界に羽ばたく科学系人材の育成を目指して本事業を進めております。
このたび、標記公開授業を下記の要領で開催しますので、お知らせします。
1.趣 旨 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。
2.日 時 令和7年12月5日(金)13:05~14:55
3.会 場 石川県立金沢泉丘高等学校(石川県金沢市泉野出町3-10-10 TEL:076-241-6117)
4.参加対象 全国の高等学校、中学校の教職員 等
5.申 込 参加を希望される方は、12月1日(月)までに、参加申込書(別紙様式)を下記メールアドレス宛にご提出ください。(宛先)k-arano@pref.ishikawa.lg.jp
6.そ の 他 直接来場される方は、校地内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。
※実施要項
【ご案内】金沢泉丘高校理数科1年「理数探究基礎」公開授業.pdf
※申込はこちらから(教育関係者のみ)
【教育関係者対象】「理数科2年生 理数探究校内中間発表会」 の開催について(ご案内)
このたび、標記発表会を下記のとおり、対面及びオンデマンドにて公開しますので、お知らせします。参加を希望される方は、10月29日(水)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。※保護者の方は申込不要です。当日、会場にお越しください。
1.趣 旨 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。
2.日 時 令和7年11月3日(月・祝)8:30~11:50
3.会 場 石川県立金沢泉丘高等学校 大会議室(2階)
石川県金沢市泉野出町3-10―10 TEL:076-241-6117
4.参加対象 全国の高等学校、中学校の教職員 等
5.日 程
8:00~ 8:25 受付(正面1階)
8:30~ 8:40 開会式
8:45~11:45 研究発表(8件)
11:45~11:50 閉会式
6.参加申込 10月29日(水)までに、以下の申込書を電子メールにてご提出ください。
なお、視聴用URL は視聴申込みされた方のみに後日お知らせします。
(宛先 k-arano@pref.ishikawa.lg.jp)
【ご案内】金沢泉丘高校理数科2年「理数探究」校内中間発表会.pdf
【申込書】金沢泉丘高校理数科2年「理数探究」校内中間発表会.docx
7.そ の 他 直接来場される方は、校地内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。また、オンラインでの視聴を希望される方には、後日、オンデマンド配信いたします。ご希望を参加申込書に記載してください。
つくばサイエンスツアー【2日目】
【2日目】
2日目は午前が2班に、午後は4班に分かれて活動しました。A班は物質・材料研究機構(午前)と産総研の地質標本館(午後)、B班は物質・材料研究機構(午前)と気象庁気象研究所(午後)、C班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と防災科学技術研究所(午後)、D班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と国土技術政策総合研究所(午後)をそれぞれ訪問しました。
物質・材料研究機構【A・B班】午前(20名)
最初はミニ講義「AI時代の材料研究」を受講し、金属当て体験学習で様々な金属に直接触れて、その性質を学びました。今年は本校の山口先生がブリキとトタンの違いについて説明する場面もありました。その後は2グループに分かれ、ラボツアーに参加し、高分解能電子顕微鏡を見せていただいたり、研究者の方から多孔質高分子の開発について直接お話を聞く機会もありました。お話のなかで、「研究は基本自分の好きな分野であるが、自分の研究を意義のあるものとして社会に納得してもらうためには、知識が必要であり、それを習得するために勉強が必要なのである。」という部分が印象的でした。
産総研 地質標本館【A班】午後(10名)
地球の歴史、生活と鉱物資源、生活と地質現象、岩石・鉱物・化石という4つの展示室があり、職員の方が丁寧に解説してくださいました。私たちの質問に何でも答えてくださり、とても勉強になりました。実際の岩石や鉱物・化石を観察し、流れる水の作用でどのように地形が形成されるかという装置などで学ぶことにより、地球科学の知識を深めることができました。
気象庁気象研究所【B班】午後(10名)
気象研究所は、気象・水象・地象に関する総合的な研究を組織的に行うことができる研究機関で、今回は積乱雲や豪雨の発生・発達を捉えるための新しい観測データの紹介をしていただき、小型のドローンを用いて下層大気を観測し、降水予測への効果を説明していただきました。屋外施設の見学では、電波の代わりにレーザー光を用いた「ライダー」というレーダーの紹介があり、オゾンなどの大気微量成分や水蒸気、風、気温、エーロゾル、雲などの分布の測定に使われていることがわかりました。
高エネルギー加速器研究機構【C・D班】午前(20名)
まず資料館を見学し“加速器”とは何かを知りました。その後、高エネルギー粒子から放出される様々な電磁波を測定するフォトンファクトリー、電子と陽電子を衝突させるBellⅡ測定器などを見学し、専門家から詳細な話を伺うことができました。少し難しい話もありましたが、丁寧に説明してくださったので、生徒達も理解しやすかったようです。今年はBellⅡ加速器がメンテナンス中で実験を行っていなかったため、実際に加速器を見学することができました。
今回、資料館の見学の際に偶然研究者の方がいらっしゃったため、直接お話を伺うことができました。
防災科学技術研究所【C班】午後(10名)
防災研ではまず、耐震実験装置と大型降雨実験施設を見学しました。耐震実験装置は現在は巨大岩石摩擦試験機として活用されていること、また、降雨実験施設は、施設自体が移動可能となっており、効率よく実験が行われていることがわかりました。そして、いわゆる「地震ザブトン」の体験をしました。東日本大震災などの過去の大地震や想定東海地震など、体験する地震を選ぶことができ、揺れの大きさや特徴を体験することができました。
国土技術政策総合研究所【D班】午後(10名)
試験走路を用いた道路の実験では、傾斜角27度の試験走路を使うことで、短距離で高速運転できる仕組みの説明を聞きました。コンクリートやアスファルトなど、異なった素材を使用した道路もあり、素材による道路の劣化速度の違いを研究していることもわかりました。また、燃えた橋の一部を使った橋の適切な維持管理に関する研究や、遠隔操作で重機を操るデジタルトランスフォーメーションに関する研究など、職員の方のお話から、様々な研究を行っていることがわかりました。
つくばサイエンスツアー【1日目】
9月29・30日に、茨城県つくば市の研究施設を訪問するサイエンスツアーを行いました。
【1日目】
つくば宇宙センター(全員)
宇宙センターの概要説明を聞いた後、2グループに分かれて宇宙飛行士養成エリアの見学と「きぼう」運用管制室の見学を行いました。宇宙飛行士養成エリアでは、宇宙飛行士が船外活動をする際に着用する宇宙服の説明や、宇宙で行っている実験の説明を聞きました。また、宇宙飛行士選抜試験で実際に使用される低圧環境実験設備なども見学しました。「きぼう」運用管制室では、それぞれの区画がどのような業務を行っているのか詳しく聞きました。管制室は人影がまばらでしたが、これはISSの時間に合わせて活動しているためで、17時頃から人が増えるそうです。
見学ツアー後は、展示館「スペースドーム」へ行き、それぞれが気になった展示を自由見学しました。解説員の方に詳しい話を聞いている生徒もいました。
理数科野外実習 糸魚川ジオパーク研修を開催しました
7月30日(火)に、理数科の野外実習で糸魚川市を訪問し、主に地学分野の野外実習を行いました。日本有数のジオパークである糸魚川市は、糸魚川ー静岡構造線やフォッサマグナ、様々な岩石やヒスイなど、見所が沢山あり、日帰りでしたが充実した実習を行うことができました。
【フォッサマグナミュージアム】
まず、ホールで学芸員さんから、糸魚川・ジオパーク・フォッサマグナ・糸魚川‐静岡構造線について講義を聞き、その後館内を自由見学しました。今年は、フォッサマグナを発見したナウマン博士が来日して150周年の年で、特別展示も見学することができました。
【フォッサマグナパーク】
整備された遊歩道を歩き、糸魚川ー静岡構造線の断層露頭や枕状溶岩の観察を行いました。地学の大濵先生が、各ポイントで解説しました。
【親不知海岸】
翡翠ふるさと館で糸魚川観光協会のガイドさん2名による岩石の説明を聞き、その後は各自、石ころ探索キットを用いて標本作りを行いました。石の同定はパンフレットに見つつ行うのですが、これがなかなか大変。今年は、ヒスイかもしれない石を見つけた生徒が数名いました!
今年は天候に恵まれ、暑いくらいでしたが、全員元気に実習を終えることができました。