理数科お知らせ
2年理数科 米国研修⑦
米国研修4日目です。今日はホストファミリーに送迎してもらい、ラファイエット駅に集合しました。そこからバスで1.5時間移動し、スタンフォード大学に到着。最初にメモリアルコートの前で集合写真を撮りました。
気温35℃の強烈な日差しを浴びつつメモリアルコートを通過し、その後は4つのグループに分かれて大学内を見学しました。
メモリアルチャーチは外から見ても歴史を感じる建物でしたが、中はステンドグラスが息をのむほど美しく、荘厳な雰囲気がありました。思わず声を潜めますが、せっかくなので写真を1枚。
そのあとは、フーバータワーや図書館、色々なお店が集まった学生食堂のようなところを回りつつ、案内してくれた大学生に色々話を聞きました。日本人の方もいて、同じアジア人でも中国人や韓国人は多いけど、日本人は少ないんだと話してくれました。大学内はとても広く、キャンパスツアーでは中心部を歩いて移動しましたが、大学生は自転車やキックボードで移動する人が多かったです。
午後は楽天を訪問し、日本語で企業の説明をしていただきました。
会社に入ってすぐのスペースには有名なバスケットボールチームのユニホームがサイン入りで飾られています。日本では有名な企業ですが、アメリカではあまり知られていないということで、知名度を上げるためにスポンサーをしているそうです。
他にも、社員のためのジムや食堂、休憩スペースを見せてもらいました。また、フリーアドレス(固定席がなく自由に席を選ぶスタイル)を取り入れており、社員同士が交流をしやすいように工夫しているそうです。休憩スペースにある飲物を1人1本ずついただきました。
楽天の社内を見学した後は、株式会社IHI、K&Associates、楽天の3社の方からお話を聞きました。IHIはジェットエンジンの生産、次世代ロケット「イプシロン」の開発製造などを行っている総合重工業グループです。乗ってきた飛行機のエンジンをつくっていたのかも?「イプシロン」と聞いて、昨年のつくばサイエンスツアーを思い出します。K&Associatesはコンサルティングサービスを行っている会社で、楽天は言わずもがなです。
短い時間でしたが、中身のぎゅっとつまった印象に残る話をたくさんしていただきました。経歴や高校時代の過ごし方・考え方など、それぞれ違っていましたが、海外に挑戦してほしいという思いが伝わってきました。お一方のお話を下にまとめてみました。
『日本ではエリートコースを歩んでいたけど、海外の大学に来て圧倒的にすごい人たちと出会い、世界と自分の差分に気づいた。今の高校生は世界と関わらずには生きていけない世代。まずは、自分の置かれた立ち位置で戦い、力があるなら世界と戦おう。不戦勝を良しとしてほしくない。場所を選ぶことで人生が決まる。いい場所に行くといい人がいて、いい機会が得られる。』
最後に質問の時間があり、「素晴らしい経歴で、日本にいても十分いい生活できたのに、海外で働くモチベーションはどこからきたのでしょうか?」など鋭い質問がでました。お二方がこの質問へ解答してくれたのですが、モチベーションとなった経験が正反対だったのが興味深かったです。
2年理数科 米国研修⑥
米国研修3日目です。モンゴメリー駅に集合する生徒たちは、もう慣れたものです。
午前中は昨日の続きでした。各グループが事前に決めていたDiscussionのテーマはDepopulation、Mental Health、Natural Disaster、New transportation、Aging Societyです。最初の活動として、これらを解決するための最適なアイデアを決めました。アイデアは昨日の午後、インタビュー活動の前に1人20個を目標に書いていたので、その中からグループで話し合い、最終的に1つを選びました。その後、そのアイデアをベースに解決案の試作をポスターにまとめ、いよいよ発表です。
アイデアは試作段階なので色々な質問が上がります。発表後は、質疑応答をふまえてアイデアの改善点などを話し合いました。この一連の活動は「Design Thinking」と呼ばれるものです。
企業でも取り入れている思考法を、すべて英語でやり切ることができました。
午後は、ゴールデンゲートパークにあるカルフォルニア科学アカデミーを見学しました。
1つの建物内に水族館や博物館、植物園、プラネタリウムなどが集まった世界で唯一の施設です。
他にも、過去にサンフランシスコで起きた地震の揺れを再現したものを体験できたり、世界でも珍しいアルビノのアメリカアリゲーターが展示されていたりと、色々な自然について学べます。
亜熱帯温室の「RAINFOREST」だけで何時間でも過ごせそうなくらい、盛沢山でした。
2年理数科 米国研修⑤
研修2日目の続きです
午後のメインの活動は外に出てインタビューをすることでした。
「What are three words you would use to describe yourself and why?」などの10個の質問、または自分で考えた質問を、ベンチで休んでいる人や道行く人、働いている人に尋ねます。
相手が日本人でも勇気のいる活動を、アメリカ人に英語でするというチャレンジング企画。思い切って声をかけ、断られて落ち込んだり、答えてくれた人の話を一生懸命聞いたりと、大きな経験になったようです。
2年理数科 米国研修④
米国研修2日目です。
モンゴメリー駅に集合する際、一部の生徒は乗っていた電車が点検で10分ほど止まるというハプニングに遭遇。乗っていた生徒は「アナウンスは聞き取れなかったけど、周りの乗客が焦ってなかったからこれは動くやつだと(判断した)」と落ち着いた様子でした。
その後は歩いてStudy Centerまで移動し、5つのグループに分かれて研修開始。
各グループに1~2名のDiscussion Leaderがつき、アイスブレイクの後、事前に決めていたテーマに関する10個の「開いた質問」をつくりました。開いた質問とはhow、What、WhyなどのYes/Noで答えられない質問です。
そのあと、Discussion Leaderがローテーションでグループを周り、生徒は先ほど作った質問を投げかけます。当然Yes/Noではない答えが返ってくるので聞き取るのが大変!
インタビュー後は「What was the same?」「What was different?」など回答を振り返り、テーマについて自分たちは何ができるかを議論しました。
ランチは、グループごとにStudy Center近くのお店に行きました。
下の写真は生徒が撮ったものです。
続く
2年理数科 米国研修③
米国研修1日目、最後のご報告です。
生徒は2人ずつ、ホームステイ先の家族に温かく迎えられ、それぞれ家に向かいます。
みんな時差ボケを感じさせない、いい顔をしています。