理数科お知らせ

課題探究Ⅰ キーワードグループ内発表会を開催しました

 12月12日(火)6・7限に、課題探究Ⅰのキーワードグループ内発表会を発表会を開催しました。生徒達は、キーワード毎に分かれた教室で、グループ毎にこれまでの研究の成果を口頭発表しました。文理融合のチームは今年初めての試みでしたが、それぞれの良いところがブレンドされ、とてもバランスの良い発表となっていました。質疑応答も活発に行われました。

 みなさん、発表お疲れさまでした!今回の発表会で、各キーワード毎に1班が選抜され、12月22日(金)の学年全体発表会で発表を行います。代表になったグループの皆さん、次の発表も頑張ってください!

 

【代表班】

「(異文化)・料理を通した異文化理解」 志萱さん、別府さん、小泉さん、前島さん、宿谷さん

「(教育)・学びのNextStage」 國司田さん、刈本さん、木下さん、寺田さん、河村さん

「(お金)・紙幣をピン札にする」 長島さん、髙橋さん、英さん、斉藤さん、皆川さん 

「(プラスチック)・廃棄野菜からプラスチックの代替品を作る」 土田さん、横川さん、米山さん、井村さん

「(動物)・竹で馬を救おう!」 森澤さん、谷本さん、向さん、由里さん、中村さん

「(食)・草食動物になろう」 林さん、中村さん、村本さん、米山さん、越村さん

「(エンタメ)・大衆小説 スマホで見るか?書籍で見るか?」 戸田さん、福田さん、横山さん、垣内さん

「(ジェンダー)・ゲームで深めるLGBTQへの理解」 山本さん、金本さん、宮﨑さん、村田さん、田中さん 

「(自然災害)・安全なロウソクを作ろう」 髙嶋さん、堀さん、中村さん、成田さん、後藤さん

「(IT)・ITを活用した学校生活の改善方法の検討」 浜谷さん、田邊さん、秋田さん、宮田さん

「(建築)・誰でも使える最強のダンボールを創る」 髙田さん、山本さん、石川さん、牧野さん、吉田さん

「(運動)・音楽は走りにどのような影響を与えるか」 庄源さん、ザストロウさん、安田さん、谷内さん、中本さん

「(エネルギー)・ジャイロ効果の有効的な活用」 木村さん、足立さん、長養さん、寅ヶ口さん、中川さん

「(健康)・運動による豆つかみのタイムの増減」 渡邊さん、池田さん、牧野さん、渡部さん

「(都市・地域)・廃校でつながる地域のWA」 中川さん、廣島さん、鶴山さん、中西さん、蓮池さん、米澤さん

「(海と陸の環境)・カードゲームによる環境問題意識改革」 岩高さん、田中さん、櫻吉さん、千田さん、宮越さん

石川県立大学でDNAの実習を行いました

 11月17日(金)に理数科1年生が石川県立大学を訪問し、実習を行いました。今年は生物資源工学研究所 ゲノム情報利用技術教育センターの中谷内先生と、ティーチングアシスタント(TA)の学生さんがついてくださいました。

 テーマは「リアルタイムPCR法によるウイルスの検出」。PCRや電気泳動についての講義を受け、DNAウイルスの希釈液を作成し、リアルタイムPCRで目的のDNA断片を増幅する実験を行いました。また、通常のPCR法で増やしたDNA断片を電気泳動する実験も同時並行で行いました。事前にマクロピペットの使い方を復習していたので、スムーズに実験を進めることができました。

雷についての講義を受講しました

 11月15日(水)に、理数科2年生を対象に、大阪大学大学院工学研究科の和田先生による特別講義を開催しました。和田先生の研究チームは、放射線や電波帯での雷観測の研究を行っており、本校を含む複数の高校の屋上に観測装置を設置し、観測を行っています。講義では、雷発生のメカニズムや先生のチームの研究紹介を聞き、雷についての知識を深めることができました。また、講義後には数名の生徒が実際に屋上まで同行し、作業の様子をみせてもらい、解説を聞く機会もありました。

 

理数探究の校内中間発表会を開催しました

 11月3日(金・祝)の1~4限に、理数探究の校内中間発表会を開催し、理数科2年生が4月から研究してきた内容を発表しました。生徒達は、昼休みや放課後の時間も使い、実験や資料の作成を行ってきました。今回の発表会で得た意見・アドバイスを今後の研究活動や次の発表(2024年1月23日予定)に是非活かしてほしいと思います。

 また、金沢大学の中山先生、北陸先端科学技術大学院大学の小田先生、本校卒業生の松本さん、堀中さん、萬田さん、山口さん、中川さんから講評をいただきました。貴重な助言や生徒目線からのアドバイスをありがとうございました! 

CS学際科学の特別講義を行いました

 10月24日(火)の3・4限に、1年理数科のCS学際科学の授業で、深津武馬先生(産業技術総合研究所首席研究員、東京大学大学院教授/筑波大学大学院教授、ERATO深津共生進化機構プロジェクト研究総括)によるオンライン特別講義を行いました。テーマは「ともに生きる昆虫と微生物:その多様性と繁栄の秘密」で、寄生や共生といった生物間の相互作用について学ぶことができました。

生徒の感想(一部抜粋)

〇私たちからは見えない生物の内部では実は複雑な共生関係が存在していたのだと知り、まだ知らない世界には興味深いことがたくさんあるのだと感じた。

〇豊富な種類の生物や細菌が共生しているので、もしかすると人間がつくりたいと考えた性質も組み合わせ次第でなんでもつくれてしまうのではないかということが気になった。昆虫と細菌という狭い世界でも不思議なことがたくさん起きていることが知れてとても印象に残る講義だった。

つくばサイエンスツアー【2日目】

 2日目は4班に分かれ、A班は農研機構(1日研修)、B班は産総研の地質標本館(午前)と理研のバイオリソースセンター(午後)、C班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と防災科学技術研究所(午後)、D班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と物質・材料研究機構(午後)をそれぞれ訪問しました。

 

農研機構(遺伝資源センター、ジーンバンク、食と農の科学館、果樹・茶業研究部門)【A班】午前・午後

 今回訪問したのは、様々な生物の遺伝資源を収集・保存している研究機関で、保存場所を実際に見せていただきました。また、高品質、高付加価値を持った農産物や食品の研究や、スマート農業についてのパネル展示があり、日本の農業技術の発達について学びました。研究者の方から直接お話を伺うこともできました。また、梨の糖度測定を体験し、実際に圃場を見学することもできました。

産総研 地質標本館【B班】午前

 地球の歴史、生活と鉱物資源、生活と地質現象、岩石・鉱物・化石という4つの展示室があり、ガイドの方が解説してくださいました。標本数が多く、普段は見られない貴重なものも多く見ることができ、地球科学の知識を深めるとともに、地球に潜む様々な可能性に触れる機会になりました。

産総研 バイオリソース研究センター【B班】午後

  バイオリソース研究センターでは、研究に使われる実験動物等のバイオリソースの整備について詳しく説明していただきました。バイオリソースの整備が生命科学の発展を支えていることが実感できました。また、事前学習で疑問に思ったことを質問し、学びを深めました。

高エネルギー加速器研究機構【C・D班】午前

 ここでは、まず資料館を見学し、“加速器とは”何かを知りました。その後、高エネルギー粒子から放出される様々な電磁波を測定するフォトンファクトリー、電子と陽電子を衝突させるBellⅡ測定器などを見学し、専門家から詳細な話を伺うことができました。ちょうどBellⅡ加速器が稼働していない期間だったため、これまでは見ることのできなかった区域の見学もすることができました。

防災科学技術研究所【C班】午後

 防災研ではまず、代表者(今回はご厚意で5名)が地震ザブトンの体験をしました。東日本大震災などの過去の大地震や想定東海地震など、体験する地震を選ぶことができ、揺れの大きさや特徴を体験することができました。また、大型降雨実験施設の見学では、効率的に実験を行うため施設自体が移動することや、広大な実験施設の4分の1面ずつ雨を降らせることができるなど、巨大な施設を効率的に使用し多くの実験を行っていることがわかりました。

物質・材料研究機構【D班】午後

 最初はNIMU(物質・材料研究機構)に関するセミナーを聴講し、金属当てゲームで様々な金属に直接触れて、その性質を学びました。その後、施設を見学し、素材の耐久性などを測定する様子などを観察しました。無機物質だけでなく、有機物も素材!!可能性は無限大です。

 

つくばサイエンスツアー【1日目】

 10月19・20日に、茨城県つくば市の研究施設を訪問するサイエンスツアーを行いました。

 1日目は筑波宇宙センターで研修を行った後2班に分かれ、1班は建築研究所を、2班は国土地理院の地図と測量の科学館をそれぞれ訪問しました。

【1日目】

つくば宇宙センター

 宇宙センターの概要説明を聞いた後、2グループに分かれて宇宙飛行士養成エリアの見学と「きぼう」運用管制室の見学を行いました。宇宙飛行士養成エリアでは、宇宙飛行士選抜試験で実際に使用された部屋を見ることができ、宇宙で行っている実験の説明を聞くこともできました。「きぼう」運用管制室では、それぞれの区画がどのような業務を行っているのか詳しく聞くことができました。モニターでNASAの管制室の様子やISLから見たリアルタイムの地球の様子を見ることもでき、大変貴重な体験をすることができました。

建築研究所

 実大構造物実験棟とユニバーサルデザイン実験棟を見学し、説明を聞きました。実大構造物実験棟では、高さ7メートルもの構造物を使った実験を行う現場を見せていただき、そのスケールの大きさに圧倒されました。また、ユニバーサルデザイン実験棟では、代表者が実際に非常階段のデザインの違いで安全性を高めるられることを実感することができました。

 

国土地理院 地図と測量の科学館

 今回はガイドツアーの形をとることができなかったため自由見学でしたが、地図の歴史や測量に使用した道具等を見学することができました。

・1階ラウンジ ①日本列島空中散歩マップ②タッちず③地図のギャラリー④日本列島球体模型⑤電子基準点⑥VLBIアンテナ

・2階常設展示室場  ⑦改正大日本興地路程全図⑧迅速測図原図⑨宇宙測地技術を用いた展示

 

 

【教育関係者対象】「理数科2年生 理数探究校内中間発表会」 の開催について(ご案内)

 このたび、標記発表会を公開いたします。参加を希望される方は、11月1日(水)までに、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。※保護者の方は申込不要です。当日、会場にお越しください。

 

1.趣  旨  スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。

2.日  時  令和5年11月3日(金)8:30~11:50

3.会  場  石川県立金沢泉丘高等学校 大会議室(2階)

        石川県金沢市泉野出町3-10―10  TEL:076-241-6117

4.参加対象    全国の高等学校、中学校の教職員 等

5.日  程

  8:00~ 8:25   受付(正面1階)

  8:30~ 8:40   開会式

       8:45~11:45   研究発表(8件)

    11:45~11:50  閉会式

 

6.参加申込  11月1日(水)までに、以下の申込書を電子メールにてご提出ください。

        (宛先 masukura@pref.ishikawa.lg.jp)

        【ご案内】金沢泉丘高校理数科2年「理数探究」校内中間発表会(HP用).pdf

        【申込書】金沢泉丘高校理数科2年「理数探究」校内中間発表会.docx

   

7.そ  の  他   上記時間帯はライブ配信を行い、それ以降は11月30日(木)までオンデマンド配信を行います。

         なお、視聴用URL は視聴申込みされた方のみに後日お知らせします。