理数科お知らせ

石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に参加しました

 12月13日(火)に地場産業振興センターで本校と小松高校、七尾高校、金沢二水高校、金沢桜丘高校の高校生による合同発表会が開催されました。生徒達はプレゼンを使った口頭発表(代表班)と、A0サイズの日本語ポスター発表を行い、これまで研究してきた課題研究の成果を披露しました。

 質疑応答も非常に活発で、実験器具やホワイトボード等を用いて説明する班もありました。今回の発表会でいただいたアドバイスをこれからの研究や論文作成に生かしてほしいと思います。

サイエンス・フェスタ2022に参加しました

 12月11日(日)に、サイエンスヒルズこまつでサイエンス・フェスタ2022が開催され、本校からSS部ロボット班・アクアプラネット研究チーム、生物部が参加しました。

 サイエンス・フェスタは、高校生、大学生、企業の方々などによる子ども向けのイベントで、各団体が様々なテーマでブースを展開します。本校は今年、下記の内容で参加しました。

☆SS部ロボット班 「レゴロボット操縦体験」

☆アクアプラネット研究チーム「アクアプラネットプロジェクト~オーシャンクリーンアップ~」※海洋ゴミについて考え、工作体験

☆生物部 「土の中探検~土の中の生きものを見つけよう~」

雷についての講義を受講しました

 11月16日(水)に、大阪大学大学院工学研究科の和田先生による特別講義を開催しました。和田先生の研究チームは、放射線や電波帯での雷観測の研究を行っており、本校を含む複数の高校の屋上に観測装置を設置し、観測を行っています。講義では、雷発生のメカニズムや先生のチームの研究紹介を聞き、雷についての知識を深めることができました。講義後には、数名の生徒が実際に屋上まで同行し、作業の様子をみせてもらい、解説を聞く機会もありました。 

石川県立大学生命科学研修に参加しました

 11月4日(金)に、石川県立大学を訪問し、DNAに関する実験実習を行いました。今年度も2グループに分かれての実習で、中谷内先生と髙原先生、そしてティーチングアシスタント(TA)の学生さんがついてくださいました。

 中谷内先生のグループでは、PCRや電気泳動についての講義を受け、DNAウイルスの希釈液を作成し、リアルタイムPCRで目的のDNA断片を増幅する実験を行いました。(実験1「リアルタイムPCR法によるウイルスの検出」) 

 髙原先生のグループでは、植物病理学についての講義を受け、いもち病抵抗性遺伝子をPCRで増幅する実験を行い、電気泳動で増幅産物を確認しました。(実験2「植物の病害抵抗性遺伝子のPCR検出」)

AI課題研究Ⅱ 校内中間発表会を開催しました

 11月3日(木・祝)に、本校の大会議室で上記の発表会を開催し、8つの研究班がそれぞれ研究の成果をパワーポイントで発表しました。

 生徒と教員の審査の結果、「熱電発電における電圧の安定性」(2班:池田さん、磯田さん、岡谷さん、平岡さん、村田さん)、「日本語の聞き取りにくさの解明」(3班:泉さん、大宮さん、岡田さん、德田さん、劉さん)「様々な刺激とモジホコリの成長速度との相関について」(5班:西島さん、西野さん、藤江さん、船坂さん、宮脇さん)、が本校の代表に選ばれ、石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で口頭発表を行いました。

 

いしかわ高校科学グランプリ 筆記競技第1位・第2位を受賞!

 10月23日(日)に開催され、本校からは4チームが参加した「いしかわ高校科学グランプリ」の総合成績が発表されました。本校理数科2年生で構成された、チーム「φ(ファイ)」(西山さん、坂爪さん、大塚さん、宮脇さん、池田さん、西島さん、道下さん)が筆記第1位を、チーム「21世紀枠」(泉さん、藤江さん、三輪さん、平野さん、北澤さん、磯田さん、平岡さん、池野さん)が筆記競技第2位を獲得しました。受賞した皆さん、おめでとうございます!

【お知らせ】石川県SSH生徒研究発表会を開催します

 12月13日(火)に石川県地場産業振興センターで上記の発表会を開催します。参加校は七尾高校、小松高校、金沢二水高校、金沢桜丘高校、そして本校の5校です。生徒達は口頭発表(代表班)とA0サイズの日本語ポスター発表を行い、これまで研究してきた課題研究の成果を披露します。一般の方々も参観できますので、この機会に是非ご参観ください。※書類の締切は11月30日となっておりますが、参観できます。希望される方は書類に記載の担当者へお問い合わせください。

日時:令和元年12月13日(火)13時~16時10分
場所:石川県地場産業振興センター(〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地)

※詳細は以下の要項をご覧ください。

(HP用)令和4年度 石川県SSH生徒研究発表会 実施要項.pdf

※申込書

県発表会 申込書.docx

【中学生向け】第2回金沢泉丘サイエンスグランプリ 矛盾(ほこたて)プロジェクト

 12月17日(土)の午前に、金沢市内の中学生を対象としたイベントを開催します。「斜面を下る台車につけた矛に対して、突き破られない最強の盾を作ろう!」というプロジェクトです。4人~5人1グループでの協働作業となります。与えられた材料を使い、制限時間内で最強の盾を作り、強度を競います。各グループに1人~2人の高校生がサポートします。挑戦者求む!参加申込は下記【申込先】から参加登録をお願いします。

 ※なお、このプロジェクトは京都市立堀川高校との協働プロジェクトです。同じ日時で、堀川高校でも中学生対象にこのプロジェクトを実施します。

 

【期日】令和4年12月17日(土) 9:00~12:30(予定)

【会場】石川県立金沢泉丘高等学校 理科棟4F物理実験室(金沢市泉野出町3丁目10番10号)

【対象】金沢市内の中学生

【募集人数】20名程度(希望者多数の場合は抽選とさせていただきます)

 ※参加の確定につきましては、抽選の有無にかかわらず12月8日(木)までに申込み時のメールアドレスあてに連絡させていただきます。

 

【日程】

9:00~ 9:30 受付

9:30~ 9:45 開会

9:45~12:15 「金沢泉丘サイエンスグランプリ」ワークショップ・実習

12:15~12:30 閉会

 

【注意事項】

・新型コロナ感染症対策のため、マスクを着用してお越しください。受講中もマスクの着用をお願いします。また、当日は自宅などで体温を測り、保護者が記入した同意書(後日申込み時のメールアドレスあてに送付いたします)を必ず持参してください。

・発熱のほか、せきや喉の痛み・強いだるさ・味覚や嗅覚の異常等の症状がある場合、または家族に同様の症状がある場合は、参加をお控えください。

・受付時に非接触温度計で参加者の体温チェックを行い、消毒液などを準備します。

・保護者の方のご見学は密閉・密集・密接を回避する対策として、お控えくださいますよう、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

・活動報告を本校 HP に掲載する予定です。本校関係者が写真を撮らせていただく場合がございますので予めご了承ください。

・昨今の状況を鑑み開催方法等の変更をする場合は、できる限り早い段階でメールでの連絡とともに本校ホームページに掲載いたします。状況に応じてホームページもご確認ください。

 

【申込先】

申込期間・方法

・申込み受付期間:令和4年11月28日(月)~12月7日(水)17:00

・申込み方法:「申込ページ」よりお申し込みください。

以下の「申込ページ」URL からお申込みください。

こちらのQR コードからお入りいただくこともできます。

★申し込みページ URL  https://forms.gle/YznKrivUb1W5w8ev7

★QR コード

★実施要項はこちら → R4「金沢泉丘サイエンスグランプリ」案内文(中学校向け).pdf

つくばサイエンスツアー【2日目】

農研機構(遺伝資源センター、ジーンバンク、食と農の科学館、果樹・茶業研究部門)【A班】午前・午後

 今回訪問したのは、様々な生物の遺伝資源を収集・保存している研究機関で、保存場所を実際に見せていただきました。また、高品質、高付加価値を持った農産物や食品の研究や、スマート農業についてのパネル展示があり、日本の農業技術の発達について学ぶことができました。研究者の方から直接お話を伺うこともできました。

<生徒の感想>

・遺伝子組み換えで開発された菊や蚕の繭の展示を見たり、ジーンバンクという実際に遺伝資源を保存している場所で仕組みを教わったりと、とても貴重な体験が出来て良かったです。

・品種改良にかかる手順や時間を知ることができ、実際に農研機構が開発した梨を試食させてもらい、品種改良の偉大さを身をもって感じることができた。

 

産総研 地質標本館【B班】午前

 地球の歴史、生活と鉱物資源、生活と地質現象、岩石・鉱物・化石という4つの展示室があり、ガイドの方が解説してくださいました。地層の剥ぎ取り標本や恐竜の化石など貴重な標本類を見ることができ、地球科学についての知識を深めることができました。

<生徒の感想>

・とても貴重で希少な鉱石、化石をレプリカにとどまらず本物で見せていただけて本当に興味深かった。

 

産総研 バイオリソース研究センター【B班】午後

  バイオリソース研究センターでは、マウスリソースの整備を行っており、講義ではマウスの標本を使いX線CT機器を実際に動かし、肝臓の内部について説明していただきました。これまで生体の切片を何枚も作成し時間をかけ解析していましたが、5分ほどでマウスの肝臓の内部を解析できるようになり利便性があがったと評価されていました。また、事前学習で疑問に思ったことを質問し、学びを深めました。

<生徒の感想>

・なぜリソースにマウスが使われるのかを教えて頂けたり、本物のマウスの胎児や肝臓、CTを見せていただけて研究機関の空気を生で感じられたりと自分の夢に近づけるとてもいい体験だった。

 

高エネルギー加速器研究機構【C・D班】午前

 ここでは、まず資料館を見学し、“加速器とは”何かを知りました。その後、高エネルギー粒子から放出される様々な電磁波を測定するフォトンファクトリー、電子と陽電子を衝突させるBellⅡ測定器などを見学し、専門家から詳細な話を伺うことができました。

<生徒の感想>

・まだ自分たちは習っていない物理の用語ばかりが出てきて難しかったが、加速器の実験を通じて宇宙の誕生や生命の仕組みの謎に迫れることを知れ、加速器の実験のすごさがわかった。

・世界の5%ほどしか解明されていないと知り驚いた。

 

防災科学技術研究所【C班】午後

 大型降雨実験施設の見学を通して、近年多発しているゲリラ豪雨による地すべりの起こるメカニズムを理解することができました。また、多くの企業が自社製品(車や家など)の大雨による影響を調べるために、本施設を利用していることもわかりました。

<生徒の感想>

・液状化現象や耐震と免震の違いなどを模型などでわかりやすく解説してもらえて、とても面白かった。

 

物質・材料研究機構【D班】午後

 最初はNIMU(物質・材料研究機構)に関するセミナーを聴講し、金属当てゲームで様々な金属に直接触れて、その性質を学びました。その後、施設を見学し、素材の耐久性などを測定する様子などを観察しました。無機物質だけでなく、有機物も素材!!可能性は無限大です。

<生徒の感想>

・建物が想像以上に大きく、研究設備もかなり充実していて研究施設の最高峰を体感することができた。案内をしてくれた先生が質問するまでもなく、話を大きく広げて下さって、様々な領域の興味深い研究や知識を知ることができた。工学の道にも興味があったので、将来を決定する上でも貴重な経験になった。

 

つくばサイエンスツアー【1日目】

 10月13日から14日にかけて、茨城県つくば市の研究施設を訪問する研修を行いました。1日目は筑波宇宙センターと国土地理院の地図と測量の科学館を訪問し、2日目は4つの班に分かれて様々な分野の研究所や施設で見学や実習を行いました。

【1日目】

つくば宇宙センター

 宇宙センターの概要説明を聞いた後、2グループに分かれてバックヤードツアーと「きぼう」運用管制室の見学を行いました。バックヤードツアーでは、宇宙服や地球に帰還したカプセル(実際に使用されたもの)を見ることができ、「きぼう」運用管制室では、それぞれの区画がどのような業務を行っているのか詳しく聞くことができました。

<生徒の感想>

・実物を間近で見られた。また、ガイドさんによる説明もとてもわかりやすく、スムーズに理解できた。

・「きぼう」管制室を見学できたのはいい経験になったし、日本の宇宙研究の最前線を見られてよかった。

 

国土地理院 地図と測量の科学館

 今回はガイドツアーの形をとることができなかったため自由見学でしたが、地図の歴史や測量に使用した道具等を見学することができました。

・1階ラウンジ ①日本列島空中散歩マップ②タッちず③地図のギャラリー④日本列島球体模型⑤電子基準点⑥VLBIアンテナ

・2階常設展示室場  ⑦改正大日本興地路程全図⑧迅速測図原図⑨宇宙測地技術を用いた展示

<生徒の感想>

・測量に使われた道具や、昔と現代の地図等が世界と日本に分けて展示されており、時代だけでなく場所による比較も行う事が出来て楽しかったです。

・地図の歴史を通じて社会の変化を知ることができたし、地図が人々の生活ととても密着していることに気づくことができた。