材料化学科NEWS

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ものづくりコンテスト化学分析部門に向けて!

来週7月28日(木)・29日(金)の2日間にかけて、ものづくりコンテスト化学分析部門石川県大会が行われます。

開催地は小松工業高校です。

選手に選ばれた2年生、3年生計4名が毎日練習に励んでいます!

 

化学分析部門では、水の硬度を調べて報告することが課題となります。

皆さんは、水に硬水、軟水という種類があることをご存じですか?

水道水で言えば日本は軟水、ヨーロッパは硬水です。

日本の和食は軟水に合わせて、ヨーロッパの洋食は硬水に合わせて作られたという説もあります。

水の硬い、軟らかいが何で決まるかというと、水に含まれているカルシウムとマグネシウムイオンの量で決まります。

カルシウムとマグネシウムイオンがたくさん含まれていると、硬水となります。硬水は若干さびっぽい味?がして日本人は苦手な人が多いかもしれません。

ただ、体に必要なイオンを水から摂取できるということでスポーツやダイエットに適した水ともいえるようです。

 

大会では、キレート滴定という方法で硬度を算出します。

詳しい説明は省きますが、硬度が分からない水に少しずつ魔法の液体(EDTA標準液といいます)を垂らし、ある時点で色が変化したらその数値を用いて計算し、硬度を求めることができるという感じです。

2時間30分で、2種類の水の硬度を求めるという過酷なスケジュールの中、全ての操作を覚え、所作も美しく、かつ値の正確さも問われます。

残り少ない期間ですが、練習頑張っていきます!

 

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金沢工業大学の学生による出前講座がありました

7月6日(水)、7月7日(木)の2日間にかけて、金沢工業大学の課外活動プロジェクトであるScience Project for Children(略称SPfC)の皆さんによる出前講座がありました。対象となったのは材料化学科の2年生です。

 

7月6日(水)は、主にプログラミングについて学びました。1年時に情報技術基礎の授業内で取り扱ったC言語は、黒板を使った授業だったため、パソコンで実際に自分のプログラムがどのように動くかを体験したのは初めてでした。生徒たちはゲーム感覚で楽しみ、学びを深めました。

 

7月7日(木)は主に建築について学びました。建築にもさまざまな分野がありますが、中でも今回は計画分野について、CADのオープンサイトを使ってデザインを楽しみました。生徒は建築に関する知識はほとんどありませんでしたが、楽しみながら関心を高められる時間となりました。

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3年生が企業見学に行ってきました!

6月8日、材料化学科3年生40名が企業見学に行ってきました。

見学に行った企業は以下の3社です。

・馬場化学工業株式会社

・小松マテーレ株式会社

・大和紡績株式会社

製品の紹介や社長からの講話など、1日かけて様々なことを学びました。

 

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課題研究の内容紹介

今年度取り組んでいる内容について紹介します!まだ試行錯誤している途中ですので、大まかにどのようなことをしているのか写真で紹介します!

 

①温度によって色が変わる!?

紫色のコップ   →  これを加熱すると  →加熱した部分が白くなる!→水をかけると色が戻る!

    加熱前    →   加熱後

この現象を利用して何か問題を解決できないか、何か商品化できないかと考えている最中です!

 

②光るチョークを貝殻から作る!?

最近、黒板に映像を映しながらの授業が多くなり、チョークの文字が見づらい時がある・・・そんな問題を解決し、さらに環境にも良いものを作ろう!という発想から生まれたテーマです。

チョークの主成分である炭酸カルシウムは、貝殻の主成分と同じであること、知ってましたか?

貝殻を実際に買ってきて、蓄光(ちっこう)顔料という、暗いところで光る成分を混ぜて、チョークを作りました!

貝殻を洗って   →     焼く!    →  粉を溶かし、型にはめる →実際に書ける!→ 若干光ります!!

まだあまり光るものはできていませんが、黒板には普通に書けます!

また、黒板の下にたまっているチョークの粉を集めて、ピンクのチョークも作ってみました!これもエコで良いですね!

 

 ③自力で手持ち花火を作る!?

※この実験は、安全であることを確認し、先生が立ち会って行っています。危険ですのでマネしないでください。

花火は基本的に、火薬+色をつけるための金属類でできています。

 色を付けるための金属類、というのは、炎色反応を起こすような金属のこと!

例えば、ナトリウムなら黄色、リチウムなら赤色になります。

割りばしをアルミホイルに包んで加熱し、木炭にします。

 これに各種金属の粉を混ぜて火をつけます

 火をつけると、本当に手持ち花火のようになっていました!!(写真取れませんでした!)

 

④つかめる水を作る!?

プラスチックはなかなか分解されず、海に流れていくと海洋生物が食べてしまったり、マイクロプラスチックになったりしてしまうため、プラスチックに替わる材料はないか?というところから生まれたテーマです。

実際に、ヨーロッパではこの技術を利用して、マラソンの給水所でこの水を使う取り組みをしたそうです!

原理は人工イクラと同じで、海藻の主成分の物質を水に溶かし、化学反応を起こして表面に膜を作ります。

  もとになる液体 →  反応させるとつかめる水の完成!

かなり中に液体が入っているのが分かると思います!

100 gの分銅を乗せると膜が破れてしまいました!今後の課題は強度です!

 

⑤化学の花園!ケミカルガーデンを作る!!

ある液体にとある粉末を入れると、結晶のようなものが広がっていき、まるでサンゴ礁のようにきれいなインテリアになります♪

液体に粉末を入れて数分経った後 ブドウみたいでかわいいですね!

粉末の種類を変えると、様々な色、形の結晶になります!不思議ですね!

 

今後も各班のテーマについて紹介していく予定です!

お楽しみに^^

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インターンシップ報告会

2月17日(木) 
  本校教室にてオンラインで
  インターンシップ報告会
  が行われました。
 
  R3年7月,8月 2年材料化学科の生徒がDIC株式会社、株式会社ビーケープラス、石川メッキ工業株式会社の3社にインターンシップでお世話になりました。
その報告会を行い、オンラインで1年材料化学科、2年材料化学科の生徒が視聴し、意見交換を行いました。
「材料化学科の勉強は会社で役に立つか」という質問に「イオン化傾向や電解精錬など材料化学科で勉強した内容が出てきたので、役に立ちます」という回答もあった。
1年生からは「来年のインターンシップには是非参加したい」という感想が多くあった。

 

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材料化学科課題研究発表会

  1月14日(金) 
  本校多目的ホールにて
  令和3年度材料化学科課題研究発表会
  が行われました。
 
  結果
今までの実習で学んだ知識を活かし廃棄ごみから新たな製品を生み出す観点が良かった
  「廃材と銀鏡反応を利用した 魔法瓶の製作」
  という発表が校内発表会の代表に選ばれました。
     今年度の課題研究の内容は以下の通りです。

<研究内容>
・消しゴムの製作
・ローテスターによるアクリル樹脂の流動試験
・アクリル樹脂を使用した県工定規の製作
・廃油セッケンの製造と成形
・廃棄ゴミから金を取り出す都市鉱山の研究
・廃材と銀鏡反応を利用した 魔法瓶の製作

特に今年は「SDGs」を意識した発表や3Dプリンターを活用した研究が行われた。
また、2年材料化学科の生徒と質疑応答が積極的に行われた。
2年生は来年の課題研究で行いたい事の参考になったとの声が聞かれた。
特に廃油や廃材を利用して製品を作り、より高い価値をつける研究に興味を持つ生徒が多かった。
課題研究の内容は県工展特設ページにてご覧頂けます。   

 

 

 

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令和3年度材料化学科課題研究発表会

1月25日(月) 
  本校多目的ホールにて
  令和3年度材料化学科課題研究発表会
  が行われました。
 
  結果
  「再生紙を利用した傘の製作」
  という発表が校内発表会の代表に選ばれました。
     今年度の課題研究の内容は以下の通りです。

<研究内容>
・結晶と結晶モデルの製作
・炎色反応を利用したキャンドル作成
・環境保全を目的とした保冷剤の開発
・電子顕微鏡の操作の習得と超伝導物質の観察
・PET樹脂を使用した県工定規の製作
・再生紙を利用した傘の製作

 

 

 

 

 

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