2022年10月の記事一覧

里山の豊かさ(農業系列)

「生物活用」

 学校周辺は秋の装いを色濃くしています。今回は演習林に出かけて、秋の味覚を探します。

 向かう途中には、カラスウリやムカゴ(自然薯のわき芽の栄養体)を見つけました。

 演習林に入るとお目当ては、「アカモミタケ(カマツミミとも)」というキノコです。モミ系の木の周辺に生えているキノコで、全体にオレンジ色をしています。お味噌汁や炊き込みご飯の具として食べます。今年はたくさん出ているようで、注意深く探すと「ここにも、あそこにも」と見つけることができました。

 帰りには銀杏やアケビ、ミョウガなどもゲット。「キノコは苦手なんです」「アケビは嫌い」「銀杏くさ~い」という生徒も、学校周辺の里山の豊かさを実感しました。

 

 

収穫の秋を控えて

 学校は中間考査の真っ最中でしばらく実習はお預けですが、ハウス内や露地の畑では秋の収穫を控えた野菜たちが順調に生育しています。

 ハウスではすでにトマトの収穫が始まっています。大玉・中玉をはじめミニトマトも様々な種類・色のものがあります。その他、ブロッコリーも出荷が始まりました。

 露地野菜ではネギやキャベツが収穫され、ハクサイやダイコンが大きくなってきました。

 収穫した野菜は、毎週木曜日の午前中に校内販売されるとともに、JAの農産物直売所で販売しています。ぜひご利用ください。

 

 

 

サツマイモの収穫(農業系列)

 秋の収穫第一弾は、サツマイモです。学校で育てた苗を5月下旬に畑に植え付けたものです。

 1年生は「農業と環境」の時間を使い、スコップをもってイモを掘り上げます。2年生は蔓を切り始末をして、ビニールマルチをはがすという下準備をしたうえで、収穫作業に入りました。掘り上げる際にスコップで傷をつけてしまったものもありましたが、いずれも大きなサツマイモが穫れました。

 今日収穫したのは、“紅あずま”と“金時”の2品種です。どちらもホクホクとした食感です。常温で2~3週間保管することで、でんぷんが糖に変わりより甘みが増します。

 収穫は、この後“紅はるか”“紫芋”“安納芋”と続きます。

 

 

 

ナタネの播種(農業系列)

 第2農場旧牧草地跡。毎年春には、黄色い花が一面に広がる菜の花畑になっています。

 花が終わると、5月下旬には刈り取りし乾燥させたうえで保管していました。

 2学期に入り本格的な種とりです。茎ごと粉砕機にかけてさやから外し、ごみと種を分けるために“唐箕(とうみ)”という道具にかけます。さらにふるいにかけて選別し、種とりは終了です。

 選別された種を2年生で播きました。細かい種を均等に播くのは難しいですが、一面の菜の花畑を想像して作業に取り組みました。