日誌

カテゴリ:総合学習

自由研究

長かった夏休みも終わり、新学期が始まりました。
沢山あった夏休みの宿題も新学期までに間に合いましたか?
夏休みの宿題といえば…私は自由研究が真っ先に思いつきます。
自由研究と言えば…生き物観察!
鉢植えのパセリにキアゲハの幼虫を見つけたので一匹持ち帰り観察しました。
チョウの幼虫の観察の醍醐味は何といっても「変態」を見る事です(笑)
幼虫→サナギ→成虫と、見た目が全く違う姿に変わりながら成長する昆虫を
「完全変態」といいます。
ちなみに、バッタなどの脱皮を繰り返して大きくなる昆虫は「不完全変態」といいます。
バッタの幼虫は、成虫と見た目があまり変わりませんよね。

卵から出てくる時は「孵化」
幼虫がサナギになる時は「蛹化」
サナギから成虫が出てくる時は「羽化」
これ、覚えておいてくださいね。テストに出ますよ(笑)
それではご覧ください、キアゲハの蛹化。






蛹化の次は羽化です。






羽化後無事飛び立っていきました。
そして羽化から数日が経ち新学期が始まった朝、
我が家のハイビスカスに



あの我が家から飛び立ったキアゲハだと思いたい。
そう思いたい。
思ったもん勝ちです(笑)
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続・アサギマダラを呼ぼう!

アサギマダラとは、日本列島を縦断する蝶の種類です。



春から初夏にかけて沖縄方面から北上し、秋には北は北海道から南下します。

最近、全国各地でアサギマダラを呼ぼうと、
アサギマダラの大好物「フジバカマ」という植物を植えております。
外小でも学校敷地内にフジバカマを植えて「アサギマダラを呼ぼう計画」が
コミュニティ・スクール事業の一環としてこの秋から行います。

秋に南下するアサギマダラは山伝いに移動し海を渡り沖縄辺りまで移動します。
そして、世代交代をして春から初夏にかけて南から北へと北上してくるのです。
北上するアサギマダラは海岸線を飛んでくるのか、海岸での目撃例も多数見受けられます。

海に近い外小ですから、初夏にもアサギマダラを呼べるのではないか?と思います。
という事で、初夏の北上時と秋の南下時の二回チャレンジしようと計画中です。

県内では珠洲市立直小学校が5月下旬に観察会を開催してるようです。
何故海岸線にアサギマダラが見つかるのか?
海岸ではその時期「スナビキソウ」という草花が咲いています。
その花に引き寄せられるそうで、
アサギマダラで有名な大分県の姫島でもやはりスナビキソウが群生しており、
栽培までしています。
姫島でのスナビキソウ栽培
このスナビキソウ、実は外小の近くの海岸でもごくわずかではありますが生えています。
(先日のエンジョイホーム植物観察会にて自然史資料館の中野先生が確認済み。)
「スナビキソウを増やそう」というテーマをもって海岸の保全という観点もいいのではないでしょうか?
増えたスナビキソウで北上してきたアサギマダラに立ち寄ってもらいましょう。

熱い夏は避暑の為に山で見つかる事の多いアサギマダラ。
9月には白山や宝達山で観察会をやっています。
白山のアサギマダラのデータ
アサギマダラのマーキングin宝達山
秋はフジバカマやヒヨドリソウによく寄ってきます。
寄ってきたところを捕まえて、翅にマーキングをします。
いつ、どこで、誰が捕まえたかを記すのです。
このマーキングがアサギマダラ観察の醍醐味と言っていいでしょう。
マーキングされたアサギマダラは旅立っていくのですが、
再捕獲した方がネット上でお知らせしてくれるのです。
アサギネット
これは、インターネットが誰でもできる今だからこその調査方法です。
本当にインターネットは便利です。使い方次第で良い方にも悪い方にも転びます。

そして宝達山のおひざ元の宝達小では、
アサギマダラが縁で奄美大島の龍郷小と交流しているような記事を見つけました。
記事1記事2
また、
「アサギマダラが縁で交流したいな。」という記事も見つけました。
外小でマーキングした蝶が、沖縄の小学校で再捕獲されて交流が始まる。
という事もあり得るかもしれません。
ネットで簡単に繋がる昨今、蝶で繋がるかもしれない交流も面白そうですね。
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砂浜の生き物観察会

今日はエンジョイホームでした。
屋外で活動する講座もあり、天気が気になるところでしたが
日頃の行いが良かったのか、晴れて予定どおり行うことができました。
が、良すぎる天気に恵まれて暑かったです。日頃の行いが良すぎたか?(笑)
今回のエンジョイホームは昨年度を上回る15講座を用意しました。
これは、私が参加した「砂浜の生き物観察会」の様子です。

昨年に引き続き、今年も観察会の講師に、県内屈指の昆虫博士
石川県立自然史資料館の嶋田先生に来ていただきました。
海岸に行く前に簡単に説明を受けました。
資料も作成していただきました。
資料には4種類の昆虫と砂浜で拾える漂着物が載っていました。
今回のターゲットは資料に載っていた
「コハンミョウ」と「エリザハンミョウ」という、小さな昆虫です。

説明を受けて出発!
海岸に着く前に嶋田先生がmy網を広げて何やらゲット!



タマムシの仲間でした。
先生の網がとてもかっこよかったので何処で購入できるか聞きました。
ふれあい昆虫館で購入できるとの事。今度買いに行こう。

目的地の海岸に到着。
「小さな昆虫が飛んでいます。これがエリザハンミョウです。」
私にはハエにしか見えませんでした。
ちょっと湿った場所によくいるそうで、ポイント付近にはよく飛んでいました。
飛ぶ距離は数m程です。なので、飛ぶというよりも「跳ねる」といった表現がしっくりきます。


エリザハンミョウを捕まえた嶋田先生。


1㎝程でしょうか?

子ども達も海岸で色々な物を探していました。
小さな生きたカニ、クワガタ、イカの甲etc
思い思いの品々をゲットし袋に入れてお土産に。

今度は海岸からほど近い公園へ。
こちらの公園は、コハンミョウの生息ポイントです。
コハンミョウはエリザハンミョウに比べ乾いた環境が好みの様です。
その公園に行く前に水たまりを発見!
道の真ん中にできた水たまりですが、その中にも生き物が。
小さなゲンゴロウや水性カメムシの仲間が泳いでいました。
水たまりに手を入れると結構温かい。水温は30度以上ありそうでした。
こんな所にも居るのか!とビックリです。



コハンミョウ生息ポイントではコハンミョウが沢山生息していました。
コハンミョウはエリザハンミョウよりやや大きくて1.5㎝程。



そ~っと近づいて捕獲を試みるも手で捕まえるのは厳しい。
やはり補虫網が必要です。かっこいい網をゲットしたい方は昆虫館へGO!


昆虫好きの集い(笑)
講座選択制の為、生き物に興味のある子がたくさん集まりました。
先生の説明を聞いています。

帰りは波打ち際を通って帰りました。
約90分間でしたが、あっという間に時間が経ち、私的にはもっと時間が欲しかったです。
これを機会に地元の自然について考えてくれればと思っております。
身近に有りすぎるのであまり考えた事は無いのですが、
砂浜という環境も少なくなってきております。
そこに生息する生き物も少なくなってきています。
頂いた資料に4種類のハンミョウが載っていましたが、
残りの2種は以前かほく市でも見れたが、今では見る事の出来ない種類です。

昆虫の事で詳しく知りたいことがありましたら、自然史資料館に問い合わせてみてください。
嶋田先生、有難うございました。

今回私が一番ビックリした漂着物。


マトウダイの仲間と思われる魚の骨格標本。
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ヤゴ

ヤゴがトンボになりました。
約一ヶ月前から飼育を始めたヤゴが水面に出てくるようになり、
そろそろか?と固唾をのんで観察する事4日目の事でした。
トンボの羽化は真夜中に行われます。
私も真夜中に観察です。でも眠いので、
またまたカメラを設置してカメラに観察して頂きました。
その時の映像がコチラです。






プール開き前の掃除で、ヤゴを救出する学校があるそうです。
外小のプールにはヤゴが住んでいるのでしょうか?
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備えあれば

近所のいきものだいすき仲間から、ゴマダラチョウのサナギをお借りしました。
羽化の瞬間を見たかったからお借りしました。
私が家に居る時間と羽化の時間とのタイミングが合えばいいのですが、
チョウはこちらの都合には合わせてくれません。
外出時間と羽化時間のタイミングがうまく合ってしまいそうだったので、
カメラを設置して後ろ髪をひかれつつも外出。



帰宅すると、そこにはゴマダラチョウがぶら下がっていました。
この目で、じかに見る事はできませんでしたが、映像に残すことはできました。
「備えあれば憂いなし」ですね。ちょっと違うかな(笑)
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