津幡高校の日々の様子がごらんいただけます。

2025年11月の記事一覧

【2年総合学科】養蚕プロジェクト:製糸体験と人形づくり

本校2年総合学科は、12月6日(土)に津幡町文化会館シグナスで開催される

「科学の祭典 おもしろ科学体験教室」にて、

【蚕の繭で遊ぼう】をテーマとした「製糸体験」と「繭人形づくり体験」を実施する予定です。


その準備として、まずは生徒たちが実際に製糸や人形づくりに挑戦し、体験内容や説明方法について検討しました。

今後は、来場者の皆様にどのように繭の魅力を伝え、楽しんでいただけるかを話し合いながら、

当日に向けて準備を進めていきます。

「科学の祭典」へお越しの際は、ぜひ津幡高校【蚕の繭で遊ぼう】ブースへお立ち寄りください。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

↑繭を生かしてどのような人形が出来るか考える生徒

 

↑繭を煮て手作りの装置で糸を巻き取る生徒

 

科学の祭典チラシ.pdf

↑科学の祭典の詳細はこちら

 

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【2年総合学科】養蚕プロジェクト 途中経過報告③:繭が完成しました!

10月3日(金)に3齢からの飼育をスタートさせました。

そして10月21日(火)頃から、数頭の蚕が糸を吐き始め、10月27日にはすべての蚕が立派な繭となりました。

↑はじめは中が透けていましたが、時間が経つごとに繭が完成していきます。

 

また、今年のプロジェクトでは、生徒たちの希望により「シルクうちわ」の制作に挑戦しています。

このために、繭を作り始めた蚕7〜8頭を選び、繭を破ってうちわの骨組みの上に優しく置きました。

蚕たちは、うちわの上で再び懸命に糸を吐き、本来うちわの「紙」である部分を

美しいシルクの糸で埋め尽くしてくれました。

糸を吐き終えた蚕は、やがて茶色く変色し、無事に「蛹」へと姿を変えるという、命のサイクルを間近で

観察することもできました。

生徒たちは、この工程を通じて、命の営みとものづくりの両面から、貴重な学びを得ています。

 

 

10月30日には、いよいよ「繭の毛羽取り」作業を行いました。

繭をそっと振り、中で蛹が動く「カサカサ」という音が聞こえれば、無事に成長した証拠です。

この音を確認した後、繭の表面の不要な毛羽(けば)を丁寧に取り除きました。

驚くべきことに、虫が苦手で、これまでは蚕の世話に消極的だった生徒も、この毛羽取り作業には

楽しそうに集中して取り組みました。

蚕が姿を変え、作品の材料へと変わることで、生徒たちの活動への意識も大きく変化したようです。

毛羽取りを終えた繭は、今後の活用(糸取りや人形づくりなど)に備えるため、現在冷凍保存しています。

↑ALTのワドロー先生と一緒に毛羽取りをしました!

 

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