校長室より「おこらいえ」
能登の我慢を日本の前提にするな!
地震から 404 日目
豪雨から 140 日目
輪島朝市感謝祭のお知らせです
2月9日(日)
ワイプラザの入口前で
鍋が振る舞われます
輪島市朝市組合さんの主催です
時間は11時~13時
限定500食
無くなり次第終了です
日頃応援してくださっている市民の皆様
復興にご支援くださっている皆様に
感謝を込めてふぐ鍋の振る舞いです
温かい服装でおこしください
本校からも
JRC(ボランティア)部と
吹奏楽部の生徒がお手伝いします
ぜひお越しください
お待ちしています
昨日
仮設校舎建設に向けての
打ち合わせが行われました
今後詳細について
調整しながら進めてまいりますが
現時点での予定をお知らせします
今春竣工予定で
早ければ秋より運用開始となります
場所は輪島高校グラウンド
校舎に近い方
現在の野球部の三塁線上です
グラウンドではなく
その上のアスファルト広場での建設を
要望したのですが
寸法が足りないことと
仮設校舎と旧校舎の間は
10mの距離を取らなくてはならない
法律上の問題があって
叶いませんでした
しかしながら
北野喜樹教育長が
できる限り運動できるスペースを残すようにと
お達しを出してくださっていたおかげで
少々狭くはなりますが
体育や部活道ができるスペースは
確保できそうです
工夫しながら頑張りましょう
昨年夏の甲子園で優勝した
京都国際高校は
左翼方向70メートル
右翼方向60メートルほどしかない
校庭のようなグラウンドで
練習試合はおろか
フリーバッティングもできません
そんな環境でも
工夫と努力で栄冠は勝ち取れるのです
できない言い訳考える暇があったら
どうしたらできるか考えろ!
仮設校舎には
旧校舎の1・2年生の教室があった棟と
生徒玄関があった棟
にあったほぼ全ての部屋が作られます
2階建てで
1階には職員室をはじめ
事務室・会議室・保健室・相談室のほか
調理室や売店などが置かれます
2階には1・2年生の教室を始め
物化実験室・生地実験室・音楽室のほか
講義室や生徒会室が置かれます
真ん中に廊下を配置し
その両側に教室を配置した
コンパクトながら
できるだけ多くの部屋を配置できるよう
工夫されたつくりになっています
階段は2ヶ所
トイレは1階と2階にそれぞれあります
職員来客トイレは別にあります
温水清浄機付きトイレにするよう
要望していますが
国の政策では現状復帰
つまり災害復旧の場合
もともとあったものよりも
少しでも贅沢なものにしてはいけない
という決まりがあるそうで
なかなか難しいです
とはいえ
「金のことは考えるな!
できることは全てやれ!」
と岸田元総理が馳浩石川県知事に
電話で要請されているはずですので
柔軟な対応を求めていきたいと考えています
島根県の丸山達也知事が
今後他の地域で災害が起こったときに
「能登の時はこうだった」という
前提になることに懸念をされています
朝日新聞にはこう書かれています
「今の能登の対応が正しいという前提に立たれると
他の地域だって同じような扱いを受けるものだと
宣言されているようなもの
よその地域のことだからって黙っていられない」
このブログには暗い話題は書くまい
そう決めてきたから
呑気にアホ話も書いていますが
本当はやり場のない怒りでいっぱいです
はらわたの煮えくり返るような思いを
たくさんしています
被災民が黙って我慢することが
日本の前提とならないよう
言うべきことは言わないといけない
そう思いました
立ち退きを余儀なくされた
野球部の練習場所については
テニスコート脇に黒土のダイヤモンド
バックネットと防球用の電柱とネット
ブルペンの設置を要望しています
3年生と定時制の教室はじめ
進路指導室と定時制職員室
及び図書室やPC室・美術室については
従来のものをそのまま使用します
ただしビジネスコースが
PC室に近い方が都合がよいようなら
教室の変更もありえます
時間割と相談して決めます
自分が何も努力しないで
支援がないと文句言うのは大嫌いだけど
文句がないからと
他人事のようにないがしろにされるのを
黙っているほどお人好しでもありません
でもどうしても要望が通らなかったとしても
そこでなんとかしていこう!