校長室より「おこらいえ」
生徒からの授業評価
地震から 402 日目
豪雨から 138 日目
大学入試共通テストの結果を受けて
出願する大学も決まり
いよいよ目標に向けて
最後の追い込みにかかっています
被災地のしかも豪雪の中頑張る受験生を応援するため
一般財団法人 藤本育英財団(理事長 藤本 由紀子 さま)より
受験生一人ひとりにたくさんの支援金をいただきました
輪島高校だけでなく
奥能登全ての高校からの受験生を支援してくださっています
本当にありがとうございます
自分の目標とする学校に合格することが
一番の恩返しです
受験生頑張れ
みんなが応援してくれているぞ!
輪島高校では生徒による授業評価を
年2回実施しています
時間は経ってしまいましたが
2学期末に実施したものについて
自由記述の内容を
ご紹介します
〇国語表現の授業は満足度が高い(2年ビジネスコース)
〇簿記の授業で判断力が身についた(以下2ビ)
〇矢田先生のペアワークが最高!(2ビ)
〇山元先生に1質問すると10返してくれる(2ビ)
〇マーケティングのディベートがよかった(2ビ)
〇奥野先生は笑いをはさみつつよくまとまっている(2年普通コース)
〇坂下先生は説明と問題のバランスがよい(以下2普)
〇普段の悩みを聞いてくれる先生の授業はやる気が出る(2普)
〇千雅先生の授業は雰囲気がよくてとても楽しい(2普)
〇矢田先生の授業はおもしろくわかりやすい(2普)
〇高森先生の教え方や空気が好き(2普)
〇昭子先生の授業は難しいけど入試に役に立つ(2普)
〇宮下先生は納得いくまで説明してくれる(2普)
〇通先生の丁寧な授業のおかげで意欲が高まった(3年普通コース)
〇伊奈岡先生はいつも楽しそうに授業をしている(以下3普)
〇今田先生は可能な限り自分たちで解かせようとしてくれる(3普)
〇最近先生に言われる「がんばれ」が心に響く(3普)
〇化学はペア学習がいっぱいあって教え合えるのが楽しい(3普)
などなど
一方教員が改めるべきものも
〇課題が多すぎる先生がいる
→これについては「はいそうですか減らします」
という訳にはいきません
課題が足りないという生徒もいるのです
生徒が自分で選べる課題にすると
いいかもしれませんね
課題がなくても勉強できるようになるのが理想です
ただし教員側も中身の吟味が必要で
単なる作業で終わるような課題は論外です
〇わかりづらい先生がいる
→校長への報告や相談を聞いていると
本当に簡潔にわかりやすく
説明してくださる先生がいます
そんな先生は
生徒からの授業評価も高いです
〇声が大きすぎる先生がいる
→突然大きな声出されると
ビクッとしますよね
わかります
校長室前の廊下を通る時に
突然奇声を上げる生徒がいて
ビクってなります
お互い気をつけましょうね
〇授業の進度の遅い先生がいる
→シラバスに沿って授業をしているはずですが…
確認してもらいます
〇わかる人だけで進めようとする先生がいる
→わかる人の仲間入りする裏ワザを教えます
正確にいうと
わかる人でなくても
先生があなた中心に授業を進めてくれるようになる裏技です
先生の説明がわかった瞬間
大きく頷くのです
先生が「いいですか?」
と問いかけた瞬間大きく頷くのです
これを繰り返して
この子はわかった時に頷く子だと
刷り込むのです
そうすると先生はあなたを中心に
授業をするようになります
あなたがわからないときは
ちょっと首をかしげてみてください
先生は
今の説明はわかりにくかったかなと
もう一度説明してくれるようになります
〇ペアワークは楽しいけど定期的に席替えをして欲しい
→伝えておきますね
〇ひたすらノートに書くだけの授業がある
→これでは昭和の授業ですね
世界に先駆けて
教育のIT化を推し進めたフィンランドでは
書くことの教育効果を見直して
アナログ回帰しているようなので
場面に応じて
デジタルとアナログを使い分ける
バランスが大事なのかなと思います
〇ペア活動だけだと限界があるので先生の解説がほしい
→ペア活動の時は
教員は喋らないのが基本です
ヒントを出したくてウズウズしているのですが
あえて口をつぐんでいるのです
自分たちでたどり着けそうなペアもあるのに
それを邪魔してしまうからです
でも行き詰まるペアもありますよね
先生方
わからないペアだけ集めて
ヒントを与えるとか
わからないペアはわかるペアのところに
訊きに行かせるとか
何も授業中ずっと座っていなければいけないという
ルールなんてありません
あるいはヒントカードを準備しておいて
そのグループに与えるとか
さまざまな工夫をしてみてください
〇なんでこんなのわからないの?と言われるとやる気なくす
→そうですね
先生の一言の影響は大きいですね
このブログを読んでいる先生は
もう言わないはずです