校長室より「おこらいえ」
ハーバード大の27の落書き
地震から313 日目
豪雨から49 日目
高体連 高文連の新人大会が
県内各地で行われています
輪島高校は郷土芸能部の担当です
本校和太鼓部の1・2年生部員は4名
そのうち3名が運動部と兼部しているので
今回は演奏できず
残った稲木茉那さんが
生徒委員長として
演奏会全体の運営に携わりました
開会式において開会の言葉を述べました
開会の言葉で思い出したのですが
ハーバード大学の図書館には
27の言葉が落書きされているそうです
一部を紹介します
1.今居眠りすれば、あなたは夢を見る
今学習すれば、あなたは夢が叶う
If you sleep now, you will be dreaming.
If you study now, you will be achieving your dream.
2.あなたが無駄にした今日は
どれだけの人が願っても叶わなかった未来
The today that you wasted is the tomorrow
that a dying person wished to live.
3.物事に取りかかる最適な時期は
「遅かった」と感じた瞬間
When you think you are slow,
you are faster than ever.
そして17条には
17.教育の優劣が収入の優劣
Education equals to income.
震災によって
この子らの将来の収入が「劣」とならないよう
学校の復興をしていかなければ
その足がかりとして明日
経済同友会 共助資本主義の実現委員会
能登半島地震支援イニシアティブ
「のとマルチセクター・ダイアローグ」
に本校からも参加します
私は明日徳島で震災に関する講演会の依頼があるので
現在OECDとの共創に中心となって携わっている
岡本夕佳先生が代理で参加します
これまでの輪島高校の取り組みを発表
この地の教育の創造的復興について
提案・要望をお話ししてきます
ちなみにハーバード大学へ行っても
実際にはさっきの落書きはありません
SNSで勝手に拡散されたものだそうです
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『とりあえず自動ドア開けるとこから始めたらどうや?』
【意味】できることからやればいい
ところで私は
自動ドアの前に立っても開かないことがあるし
自動水栓に手をかざしても水が流れないことが
しばしばあります
あれっていったい何に反応しているのでしょうか?
存在感が薄いということでしょうか?
昔から不思議でなりません
リアル本屋へ行こう!
地震から312 日目
豪雨から48 日目
新人大会が開幕し
各部それぞれ頑張っています
箏曲部です
邦楽新人演奏会に出場し優良賞をいただきました
顧問の山上先生から次のように報告いただきました
輪島は幾度となく冷酷に無惨に自然災害に襲われましたが
前向きに練習に励んだ生徒たちが結果を出してくれました
人間的に成長した姿を見ることができました
また明日から練習に励みます
先日「未成年の主張」で
「被災地に本屋がない!
教育長さんなんとかして」
と台本にないことを突然叫んだ彼
その叫びに
本当に丁寧に対応してくださり
ヒントのお返事をくださった教育長様
オーディエンスからは
「今はオンライン書店で買えるじゃない?」
とのレスポンス
リアル本屋を作るなんて時代錯誤も甚だしい
とのご意見もあります
「でも本当の本屋がいいんです…」
と言っていた彼
そこでリアル本屋の魅力を考えてみようと思います
決してオンライン書店サービスを
否定するものではありません
私も本当によく利用させていただいています
“読みたい本があれば”
24時間いつでも注文できて
翌日にはもう到着ですから
こんな便利なサービスはありません
ここでのポイントです
あくまで“読みたい本があれば"
という前提つきなのです
リアル本屋はとても魅力的な空間です
それも街の中にある小さな本屋さん
10分ほどで店内一周できるくらいの
小さな本屋さんであっても
そこにはさまざまなジャンルの本が並んでいます
店主がこだわりぬいて品定めをしています
これまで自分が知らなかった世界もあります
店を一周する10分間でありとあらゆる情報が
目に飛び込んできます
タブレットを渡されて
「10分間でいろんなこと調べてごらん」
そう言われてもタカが知れています
能動的に情報を捕まえに行くという
限りなくエネルギーを使うプロセスを伴うからです
「おすすめの本」を紹介してくれますが
これもあくまでも
これまでの検索履歴をもとにしたものであるため
自分にとって全く新しい世界に招かれることは
極めてまれです
郊外の大型書店だと
書籍の量が圧倒的すぎて
逆に選びきれず
結局何も買わずに出てきてしまう
というのが私の習性です
脳のキャパシティが小さすぎるのが
その原因と思われますが
京都の一見はんお断りの店みたいに
両手を広げてそこに収まるお客様に
本当に心のこもったおもてなしをしたい
と言い聞かせています
リアル本屋での
「あれ?なにこれ?」
という好奇心をくすぐられる出会いを
ぜひ被災地に取り戻したいです
話は少しずれますが
高校を卒業して新生活を始める時に
毎年生徒に伝えることがあります
それはアパートを探す時
近くのコンビニの書籍コーナーを必ず覗け
ということです
いかにもエロオヤジの好きそうな本しかない店の周りは
確実に治安がよくないです
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『逃げんでええやろ追いかけてけえへんのに現実は』
【意味】逃げるな
歌は悲しみを消す
地震から311 日目
豪雨から47 日目
まずはいい話
1年生の
田方 脩斗さん
平野 唯人さん
舩﨑 養さんの3人が
輪島中学校の自転車置き場に埋もれていた自転車を
掘り出して持ち主に返してあげることができました
輪島中学校は山の上にあり
自転車置き場はその麓にあります
先日の大雨でグラウンドが崩落
大量の土砂が土石流となって流れ
麓の集落を襲ったのです
自転車はそのとき以来土砂の下に
たまたま通りかかった3人が
土砂から除いている自転車の一部を見つけ
その辺に落ちていた木の棒を見つけ
掘り起こしたのです
困っているだろうと行動を起こしてくれた
3人に「ここほれワンワン賞」を送ります
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『れんこんの穴にもラッキーセブンがあるちゅうことや』
【意味】幸運はどこに転がっているかわからない
れんこんの穴がたまたまななつ
黙って見過ごすのとラッキー!と思うのでは
その後の人生が大きく変わってきます
小さなしあわせを自分で見つけにいきましょう
幸せな気持ちになるには歌を歌うといいです
医学的に証明されているそうです
後頭部から首筋を通り腸まで
「迷走神経」が走っています
「迷走神経」には
心を落ち着かせ
ストレスを解消する役目があります
声の振動で「迷走神経」を刺激することは
神様がくれた心の安定の特効薬なのです
ごきげんだから鼻歌を歌うのではなく
鼻歌を歌っているからごきげんになるのですね
先日の東北研修の様子が
仙台のテレビ朝日系列の局で放映されました
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5e4fb8aaf20c64667f2330945b3efe6a57d6f50
“普通”ということ自体奇跡的
地震から310 日目
豪雨から46 日目
先日NHKで
「輪島高校 3年生の夏休み」が放送されました
深夜遅くの番組だったので
それを待つ間別のチャンネルに合わせると
林修先生の「初耳学」に
竹内まりやさんが出演されていました
あまりメディアに露出なさらない方なので驚き
ずっと見入ってしまいました
「クリスマスイブ」が実は
まりやさんのアルバム用に作られたけど
ボツになった曲だったという裏話など
興味深い話が満載でした
番組の最後には
被災地にも心を寄せてくださり
“普通"ということ自体奇跡的
とご自身の人生訓について
語っていらっしゃいました
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『傘のことばっかり考えとるから雨が降るんや』
【意味】取り越し苦労や心配性をいさめる言葉
心配事の92%は実際に起こらない
ともいいますしね
SSHと日本の未来
地震から309 日目
豪雨から45 日目
金沢泉丘高等学校のSSH発表会にお邪魔しました
SSHとはSuper Science Highschool
理数教育に特化した文科省指定の研究校です
石川県では金沢泉丘のほかに
七尾高校と小松高校が指定されています
今日は2年生の研究中間発表会でした
どの研究もしっかりと計画を立て
先行研究を充分に踏まえ
自分たちの仮説を検証すべく
すばらしいものでしたし
何より質疑応答がしっかりしたもので
感心しました
特に私は「ワインの涙」の研究に
非常に興味を持ちました
ワイングラスに度数の高いワインを注ぐと
内壁を絶え間なくワインが滴り続けるというもので
マランゴニ効果と呼ばれる現象だそうです
身近な題材に興味を持つ着眼点がいいです
「未成年の君達がなぜこのテーマに興味を持ったの?」
という聴衆からの質問にはまさか
「普段から嗜んでいるからです」
と答えるはずもないでしょうが…
答えにくそうにしていると
すかさず司会の生徒が
「他に質問はありませんか」
と話題を変えるテンポのよさも見事でした
フォトクロミズム現象の研究では
1gあたり100万円する試薬の入手を断念した話題も
SSH指定校とはいえ
予算を無尽蔵に使える訳ではなく…
工夫して実験されている様子が伺えました
他校のSSHの予算にまつわる
興味深い話があります
テッポウウオの研究をしたい生物班の生徒が
学校にテッポウウオの購入を申請したそうです
ところがやはりとんでもない値段で却下
これで我慢しとけと
代わりにテッポウウオのビデオを買ってもらいました
他のグループが着々と実験を進める中
そのグループは来る日も来る日も
ビデオを眺めるほかありませんでした
ある日のこと一人の生徒が気づきます
テッポウウオが水を発射する時
必ず水中から発射している
水面から口を出した方がより遠くへ飛ばせるのに?
疑問に思った彼らは徹底的に画像の分析を行います
すると
水中から発射することにより
表層の水も巻き込んで
口に含んだ水よりはるかに大量の水を
噴射しているようなのです
彼らは実験の方向性を変更しました
水鉄砲を入手して
どのくらいの水面下から
どのくらいの角度で発射すれば
最も多くの表層水を巻き込むことができるか
どちらかといえば物理に近い研究になりました
油を垂らした水槽の中から
今度はひたすら水鉄砲を撃ちまくります
発表会の後
ある企業から
うちの会社で特許化させてほしいと
オファーがありました
その会社はタンカーの海上事故があった際に
漏れ出した重油の回収を手がける会社でした
それまではおがくずを撒いて重油を吸収させ
それを回収するという手法でしたが
重油の層の下から放水するという
これまでにない方法での効率化に成功しました
このように実験結果というのは
どこで実用化に結びつくかわからないのです
基礎研究というのはそういうものです
すぐに成果が目に見えて現れないような
基礎研究であっても
しっかり予算を計上していただきたい
政府に強く要望します
それが今後の日本の未来を決めます
それを担う若い世代は
探究を中心に据えた新しい教育過程で
着実に育ってきています
日本の最大の資源は教育です
昨日大阪の話をしていたら
思い出したことがあって
大阪人の言葉に関するおもろい本
たしか昔買ったなー
倒壊寸前の我が家
(まだ公費解体にはなっていない)
に潜り込んで探してきました
あったあった
小杉なんぎんさんの
「大阪人の格言」
徳間書店から発刊されています
水に濡れてしわくちゃになっていましたが
大切なバイブルです
これから少しずつ紹介していきます
苦しいときこそ笑わなあかん!
今日の「大阪人の格言」
『ガーッといって
ダーッといって
パァーッといったれ』
明日は「街プロ」発表会の代休です
生徒のみなさん
間違えて学校に来ないようにしましょう
車いすバスケがやってきた
地震から308 日目
豪雨から44 日目
本校を会場に車いすバスケが行われました
やってきてくださったのは
一般社団法人フォースタートのみなさん
大阪からいらっしゃいました
「今日はどんなイベントですか?」
と真顔で問いかける新聞記者に
「クリスマスパーティーです!」
と最初からボケまくっています
さすが大阪人です
笑かそうという力んだところが全くなく
さらっとボケてはります
「刺身盛り合わせ遅いな」
「海行ってつかまえてはるわ」
「育ててるかもしれへんで」
とか
「ランチいつまで待たすねん
ディナーになってまうやろ」
大阪で日常的に交わされるこんな会話も
常に相手の負担にならないように
笑って待つためだそうです
アインシュタインも言っているそうです
笑っていると時間の経つのが早くなります
もうここまできたら
どこまでボケで
どこまでほんまやわかりまへん
私もこれから
「復興遅いなー」
と言われたら
「万博つくってはんねやろ」
と答えたろと思います
先日来いろんな被災地を訪れていますが
復興には本当に時間がかかる
実感しています
神戸にも東北にも熊本にも
今でも多くの傷跡が残っています
今でも戦っている方が大勢いらっしゃいます
笑って待とう
その方が時間が早く感じるかも
そして東北復興研修旅行で
生徒が学んできたことのひとつの
「考えるよりも動く!」
その方が復興が早く進む」
このこともしっかりと
胸に刻んで行こうと思います
「悩んで考える」ではなく
「笑って動く!」
さっきの万博のくだり
実はまんざら嘘ではありません
被災民の我慢の上に成り立つ万博なのです
いろんな意見がありますが
だからこそぜひ成功させてほしい
私はそう思っています
1970年の大阪万博が
日本の高度経済成長の象徴であったように
これまでいろんな災害から
立ち上がってきた多くの方が
力を合わせ再び立ち上がり
このあとやってくる大きな災害に備え
世界をリードしていく立場に
再び日本が返り咲く
そのきっかけとなるような
万博になることを願っています
フォースタートのみなさんから
メッセージ入りのタオルをいただきました
Forget can or can't.
Either do or don't.
「できるかできないかじゃない!
やるかやらないかだ!」
どんな事情かはわかりませんが
思うように足が動かなくなった時
おそらく絶望を味わったのではと
お察しします
そこからこんなに明るく元気に
立ち上がってこられた方の言葉だから
重みがあります
先日七尾高校で行われた
「EUがやってくる」に
本校生徒も参加させていただきました
参加した生徒の感想です
椿原 真弘
今日はパヴェウ・ミレフスキさんの講演を聞いて、とても有意義な時間を過ごせたと感じました。ポーランドの歴史や伝統、EUと日本の関係など様々なことをお聞きすることができました。特にクルスキといったポーランド独自の料理についての話やEUと日本の関係についての話が私にとってとても興味深い話だったなと感じました。特にEUと日本の貿易上の関係の強さが私にとって驚きでした。日本にとってEUは3位、EUにとって日本は8位の貿易相手であり、互いに必要とし合う関係性であることを今回の講演で知ることができました。
また、ポーランドにおける歴史上の出来事や場所の特徴を日本での出来事や日本の場所を挙げて紹介していただいたお陰で、どのような事が起こったのか、どのような場所なのかがすぐに理解することができました。また、東京で毎年ポーランドの祭りをやっているという事も教えていただき、時間ができれば、行ってみたいなと思いました。
坂下 結菜
わたしは七尾高校でEUについて詳しく話を聞いてきました。講演をしてくださったのは、ポーランド大使館のパヴェウ・ミレフスキさんです。まず初めに、ポーランド語について少し教えてくれました。「こんにちは」は「ジェン・ドブリィ」。「ありがとう」は「ジークイエ」。この言葉を学校に持ち帰って明日みんなに言ってみようと思いました。
現在、EUには27カ国が加盟しています。そして日本とEUは双方にとって重要な貿易相手のパートナーです。日本はポーランドからワクチン・飛行機などを輸入し、日本からポーランドへ自動車などを輸出しています。今日一番驚いたことは日本とEUの貿易で関税を撤廃していたということです。それほど日本とEUは親密な信頼関係にあるのだと感じました。
今日、パヴェウ・ミレフスキさんがこれだけは覚えて帰ってほしいと言っていたことがあります。それは、1.人間の尊厳、2.自由、3.民主主義、4.法の支配、5.平等、6.人権です。これらの価値観は日本とEUで同じなのです。
今日講演を聞いてわたしは、日本とEUの関係がもっと気になりました。これからはこの2国間の関係についてもっと注目していきたいと思ういい機会でした。
升井 莉愛
EU加盟国は全部で27カ国あり、加盟国では「人間の尊厳」、「自由」、「民主主義」、「平等」、「法の支配」、「人権」の6つの価値観が同じだとわかった。また、EU加盟国内ではパスポートを使わずに国を行き来することができると知り驚いたが、パスポートが必要なく色んな国に行けるのはとても便利で羨ましく思った。日本は車等、EUは飛行機やワクチン等を輸出していると知った。貿易の輸出ランキングは日本が3位、EUが7位と日本のほうが多く輸出していると知り予想外だった。他にもポーランド語での挨拶やポーランドの料理を教えてくれた。私は、餃子に似ている「ピエロギ」という料理が1番印象に残った。毎年5月に東京の六本木ヒルズでポーランドのお祭りが開催されており、そこではポーランドの料理も食べれると聞き行ってみたいと思った。また、ポーランドの方がポーランドと能登を組み合わせたロゴを作ってくださっていてとても嬉しかった。
簏 吏莉
EU出張授業を聞き、EUと日本は、貿易や政治面などで欠かせない存在であることを学びました。EUの国旗である12の星には、平和などの意味が込められており、EU加盟国内で深い繋がりがあることを知りました。また、たくさんの興味深い話をポーランド大使館から聞くことができました。ポーランドはいろいろな国と隣接しており、土地も平坦で行き来がしやすいため争いが多かったと知りました。そのような過去がある国だからこそ、平和を実現できたのだと感じました。赤と白が使われているポーランドの国旗が日本と似ているということをおっしゃっており、共通点を見つけて嬉しそうにしている姿が印象に残りました。日本に住んでいるポーランドの方々が能登に寄付をしてくださり、たくさんの人に支援をしていただいているということを改めて感じ、生まれた国が違っても気にかけてくれる優しさに感動しました。
ポーランドに行く際は、今日習った挨拶を使ってポーランド人に話しかけてみたいと思います。
坂角 凜
私は、七尾高校で開かれた、「EUが学校にやってきた」に参加してきました。講演会で沢山のポーランドのこと、日本とEUの関係について学ぶことができました。
まず最初に、ポーランド大使の方は「おはよう」と「こんにちは」をポーランド語でどのように言うのかを教えてくださいました。聞き慣れない言語で新鮮さを感じました。
私が特に印象に残った話が2つあります。
まず1つ目は、日本はEUに加盟しているので、EU圏内で行き来する際にパスポートが不要かつユーロをどこでも一律で使うことができるということです。
次に2つ目は、ポーランドには日本と同じ価値観があるということです。ポーランドでは「人間の尊厳、自由、平等、人権、民主主義、法の支配」です。どちらの観点からも日本との良好な関係が築かれていると感じました。
毎年5月にも東京の六本木でポーランドのお祭りも開かれているそうです。
今回の講演で、ポーランドのことをもっと知りたいと思いました。
町元 実結
私は、今日七尾高校にEUを聞きに行ってきました。ポーランド太子館のパヴェウ・ミレフスキさんがお話をしてくれました。ポーランドではピエロギというギョーザのような食べ物が美味しいと聞きました。私も一度食べてみたいです。また、ポーランド語も2つ習いました。1つ目は「ジンクイエ」という言葉です。ありがとうという意味だそうです。もう一つは、「ジェン・ドブリイ」という言葉でこんにちはという意味です。EU加盟国の中で共通している価値観が一緒だというのは6つあります。それは、人権、自由、民主主義、法の支配、平等、人間の尊厳です。この6つは大切だと言っていたので、この言葉はしっかりと覚えたいです。他にも、日本は車などを輸出し、ワクチンや飛行機を輸入している。日本とEUで関税がかからない。それだけ日本とEUは仲がいいのだと思いました。ポーランドの祭りが六本木で毎年5月に行われていると初めて知りました。この学んだことを活かしこれからにつなげたいです。
米谷 碧琉
私は七尾高校にポーランド大使さんのお話を聞きに行きました。ポーランド語のこんにちはとありがとうという言葉を教えてもらいました。私はこの言葉を友達や先生に教えてあげたいなと思いました。ポーランドは経済・面積・人口それぞれ世界3位ということを聞いて私はびっくりしました。たくさんの国があるのにそれぞれ3位を取っているのは衝撃でした。また、ポーランドのピエロギ餃子が人気と聞いて私も食べてみたいなと思いました。形は丸くて、日本とは違うことを知りました。
EUは27カ国が加盟しており、その中で共通している価値観が一緒だそうです。それは6つあります。人間の尊厳や人権、民主主義、法の支配、自由、平等です。この6つが共通していることを覚えておきたいです。また貿易については、EUからだと日本は貿易国7位だそうです。しかし、日本からだと3位ということが分かりました。日本はEUをとても頼りにしているのだなと感じました。私はこの話を聞くことができて良かったです。
志田 心湖
この度は、ポーランドのパヴェウ・ミレフスキ大使によるEU講演会に参加させていただきありがとうございました。
講演ではポーランドの歴史・政治・文化、ポ日関係、欧州連合の概要、欧日関係について学ぶことができました。
報酬連合と日本の関係では、EUと日本は貿易面で上位に位置する重要な関係であり、EUは、飛行機やワクチンなどを輸出し、日本は、車や機械類を輸出していることがわかりました。また、EUは、「人間の尊厳」「自由」「民主主義」「人権」「平等」「法の支配」という27加盟国共通の価値観で繋がっており、日本と似た価値観を持っていることがわかりました。そのためEUと日本の関係は貿易面でなく基本的価値観を共有する重要なパートナーであることを嬉しく思いました。
他にもポーランドの魅力や国際関係など新しい学び得ることができてとても貴重な経験となりました。ありがとうございました!
明日深夜NHK見てね
地震から307 日目
豪雨から43 日目
「街プロ」中間発表会が行われました
詳しくはこちら
来場された方からの感想を掲載します
調べたりまとめたりするだけでなく行動ができる高校生たちはカッコイイ!地域の課題を自分事として捉えていることがよく伝わりました。ちゃんとアンケートをとるなどしてエビデンスを得ていて説得力がある。きちんと反省点もまとめられ次に繋がっていくことが期待できます。
高校生が輪島のことを多方面から色々と考えてくれたことを嬉しく思います。実行までいくグループ、いかないグループどちらもいると思いますが、輪島に残った若い世代が何かできないかと考えたこと自体が「街プロ」の成果であると感じました。高校生たちが楽しい日常を送っていると街の大人も元気になります。
多くの視点からの取り組みがあり、プロジェクトとして素晴らしい成果だと思います。生徒たちが楽しそうに発表しているのが印象的でした。何度もテーマを変更したグループもありましたが、それだけ前に進めようとしているのだなと感じました。輪島高校の生徒が輪島の人たちに与えた影響は大きいと思います。
今後「街プロ」の認知度を上げていくこともひとつの課題であると感じました。「街プロ」を通して高校生の「人を巻き込む力」の大きさを実感しました。一瞬の大風でなく継続して風を起こしていろいろな人を巻き込み、輪島の新しい風になってください。外部の支援者が積極的に関わり生徒の可能性をひろげることのできた一日でした。
肌寒い一日でしたが
お越しくださり
本当にありがとうございました
先日
選挙の関係で放送が延期となった
ドキュメント番組
「輪島高校 3年生の夏休み」
放送日程が決まりました
一生に一度しか訪れない18歳の夏に
いま伝えたいことや
気持ちに遺しておきたい風景について語ります
震災後テレビ報道されてきた
「被災地としての輪島」だけでなく
自分たちにとって
「大切な思い出の詰まった輪島」を語ります
出演するのは
平さん 田端さん 岩波さん 木戸さん 森田さんです
放送は11月3日(日)
NHK「ドキュメント20min.」
の23時45分からの放送です
明日「街プロ」発表会です
地震から306 日目
豪雨から42 日目
2日(土)13:00より河井小学校体育館で
「街プロ」中間発表会が行われます
ポスターセッションで
発表する内容をお伝えします
ポスターセッションとは
それぞれのアイデアを持った提案者が
各々のブースに
ポスターなどPR材料を準備し
聴衆が興味のあるブースを順番に見て歩き
質疑応答を繰り返します
提案者と聴衆が直にやり取りできるので
起業家と出資者をマッチングさせるのに
極めて有効な手段です
(1)輪島市民が今求めているもの
「輪島未来トーク」に参加した生徒が
医療や福祉について考えています
(2)若者と高齢者との交流を増やそう
高齢者と若者が楽しく会話をしたり
遊びや運動ができる場所づくりをしています
(3)迷子猫
地震で迷子になった猫を保護し
飼い主に返す活動をしています
(4)被災地記録
被災地のリアルな現状をSNSで発信し
支援の輪を広げ復興への関心を高めます
(5)リラクゼーションルーム
学校にヨギボーを置いて
生徒がリラックスできる場所をつくります
(6)わじねことふぐ郎
かわいいゆるキャラが生み出す経済効果で
これからの輪島の発展に貢献します
(7)やってみる
地震のせいでやりたいことができない子供達
自分たちの手で実現させるサポートをします
(8)子どもの居場所を作りたい
特に門前地区に子どもの居場所が少ない
せめて子ども向けのイベントで楽しませたい
(9)輪島の課題
輪島の課題を福祉と関連づけて見つけます
課題と解決策を発表します
(10)海辺で映画を見よう
先日解体跡地での最初の上映会実現しました
いつの日か袖が浜でやりたいです
(11)商店街を復興しよう
馬場崎商店街の復興を進めるために
何か手伝えることがないか探しています
(12)ダンスでみんなを笑顔に
大好きなダンスを通して
市民のみなさんを笑顔にします
(13)パラリンピックin輪島
障がい者スポーツを使ったイベントをして
子どもたちが運動する機会をつくりたい
(14)地域スポーツの拠点を
小学生が運動する場がなくなりました
輪高グラウンドを地域スポーツの拠点にします
(15)お菓子で輪島を元気にしよう
輪島のお菓子を
輪島出張朝市に出します
(16)能登野菜を使ったポトフ
能登で育てた野菜を
自分たちで調理してみます
明後日「街プロ」発表会です
地震から305 日目
豪雨から41 日目
本校は2009年から
ふるさと探究に取り組んできました
2020年に「総合的な探究の時間」(以下総探)
がスタートするにあたって
そのさらなる充実をはかり
輪島の「今」と「未来」を見つめて
グループ毎に課題を設定し
その解決策を探る探究を
「WAJI活(輪島活性化プロジェクト)」
と名づけて行ってきました
本年度からはこれまでの取組をいかし
未来の「街づくり」に特化した形での
探究・活動を行っています
元日の地震により
輪島市はあらゆる面で大きな打撃を受けました
生活が一変した生徒たちに
「自分たちの住む街の未来」
を自分たちで考えたり
実現に向けて活動したりすることで
前を向いて歩いて行く
意欲と力をもってほしいと考え
「街プロ」をスタートさせました
冷静に今の輪島の状況を見ますと
問題が山積みすぎて
何から手をつけていいのかも
わからないほどです
「もともと少子高齢化と過疎化が進み
限界集落も多かった地域に
多額の税金を投入するのか」
という意見もあります
元に戻すだけでは先細りは目に見えており
これを機に持続可能な街づくりを目指す必要があります
それはすぐにできるものではなく
長期にわたる活動が予測されるため
その担い手としての若者の力が不可欠です
社会の問題を自分事として捉える
ということは総探の出発点でもありますが
「街プロ」を通して未来の輪島を創造する
意欲と力を育むことは
輪島が欲するものであると同時に
本校に課せられた使命であると考えます
「どんな街なら住みたいと思うか」
「どんな街なら戻って来ようと思うか」
「どんな街なら行ってみたいと思うか」
2年生が4月から取り組んできた活動の
中間発表会を
11月2日に
河井小学校の体育館をお借りして開催します
皆様にはぜひお越しいただき
よりよい探究となるよう
ご意見やご助言 アドバイスを
いただきたいと思います
13:00からポスターセッション
13:55よりプレゼンテーション発表です
プレゼンするグループは
①新朝市復興計画
再建が困難となった本町商店街と朝市
渋谷の「宮下パーク」へ視察に訪れ
そこで得た知見を元に
「商店街」「公園」「朝市」が一体となった
複合施設の建設を提案します
②みつばちプロジェクト
小学生と高校生の交流イベントです
世代を超えた積極的な協力体制をつくります
高校生が作った未来への花粉を
次の世代の花に届けるミツバチさんに
小学生を例えています
③フラワーアレンジメント
小中高生を対象にした
花を使ったイベントで
みんなを笑顔にします
カフェの要素も取り入れます
元気あふれる子供達で活気を取り戻します
④輪島の「楽しい」を作る
先日の「未成年の主張」実行グループです
誰もが言いたいことを我慢している
そんな中本音を叫べる場所を作りました
お互いの思いを表面化して
協力して復興に向かう土台をつくります
⑤猫と人間が食べれるお菓子
被災した時人が食べてるお菓子を
気軽にペットにあげれなかったことがきっかけです
動物によってアレルギーがあるからです
猫が食べて問題のない米粉等を用いた
シフォンケーキなどを商品化しました
⑥花火復興プロジェクト
祭りに花火を復活させたグループです
クラウドファンディングで資金を集め
当日は仕込みから交通整理
被災地の夜空に咲く大輪の輪に
泣いて拝んでいるおばあちゃんもいました
⑦東北復興研修報告
先日行われた東北復興研修に参加した生徒たち
学んできた復興までの道のりを
発表します
ぜひお運びください
長いものを捲け
地震から304 日目
豪雨から40 日目
昔から蛇の類の長いものが苦手で
長い挨拶
長い会議も
その例外ではありません
校長就任後の生徒への最初の挨拶で
「日本一の校長を目指すぞ!
日本一の挨拶の短い校長だ!
みんなは何の日本一を目指す?
決まったら校長室に言いに来い!」
と宣言しました
「私は日本一やかましいマネージャーになります」
確かに選手よりも遥かにベンチで騒いでいました
「僕は日本一足の速い帰宅部員を目指します」
確かに体育祭では日頃鍛えた逃げ足の速さを
遺憾なく発揮していました
ちなみに私のこれまでの公認記録は
球技大会での
「ひきょうなまねだけはするな(13文字)」です
東北弁の
「け(召し上がれ)」
「く(いただきます)」には
遥かに及びませんがまずまずの短さです
会議の冒頭での校長挨拶もしませんが
司会進行の先生にしてみると
どうも座りが悪いようで
「では最初に校長先生ご挨拶をお願いします」
「さっそく議題に入ってください」
が定型のフォーマットになっています
この5秒のやり取りも
職員会議 進路会議 PTA会議 もろもろで年間50回
5 × 50 = 250 秒
参加人数が平均30人として
250 × 30 = 7500 秒 ≒ 2 時間
日本の平均時給が 1,249 円だから
1,249 × 2 = 2,498 円
の損益となる訳です
チリも積もれば山となる
働き方改革も
このチリ積も作戦で臨みたいものです
日本の平均労働時間は昨年度1637時間となり
18年前の調査に比べ9%も短縮されましたが
実は短時間労働の高齢者と女性の就業率が
高まっただけで
正規雇用者の労働時間は変わっていないそうです
まずは会議のための無駄な資料の作り込み
私は若い頃会議用の資料を作り
直属の上司に見せたところ
「ダメだ!作り直せ!」
「でもこちらの案の方がいいと思うのですが」
「言うことを聞け」
渋々言われる通りに作り直し見せに行くと
「よし いっしょに校長伺いに行くぞ」
校長先生は
「ダメだな こんな案はどうだ?」
示された案は私が最初に提案したもの
その上司はこともあろうに
「そうですよね!校長先生
私もそう思っていました
すぐ作り直せ」
目が点になりました
こんな不毛なやり取りが
多忙化改善を妨げます
あと就任挨拶もやめませんか
「この度の異動で〇〇に就任しました…」
すみません
失礼ながらはっきり言います
忙しい年度変わりに迷惑なだけです
例えば教科書会社の方
我々は教科書の内容で選んでいます
担当者の交渉力や人柄で選ぶ訳ではありません
報連相の徹底も叫ばれるようになって久しいですが
上司が楽をするためだけの報告は
組織の崩壊を招くそうです
昔「お辞儀ハンコ」を教えてくださった方がいます
決裁書の捺印欄は右から左へ向かって
だんだん偉くなっていきますが
陰影がまっすぐになるように捺すのではなく
少し左に傾けてお辞儀をしているように
捺すのが礼儀なんだそうですが
これもなんだかなって感じです
無駄な上下関係はなくして
できるだけフラットな職場にしたいなと
日頃感じています
今一緒に活動させていただいている
OECD(経済協力開発機構)では
たとえ局長と新入りであっても
「アンドレアス!」
「ビン!」
とファーストネームやニックネーム
で呼び合います