校長室より「おこらいえ」

何度でも何度でも何度でも

267日目

 

大雨もおさまり

寸断されていた道路も

片側交互通行ながら繋がり

金沢から輪島にようやく入れました

 

地震で崩れた岩肌を

何本もの滝が

音を立てて流れて落ちています

天然のダムとしての

山の保水機能が完全に失われています

地震がなければおそらく

今回の雨で

これほどの被害にはならなかったでしょう

自然破壊への警鐘です

 

街のあちこちで

流れ込んだ土砂のため

道路が通行止めになっています

 

頭の上を捜索や報道のヘリが飛び交い

消防車や救急車の音が鳴り止みません

まるで1月に戻ったようです

 

ようやく入れた仮設住宅が

ダメになった生徒もいます

 

営業を再開したばかりの

多くの飲食店が振り出しに戻ってしまいました

 

孤立した集落には支援物資が届かず

「あるものでしのいでくれ」

と言われているそうです

 

でも輪島のみんな

失うものを無くした人間には

怖いものなど何もない!

やったろうぜ!

絶対に負けるな

 

生徒のみんな

未来への希望を捨てるな

 

今朝からずっと

ドリカムの曲が

頭の中をリフレインしてます

 

何度でも何度でも何度でも立ち上がり呼ぶよ

きみの名前 声が涸れるまで

悔しくて苦しくてがんばってもどうしようもない時も

きみを思い出すよ

10000回だめで へとへとになっても

10001回目は 何か 変わるかもしれない

落ち込んでやる気ももう底ついて

がんばれない時も きみを思い出すよ

前を向いてしがみついて

胸掻きむしってあきらめないで叫べ

明日がその10001回目かもしれない…