校長室より「おこらいえ」

本の木とバウムクーヘンの街

263日目

 

石川県立図書館は

「百万石ビブリオバウム」の愛称で親しまれています

「百万石」は100万冊を超える蔵書の規模感を

「ビブリオ」は図書を表します

そして「バウム」は木

「バウムクーヘン」の「バウム」です

「クーヘン」がケーキなので

「バウムクーヘン」は「切り株ケーキ」

みたいな意味でしょうか

 

命名当時は「覚えにくい」などの声も聞かれましたが

とても素敵なネーミングだと思います

 

 

 

 

本の木「ビブリオバウム」は

まるで本のページをめくるような外観です

360°展示された本の間を

中空に浮かぶ「ブリッジ」が繋ぎます

館内にはカフェも併設され

飲食も可能な「文化交流エリア」では

知識を深めるイベントや音楽会なども多数開催

「思いもよらない本との出会いや体験によって

 自分の人生の1ページをめくることができる場所」として

学都金沢にふさわしい学びの場です

 

10月11日

OECD(経済協力開発機構)を中心に

世界各国から教育関係者を招くことになっていて

この誇るべき学びの場を

世界に発信したいと考えています

 

震災直前には

輪島市にもこのような

新しい図書館を建てる計画があったのですが

今どうなっているのでしょう

新しい街の学びの中心としての図書館が

求められています


今日は北信越地区の高校の校長会に出席しました

各校の優れた実践例に学び

自校の教育活動に活かしていきます

 

全体会で発表されたのは

本校にもゆかりのあるおふたかたでした

 

まずは

先日本校の視察にも来てくださった

福井県立高志高校の山内悟校長先生

学校の最上位目標を達成するための5つの促し

 ①夢・希望を持つことへの促し

 ②自ら考えることへの促し

 ③自ら目標を達成することへの促し

 ④自ら学ぶことへの促し

 ⑤果敢にチャレンジすることへの促し

優れた授業実践のための3つの問い

 ①事実発問

 ②評価発問

 ③創造発問

を校長先生のリーダーシップのもと

先生方が徹底して取り組んでいらっしゃる様子が

伝わってきました

 

ふたりめは

昨日このコラムで校歌を紹介させていただいた

金沢辰巳丘高校の河岸美穂校長先生

先生は昨年度本校の百周年記念式典にお越しになり

そのとき植松電機の植松努社長の講演に感銘を受け

今年の修学旅行で実際に北海道を訪れ

社長の講演とロケットづくりを実現されたそうです

驚くべき行動力と実行力です

 

そのほかにも

このブログを読んでくださっているという

長野県下諏訪向陽高校の三輪元子校長先生が

お声かけをしてくださいました

 

人と繋がることの大切さ

 

輪島の子は

どうしても限られた人間関係の中でしか

これまで生きることができませんでした

 

この震災を機に

世界中のたくさんの人が繋がろうと

してくださっています

 

この機会を逃す手はありません

 

「半島の先端から目指せ世界の最先端」

ずっと言い続けていたことが

今現実のものになりそうな気配です


金沢市教育う長の野口弘様からのお話です

金沢市長の公用車のナンバーは1583

これは前田利家公が

金沢に入城した年だそうです

ナンバー1583 の黒のアルファードを見かけた時に

「ラッキー」と叫んで手を振ると願いが叶います!

というのは今自分が思いついたレビューです

 

それから金沢は

バウムクーヘンのような都市とも

言われているそうです

金沢城を中心として

武家屋敷 商人の街と

年輪のように広がっているからです