いしかわ師範塾
設立10周年記念式典の一環として教育実践発表を開催!
いしかわ師範塾設立10周年記念式典(7月10日)に引き続き、卒塾生による教育実践発表を行いました。発表に先立ち、山下指導員が師範塾設立の経緯や初年度(平成25年度)より今年度に至るまで講座内容の充実を図ってきたことを当時の記録写真を織り交ぜながら振り返りました。歴代の指導員は当時の苦労を思い返すとともに、師範塾の更なる飛躍を誓いました。
10年の歩みを紹介する山下指導員 |
卒塾生による教育実践発表では、金沢市立高尾台中学校の古市憲汰教諭(平成28年度第4期生)が、1人1台タブレット端末を活用し、Google Earthを使って扇状地や三角州を探し、これらの地形が形成される特徴を考察したほか、教師がタブレット端末に送付した少子高齢化の要因となる複数の資料を生徒が取捨選択し、独自に資料を付け加え発表する実践を報告しました。
また、県立大聖寺高等学校教諭の稲村 竜教諭(平成25年度第1期生)は、図書委員が紹介した小説「秒速5センチメートル」のタイトルから本当に桜の花びらがその速さで落下するのかを実験方法を工夫し検証したほか、タブレット端末での問題演習の際、解説動画を配信し、生徒の視聴回数や繰り返し再生に基づき生徒の躓きを分析し、授業でフィードバックする実践を報告しました。
実践発表する古市教諭 | 実践発表する稲村教諭 |
その他、以下の6名の卒塾生が成果報告書により発表しました。
○ 七尾市立山王小学校教諭 中澤 優太 (平成26年度 第2期生)
「総合的な学習の時間におけるタブレット端末を用いた導入と展開」
○ 白山市立松陽小学校教諭 濵野 真衣 (平成29年度 第5期生)
「私の学級経営~楽しいを大切にした取組を通して~」
○ 中能登町立中能登中学校教諭 寺岡 ぴあ (平成29年度 第5期生)
「自分たちで考え、行動する生徒会活動」
○ 県立小松高等学校教諭 石黑 智子 (平成25年度 第1期生)
「学級経営において大切にしてきたこと」
○ 県立いしかわ特別支援学校教諭 村濱 りさ子 (平成25年度 第1期生)
「自己を表現し、他者を理解する力を育む音楽の授業をめざして」
○ 県立明和特別支援学校教諭 柴田 恭明 (平成26年度 第2期生)
「特別支援学校の社会科における一人一台タブレット端末の活用」
いずれの実践もすばらしい内容で、卒塾生の学校現場での活躍ぶりを知ることができました。
(報告:中本)