2021年11月の記事一覧
計測実習【工業系列】
本校での実習はものづくりや電気工事など、加工技術の
習得が主たる「ねらい」となっています。
(作業の理論、安全で効率的な作業方法などなど・・・)
ところが実習のテーマはそれだけではありません!
実際に座学の授業で習った理論が本当にそのとおりなのか、
実験機材を使って確かめる「計測」の実習もあります。
今回は電気の基礎である「オームの法則」が実際に
成り立っているのかを、電圧計・電流計・抵抗器を使って
確認しました!
計測のために回路を結線します 計測した値をもとに、計算して法則どおりの
もちろん結線が間違っていると計測器の データとなるか確認します
針は動きません 計器の読み取り方が不適正だと値も理論値から
※逆につないでふりきっちゃうこともあります! ずれちゃいますよ!
「おおっ、針が動いた!」
「本当や、ちゃんと法則どおりの数値になっとる!」
生徒は計測実習に興味津々の様子でした。
3年生のモノづくり【工業系列】
3年生の実習では今、モノづくりをしています。
溶接隊では、
個人でモノを作る人、
4~5人のグループで一つのモノを作る人に分かれて作業をしています。
図面を書く
必要な材料は何かをリストアップする
材料を切る
切断面を磨く
作りたい形に固定する
接続したい箇所を溶接する
溶接した面を磨く
などなど・・・
グループ活動班では、
一から自分たちで考え作業していきます。
どうやったら効率がよくなるか
どうやったらロスが減るか
どうやったら安全なモノが作れるか
など、グループ内で考えながら作業をしています。
個人活動班でも、自分が作りたいものを図面におこし、
鉄板を切り、アーク溶接で溶接していきます。
さて、何ができるかはお楽しみです♪
どの生徒もいい作品を作るために真剣に取り組んでいました。
技能検定に向けての機材確認【工業系列】
技能検定のひとつに「機械検査」があります。
これは決められた時間内で、ノギスやマイクロメータ、シリンダー
ゲージなどを使用して、品物の寸法を正確に計測する検定試験です。
後期の技能検定が12月に行われるので、それに向けて機材の
確認を行いました。
プラグの有効径を計測する作業です こちらはテストピースの寸法を確認している
必要なものがすべて揃っていて、確実に作業が 様子です
できるか確認しました 機材には「くるい」が生じてないかな?
「ふりかえり」の実習【工業系列】
ある日の実習です。
技能検定(普通旋盤)に合格している生徒に対して、久しぶりに
旋盤を使う生徒に使い方を教えてあげるよう指示しました。
(もちろん教員も巡視して監督しつつです)
用意したテーマは決して難しいものではありません。しかし、他の
検定にとりくんでいて、ほとんど旋盤を使っていない生徒にして
みれば忘れていることも多く、おっかなびっくりです。
「どうすればわかりやすく知識や技能を伝えられるかな?」
「教えることで、あらためて気付いたことはあったかな?」
経験してきたことの「ふりかえり(リフレクション)」を行うことで、
より深い学びにつながります。
教えた生徒も、教わった生徒も、ともに新鮮な様子でした!
左「刃物台ハンドルで長さを決めりんぞ」 左「一定のスピードで切り込めや」
右「ああ、そんなんやったなあ」 右「ひさびさに触ったら緊張するわ」