SGHの活動を紹介します
SSH・SGH合同研究発表会
SSH・SGH合同研究発表会は1月25日(金)に開かれ、2年SGコースと理数科の生徒がこの1年間取り組んできた課題研究の成果を発表しました。
県内外の高校や大学等から約70人の教職員等が見学に訪れました。啓泉講堂での口頭発表では、生徒のほか、多くの参観者が見守る中、24Hと20Hの代表グループがプレゼンテーションを行うと、クラスをまたいで鋭い質問が飛び交い、白熱した時間となりました。続いて24Hの生徒は、1階生徒ホールでポスターセッションを行い、各グループの研究について参観者に堂々と臆することなく研究について語りました。様々な質問や意見を受けて、今後の研究の方針を見つめ直す良い機会となったようでした。
(生徒感想)
自分たちが作ったポスターを見て、4月、5月にはここまで進んでいるとは思わなかったなあと思ってちょっとだけ感動した。放課後も作業をしたりと大変なことも多かったけど、その分すごく充実感があって、ここまで進めてこられたのはSGみんなが意識が高くやる気があるからだと思った。まだまだ終わりではないので、ここからもっと頑張りたい。大人の意見や質問は結構シビアで、意表をつかれるものが多く、自分たちの研究はまだまだ改善の余地があると感じた。昨日今日でいろんな人から意見をいただいたので、発表は終わった後だし論文も出さなければいけない時期だけど、もっと研究に時間を割いてより良くしていきたいという気持ちが強くなった。
附属・泉丘・二水 3校合同「課題研究発表会」
(生徒感想)
・自分の課題研究に対する高校生の視点を知ることができた。また、色々な分野の発表を見て高校生の想像力の豊かさを感じられて楽しかった。
・ポスターセッションは、発表者が一方的に意見を述べるのではなく、聞き手と一緒につくり上げる場なのだと学びました。課題解決策を実際に行うときの計画がしっかり練っている班が多く、参考になりました。
グローバルリーダー養成講座 「エンパワメントプログラム」
(生徒感想)
・英語を喋るときにミスをしても大丈夫だという意識をもつことができた。また、自分よりも英語をなめらかに喋ることができる生徒がたくさんいて、自分ももっと喋れるようになりたいと刺激を受けた。そして、日々の英語の勉強をもっと頑張りたいと思った。
・今回のプログラムを受けて最も感じたことは、不可能だと思うことでも挑戦してみると意外とうまくいくということです。例えば、英語で2~3分のプレゼンテーションを作成したときは、「この短期間で英文を書いて、しかも原稿を見ずに発表だなんて到底無理だ」という予想を覆し、満足のいく発表ができました。これからもチャレンジ精神をもち続け、“active English Speaker”を目指します。
平成30年度「金沢泉丘SSH・SGH研究発表会」のご案内
1 目 的 石川県立金沢泉丘高等学校におけるSSH・SGH研究開発の実践報告及び生徒課題研究発表等を行うことにより、
その成果を広く校内外で共有するとともに科学教育、グローバル教育の充実、推進に資する。
〒921-8517 金沢市泉野出町3-10-10
TEL (076)241-6117 FAX (076)245-5253
URL:http://www.ishikawa-c.ed.jp/~izumih/index.html
ALT及び県外のSSH・SGH指定校の教職員、大学教員、大学院留学生等
6 日 程
9:00~ 9:25 (受 付)
9:25~10:15 公開授業
学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
学校設定科目「SG思考基礎」 (普通科1年生)
10:25~11:15 公開授業
学校設定科目「CS学際科学」 (理数科1年生)
学校設定科目「プラクティカル・イングリッシュ」(SGコース2年生)
11:25~12:05 SSH×SGH 口頭発表会(理数科2年生、SGコース2年生)
12:05~13:00 昼食
13:00~15:00 公開授業
「AI課題研究Ⅱ(ポスター発表)」(理数科1・2年生)
「SG探究(課題研究ポスター発表)」 (SGコース2年生)
15:10~15:50 協議会
研究開発の概要説明、質疑応答等
※詳細は以下の要項をご覧ください。
ご案内.docx
金沢泉丘SSH・SGH研究発表会開催要項.doc
※申込フォーム(下のURLをクリックしてください)
https://goo.gl/forms/Yx1ODs7NcfIRB07h2
申込締切:平成31年1月11日(金)まで
プリンストン高校 来校
今回来校したのは、プリンストン高校で日本語を学ぶ生徒23名。京都、広島を訪問した後、本校との交流のため金沢を訪れました。本校の有志がホームステイを受け入れました。
初日は2年SGコースの生徒との交流会やホストバディ・クラスバディとの交流会が行われ、ゲームやお話をして親睦を深めました。放課後には、書道部がパフォーマンスを披露し、プリンストンの生徒たちを驚かせていました。
2日目は、プリンストンの生徒たちは授業に参加したり、書道体験をしたりして、日本の学校生活を体感してもらいました。
(生徒感想)
ホームステイを受け入れて、英語で会話することの楽しさを学びました。最初は伝わる英語が話せるかとても不安でしたが、相手の子がフォローしてくれて、私もフォローしてと、気軽に会話を楽しむことができました。不意に誰かに話しかけるときに英語が出てきたほどです。また機会があったら受け入れたいです。
京都大学出前授業
(生徒感想)
・最も印象に残ったのは、干潟やサンゴ礁では膨大な生態系が展開されていること、そして、現在埋め立てによってそれらが破壊され、干潟やサンゴ礁だけでなく、陸の生物にも影響を与えているという点です。海洋上の問題は、自分たちにはあまり関係ないと思っていましたが、山守さんのお話を聞いて、予想以上に大きな影響があることを知り、危機感を覚えました。そして、環境問題について今まで以上に興味が湧きました。もっと環境について貪欲な姿勢で学び、意識を変えていこうと思います。貴重なお話ありがとうございました。
・今回、自分はプレゼンのスキル等を学べたらいいと思い、この講義に参加したのですが、山守さんの話はとても興味深く、海の環境問題について考える良い機会になった。短い時間だったけれど、さまざまな環境、また、そこに住む生物の多様性について知ることができて、良い刺激になったし、自分の世界をみる視野が少し広がった。また、今回の話を聞いて、大学への興味が強くなった。自分のもつテーマについて本当に楽しそうに話す山守さんをみて、自分も早く大学に入って、自分の興味があることについて調べたり、研究したりしてみたいと思った。
SGコース海外研修
24Hの生徒がプリンストン高校やプリンストン大学、エコビレッジ・イサカなどを訪ね、現地の人たちに対して課題研究の発表や意見交換を行い、国際的な視点から研究を深めました。生徒にとって、体験活動やホームステイ等を経験し、多くのことを学ぶことができた充実の1週間となりました。
(生徒感想)
・今回の研修ではプリンストン高校、プリンストン大学、イサカの3つの場所でプレゼンテーションを発表する機会がありました。私たちとは違う視点を持つ外国の高校生、大学生、高齢者の方々の意見を聞くことができたのは本当に貴重で、それらを生かしてこれからの研究を発展させていきたいです。特にイサカでお話ししたときは、私たちの研究テーマが交通で、金沢とイサカは交通の面で似たような問題を抱えていることが分かり、交通事故にあわないためには歩行者が反射するベストを着ればよい、など具体的な解決策につながる案を提示してくれたので今後の研究に生かしていきたいです。
・米国研修を通して、夢に向かって突き進んでいくために、まずは「ブロードウェイの舞台に立つ」とう由水さんのように具体的な目標をつくるか、「海外への憧れ」や「国際関係を学ぶこと」と川守さんのようにどれだけでも打ち込める好きなことを見つけたいと思いました。どちらが先になるかはわからないけど、具体的な目標と好きなことや打ち込めることを見つけるという二つのことは関係していて、どちらかが決まれば自然ともう片方もついてきて、途中回り道をするとしても、一つの自分のゴールに向けてやるべきことを見つけて突き進んでいけて、それが様々なことに挑戦していく勇気にもつながるのかなと感じました。
・課題研究のプレゼンやそのあとのディスカッションを多くの人との関わりの中で行えたことに幸せを感じます。プレゼンの準備段階で学んだ「いかに相手に自分事として問題を捉えてもらうか」ということを常に意識しながら望むことで自分の研究している課題に対する知識や思考力を深めることにつながりました。多くの人との関わりがありましたが、その中で共通していたのは「なぜこの問題を取り上げたのか」と問われたことです。私はそのような質問を誰しもが口にしたことにとても驚いたし、そこで一人ひとりが自分の意見をすぐに述べられなかったことを悔しく思います。きっとこの瞬間、私たちの自律性が問われていたのでしょう。ただ、この悔しさを生かせた場面が私はイサカであったと思います。そこでは自分の考えと合わせて質問をしたり話が深まる中で生まれた疑問を相手に迷いなくぶつけることができました。これは今までにない経験であり、今後につながる大切なひとときでした。
グローバル×医学
(生徒感想)
・単に医療といっても、宗教や言語、経済などのいろいろな問題と複雑に絡み合っていることが分かりました。その問題を解決するためにいろいろな視点から考え、フィードバックすることが大切だと分かりました。お二方がたくさんの国に訪れ、たくさんの経験を積み、そのことについて話している姿がとてもかっこよく私の目に映りました。私もいつかあんな風な人間になりたいと思ったので、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。
・私は今回の「グローバル×医学部」に参加して、自分が将来したいことを見つけられてよかったと思いました。私は参加する前、文理選択も決まらず、将来自分がしたいことが分からなくなっていました。しかし、今回医学生の話を聞いて、様々な経験をすることで人々の役に立つことができることが分かりました。だから、私は将来、自分のためだけでなく、世界の人々のために仕事をしたいと思いました。そのためにも今自分がすべきことをして、高校生活から充実していきたいです。
イオン1%クラブ アジアユースリーダーズ
8月18日(土)~8月25日(土)にインドネシアのジャカルタで行われたイオン1%アジアユースリーダーズに、本校2年SGコースより5名が参加しました。「食育 インドネシアにおける食生活の考察と改善点の提案」をテーマとして、アジア6ヶ国の高校生が一堂に集まり議論を行いました。
本校が参加するのは、昨年に引き続き今回が2回目となりました。
生徒たちはアジア各国のエネルギッシュで、英語の達者な若者たちと、朝早くから夜遅くまで、英語の講義とディスカッションを行いました。生徒たちはチームメイトと仲を深め、自分の意見をはっきりと表すようになり、自分が何をすればいいのか考えて行動するようになりました。
(生徒感想)
このプログラムを通して、改めて英語の重要さに気付いた。6つの国から違う言語を話す生徒たちが集まって、互いの母国語は分からないけど、英語でコミュニケーションがとれるということに、当たり前のことかもしれないけど感動した。他の国の生徒たちがネイティヴ並みに話していて、最初はすごくびっくりして、話の流れについていくのだけで精一杯だったけど、日が経つにつれて、話に入れるようになってきて、会話がすごく楽しかった。国は違うけど、学校生活のことや好きな音楽のことなどの話をすると、共通点があったりして面白かった。文を作ろうとすると全然話せなくなるし、単語だけ並べるような拙い英語になってしまったから、もっと英語を勉強して話せるようになりたいと思った。
SDGs特別講義(山藤旅聞先生)
1年生への講演では、植物油脂の入ったチョコレートと入っていないチョコレートの食べ比べが行われ、生徒たちはパームオイルプランテーションの開発と熱帯雨林の消失がせめぎ合うボルネオ島の環境問題について理解を深めました。
2年SGコースへの講義では「2030 SDGsゲーム」を行い、生徒は理想の未来を目指して知恵を絞りました。