理数科お知らせ

理数探究の特別講義を開催しました

 4月10日(水)に、理数探究の特別講義を行いました。今回の講師は金沢大学ナノ生命科学研究所のAdarsh SANDHU先生で、これから探究活動を行う上で大切なことについて、お話いただきました。

【生徒の感想】

・いくらいい研究ができても相手にそれをうまく伝えられないと意味がないなと強く感じた。IMRaDという論文の型はとても明快でわかりやすいと思ったからこの型を意識してこれからスライドを作りたい。

・口頭発表に盛り込むべきトピックがよくわかりました。特に印象に残ったのは、発表のレベルはオーディエンスに合わせるということです。今まで聞いた先輩方の発表の中でよくわかったと感じたのは、専門用語には説明を入れて簡単な言葉で活動内容を1から説明しているものや、スライドもしっかりと何のデータなのか記してあるものばかりでした。私もオーディエンスが飽きない発表の仕方を意識できるようにしたいと思いました。

第2回探究フォーラム「Earth Mileフォーラム」を開催しました

 3月20日(水・祝)に、第2回探究フォーラム「Earth Mileフォーラム」を開催しました。このイベントは、地球温暖化や海洋ごみ問題など現在の自然環境状況に危機感を持ち、一人ひとりが自分事の課題として探究活動に取り組んできた成果の発表や聴講を通じて、自分たち自身の意識をより高めるとともに、同じ価値観を持つ同世代との交流を通じて、その活動を広げていくことを目的としています。参加校は、金沢錦丘高校、小松高校、小松明峰高校、石川県立工業高校、金沢大学附属特別支援学校、本校、そして東京都立日比谷高校がオンラインで参加しました。

 午前は、本校普通科探究班が考案したカードを用いた環境問題啓発ゲームを用いた交流会と研究発表会①(代表班による口頭発表)で、午後からは石川県立大学の勝見先生による講演会と研究発表会②(ポスターセッション)でした。

  

【交流会(本校普通科探究班が考案したカードを用いた環境問題啓発ゲーム)】

ボードゲームをとおして、楽しみながら環境問題について考えました。初対面の人も多かったのでゲームをとおして親睦を深めることができました。

 

【研究発表会①(代表班による口頭発表)】

 生態系保全やプラスチック、ICT教育など様々なテーマについて発表が行われました。

 

講演会 「農用地におけるマイクロプラスチックの発生と海域への移行」 石川県立大学 勝見 尚也 先生

 肥料由来のマイクロプラスチックが農用地より水の流れで移動することなど、マイクロプラスチックの動態について、詳しく知ることができました。

 

研究発表会②(ポスターセッション)

  環境問題に関するテーマのポスターセッション。全ての参加校がこれまでに研究してきた成果をポスター発表しました。金沢大学・人間社会学域附属・特別支援学校の生徒さんによる体験型のブースが3ブース開設され、とてもにぎわっていました。また、会の最後にはカエルデザイン合同会社アクセサリーデザイナーの川﨑朱美子さんより、石川県立羽咋工業高校の活動「ペットボトルキャップの回収ボックスの制作」について、紹介がありました。

 今回、企画から運営までを、普通科の吉岡さん、久野さん、吉藤さん、水本さん、池田さん、金森さんが行いました。皆さんのおかげで素晴らしい会になりました。ありがとうございました。

「究める課題研究発表会 in Komatsu」に参加しました

 3月17日(日)に開催された「究める課題研究発表会 in Komatsu」(主催:小松高等学校)に、本校からは理数科と普通科の2年生の計10班が参加し、ポスターセッションで研究成果を発表しました。ポスターセッションには、主催の小松高校のほか、福井県立藤島高校、大聖寺高校、小松明峰高校、小松工業高校、金沢大学附属高校、星稜高校、星稜中学校の生徒、韓国の大田科学高校(オンライン参加)など県内外の多数生徒が参加し、研究を通して交流を深めました。

 また、小中学生を対象とした実験講座では、生徒が主体となって普段から取り組んでいる研究に関する実験ブースを開設しました。理数科の「文字や文章の読みやすさに関する条件」の研究班がタブレット端末を用いて「平均文字」の体験会を行い、普通科の「児童の外来種への意識に対するアプローチ」の研究班が、スノードーム作りの体験会を行いました。参加した小中学生の新鮮な反応を受け、本校生徒たちも達成感を感じている様子でした。

Global Science Leadershipに参加しました

 3月16日(土)に、福井県立藤島高校が主催のGlobal Science Leadershipに参加しました。本校からは2年理数科の「アメリカザリガニ由来のキチンナノファイバーの特性」班が参加し、英語での発表の後、フィリピンの生徒や教師とのオンラインでの質疑応答を行うなど、自分たちの研究発表をより良いものにするために国境を越えて学び合う姿が見られました。生徒交流会でも本校の生徒が積極的に意見を出しており、活動の中核になっていました。

福井県合同発表会に参加しました

 3月10日(日)に福井県のAOSSA(福井県民ホール)で開催された福井県合同発表会に、本校から普通科2班(「廃棄野菜からプラスチックの代替品を作ろう」班、「寒天から目指す環境にやさしいプラスチックの作成」班)、理数科2班(「ルミノール反応における照度の推移」班、「タフリナ菌の侵入経路と越冬部位の研究」班)が参加しました。この発表会は分科会とポスター発表に分かれており、分科会では11校、ポスター発表では14校が発表しました。

 普通科の生徒達は、外部発表会での発表が初めてでしたが、他校の生徒達との交流が貴重な体験となったようです。理数科の生徒達も、回数を重ねることで発表をブラッシュアップし益々磨きをかけていました。皆さんお疲れ様でした。

CS学際科学で企業研修を行いました

 2月16日(金)に中村留精密工業株式会社を訪問し、企業研修をさせていただきました。現地では会社概要について説明を受けた後、2グループに分かれて工場見学をしました。概要説明では、会社が目指していいることや、そのために取り組んでいることについて知ることができ、工場見学では、それぞれのブースでどのような作業をしているのかという説明を聞き、工作機械を製作する過程を見学することができました。

 工場見学後は、泉丘OB・OGの社員の方が2名登場し、生徒達の質問に答えてくださいました。現場で数学が使われていることや、コミュニケーションが大切という事など、具体的な例を提示し説明してくださったので、大変わかりやすかったです。

 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

近畿サイエンスデイに参加しました

 2月11日(日)に開催された「近畿サイエンスデイ」(主催:大阪府立天王寺高校)に、本校からは理数科2年生が参加し、「千里浜における効率の良い消波ブロックの形の研究」の研究成果を発表しました。近畿サイエンスデイは、近畿圏のSSH校が課題研究の発表を行う場として、主催の大阪府立天王寺高校が毎年開催しているイベントで、今年度は、福井県立藤島高等学校、兵庫県立神戸高等学校、大阪府立北野高等学校、滋賀県立膳所高等学校、大阪府立天王寺高等学校、そして本校の6校が参加しました。他県のSSH校と研究をとおして交流することができ、大変良い経験をすることができました。

金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました

 2月10日(土)の午後に、金沢泉丘サイエンスグランプリを開催しました。テーマは脱出ゲーム「リカ・ゲーム」!チームで実験を行いながら謎解きをし、犯人を捜すイベントでした。今回はこども科学財団に所属している小・中学生も参戦!本校の生徒も含めて43名もの参加者がゴールを目指して知恵を絞りました。

【全体説明】

【ロボットは見た~犯人の服の色を特定せよ】

【噓つきは誰だ!?同定実験による調査】

【凶器が残したメッセージ】

 企画・運営をしてくれた10H有志の皆さん、面白い企画をありがとうございました!

SSH公開授業を開催しました

 2月7日(水)の午後に、令和5年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業を開催しました。5限目は「サイエンス・イングリッシュⅠ」、「古典探究」、「理数数学Ⅱ」の授業を、7限目は「理数探究」、「SG探究」、「理数生物」、「理数地学」の授業を中心に、1・2年生の授業を公開しました。6限目はSSHおよびSGコースの概要説明を行いました。

 県内外から約30名の先生方が来校し、貴重なご意見をいただくことができました。

【5限】

「サイエンス・イングリッシュⅠ」    「古典探究」         「理数数学Ⅱ」

【7限】

 

    「理数探究」          「SG探究」

    「理数生物」            「理数地学」

【教育関係者対象】令和5年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業を行います

 このたび、令和5年度石川県立金沢泉丘高等学校スーパーサイエンスハイスクール公開授業を行います。参加を希望される方は、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。

 1. 趣旨
 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業における研究開発の成果及び課題を共有し、成果普及に資する。


2. 日時
 令和6年2月7日(水)13:05~15:55


3. 会場
 石川県立金沢泉丘高等学校 石川県金沢市泉野出町3-10-10


4. 参加対象
 全国の高等学校、中学校の教職員 等


5. 日程
12:30~13:00 受付(1階講堂入口)
13:05~13:55 公開授業(5限)
 『Science English』(理数科2年生)
 『古典探究』(普通科SG コース2年生)
 『理数数学Ⅰ』(理数科1年生)
14:05~14:55 金沢泉丘高校SSH/SG コース 概要説明
15:05~15:55 公開授業(7限)
 『理数探究』(理数科2年生)
 『SG 探究』(普通科SG コース2年生)
 『理数生物/理数地学』(理数科1年生)
*当日は上記の他、1・2年生の授業を公開しています。


6.参加申込 参加を希望される方は、2月2日(金)までに、参加申込書(別紙様式)を下記メールアドレス宛にご提出ください。なお、参加費及び資料代は無料です。
(宛先)masukura@pref.ishikawa.lg.jp


7.そ の 他
校舎内に駐車スペースがありませんので、自家用車での来校はご遠慮いただき、公共交通機関をご利用ください。

 

※実施要項

【ご案内】金沢泉丘高校SSH公開授業の開催について(HP用).pdf

※申込はこちらから

【申込書】金沢泉丘高校SSH公開授業.docx

【お知らせ】石川県SSH・NSH合同生徒発表会を開催します

 このたび、「令和5年度石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」「令和5年度いしかわニュースーパーハイスクール課題研究発表会」を開催いたします。保護者の方や一般の方も参観できますので、この機会に是非お越しください。参加を希望される方は、参加申込書(別紙様式)を電子メールにてご提出ください。

 

1 趣旨
 県内スーパーサイエンスハイスクール指定校3校および、いしかわニュースーパーハイスクール5校での研究開発における教育実践の普及および、その成果としての生徒の課題研究発表を通じ、数学・理科をはじめとする教科指導における探究型学習の伸長を進めるとともに、広く県民の高等学校教育に対する理解の促進を図ることにより、確かな学力の向上に資する。


2 主催
石川県教育委員会 石川県立金沢泉丘高等学校


3 共催
石川県立小松高等学校 石川県立七尾高等学校


4 期日
令和6年1月23日(火) 13:00~16:30


5 会場
石川県地場産業振興センター
〒920-8203 金沢市鞍月2丁目1番地


本館 大ホール(SSH・NSHポスターセッション)
第2研修室、第3研修室、第7研修室(SSH口頭発表)
新館 コンベンションホール(開会式・閉会式、NSH人文科学口頭発表)
第10研修室(NSH自然科学口頭発表)


6 参加対象
SSH指定校の教職員、NSH指定校の教職員、全国の中学校・高等学校の教職員、一般県民


7 日程
12:30~13:00 受付
13:00~13:15 開会
13:25~15:45 研究発表
〇口頭発表
〇ポスターセッション(大ホール)
石川県立金沢泉丘高等学校 石川県立小松高等学校 石川県立七尾高等学校
石川県立金沢二水高等学校 石川県立金沢桜丘高等学校
16:00~16:20 閉会

8 その他
 会場の駐車台数には限りがありますので、できるだけ公共交通機関を利用するようお願いします。お車でお越しの皆様は、通路での駐停車は、路線バス運行の妨げになりますので、ご遠慮ください。また、繊維・鉄工会館専用駐車場は、私有地につき駐車しないでください。

※実施要項

【実施要項】_R5_石川県SSH・NSH合同生徒発表会.pdf

※申込はこちらから

【申込書】R5_石川県SSH・NSH合同生徒発表会.docx

 

課題探究Ⅰ キーワードグループ内発表会を開催しました

 12月12日(火)6・7限に、課題探究Ⅰのキーワードグループ内発表会を発表会を開催しました。生徒達は、キーワード毎に分かれた教室で、グループ毎にこれまでの研究の成果を口頭発表しました。文理融合のチームは今年初めての試みでしたが、それぞれの良いところがブレンドされ、とてもバランスの良い発表となっていました。質疑応答も活発に行われました。

 みなさん、発表お疲れさまでした!今回の発表会で、各キーワード毎に1班が選抜され、12月22日(金)の学年全体発表会で発表を行います。代表になったグループの皆さん、次の発表も頑張ってください!

 

【代表班】

「(異文化)・料理を通した異文化理解」 志萱さん、別府さん、小泉さん、前島さん、宿谷さん

「(教育)・学びのNextStage」 國司田さん、刈本さん、木下さん、寺田さん、河村さん

「(お金)・紙幣をピン札にする」 長島さん、髙橋さん、英さん、斉藤さん、皆川さん 

「(プラスチック)・廃棄野菜からプラスチックの代替品を作る」 土田さん、横川さん、米山さん、井村さん

「(動物)・竹で馬を救おう!」 森澤さん、谷本さん、向さん、由里さん、中村さん

「(食)・草食動物になろう」 林さん、中村さん、村本さん、米山さん、越村さん

「(エンタメ)・大衆小説 スマホで見るか?書籍で見るか?」 戸田さん、福田さん、横山さん、垣内さん

「(ジェンダー)・ゲームで深めるLGBTQへの理解」 山本さん、金本さん、宮﨑さん、村田さん、田中さん 

「(自然災害)・安全なロウソクを作ろう」 髙嶋さん、堀さん、中村さん、成田さん、後藤さん

「(IT)・ITを活用した学校生活の改善方法の検討」 浜谷さん、田邊さん、秋田さん、宮田さん

「(建築)・誰でも使える最強のダンボールを創る」 髙田さん、山本さん、石川さん、牧野さん、吉田さん

「(運動)・音楽は走りにどのような影響を与えるか」 庄源さん、ザストロウさん、安田さん、谷内さん、中本さん

「(エネルギー)・ジャイロ効果の有効的な活用」 木村さん、足立さん、長養さん、寅ヶ口さん、中川さん

「(健康)・運動による豆つかみのタイムの増減」 渡邊さん、池田さん、牧野さん、渡部さん

「(都市・地域)・廃校でつながる地域のWA」 中川さん、廣島さん、鶴山さん、中西さん、蓮池さん、米澤さん

「(海と陸の環境)・カードゲームによる環境問題意識改革」 岩高さん、田中さん、櫻吉さん、千田さん、宮越さん

石川県立大学でDNAの実習を行いました

 11月17日(金)に理数科1年生が石川県立大学を訪問し、実習を行いました。今年は生物資源工学研究所 ゲノム情報利用技術教育センターの中谷内先生と、ティーチングアシスタント(TA)の学生さんがついてくださいました。

 テーマは「リアルタイムPCR法によるウイルスの検出」。PCRや電気泳動についての講義を受け、DNAウイルスの希釈液を作成し、リアルタイムPCRで目的のDNA断片を増幅する実験を行いました。また、通常のPCR法で増やしたDNA断片を電気泳動する実験も同時並行で行いました。事前にマクロピペットの使い方を復習していたので、スムーズに実験を進めることができました。

雷についての講義を受講しました

 11月15日(水)に、理数科2年生を対象に、大阪大学大学院工学研究科の和田先生による特別講義を開催しました。和田先生の研究チームは、放射線や電波帯での雷観測の研究を行っており、本校を含む複数の高校の屋上に観測装置を設置し、観測を行っています。講義では、雷発生のメカニズムや先生のチームの研究紹介を聞き、雷についての知識を深めることができました。また、講義後には数名の生徒が実際に屋上まで同行し、作業の様子をみせてもらい、解説を聞く機会もありました。

 

理数探究の校内中間発表会を開催しました

 11月3日(金・祝)の1~4限に、理数探究の校内中間発表会を開催し、理数科2年生が4月から研究してきた内容を発表しました。生徒達は、昼休みや放課後の時間も使い、実験や資料の作成を行ってきました。今回の発表会で得た意見・アドバイスを今後の研究活動や次の発表(2024年1月23日予定)に是非活かしてほしいと思います。

 また、金沢大学の中山先生、北陸先端科学技術大学院大学の小田先生、本校卒業生の松本さん、堀中さん、萬田さん、山口さん、中川さんから講評をいただきました。貴重な助言や生徒目線からのアドバイスをありがとうございました! 

CS学際科学の特別講義を行いました

 10月24日(火)の3・4限に、1年理数科のCS学際科学の授業で、深津武馬先生(産業技術総合研究所首席研究員、東京大学大学院教授/筑波大学大学院教授、ERATO深津共生進化機構プロジェクト研究総括)によるオンライン特別講義を行いました。テーマは「ともに生きる昆虫と微生物:その多様性と繁栄の秘密」で、寄生や共生といった生物間の相互作用について学ぶことができました。

生徒の感想(一部抜粋)

〇私たちからは見えない生物の内部では実は複雑な共生関係が存在していたのだと知り、まだ知らない世界には興味深いことがたくさんあるのだと感じた。

〇豊富な種類の生物や細菌が共生しているので、もしかすると人間がつくりたいと考えた性質も組み合わせ次第でなんでもつくれてしまうのではないかということが気になった。昆虫と細菌という狭い世界でも不思議なことがたくさん起きていることが知れてとても印象に残る講義だった。

つくばサイエンスツアー【2日目】

 2日目は4班に分かれ、A班は農研機構(1日研修)、B班は産総研の地質標本館(午前)と理研のバイオリソースセンター(午後)、C班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と防災科学技術研究所(午後)、D班は高エネルギー加速器研究機構(午前)と物質・材料研究機構(午後)をそれぞれ訪問しました。

 

農研機構(遺伝資源センター、ジーンバンク、食と農の科学館、果樹・茶業研究部門)【A班】午前・午後

 今回訪問したのは、様々な生物の遺伝資源を収集・保存している研究機関で、保存場所を実際に見せていただきました。また、高品質、高付加価値を持った農産物や食品の研究や、スマート農業についてのパネル展示があり、日本の農業技術の発達について学びました。研究者の方から直接お話を伺うこともできました。また、梨の糖度測定を体験し、実際に圃場を見学することもできました。

産総研 地質標本館【B班】午前

 地球の歴史、生活と鉱物資源、生活と地質現象、岩石・鉱物・化石という4つの展示室があり、ガイドの方が解説してくださいました。標本数が多く、普段は見られない貴重なものも多く見ることができ、地球科学の知識を深めるとともに、地球に潜む様々な可能性に触れる機会になりました。

産総研 バイオリソース研究センター【B班】午後

  バイオリソース研究センターでは、研究に使われる実験動物等のバイオリソースの整備について詳しく説明していただきました。バイオリソースの整備が生命科学の発展を支えていることが実感できました。また、事前学習で疑問に思ったことを質問し、学びを深めました。

高エネルギー加速器研究機構【C・D班】午前

 ここでは、まず資料館を見学し、“加速器とは”何かを知りました。その後、高エネルギー粒子から放出される様々な電磁波を測定するフォトンファクトリー、電子と陽電子を衝突させるBellⅡ測定器などを見学し、専門家から詳細な話を伺うことができました。ちょうどBellⅡ加速器が稼働していない期間だったため、これまでは見ることのできなかった区域の見学もすることができました。

防災科学技術研究所【C班】午後

 防災研ではまず、代表者(今回はご厚意で5名)が地震ザブトンの体験をしました。東日本大震災などの過去の大地震や想定東海地震など、体験する地震を選ぶことができ、揺れの大きさや特徴を体験することができました。また、大型降雨実験施設の見学では、効率的に実験を行うため施設自体が移動することや、広大な実験施設の4分の1面ずつ雨を降らせることができるなど、巨大な施設を効率的に使用し多くの実験を行っていることがわかりました。

物質・材料研究機構【D班】午後

 最初はNIMU(物質・材料研究機構)に関するセミナーを聴講し、金属当てゲームで様々な金属に直接触れて、その性質を学びました。その後、施設を見学し、素材の耐久性などを測定する様子などを観察しました。無機物質だけでなく、有機物も素材!!可能性は無限大です。