SGHの活動を紹介します
第1回SGコース・理数科探究交流会
5月29日(水)6限に2年SGコースと2年理数科の生徒たちが探究交流会を行いました。この交流は、現在進めている探究活動や研究についてお互いの視点からそれぞれのテーマを眺め、刺激し合うことを目的としています。SGコースは「社会への働きかけ(プロジェクト実践)のアプローチ」を採用することが多い一方で、理数科は「科学的な分析(実験)のアプローチ」を基本としています。それぞれのアプローチが異なるからこそ見えてくるものがあり、そのことについて指摘してもらうことで、今後の活動の射程が大きく変わります。
この交流会は今後定期的に行っていく予定です。お互いによい影響を与え、研究のレベルを高められるような取り組みにしていきたいと考えています。
台湾建國高級中学との交流会
4月16日(火)、以前より姉妹校交流のある台北市立建國高級中学(Taipei Municipal Jianguo High School)のみなさんが5年ぶりに本校を訪問されました。今回訪問されたのは、建國中学の莊智鈞校長先生をはじめとする3名の引率の先生方、および1・2年の生徒のみなさん34名です。お昼前に本校に到着され、歓迎セレモニー、昼食ののち、5限目は5つの授業(数学、古文、英語、公民、物理)にそれぞれ小グループに分かれて参加しました。担当された先生方の中には、英語が専門でないにもかかわらず、英語で話をしていただく場面もあり、グローバルを標榜する本校ならではの刺激的な授業となったようです。
6限目は、3年SGコースの探究の授業にお招きしました。3年SGコースは7月に最終となる英語発表会がありますが、これまでの取り組みを振り返る機会として、建國中学のみなさんに英語でプレゼンを行いました。建國中学の生徒の皆さんも流暢な英語で活発に質問をしていただき、生徒たちはこれからの英語プレゼンに向けてよい指針を得ることができました。
7限目は、2年SGコースの生徒と異文化交流を行いました。最初にお互いにプレゼント交換をしたのち、本校生徒が建國中学生徒とペアになり、キャンパスツアーを行いました。私たちにとっては見慣れた校舎であっても、本校を初めて訪問される台湾のみなさんにとっては初めての場所であるため、こちらが思ってもみなかい校舎内外の事物に注意を向けることになり、心地よい異化効果を楽しみながら散策を楽しみました。
10月には今度は本校の2年普通コースの生徒たちが台湾を訪問します。コロナ禍が終息した今、あらためてこの姉妹校交流を今後も続けていきたいと考えています。
「ミライシコウ金沢」に参加しました!
3月16日(土)に金沢大学角間キャンパスにて「第2回ミライシコウ金沢」が開催されました。これは金沢大学附属高校が県内外の21の高校(金沢泉丘、金沢二水、金沢西、金沢錦丘、七尾、小松、大聖寺、遊学館、高岡、藤島、仙台二華など)に呼びかけて行われた発表会です。年度末の行事ということもあり、各校の生徒たちは一年の集大成としてこのイベントに臨んでいるようでした。
プログラムには2つあり、プログラムAは発表会、プログラムBは高校生国際会議でした。前者はテーマごとに10の分科会(地域課題、教育、国際、環境など)に分かれており、本校からは2年SGコースの生徒たち(8グループ)が参加し、発表を行いました。生徒たちは、年明けからいくつかの発表会を経験してきていたため、より洗練されたプレゼンテーションスキルを身につけてきており、余裕を持って発表することができたようでした。また、発表がない時間帯には、他校の発表を聞く機会もあり、高校生同士がお互いに刺激し合うことができました。プログラムBは「高校生国際会議」ということで、国連大学の協力のもと、英語による講義やディスカッションが行われました。テーマは環境問題で、本校からも1年生から希望者が参加し、大いに学んだようでした。
探究の日を開催しました!
1・2年生が学年・コースを超えて互いに探究活動について発表したり、対話したりする「探究の日」を3月15日(金)に開催しました。
プログラムA「代表チームのモデルプレゼン」では、2年生の普通科普通コースの3グループ、SGコースの1グループ、理数科の1グループが講堂で1・2年生全員に対して発表を行いました。発表後の質疑応答では、鋭い質問が飛びかい、白熱した時間となりました。
プログラムB「探究ワークショップ」からは、各教室にて学年・コースを超えた5人グループで活動しました。最初は緊張した面持ちの生徒たちでしたが、SGコースの生徒が作成したアイスブレイク用の「すごろく」を通して打ち解けたようでした。午後からのプログラムC「1・2年全員発表」ではグループ内で、2年生が1年間取り組んできた探究活動の成果を発表し、1年生は次年度に取り組みたい探究活動について発表し、2年生からアドバイスをもらいました。
生徒の感想
「参考になる発表ばかりでとても刺激になりました。自分がこんな素晴らしい発表を来年できるのかという不安はあるけれどテーマ設定、実験・実践を重ねているのを見てかっこいいとモチベーションになりました。卒業生の 講評も聞くことができてよかったです。自分が得たい結果だけでなく他の視点からもアプローチするというのは確かに大事にしたいことだと感じました。」
「先輩方がとても楽しく話を進行してくださって良い時間を過ごせましたプレゼン能力の高さ、内容の高度さが一年生とはかけ離れて違い、輝いて見えました。先輩も去年この探究の日に当時の先輩から教わったことを活かしているというのを聞いたので、私も取り入れていきたいです。来年も楽しみです。」
1年生「Discussion Day(異文化交流会)」を開催しました!
2月10日(土)に、金沢大学の留学生や県内学校のALTなど35名に来校いただき、Discussion Dayを実施しました。
生徒は土曜日にも関わらず元気に登校し、外国人のゲストのみなさんと活発にディスカッションを行いました。
まず生徒たちは小グループに分かれ、留学生やALTの出身国の話を聞くことから始まりました。写真や地図などを使った説明によって、インドネシアをはじめ、タイ、韓国などのアジアの国々や、そのほかエジプトやコンゴ共和国、アメリカ、アイルランド、ノルウェーなど、様々な国の特色や文化に触れることができました。異文化に触れることで生徒の興味の幅が広がったことでしょう。
次に、今度は生徒たちが用意した「日本文化にまつわるもの」について、留学生やALTのみなさんに英語で紹介を行いました。生徒たちは、けん玉や将棋などのゲーム、お菓子やおやつ、アニメやキャラクターなど、様々な「日本の文化」を持参し、一生懸命にコミュニケーション活動を行いました。ドラゴンボールや呪術廻戦などのコミックを持参して、話がはずんでいるグループなどがあり、大変盛り上がっていました。弓道部、剣道部、柔道部の生徒たちは、弓や竹刀を持参したり、柔道着を着てくるなど、表情豊かにコミュニケーションを楽しんでいました。また、紹介するだけでなく、持参したコマやけん玉を留学生やALTと一緒に楽しそうに実演している姿も見られました。
小グループなので話がしやすく、また留学生やALTが楽しそうに聞いてくれるので、終始笑顔が絶えない様子が印象的でした。この活動を通して生徒たちは、英話での会話の楽しさ、さらにはコミュニケーションというものの本質に触れることができたのではないかと感じました。