日誌

2020年2月の記事一覧

【校長室より】1、2年生へ

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、3月2日(月)から3月24日(火)まで臨時休業となりました。

 

 一昨日の安倍首相の要請を受け、県立学校において上記の措置をとることになりました。

 このような臨時休業の措置はきわめて異例であり、それだけ事態は深刻で、いつ・どこで・誰が感染してもおかしくない状況であることを知ってください。今が感染の流行を早期に終息させるために、きわめて重要な時期であることを踏まえ、多くの子どもたちが日常的に、長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点からの措置であります。この政治的判断による措置に対して、世の中では賛否両論様々な意見が飛び交っています。政治や社会のこと、違う立場の人たちのことも考え、筋道を立てて自分の意見を持つことも大事です。

 休業期間は長期にわたります。この期間の過ごし方についてお伝えします。

 まず一つ目として、外出はできるだけ控え、基本的には自宅で過ごすようにしてください。自宅でも咳エチケットや手洗い等を徹底してください。自分の体は自分で守ってください。アルバイトの許可を受けている人は不特定多数の人と対面することがありますので、この期間、アルバイトは控えてください。

 二つ目は、この期間を利用して、じっくりと読書に向き合って下さい。それと各教科からの学習課題もあります。しっかりと取り組んで下さい。

 三つ目は、自分をコントロールする力を身につけてください。生活習慣のコントロール、感情のコントロール、スマホ利用のコントロールなどです。

 これら3つのことを心がけて下さい。

 

 

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KCB活動を行いました!!

令和2年2月20日(木)
校内・校外ボランティアのKCB活動を行いました。
今回は、動橋地区会館にて動橋駅前の撚糸工場で使用していた部品のリサイクルです。
金属に巻かれている糸を取り、その金属をリサイクルにします。



軍手をつけ、カッターで糸を切っていきます。
得意な生徒は10個以上作業をしていました。



動橋前の撚糸工場は現在、まちカフェへの改装を進めているそうです。
加賀高校としても一緒に活動に参加させていただけるといいな・・・と思っています。
まずは糸取り作業をがんばっていきましょう!
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【校長室より】〝ノムさん〟の本

「勝者の資格」、「弱者が勝者になるために」、「野村ノート」・・・最近では「師弟」(宮本慎也氏との共著)、「野村メモ」など野村克也氏の本をこれまでけっこう読んできた。なかなか勝てない時、指導に迷った時、本棚の背表紙を見て思わず読み返したこともあった。〝ノムさん〟の本を読んで腹に落ちたことばは数知れず。人としてどうあるべきか、社会人としてのあり方など不思議と心に真っ直ぐ届いた。生徒にそのまま伝えたこともあった。悲報を知り、これらの本を手に取ると赤ペンや蛍光ペンでなぞってあるところがたくさんあった。

 

〇聞く力は偉大なり むさぼるように聞く 身を乗り出して聞く 顔を輝かして貪欲に聞く(「勝者の資格」)

〇ご縁のある人・モノ・土地はよほど大きな理由でもない限り粗末にしては駄目だよ。(「勝者の資格」)

〇「先生は〝考察の三原則〟というものを教えてくださいました。第一は目先にとらわれないで長い目で見ること。第二は物事の一面ではなく、全面的・多面的に観察すること。第三は枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察すること」(「弱者が勝者になるために」)

〇「本気になると世界が変わる、自分が変わる。変わってこなかったらまだ本気になっていない証拠だ」これは私の畏敬する詩人、坂村真民さんの言葉である。(「弱者が勝者になるために」)

〇人生という2文字から私は4つの言葉を連想する。「人として生まれる」(運命)、「人として生きる」(責任と使命)、「人を生かす」(仕事、チーム力)、「人を生む」(繁栄、育成、継続)(「野村ノート」)

〇振り返れば、ミーティング中などにしっかりとメモを取るタイプは大成していった選手が多いように感じる。・・・・古田敦也や宮本慎也のような真面目なタイプは、「メモ魔」と呼んでもいいくらいにメモを取っていた。(「野村メモ」)

〇監督として、いつも念頭に置いていた戒めがある「先入観は罪、固定観念は悪」(「野村メモ」)

〇「失敗と書いて、〝せいちょう〟と読む」と自分に言い聞かせ、果敢にいろいろなことに挑戦しては失敗し、それを自分自身の成長の糧としてきた。失敗を成長の糧とするには、何よりも自分の「欠点」としっかりと向き合わなければならない。(「野村メモ」)

〇神が人間に耳を二つ、口を一つ創られたのは、話す倍だけ人の話を聞けという啓示ではないか。実際に人間は普段の生活で情報のインプットとアウトプットを行うとき「聞く50%」「話す30%」「読む15%」「書く5%」程度が標準だという。つまり、心をつくるのは、誰から何を聞くかが大事なのだ。(「師弟」)

〇今までやってきたことを変える。これは大変な勇気を必要とする。(「師弟」)

〇人間は可能性の動物である。機能的に発達するようにできている。ただし、発達には3種類のタイプがある。①ある程度まですぐに伸びるが、やがて止まってしまう②平行線でもがんばり続け、急激に伸びる③ゆっくり上達しているため、よく見ないと気づかない(「師弟」)

 

 キリがないので、これぐらいにしておこう。〝ノムさん〟のことばにどれだけ助けられたか、どれだけ勇気をもらったか、どれだけ学んだか。ご冥福をお祈りいたします。

 


 



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【校長室より】3年生終業式

 今日は3年生の終業式がありました。以下の話をしました。(一部修正)

 

今日は3年生の終業式です。県内の多くの公立高校では、同じように3年生の学年集会を開いて、これからの心構えについて話をしています。今日は皆さんに質問をします。「社会人になるにあたっての自覚、心構えについて話をしてください。きちんと文章で答えてください。単語だけではダメです」(*この後、数人に指名して、それぞれのことばで答えてくれました。)

私が社会に出たのは35年前です。前日までは学生。4月1日初出勤、生徒から「先生!」と呼ばれ、22歳の若輩者に対して、50代の先生方からも「先生」と呼ばれ、敬語で話しかけてくれる。スイッチが完全に切り替わりました。これが社会人になるということか。責任感とか使命感が沸々と高まったことを覚えています。今日は皆さんに心がけてほしいことを簡単にまとめたプリントを作ってきましたので配ります。

令和元年度 第3学年 終業式
1 社会人や進学に向けての自覚とは何か。
2 仕事を任せられるか
〇あたりまえのことを一生懸命にやる 「凡事徹底」
→遅刻をしない、期限を守る
→約束事を守ることができるかどうか=誠実
→仕事を任せられる 
3 一緒に仕事をしたいと思われるか
①特に朝、「おはようございます」と明るくあいさつをします
②呼ばれたら「はい」と返事をします
③はきものをそろえ、席を立ったらいすを入れます
→この3つは最低限のしつけ、コミュニケーションの基本中の基本
4 真剣だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳ばかり 本気でやっているから誰かが助けてくれる
5 やる気に左右されない
6 石の上にも三年 
・3年間とにかくひたすら仕事に向き合う。ノウハウがある程度は身につく。

 

 明日からの自宅研修期間は4月からの新しい生活に向けての準備期間です。自分を磨いてください。本をたくさん読んでください。

 

 このあと、進路指導課、生徒指導課、3年担任から今後の心構えや「3つのA(あいさつ、あやまる、ありがとう)」、生徒・保護者・職員・来賓みんなが気持ちよく卒業式を迎える、アップデートなどの話があり、生徒たちはしっかりと目で聴いて、心に届いているようでした。
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外部講師による実技講習会

令和2年2月5日(水)
2年生のフードデザインの授業において、外部講師による実技講習会でケーキ作りにチャレンジしました。
講師は、金沢製菓調理専門学校の佐近 賢一先生です。



かなり美味しそうに出来たのではないでしょうか。

プロの技を身近に見学し、体験することで、食への意識関心を養うことができました。
また、今年いよいよ来る進路選択へ向けての意識が高まったと思います。
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