総合学科ニュース

【3年総合学科】「総合的な探究の時間」七尾市の避難所へクッキーを配布

 科目「総合的な探究の時間」に総合学科農業系列3年生の食品加工班が七尾市で最後の避難所となっている矢田郷地区コミュニティセンターでクッキー100袋を配布しました。農業系列3年生は、1年間を通して七尾市への地域貢献、高校生だからこそできる支援活動を通して被災された方に勇気と元気を届けることを目標に活動を行っています。今回の配布はその第一弾として実施しました。

 3年生9名がクッキーを製造、包装し、1人1人が被災された方に向けてのメッセージを書いたラベルも作りました。また、機械システム科の先生の力も借り、本校の校章と「がんばろう 能登」の2種類の焼き印を制作してもらいクッキーに印字をしました。こうしてできたクッキーを集まってくださった避難されている方々に手渡しで配布を行いました。また、避難されている方とお話をするなどして笑顔のあふれる交流を行うこともできました。生徒の中には家に大きな被害を受けた生徒、長期間断水に苦しんだ生徒もいます。そのため、避難されている方と今回の地震について真剣に話をしている姿がとても印象的でした。避難されている方からは「たくさん作ってくれてありがとう!」「文字が入ってる!すごい!」などの声をかけていただきました。

 今後も被災地の学校としてできることを全力で取り組んでいきます。

  

 

 

【1年総合学科】農業法人見学を行いました

 科目「産業社会と人間」で14Hと15Hが農業法人見学に行きました。本見学会はいしかわ農業総合支援機構が企画・実施をしていただき、志賀町にある「ゆめうらら」さんにお邪魔をさせていただきました。

 最初に社長の裏さんから会社の概要やこれまでに取り組んだこと、社会人になった時に必要な資質などについて講演していただきました。そのあと、営業部の若手社員である山澤さんから「ゆめうらら」に就職しようと思った経緯や今している仕事について、社会人の先輩としてのアドバイスということで講演をしていただきました。次に山澤さんがしているドローンの作業風景を見学させていただきました。スマホでルートなどを設定すると自動でそのルートに薬剤や水を散布してくれ、終わったら基地に戻ってくる様子を見させていただき、農業の最新技術を目の当たりにして生徒は興味津々といった様子で見学をしていました。

 普段学校の授業では聞くこと、見ることができないことを今回は聞いて、見ることができたのでとても良い機会になったと思います。1年生はまだ系列を選択していないので選択の参考にもなったのではないかと思います。

 講演をしていただいた裏社長、山澤さん、見学会を企画・実施していただいたいしかわ農業総合支援機構の皆さんありがとうございました。

 

    

 

    

【2年総合学科】サツマイモ定植体験③を行いました

 先週からスタートした小学生、園児とのサツマイモ定植体験も今回で3回目となりました。3回目は西湊保育園の園児19名が参加してくれました。元気いっぱいの挨拶からスタートし、生徒が紙芝居でサツマイモの苗について紹介しました。その後、生徒と園児がグループになって畑まで一緒に行き、まずホーラーで植える場所のマルチを剥がしました。そして、シャベルを持って園児が深い穴を掘り、苗を定植しました。今回植えた品種は金時です。植え方は船底植えというやり方で植えました。生徒も園児との接し方、教え方が回数を重ねるごとにうまくなっており、生徒の成長を感じられた定植体験となりました。残すはあと1回で最終回は本宮のもり幼保園の園児たちと行う予定になっています。今回の定植体験については6月12日の北國新聞朝刊にも取り上げられていますのでぜひご覧ください。

 

    

 

     

 

【2年総合学科】「果樹」モモの袋掛けを行いました

 農業科目「果樹」でモモの袋掛けを行いました。既に2・3年生の実習で摘果が終了し、1つの枝に1個の実がなっている状況です。袋掛けは病害虫から守ることや外見を美しくさせるために行う作業です。まだ、大きさは成長途中であるためテニスボールより小さいですが、これから7月の収穫に向けて大きく成長し、みずみずしくておいしいモモができる予定です。本校で栽培したモモは残念ながら販売はされませんが、生徒が自ら収穫して持ち帰る、ジャムとして食品製造の実習で加工するなどして使われます。加工したモモジャムは9月にJA直売所などでも販売される予定なので見かけた際はぜひご購入ください!今後はナシの袋掛け、リンゴの袋掛けと続いていきます。

 

   

 

   

【総合学科・農業系列】校内販売が始まりました

3年生「野菜」

 4月11日にハウス内に定植したキュウリは順調に生育し、現在は背丈が2m以上にもなっています。5月の下旬から収穫が始まり、毎日袋詰めして出荷しています。

6月6日、今年度最初の校内販売が始まりました。1時間目の実習でキュウリを収穫し、そのまま袋詰めしました。新タマネギやスナックエンドウ、ゼラニウムの鉢植えといっしょに玄関前に並べました。

週に一度、木曜日の午前中(9:15~)を基本にして、農場で生産している農産物を販売しています。ぜひご利用ください。

【2年総合学科】「サツマイモ定植体験」

 6月4日に朝日小学校の2年生25名とサツマイモの定植体験を行いました。本活動は本校でコロナ渦の年を除き毎年実施しています。最初に紙芝居でサツマイモの苗について紹介を行いました。その後、小学生5人と本校生徒4~5名でグループを作り、定植を行いました。本校生徒には事前に植え方のレクチャーをしてあったので小学生に丁寧に教えながら仲良く定植する姿が見られました。生徒も前の日から「明日楽しみ~」といった声も聞こえ、終わった後に感想を聞くと「楽しかった~次はいつ?」などと次の定植体験を楽しみにしている様子でした。朝日小学校の皆さんも笑顔で帰っていかれたのでよかったです。次は9月の収穫体験で再会できるのを楽しみにしています。

   

 

   

 

 

【3年総合学科】「食品製造」クッキー製造を行いました

 農業科目「食品製造」でクッキー(塩きなこ味)の製造を行いました。3年生は今年に入って3回目のクッキー製造ということもあり、回数を重ねるごとにうまく生地を均等な厚さで仕上げることができていました。生徒も「生地を伸ばすのも、型を取るのも手際よくできた。前よりやり直しも少なく、成長を感じた」と生徒自身も成長が感じられるぐらいに上達していました。3年生は少ない人数での実習ですが、全員が片付けまで頑張って作業をしていました。また、今年度からは大きい新しい型を使って製造をしています。人間やハート、星などこれまでにはなかった型を使ってクッキーを作っていますので手に取った際は見てみてください。

 生徒たちが作ったクッキーはJA直売所2か所で販売される予定ですので立ち寄った際はぜひ買って食べてみてください!

   

 

   

 

 

【総合学科2、3年「野菜」】「何の野菜の苗なのか」

■  「何の野菜の苗なのか」―野菜苗の鑑定(2024/5 総合学科・農業系列)

2・3年生「野菜」

 野菜苗の栽培・出荷が一段落しました。最後のまとめは苗の鑑定です。

「何の野菜の苗なのか」 夏野菜を中心に、苗の段階で葉の形状や色、茎や花など全体の様子を見て「野菜の名前」と「科名」を答えます。

1問を30秒で判断し解答用紙に記入します。合計10問あります。事前の授業で個々のクロムブックに苗の写真に撮り、名前と科名を記録しました。鑑定直前にも復習しました。さて結果は…。

解答し終わった後、全員で答え合わせをしました。写真で見るのと実物とでは、生育具合に違いがあることもあって、思いのほか不正解の生徒が何人もいてびっくりです。折に触れて、栽培している野菜の名前と科名を確認しなければと感じました。卒業までには、苗を見れば何の野菜かがすぐわかるようになってほしいです。

【2年総合学科】「果樹」梨の摘果を行いました

 農業科目「果樹」で梨の摘果を行いました。梨は3~5個程度の果実がひとまとまりとなって実っています。このままでは、栄養が十分に行き渡らずうまく生育せず、小さい梨になってしまいます。そこで、3~5個の果実から1つ選び、それ以外は取り除きます。この作業が摘果です。摘果を行うことで1つの果実に栄養が十分に行き渡り大き       な果実へと成長することができます。

 本校には、新水、豊水、新高の3品種あり、全部で14本の木があります。今回は、2年生が2時間で班別に分かれ、すべての木の摘果をしました。果実を探し、摘果するという地味な作業でしたが、はしごやビールケースに乗って一生懸命果実を探して摘果を行っていました。最初は「先生、この場合はどれを摘果したらいいですか。」といった質問が多くの人から出ましたが、慣れてくるにつれて迷うことがなくスムーズに摘果をすることができました。梨は今後、袋がけなどを行い、夏に収穫予定です。今後もリンゴ、桃、キウイなどで摘果作業を行っていく予定です。

  

  

   

【2年総合学科】「食品製造」クッキー製造を行いました

 農業科目「食品製造」で3回目の実習を行いました。実習内容は本校の人気商品であるクッキーの塩きな

 こ味の製造です。今回の実習では、生地の成型のみを行いました。きなこが入っていることもありプレーン

のクッキーの生地よりもボソボソで、生地を綿棒で規定の厚さまで延ばすのが難しかったです。今年から使

い始めたハートやクマ、ウサギ、星などの大きい型も使ってバリエーション豊富なクッキーになりました。

 塩きなこ味のクッキーは珍しく、ほんのりときなこの甘味と塩のしょっぱさが絶妙にマッチしており、人

気商品になっています。塩きなこ味もJA直売所2か所(わかばの里、織姫の里)で販売される予定ですの

で立ち寄った際はぜひ買って食べてみてください!

   

 

  

【1年総合学科】「農業と環境」トウモロコシの苗の観察と定植を行いました。

 農業科目「農業と環境」でトウモロコシの苗の観察と定植を行いました。苗を実際に見る前に先週植えた

種からどのくらい根や葉が成長しているのかイメージをしたものを最初に書きました。その後、実物を見

て、主根や冠根、子葉などを観察してスケッチを行いました。多くの生徒がしっかり特長を活かしたスケッ

チを書いていました。

 次の時間に苗の定植を行いました。最初にマルチに植える間隔ごとに印をつけ、ホーラーと呼ばれる道具を使ってマルチに穴を開け、そこに苗を定植します。定植する際は幼葉鞘と子葉の間まで土で埋めることが

ポイントで生徒たちは気を付けながら定植をしました。最後にたっぷりの水をあげて定植作業は終了です。

 夏休み前の収穫に向けてこれから追肥や生育調査なども行っていく予定です!

 

  

    

  

【2年総合学科】「食品製造」クッキー包装を行いました

農業科目「食品製造」で2回目の実習を行いました。実習内容は先週製造したクッキーの「包装」です。

 先週作ったクッキーをお客様へ販売するための重要な作業になります。初めての「包装」でもあるので最初

に全体の流れをレクチャーし、その後、各班に分かれてそれぞれの作業にとりかかりました。各班、しっか

り重さが合っているか、乾燥剤を入れる向きは合っているか、シールは真っすぐになっているかなど一つ一

つ丁寧に確認をしながら1つの商品にしていきました。今回の実習では81袋の商品を作ることができまし

た。

  今回の包装した商品は、中能登町にあるJA直売所「織姫の里なかのと」と七尾市になるJA直売所「わ

かばの里」で販売されます。一つ100円になっていますのでぜひお立ち寄りの際はお買い上げいただき食

べてみてください!

 今後はきなこ味などプレーン以外の味も製造していく予定です。                   

   

 

  

  

   

 

 

 

 

【2年総合学科】「食品製造」クッキー製造を行いました

 農業科目「食品製造」で今年度初めての実習を行いました。実習内容は本校の人気商品であるクッキーの

製造です。2年生は1年生の時に1度しかクッキー製造をしたことがありません。今回の実習では、原材料

を混合し、成型、焼成の各工程を確認しながら行いました。生地の成型では麺棒で規定の厚さまで延ばし、

型抜きで綺麗な形を作っていました。集中力を切らさずに全ての生地を時間内に成型し、焼成し終えること

ができました。

 生徒たちが作ったクッキーは不定期で木曜日に本校で行われる校内販売、JA直売所2か所で販売される

予定ですので立ち寄った際はぜひ買って食べてみてください!

   

                                                

   

【3年総合学科】「野菜」キュウリの定植を行いました

新年度最初の実習は、キュウリの苗を栽培ハウスに定植しました。

3月はじめに播種を行い、春休み中にビニールポットに鉢上げし定期的に追肥をしながら育ててきました。現在、3枚目の本葉が展開し始めています。株間を50cmに決め植穴を開け、ひしゃくで水を与えた上で苗を植え付けていきます。

キュウリの苗は折れやすいので丁寧に扱うこと、深植えにならないこと、雑草が生えているときは取り除くことなどに注意しながら、2畝70本余りのキュウリを植え付けました。

この後、わらのマルチをしたり成長に合わせてネットを張るなどの管理をしながら、5月中旬ごろの収穫を目指します。

「卒業式に向けての花壇整備」(農業系列)

2年生

 冬も終わりに近づき、春に向かって暖かくなってきました。そして、3年生の卒業式までいよいよ2週間となりました。そこで、総合学科農業系列2年生では、生物活用の授業で卒業式に向けた花壇の整備を行いました。

 卒業式に卒業生を華やかにお祝いするため、2学期から草花や生物活用の授業でプランターへの寄せ植えを行ってきました。3学期からは残念ながら地震による休校などもあり実習を行うことができませんでしたが、何とか卒業式までにプランターを玄関前に設置することができました。今回設置したプランターにはパンジーやビオラを定植しました。配置バランスに気を付け、何度も修正を行ったり、台を置いて高さをつけるなどより目立たせるためにたくさんの工夫をしました。

 本校へお越しになった際はぜひ玄関前で足を止めて見てみてください。

 

 

 

地震後初の実習

2年生「野菜」

 3学期初めての実習を行いました。農場で使用していた潅水用の地下水の配管が地震の影響で破損し水やりができない中でも、ハウス内外の野菜は枯れることなく生育していました。その中でも今回は、ブロッコリーとトマトを中心に収穫作業を行いました。

 ブロッコリーは頂花蕾を収穫した後の脇芽(側花蕾)が大きくなっていました。十分に蕾が膨らんでいるものを選んで、ハサミで切り取っていきます。水やりが十分でない中でも成長していることに感激しながら収穫しました。

 

 

 

ビジネス系列補習

12月25日からビジネス系列では、冬季補習を実施しています。1月に情報処理検定・簿記検定・ビジネス経済検定と重要な検定が続きます。冬休みですが、生徒は検定の合格に向けて、一生懸命に補習に取り組んでいます。

 

補習の様子

 

「熟練技能者によるフラワーアレンジメント実技指導」

2年生

 12月11日、18日の2週にわたって草花の授業で熟練技能者福岡さんをお迎えしてフラワーアレンジメントの実技指導を行っていただきました。11日の初日はフラワーアレンジメントについての説明をしていただき、バスケットアレンジの製作を行いました。ドーム型になるように吸水フォームに花を挿す位置や吸水フォームが隠れて見えないように花を配置するなどポイントとなる点を意識しながら作製しました。

 18日の2日目はL型のバスケットアレンジに取り組みました。ドーム型のアレンジよりも難易度が高くなり、L型のバスケットアレンジをする上で重要となる3つの三角形をうまく表現するのに苦戦していました。L型のバスケットには南天など学校の敷地にもある草花も用いり、正月飾りにふさわしいバスケットアレンジを作ることができました。講師の福岡さんからは例年にないぐらい作品の出来が素晴らしいとお褒めの言葉をもらいました。作った2年生は各々家に持ち帰って飾ったり教室に飾ったりするなどしていました。

 講師の福岡さん2週にわたってありがとうございました。

 

ハクサイの収穫が最盛期、焼き芋の試食も(農業系列)

2・3年生「野菜」 

 ハクサイの収穫が最盛期を迎えています。8日の実習でも行いました。

 畑に入って、まずは収穫適期のハクサイを選びます。ポイントはハクサイの頭を手で押さえて、固く締まっているかどうかを一個一個確認すること。実の充実しているものだけを包丁で切っていきます。この後畑から運び出し、外葉をはずし、害虫による食害がないかを確かめ、商品として調整し、袋に入れ箱詰めします。

 実習当初は動きの鈍かった2年生も、一連の作業の流れを理解した後半では役割分担をしながらテキパキと動いていました。この日は最終的に合計60玉を収穫・調整し、JA直売所に出荷することができました。

 片付け後は、待ちに待ったサツマイモの試食です。収穫後一か月以上保管し、でんぷんが糖に変わり甘みが増しているであろう安納芋を焼き芋にしました。試食してその甘さを確認します。

 安納芋からは蜜があふれています。実習をやり終えた充実感とともに、焼きたてホカホカの焼き芋を頬張りました。ねっとりとした食感、熱々のお芋にこの甘さ。文句なしにおいしいです。

 

 

 

 

生育調査も大詰め(農業系列)

2年生「作物」 

 2年生は一人一ポットずつ担当し、イネを栽培しその生育を観察してきました。刈り取って干していたイネの束を取り込み、収量調査に進みます。

 まずは最終的な茎数を数え、今までに調査してきた草丈や茎数のデータと合わせて表にし、グラフ化しました。そしてグラフから読み取れることを記入します。続いて穂とワラを切り分けます。今回の実習では、ここまで。

 この後、実った穂数を数えます。穂の長さを測定して、さらに一穂当たりの籾の数を数えます。穂数と一穂当たりの籾の数が分かれば、一株で出来た籾のおおよその数が推量できます。籾の重量と籾の充実具合(登熟歩合)が分かれば、収量も計算できますね。

 毎年「作物」でのバケツイネ栽培では、「一粒一本の苗からどれだけのお米が実るのか」がテーマです。さて、今年の収量はどれくらいになったでしょうか。