総合学科ニュース

葉菜類の収穫と袋詰め(農業系列)

2年生「野菜」

 葉菜類の収穫が始まりました。今回は評価授業として、コマツナとカツオナを対象に収穫・袋詰めを行いました。

 

 収穫の仕方、外葉や傷んだ葉の始末、計量、袋への入れ方、袋の口の留め方などのポイントを確認した上で、制限時間内に作業をし終えることが大切です。

 

 出荷し店頭に並ぶことを想定しながら、収穫した野菜の状態を確かめたり、計量間違いがないか、見映えよく袋に詰められたかを意識して取り組んでいました。

 

 

総合的な探究の時間「子どもたちを喜ばせよう」グループ  手作り絵本バックと絵本の寄付活動

 総合学科ビジネス系列の5名が、「子どもたちを喜ばせよう」という探究テーマをもとに、ご家庭で読み終えた絵本を集める取組を実施しました。皆様からご協力をいただき、130冊の絵本が集まりました。

 併せて、生徒たちは農業系列生徒が育てた玉ねぎの皮を活用した草木染めによる「オリジナル絵本バッグづくり」に取り組みました。染色から模様付け、シルクスクリーンのデザイン加工まで、一つひとつ丁寧に作り上げたバッグには、生徒たちの思いが込められています。

 12月2日、集まった絵本は『いしかわ子ども交流センター七尾館』へ、草木染めの絵本バッグは『七尾市立図書館』へ寄付いたしました。受け入れてくださった両施設からは、「子どもたちがとても喜んでくれると思います」と温かいお言葉を頂戴しました。

 今回の取り組みを通して、生徒たちは「自分たちの行動が地域社会と繋がる大切さ」を実感することができました。1月の学習成果発表会にて探究活動の成果をご報告します。

 

ダイコンの収穫と収量調査

 総合学科1年「農業と環境」

 11月20・25日、いよいよダイコンの収穫です。9月2日と4日に播種し、80日近くがたちました。その間に間引きや施肥・除草を行い、ダイコンは順調に成長してきました。

 最初にダイコンの収穫の仕方やその後の調整の仕方、さらに収量調査の内容について説明を受け、早速畑に向かいます。遠目に見てもダイコンが地上にせり上がっているのがわかり、その大きさが想像できます。

 

 いざ抜こうと思うと重くてなかなか抜けず、「重くて、とれん」「誰か手伝って!」という声が飛び交います。そして、「おっきい~」「重い、重い」「人間の足みたいやぁ」など歓声が上がりました。

 

 

 収量調査では長さが50㎝を超え、重さも4kg以上のものがありました。一方で20㎝程度のものやいくつも枝分かれしたようなダイコンも見受けられました。どうしてこのような差ができたのか…この後の振り返りで考察してほしいです。

 

 どのようにして食べるのかを聞いたところ「お味噌汁で食べたい」「家の人におでんを作ってもらう」などの返事が返ってきました。食べて消費するまでが学習です。それぞれの家庭で味わってほしいと思います。

 

タマネギ苗の定植(農業系列)

 11月初旬までに注文をいただいた分の出荷を全て終え、13日の実習では学校でタマネギの定植を行いました。鉛筆の太さぐらいに成長した苗を一本一本畑に丁寧に植えていきました。

 

 しかし、そもそもこの“ひょろひょろのネギ”がタマネギになるのか、生徒にはどうも実感がないようです。根本の部分が肥大してタマネギになるのですが、それは来年の6月のことです。

 

サツマイモ収穫体験(農業系列)

 10月1日から始まったサツマイモの収穫体験。11月5日までに近隣のこども園・幼稚園・小学校の6団体から参加の申し込みをいただきました。夏にはイノシシに荒らされる被害があり十分な収穫が得られるのか不安でしたが、何とか支障なく体験を行うことができています。

 

 まずは生徒が子どもたちに紙芝居を見てもらい、サツマイモのレクチャーをします。「サツマイモについてわかりましたかぁ~?」と尋ねると「は~い」と大きな返事が返ってきました。その後は生徒とペアになってサツマイモ畑へ向かいます。畑を目の前にやり方を示すと、早速掘り始めました。

 

 サツマイモの姿が見えると「あったー」と大きな声が上がります。「こんなに大きいよ」「たくさんあるー」「先生、見て見て」「ミミズおったー」など至る所で歓声がわきました。

 

 収穫したサツマイモはそれぞれの家庭に持ち帰るとともに、焼き芋パーティーなどで楽しむそうです。

 

タマネギ苗の調整と葉菜類の定植(農業系列3年「野菜」)

 10月22日、9月に播種したタマネギが順調に生育し、苗として出荷が始まりました。

 セルトレイから苗を起こして土をふるい、50本を一束にする調整を行いました。発芽率が70%を下回りましたがほぼ同じような大きさに成長したので、数は数えやすく、すぐに束にすることができました。予約注文で予定数量に達するほどの人気ぶりです。この後、順次出荷していきます。

 

 

 一方葉菜類の苗も定植するのにちょうどよい大きさに成長しました。2人一組になり補助具を使いながら12~3cmの感覚で苗を植えていきます。今回は、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、小カブ、カツオナを定植しました。収穫は12月に入ってからになります。

 

 

 

 

 

タマネギと葉菜類の播種(農業系列)

 ダイコンやハクサイに続いて、タマネギや葉菜類の種まき(播種)行いました。

 

 タマネギは畑に定植するための苗づくりです。9月の第2週目、ひと箱200の部屋に分かれたセルトレイに土を詰め、種を1粒ずつ播いていきます。丁寧かつ集中力が必要な活動で、なかなかに根気のいる作業になります。発芽には1週間ほどかかるのですがここまで順調に生育しており、今月下旬からの出荷を予定しています。

  

 9月25日。葉菜類は、コマツナ・チンゲンサイ・小カブ・ミズナ・カツオナの種を播きました。いずれもダイコンやハクサイと同じアブラナ科の野菜ですが、同じ科の野菜と聞いて驚いている生徒もいました。ある程度の大きさに育てた後、ハウス内で栽培しているナスやピーマンの後に定植する予定です。

 

ダイコンの間引きと追肥

 9月の2~4日かけて播種したダイコンが、順調に成長しています。

 

9月の16日から間引きをし始め、25日の今回は最終的に一本だけ残す選抜を行いました。

「(ひと穴に)3~4本生えているダイコンのうち、どのダイコンを残すのか」

 目安は生育が旺盛なものは残し、①生育が遅れていて小さいもの、②虫に葉が食べられているもの、が引き抜く対象ですが、生徒にとってはなかなか見極めが難しいようです。

 

 また抜き取ったダイコンの中には、小さいながらもすでにダイコンの形がわかるものもあり、驚いている生徒もいました。

 間引きの後は、ダイコンの周りに化成肥料を施しました。さらに生育を促しダイコンが大きくなるのを待ちます。

 

 

ハクサイの定植(農業系列)

 

2・3年生「野菜」

 2学期に入り、秋冬野菜の播種や定植を次々に行なっています。9月4日から12日にかけて、ハクサイの定植を行いました。

  

 お盆明けに播種し、苗づくりをしていました。

 畑への定植は、50cmの間隔でビニールマルチに穴を開け、殺虫剤を散布した後に苗を置き、植付け、水やりをするという一連の作業。ハクサイの葉は傷つきやすく根も細いので丁寧な扱いが求められます。また深く植えないように、植え付ける穴の大きさにも注意が必要です。

 

 1つの畝に50株以上、全部で19畝1000株近いハクサイを定植します。

 最初はぎこちなかった手つきも数をこなすうちに慣れ、要領もよくなってきました。立ったりしゃがんだりの繰り返しで作業は大変でしたが、1週間余りですべて定植することができました。

 

バケツ稲の刈り取り(農業系列)

 2年生「作物」

 1学期に植え付けたイネが、いよいよ収穫の時期を迎えました。品種は“ゆめみずほ”です。

 

 9月10~11日にかけて、最後の生育調査として「草丈」と「茎数」を測定した後、栽培していたバケツイネを鎌で刈り取りました。

 

 中には茎の数が80本を超えるものもありました。もともとは、1粒の種もみから発芽した1本の苗から大きくなったものです。「これだけ(茎が)増えるとはびっくり」と驚いている生徒もいました。

 刈り取ったイネは束ねて1週間ほど“はぞ”に干します。

  

 乾燥した後は、収量調査を行います。一株に何本の穂がついたのか、一穂に何粒のもみがついているのかを実際に調べていきます。

 

 

ダイコンの播種(13H 14H)

 2学期に入り、秋冬用の野菜の栽培が始まりました。1年生はダイコンに挑戦します。

 今回は、一般的な品種「耐病総太り」と伝統的な加賀野菜の一つ「源助」の2品種を育てることにしました。

 最初に、ダイコンについての特徴や栽培のポイント、播種の仕方などの講義を受けた上で、実際に畑に出ました。

 

 まずは株間30cmでマルチに穴を開けます。一人当たり2品種で合計4つを担当します。ネキリムシなどの対策として殺虫剤を散布した後、一つの穴に対して5粒ずつ種を播きます。

 

 

 最後に覆土・水やりをして播種は終了です。

 これから4~5日の間、毎日水やりをしながら様子を観察し、発芽を待ちます。一つずつに名前の書いたラベルを挿しました。あとは、きれいに芽が出てくれることを願うばかりです。

 

ジャガイモの収穫(農業系列2年「作物」)

6月30日、農業系列2年生全員でジャガイモの収穫を行いました。

 

今回は“ダンシャク”と“メークイン”の2品種を掘り起こしました。茎の部分を持って引っ張り、出てきたジャガイモはもちろん、株の周りにもたくさんイモがあるので傷をつけないように丁寧に掘り上げました。

 

 握りこぶしよりも大きなイモがたくさん出てきて、生徒は大喜びです。生徒は、収穫を終えた2種類のジャガイモを持ち帰り、試食しました。

 

トマトの収穫(農業系列3年生)

 6月16日。トマトの収穫が始まりました。

2月に播種し、水耕栽培で育ててきたトマトです。まず、ミニトマトや中玉トマトが色づきました。

 

“最初の花房が着いたあと、葉が連続して3枚出てから次の花房ができる”というトマトの規則性を確認した後、実際に収穫に入りました。

 中玉トマトは直接手で摘む一方、ミニトマトはハサミを使い収穫します。軸(果梗)が長いと袋詰めの際にお互いに傷つけあってしまうため、短く切り詰める必要があるからです。

 

 収穫してからは袋やパック詰めの作業になります。規定量を量る、袋やパックに詰める、口を留める、といった工程を、分担しながら体験しました。

 

 今後、大玉トマトも含めて本格的に収穫期入っていきます。

 

総合学科1年生 朝学習(検定練習)

 6月15日のビジネス計算実務検定に向けて、朝学習の時間を利用し、合格を目指して日々精進しています。

 初めて受ける検定に、皆さん一生懸命に取り組んでいます。迷ったら、深呼吸、焦らず、落ち着いて、

一問ずつ向き合いましょう! 目指せ全員合格!

 

ビジネス系列 検定練習の様子

 来月のビジネス文書実務検定に向けて、授業の時に速度の練習をしたり、放課後にハイパー室に行き、練習をしたりしている生徒もいます。その他にも、ビジネス計算実務検定に向けて電卓の練習をしています。また、分からないことがあれば先生に聞いたりしています。

 一人でも多く検定に合格できるよう、一生懸命練習頑張るぞ! 

  

             検定に向けて練習している様子

 

    

農業系列3年「野菜」 野菜苗の鑑定

 5月20日、野菜苗の栽培・出荷が一段落し、最後のまとめは苗の鑑定です。

 「これは何の野菜の苗なのか」 夏野菜を中心に、苗の段階で葉や茎の形状や色など全体の様子を見て「野菜の名前」と「属している科名」を答える試験です。

 

 

 1問を15秒で判断し解答用紙に記入します。基本的な野菜を合計10問出題しました。

 解答し終わった後、全員で答え合わせをします。2年生から取り組んでいて正答率は高いと思いきや、実際にはなかなか定着していませんでした。

 あらためて、栽培対象としている植物全体を意識して見ること、見せることの大切さを痛感します。

 

 

農業系列2年「野菜」 野菜苗の出荷

 

 5月8日(木)、野菜苗の出荷が本格的に始まりました。

 先日、近隣の小・中学校やこども園などのべ31の団体から、ミニトマトやサツマイモ苗を中心にたくさんの苗の注文をいただきました。

  2~3人で一組になり、団体ごとに注文の種類と数を確認しながら間違いがないように苗を仕分けしていきます。大きさを揃えること、虫食いや傷みのないこと、丁寧に扱うことなど注意しながら取り組みました。確認を終えると配達用の車に積み込みます。

 3月に入り播種を始め、鉢上げや施肥、水やりやポット広げなど丁寧に世話をしてきた野菜の苗です。皆さんの役に立てればうれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2年総合学科】「作物」ジャガイモの芽かきを行いました

 2年生の科目「作物」でジャガイモの芽かきを行いました。芽かきとは、じゃがいもから出てくる芽の数を2〜3本に間引く手入れのことです。この作業を怠ると芽が過剰に成長することで株全体の栄養が不均衡になり、収穫時に小ぶりなじゃがいもになる可能性があります。生徒には芽かきを行う目的、やり方を説明し、今回は「男爵」を植えてある1畝で実際に作業を行いました。最初はどの茎を抜くべきか迷っていましたが、慣れてくると選べるようになり、迷うことなく抜いてました。芽かきのあとは1回目の追肥、土寄せを行いました。収穫までの間に追肥や土寄せの作業がこれからもあるので今回学んだことを活かした手早く作業ができるようにしていきたいです。

【3年総合学科】「生物活用」竹灯籠作りを行いました

 3年生の科目「生物活用」で本校の竹林から竹を伐採し、竹灯籠作りを行いました。竹林に行き、教員が根元から切った竹を用いて節の下をノコギリでカットをしました。カットした竹の側面に紙を貼り、大小の〇を書いて模様作りを行いました。デザインが完成した生徒からドリルで穴をあけていき完成です。大小の〇があるためあけたい穴の大きさによってドリルの刃を変える必要があります。少し古い竹を使ったため竹の表面がドリルの振動に耐えれずが裂けてしまいましたが、この竹の中にライトを入れて竹灯籠の完成ですが、どんなものになるか楽しみです。

【総合学科農業系列】第1回代議員会に参加

 翠星高校で行われた石川県学校農業クラブ連盟 第1回代議員会に34Hの基村さんが参加しました。本校は数年ぶりの参加になります。本連盟は石川県で農業を学ぶ4校が加盟している組織であり、意見発表大会や農業鑑定競技会などの各種競技会や各校の代表が集まる研修会などを行っています。今回は七尾東雲高校の単位クラブ会長である基村さんが代表として参加し、基村さん以外は翠星高校の生徒さんだけでしたが、代議員会では副議長として議事進行を行い、午後からのワークショップでは積極的にコミュニケーションをとって発言をしていました。本校では、今年度より農業クラブへの積極的な参加を行っていく予定です。

【総合学科2年農業系列】バケツイネの栽培スタート

 2年生の科目「作物」の初回授業がありました。「作物」では、年間を通してバケツイネの栽培管理、生育調査、収量調査を行っています。今回はバケツイネに使うバケツの準備、種もみの播種を行いました。バケツに土を入れて、水を吸収させたあと、田んぼでは「代かき」と呼ばれる土を混ぜて水を均等に吸収させる作業を手作業で行いました。初めての農作業ということもあり、土に手を突っ込むことに最初は躊躇していましたが、慣れてくると楽しく周囲とも協力するなどの姿も見られました。2時間目はイネの種もみをセルトレイに播種をしました。今後は発芽してある程度育ったのちにバケツへと定植していく予定です。

【総合学科2年農業系列】江堀り

2年生「野菜」 

 来年度に向けた準備の第3弾は、江掘り。圃場周辺にある側溝の掃除のことです。一年間にたまった泥や石、枯葉などを溝からすくい出す作業になります。

  作物栽培において、水は必要不可欠です。しかしながら、多ければ多いほど良いというものではありません。日本のように雨の多いところでは水が多すぎると、かえって作物にとっては根腐れや病気のもとになってしまいます。ですから排水対策は、非常に大切なのです。

  その排水対策の一つが、江掘りです。実習では各々が剣先スコップや鍬を持って、丁寧に側溝の掃除をしました。

【総合学科2年農業系列】「野菜」

種イモの植え付け(サツマイモ) (2025/3/6  総合学科農業系列)

2年生「野菜」

来年度に向けた準備の第2弾は、サツマイモの苗づくりのための種イモの植え付けです。今年は、3月4日から始まりました。

 

  サツマイモは寒さに弱く、種イモに使うサツマイモは、18°Cに保たれた保温庫で冬の間保管していました。それを出してきて、ビニールハウス内に作られた苗床に植え付けていきます。今回学校では、金時・紅あずま・安納・紫・兼六の5品種を植え付けて、苗づくりをします。

 ビニールハウスの中にさらにビニールのトンネルを作り、より暖かい状態になるようにして植え付けをします。順調にいけば3月中に発芽し、4月の下旬から順次苗の摘み取りが始まります。

【2年生総合学科系列】「野菜」

ネギの播種と発芽(率)(2025/2/17  総合学科農業系列)

2年生「野菜」 

  3学期に入り、来年度に向けた準備が徐々に始まります。第1弾は、ネギの播種です。

 今回用いる品種は「ホワイトタイガー」(タキイ種苗)です。べと病、赤さび病などに対して比較的強く、肥大性にすぐれる、また肉質は緻密で、苦みや辛みが少なく食味上々、という品種特性があります。

 2月3日、播種です。1箱当たり264個の播き穴があるチェーンポットに土を詰め、そこにゴマ粒大のネギの種を1粒ずつ播いていきます。その後覆土・潅水したうえで、加温しているビニールトンネルに入れ発芽を待ちます。

1週間ほどで芽が出る予定です。

 2月17日、播種から2週間経ちました。発芽の様子を観察しながら、実際の発芽率を算出します。見た目でほぼほぼ発芽していることから、未発芽の穴の数を数えることにしました。

 発芽率を出してみました。6グループあって発芽率87.9~95.4%と種苗会社が保証する“80%以上”をクリアしています。播種は成功と言えるでしょう。

 100%にならなかった理由としては、種自体の問題、播種しそこない、覆土や潅水の問題などが考えられます。

 このまま大事に育苗し、順調にいけば4月には畑に定植します。

【3年総合学科】第9回石川県総合学科高等学校 生徒成果発表会に参加しました

 1月23日、津幡高校で行われた第9回石川県総合学科高等学校 生徒成果発表会に農業系列の大坪さん、坂下さん、ビジネス系列の荒川さん、金指さんの4名が参加しました。本発表会は、各学校の「総合的な探究の時間」において取り組んできた研究成果を発表する会です。総合学科がある県内7校が津幡高校に集い、各学校の発表を聞きました。本校は「がんばろう能登!復興応援プロジェクト」という農業、ビジネスが合同で取り組んできた活動を発表しました。

 総合学科では、クッキーの配布、野菜の提供、多肉植物の寄せ植え会、訪問販売のお断りを呼びかけるポスターの製作など1年間多くの支援活動を行ってきました。「被災した高校から被災地に笑顔を」のスローガンのもと高校生としてできることに取り組んできました。発表も練習時間が十分ではありませんでしたが、しっかり相手に伝わる発表をしてくれました。

 来年度も3年生が行ってきた支援活動を継続していきたいと思っています。

 

【3年総合学科】「果樹」ブドウの苗木の定植を行いました

 1月8日、農業科目「果樹」でブドウの苗木の定植を行いました。本校では、現在、露地栽培でベリーAなどの品種を栽培しています。今回は露地ではなく、初めてのハウスでの栽培に挑戦します。ハウスでの栽培では外の環境の影響が少ないため栽培が露地に比べ栽培しやすいのが特徴です。定植した品種は紫玉です。。紫玉は最も早熟な巨峰系の品種です。

 3年生の記念樹として1本の苗木を植えました。深い穴をハウスの中心に掘り、肥料をまいて混ぜた後に定植を行いました。この樹から実がなるのはおよそ2年後で3年生が20歳迎えた頃の予定です。

「総合的な探究の時間」校内発表会を行いました

 1月16日、3年「総合的な探究の時間」もまとめの段階に入り、これまで1年間取り組んできた内容を総合学科1・2年生の生徒に向けて発表しました。3学期がスタートしてからスライドの作成をし、当日ギリギリまで発表練習を重ねました。この本番では、どの班も素晴らしい発表をすることができました。

 今年度は、「地域野菜について広めていく活動」、「仮設住宅での交流活動や支援活動」、「和倉温泉の現状を調べ、VRを用いて観光ガイドを行う活動」を行ってきました。どの班も地域密着型の活動が多かったため、震災の影響によって当初の予定とは大幅に変更を余儀なくされた班もありましたが、地域貢献につながる活動をすることができました。これも様々な場面で地域の方々、いろいろ会社の方々の協力があったおかげです。活動に協力していただいた皆様ありがとうございました。

 来年度も震災に関する支援活動や観光ガイドの継続など、さらに地域貢献につながる活動を行っていきたいと思います。

【1・2年総合学科】キムチの製造を行いました

 科目「農業と環境」と「食品製造」の時間を用いてキムチ製造を行いました。例年1年生の「農業と環境」で行っていますが、昨年度は能登半島地震による休校でできなかったことから2年生も同時に行うことにしました。

本校のキムチは数年前までは販売をしており、本格的なキムチになっています。先週、極寒の加工室で白菜を流水で洗い、食塩をすり込み下漬けをしました。そして、キムチの素になる「ジャン」を作りました。「ジャン」にはイカの塩辛や事前に作った出汁、ダイコンや人参などが入っています。今週、「ジャン」を下漬けした白菜に漬け込み、4日間漬けて完成です。しっかり出来ているのか楽しみです。

【3年総合学科】「食品製造」デコレーションケーキを作りました

 農業科目「食品製造」でデコレーションケーキの製造を行いました。本校では、毎年3年生がクリスマスの時期にデコレーションケーキを作っています。

最初にスポンジ生地の製造です。家でもスポンジ生地を作ったことがある生徒もいれば全く初めての生徒もいて、生地の膨らみに若干の差はあったものの生地をうまく焼くことに成功!そして、肝心のデコレーションは学校で用意した生クリームとイチゴのほかに生徒が自ら様々なフルーツや飾りを持ち寄ったものを使い、個性豊かなデコレーションを完成させました。

うまくできた生徒もいれば少し形がいびつになったりした生徒もいましたが全員が一生懸命時間をかけて作っていたのが印象的でした。

【3年総合学科農業系列】クリスマスリース

3年総合学科農業系列9名は授業でクリスマスリースを制作しました。

①ブドウの木の長い枝数本を使って輪っか作り

 長い枝が周りの生徒にあたらないよう、間隔をとって、注意しながら、枝を折らないよう丸めていきます。枝の先が不揃いの部分は、目立たないようにひもで固定します。

②飾り付け

 ペイントしたまつぼっくり、コニファー、ゴールドクレスト、なんてんの実を使って飾り付けします。今回はセイヨウキズタの葦(放っておくと木を傷める)を有効活用します。材料はすべて学校の敷地から拾ってきました。

 

③リボンをつけて完成

 あらかじめ作っておいたリボンを最後につけて完成です。みんな上手にできました。クリスマスリースを飾るのは魔除けの意味があります。いいクリスマスが迎えられそうです。

  

 

 

【2年総合学科農業系列】「作物」

収量調査② 一穂もみ(・・)数の計測(2023/12/12  総合学科農業系列)

2年生「作物」 

 バケツで育てた稲の収量調査です。前回までに1株当たりの茎の数を計測し、今回は1本の穂についているもみの数を計測しました。

  穂の長さが長いと思われるもの3本を選び、一本ずつもみの数を数えます。まず、穂からもみを外します。飛び散らないよう慎重に扱わなければなりません。そして、外したもみを数えます。事前の予想では「30~50粒ぐらい」と答えた生徒が一番多かったですが、実際に調べてみるとほとんどが100粒を超えていました。「想像以上にたくさんあって驚いた」と感想に記していました。

 計測を終えたもみは、もみすりをします。もみの周りについている頴(えい)と呼ばれる殻を外す作業です。これはすり鉢とソフトボールを使って行いました、もみをすり鉢に入れてソフトボールで上からゴリゴリすると…あら不思議、殻が外れて玄米が出てくるのでした。その玄米を集め、玄米の重さを測って今回の実習は終わりです。

千歯こきを使った脱穀作業も体験しました。いかに効率よくたくさんもみを外すことができるか―

作業の工夫や道具の進化についても学ぶことができました。

3年総合学科農業系列「ハウス内の野菜の収穫」

3年生「野菜」 

 12月に入り寒さも増してきましたが、ハウス内のトマトやブロッコリーはまだまだ元気です。

期末考査が明け授業が再開し、早速「野菜」の実習では、出荷にむけた収穫と袋詰めを行いました。

 水耕のハウスではトマトが植わっています。大玉・中玉・ミニトマトで合計7種類。3年生は繰り返し実習をしてきたので、“大玉やミニトマトはハサミを使う”“種類ごとに分ける”など収穫にも慣れてきました。

 ブロッコリーは、側花蕾(そっからい 脇芽)を収穫します。蕾のしっかり膨らんだものを選びハサミで切り取ります。大きな葉に隠れている場合もあるので、取り残しがないように注意深く探す必要があります。

 収穫したものは規定量を測って、袋詰めをします。その際、傷や虫食い、色の薄いものなどが入らないようによく見なければなりません。

 

 
 
 
 
 

 

今日袋詰めしたものは、JAの直売所に出荷しました。

【1年生総合学科】農業と環境

■ダイコンの収穫

1年生2学期の栽培課題、ダイコンが収穫の時期を迎えました。

9月4日に種を播き、発芽率を調べ、間引き・追肥・除草などを経て、11月18日は播種から76日目にあたります。前の週にお試し収穫をしたので、残りの2本を畑から引き抜きました。

 

しっかりと生育しているダイコンは収穫も一苦労。「なかなか、抜けん」と引き抜くのに苦労する生徒が見受けられました。中には「人の足みたい」に又割れしたもの(岐根 きこん)やタテに亀裂の入ったもの(裂根 れっこん)もあり、驚く生徒もいました。これらの原因についても学習するとともに、最後の生育調査として、葉の長さ、葉の枚数、全体の重量、ダイコンの重量、ダイコンの太さを1本1本計測し、お店に売っているような大根を作るには、時間と労力、技術が必要であることを学びました。

 今回、葉を付けた状態で家に持ち帰りました。調理して味わうまでが農業の学習です。「おでんにして食べた。おいしかった」「葉はお味噌汁に入れたり、浅漬けにした」「(葉は)刻んでチヂミの具にした」などと報告や感想が聞かれました。

【総合学科農業系列】3年生「野菜」

夏野菜から秋冬野菜へ、ビニールハウスの中の様子も変わってきました。ピーマンの栽培・出荷を終え、その後に葉菜類を定植し始めました。

10月中にセル箱に播種し、苗を育てていました。畝幅に合わせて15㎝間隔で印をつけた補助具を使って定植していきます。

今回植えたのは、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、カブ、カツオナです。すべてアブラナ科で、小さな苗の段階では形態が似ていて見分けがつきにくいです。2~3か月後の収穫を目指します。

【2年総合学科】「食品製造」味噌の包装を行いました

 科目「食品製造」の実習で味噌の包装を行いました。昨年度の1月に仕込んだ味噌の包装も佳境を迎えてきました。

 今回は4kg樽に味噌を充填して容器を紐で縛り、ラベルを貼って完成です。今年度からは4kg樽を赤色に変えてより目立つ、高級感のあるようにしました。男子は4kg樽に200kgほど入った大きい樽から移す作業をしました。実習が終わると腕が疲れるぐらいの体力仕事です。女子は樽を紐で縛る作業をしました。お客さんが持った時にバランスを崩して不安定にならないように中心に気を配って、きつく縛ることに苦戦していました。

 今年度の味噌もJA直売所に並ぶのもあとわずかとなりました。商品を見た際は一度お試しください。

【2,3年総合学科】サトイモの収穫

2・3年生「作物」「野菜」

秋の収穫時期です。今回はサトイモを収穫しました。

 サトイモの葉は大きくて、しかも水をはじく性質があります。“となりのトトロ”に出てくるようなあれです。

まずは収穫しやすいように、この大きな葉と茎を刈り取るところから作業が始まります。

葉を取り払った後は、剣先スコップを使い畝の両側から芋を掘り上げます。抱えるほどの大きな塊になっているので、掘り上げるのも一苦労。親芋にくっついて、子芋や孫芋がびっしりとついていました。

 

芋を一つひとつばらしていくもの大変でしたが、「煮物や豚汁に入れたら、おいしいなあ」などと話しながら収穫を進めました。

【3年総合学科】「総合的な探究の時間」仮設住宅へ訪問しました。

 科目「総合的な探究の時間」に田鶴浜町の七尾市応急仮設住宅を訪問しました。

 現在、総合学科農業系列では、「能登半島地震復興応援プロジェクト」と題して支援活動を行っています。今回はその活動の一環として、11月15日に行う多肉植物の寄せ植え会のチラシの配布、クッキー・野菜・花鉢の配布、生徒が寄せ植えしたプランターの設置を行いました。チラシは本プロジェクトに合同で取り組んでいるビジネス系列の生徒が4種類作成し、クッキーと一緒に1戸ずつ直接訪問し、PRをしました。平日の昼間だったこともあり留守の方も多かったですが、30人ほどの方に直接お渡しすることができました。

 また、たくさんの方に生徒が育てた野菜や花を配布することができました。生徒も直接自分たちが育てたものを配る機会は滅多にないため一所懸命配っている様子が印象的でした。田鶴浜町の七尾市応急仮設住宅にお住いの皆さんありがとうございました。

 このあと、11月15日の多肉植物の寄せ植え会が成功するように準備をし、喜んでもらえる会にしていきたいです。

【2年総合学科】「食品製造」和菓子講習会を行いました

 石川県職業能力開発協会の「令和6年度若年技能者人材育成支援等事業」の1つとして「ものづくりマイスターによる和菓子講習会」を実施しました。羽咋市にある和菓子店「佐吉庵」より岡崎さんを講師に招き、初回は練り切りの体験をしました。1つ目の練り切りは、ハロウィーンにちなんだかぼちゃのキャラクターです。ほとんどの生徒が練り切りを体験するのは初めてで、講師のデモンストレーションをびっくりした様子で見ていました。いざ自分で作るとなると、講師の方のように、素早くきれいな形にするのが難しいことを実感したと思います。2つ目は、コスモスを作りました。ピンクの餡に白い餡を入れてぼかす技術や指で餡を押して花びらを作る技術などを学び、綺麗なコスモスを作ることができました。

 練り切りは手先の器用さが必要となる和菓子であり、苦手な生徒は少し苦労していましたが、中には販売してもいいぐらいの仕上がりの生徒もいました。最後に少量の餡で大量の餡を包餡する技術やみかんの皮がめくれ、果肉が見える練り切りなどのプロの技を拝見し、1回目の講習会が終了しました。

【1年総合学科】農業と環境「ダイコンの生育調査」

 播種から50日目の10月21日、観察を兼ねてダイコンの生育調査を行いました。一人3か所ずつ播いたダイコンのうち一番生育のいものを選んで、①葉の数②葉の長さ③ダイコンの太さを測定します。計測してみると、葉の数は20枚以上、葉の長さも大きいもので50cmを超えています。

 ほぼ順調に成長しているようで、ダイコンの根の部分も地上部に伸びてくる「抽根(ちゅうこん)」がみられるようになりました。「わぁ~、ダイコンの形になっとる」という生徒の声も聞かれ、ノギスを使って太さを測ってみると3~4cm、太いものでは5cm余りになっていました。

10月も後半ですが、気温が高めなので害虫がまだ元気にしています。食害が気になりますが、このまま無事に大きく成長してほしいです。

和倉温泉の観光ガイド

 9月27日(金)、3年生総合学科ビジネス系列8名生徒が「総合的な探究の時間」に、和倉温泉の「青林寺」・「信行寺」の見学を行いました。加えて、10月26日(土)に白山イオンモールにて開催されるいしかわ産業教育フェアでVRによる観光ガイドを行うため、その撮影も行いました。

 今年度2回目の見学ですが、生徒は、和倉温泉の歴史や「青林寺」・「信行寺」がどういうお寺で、今後どういう目的を持ってガイドを行っていくかなどを学ぶ大変よい機会となりました。

 

デュアルシステム地区部会(商業)

 10月2日(水)地区部会で、2年生ビジネス系列の生徒8人が、7月に実施した生徒のデュアルシステムの報告会を、実習先の企業の方をお招きして行いました。生徒は、緊張の面持ちで、発表していました。10日間の実習を通して、普段は学校では学ぶことができない、礼儀作法や言葉遣い、コミュニケーション方法などを学ぶ大変よい機会となったことを堂々と報告しました。

  

1年生総合学科「農業と環境」

■  ダイコンの間引きと施肥(2024/10/3 総合学科農業系列)

1年生「農業と環境」

9月3日に播種したダイコンは、概ね順調に成長しています。3週間後の9月24日、本葉が5~6枚出た頃で、間引きと追肥を行いました。

 

  1つの穴に3粒の種を播きましたが、そのままにしておくと互いに生育の邪魔をして大きくなれません。一番生育の良いものを一つ残し、他を引き抜く。これを間引きといいます。

「先生、どれ取っていいがん?」と聞く生徒に、ポイントは①比べてみて生育の小さいもの、②葉が虫に食べられているものを選んで引き抜くようにアドバイスしました。

最後は、1本に間引いたダイコンに化成肥料を与えます。葉に直接かからないよう株元の周辺に丁寧に肥料を置きました。この後は生育を見ながら、もう一回追肥をする予定です。

【2年総合学科】「食品製造」味噌の包装を行いました

 農業科目「食品製造」で味噌の包装を行いました。2年生は初めての作業になります。本校の味噌包装は900g入りのパック、10kg入りの樽、4kg入りの樽の3種類あります。今回包装した味噌は今年の1月に仕込み、熟成させたものになります。地域の方からも親しまれている本校の大人気商品です。

 生徒は暑い部屋で味噌の匂いがたちこめる中、男子は10kgと4kgの樽に味噌を詰め、女子は樽を紐で縛る作業、900g入りパックへのパック詰め、樽とパックへのシール貼りなどを担当して行いました。今回包装した商品は七尾、中能登のJA直売所、毎週木曜日に実施している校内販売で販売されますので、ぜひ見かけたら手にとってみてください。

 来年1月からは来年度用の仕込みが始まります。

【3年総合学科】「食品製造」クッキー製造

 農業科目「食品製造」でクッキーの製造実習を行いました。3年生は今年度に入って何回もクッキー製造をしていますが、今回は普段のクッキー製造とは違った形で実施しました。生徒自らが「クッキーに混ぜ込む野菜や果物などの素材を何にするか」「素材の混ぜ方」「加える量」を考え、素材を活かしたおいしいクッキーを作ることを目標に製造を実施しました。

 素材について事前に決め、レーズンやレモン、オレンジなどを用いて、細かく刻む、果汁を加えるなど素材を活かすためにはどのような混ぜ方がいいのか、想像力を働かせながらクッキーを作らないといけません。

 新しい味の新商品になることを目指して、相談しながら試行錯誤を重ねクッキーを作ります。素材を活かしてどのようにクッキーを作るのか1人ひとりが想像し、考えて製造を行っていました。クッキーにオレンジをサンドする生徒もいれば皮と果汁を練りこむ生徒もいて、様々な工夫を見ることができました。失敗した生徒も成功した生徒もいましたが、普段のクッキー製造では見られない生徒の姿を見ることができました。

 

【2年総合学科】サツマイモ収穫体験

  昨年に続き今年も交流活動プログラム「サツマイモ収穫体験」を実施しました。1回目となる今回は朝日小学校の26人が6月頃に行った定植体験に続き、収穫体験に参加してくれました。

 大雨の影響が心配されましたが晴天に恵まれた中、最初に「さつまいもの不思議」について本校生徒が紙芝居で紹介し、1人1組のグループになりサツマイモ畑まで一緒に歩いていき、収穫体験スタート。

 2年生は初めての収穫体験であり、事前レクチャーで学んだことを活かして安全にも気を配りながら小学生をサポートしていました。小学生が元気よく土を掘って収穫したサツマイモは50kg以上!生徒1人1kgほどを持ち帰って家で食べるそうです。

 今年のサツマイモ収穫体験は残り7回を2週間に渡って幼稚園や保育園の園児を対象に行われます。これから サツマイモ収穫体験に来る皆さん、生徒一同お待ちしております。

【3年生総合学科「野菜」】ハクサイの定植

3年生「野菜」

 2学期に入り、秋冬野菜の播種や定植が目白押し。ダイコンに続いて、9月12日からはハクサイの定植が始まりました。夏休み中に播種しビニールポットに鉢上げをして、苗づくりをしていました。収穫時期をずらすため、早生から晩生まで4品種を1100ポット以上の苗を露地の畑に定植予定です。

 50cmの間隔でビニールマルチに穴を開け、苗を置き、植付け、ネキリムシ対策の殺虫剤を株元にまき、水やりをするという一連の作業。ハクサイの根は細いので根鉢を崩さないように慎重に扱います。また深く植えないように、植え付ける穴の大きさにも注意が必要です。

  1畝に160ポットの苗を定植します。最初はぎこちなかった手つきも数をこなすうちに慣れ、要領もよくなってきました。この間の暑さに加え、立ったりしゃがんだりの繰り返しで作業は大変です。

2年生も交え、2週間にわたって定植が続きます。

 

プランター寄せ植え

2年生「草花」

2学期のはじまりはプランターの寄せ植えの実習を行いました。5月、6月に播種した品種

【マリーゴールド・ニチニチソウ・ケイトウ・コリウス・シロタエギク】

この5つの品種から生徒たち自身の感性で選んで制作しました。まだまだ夏の花も元気です。

10号鉢を使用し、ランバート土に赤玉土・鹿沼土・腐葉土を混ぜ込み、元肥としてくみあい化成8号と緩効性肥料のマグァンプkを使用しました。少し成長に乱れもありますが、これからの管理も生徒自ら行い成長を見守りたいです。

【プランター①】

【プランター②】

【プランター③】

【2年生「作物】バケツイネの刈り取りと収穫調査①

2年生「作物」

 1学期に植え付けたイネが、いよいよ収穫を迎えました。品種は早生の“ゆめみずほ”です。

9月5日、栽培していたバケツイネをハサミや鎌を使って刈り取り、その場で茎数を計測しました。次に麻ひもで固く縛ってハウス内で数日間吊るし、乾燥させます。

9月10日、乾燥させていたイネの束から穂を切り取ります。切り取った穂の数を計測しました。60本以上の穂が実った生徒もいました。続いて一番大きな穂と一番小さな穂を選抜し、穂の長さを計測しました。最後にスケッチです。一粒一粒の籾がどのように付いて穂になっているのかよく観察し、用紙に描いていきました。

この後、一穂についた籾の数を計測したり、籾の重さを量ったりして収量調査を進めていきます。

 

 
 
 
 
 

 

 

一粒のお米から発芽した1本の苗が、いったい何粒のお米を生産したのでしょうか?いよいよ核心に迫っていきます。

【1年総合学科】ダイコンの播種と発芽

1年生「農業と環境」

 1年生の2学期に行う栽培実習は、ダイコンです。今回栽培するのは「耐病総太り」という一般によく作られている品種です。9月4日、実際に畑に出て種を播きました。

株間30cmの間隔でマルチに穴をあけた後、種を播きやすいように土を均します。一人当たり3か所が割り当てられ、1か所につき3粒の種を播きました。その後覆土・水やりをして一連の播種作業は終了です。2~3mmの種ですが初めて見る生徒もいて、その小ささにびっくりしていました。

 翌週の9月9日、播種から6日後。14H15Hともにきれいに発芽していました。早速発芽したダイコンの様子をスケッチしました。双葉(子葉)は、かわいいハート型をしています。この後、発芽した本数を数え発芽率を計算しました。81~82%の発芽率で、想定したよりも少し低い値でした。

播種後にまとまった雨が降ったことで、種が流されたのかもしれません。覆土の量が少なかった可能性があることと合わせて原因を考えました。

  この後、生育を見ながら1本にする間引き、追肥、土寄せ、除草などの管理作業を行いながらダイコ

【3年総合学科】「総合的な探究の時間」七尾市の避難所へクッキーを配布

 科目「総合的な探究の時間」に総合学科農業系列3年生の食品加工班が七尾市で最後の避難所となっている矢田郷地区コミュニティセンターでクッキー100袋を配布しました。農業系列3年生は、1年間を通して七尾市への地域貢献、高校生だからこそできる支援活動を通して被災された方に勇気と元気を届けることを目標に活動を行っています。今回の配布はその第一弾として実施しました。

 3年生9名がクッキーを製造、包装し、1人1人が被災された方に向けてのメッセージを書いたラベルも作りました。また、機械システム科の先生の力も借り、本校の校章と「がんばろう 能登」の2種類の焼き印を制作してもらいクッキーに印字をしました。こうしてできたクッキーを集まってくださった避難されている方々に手渡しで配布を行いました。また、避難されている方とお話をするなどして笑顔のあふれる交流を行うこともできました。生徒の中には家に大きな被害を受けた生徒、長期間断水に苦しんだ生徒もいます。そのため、避難されている方と今回の地震について真剣に話をしている姿がとても印象的でした。避難されている方からは「たくさん作ってくれてありがとう!」「文字が入ってる!すごい!」などの声をかけていただきました。

 今後も被災地の学校としてできることを全力で取り組んでいきます。