校長室より「おこらいえ」
県の復興計画
142日目
能登半島地震からの復興計画が
県により示されました
「能登が示す、ふるさとの未来」
をスローガンに
「創造的復興の実現に向けた羅針盤」
と位置付けられています
「創造的復興」とは
「単に被災前の姿に復元するのではなく
元々あった課題を踏まえ
未来思考に立って
以前よりも良い状態へ持っていく」
こと
13の分野で
プロジェクトが立ち上げられましたが
そのうちのひとつ
「能登に誇りと愛着が持てるような
『学び』の場づくり」
に着目しました
国内外の生徒と課題解決型学習を進める
創造的復興計画の推進を目指します
まさに「街プロ」で取り組んでいるもので
今後一層前向きに進んでいく
大きな支えとなりそうです
東日本大震災の復興計画では
結果的に被災地から都市部へ出た人たちを
復興の主体として巻き込めなかった
という反省があるそうです
私が卒業式でいつか帰って来いと呼びかけた
「一旦輪島を離れるみんな」の
力が必要なようです
復興プランには
関係人口の拡大を視野に
「都市と地方を行き来する
2地域居住の推進」
なども盛り込まれています
今日は
避難訓練を行いました
例年だと
時刻や被災箇所を直前まで知らさずに行うなど
より実際を想定した訓練を
目指していましたが
今年はそんなリアルは追及しませんでした
何よりも自分達自身
イヤというほど体験しているし
悲しいことを思い出すかもしれない
形通り避難場所の確認に留めました
とはいえ
余震の心配はまだまだ続くし
学校の危険箇所の修繕も進んでいません
一人ひとりが自分の命を守る
意識が必要です
最後にいいお話
先日3年生の岸野望さんが
崖の下に倒れていた方を発見
動けなくなっていたところを
助け上げて避難所まで
連れて行ってあげたそうです
崖に落ちて2時間以上経過
警察犬も出動準備しており
倒れた方も
このまま誰にも見つけられずに…
との思いもあったそうです
元気になられた今日
お礼に学校までお越しくださいました