校長室より「おこらいえ」

高石高校さんいらっしゃい

地震から303 日目

豪雨から39 日目

 

通勤の途中で驚くべき光景を目にしました

 

 

 

 

 

 

水害で流されていた倒木が

一ケ所に集められています

おびただしい量の倒木です

 

これらが一気に流されてきて

橋にひっかかり水を堰き止めたのです

 

地震のあとは街の復旧と同時に

山と川の復旧も進めなければならない

今回得た教訓です

 

これらのほとんどは

前の世代の方々が

次の世代の住宅対策として

雑木林を伐採して

植林を進めたスギの木です

 

でも人工の林は自然の驚異に対して

あまりにももろかった

 

さらには毎年のように

花粉が多くの人を苦しめています

 

子孫のことを考えてやったことが

かえって子孫を苦しめることと

なってしまいました

 

そう考えると

今未来を考えてやっていることが

果たして本当に正しいのだろうか?

怖くなってきます

 

ある週刊誌に次のような論調がありました

「そもそも能登半島は陸の孤島 

 人口が少ないから災害対策がなされないのは当然

 税金を都会の災害対策に分配すべき

 過疎地に住む者はすぐに都会に引っ越せ

 無限に金が湧いてくるとでも思っているのか

 過疎地の災害対策に無駄な金を使う余裕はない

 わかっていて危険な場所に住みながら

 いざ被災したら政府に文句を言うな」

 

発行部数を稼ぐため

このような書きぶりをする週刊誌が

いずれ出てくるだろうと

最初から予想していましたので

特段驚きもしませんが

全ての人が復興支援に好意的ではない

ということを我々被災者は

肝に命じておく必要があります


そんないろんな考えの方がいる中

心優しい高校生たちが

今日来てくださいました

大阪の高石高等学校の皆さんです

公募したら100人以上の希望者が申し出てくださり

その中から選ばれた生徒さん達だそうです

 

 

 

 

 

 

明日から

泥の掻き出しや瓦礫撤去等の

ボランティアをしてくださるそうです

 

今日は輪島高校に立ち寄り

交流をしてくださいました

 

 

 

 

 

 

自己紹介から始まり

一発芸の応酬

さすが本場の芸に

笑かしていただきました

なんかやってって突然言われて

できてしまうところが

さすがです

見習わなければいけません