校長室より「おこらいえ」
イオンかほくでコンサート
地震から294 日目
豪雨から30 日目
吹奏楽部が
イオンかほくでコンサートをしました
輪島吹奏楽団と合同です
思えば被災してまもない頃
もしかしてもう楽器を持つことはないかも
とも思っていたのですが
避難所回ろう
みんなを音楽で元気づけよう
そんな話をして
再び楽器を手にした
かけがえのない仲間たちです
輪島吹奏楽団は
現在練習場所が震災でやられてしまったので
生徒が帰った後の夜
輪島高校で練習しています
今回一緒に演奏です
まずは「希空」
土屋太鳳さん主演
ご存知NHK朝のテレビ小説「まれ」の
主題歌です
輪島高校もまれちゃんの通う高校として
撮影に使われていました
太鳳さんも
何度も被災地を訪れてくださり
我々を励まし続けてくださっています
続いて「東京ブギウギ」
こちらは敗戦の焼け野原から
日本が再び立ちあがろうとしていた時
国民を元気づけてくれた曲です
「ゴールデンイーグル」
輪島吹奏楽団の前団長は
世界的な作曲家アルフレッド・リード氏と
懇意にされていました
そんなご縁もあって
石川総体のテーマソングを
リード氏が手掛けてくださることに…
それがこの曲です
「白山の…」と歌われる石川県民の歌が
曲中にフューチャーされています
そして「リメンバミー」
ピクサーの映画の主題歌
ギターが大好きな少年が
死後の世界に迷い込む話
死後の世界では
現世の人がその人を忘れてしまった瞬間
その人は消えてしまうのだそう
それを「二度目の死」といいます
だから現世に生きる我々は
亡くなった人のことを
決して忘れてはいけないのです
続いて「マジンガーZ」
輪島にゆかりのある永井豪先生
先生の記念館が
焼け尽くされた朝市通りにありました
復興に向けた新しいシンボルとして
きっと生まれ変わって
牽引してくれるものとして
信じています
ラストは「銀河鉄道999」
お亡くなりになった松本零士先生
お亡くなりになったあとも
その作品のテーマソングが
ずっと我々を励まし続けてくださいます
輪島の街が元通り
そしてそれ以上に生まれ変わる時
自分はこの世にはいない
でもその時のために
今できる精一杯のことを
できるだけたくさんの種を
蒔いておければと思う毎日です
釣りバカ日誌の撮影秘話
地震から293 日目
豪雨から29 日目
輪島高校では
生徒の家庭学習時間を調査しています
昨年度までは学年ごとに目標値を設定し
達成できたかどうかを調査していました
しかしそれでは
数値を達成することに意識がいってしまい
本来の目的を見失っている状態であったため
今年度より方法を変えました
生徒自身で毎週目標時間を設定し
それを達成できたかどうかを
自己評価し
次のモチベーションにつなげる
という方法にしました
先週の調査によると達成率は
1年生で54%
2年生で36%
3年生で26%
個人個人の目標値が異なるため
客観的なデータとはいえませんし
これをもって多い少ないも論じることもできません
ただ実際の平均学習時間を見てみると
3年生は1年生よりも3時間多いので
学年が進むにつれ
より高い目標値を設定している
ということは言えそうです
美川スポーツセンターで
科学グランプリが開催されました
本校からは
泉豪さん 宇羅央渉さん 大畑瞬星さん
大向莉奈さん 坂口紋彩さん
舩本亮雅さん 前名拓実さん 邑田達紀さん
でチームを作って参戦しました
午前中は数学や理科 情報などの筆記競技
午後は実技競技がありました
昨日話題にした「釣りバカ日誌17』について
撮影秘話を
夏祭りのシーンでしたが
撮影が行われたのは真冬でした
短パン・半被で
寒空の下2時間ほど待って撮影開始
よくよく見ると出演者にはさぶいぼが
西田さんは
急性心筋梗塞で倒れられてから
復帰直後の撮影でしたので
スタッフに支えられながら
撮影現場に入られました
拝見していて痛々しいほどでした
ところがカメラが回り始めた途端
別人のように背筋がピンと伸び
天に突き刺さるごとく張りのあるお声で
鬼気迫る演技をなさりました
本物の役者魂を見ました
その衝撃は今でも忘れられません
能登の祭りでは
神輿の先導役を務める大きな灯籠
「キリコ」が乱舞します
「キリコ」のシーンでは
役者さんのセリフを綺麗に録るため
一切音無しで行われます
祭りの音は編集で重ねます
笛や太鼓・鉦も掛け声も一切なし
「キリコ」の屋根に吊るした風鈴も
ガムテープで固定します
シンと静まった通りを
遠くから「キリコ」が勇壮にやってくる姿は
それはそれで見応えのあるものでした
「釣りバカ日誌17」には
地震で壊れる前の輪島の街並みが
美しく残っています
まだ直視できそうもないので
いつの日かもう一度観たいと思います
明日は
吹奏楽部が輪島吹奏楽団と合同で
イオンかほくでステージ演奏します
2回公演で
11:00からと15:00からです
15:00からの方には
私も一緒に出させてもらおうと思っています
ぜひお越しください
雲ひとつしかない秋晴れのもと
地震から292 日目
豪雨から28 日目
今日は体育祭
グラウンドに改修工事が入り
本来なら実施できないところでしたが
日本航空学園さんのご好意により
サッカーフィールドを
貸していただけることとなりました
ありがとうございます
福岡第一高校の「世界一の体育祭」でも
手渡された輪島塗のカップ
果たして今年はどの団の手に?
航空高校の3年生も
参加してくれることになりました
みんなで準備体操
障害物競走
四人五脚
借人競争
大綱引きには
航空高校の野球部3年生も出場
圧倒的な強さを見せつけました
スムーズに進んでいるので
以降の予定を繰り上げます
お昼休みです
おそろいのタオルです
小綱奪い
男子優勝チームと
航空高校エキシビジョン
ここでも航空チームが圧倒的強さを見せます
力強さだけでなくスピードもあります
クラス対抗リレー
部活動対抗リレー
これは私が高校生の頃から続く競技です
当時は剣道部は面・胴・小手フル装備で出場
当然毎年最下位なのですが
伝統へのこだわりが垣間見えて尊敬していました
これにも航空高校が参戦
圧倒的速さです
さすが上を目指して引退後も
鍛え続けている肉体です
俳優の西田敏行さんが亡くなりました
実は私と西田さんは何を隠そう
「釣りバカ日誌17」で共演した仲です
その年の初め
「今年の抱負は?」
と晴れ女に聞かれたとき
「歌だけじゃなく
お芝居にも挑戦してみようと思う」
と答えておいたので
ある意味実現したといえます
石田ゆり子さんと大泉洋さんが
祭りの街をそぞろ歩くシーンの
後ろでたたずむという
非常に難しい役どころでした
わずか1秒ほどですが
私でないとこなせないいい演技ができたと
自負しています
助演男優賞をいただけなかったのが存外でした
しかも
石田ゆり子さんのあまりの美しさに
ぼーっと見とれていると
「カット!カット!!
エキストラさん
女優さん見ちゃダメだよ!」
とNGまで出すという
大俳優を完全に凌駕する域まで達しました
ご冥福をお祈りします
明日の体育祭について
地震から291 日目
豪雨から27 日目
学校の復旧工事が始まっています
こちらは傾いた2号棟の基礎検査
2号棟は現在大きく傾いており
もともとあった職員室等は使用できず
安全な棟で緊急的に先生方が執務しています
棟の4隅を掘削して
地下の基礎の部分を点検し
異常がなければ
棟をジャッキアップして
まっすぐにするのだそうです
恐るべき技術力です
3年生国語表現の授業(担当丹保亜矢子先生)では
ディベートを行いました
①日本は小売店の深夜営業を禁止すべきである
是か非か?
②日本は中学生以下のスマートフォンなどの
使用を禁止すべきである
是か非か?
③日本は救急車の利用を有料化すべきである
是か非か?
それぞれのテーマに分かれて
肯定派と否定派に分かれて
議論を戦わせます
③に関して事例をひとつ
保護者の迎えが遅れがちで
保母さんの勤務時間が終わっても
迎えに来ないのが
日常化していた保育所が
その対策のため
時間外の預かりを有料化したそうです
すると
「お金払っているんだからいいでしょ」
の乗りで
平気で遅れてくる母親が増えたそうです
いろいろ難しいですね
ディベートの授業が取り入れられた当時は
日本の高校生は議論の経験が乏しかったので
相手を論破することが目的化してしまい
議論ではなく喧嘩になってしまうことも
見受けられたのですが
今ではかなり上手になりました
国際的な場面でも
堂々と意見を言える若者は
着実に増えてきていると思います
時代はかなり様変わりしてきました
保護者の皆様にご連絡がふたつあります
(1)コロナ等に関すること
病院でもらった薬剤指示書などの書類は
処分しないで保管しておいてください
各種申請に必要となることがあります
(2)体育祭に関すること
日本航空高校石川さんのサッカー場をお借りして
明日18日に開催します
送迎等でお手数をおかけします
なお駐車場はコート手前の駐車場をご利用になり
ゲートをくぐってすぐ左です
奥には入らないようにしてください
みつばちの力
地震から290 日目
豪雨から26 日目
学校にスズメバチの巣を見つけました
早速駆除です
蜂の巣ジェットの威力は
すさまじいですね
スズメバチ撃退の技で
もっと強烈なのものに
「蜂球」があります
日本ミツバチが持つ必殺技です
ミツバチにとってスズメバチは
幼虫や卵を根こそぎ食べられてしまう天敵です
そこで巣に寄ってきたスズメバチを見つけると
総攻撃をしかけます
数百匹のミツバチがスズメバチを覆い包んで
押しくらまんじゅうを始めます
お互いの羽根をこすり合わせ
摩擦熱を発生させます
やがてまんじゅうの中の温度が上がり
スズメバチは死んでしまいます
ミツバチは50℃まで耐えられるので
へっちゃらです
小さなミツバチでもみんなで力を合わせて
大きな天敵をやっつけます
本校生徒が取り組んでいる
街再生プロジェクト「街プロ」の中に
「みつばちプロジェクト」があります
小さな力でも
少しずつでも
あきらめずに前に進めるといいね
きっと大きな課題でもやっつけることができるよ