校長室より「おこらいえ」

イベント告知

地震から 626 日目

豪雨から 362 日目

 

本校男子バレー部が体験入部を行います

体験入部2025.pdf

輪島市の小中学校には男子バレーのチームがないので

全員が初心者です

それでも

 Aきらめない

 Aいさつできる

 Aいされる

みっつのAをモットーに

県ベスト8以上を目指して

頑張っています

 

9月21日(日)13:00~16:00

本校体育館で行います

 

希望者は

 

チラシのQRコード

あるいはこちらのリンクから

 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScauqjzKS8o42UtUZ8x-KR4wDOvpAZPfc1Ea_1HZD05Cv3h5Q/viewform?usp=header

お申し込みください

お申し込みのデータをもとに

こちらで傷害保険に加入します

 

 

もひとつ耳寄りな情報です

私の尊敬する『口田 圭』氏による

トークライブ「なんやかんやで」

が開催されることとなりました

 

 

 

 

 

 

 

 

10月26日(日)15:00 より

金沢市湯涌温泉はCafé Lente において

 

かつて「ナンチャッテ教師」として

高校で英語の教鞭をとられ

今や

「口だけおじさん」として名を馳せる

口田 圭(くちだ けい)氏による

笑いながらなぜか元気になる

渾身の30分授業が繰り広げられます

 

ワンドリンクオーダー制ですが

「『おこらいえ』見てきたよ!」

と言っていただけると

店員さんの「怪訝な顔」のサービスがつきます

 

竹久夢二が生きていたら

きっと最愛の人と訪れたであろうトークショー

秋の湯涌温泉へぜひどうぞ

 

 


【科学と歴史】vol.3

20世紀のマッドサイエンティストを紹介し

科学の発展と人類の幸せを考えるコーナー

 

ハンガリー系アメリカ人数学者

『ノイマン』

ナチス時代にドイツからアメリカに渡りました

現代のコンピュータにつながる

多くの業績を残しましたが

彼が発見した

「爆弾による被害は

 地上に落ちる前に

 爆発したときの方が大きくなる」

という理論は

広島と長崎に落とされた原子爆弾にも応用されました

また投下の目標地点を選定する際には

「日本国民にとって最も大きな痛手を与えるために

 深い文化的意義をもっている場所に落とすべき」と

京都への投下を進言しました

このような側面を持つ彼は

スタンリー・キューブリックによる映画

『博士の異常な愛情』の

主人公のモデルとされています

本当に京都に落とされていたら

今頃の日本はどんな世界だったでしょう

 

 


三谷産業さまのお力添えで

本校を会場に

卓球イベントを開催していただけることとなりました

 

企画運営は

石川県のプロ卓球チーム『金沢ポート』様

本日挨拶に来てくださったのは

執行委員で経営企画部長の 堀 祐巳 様

なんと私の七尾高校時代の教え子でした

久しぶりの再会に驚きです

 

慶応義塾で化学を学ぶ彼が

教育実習で来たときに

慶応の実験書見せてくれと頼んで

それを参考に

ハイレベル実験書を作ったのを

思い出しました

 

 


陸上部が新人戦に向けて出発しました

 

 

 

 

 

 

世界陸上に負けない熱戦を

繰り広げてくれるでしょう

明日から3日間

西部緑地公園陸上競技場で繰り広げられます

ぜひ応援にお越しください

 

 


学校では明日〜明後日と

GISを用いての探究学習が行われます

全15回の『不自由研究』の第2〜5回です

 

GIS(地理情報システム)とは

位置情報に様々なデータを地図上で統合し

視覚的に表示・分析するシステムです

地図上に複数の情報を重ね合わせることで

これまで見えなかったデータ間の関係性や傾向を把握し

効率的な情報管理や業務の最適化を可能にします

商圏分析やインフラ管理など

幅広い分野での応用が可能です

 

いよいよ明日から実践編です

高校生と一緒に学んでみたい方は

ぜひお越しください

 

18日(木)は14:00から2時間

19日(金)は 9:30から2時間行います

受講料は無料です

お気軽にお越しください 

レモン彗星の日

地震から 625 日目

豪雨から 361 日目

 

朝日新聞の記事から

 

AI開発や活用で世界に遅れをとっていることは

政府も認めるところです

 

総務省の調査によると

個人的に生成AIを使ったことのある人の割合は

日本では27%なのに対し

中国では81%にのぼります

 

またスタンフォード大の調査では

2024年のAI分野への投資額は

米国が1091億ドルなのに対して

日本は9億ドルと

100分の1にも届きません

 

経済産業省の推計では

このままでは

海外のデジタルサービスに伴う日本の赤字が

30年後に原油の輸入額を超えるとしています

 

しかしながら

AIに対する認識が

「AIを使いこなす」から

「AIをパートナーとしてみなす」

に変わってきているところから

日本のAI技術が世界のモデルになる時代が

これからやってくるように思います

 

 


さて本日

和歌山大学から

くわ 将倫 客員准教授

此松 昌彦 教授

太田 和良 アドバイザー

のお三方が学校を訪れてくださいました

 

和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センターでは

孤立集落における情報発信システムについて

研究なさっています

 

和歌山県は半島に位置する

少子高齢化が進む地域として

能登と同じ条件下にあることに加え

近い将来発生が懸念される

南海トラフ地震により

孤立集落が多く発生する危険性があります

 

和歌山大.pdf

 

今回我々が得た知見をお伝えさせていただきました

 

また和歌山大学さんでは

内閣府の主導のもと

「Q-ANPI」

の活用にも携わってこられました

これは衛星安否確認システムです

 

阪神淡路大震災の頃は

ちょうど携帯電話が

東日本大震災の頃は

電子メールが

熊本地震の頃は

インスタなどのサービスが

それぞれ普及し始めた時でした

いずれもその活用が期待されたのですが

電波がなければただの箱

結局最後は避難所を回って安否確認したといいます

今回の能登半島地震も同じ

最も有効な手段は

紙とマジックそしてガムテープでした

「ANPI 」のような安否確認システムの

普及が待たれます

Q-ANPI.pdf

 

 


ところでレモン彗星がやってきていますね 

今年1月3日に

アメリカ・アリゾナ州の

マウントレモン天文台で発見されました

緑色をした彗星で

10月後半に向けて接近しています

 

北斗七星のひしゃくの柄を伸ばしていくと

アークトゥルスという

オレンジ色に輝く全天で4番目に明るい星に

ぶつかりますが

その近くに現れます

4等星ぐらいに輝くそうですが

その頃は新月と重なり

観測には最適なようです

さらには流星群とも重なり

1時間に数十個の流れ星も見られるそうなので

天文ファンでなくても

ワクワクなイベントになりそうです

 

マウントレモンは植物学者のレモンさんが

初めてその山に登頂したことにちなんでいるそうです

 

なんとも可愛い

そしてちょっとお間抜けなネーミングです

 

可愛くお間抜けといえば

最近全国的に

可愛くお間抜けな名前の幼稚園が

増えているようです

これは幼稚園の風紀を乱すような子の親は

えてしてそんな名前の幼稚園にやりたがらず

結果として落ち着いて活動できる雰囲気を

保つことができるからだそうです

空気からパンをつくる

地震から 624 日目

豪雨から 360 日目

 

【科学と歴史】vol.2

20世紀のマッドサイエンティストを紹介し

科学の発展と人類の幸せを考えるコーナー

 

前回は第二次世界大戦中に活躍した

原子力開発に関わる3人の科学者を紹介しました

 

今日はもう少し遡って

第一次世界大戦の頃の話をします

 

ドイツの物理化学者

『ハーバー』

 

人口増加に伴う食糧危機が叫ばれていた

19世紀末期のヨーロッパでは

アンモニア合成が喫緊の課題でした

カリウム・リンと並んで

植物の成長に欠かせない3元素のひとつ

窒素を含む肥料が不足したからです

 

特にドイツにおいてそれは深刻でした

それまで窒素肥料は硝石から作っていたのですが

硝石の輸入国チリとの関係が悪化し

手に入らなくなっていたからでした

 

1902年に同じくドイツのオストワルトが

アンモニアからの硝酸の合成に成功しました

その時用いた白金(プラチナ)の

触媒としての有用性も確認できました

 

硝酸さえできてしまえば

そこから窒素肥料を作るのは簡単です

あとはアンモニアをどうするか?

 

アンモニアは窒素と水素の化合物

窒素は空気中にたくさんあります

そこに水素をくっつける方法を

ハーバーは探ります

 

オストワルトに倣い

白金を触媒として鉄製の装置を用いて

その合成に成功します

しかしその実験には再現性がありませんでした

つまり他の科学者が同じように

白金触媒で実験してもうまくいかないのです

 

しかしその後ハーバーは

国家予算を受けて数千にも及ぶ触媒を試し

ついにその触媒を探し当てるのです

その触媒とは…

 

 

つまり最初に成功した実験に用いられた

実験装置そのものが触媒だったのです

鉄を触媒にして高温高圧にすると

空気中の窒素から

アンモニアを作ることができるのです

 

ところがその実験結果に

ネルンストが「測定値がおかしい」と酷評します

ハーバーが行った条件では合成できない

成功させるにはさらに高温高圧条件が必要である

そうすると費用対効果が低く

とてもじゃないが実用化はできない

 

ちょうどその頃

東京大学を卒業してハーバー研究所に入った

日本人研究者がいました

田丸節郎です

「死ぬほどはたらく人」

とハーバーに言わしめた田丸は

アンモニアの生成熱と反応ガスの比熱を正確に測定し

ハーバーの正しさを証明しました

 

田丸はハーバー研究所に入る前は

ネルンストの研究所にいましたので

恩師の反論を見事論破したことになります

 

こんなところにも日本人の繊細で根気強い

研究の成果が生かされているのですね

 

かくして空気中の窒素をアンモニアに変えて

それを硝酸そして肥料に

つまり空気からパンを作ることに成功したのでした

 

そのはずでした

 

ところが硝酸は肥料の原料となると同時に

爆薬の原料ともなるのです

 

ハーバーの理論が実用化され

実際に硝酸の大量生産が開始されたのが1913年

その翌年1914年にドイツが

フランスやロシアに宣戦布告しているところを見ると

ドイツ国家は国民の飢えへの対策ではなく

軍事への応用を

最初から狙ってのものだったのでしょう

 

ハーバーがその後

塩素ガスを用いた大量虐殺の研究に手を染めていることを見ても

そのことは明らかです

 

科学の発展は人々を豊かにします

しかしそれを用いる者が

「命」を蔑ろにした瞬間

それは破滅の道を転げ落ちることを意味します

科学と歴史

地震から 623 日目

豪雨から 359 日目

 

小松末広球場で高校野球秋の大会です

春の選抜につながる大会です

 

 

 

 

 

 

先発は森 晃大 くん

 

 

 

 

 

 

先制を許しますが…

 

3回の表23塁のピンチを

渾身のストレートで

4番打者を三振です

 

その裏

 

 

 

 

 

 

田屋くんのタイムリーで同点に追いつくと

 

 

 

 

 

 

坂本くんのライトオーバーの長打で

さらに2点追加です

 

スタンドでは

小さな応援団長が大活躍

1年生冨水選手の弟さんたちです

 

 

 

 

 

 

輪島高校にとって

給水タイムの後の6回表は

どうも鬼門のようで

夏の大会に続いての失点で

追いつかれてしまいますが

その裏すかさず

水口くんのタイムリーで突き放します

 

 

 

 

 

 

その後リードを許し

9回にはライトの坂本くんがマウンドに

4番の山田くんに特大ホームランを浴びます

 

3塁を回るところで

サードの水口くんが

「ナイスバッティング!」

拍手で見送りました

敵味方関係なく

素晴らしいプレイは讃える!

部活動の本来の姿です

 

あとになって相手の浅井監督から

伺った話です

私はスタンドから

目にすることができなかったのですが

その時冨水監督も

ベンチから拍手を送っていたのだそう

 

勝利至上主義に走り

生徒を傷つける言葉を浴びせる指導者が

最近問題になっていますが

ぜひ見てもらいたいものです

  

龍谷 100 002 211 7

輪島 003 001 001 5

 

グラウンドの修繕は終わりましたが

防球ネットがまだ立たず

打撃練習が全くできていません

それでもできることを

ひとつずつやってきて

私立の強豪相手にここまで戦えました

守備は鍛え上げられていて無失策

素晴らしいプレイが

そこかしこに見られました

 

 


未来の授業をつくる力をつけるため

教科横断型の授業を

全員ひとり1回は実施してください

と先生方にお願いしています

 

科学と歴史は特に親和性が高く

というより

科学の発展そのものが人類の歴史です

 

今日はそんな科学の歴史の中でも

20世紀が産んだモンスター

マッドサイエンティストについて

 


まずはユダヤ系アメリカ人物理学者

『オッペンハイマー』

「原爆の父」と呼ばれます

広島長崎に投下する直前の実験では

その成功に満足気だったと伝えられています

戦後に態度を一変させて

核兵器廃絶を熱心に唱える

ようになったところをみると

自らの研究が人殺しに利用されることを

もしかしたら知らされていなかったのかも

しれません

 


ユダヤ系ハンガリー人物理学者

『テラー』

ナチス時代に

ドイツからアメリカに亡命しています

「アメリカ水爆の父」と呼ばれます

水素爆発を5回起こして掘削し

巨大港湾を建設する

「チャリオット作戦」を計画しましたが

実現には至りませんでした

 


ソ連のロケット開発指導者

『コロリョフ』

1957年に世界初の

大陸間弾道ミサイル「R-7」を開発し

アメリカを直接攻撃できるようにしました

 

 

 

 

 

 

この技術を現在北朝鮮が利用しています

InterContinental Ballistic Missile(ICBM)です 

また彼はこんなことも考えます

「もっと速度を上げれば

 もっと遠くに届くはず

 

 

 

 

 

 

 もっともっと遠くに飛ばして

 ミサイルが落下する時に描く弧が

 地球の球面に沿うくらいになれば 

 

 

 

 

 

 

 永遠に地球の周りを墜ち続けるはず」

 

世界初の人工衛星「スプートニク1号」

の開発に繋がりました

 

人工衛星は飛び続けているのではなくて

地球の重力によって

実は墜ち続けているのですね

 

【科学と歴史】

しばらくシリーズ化して連載します  

桃毛

地震から 622 日目

豪雨から 358 日目

 

チコちゃんが

チョー難しい早口言葉を募集しています

 

うちの晴れ女が

「今あるので充分難しいわ

 生グミ 生ゴミ 生桃毛」

とスラスラとのたまっていました

一個も合っていません

 

さすが

「親に向かって歯応えするな!」

の豊かな言葉の使い手です

がんばれAI!

地震から 621 日目

豪雨から 357 日目

 

新しいプロジェクトの名前を

AIに考えてもらいました

さすがAI

瞬時に素敵なネーミングを

いくつも考えてくれました

 

出してくれたアイデア全てがスマートなのですが

と同時に全てが頭に残りません

 

ここがAIの限界ですね

 

どこかで聞いたことのあるような

耳障りのいいフレーズばかりで

新しいものがないのです

 

やはり時間をかけて自分の頭で考えないと

新しいものは生まれないのだなと思いました

 

 


三菱商事などの企業連合が

採算悪化を理由に

国内3海域からの

『洋上風力発電』撤退を表明しています

 

実は輪島沖にも震災前から設置計画を進めています

半島の先っぽにおいて

海上から安定した電気供給を受けれることは

大変魅力的です

本校では「電検三種」の資格取得を目指して

講座を設けています

このあと設置計画がどうなるかわかりませんが

勉強したことはきっと役に立つはずなので

がんばりましょうね!

 

 


NPO法人 RISE様のご協力により

GISシステムを学ぶ講座が

1年生全員を対象に実施されています

全15回のこの講座

今日はその第1回です

 

 

 

 

 

 

復興で終わることなく

世界をリードしよう

ご指導くださる京都大学の林春男先生から

オンラインで力強いエールをいただきました

 

GISによるデータ共有と相互作用によって

問題解決能力の向上を図る

「総合的な探究の時間」と

「地理総合」の教科横断型の学びです

 

1年生主任の山本宏行先生より

名人芸のガイダンスです 

「GISとは

 Geographic  Information System

 

 概念そのものは決して新しいものではないのですが

 従来の単独目的利用モデルから

 相互利用モデルへの転換が図られています

 

 例えば昔の事例

 Case1:パソコン素人の店主はじめ社員2名

     個人経営のたこ焼き屋 2003年の事例

  ①たこ焼きができる間に来店客に郵便番号を書いてもらう

  ②データを委託会社に渡す

  ③結果から来客の地域を割り出す

 

 Case2:三重県のある温泉旅館

  ①アンケートは取っていたが集計していなかった

  ②高評価を市町村別に集計して色分けして地図で見ると

   はっきりと地域的傾向が見えた。

  ③ターゲットエリアを決定し集中して広告を打った

 

 Case3:北海道のある自動車ディーラー

  ①新型が発表された際には

   同じ車種の旧型に乗っている顧客を

   GISで検索する

  ②同車種に乗っている顧客の多いエリアに

   集中的に営業をかける

  ③営業マンが集めてきたお客様の反応を

   再度GISにフィードバックする

 

 現在ではマップの上に

 お店の情報として

 価格やメニューなどのほか混んでる時間帯など

 さまざまなデータが重ねられ

 あまりにも日常的になりすぎて

 どこにその技術が使われているのか

 わからないほどです

 

 大谷選手の部屋に張ってあった

 武田信玄の言葉です

 『真剣だと知恵が出る

  中途半端だと愚痴が出る

  いい加減だと言い訳ばかり

  本気でするからたいていの事はできる

  本気でするから何でも面白い

  本気でしているから誰かが助けてくれる』

 

 なんでもおもしろがって本気でやろう!」

さよなら いろは橋

地震から 620 日目

豪雨から 356 日目

 

燃えた朝市通りと

夕市の立つお宮さんを結んでいた

『いろは橋』

 

昔は緑色の鉄骨の橋でしたが

あるとき

輪島塗りの黒と朱に塗り替えられました

 

以来多くの観光客が渡り

NHK連続テレビ小説「まれ」では

土屋太鳳さんが自転車で駆け抜けた

市民に親しまれているこの橋

 

架け替えられることが

先日の市議会で明らかになりました

 

 

 

 

 

 

橋のたもとには

『まれ』記念館がありましたが

火事で焼失してしまいました

奇跡的にスイーツのモニュメントが

残っています

 

スイーツといえば

大阪万博において

本校生徒が企画した

スイーツの販売が始まりました

 

ご協力くださったのは

(株)日本旅行様とまねき食品様

 

私立神戸野田高等学校様と

コラボしました

 

商品化してくださったのは

神戸を代表する洋菓子店の

(有)菓子工房ボックサン様

 

期間限定で出品したものが

好評によりレギュラー販売となったものです

 

現在販売されているものは

輪島高校が作った

「まいもんブルーベリー大福」

野田高校が作った

「淡路レモンの輝きカップスイーツ」

のセット商品です

 

24日からはメニューが一新され

輪島高校の

「栗とチョコのまいもん大福」

野田高校の

「マスカットの煌めきカップスイーツ」

セットです

 

輪島高校の商品には

「うま味の塩 能登 わじまの海塩」

野田高校の商品には

「淡路島の藻塩」

がそれぞれ使用されています

 

それぞれの地方の海の香りの違いを

感じてみてはいかがでしょう

 

こうして生徒たちはそれぞれ

未来に向けての歩みを

けなげに着実に始めています

 

ところが・・・

 

 

先日発売された『女性自身』に

ショッキングな記事を見つけました

 

被災地にいると自分の生活で精一杯で

意外と被災地のことを知ることができずにいて

自分自身も初めて耳にしたのですが

 

石川県の医療費の免除が

6月末で突如打ち切りになっていた

というものです

 

能登半島地震から1年半

いまだ仮設住宅に住み

生活困窮や病気にあえぐ高齢者に

非情な仕打ち

 

発災以降

自宅が半壊以上の被害を受けた人には

医療費の窓口負担などが免除される

特別措置がとられていました

 

国は9月末までの財政支援の継続を決めていますが

免除の継続については

保険組合が決定することになっています

富山県や福井県では

いまも免除が続いているようですが

石川県は財政が逼迫して

継続が困難だと判断したようです

 

患者アンケートでは

「受診せず我慢する」と28%の方が答え 

「がん治療をあきらめる」といった声もあるそうです

 

東日本大震災の際には

いったん打ち切られた医療費免除が

住民の強い要望を受けて

再開された事例もあるそうです

 

 

【ぼうさいこくたいでのであいそのよん】

「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティアのみなさんを

紹介するコーナー

 

北九州市にある明治学園高等学校

防災減災班のみなさん

 

 

 

 

 

 

 "Disaster Prevention Of Meijigakuen”

『DPOMs』さんは

地域の防災意識の向上を目指し活動しています

特にこどもたちに防災意識啓発活動を行っています

輪島高校の『街プロ』グループと

何かいっしょにできるといいね

きゅうきゅうきゅう命

地震から 619 日目

豪雨から 355 日目

 

多くの方に助けていただいて

今を生かせていただいている

そのことを一日たりとも忘れたことのない日々ですが

 

今度どこかで何かがあったら

自分に何ができるのか?

問い続けています

 

まずは防災士の資格を取ろうと考えています

そのためには救急救命講習の受講証明書が必要

私のそれは期限切れになっているということで

講習を受け直してきました

 

 

 

 

 

 

 

(1)安全を確認します

 〇 傷病者の救助の前に自らの安全の確保が第一です

  車が通って来ないか

  煙が立ちこめていないか

 

(2)反応を確認します

 〇 肩をやさしく叩きながら大きな声で

  「大丈夫ですか?」「わかりますか?」

 

(3)119番通報してAEDを手配します

 〇「誰か来て下さい!人が倒れています!」

  大きな声で応援を求めます

 〇 協力者が駆けつけたら

  「あなたは119番へ通報してください」

  「あなたはAEDを持ってきて下さい」

  と具体的に指示します

 〇 119番に電話したら

  ① 消防か救急か?

  ② 場所はどこか?

  その2点をまず伝えます

  傷病者の容態などはあとでいいです

  その2点さえ伝えればその時点で

  出動できるからです

  場所がわからないときは

  電柱に町名の表示があります

  あるいは自動販売機にも貼ってあります

 〇 次に携帯電話をスピーカーモードに切り替えます

  両手をフリーにすることで

  電話の指示を聞きながら次の処置ができるからです

 

(4)呼吸を確認します

 〇 胸と腹を見て「普段どおりの呼吸」をしているか

  10秒以内に判断します

 〇 よくわからない場合は心停止と判断します

 〇 しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸は

  「死戦期呼吸」といって「普段どおりの呼吸」ではありません

 

(5)胸骨圧迫をします

 〇 心停止ではない傷病者に胸骨圧迫をしても

  重大な障害が生じることはありません

 〇 胸骨圧迫がうまくいかなくて助からなくても

  罪に問われることはありません

 ですので勇気を持ってしましょう

 とはいえ私自身経験がないので自信はありませんが

 〇 1分間に100回~120回の速さで30回

  両手を重ね両胸の真ん中を

  5cmくらい沈むように強く圧迫します

  「そうだ おそれないで みんなのために

   あいと ゆうきだけが ともだちさ

   あ あ アンパンマン やさしいきみは

   いけ みんなのゆめ まもるため」

  これを歌いながらすると

  ちょうどのテンポで32回になります

 〇 人工呼吸の技術と意思があれば1秒ずつ2回

  これもさっきのアンパンマンのマーチに合わせ

  「ちゃーらっ ちゃーらっ ちゃらちゃかちゃんちゃん

  ちゃっちゃかちゃんちゃん ちゃっちゃかちゃらちゃん」

  間奏部分にぴったりはまります

 

(6)AEDが届いたら使います

 〇 スイッチをオンにさえすれば

  あとは機械の指示に従います

 

ひとりでやるとパニックになりそうですが

何人かで協力しながら行えば

誰にでもできそうです

 

今回受講した研修は

前もってオンラインで講義部分を受講し

その修了書を持って

 

 

 

 

 

 

 

 

実技に臨みます

 

まさにこれからの教育のヒントになりそうです

知識の伝達はオンラインで充分できますし

いやむしろ

その方が自分のペースで学べて

一時停止や繰り返し再生も自由なので

一斉講義よりも効果がありそうです

 

学校は

個々がそうやって知識を学んで集まって

それらを融合させて新しいものを産み出すための

場所となっていきそうです

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのさん】

「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティアのみなさんを

紹介するコーナー

 

株式会社 JX通信社の 井戸 健介 様

 

 

 

 

 

 

市民参加型ニュースアプリ

地域密着型ニュース速報アプリ

AIリスク情報配信サービス

AIビッグデータリスクセンサ

などを開発され

多くの自治体で活用されています

本校の「街プロ」でも取り組んでいる

アプリ開発グループにご助言などいただけると

うれしいです 

ことりのさえずりなぜピーチクパーチク?

地震から 618 日目

豪雨から 354 日目

 

被災地では

住むところをなくし

引っ越さざるを得ない教員が多くいて

全国的に教員の成り手が不足している中

一層教員不足が進んでいます

 

そんな状況を遠隔授業で解決すべく

県教委では機材を導入してくださいました

 

 

 

 

 

 

家庭科の山上佳織先生が

門前高校と繋いで

輪島高校から授業の配信です

 

 

 

 

 

 

今日は

「命を守るためには

 どんな住まいがいいのだろうか」

家の模型を造り

揺れを確認したあと

地震に強い家について

グループでアイデアを出し合いました

 

門前高校の教室の様子を

モニターで確認でき

高性能のマイクで

教室の後ろの方の生徒のつぶやきも

しっかり配信側まで聞こえてきます

 

半島の最先端の小さな取り組みが

今後全世界で起こってくる

教員不足の問題への解決策の

糸口となります

まさに世界の最先端

そして未来を見据えています

 

今日は2回目の授業でしたが

1回目の問題点を踏まえ

格段に良くなっていることを実感できます

 

私は配信側で視聴していましたが

生徒のつぶやきが英語に聞こえました

 

マイクの機能または設定に

課題がありそうです

 

もしかして英語の特性に特化した

設定になっているのでは?

 

英語は「cap」「cat」「desk」など

子音で終わる単語が多いのですが

日本語で発音すると

「キャッpu」「キャッto」「デスku 」

のように必ず最後に母音がつきます

 

このことにより

はじめて英語を聞いた江戸っ子たちは

「p」「t」「k」の子音が

やたらと耳についたそうです

「なんでぇ!なんでぇ!毛唐め!

 ptkptk

 訳のわかんねぇことさえずりやがって」

 

『さえずる』という言葉は

現在は小鳥の鳴き声に特化して使われますが

当時は訳の分からない言葉を話す

人間に対して使われる言葉でした

 

ところが江戸っ子は

慣れない子音だけの発音がうまくできず

どうしても母音をつけて発音してしまうのでした

 

本人はptkptkと

英語っぽく発音しているつもりでも

ピーチクパーチク

と発音してしまいます

 

これが

小鳥のさえずりを

ピーチクパーチクと表現する

語源となりました

 

今回使用した機材はアメリカ製です

つまり子音を中心に聞き取り

子音を強調して再生する

おそらくそのように

開発されたのではないかと思います

母音が多くアクセントの少ない平坦な

日本語に特化したシステムが

開発されるといいなと思います

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのに】

「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティアのみなさんを

紹介するコーナー

 

難民を助ける会 ARR Japan の

山形 真紀 さま 

 

 

 

 

 

 

注目すべきは外国人被災者支援です

実は輪島高校避難所にもひとりいました

日本語も英語もできないベトナム人青年

さぞ心細かったことと思います

ポツンとひとり避難所の隅っこに

うずくまっていました

ときおり私も

翻訳機を持って行き

ベトナム語でお話したのですが

そんなに時間を割けるわけもなく・・・

どうなったんだろう?

ずっと気になっています

 

 

 


本校卒業生で早稲田大学名誉教授の 木棚 照一 様 

奥様のまり子さまより

書籍の寄贈をいただきました

 

 

 

 

 

 

「80日間世界一周 80万円」

という新聞広告から始まった

世界一周クルーズ

ご自身の船旅の生活を

正確かつ詳細に記録したもので

今後の人生を考えさせてくれる一冊です

 

照一先生は高校時代

修学旅行をキャンセルして

大学入試の参考書を買われ

自己研鑽に励まれたそうです

 

後輩たちへの

「能登の復興と勉強に邁進せよ」

というエールとともに

贈っていただきました

 

図書室や学級文庫そして移動図書館にも

置かせていただきます

 

またご希望の方には差し上げますので

学校までご連絡ください

芸術の秋 落語の秋

地震から 617 日目

豪雨から 353 日目

 

ちゃかちゃんりんちゃんりんでんでん

てなわけで

今日は

チャリティー落語の会を催しました

桂 空治 師匠が来てくださいました

 

 

 

 

 

 

落語は想像の芸だそうです

演者が手にするのは扇子と手拭い

それだけで脇差と大太刀を演じ分けたります

それを補うのが観客の想像力

演者と観客が一体となって創り出す

日本の伝統芸能なんですね

 

もともと落語はお寺の講話だそうです

説法だけだと退屈して

しまいに誰も聞かなくなってしまうところを

あそこんちの熊さんがこんな面白いことしたよ

はっつぁんもこんな間抜けなことを言ってたよ

どんどん膨らんで面白くなったのだそう

 

教会でみんなが楽しめるゴスペルが生まれたのと

よく似ていますね

 

本当は月亭方正師匠も

いらっしゃる予定だったのですが

大雨警報のため急遽お越しになれませんでした

 

お詫びの方正師匠の手拭い

大争奪ジャンケン大会で幕を開けました

 

 

 

 

 

 

 

まず演じられたのはご存知

「寿限無寿限無五劫の擦り切れ

 海砂利水魚の水行末雲来末風来末

 食う寝るところに住むところ

 やぶら小路のぶら小路

 パイポパイポパイポのシューリンガン

 シューリンガンのグーリンダイ

 グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの

 長久命の長助」

 

私自身フルバージョンで聞いたのははじめて

かと思いきや

実は被災地用にアレンジしてあったのだそうです

子どもを名付ける「お七夜」を「初七日」と間違えるくだりや

長い名前を「お経みたいだねチーン」とやるくだり

古典落語には本来ブラックな笑いがつきものなのですが

そういったものを一切排除して演じてくださいました

細やかな心遣いに感謝です

 

 


先日の「ぼうさいこくたい」でお逢いした

林 信太郎 先生から

興味深い情報を教えていただきました

「秋田城址という遺跡がありまして

 そこからは平安時代の古文書が発掘されます

 漆にゴミが入らないように

 入れ物に反古で蓋をした紙は漆付きの紙になります

 それが発掘されて

 赤外線を当てると字が読めるのだそうです

 漆のたいへんな保存性がわかります」

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのいち】

昨日の「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティア団体の皆さま

一日で紹介しきれなかったので

今日からシリーズで紹介します

 

兵庫県立大学学生復興支援団体

LANのみなさま

 

 

 

 

 

 

2011年に東日本大震災を機に発足しました

今回の能登半島地震にも

のべ50名以上の学生さんたちが

支援に入ってくださいました 

国際商経学部

社会情報学部

理学部

工学部

環境人間学部

看護学部

それぞれの学生さんたちが

それぞれの専門性を活かして

総合的な支援をしてくださっています

  

また大学院には

減災復興政策研究科が設置されており

誰ひとり取り残さない

社会を作る人の育成を目指し

災害に強い社会づくりに貢献されています