学校日誌

2025年9月の記事一覧

ポートフォリオ【3年 地学基礎】

地学基礎の授業では、毎回の授業の終わりにスプレッドシートを用いた振り返りを「ポートフォリオ」に記入しています。

ポートフォリオには、①1番大切だと思ったこと・印象に残ったこと、②疑問・予想・気づいたことを記入します。

全生徒が一枚のシートに累積して記録していき、授業後には教員がフィードバックのコメントを加えます。

4月から継続して取り組んできた結果、ポートフォリオを通して学んだ内容を日常生活や既有経験と結びつけて考える力が育まれています。

また、「なぜ?」「どうして?」といった深い問いを立てる姿勢も身についてきています。

学びのプロセスが見える化され、教員からのフィードバックによって思考がさらに深まるなど、生徒一人ひとりの探究的な学びを支えるツールとなっています。

データでからだを読み解く【1年 生物基礎】

生物基礎の授業で、「運動で脈拍はどう変化するのか」についての実験を行いました。

バーピー、ジャンピングジャック、腕立て伏せ、足踏みの中から種目を選び、3分間チャレンジ。

その直後から1分ごとに脈拍を測定しました。

 脈拍を測る

 

測定したデータはスプレッドシートに入力し、グラフで可視化。

運動直後に脈拍が増え、安静にすると次第に戻っていく様子を見える化しました。

 生徒たちからは、
「なぜ運動してもあまり上がらない人がいるのか」
「脈拍がなかなか戻らないのはなぜか」
といった個人差に関する新たな疑問が次々に生まれました。

次の授業では、「なぜ脈拍が変化するのか」「なぜ個人差があるのか」といった課題に取り組みました。

2学期からはGoogleスライドでピラミッドチャートを作成し、グループで協議を進めていきます。

 

脈拍の変化の理由について                       脈拍の変化に個人差がある理由について

 

ピラミッドチャートを使うことで、根拠や事実を土台に置き、その上に考察や結論を積み上げていくことができ、議論の筋道が分かりやすく整理されるのがメリットです。

ICTを活用した学習を通して、生徒たちは「自分のからだを科学の目で捉える」面白さを実感しています。

 

<生徒の振り返り>

「普段から運動している人に比べて、運動していない人は脈拍が多く、個人でも違ってくるんだと思い、一番印象に残りました。」

「好きな人を見て心臓がドキドキするのと緊張して心臓がドキドキするのは同じ原理ですか。」

「体内」ってどこ?【1年 生物基礎】

生物基礎の授業では、新しく「体内環境」の単元に入りました。


授業の導入では、そもそも「体内」ってどこ?という問いかけからスタート。

人体図を使い、グループごとに「体内」と思う場所に色を塗っていきました。

 

日常生活でイメージする「体内」と、生物学的な「体内」の違いに、生徒たちは思わず戸惑いの表情。

しかし、3分間のグループ協議を4回繰り返すうちに、議論が深まり、ほとんどのグループが正解にたどり着きました。

「体内環境」を学ぶ第一歩として、自分たちの感覚と科学的な視点の違いを体験的に知ることができ、生徒たちは新しい学びへの期待を高めています。

 

<生徒の振り返り>

「肺や大腸、小腸などは体内ではないのがとても印象的だった。」

「臓器はすべて体内にあるわけじゃないことを知りました。塗りながらわかりやすくできて良かったです。」

鏡に映った迷路にチャレンジ【3年 生物】

生物の授業で「学習による行動」をテーマに、試行錯誤実験を行いました。

 

鏡に迷路を映し、鏡を見ながら迷路にチャレンジ!

 

3回のタイムを記録し、結果はスプレッドシートに入力。

グラフ化して変化を可視化しました。

 

最初は思うように進めず苦戦していた生徒たちも、回を重ねるごとにタイムが向上。

試行錯誤を通じて「学び」が形になっていく様子を実感しました。

 

人生は同じことの繰り返しではなく、未知の連続。

授業での体験を通じて、生徒たちはより高度な洞察学習を磨くことの大切さを学びました。

 

<生徒の振り返り>

「鏡越しでの迷路が難しかった。ちゃんと線も書けなかった。」

「 自分が先を見通して目的にあった行動をとることには意味があり、洞察学習しているのだとわかった」

ゴルフ実習【3年スポーツⅥ】

ゴルフ実習(1回目)

 9月12日(3~4限目)にスポーツⅥの授業でゴルフガーデン金沢へ実習に行きました。
 「紳士のスポーツ」と呼ばれるゴルフは、ほとんどの場合審判がおらず、プレイヤー自身が審判員となってゴルフ規則を遵守し、他のプレイヤーへの心配りなどのマナーやスポーツマンシップが重要視されるスポーツです。
 これまでにマナーやルールを何度も確認し、練習用のボールを使い体育館で練習をしてきました。
 広い練習場で本物のボールを打つことは初めてでしたが、用具などの使用マナーなどしっかり守ることができ、7番アイアンで150yd超えのよいショットが何度も見られました!

充実した施設&広々としたゴルフガーデン金沢で練習の成果を発揮する生徒たち!


インパクトの瞬間!(ナイスショット‼)   入念に素振りをして目指すは150yd!