SSH活動記録

【理数科1年生】挑戦とものづくりの可能性 ~ 石川樹脂工業 石川専務が語る未来へのメッセージ~

9月16日(火)@小松高校

石川樹脂工業(株)石川 勤 専務(小松高校理数科卒業生)の講義を受けました。

東京大学での学生生活、外資系企業での経験、そして地元に戻ってからの仕事について、わかりやすく語ってくださいました。

              

 高校で培った理数科の基礎力を活かし、幅広い分野に挑戦した経験を紹介。学問だけでなく、人との出会いや様々な活動を通じて視野を広げることの大切さを伝えてくださいました。

 グローバルな環境で成果を求められる厳しさを体験し、英語力や異文化理解の重要性を痛感。挑戦することで自分の成長を実感できたことも語ってくださいました。

 

講演を聞いた生徒たちから石川さんへ質問が出ました。

石川さんから丁寧な返答、先輩の歩んできた道と力強い言葉に大いに励まされ、自分の未来に向けて挑戦する勇気を得ました。

また、外資系で培った経験を地元企業に還元し、地域に根ざした経営を展開。「地元に戻ることはキャリアの後退ではなく、新しい挑戦の場」と強調されました。

   

 現在の会社ではAIやロボット技術を積極的に導入し、ものづくりの現場を革新。人間の知恵とテクノロジーを融合させることで効率化だけでなく新しい価値を創出できることを紹介しました。

石川樹脂工業株式会社総務部HRの野関 悟 氏も講義に参加してくださり、生徒たちからいろんな意見・考えを引き出すお手伝いをしてくださいました。

        

 「地方とものづくり、先端技術は可能性のかたまりだ」と語り、地方からでも世界に挑戦できる力があることを強調されました。

CoD(Cost of Design)の必要性について話してくださり、設計段階でコストを意識することがものづくり全体の競争力を左右することを説明。開発後の修正よりも設計時の最適化が効率的であると伝えてくださいました。

   

石川専務のお話は、理数科で学ぶ生徒にとって未来を描く大きなヒントとなり、挑戦する勇気と地域から世界へ羽ばたく可能性を示してくれるものでした。

 先輩の経験談とメッセージは、生徒たちに『自分も挑戦できる』という確かな自信を与えてくれました。

9月25日に石川樹脂工業株式会社様へ工場見学へ行きます。