SSH活動記録
【SSH】第2回こまつ研究サポートプログラム(2年理数科)&第1回究める探究スクラム in KOMATSU
9月18日(水)6・7限、27日(金)5・6限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第2回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」が行われました。
生徒達から「設定したテーマに関して、視点を変えて考えることができた」「切手問題について意見がいただけてよかった」という声が聞かれ、研究を大きく前に進めることができました。
また、今回は「第1回 究める探究スクラム in KOMATSU」を同時に開催しました。他校の先生が「課題探究Ⅱ」の授業を見学することで、石川県の課題探究の普及につなげることを目的としています。今回は2日間で12名の先生に参加していただきました。
【参加していただいた大学の先生方】
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生 (数学)
北陸先端科学技術大学院大学 鎌田 斗南 先生(数学)
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生 (化学)
金沢大学 高大接続コア・センター 中野 正俊 先生 (化学)
金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学類 森下 知晃 先生 (地学)
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生 (生物)
【SSH】2年理数科 マスフェスタ参加
8月24日(土)、本校理数科生徒11名が大阪府立大手前高等学校で開催された「マスフェスタ(全国数学生徒研究発表会)」に参加し、これまでの研究成果をポスターで発表しました。生徒達は全国から集まった高校生の発表に対して質問したり、自分たちの発表に対する質問に答えることで、大きな刺激を受け、今後の研究の進め方への参考にすることができました。
【SSH】1年理数科 生物・地学野外実習
7月19日(金)20日(土)1泊2日の日程で、1年理数科の生物地学野外実習が行われました。
日程
7月19日(金)
8:00 小松駅集合、出発
9:00 セミナーハウスあいりす到着
9:30~12:00 ウニ人工授精・発生実験
12:00~13:30 昼食、移動
13:30~14:30 片野海岸にて地学実習
14:30~ 移動
15:00 セミナーハウスあいりす到着、休憩
15:30~18:00 発生観察
18:00~19:00 夕食
19:00~20:00 (適宜)発生観察
20:00~21:30 卒業生と語る会
7月20日(土)
6:00~6:30 発生観察
6:30~8:00 片付け、朝食
8:00~9:00 講義「塩屋海岸の植物」
9:00~ 移動
9:30~10:30 塩屋海岸にて植生調査
10:30~11:30 鹿島の森にて植物観察
12:30 小松駅到着、解散
能登半島地震の影響があり、今年度の実習は加賀市のセミナーハウスあいりすを起点に実施しました。まずは、能登から送っていただいたムラサキウニの人工授精・発生実験です。ムラサキウニの口器を切り取って塩化カリウムを注ぎ、放精/放卵させた後、それらを合わせて受精卵をつくります。しばし顕微鏡で観察しましたが、発生には時間がかかるのでなかなか変化が見られません。胚に頑張ってもらっている間に、片野海岸に移動し、露頭の観察を行いました。
あいりすに戻り観察を再開すると、細胞の数が増えているものも見られ、確かに人工授精が成功していました。夕食後は、5名の理数科OB、OGに来ていただき、大学での勉強や生活について話を聞くことができました。
翌日は、NPO法人石川県自然史センター副理事長の西岡先生より、塩屋海岸の植物についての講義をしていただいた後、実際に海岸で植物の生育調査を体験しました。1時間の間にたくさんの海岸植物を判別できるようになり、すっかり海岸植物のセミプロです。少し移動して鹿島の森ではアカテガニや照葉樹を観察し、地元の自然をたっぷり堪能しました。
1泊2日の実験・観察を通して、生徒は1つの事象を継続的に追求することの面白さを体験できた様子でした。失敗もありましたが、班で協力して克服できたことも良い経験となったようです。また、この経験をクラスで共有できたことで、クラスの仲も深まりました。とにかく楽しかった、たくさん学べたと、皆良い表情で帰ってくることができました。
【SSH】韓国科学交流最終日(理数科2年生)
7月25日(木)3日間の国際科学交流を終えた韓国大田科学高校のみなさんが帰国前に小松高校に来校しました。交流してきた28Hの生徒も沢山集まり、校内を案内した後、図書館でお別れ会を行いました。韓国の生徒さんたちがこの3日間の科学交流についての感想を英語で発表してくれて、記念品を渡したり、記念写真などを撮り合ったりした後、韓国の生徒さんたちは小松高校から小松空港へ向かい、帰国しました。
今回の交流を通じて、とても仲良くなった両校の生徒たちは、別れを惜しみつつ、再会を約束していました。次は小松高校の生徒達が12月に韓国大田科学高校を訪問する予定です。
【SSH】韓国科学交流3日目(理数科2年生)大学実験セミナー②
7月24日(水)、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)で「大学実験セミナー」2日目が行われました。午前は、パズルの切り出しの再チャレンジを行い、それと並行して発表用の英語スライドと原稿作成を行いました。生徒達は発表する内容について、班内でディスカッションをし、各自の役割分担を決めてから、準備を進めていきました。参加してくださったALTの皆さんがその場で生徒の英語を添削してくださったり、優れたプレゼンテーションをするための秘訣をアドバイスしてくださったりしました。参加して下さった大聖寺高校Samantha先生、小松商業高校Monay先生、小松工業高校Dylan先生、本校ALT Kataizah先生、ご指導いただき本当にありがとうございました。
午後からは、口頭発表会を行い、各班が自作のパズルについて、創造性豊かな発表を堂々と行うことができました。各班の発表の後に、上原隆平先生が講評をしてくださり、生徒達はJAIST教授の上原先生からのお言葉に、大変感激していました。
2日間の大学実験セミナーを終えて、生徒からは、「アインシュタイン・タイルという新しい概念に触れることができて新鮮だった。レーザーカッターの調整などが難しかったが、鎌田先生や研究補助員の方が手伝ってくださって最後成功することができてよかった。諦めないことが大切だと思った。」「まず英語でコミュニケーションをとりながら作業するのが言葉の壁を乗り越えられたように感じとても楽しかった。韓国の生徒の素晴らしい英語やプレゼンまでの過程を共にできたのが普通では得られない貴重な体験だと思った。この機会を準備して下さったJAISTの方々や韓国の生徒に感謝したい。」「今回のセミナーを通して、アインシュタイン・タイルについて知ることができ、仲間との絆も深めることが出来た。またこのような機会があれば参加したいと感じた。」という声が聞かれました。
この2日間、生徒達は最高の学びを経験することができました。北陸先端科学技術大学院大学教授 上原隆平先生、助教 鎌田斗南先生、研究補助員 谷口智子さん、TAの皆様、サポートしてくださった北陸先端科学技術大学院大学の全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
【パズル再切り出し】
【プレゼンテーション】
【パズル作品】
【SSH】韓国科学交流2日目(理数科2年生)大学実験セミナー①
7月23日(火)北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)にて、理数科2年生と韓国大田科学高校(DSHS)生徒12名が参加し、工学リテラシーを身につけるための、ものづくりに主眼を置いた「大学実験セミナー」1日目が行われました。
初めにコンピューティング科学研究領域 上原研究室 教授 上原隆平先生が特別講義をしてくださいました。生徒達は事前学習として紹介していただいた『ペンローズの幾何学 対称性から黄金比、アインシュタイン・タイルまで』を読んでいましたが、講義の中で上原先生は、昨年度発見され、大きな話題となったアインシュタイン・タイルについて、高校生にも分かるように、かみ砕いて説明してくださいました。生徒達は上原先生の講義で、アインシュタイン・タイルについて理解を深め、パズルを数学的に考えることの楽しさを学びました。その後、国内最大級のコレクションから厳選されたパズルが展示されているJAISTギャラリーの見学と体験を行いました。
このセミナーに向けて、各自がGeogebraを用いてパズルをデザインし、そのデータを持参していましたが、午後からはコンピューティング科学研究領域 助教 鎌田斗南先生に指導していただき、またTAの皆さんのサポートを受けながら、各班でパズルデータの検討や改良を行いました。韓国の生徒も理数科の生徒に混ざって日韓混成の班となり、英語で積極的にコミュニケーションを取っていました。データが完成した班から、上原研究室 研究補助員 谷口智子さんの指導補助のもとで、各班が最新鋭のレーザーカッターを用いて、パズルの切り出しを行いました。さらに、出来上がったパズルを見て、改善点などを班員と熱く話し合いました。
【上原先生特別講義】
【JAISTギャラリー見学】
【米口校長先生挨拶】 【パズルデザインの共有】
【パズルの切り出し】
【SSH】韓国科学交流1日目(理数科2年生)共同研究ミーティング
7月22日(月)、韓国大田科学高校(DSHS)の高校生12名と先生方2名が来日し、本校の理数科2年生12名と交流しました。
小松空港でお迎えした後、中谷宇吉郎雪の博物館を訪れて、ダイヤモンドダスト、過冷却、チンダル現象の実験に参加しました。生徒達はダイヤモンドダストによる光の反射を見て、その美しさに歓声をあげていました。
夕食後は、DSHS生が共同研究の概略についてプレゼンテーションを行い、内容について質疑・討議を行いました。全員が積極的に発言し、これから共同研究を進めていくにあたって、大変有意義な時間となりました。
【SSH】第1回こまつ研究サポートプログラム(2年理数科)
5月14日(金)5・6限、19日(水)6・7限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第1回こまつ研究サポートプログラム「課題研究中間報告会」が行われました。生徒達は自分たちで考えたテーマについて先生方にアイディアを聞いていただきました
生徒達から「社会的な視点で、研究についてのアイディアをいただくことができた」「知識の幅がとても広く、探究活動の幅を広げるアドバイスをたくさんしてくださった」という声が聞かれ、研究を大きく前に進めることができました。
【参加していただいた大学の先生方】
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生 (物理)
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生 (数学)
北陸先端科学技術大学院大学 國藤 進 先生 (数学)
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生 (化学)
金沢大学 高大接続コア・センター 中野 正俊 先生 (化学)
金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学類 森下 知晃 先生 (地学)
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生 (生物)
【SSH】中谷内修先生 課題探究特別講義(2年普通科理系)
5月2日(木)2年普通科理系対象の「課題探究」において、石川県立大学の中谷内修先生をお招きし、課題探究についての特別講座が行われました。課題探究のかたち、課題の設定についてのお話をしていただきました。生徒は、次回からの探究活動に活かそうと、熱心にメモをとる姿が印象的でした。今後の活躍が楽しみです。
【SSH】中谷内修先生 課題探究Ⅱ特別講義(2年理数科)
4月26日(金)2年理数科対象の「課題探究Ⅱ」において、石川県立大学の中谷内修先生をお招きし、課題探究についての特別講義が行われました。中谷内先生からは、探究活動の意義や方法、注意点などを説明していただきました。生徒はとても興味深く話を聞いており、探究活動への興味・関心が高まったのではないでしょうか。今後の活動での生徒の活躍が楽しみです。
【SSH】各学年SSH学校設定科目 開講式
4月には、各学年でSSH学校設定科目の開講式行われました。19日(金)に開催された2年理数科「課題研究Ⅱ」の開講式では、米口校長先生が「コップの水はなぜ落ちないのか」と「コアンダ効果」の2つの原理の実験を見せてくれました。さらに校長先生からは、「不思議だと思うテーマに出会い、探究し続けて、聞き手に驚きがあるような研究をして欲しい。分からないことはしんどいが、楽しいという経験をしてください。みなさんの楽しむ姿を楽しみにしています。」という激励の言葉がありました。生徒は校長先生の実験に大変盛り上がって、刺激を受けていました。
<1年普通科 探究基礎>
<2年普通科理系 課題探究>
<2年理数科 課題探究Ⅱ>
<3年理数科 課題探究Ⅲ>
【SSH】福井県立藤島高校Global Science Leadership参加
3月16日(土)本校の2年生人文科学コースの研究班2班 ("How to make Ishikawa pref. more LGBT-friendly", "Definition of donation from the perspective of Furusato Nozei")と、理数科の研究班2班(”Relationship between Floating Position and Frequency when Using Ultrasonic Levitation","Relationship between Temperature Change and Mirage Visibility")が、福井県立藤島高校で開催された「Global Science Leadership 2023」に参加しました。ZOOMのブレイクアウトルームにおいて、英語で口頭発表と質疑応答を行い、アドバイザーの大学の先生から英語で講評をいただきました。参加した生徒は、グループで協力しながら一生懸命英語でコミュニケーションを取っていました。また、他の学校の生徒の発表を聞いて、高い英語力や、研究内容に大いに刺激を受けていました。
【SSH】第2回究める課題研究発表会 in KOMATSU
3月17日(日)サイエンスヒルズこまつにおいて「第2回究める課題研究発表会 in KOMATSU」を開催しました。ポスター発表会には、小松高校だけでなく、福井県立藤島高校、大聖寺高校、小松明峰高校、小松工業高校、泉丘高校、金沢大学附属高校、星稜高校、星稜中学校の生徒、計300名が参加し、学校の枠を超えた交流が行われました。また、小松高校が毎年交流している韓国の大田科学高校の生徒もオンラインで参加し、小松高校と大田科学高校の共同研究の発表を行いました。
また、小中学生を対象とした実験講座も開かれ、小松高校、藤島高校、泉丘高校、小松工業高校、星稜高校の生徒が主体となって普段から取り組んでいる研究に関する実験ブースを開設しました。参加した100名の小中学生は、高校生から実験の指導を受け、発展的な実験、体験に取り組むことができました。
★参加して下さった先生方★
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生
京都大学大学院理学研究科 物理学第二分野 宇宙線研究室 榎戸 輝揚 先生
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生
石川県立大学 生物資源工学研究所 松﨑 千秋 先生
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生
金沢大学 人間社会研究域 学校教育系 小浦 寛 先生
福井大学 学術研究院 教育・人文社会系部門 遠藤 貴広 先生
金沢大学人間社会研究域 地域創造学系地域創造学類 一方井 祐子 先生
公立小松大学 国際文化交流学部 国際文化交流学科 長辻 幸 先生
石川県教育委員会学校指導課 桝蔵 充則 先生
<講演会> <サイエンスヒルズこまつ科学賞授与式>
<ポスターセッション>
<韓国大田科学高校と小松高校による共同研究 ZOOM口頭発表>
<実験教室>
【SSH】「課題探究Ⅱ」課題研究英語ポスター発表会(理数科2年生)
3月13日(水)5,6限目に、アドバイザーとして北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の先生方、大学院生(留学生)、他校のALTの先生方をお迎えして、1年の集大成として各班が自分たちの研究の成果を英語でポスター発表をしました。
生徒は、聞き手の顔を見ながら自分の言葉でしっかりと研究の内容を伝えることができていました。アドバイザーの先生方も、熱心に耳を傾けて、たくさんの質問をしてくださり、生徒は即興で英語で答えることができました。JAISTの先生方や大学院生のみなさんは、専門的な観点でアドバイスや、経験談を伝えて下さって、とても参考になりました。
お忙しい中来校してくださったJAISTの先生方や大学院生・他校ALTの先生方、本当にありがとうございました。
【SSH】「探究基礎」基礎課題研究ポスター発表会(普通科1年生)
2月15日(木)に本校体育館にて、1年普通科の生徒による「探究基礎 基礎課題研究ポスター発表会」が行われ、10月から始まった探究スキル育成講座で取り組んだ研究の成果を発表しました。2年生で理系クラスに進級する生徒は数学、物理、化学の3分野から、文系クラスに進級する生徒は生物、地学の2分野から希望分野を選び、与えられたテーマについて約4か月間、熱心に研究活動を行ってきました。
1年生にとって初めてのポスター発表会でしたが、発表者は堂々と研究内容を聴衆に紹介していました。聴衆は熱心に説明を聞いて疑問に思った点を質問しており、活発な議論が繰り広げられていました。生徒からは、「様々な分野の話が聞けて、とにかく楽しかった」「最初は聞きに行くことをためらったけど、ポスターの形態だと質問がしやすく、もっと話を聞きたいと思った」などの感想が聞かれました。
【SSH】石川県SSH生徒研究発表会・いしかわNSH課題研究発表会(理数科2年生・1年生・人文科学コース2年生)
1月23日(火)石川県地場産業振興センターで、石川県のSSH指定校3校(金沢泉丘高校、七尾高校、小松高校)とNSH(ニュースーパーハイスクール)指定校2校(金沢二水高校、金沢桜丘高校)およびゲスト校(能登高校、大聖寺実業高校等)が参加して、石川県SSH生徒研究発表会と、いしかわNSH課題研究発表会が合同で開催されました。28H、21Hに加えて、今年初めて普通科理系と普通科文系2年生の研究班が参加して、口頭発表とポスター発表を行いました。また、参観者として18Hが参加し、熱心に質問をしていました。
参加した2年生の生徒からは、「沢山の他校の生徒が見に来てくれて、一生懸命理解しようとしながら聞いてくれた」「大学の先生から的確なアドバイスをいただいたり、褒めていただいたりして、嬉しかった」「沢山の質問をしてもらえて嬉しかった」「とても楽しかったし、参加できてよかった」「昨年1年生の時と比べて、今年は内容がしっかりと理解できたし、他校の生徒の研究の進め方や考察の仕方がとても参考になった」などの意見が聞かれました。
<SSH口頭発表・ポスター発表の様子>
<NSHポスター発表の様子>
【SSH】「課題探究Ⅱ」ポスター発表会(理数科2年生)
1月17日(水)5、6限目に学校設定科目「課題探究Ⅱ」のポスター発表会が開催され、理数科2年生が1年間の研究の集大成となる発表を行いました。
この発表会には、年間を通してアドバイスをくださった「こまつ研究サポートプログラム」メンバーの先生方や、大学院生・大学生をお招きしました。みなさん各ポスターの前で、じっくりと発表を聞き、時間をかけて丁寧に様々な観点から専門的な助言をしてくださいました。生徒からは「的確なアドバイスをいただき、今後どのように結果をまとめるかの方向性をはっきりさせることができた」「初めて発表を聞く人に伝わるようにするには、前提条件などを丁寧に説明する必要があると実感した」という声が聞かれました。
6限目は理数科1年生を対象に発表しました。参観した理数科1年生は、発表に真剣に耳を傾け、質問をしようと頑張っていました。次年度に向けて、研究のイメージをつかむことができました。
発表会の後、各班は今回指摘していただいたことを来週1月23日(火)に行われる石川県SSH生徒研究発表会に生かせるように、早速ポスターの内容の再検討を始めていました。
講評者として来校してくださった大学の先生や大学院生・大学生の方々、本当にありがとうございました。
★来校してくださった大学の先生方
北陸先端科学技術大学院大学 國藤進 先生
金沢大学 理工研究域数物科学類 佐藤政行 先生
金沢大学 理工研究域フロンティア工学類 小松﨑俊彦 先生
金沢大学 理工研究域数物科学類 川上裕 先生
金沢大学 環日本海域環境研究センター 松木 篤 先生
金沢工業大学 バイオ・化学部応用化学科 草野英二 先生
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内修 先生
【SSH】課題研究ポスター発表会(普通科理系・文系2年)
1月11日(金)本校体育館にて、2年普通科の生徒による「課題研究ポスター発表会」が行われ、自分たちが設定したテーマに関して1年間の研究成果を発表しました。今年は初めて文系と理系の合同開催となり、生徒は興味のあるテーマのポスターを訪れて、熱心に耳を傾けていました。また、発表に続く質疑応答では、発表者と聞き手の非常な活発なやりとりが行われました。講評者として参加して下さった大学の先生方から専門的な観点からの助言や講評を頂くこともできました。生徒からは、「聞き手の顔を見ながら説明できるように、手持ちの原稿を見ずに発表できるように頑張りました」「大学の先生方に説明するのはとても緊張した。アドバイスをいただいて、自分達の研究の不十分な点に気づくことができた」「規則性を考えるテーマだったが、調べきれなかった。研究は無限で終わりはないと感じた」などの声が聞かれました。
【参加していただいた大学の先生方】
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生
石川県立大学 食品科学科 准教授 西本 壮吾 先生
金沢大学 人間社会研究域 学校教育系 小浦 寛 先生
小松大学 国際交流文化学部 国際交流学科 朝倉 由希 先生
小松大学 国際交流文化学部 国際交流学科 長辻 幸 先生
【生徒のアンケート結果より】
Q. 今までの課題研究でうまくいかなかったり、難しいと感じたところはどんなところですか?
A.・仮説と結果が合わなかったとき。条件を細かく変えてひたすら試した。
・実験の値が毎回違ったり、つぎにつながる実験を考えたり値を正確にはかることが難しかった。資料集や先生に聞いてみたり、対照実験をするために自分たちにできることはないか主体的に考えた。
・実験をして出て結果が思っていた結果と違ったときにどう考察をすればよいのかが難しかった。そこで関連のある論文を調べ参考にしながら結論へと結びつけました。
<米口校長先生挨拶> <講師の先生方の紹介>
<発表の様子>
韓国海外研修3日目(12月12日(火))その2
夕食は骨付きカルビでした。
みんな一日積極的に研修に取り組んできたので、食欲旺盛でした。
韓国海外研修3日目(12月12日(火))その1
韓国海外研修も3日目となりました。
韓国大田市内ののホテルを出発し、KTX(韓国の新幹線)に乗って、ソウルへ向かいました。
ソウル駅に到着し、バスで昼食会場へ向かいました。
お昼ごはんは石焼ビビンバでした。
昼食後、国立果川科学館へ行きました。こちらは韓国の科学技術をわかりやすく展示している科学館です。
韓国海外研修2日目(12月11日(月))その3
夜は大田科学高校による歓迎会が行われました。
両高校の生徒代表が英語で挨拶しました。
生徒どうしでプレゼント交換を行いました。
以前、理数科の卒業生が、韓国へ訪問した時に連絡先をこの時に交換しておけばよかった、という話を聞いて、ほとんどの生徒が韓国の高校生と連絡先を交換していました。後から後悔しないように、自分から行動することが大事だというアドバイスを受けて、多くの韓国の高校生とやり取りをしていました。
韓国海外研修2日目(12月11日(月))その2
昼休みに体育館でバスケなどをやって、韓国の高校生ともすっかり仲良くなった後、
午後は大田科学高校の生徒さん数名とバスで、ETRI(韓国電子通信研究院)へ行きました。
韓国の高校生に案内をしてもらい、情報通信・電子分野の研究、普及、発展について学びました。
韓国海外研修2日目(12月11日(月))その1
今日は韓国大田科学高校(DSHS)を訪問しました。
そして、課題研究発表会が行われました。
大田科学高校との共同研究や課題研究のポスター発表を行いました。
7月に小松を訪問してくれた韓国の生徒8名が横断幕を持って、私たちの到着を待っていてくれていました。
最高気温が13℃と比較的暖かい日でした。雨が降る前にみんなで集合写真を撮りました。
オープニングセレモニーでは、韓国の生徒さんが有志をつのってバンドを作り、この日までに練習を積み重ね歓迎のパフォーマンスをしてくれました!
小松高校米口校長先生の挨拶の後、ポスター発表会が行われました。
小松高校の生徒は、1人でポスターの発表を見て回り積極的に質問している生徒がたくさんいました。
また、研究発表の際もみんな頑張って質問に対して、英語で答えていました。
しっかり相手の目を見て発表し、コミュニケーションも取れていた生徒が多かったです。
ポスター発表会の後に、学食をみんなで食べました。
その後、校舎内を案内してもらいました。
韓国海外研修1日目(12月10日(日))その4
晩御飯です。
韓国風しゃぶしゃぶを食べました。
しゃぶしゃぶした肉と野菜をライスペーパーで巻いて食べるという料理です。
野菜は食べ放題で、キムチやサラダ、ココナッツミルクのデザートや、フライドポテトもありました。
みんな、特に男子が驚きの食欲でした。
韓国海外研修1日目(12月10日(日))その3
韓国に到着しました!
大田(テジョン)へ向かうバスを待っているところです。
バスが到着しました。
バスに乗って、大田(テジョン)へ向かいます。
途中、サービスエリアに寄りました。
韓国海外研修1日目(12月10日(日))その2
リムジンバスで国際線へ移動し、出国審査が終わったところです。
韓国へ出発するまで、1時間ほどの休憩中です。
ここで買ったものは機内持ち込みできるので、飲み物などを買っています。
リムジンバスに乗るところ 羽田で主国審査が終わって休憩中
韓国海外研修1日目(12月10日(日))その1
今日から3泊4日の日程で、理数科2年生の希望者が韓国へ海外科学交流研修を行います。
朝、6時半に集合し、一度羽田に向かい、羽田から韓国金甫空港へ向かいます。
開講式の様子(校長先生の挨拶)
【SSH】日本生物物理学会年会(理数科2年生)
11月16日(木)理数科2年生の2つの課題研究班(研究テーマ:AFMによる髪の表面のPH変化による観察と解析、豆苗の播種密度が収量に与える影響について)が、第61回日本生物物理学会年会に参加し、課題研究の口頭発表を行いました。
生徒達は、高校生の発表だけでなく、大学生や大学の先生の発表も聞くことができて、また、講評者の大学の先生方から、自分たちの研究に対する助言もいただくことができました。これからさらに研究を進めていく上での、沢山の刺激を受けることができて、生徒達は参加できたことをとても喜んでいました。
【SSH】いしかわ高校科学グランプリ(科学の甲子園 石川県予選)
10月21日(土)、美川スポーツセンターにて「令和5年度いしかわ高校科学グランプリ」が開催され、小松高校から7チーム(2年生4チーム、1年生3チーム)が出場しました。大会は午前に筆記競技、午後に実技競技が行われ、各チームが全力で課題に挑みました。
後日総合成績が発表されて、本校1年生チーム(チーム名:松島の科学)が総合第2位という素晴らしい結果となりました。
選手たちは大会に向けて放課後などを利用して練習を重ねてきました。優勝することは叶いませんでしたが、どのチームも科学を楽しむ様子が見られました。この大会での経験を、今後の活動に生かしていってほしいと思います。
<出場チーム名>
●2年生チーム
B小松 / 微分、積分、イイ気分♡ / くつθニキーズ / ヒト科ヒト属ヒト
●1年生チーム
松島の科学 / バルス / 超越融合
<2年生の出場選手>
<1年生の出場選手>
【SSH】「集まれ!理系女子(第15回女子生徒による科学研究発表会)」参加(理数科2年)
11月12日(日)、東京都立大学南大沢キャンパスで行われた「集まれ!理系女子(第15回女子生徒による科学研究発表会)」に理数科2年の3名が参加しました。
全国から集まった女子学生に対して、これまでの研究成果をポスターの形式で発表しました。生徒たちは「発表を聞いてくれた方々との議論を通して、多くのヒントを得ることができました。」と話していました。また、「女性研究者による講演会」や「参加した女子学生との交流会」といった企画にも参加し、多くの刺激を受けることができました。
【SSH】究める課題研究発表会 in KOMATSU・高校生の部(理数科1,2年生)
11月3日(金・祝)午後、「究める課題研究発表会 in KOMATSU」高校生の部を開催しました。大聖寺高校、小松明峰高校、星稜高校の生徒の皆さんの発表と、本校理数科2年生の学校設定科目「課題探究Ⅱ」での課題研究の発表が行われました。質疑応答では、発表者の他校の皆さんや、理数科2年生から、また聴衆として午後の部にも引き続き参加してくれた星稜中学校の皆さんや理数科1年生から沢山手があがり、大変活発なやりとりが行われて、非常に盛り上がりました。発表会の様子はYouTubeでライブ配信され、校内でも廊下にテレビを設置して放映しました。
大聖寺高校、小松明峰高校、星稜高校の皆さんは、とても忙しい中研究をまとめ、発表のために来校し、小松高校生からの沢山の質問にも答えてくれて、また質問もしてくれて、本当にありがとうございました。
審査員として大学の先生方をお招きし、審査・講評をしていただき、大変有益なアドバイスや温かい励ましのお言葉ををいただくことができました。この助言をもとに、生徒達がさらに研究を深めていくことを期待しています。
★審査員の先生方 敬称略
國藤 進 (北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授)
長尾 誠也 (金沢大学環日本海域環境研究センター 教授)
伊藤 正樹 (金沢大学理工研究域生命理工学系 教授)
加賀谷重浩 (富山大学大学院理工学研究部 教授)
阪口 篤志 (大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 教授)
川上 裕 (金沢大学理工研究域数物科学系 准教授)
宮田 一輝 (金沢大学ナノ生命科学研究所 助教)
桝藏 充則 (石川県教育委員会学校指導課 指導主事)
★発表順
嫌いな食べ物を克服する (大聖寺高校)
ペットボトルフリップの成功率を上げるには (小松明峰高校)
クマムシの種間や環境差における走歩性の違い (星稜高校)
コラッツ予想における試行回数が同じ連続自然数の考察
気温変化と蜃気楼の見え方
ルーローの多角形の頂点における特殊サイクロイドの考察
ミルククラウンの立ち上がる高さと時間の関係について
デンプンのりを用いた粘性と接着力の相関関係
豆苗の播種密度が収量に与える影響について
AFMによる髪の表面のPH変化による観察と解析
超音波浮揚における周波数と静止位置の関係
チンダル現象によるコロイド溶液の明るさについて
多層三目並べのプログラムによる解析と条件の違いが生む勝利盤面数の変化
<会場の様子> <大聖寺高校>
<小松明峰高校> <星稜高校>
<小松高校>
【SSH】究める課題研究発表会 in KOMATSU・中学生の部(理数科1年生)
11月3日(金・祝)午前、「究める課題研究発表会 in KOMATSU」中学生の部を開催し、石川県立大学 中谷内 修先生が、講評者として参加してくださいました。3人の中学生と1つのグループの4つの発表があり、活発な質疑応答が行われました。
発表を聞いていた理数科1年生は、自分たちも中学生に負けていられない、と研究への意欲を高めていました。忙しい中、研究発表をしてくださった中学生のみなさん、誠にありがとうございました。
<米口校長先生挨拶> <国府中学校1年生の発表>
<丸内中学校2年生の発表> <南部中学校3年生の発表>
<星稜中学校科学部発表> <中谷内先生 講評>
【SSH】関東サイエンスツアー(理数科1年生)
9月19日(火)20日(水)に、第一線の研究者・技術者の方から直接講義を受けることにより、科学技術に関する興味・関心を高め、学ぶ意欲を育てることを目標に、理数科1年生が関東サイエンスツアーで東京大学(本郷キャンパス)・東京工業大学大岡山キャンパスに行きました。
お忙しい中、ご協力くださった東京大学・東京工業大学の皆様に心より感謝申し上げます。
<1日目>
午後;東京大学(本郷キャンパス) 宇宙物理学・天文学(戸谷 友則先生 研究室)
素粒子実験(浅井 祥仁先生 研究室)
化学生命工学(鈴木 勉先生 研究室)
ナノバイオマテリアル(宮田 完二郎先生 研究室)
夜;OBのみなさんとの懇談会
<<東大 研究室訪問>>
<<OBのみなさんとの懇談会>>
懇談会には理数科OBのみなさんが、後輩のために駆けつけて貴重なお話をしてくれて、生徒達は沢山の刺激をもらうことができました。本当にありがとうございました。
<2日目>
午前; 東京工業大学大岡山キャンパス
<<東京工業大学>>
<生徒の感想より>
・ 実際に用いた機械も研究室で見学することができ、大学生がどのように研究を進めているのかイメージしやすかった。
・研究内容の発表を聞いて、まだまだ明かされていないことや、それに対して仮説をもって取り組んでいる姿がかっこよかった。研究には沢山のお金と時間がかかっていることが分かった。
・初めて東大、東工大を訪れて、大学はクリエイティブな場だということが分かりました。また、事前学習のおかげもあって、大学の先生のお話を理解することができて、質問もすることができて良かったです。
【SSH】科学探究・課題探究Ⅲ 特別講義(3年普通科理系・理数科)
9月26日(火)、名古屋大学から内橋貴之教授をお招きし、「見て触って理解するタンパク質の働き―分子生物学の最前線―」と題して、3年生普通科理系、理数科の生徒を対象に特別講義を行っていただきました。
内橋先生のご専門は生物物理学で、物理学の手法を用いたタンパク質の最先端の研究について映像やデータと併せて分かりやすくお話しいただきました。
最先端の研究は、教科の枠を超えて進められることを生徒は知ることができ、「生物分野でも、物理や化学など様々な分野の要素を用いて研究されていることに驚いた」「大学に入学した後は、自分が知らないことを深くまで勉強したいと思った」「大学へ行ってからの研究がとても楽しみになった」といった感想が聞かれました。3年生はこれから受験を控えていますが、大学入学後の勉強や研究など大学生活が具体的にイメージできたのではないでしょうか。
【SSH】マスフェスタ(理数科2年生)
8月26日(土)、本校理数科生徒10名が大阪府立大手前高等学校で開催された「マスフェスタ(全国数学生徒研究発表会)」に参加し、これまでの研究成果をポスターで発表しました。生徒達は全国から集まった高校生の発表に対して質問したり、自分たちの発表に対する質問に答えることで、大きな刺激を受け、今後の研究の進め方への参考にすることができました。
【SSH】小松高校理数科体験入学(理数科2年生)
8月23日(水)小松高校で体験入学がありました。理数科体験コースでは、2年理数科の生徒が課題研究のポスター発表会を行い、中学生も高校生も熱心に質疑応答を行いました。その後の懇談会では、中学生が理数科での学校生活や行事について、沢山の質問をしてくれて、大変盛り上がりました。
【SSH】地学野外実習(理数科1年生)
8月17日(木)午後から、理数科1年生希望者を対象に、金沢市大桑町犀川上流貝殻橋付近の河川敷で地学野外実習を行いました。一行は金沢市大桑町へ向かい、大桑層中部貝化石密集層と大桑層下部貝化石密集層での化石採取を行い、大桑層と犀川層の境界付近で地層観察を行いました。
【SSH】SSH生徒研究発表会(理数科3年生)
8月9日(水)10日(木)、理数科3年生3名が学校を代表してSSH生徒研究発表会に参加しました。この発表会は、全国のSSH指定校が集まり、課題研究の成果を発表する場として毎年神戸で開催されています。
本校の代表生徒は「数学・情報分野」において「時間割作成プログラムの研究」という題でポスター発表を行いました。
生徒からは、「最後の発表の場となったが、ここまで同じメンバーで研究を続けられたことは本当に良い経験になった。最初はどうやって行こうかと先行きが見えない中で、今回までに多くの気づきと改善、発展をすることができた。まだまだ改善の余地があるが、このような大きな舞台で発表し、全国クラスの他の生徒の発表も見学することが出来た。この全国発表はとても価値ある経験だと感じた。今後も研究などに携わる機会があると思うので、この経験を忘れずに大切にしていきたい。全国から集まった生徒や先生と研究について議論する中で、新たな発見があった。」という声が聞かれました。
【SSH】金沢大学 理学の広場
8月8日(火)金沢大学において「理学の広場」が開催され、参加を希望した1年生が、数学,物理,情報・計算科学,化学,生物,地学の6種類のセミナーに分かれ、各研究室の大学生・大学院生に指導していただきながら、実験等の体験に参加しました。
参加した生徒からは、「実際に実物に触れ、それが今後の技術に活用されて行くことを知ることができた」「参加する前は、化石への興味も貝への興味も特になかったが、化石を掘るのは楽しかったし、それを同定するのも楽しかった。貝を観察していると、どうやって貝ができるのかや、きれいな穴がどのようにあけられたのかなど疑問がたくさんわいてきた。とても良い機会だった。」という声が聞かれました。
【SSH】課題探究Ⅰ・ものづくりの現場を知る(理数科1年生)
8月3日(木)理数科1年生が金沢工業大学やつかほリサーチキャンパスと、石川樹脂工業を訪問し、最先端のものづくりの現場ついて学びました。
金沢工業大学やつかほリサーチキャンパスのICCでは、複合材料についての講義を受けました。さらに、2つ以上の異なる材料を組み合わせることにより、高い性能を実現する様子を見学しました。航空機や風力発電ブレードになどに、この最先端の技術が使われていることを学びました。
石川樹脂工業では、手作業で行われる樹脂の塗装や、生成AIによって自動化が進み、業務が効率化したロボットによる樹脂の成型作業を見学しました。参加した生徒からは、「人がいなくて効率的に作業が進んでいくことに驚いた。一方で機械を作っていくのは人間である。自分もこれから発想力を磨いていきたい。」という声が聞かれ、参加した生徒のものづくりへの関心が高まりました。
【金沢工業大学】
【石川樹脂工業】
【SSH】第2回、第3回「高校生と究める探究教室」(国府中学校・松東みどり学園)
7月28日(金)探究活動の普及を目的とした本校「究める探究教室」事業の一環で、理数科1年の生徒が、国府中学校、松東みどり学園をそれぞれ訪問し、中学生の探究活動へのサポートを行いました。
活動の終盤には、中学生と高校生で成果を披露し合いました。参加した高校生からは、「中学生に分かりやすいように伝える難しさを学んだ」「中学生の自由なアイデアが自分にとっても非常に勉強になった」といった感想が聞かれました。
【国府中学校】第2回高校生と究める探究教室
【松東みどり学園】第3回高校生と究める探究教室
【SSH】韓国科学国際交流④(2年理数科)
7月27日(木)3日間の国際科学交流を終えた韓国大田科学高校のみなさんが帰国前に小松高校に来校しました。交流してきた28Hの生徒も沢山集まり、校内を案内した後、図書館でお別れ会を行いました。韓国の生徒さんたちがこの3日間の科学交流についての感想を英語で発表してくれて、記念品を渡したり、記念写真などを撮り合ったりした後、韓国の生徒さんたちは小松高校から小松空港へ向かい、帰国しました。
今回の交流を通じて、とても仲良くなった両校の生徒たちは、別れを惜しみつつ、再会を約束していました。次は小松高校の生徒達が12月に韓国大田科学高校を訪問する予定です。
【SSH】韓国科学国際交流③ 大学実験セミナー2日目(2年理数科)
7月26日(水)、前日に続いて、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)で「大学実験セミナー」が行われました。韓国大田科学高校の生徒8人と県内のALTの方々が参加してくださいました。
午前は、2回目のパズルの切り出しを行い、それと並行して発表用の英語スライドと原稿作成を行いました。生徒達は発表する内容について、班内でディスカッションをし、各自の役割分担を決めてから、準備を進めていきました。ALTの皆さんがその場で原稿やスライドの英語にミスがないかや、正しく発音できているかを確認をしてくださり、さらにアイコンタクトや1枚のスライドに載せる適切な情報量等、プレゼンテーション全般に関するアドバイスも熱心にしてくださいました。参加して下さった鶴来高校Douglas先生、小松商業高校Monay先生、本校ALT Kataizah先生、Ryan先生、ご指導いただき本当にありがとうございました。
午後からは、口頭発表会を行い、各班が自作のパズルについて、創造性豊かな発表を堂々と行うことができました。それぞれの発表の後には、英語での質疑応答も活発に行われました。また、名誉教授 國藤先生と、特別研究員 鎌田先生による審査の結果、Best Presentation AwardにGroup 2が選ばれ、Best Originality AwardにGroup 4が選ばれました。
2日間の大学実験セミナーを終えて、生徒からは、「今回韓国の子たちと交流して、韓国の子たちの想像力の豊かさと英語力の強さに驚きました。そして、その力を吸収しようと頑張りました。」「ディスカッションのとき、科学に対するお互いの共通認識があるため、単語やジェスチャーだけでもかなり意思疎通を行うことができました。」「大田科学高校の生徒の作業効率がすごくて圧倒された。そうなれるように頑張ろうと思った。」「大学内の様々なパズルを見ることができ、興味深いものをたくさん見ることができてよかった。パズル制作を通して、たくさん交流し考えることが出来た。」という声が聞かれました。
このセミナーの開催にあたって、北陸先端科学技術大学院大学名誉教授 國藤進先生をはじめとする、ご協力くださった北陸先端科学技術大学院大学の先生方、TAの方々、関係者の方々に心より感謝申し上げます。
【発表準備】
【発表会】
【パズル作品】
【SSH】韓国科学国際交流② 大学実験セミナー1日目(2年理数科)
7月25日(火)北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)にて、理数科2年生と韓国大田科学高校(DSHS)生徒8名が参加し、工学リテラシーを身につけるための、ものづくりに主眼を置いた「大学実験セミナー」1日目が行われました。
まず初めに名誉教授 國藤進先生による講義を受け、国内最大級のコレクションから厳選されたパズルが展示されているJAISTギャラリーの見学と体験を行いました。また、このセミナーに向けて、生徒達は事前学習として、各自がCADを用いてパズルをデザインし、そのデータを持参していましたが、6人1班になり、各自が自作のパズルデータを班員に見せてその特徴を説明をし、その後ディスカッションをしながら、実際に各班で作成するパズルのデザインを1つ選びました。韓国の生徒も理数科の生徒に混ざって日韓混成の班となり、英語で積極的にコミュニケーションを取っていました。午後からはTAの皆さんの指導補助のもとで、各班が最新鋭のレーザーカッターをパソコンで操作し、パズルの切り出しを行いました。さらに、出来上がったパズルを見て、改善点などを班員と熱く話し合いながら、クロームブック上で再デザインを行いました。
【校長先生韓国語で開会の言葉】 【JAIST永井副学長のお言葉】 【國藤先生講義】
【JAISTギャラリー見学】
【デザイン選定】
【レーザーカッターでパズル切り出し】
【再デザイン】 【DSHS生からプレゼントを頂きました】
【SSH】韓国科学国際交流①(2年理数科)
7月24日(月)、韓国大田科学高校(DSHS)の高校生8名と学校長Lee Keun June先生と、先生方2名が来校し、本校の理数科2年生8名と交流しました。
小松空港でお迎えした後、中谷宇吉郎雪の博物館を訪れて、ダイヤモンドダスト、過冷却、雪の結晶の実験に参加しました。両校の生徒は、ダイヤモンドダストができる様子を見て、歓声を上げて盛り上がっていました。
夕食後は、DSHS生が共同研究の概略についてプレゼンテーションを行い、内容について質疑・討議を行いました。非常に活発な意見交換が行われて、両校の生徒達は科学を通じて親交を深めることができました。
【小松空港でのお出迎え】
【中谷宇吉郎雪の博物館での実験】
【共同研究に関する発表・質疑・討論】
【SSH】生物野外実習(理数科1年生)
7月20日(木)21日(金)1泊2日の日程で、1年理数科の生物野外実習が行われました。
<日程>
7月20日(木)
6:30 学校集合
7:00 出発
10:00 のと海洋ふれあいセンター到着、着替え
10:30~12:00 海洋生物採集
12:00~13:00 着替え、昼食
13:00~14:30 ウニ人工授精・発生実験
14:30~ 片付け、移動
15:30 のと少年自然の家到着
16:00~17:00 発生観察
17:00~18:00 夕食
18:00~ (適宜)発生観察
7月21日(金)
~6:30 (適宜)発生観察
6:30~ 8:00 片付け、清掃、朝食、移動
9:00~11:00 発生観察(のと海洋ふれあいセンター)
11:00~12:00 昼食
12:00~13:00 発生観察、海洋生物観察
13:00~ 片付け、移動
17:00 学校到着
新型コロナによる制限が緩和され、3年ぶりに宿泊研修が実現しました。
初日の午前中は、ウェットスーツを着て海に入り、海洋生物採取です。はじめはおっかなびっくりでしたが、徐々にコツを掴み、しっかり潜って大量のムラサキウニを採ることができました。その他にもウミウシやナマコ、ヒトデなど、様々な生物を発見。後程じっくり観察します。
午後からは、ムラサキウニの人工授精・発生実験です。ムラサキウニの口器を切り取って塩化カリウムを注ぎ、放精/放卵させた後、それらを合わせて受精卵をつくります。ここからひたすら顕微鏡をのぞきこみ、受精卵を観察し続けました。なかなか変化が起こらないまま海洋ふれあいセンターでの実習が終了し、この日の宿舎である「のと少年自然の家」に向かいました。
自然の家に到着後観察を再開すると・・・細胞の数が8個や16個に増えているものを発見!分裂の瞬間は見逃しましたが、確かに人工授精が成功していました。目の前で確認できた変化に、生徒たちは興奮し、感動した様子でした。その後も順調に細胞分裂が進み、夜中には桑実胚がみられました。翌日に備えて休息を推奨しましたが、中には夜通し観察を続けた生徒もいました。
翌朝観察すると、発生が進んでおり、胞胚を確認できました。プルプルと動く様子も見られ、生命を感じます。一旦片付けて自然の家を出発し、海洋ふれあいセンターに戻って最後の観察です。このころには泳ぐ胞胚や、更に発生が進んだプリズム幼生、プルテウス幼生が観察できた班もありました。併せて、前日に捕まえた海洋生物の観察も行いました。初めて触るウミウシやナマコの感触、ヒトデの裏側など、ここでもたくさんの発見と感動があったようです。
1泊2日の実験・観察を通して、生徒は1つの事象を継続的に追求することの面白さを体験できた様子でした。失敗もありましたが、班で協力して克服できたことも良い経験となったようです。また、この経験をクラスで共有できたことで、クラスの仲も深まりました。とにかく楽しかった、たくさん学べたと、皆良い表情で帰ってくることができました。
【SSH】課題探究Ⅰ 特別講義(理数科1年生)
7月13日(木)課題探究Ⅰの授業で、石川県立大学環境科学科准教授 百瀬 年彦先生をお招きして、理数科1年生が、ヒートパイプによる地中熱利用についての講義を受けました。
百瀬先生はガラス管と銅管をつなげたものの中に水を入れ、真空にすることで作成したヒートパイプに熱を加え、水が沸騰する様子を見せてくださいました。生徒達は、このヒートパイプが、地熱を利用し地下水をくみ上げるのに使われており、農作物や融雪装置に利用されていることを学びました。生徒からは、「単純な装置だが、有効利用されていることを知って驚いた。」という声が聞かれました。
【SSH】科学探究特別講義(普通科理系3年生)
7月12日(水)、13日(木)の2日間に渡り、石川県立大学より中谷内 修先生をお招きして、3年普通科理系生物選択者を対象に大腸菌の形質転換実験を行いました。実際に自分の手で操作し、自分の目で結果を確認し、結果から何が分かるかを自分で考察するというプロセスを体験することで、より理解を深めることができました。また、自然科学に対する関心も高まった様子でした。生徒からは、「このような実験を経験したことがなかったので、とにかく楽しかった!」という声が聞かれました。
【SSH】第2回こまつ研究サポートプログラム (2年理数科)
7月12日(水)5,6限、2年理数科の学校設定科目「課題探究Ⅱ」で第2回こまつ研究サポートプログラム「第2回課題研究中間報告会」が行われました。
第1回の中間報告会を受けてこれまでに進めてきた研究活動について、大学の先生方に報告し、その内容についてのご指導・ご助言をいただきました。新しい視点からのアドバイスをいただくことで、研究の方向性について見直したり、研究の方向性を明確にしたりすることができました。
生徒からは「困っていたことが解決できて、本当にありがたかった」「自分たちがやってきたことに対して、様々な視点からの見解が得られて、とても勉強になった」という声が聞かれました。
【参加していただいた大学の先生方】
金沢大学 理工研究域 数物科学系 佐藤 政行 先生
金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 小松﨑 俊彦 先生
金沢大学 理工研究域 数物科学系 川上 裕 先生
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 草野 英二 先生
金沢大学 高大接続コア・センター 中野 正俊 先生
金沢大学 環日本海域環境研究センター 松木 篤 先生
石川県立大学 生物資源工学研究所 中谷内 修 先生
【SSH】第1回「高校生と究める探究教室」(国府中学校)
SSH4期目の探究活動の普及の一環として、7月11日(火)3,4限目に理数科2年生全員が、小松市立国府中学校を訪問し、第1回「高校生と究める探究教室」を行いました。生徒達は国府中学校1年生のみなさんと、一対一のペアになり、夏の理科の自由研究で、どのような分野でどのような方法で探究活動を進めていくとよいのかのアドバイスをさせてもらいました。自分たちが小松高校での課題研究を通して学んだことを、中学生に分かりやすく伝わるようにと工夫して話している様子が見られました。参加した生徒からは、「中学生の発想が素晴らしかったし、自分たちの方がとても勉強になりました」という声か聞かれました。