図書室の日誌

図書室の日誌

「本の帯」で本選び

国語の授業で「本の帯」を作成しました。
初めての試みでしたが、なかなかの出来栄えです。
小松商業生は、普段から本に馴れ親しんでいるので、
前回のPOP同様、何の抵抗もなくすんなりと作品を仕上げることができました。
これは図書室としても喜ばしいことです。
 
実際に本に巻きつけて、図書室に展示してみました。
「何か面白い本はない?」「何を読めばいいかな?」と本選びにお悩みの皆さんに、
何かしらのヒントを与えてくれると思います。
もうすぐ秋の読書週間です。
本を読むには最適な季節、お気に入りの一冊を見つけて下さいね。

インターアクト年次大会に参加して

東部児童館での「絵本ライヴ」を、インターアクトの大会で実演することになりました。
出し物は、あきやまただしさんの『ひつじぱん』と、かがくいひろしさんの『がまんのケーキ』です。
今回の会場となった「うらら」のステージから観客席は遠く、実物の絵本だと見えなので、
パワーポイントを使い、その大きな画像に併せて実演しました。
児童館では絵本や読み手を、より身近に感じてもらうために、
小学生に囲まれるような形でのライヴだったので、少し勝手が違いましたが、
生徒たちは戸惑うことなく、見事に演じきってくれました。
 
会場の方々にも、もちろん参加していただきました。
『ひつじぱん』の「ぱんぱかぱーん」の掛け声を一緒に発することで、
読み手と聞き手が一体になるのは、児童館でのライヴと同じでした。
大人のみなさんも、一瞬でも童心に帰ることがことができたなら、嬉しい限りです。
今回はこのようなステージ立たせてもらう経験ができ、喜んでいます。
ありがとうございました。
 

ビブリオバトル VS寺井高校

7月30日、この日は「ビブリオバトル小商VS寺井」の決戦の日でした。
「ビブリオバトル」とは?これは京都大学発祥の書評発表会です。
発表者が5分間「これぞ!」と思う本を紹介して、その後3分間の質疑応答。
この約8分間のサイクルを発表者全員が終了後、参加者全員で
一番読みたくなった「チャンプ本」を決める書評合戦です。
 
この今話題の「ビブリオバトル」を図書委員の交流会を兼ねてやってみよう!、ということになり、
寺井、小商の両校の図書担当の先生や図書委員、常連を巻き込み、この日を迎えました。
参加者は、発表者6名(各校3名ずつ)+ギャラリー=27名。
初の2校合同の図書イベントというとで、近隣の高校の司書さんもたくさん見に来てくれました。
 
バトルの内容は…?
一言で言えば、6人の発表者の個性炸裂!
バトルの中身も濃いのですが、粋な浴衣姿の者あり、
「そう思いますよね~?」と油断しているギャラリーにふる者あり、
マイワールドに引っぱり込もうとする者あり、理路整然とそれでいて温かみのある
語り口の者あり、派手なパフォーマンスあり、とちょっとしたショータイムでもありました。
多数決により、「チャンプ本」は寺井高校の『世界遺産の街を歩こう』に決定しました。
 
表彰式、寺井高校の図書担当の先生による愛あふれる講評の後、
お待ちかねの図書委員の交流会に入りました。
共通の友人、兄弟姉妹の話題、好きな本の話などで盛り上がりました。
「楽しかった」「勉強になった」「またやりたい」「参加して良かった!」の言葉を
たくさん聞くことができ、喜んでいます。
みなさん、有意義な時間をありがとうございました。
さて、次は何をしようかな?
 
 

納涼朗読会~小泉八雲の怪談を聴きながら~

7月10日の放課後、ある強い思いからこの「納涼朗読会」を企画しました。
今年の「総文の放送コンテスト」に図書委員と常連がエントリーしました。
その時に2人が読み上げたのが『怪談』でした。
報道部もなく、顧問もいない中、他校の本格的な指導を受けている部員たちに
臆することなく、堂々とステージで読み上げた姿は、誇らしく思えました。
その勇姿を小商の生徒や先生方にも見てもらいたい、という思いから、
今回の企画が生まれました。
 
窓ガラスに新聞紙を貼り、外からの光が入らないように工夫、
読み手が姿を隠すなど、演出にも凝りました。
今回は『怪談』の中の「むじな」と「かけひき」を二人で演じ分けて、
今回も見事に読み上げました。
聴き手の背筋を凍らせたことは間違いありません!
 
朗読後の「作品解説」も大変勉強になりました。
どちらの作品も、タイトルだけでは「ピン」とこないかもしれませんが、
内容はとても有名で、一度は聴いたことはあるかと思います。
暑さと湿気のまとわりつく夜にお薦めの一冊です。

今年度初の「図書室はギャラリー」

2年生の「現代文B」の授業で作成したPOPが、図書室と購買前に貼り出されています。
どれも色使いやレイアウト、キャッチコピーが工夫されていて、力作揃いです。
多数決で決まった「1番読んでみたいと思うチャンプ本」は、
東野圭吾さんの『流星の絆』と、乙一さんの『暗いところで待ち合わせ』でした。
どちらもまだ読んでいないので、この夏チャレンジしてみよう!と
思わせるほどの心をつかむ作品でした。
 
図書室は、美術や家庭科などの授業で制作した作品や、
生徒のイラストを展示する機会に恵まれています。
その間、とても華やかな図書室に変身します。
さて、今年はどんな作品がやってくるかな?今から楽しみにしています。