南志見小だより

あきらめなければ絶対勝てる

今年度は,改善センターでの室内運動会になりました。

もちろん,晴天の中での運動会をやりたい気持ちはあったのですが,天候がそれを許しませんでした。

室内競技にしたことで,幾つか変更点もありました。

徒競走の室内での全力疾走は危険が伴います。

そこで,お玉に低学年はカラーボール,高学年はピンポン玉を乗せて走ることになりました。高学年は2周します。

その結果,落球などもあり,抜きつ抜かれつのレース展開になりました。

普段は,1位になれないような子も1位になれたレースもあったので,良かったです。

保護者の飛び入り競技として,お玉リレーも加わりました。その飛び入り競技に,6年生全員で飛び入り参加しました。

結果は,大人チームの勝利でした。パパママの意地が見られたレースでした。


電気・ものづくり体験会

地元にある「サンケン」へ,ものづくり体験と工場施設見学に行ってきました。
まずはじめに,手まわし発電器を作成しました。次に,ペットボタル(設置型LEDライト)を作成しました。
ペットボタルは,千枚田の「あぜのきらめき」に利用されます。
 
工場見学の中で,話されていたことで,「考えないで出来る仕事は,日本からなくなる」というものでした。 スーパーのレジやガソリンスタンドなど,人的サービスを抜いても成立してしまう仕事が,すでに日本にはあります。
生き残るためには,考えることが必要なんだと思いました。
また,0から1をうみだす仕事ができればよいとも話されていました。
サンケンが,中吊り広告などに利用しているキャッチフレーズは,「きのうのまんまじゃ,つまらない」だそうです。
 

漆芸美術館鑑賞会

全校児童で,漆芸美術館に行ってきました。
 
展示してある作品を解説してもらいながら,見ることができました。
 
漆では,白がだせない。そこで,白を出すために使われている身近なものとは何か。
 
という問題も出してもらえました。答えを聞いてから,実際の作品を観るとなるほどと思い。
 
芸術を感じるということとは,また違う視点で作品を鑑賞することができました。
 

夏休みを安全に過ごそう

 
 南志見の駐在さんに,夏休みの過ごし方についてお話していただきました。
 
1.
「子ども110番の家」の利用の仕方。もちろん危険な場合は,どの家に飛び込んでも良いのだが,その家は留守のことが多い。
110番の家なら,ほぼ確実にいるので,子ども110番の家を覚えておきましょうと話されていました。
南志見の子ども110番の家をみんなで確認しました。
 
2.
海で安全に遊ぶには,どうしたらよいかも聞くことができました。

戦争体験を聴く

今日は,岡田さんをお招きして戦争体験を語っていただきました。
まず,岡田さんは私たちに問いかけました。
「戦争とは何か。ゲームとの違いは何か。」
ご自身が,故郷からトラックの荷台に乗り輪島駅へ,輪島駅から金沢駅へ行ったこと。
父は,故郷を離れる際に,一言だけ「体を大事にせぇや」と言ったそうです。
当時の社会情勢から考えて,息子を思う精一杯の言葉がけが,この言葉だったのだろうとおっしゃっていました。
金沢駅での母との別れの際に,母が階下で人目を忍び涙していたそうです。
今生の別れを覚悟した涙なのかなあと思いました。
 
終戦後まもなく汽車で,ある婦人と相席になったことがあったそうです。
その婦人の息子さんは,8月15日の午前に特攻で亡くなったとのこと。
自分自身と年齢が違わないだろうその息子さんが,終戦目前で亡くなったことを思うと耐えきれなかったと話され,声を詰まらせていました。
68年という年月を経ても傷は,癒えないのだと思いました。
 
岡田さんは,「人生にはいろいろな出逢いがあり,必ず助けてくれる人がいる。
人との出逢いを大切にしてほしい。」と話されました。
歴史とは繰り返しとも言えるが,戦争だけは絶対に繰り返してはならないと強い口調で話されました。
今日は,貴重なお話を聞けてよかったです。