総合学科ニュース

収穫の秋を控えて

 学校は中間考査の真っ最中でしばらく実習はお預けですが、ハウス内や露地の畑では秋の収穫を控えた野菜たちが順調に生育しています。

 ハウスではすでにトマトの収穫が始まっています。大玉・中玉をはじめミニトマトも様々な種類・色のものがあります。その他、ブロッコリーも出荷が始まりました。

 露地野菜ではネギやキャベツが収穫され、ハクサイやダイコンが大きくなってきました。

 収穫した野菜は、毎週木曜日の午前中に校内販売されるとともに、JAの農産物直売所で販売しています。ぜひご利用ください。

 

 

 

サツマイモの収穫(農業系列)

 秋の収穫第一弾は、サツマイモです。学校で育てた苗を5月下旬に畑に植え付けたものです。

 1年生は「農業と環境」の時間を使い、スコップをもってイモを掘り上げます。2年生は蔓を切り始末をして、ビニールマルチをはがすという下準備をしたうえで、収穫作業に入りました。掘り上げる際にスコップで傷をつけてしまったものもありましたが、いずれも大きなサツマイモが穫れました。

 今日収穫したのは、“紅あずま”と“金時”の2品種です。どちらもホクホクとした食感です。常温で2~3週間保管することで、でんぷんが糖に変わりより甘みが増します。

 収穫は、この後“紅はるか”“紫芋”“安納芋”と続きます。

 

 

 

ナタネの播種(農業系列)

 第2農場旧牧草地跡。毎年春には、黄色い花が一面に広がる菜の花畑になっています。

 花が終わると、5月下旬には刈り取りし乾燥させたうえで保管していました。

 2学期に入り本格的な種とりです。茎ごと粉砕機にかけてさやから外し、ごみと種を分けるために“唐箕(とうみ)”という道具にかけます。さらにふるいにかけて選別し、種とりは終了です。

 選別された種を2年生で播きました。細かい種を均等に播くのは難しいですが、一面の菜の花畑を想像して作業に取り組みました。

 

 

ダイコンの間引き(農業系列)

1年生「農業と環境」

 ダイコンの播種をしてから二週間がたちました。種は一穴に4粒ずつ播きましたが、多くの人がほぼ100%発芽していて、良好です。

 4つとも育ててしまうと互いに日射や養分の取り合いが起こり、大きなダイコンができません。そこで一穴に一本のダイコンだけを残して後は小さいうちに抜いてしまいます。これを間引きといいます。間引きの作業行い、その後肥料を与え軽く土を寄せて今回の実習は終わりです。間引いたダイコンはスケッチをして、ダイコンの生態を観察しました。

 生長の具合を見ながら、あともう一回追肥をしてダイコンの肥大を促し、収穫に向かいます。

 

 

 

トマトの初収穫(農業系列)

3年生「野菜」

 新しくなった水耕栽培ハウスを使って栽培を始めたトマトが、ようやく収穫の時を迎えました。

 ハウス内には大玉トマト・中玉トマト・ミニトマト計17品種が植わっています。7月7日に播種し、7月25日に定植。3か月弱で収穫を始めることができました。

 今はミニトマトが中心です。プラスチックのパックに詰めて、9月22日(木)の校内販売で初めて店頭に並べました。いろいろな品種を混ぜたミックスで“宝石箱”と名付けています。

 これから11月いっぱいを目途に収穫が続きます。水耕栽培で比較的作りやすい品種はどれなのかを見極めながらの栽培です。