H30年度 学校行事・日誌
「京都で学ぶ人文学」京都編!その2
3月30日(木) 哲学の講義を終えて、宿舎に戻り、夕食後、京都大学で学ぶ先輩達をお招きして、京都大学での生活や合格に向けての学習方法などを話していただきました。
4人ずつのグループに分かれて、自由に話していただいたので、高校生達も積極的にあれこれ質問をして、大変盛り上がりました。まだまだ話を聞き足りない感じでしたが、予定時間をかなり超えて、会を終えました。
「京都で学ぶ人文学」京都編!その1
いよいよ3月30日(木)、1月から続いた「京都で学ぶ人文学」の総仕上げとして、京都へ出発しました。生徒達は気合い十分で、集合時間の5分前には全員集合していました。
京都到着は電車が10分遅れましたが、地下鉄を乗り継ぎ、まず宿舎へ向かいました。荷物を置いて、本日の会場、ちおん舎へ向かいました。
*ちおん舎の正面。
ちおん舎では、まず京都大学の先生や大学院生と一緒に、昼食をいただきました。
その後、13:30~16:00まで、
「京都の町屋で応用哲学する!」と題して、
京都大学文学研究科倫理学教授の水谷先生から
「寛容・不寛容・信頼」のテーマで講義を受けました。生徒達は課題として、先生の著書を読んできており、メモをとりながら熱心に聞き入っていました。
その後、3班に分かれて
「他人に危害を加える、とは何か」
「不寛容に対して、寛容であるべきか」
「信頼するとは」のテーマで哲学対話を行いました。
生徒達は経験を積んでおり、積極的に発言をする姿が多く見られました。中には、ファシリテーターの大学院生と熱く議論する生徒もおり、水谷先生からお褒めの言葉をいただきました。
最後にみんなで記念撮影。
「京都で学ぶ人文学」京都大学訪問結団式
今日3月15日は、「総合的な学習の時間」を参観しに来てくださった京都大学の方々を交えて、いよいよ約2週間後に迫った「京都大学訪問」の結団式がありました。
校長先生からご挨拶をいただきました。
京都大学からお越しいただいた、京都大学文学研究科教授上原先生から、本日の講評をお聞きしました。
さらに、大西先生から30日、31日両日の詳しい日程と
予習するべき課題の説明を受けました。
一見、難しそうな本でしたが、生徒達は
「面白そう!」「早く読みたい!」と、頼もしい声をあげていました。
積極的に課題に取り組み、きっと充実した2日間になると期待しています。
1年生、最後の「総合的な学習の時間」
本日は、12月から始まった「哲学・文学領域」の学習を振り返り、一番自分の心に残ったことを90秒で発表し、お互いに共有する、という内容でした。
10人のグループで発表し合った後、そのグループ内で1番よかったプレゼンを選び、
全体で、その発表を聞きました。
代表4名の発表の後、参観に来てくださった京都大学の方々から講評をいただきました。温かい助言や講評の後、改めて、哲学ってなんだ?という話を聞き、生徒達は熱心に聞き入っていました。
この1年間の「総合的な学習」をふまえて、2年生では、さらに主体的に自分で課題を見つけ、探究活動に取り組んでいきます。
また、今日はこの後、来年度前期生徒会役員選挙がありました。
選挙の後、生徒達は教室に戻り、2年次のコース登録の決定通知を受け取り、
来年度に向け、気持ちを引き締めました。
卒業生と語る会
今年度の本校卒業生が、6限目には1年生の全クラス、7限目には2年生の全クラスに向かい、受験を終えて感じたことや後輩へのアドバイスを話してくれました。
受験した大学、学部を決めた理由や、1, 2年の学習・授業で心がけたこと、部活動と両立についてなどを話す中で、
「総体までは基礎問題を繰り返しやったらいい」
「夏休みは難しい問題にもチャレンジ」
「問題集の重要問題を何回も」
「○○の1章と2章を徹底的に!」
など、経験談を踏まえた具体的なアドバイスや
「自分のやりたいことがあるなら絶対に貫き通してほしい」
「途中で自信をなくしても最後の最後まであきらめずに頑張ってほしい」
などの熱い応援のメッセージに、生徒たちもメモを取りながら真剣に聴いていました。
京都で学ぶ人文学 第3回 「西田幾多郎記念哲学館訪問」
前半は、学芸員の山名田さんより、西田幾多郎の生涯にまつわる資料や現存する肉声テープ、そして復元された書斎などについての説明を、興味深いエピソードを交えながら伺いました。生徒たちにとっては、哲学者西田幾多郎の人柄や家族、交友関係、そして教育者としての素顔などを知る上で、またとない機会となったようでした。
後半は、研究員の中嶋さんによる哲学対話に参加しました。『りゆうがあります』という絵本を基に、自由に意見交換をした後、「ちゃんとした理由とは何か」というテーマに絞ってさらに互いの意見を深めていきました。生徒たちは深く考える楽しさや自分の考えを伝える難しさを実感したようでした。自分から積極的に意見を発表する生徒も多く、最後は時間を少し延長することになりました。
次回は3月30日から31日にかけて京都大学を訪問します。
H28年度 卒業式
今年は384名の生徒が学び舎を巣立ちます。
3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。これからも皆さんの活躍を、教職員一同応援しています。またいつでも母校に遊びに来てくださいね。
そして、保護者の皆様、3年間お子様をあたたかく見守り、また本校の活動にご理解、ご協力いただき心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
卒業証書授与 総代 北嶋奨羽さん
在校生送辞 坂井大介さん
卒業生答辞 松尾和輝さん
二水LIVEを行いました
また、ボランティア精神で学校の美化に努め、学校生活を見つめるよい時間となりました。
次年度も「二水LIVE」の活動をより一層発展させていけるよう全校生徒で取り組みたいです。
(生徒会執行部 記)
京大連携事業「京都で学ぶ人文学」第2回講座「鈴木大拙館訪問」
2月11日(土)午後、本校と京大との連携事業「京都で学ぶ人文学」の第2回講座が金沢市本多町の「鈴木大拙館」で開かれ、1年生18名が金沢市生まれで、世界的な仏教哲学者・鈴木大拙の功績や生い立ちに触れました。
当日は、総合学習「鈴木大拙研究」でお世話になった猪谷聡学芸員に、金沢ゆかりの世界的建築家谷口吉生さんが手掛けた館内の学習空間・展示空間・思索空間を案内していただきました。その際、猪谷聡学芸員は大拙が残した書や生前の写真を前に、総合学習の授業を振り返りながら「大拙は日本文化を英語で海外に伝えた功績が高く評価されている」と説明されました。また、思索空間では、『われわれ人間は「自分をよく見せよう」「人からよく思われたい」といった思いにとらわれすぎて、空回りしてみたり、力みすぎたりすることが多々あるが、そうしたわれわれに大拙は『無心』の重要性を説いている』と説明され、生徒はそれらの説明にあらためて感銘を受けている様子でした。
生徒たちは、新たな学びとともに「総合的な学習の時間」の哲学領域でこれまでに学んできたことを深く掘り下げ、自分自身と向き合う格好のひとときを過ごすことができました。
大阪・神戸アメリカ総領事館 講演会
「Studying in the U.S.A」と題して講演会がありました。
前半はフリーマン副領事が日本語で、
1.なぜ英語を勉強するのか?
2.海外留学にはどんな利点があるのか?
3.奨学金や様々なプログラム
について講演されました。
また、留学をするには、領事館でビザ取得のための面接が必要であることから、
4人の生徒を対象に模擬面接を実演してくださいました。
生徒たちは、自分が留学することを思い描き、堂々と英語でやりとりをしていました。
さらに、質疑応答では、
「日本の若者が世界のリーダーになるためには、何が大事ですか?」
「フリ-マンさんの、最大のカルチャーショックは何でしたか?」
「アラスカへは、どのように行ったらいいですか?」
「領事館と大使館の違いは何ですか?」
「トランプ氏が新しい大統領になり、日本はアメリカとどのような関係を持てばいいですか?」
と、次々に様々な質問が、なんと英語でなされ、フリーマン副領事は時間がない中で、一つ一つの質問に、笑顔で、わかりやすい英語で丁寧に答えてくださり、生徒たちは皆一言も聞き漏らすまいといった表情で熱心に聞いていました。
最後に、英語が話せるようになるtips『秘訣』として、
1.話すときには間違いを恐れないこと
2.自分の興味のある分野を見つけて、そこから勉強するとよい
3.自分の動機を高めるために、本やウェブサイトを見つけるとよい
4.できるだけたくさん英語を聞きなさい
Start simple. 基礎的なことから始めてください、と励ましてくださいました。
全体の講演のあと、新聞部の生徒からのインタビューにも答えてくださいました。
哲学対話(二水編)
対話を終えた生徒からは、
・自分と違う視点での考え方をグループのメンバーから得ることができ、自分にとって発見が多かった。
・「あきらめれば困難ではない」という結論の一つがすごく腑に落ちて、抽象的ではあるけれどなるほどなと思えた。
・初めは哲学に対して不安だらけだったけれど、進めていくうちに対話の醍醐味が味わえた。今回の対話を通じて深く考えることの面白さを知った。
・みんなが自分の意見を持ってそれをいかにうまく伝えるか言葉を探しながらみんなに伝えていたのですごくよかった。
・それぞれの意見を聞くことで自分の視界が広がった。自分は一人で考え込むことが多いので、人の意見は大切だと思った。
など、今回の対話を高く評価する意見が出ていました。
第2回は2月11日(土)、鈴木大拙館にて行われます。シリーズを通じて郷土の先人の思想に触れ、深く思索する体験を重ねて自己を高めてくれることを期待しています。
(ファシリテータとして対話を導いた京大博士課程2年の服部圭祐さん)
(西田幾多郎記念哲学館研究員の中嶋さん(右端)にも参加していただきました)
(対話している様子:まずは自己紹介から)
(対話が進むうちに、こんなシーンも)
(京都大学大学院の出口康夫教授(右)、上原麻有子教授)
(出口教授の即席ミニ講義に目を輝かせて耳を傾ける生徒たち)
西田幾多郎全集ほかご寄贈いただきました
辻清平さま(11期) 元校長の三宅伯二郎先生はお兄様にあたるそうです!
図書閲覧室にて。 本校の蔵書の充実ぶりに驚かれたご様子でした。
ご寄贈いただいた品々。 大切にしながら活用していきます。
クリスマスレクチャー「成長の場としての大学」
クリスマスレクチャー「成長の場としての大学」と題して、尾張由輝也さんとデニスサヤさんによる講演が行われました。東京大学の学びを通して、大学に進学してどのような面で成長したか、今の二水生に伝えたいこと等を体験を交え話していただき、生徒も聞き入っていました。(デニスサヤさんは二水OBです。)
講演の最後には
「自分の可能性を自分で摘み取らないで、常に広い視野で物事を捉えていってほしい」
「上辺だけでなく、深い関わりができるコミュニケーションスキルを持ってほしい。そして学校という、同世代が集まり自由に議論できる場を大切にしてほしい。」
というメッセージをいただきました。
講演終了後、2人に質問する熱心な生徒もおり、大変頼もしく感じました。
西田幾多郎、鈴木大拙(各論第1回)
各論の第1回は、1H~6Hは鈴木大拙について鈴木大拙館学芸員の猪谷聡先生から、7H~10Hは西田幾多郎について石川県西田幾多郎記念哲学館研究員の中嶋優太先生から、それぞれご指導していただきました。
高度な思考を伴う作業に意欲的に取り組もうとする生徒が多くいて、次回への期待が高まるとともに大変頼もしい思いがしました。
両先生からは次回までの課題も指示されました。この年末年始にしっかりと取り組みましょう!
(石川県西田幾多郎記念哲学館研究員 中嶋優太先生)
<私は、赤いバラを見て「赤い!」と思った。>
存在しているのは私自身か、赤いバラか、はたまた赤いと思う意識か?
(鈴木大拙館学芸員 猪谷聡先生)
<指がなければ月を指すわけにはいかないが、指を月と間違えては大変である(大拙)>
「見る」ということ、「知る」ということ、「自由」の意味について考えました。
(教科の学習とは違った体験でした。課題にしっかりと取り組んで次回に臨みましょう!)
NSH+中高一貫校 合同セミナー
午前は日本マイクロソフトの業務執行役員でエバンジェリストの西脇資哲氏による「人生を豊かにするプレゼンテーション能力を身につけよう」と題する講演。 午後はクリティカルに物事を考え高度に探究する力や的確に表現できる力を育成することを目的に、ペア・グループ活動等、生徒たちの協働的な学習でハイレベルな問題に取り組みました。
(講演講師の西脇氏 伝えたいことには愛情と情熱をもってください!)
(学校の枠を越えて協働しながら発信力を磨きます)
絵画 「育む」 ご寄贈いただきました
ご自身が絵の世界に入られたのは40歳を過ぎてからで高校時代は合唱部であったこと、ベランダに仲間と鈴なりになって語り合ったり歌を歌ったりしたことなど、当時を懐かしんで歓談しておられました。いつまでも母校を思う先輩方に支えられて今の二水があるのだと改めて気づかされた思いです。
作品は2階の和室横に掲げさせていただきました。
本校の雰囲気にぴったりの素晴らしい作品をありがとうございました。
作品「育む」(60号)と辰村浩子さま(ご本人)
「明治3年の奇跡~西田幾多郎と鈴木大拙の青春~」
今回の講演は、今月からスタートする1年生の総合的な学習の時間の「哲学領域」の概論となります。このあと1月にかけて西田幾多郎と鈴木大拙の各論をそれぞれ2回(計4回)取り組み、2月は文学領域を学びます。
郷土の産んだ哲学、文学に触れる貴重な機会となることを期待しています。
(金沢ふるさと偉人館学芸員 増山仁先生)
(西田・鈴木を中心とした青春群像をいきいきと語っていただきました)
(やらないで分からないのとやってみて分からないのとは天と地ほどの違いがある!)
二水LIVEを行いました
11月19日(土)、部活動に所属している1・2年生305人が参加し、清掃ボランティア活動「二水LIVE」を行いました。天候不順となったため、恒例の学校近隣清掃は中止になり、学校周辺の施設清掃活動と校舎内清掃活動となりました。
「施設清掃ボランティア」で保育園や公民館などの7施設を訪問した生徒は、窓ふきや床の掃除、溝掃除等を行いました。校舎内清掃活動の生徒は、約1時間をかけて校内の窓ガラス拭きやランニングロードの清掃を行いました。今年で17回目を迎えた二水LIVEも生徒たちにとって、ボランティア精神や自主性を養う格好の機会となりました。
(写真3枚)
二水ライブ(LIVE)とは・・・
Liberty(自由)
Identity(自己)&Internationalism(国際)
Voluntee r i n g(奉仕)
Environment(環境)
Live(生きる)
ボランティア活動のひとつで、後期最大のイベントでもあります。
二水特有の行事であり、毎年様々なボランティア活動・体験活動を実施しています。
上記のスローガンの頭文字から「二水ライブ」という名称がつけられました。
新人大会 サッカー部 速報!
鵬学園は先日の選手権で星稜を破って全国大会出場を決めた強豪校で、昨年の新人大会でも本校は鵬学園に惜敗していることから、何としてでもリベンジを果たしたいと強い気持ちをもって臨みました。
試合は、開始早々で2点を先制されたものの10分過ぎからは落ち着きを取り戻し、15分過ぎにエリア内での相手ハンドでPKを得ると、これを土橋選手(2年)が落ち着いて決めて1点を返しました。その後は膠着状態のまま前半が終了しました。
エンドが代わった後半は一転して二水のリズムとなり、相手ゴール前に押し込む時間帯が増えました。ゴールの期待が高まりながらも審判の笛が気になりだした残り1分、牧選手(1年)による起死回生の同点シュートが相手ゴールに突き刺さり、PK戦に突入しました。
PK戦では相手GKの見事なセーブにより、結果は3-4で敗戦となりましたが、強豪校に対し堂々とした試合を見せることができ、来年の上位入賞が期待される大会となりました。
前半、相手ゴール前に攻め込む牧村選手(2年)
前半、落ち着いてPKを決める土橋選手(2年)
後半、ドリブル突破を見せる新瀬選手(1年)
後半、華麗なステップで相手守備を翻弄した荒川選手(2年)
後半、果敢な中央突破を狙う藤田選手(2年)
終了間際、まさに起死回生のシュートを放つ牧選手(1年)
PK戦は残念な結果となりましたが気にすることはない、次があるさ!
藤崎PTA副会長が功労者表彰受賞
二水アクトや二水祭では、めった汁づくりの中心として活躍され、また、「二水PTAだより」の編集においてもメンバーを引っ張り、楽しく親しみやすい紙面づくりに尽力されました。当日は金沢地区24名の代表として、村太健二県高等学校PTA連合会会長より賞状を授与されました。おめでとうございました。