校長室より「おこらいえ」

文化祭の日程変更

241日目

 

台風の接近に伴い

文化祭の日程を以下の通り変更します

 

【1日目】9月3日(火)

  9:25 オープニング(中庭)

10:00 文化部発表第一部(視聴覚室)

   和太鼓部 箏曲部 吹奏楽部

11:15 文化部発表第二部(視聴覚室)

   第一部と同じ内容です

   場所の関係で観客入替制です

 13:00 クラスステージ第一部

   12H フェス(紅白の歌 ダンス合戦)

   22H クイズ(歌詞の穴埋め)

   13H ゴスペル

   21H 合唱

13:45 クラス企画動画放映

   11H トリックショット

   31H MV再現(NG集も)

14:30 クラスステージ第二部

   23H 沖縄クイズ

   32H わんこかき氷

   33H ◯×クイズ

なおこの日予定されていた

キッチンカーについては

現在未定です

キッチンカーが来れない場合は

この日は一般公開しません

 

【2日目】9月4日(水)  

10:00 催事 模擬店

   ダンス部 バンド演奏 野球部

   によるステージ企画

   なおこの時間帯に予定されていた

   全国からの支援の高校生による

   合唱部 漫才 落語

   については未定です

この日は一般公開しますので

どうぞお越しください

目撃情報求む

240日目

 

事件は文化祭の練習中に起りました

Marshallのギターアンプがなくなりました

体育館でバンド練習の準備をしていた時

ギターアンプを運び込み

次の機材を取りに行っている

わずか10分足らずのできごとです

 

外部からの侵入は考えにくく

生徒かあるいは

現場近くの避難所にいる避難者

 

遠くに持ち去る時間もなさそうなので

とりあえず周辺に一旦隠していないか

みんなで探しましたが見つからず

駐車中の車両の中も全て覗いてみたけど

見当たらず

 

警察に通報して捜査してもらっています

 

午後3時から4時の間

40センチ四方ほどの

真っ黒な箱状のものを持って

学校周辺にいる不審者を見かけた方

ぜひご一報をお願いします

ひとりミーティング

239日目

 

先日池上彰先生と林修先生が

近年の教育の大きな変革について

テレビでお話なさっていました

 

誕生してから約150年続いてきた

これまでの公教育のありかたの変革を

熊本大学大学院の苫野一徳准教授は

「公教育の構造転換」とおっしゃっています

 

それは三つの柱からなり

(1)学びの構造転換

  「みんなで同じことを同じペースで

   同じようなやり方で勉強する」システムの

  「学びの個別化・共同化・プロジェクト化の融合」

   と呼ぶべき在り方への緩やかな転換

(2)自分たちの学校は自分たちでつくる

   子どもたちが学校作りの主役であることへの再認識

(3)多様化がごちゃまぜのラーニングセンター

   校種・学年・障害の有無で分断されていた学校の

   多様な人種からなる民主主義の土台としての学校への再設計

 

震災から8ケ月が過ぎ

これまで取り組んできた「街プロ」は

まさにこんな感じだなと再認識しています


OECD(世界経済開発機構)が実施している

PISA(学習到達度調査)で

常に上位にランキングされるフィンランド

その教育システムはフィンランドメソッドと呼ばれ

一時我が国でもたいへん評判になっていました

 

あるときフィンランドの高校の校長先生と

お話する機会がありました

彼は世界各国の教育制度を見て歩き

フィンランドメソッドの確立に

大いに貢献された方でした

「フィンランドの教育システムは

 すばらしいですね」

と話しかけると

「何をおっしゃっているんですか

 フィンランドメソッドは

 日本の教育制度のマネなんですよ」

彼が日本で視察していったのは

「ゆとり教育」でした

 

生徒にじっくり考える時間を与えて

自主性を重んじる

日本の「ゆとり教育」が

遠く海と時間を超えて花開いたのです

 

日本ではよく批判の的になるけれど

私個人的には「ゆとり教育」は

素晴らしい理念であると思っています

 

羽生結弦さん

浅田真央さん

ダルビッシュ有さん

田中将大さん

本田圭佑さん

石川遼さん

 

世界で活躍する素晴らしい人材を

多く育てた「ゆとり教育」

その失敗と言われる根源は

私はひとえに〇〇にあると思っているのですが

 

時間はかかったけど

真の意味での「ゆとり教育」に

今向かっている

そう実感しています


閑話休題

 

オーストラリアを旅行した時

興味深い話を聞きました

 

砂漠に咲くある植物の話です

その植物の種は

それは硬い硬い殼に覆われていて

どんな動物に噛まれても

決して割れないそうです

 

その殼を破るには燃やすしかないのです

 

その殼を燃やすのは何か?

 

雷です

 

雷が鳴るというのは

雨季の始まりです

 

つまりその植物は

つらいつらい乾期を硬い殻の中で過ごし

恵みの雨が降り出すその瞬間に

雷に殼を燃やしてもらって

一気に育っていくという

恐るべき戦略をとっている訳です


恐るべき戦略といえば

本校の文化祭

3年2組の模擬店です

「〇けんの唐揚げ」

学校のすぐ近くにあった精肉店「まるけん」

そこの唐揚げが絶品だったのです

今回の震災で店舗は壊滅

復興する目処すら立たず

もう一度その味をと

立ち上がったのが3年2組のみんな

 

直接店主にレシピを聞き

ハッピーターン顔負けの

秘伝のマジックパウダーを分けてもらい

揚げ方として

これまた輪島を代表する天ぷら屋のご主人を雇い

「まるけん」の唐揚げを再現します!

揚げ油には高価だけどレシピ通りの

牛脂を奮発しますよ

輪島高校が初任で金沢に帰っていったY先生!

君の好きだった「まるけん」の唐揚げ

復刻するよ!

まるけんの唐揚げ大好きな輪島のみんな

一日だけの「まるけん」復活ですよ!


輪島に復刻して欲しい味が

数々あって

 

ふくやのカツ丼

香蘭の焼きそば

みやこのやきとり 

 

みなさんの懐かしの味は何ですか?

一笑千金

238日目

 

「1つの笑いは大金に値する

 笑いと笑顔で輪島高校を豊かにする」

これをテーマに文化祭の準備中です

 

まだ避難民がいらっしゃるなど

さまざまな制限の中ですが

生徒と先生

地域の方や全国各地から

支援もいただきながら

力を合わせて進めています

 

おおまかな日程は


30日(金)

キッチンカーがやって来ます

一般の方もご利用できますので

ぜひお買い求めください

 

場所は

晴天時はグラウンド横のアスファルト広場

駐車場はグラウンドを利用していただきます

雨天時は生徒玄関前と来客玄関前

駐車場は正面駐車場をご利用ください

台数に限りがありますので

お近くの方はできれば歩いてお越しください

また係員は立ちませんので

譲り合ってお停めください

事故等ありましても

学校は一切責任は負いかねます

 

校内への立ち入りはできませんが

晴天の場合は

キッチンカーの場所から

中庭でのクラス企画をご覧になることができます

内容は

13:00〜第一部

 1年2組 フェス(紅白)

 2年2組 歌詞の穴埋めクイズ

 1年3組 ゴスペル

 2年1組 合唱

14:30〜第二部

 2年3組 沖縄クイズ

 3年2組 わんこかき氷

 3年1組 〇×クイズ


31日(土)

一般公開いたします

校舎内にも入っていただけます

駐車場は30日同様です

 

外部からも様々な催しがあります

(1)軽トラ屋台

   東北地方などの特産品を販売します

   協力:愛知大学 大阪大学

(2)きんじょの本棚

   被災地に本棚を作ろうというプロジェクト

   協力:株式会社 鳳山(東京)

(3)転生プロジェクト

   被災地の瓦礫に再び命を吹き込むプロジェクト

   協力:大成建設(東京)

その他にも

早稲田摂陵高等学校と

関西大学高等部のみなさんが

催し物をしてくださいます

  

さまざまな障害をみんなで乗り越え

成功に向けてがんばっています 

ゴツゴツのアハン❤️

237日目

 

昨日「行き当たりばったり」について

考察しましたが

ひとつ気になることがあって

 

このブログ

全国の方が読んでくださるようになって

言葉の一つひとつについて

「これって方言?」

「みんなに通じる?」

という心配をするようになりました

 

「行き当たりばったり」って通じてます?

 

今回の出張でわかったこと

シーソーの上下運動

私はずっと

「ギッタンバッコン」だと思っていたのですが

ふらっと入った博物館の展示物のタイトルには

「ギッコンバッタン」

 どっちが一般的なんでしょう?

 

「スプーナリズム」という

言葉遊びがあります

言葉の一部を入れ替えます

たとえば

「あつあつのご飯」を

「ゴツゴツのアハン」

 

「スプーナリズム」ではないけれど

「ハリーポッター」に出ていた女の子

「ハーマイオニー」の

「ー」を「ク」に変えると

とってもおいしそうになります

 

肩車の全国方言もおもしろいです

輪島では「でんこちんちん」

もう使う人もほとんどいなくなりましたが

 

表面張力で盛り上がるほど

コップに並々と水を注ぐことを

「するするいっぱい」

飯田では

「つるつるいっぱい」

です

 

金沢の方言では

「きんかんなまなま」

が面白くて大好きです

「〜ゾイヤ」「〜ワイヤ」

「〜ネンテ」「〜ゲンテ」

を言葉の最後につけがちで

ドイツ語っぽくてカッコいいです

「どいや もっしー」

 

お隣の福井弁は

言葉に独特の抑揚があって

「十と十で二十」とか

「麻布十番」と

早口で言ってもらうと

フランス語に聞こえます

フランス語でイカのことを

「アシジュポン」といいます

ウソです

 

反対側の富山県は

「来て 見て 食べて」を

「コラーレ!ミラーレ!タベラーレ!」

まるでイタリア語です

「カンターレ!アモーレ!マンジャーレ!」

 

能登地方は

言葉尻を長くうねらせながら

やたら伸ばします

「あのー〜」「ほんでー〜」

韓国語で「ハイ」を

「ネー〜」と伸ばす感覚です

能登半島には

古来大陸から多くの方が渡って来たそうで

もしかしてその影響があるのかも

韓国語で「サンドイッチ」のことを

「パンニハムハサムニダ」といいます

ウソです

「おにぎり」のことを

「サンカクキンパ」といいます

これはホントです  

綿密用意周到派と行き当たりばったり派

236日目

 

今頃花火をあげている時間だな

みんな喜んでいるかな

そんなこと考えながら

水戸からの帰りの新幹線の中です

 

旅をするときには

綿密用意周到派と

行き当たりばったり派がありますが

私は圧倒的に

行き当たりばったり派です

 

そもそも人に縛られることも

人を縛ることも大嫌いな

持って生まれたB型の私は

旅行計画や人生設計が大の苦手です

 

ちなみに人からものをもらうとき

B型の人は

たいてい両手を出すそうです

先日うちの学校の先生方に試したところ

その通りでした

今後再現性を研究する必要があります

唯一T先生だけはA型にも関わらず

「ありがとうございまーす」

とうれしそうに両手を出してくれました

性格もなんだかB寄りなので

一度血液検査をおすすめします

 

血液型占いには科学的根拠がありません

と専門家からお叱りをうけるかもしれませんが

私は面白くて話のタネとして大好きです

 

いつ敵に襲われるかわからない

密林に住む動物には慎重なA型が多いとか

  

ゴリラには「B型」しか存在しないとか

 

生態科学研究機構の新宅広二理事長は

こんなおもしろいことをおっしゃっています

ゴリラのオスは見た目と違い恥ずかしがり屋で

メスの目を見ることもできないほど奥手

メスは一見「仲良し女子会」を作るけど

ひそかにお互いにライバル心を燃やす

負けず嫌い

 

うーん

やっぱりB型ですね


「A型」と「O型」が多いチンパンジーは

目立ちたがり屋で

周囲にほめられたい性格

好奇心旺盛で

何でも首を突っ込みたがる

世話焼き気質だそうです

 

そんなこんなで純粋培養B型の私ですが

今回珍しく綿密に予定を立てて

旅行に出てみました

 

行きの新幹線は〇〇時〇〇分だから

間に合うように〇〇時〇〇分の電車に乗って

〇〇分間の接続時間に朝食買って

次の乗り継ぎは〇〇分なので

その間に〇〇の写真撮って…

おーなんという綿密なスケジュール!

 

当日朝

あまりにワクワクしすぎて

予定の2時間前に目が覚めて

そのまま寝られず何する訳でもなく

出発間際に睡魔に襲われ

危ない危ない

 

なんとか始発に間に合い駅に着くと

お目当ての駅弁屋は開店前

 

まあいいか

朝早かった分寝て行くか

すると前の座席のおっさんが

断りもなしにいきなりシートをドカっと倒し

それにイラっとして眠れず

「世の中のおっさんって何でこんなに傍若無人なんだ!」

と自分もおっさんのくせに…

「なんでパリまで来て大阪弁聞かなあかんねんな」

旅行先で騒ぐ大阪人に怒る

大阪のおばちゃんのギャグが昔ありましたが

そんな感じです

 

〇〇時〇〇分発のバスで会場へ

時間ぴったりに来たバスに

コレコレ!予定通り!

いさんでバスに乗り込むと

あれ?なんだか違う方向に?

調べて見ると

時間遅れで到着した

別の方面へ向かう別のバスでした

慌てて次のバス停で飛び降り

反対方向のバスで戻ろう

時刻表を調べると1時間に1本

しかたなく歩いて戻ることに

 

何とか会場に着いて受付をすると

「あなたはここじゃありません

 第二会場の方へどうぞ!」

 

第二会場へようやく辿り着くと

第一会場のようすをスクリーンに映すだけ

「何で水戸まで来てオンラインで見なあかんねんな」

 

クタクタで一日目を終えホテルに

予約したのは駅からとても近くて格安の

掘り出し物件

駅からのぐるっと遠回りルートはやや遠いものの

地図で見るとほぼ直線に抜け道が

ただしそこで学んだことは

地図アプリにはアップダウンが映らないということ

なんとも険しい山越えルートでした

なるほど

格安なのにはそれなりの理由があるのですね

 

かくのごとく予定は

ことごとく変更を余儀なくされ 

やはり自分は行き当たりばったり派

であることを再認識した訳です

 

とどめは帰りの特急が人身事故で大幅な遅れ

以前にも同じようなケースを

大阪で経験したことがありますが

そのとき大阪の人たちは

遅れたことにイライラせず

「なんや人(線路に)入らはったらしいで」

 

伊丹空港で降りるお客さんは

着陸後

飛行機が停止する前に

立ち上がって通路に並び出すほど

大阪の方はせわしないですが

こんな時は寛大なんだな

と温かい気持ちになったことが

あったのを思い出しました 

 

人生においても同じことが言える訳で

〇〇歳までにこれをして

〇〇円貯めて

計画通りいったことを探しても

全く見当たりません

車をぶつけたり

雨漏りしたり

理不尽なクレーム言う人や…

 

そもそも退職の今年

仕事を1年かけて引き継いで

余裕を持ってリタイアと思い描いていた未来が

とんでもない退屈しない1年になっています

 

石川啄木も

言ったことを全て実現させる人がいたら

そいつはテロリストだみたいなことを

言ってますしね

私は間違ってもテロリストではない訳です

 

その点

「街プロ」花火班はすごいですね

この若さで思い描いた未来をひとつ実現

多くの方の助けがあってこそ

ということを決して忘れないで 

 

あなかしこ

被災地の夜空に

235日目

 

全国高校PTA連合会大会出席のため

水戸に来ています

 

 

 

 

 

 

例年この大会には役員の方数名で

参加しているのですが

今年はそれぞれみなさん大変な状況で

会長さんさえなんとか名前だけ

入れさせていただいている

そんな状況なので

ご無理を言う訳にもいかず

ひとりでの参加です

 

 

 

 

 

 

地元の高校生たちが

オープニングセレモニーで

暖かく迎えてくださいました


「街プロ」で花火をあげたいと

頑張っていたグループ

 

23日(金)

いよいよ実現にこぎつきました

 

これまでご支援してくださったみなさん

クラファンにご協力してくださったみなさん

本当にありがとうございます

 

途方もないような夢でも

みんなと繋がって

一歩一歩歩み続ければ

それが現実のものとなる

生徒たちにとって

これからの人生を歩む上で

大きな自信となります

 

当日は

お昼から花火職人と共に仕込みに入り

午後8時頃から打ち上げます

復興のための花火

焼き尽くされた朝市通りの上に

しめやかにそして豪快に

大輪の花を手向けます

どうぞみなさんご覧になってください

能登スクール3日目

234日目

 

能登スクールのみんなが

輪島高校に来てくださいました

 

まずは「街プロ」の時間に

一緒に入ってもらいました

それぞれのグループに入って

話を聞いてもらい

さまざまな視点から

たくさんアイデアをいただきました

 

例えば

野球部を中心とした

グラウンドをつくりたいグループ

(1)俺たちの稲舟グラウンドが地割れで立入禁止区域に…

 (稲舟グラウンドとは旧輪島実業高校グラウンドのことで

  山の中にあり民家をボールが直撃する恐れがないので

  のびのび練習できていたのです)

(2)ならば河井グラウンドで練習だ!

(3)え!?自衛隊がたくさん

 そう全国から救助に来た

 自衛隊の駐屯基地になっていたのです

(4)仕方ない…人命最優先だしばらく我慢

(5)よし!自衛隊が帰って行った!

 あれ?何このグラウンド?

 液状化を起こしスタックした車両脱出のため

 バラスが撒かれていたのです

(6)そうだ!県に交渉しよう!

(7)「自衛隊を入れたのは輪島市だから

  輪島市に交渉してください」

(8)それなら市に交渉だ!

(9)「高校は県立の施設なので

  石川県に交渉してください」

(10)えー?どうすれば…

(11)耳寄りな情報が!

  陸上競技場の人工芝を剥がすらしいぞ

     それもらって敷いたら練習できるかも

(12)俺の父ちゃん免許持ってるから運んでもらおうぜ!

(13)あれ?思ったのと違う!?

  とてもじゃないけど重くて敷けないや

(14)どうしよう?

  もう俺たちで石拾いやろうぜ!

 

こうやって紆余曲折しながら

来る日も来る日もせっせと

石拾いしていたグループです

 

でもさすがにもう限界

 

そこに入ってくれた能登スクールの女の子

「みんなに手伝ってもらおうよ」

「でもみんなも忙しいし誰も手伝ってくれないよ」

「そう!だからイベントにするの!

 ふたつでペアになっていて

 揃えると恋が実る石を描いてばら撒くの

 みんなにそれを探しながら

 石拾いしてもらうんだよ

 どう?」

 

なるほど!

これは野球部の野武士集団からは

絶対に出てこないアイデアです!

異質なタイプが混じり合い

課題を共有することで

思いがけない素晴らしい

化学反応を起こすんですね

 

現在では

県と市で調整が終わり

復旧に向けて動き始めています

能登スクール2日目

233日目

 

【朝の集い】

ラジオ体操では

我が戦友

1月2日からたった4人で

復旧に立ち上がった山崎先生が

インストラクターを務めました

 

 

 

 

 

 

 

【デトックスタイム】

スマホの電源をオフにして

ひたすら何もしない時間

私はひたすらぼーっとしました

こんな時間は発災後はじめてかもしれません

 

それまでは

ひとりミーティングの時間がありました

仕事が忙しい頃

家に帰るのが毎晩23時頃で

家族はもう寝静まっているので

ひとりで酒を飲みながら

あーでもないこーでもないと

ミーティングするのです

このブログで書いているウンチクの多くは

その時のミーティングの内容なので

何に役立つかわかりません

 

それにしても1時頃までミーティングして

5時頃には起きて仕事に行っていたので

無茶な働き方をしていたものです

「忙しい!は自慢じゃないぞ

 時間内に仕事を終えることのできない

 無能の証だぞ」

と当時の自分を叱り飛ばしたいです

 

「俺の会社はブラックでな」

「でも色がついとるだけええやないかい」

「そういえばお前ムショクやったなー」

これ文珍師匠の小噺です

文珍師匠は確か今回被災した

輪島市の門前町に芸術工房をお持ちで

今回大丈夫だったのでしょうか

 

【未来への旅】

羽ばたけ!バルーンタイム

海の生き物アバターが完成しました

 

 

 

 

 

 

クジラ クラゲ チンアナゴ

透明のシートでまんまるい海を作ります

 

 

 

 

 

 

正方形のシートの中心を求めるにはどうする?

誰かが気づきます

「対角線で手を繋ごう!」

 

 

 

 

 

 

 じゃあまんまるを描くには?

「ビニルテープでコンパスつくろう!」

 

 

 

 

 

 

アバターを海に貼っていきます

 

 

 

 

 

 

マニュアルはありません

みんなで知恵を出しながら進んでいきます

クズを集める人

使い終わったハサミを片付ける人

テープを切って配る人

高いところから俯瞰してバランスを見る人

誰もが自分でできることを見つけて

自主的に動きます

まさに生きた学びです

非常時には本当にこんな人が

求められていたんですよね

思い出しました

みんなが自分で考えて

そして全体のために動く

日本人の世界に誇れる

素晴らしいところだと思います

 

いよいよ膨らませます

 

 

 

 

 

 

中に入ってみます

 

 

 

 

 

 

まるで海の中にいるようで

何年かかるか何十年かかるかわからないけど

いつか能登の海が戻りますように


【未来を現実にするための旅支度!】

輪島高校の 

2年生の「街プロ」

1年生の「不自由研究」

みんなに発表して意見をもらって

ブラッシュアップしました

 

 

 

 

 

 

能登スクール1日目

232日目

OECD 能登スクール1日目

国立能登青少年交流の家に

日本中から中高生大学生が集いました

 

 

 

 

 

 

本校からは2年生3人

1年生4人が参加しました

 

 アイスブレイク

 

 

 

 

 

 

未来の通信簿を作ります

学校の100点法や5段階のではなく

自分のここを評価して欲しい

そんな自分だけの通信簿

今回主催のOECDが主催する

PISAの国際調査では

日本の学生は成績は優秀なのに

自己肯定感が低いとされています

日本が再び世界をリードする国になるには

まず自分に自信を持ち

堂々と表現する力がまずは必要です

 

トークフォークダンスです

 

 

 

 

 

 

大きな二重丸を作って座ります

与えられたお題についてトークを楽しみ

相手を変えて回っていきます

①夏の一番の思い出は?

②お化けはいると思いますか?

③今までにやらかした失敗談は?

④言われて元気が出たのはどんな言葉?

自分がここでは何を話してもいいんだ

安心な場所づくりをします

 

今日のファシリテーターを務めるはるちゃんが

話し合いを活発にするルールを教えてくれました

 

対話のルールにはみっつあって

みんなのルール

大人のるーる

こどものるーるです

 

【みんなのルール】

①沈黙を歓迎する

②否定も断定もしない

③お互いの顔色伺いをしない

④心の変容を許す

⑤耳をすませて聴く

⑥立場や年齢に拘らない

⑦わかったふりをしない

⑧対話を楽しむ違いを楽しむ

 

【大人のるーる】

①焦って結論を出そうとしない

②評価をしない

③チャットで熱い議論を始めない

 (オンラインのとき)

 

【こどものるーる】

①いい子のふりをして大人の気にいる話をしない

②まとまらなくていい途中段階でも話してみる

③子どもどうしで変な壁を作らない

 

大人が子どもに丸投げしたり

大人が子どもを「お飾り」扱いしない

これらを守れば

みんなが安心して心を開く場が保障されます

 

【過去への旅】

 

 

 

 

 

 

東日本大震災の時に

被災した子どもたちへの希望の光

東北スクールが始まりました

東北スクールで力をもらって立ち上がった

その時の子どもたちが

今回大学生や社会人になって

来てくれたのです

 

今回パリのOECD本部から来日したMIHOが

他人の評価と自分自身の評価の違い

PISAの調査によると

日本は学力は高いけど

失敗を恐れる指数も高い

という話をしてくださいました

 

【現在を見つめる旅】

自分を海の生き物に例えると何?

そしてそれはどんな色?

自分のアバターをつくります

私自身はプランクトンに例えました

「何にも深く考えずに

 テキトーに生きているからだよ」

と参加している高校生に説明すると

「でも海の生態系を支える

 とっても大事な役目があるんだよ」

と教えてくれました

ここでは年齢も立場もありません

みんなが思い思いに考えを

話していい場です

 

【キャンプファイアー】

デンマーク語でヒュッゲ(Hygge)

という言葉があります

「居心地がいい空間」や

「楽しい時間」のことをさす言葉です

具体的には暖炉を囲んでほっこりする時間

暖かくゆるやかな時間をあらわします

Fire 

Flame

Feu

Fuoco

火に関する言葉は

はひふへほで始まる言葉が多いですが

もしかしてヒュッゲもそうかも

火を起こすとき

フーフーしておこすからでしょうか

みんなでフーフーしながら火をおこし

キャンプファイアーをしました