校長室より「おこらいえ」
輪島高校の2人の同級生
136日目
5月15日
今日は創立記念日
生徒はお休みです
大正12年に
産声をあげた本校は
昨年100周年記念式典を
挙行いたしました
大正12年は関東大震災があった年です
つまり輪島高校と関東大震災は同級生
その日台風が日本近海を通過していて
強風に煽られ火が燃え広がった
いわゆる複合災害だったそうです
今回の輪島の被災も
火災発生時に
津波の引き潮により
川の水が干上がり
消火が叶わなかった複合災害です
地盤隆起でいうと
関東大震災の2mの2倍の4m
この規模の地殻変動は
6000年ぶりなんだそうです
そう考えると
地質学上においても
とんでもない歴史に立ち会えたんだなと
もっとも隕石の衝突で滅んだ
恐竜さんにはかないませんが
人類の歴史でいうと
天災が原因で滅んだ文明は
ポンペイたったひとつしか
ないんだそうですね
人災が原因で滅んだ文明は
山ほどあるのに
そう考えるとなんだか悲しくなります
と同時に
関東大震災の年に生まれて
100年を経て
新たな100年の始まりを
能登半島地震でスタートした
本校ではありますが
再び立ち上がる勇気が湧いてきます
もうひとり輪島高校の同級生がいます
それはプラネタリウムくんです
世界初の近代的な
光学式のプラネタリウムは
同年ドイツで誕生しています
一昨日
能登半島でオーロラが見られたそうです
能登半島唯一のプラネタリウムを持つ天文台
「満天星」でも観測されました
天文台「満天星」は
「まんてんぼし」と読みますが
漢字検定準1級試験では
「どうだんつつじ」と読みます
私は退職したら
オーロラを見に行く旅行を
夢見ていたのですが
北欧やカナダまで行かなくても
生まれたこの場所で
見ることができるんですね
驚きです