校長室より「おこらいえ」
進学について考える
134日目
Benesseさんから
大学入試に関するお話を聞きました
最近では
「年内入試」というシステムを使って
大学へ進学する生徒が増えています
これは従来推薦入試とかAO入試とか
呼ばれていたもので
12月までに合格を決めてしまうものです
2000年頃には3割程度だった
推薦入試での大学入学生は
一昨年以降一般入試生を上回り
今では半数以上の大学生が
「年内入試」で合格を勝ち取った方です
詳しくは
2023年3月頃のこのコラムで
特集しましたので
生徒や保護者の皆さんは
ぜひご一読ください
ただそこで評価される力は
従来の推薦入試などとは異なります
例えば「年内入試」のひとつ
「総合型選抜」で求められるのは
◯大学で何を学びたいかという明確な意識
◯グループディスカッションをする力
◯協調性やコミュニケーション能力
◯目標を達成するためのプロセス
などです
さて それらの力を育むためのプロセスは
①経験
探究活動や行事を通じ
視野をより広げる
②内省
心が動いたことや
なぜ心が動いたのか振り返る
③展望
より深く自分を知り
よりよい生き方を考える
さらにある大学教授は
次のように語っています
「探究学習などについては
入試を意識して綺麗な結論にこだわり過ぎた取り組みは
必ずしもよい評価とはなりません
結果・成果だけではなく
何に関心があり
問題解決のためにどのように試行錯誤をし
失敗も含めてそこから何を学び
それを踏まえて大学で何をしたいかを
明確に言語化することが必要です」
いかがですか?
いま「街プロ」で取り組んでいること
そのものではありませんか?
「街プロ」は
大学入試のためにやっているものでは
決してありません
そして
高校の3年間で完結するものでもありません
「街プロ」でやったことに魅力を感じ
大学でさらに学んで深めたいと実感した生徒は
大学合格後にさらに伸びます