校長室より「おこらいえ」

未来の教室

地震から 654 日目

豪雨から 390 日目

 

被災した奥能登公立高校5校

今後どうしていくのかは

大きな課題となっています

 

県は今のところ5校全てを

存続させる方針を打ち出していますが

今後の生徒減を鑑みると

このままの形では

様々な問題があり

何らかの新たな枠組みは必要です

 

魅力ある高校にしないと

人口の流出に拍車をかけてしまいます

先日も県主導で

そのための会合が持たれました

 

今日は

魅力ある学校づくりのヒントを求め

岡山県にある

ふたつの施設を訪ねました

 

 


まずは Benesse 本社

 

 

 

 

 

 

岡山市を一望できる

ロケーションにあります

 

 

 

 

 

 

全国的な企業なので

東京に本社があるのかと

思っていました

 

創業者は元々小学校の先生

生徒手帳の制作を手がける

福武書店がそのルーツです

 

 

 

 

 

 

やがて通信添削講座を始め

進研ゼミから現在に至ります

 

社員の創造性を引き出す

オフィスシステムのあり方

 

次世代の教育が向かう方向

 

 

 

 

 

 

芸術を中心に据えて展開されています

私自身もAI時代の

授業の中心は

芸術・家庭・体育になっていくと

考えています

 


次に訪れたのが環太平洋大学

『非認知能力』の育成をコンセプトにした

キャンパスとなっています 

 

 

 

 

 

 

キャンパスのデザインは

瀬戸内海の絶景と一体となった

「地中美術館」

都市に光が差し込む

「こども本の森 中之島」

など世界中から高い評価を得ている

安藤忠雄氏

 

 

 

 

 

 

 

こちらは『Coaching Lab.』

 

 

 

 

 

 

教室をぐるっと囲むように

ガラス越しの参観席があり

模擬授業・研究授業を行い

本物の教員を育成します

 

『Learning.Lab』

 

 

 

 

 

 

最新機材を揃えたグループワーク室で

「考え抜く・伝える力」

を育成します

 

『Presentation Lab.』

 

 

 

 

 

 

語る力

人の心を動かす力の養成空間で

自分の考えをわかりやすく

大勢に伝える力を育成します

 

『Discussion Lab.』

 

 

 

 

 

 

英国議会をモチーフに

「白熱した議論をする力」

を育成します

 

『Debate Lab.』

 

 

 

 

 

 

 国連安保理をモチーフに

「徹底的に討論する力」

を育成します

 

『IPU Studio』

 

 

 

 

 

 

 テレビ局スタジオをモチーフに

「世界に発信する力」

を育成します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの施設を参考に

半島の最先端から

世界の最先端を目指せる

魅力ある高校を

能登の地に

つくりたいと妄想しています