校長室より「おこらいえ」

輪島の幼小中高を繋ぐプラットホームへ

31日目

 

本校に小学校と中学校の仮校舎を受け入れることが

正式に決まりました

 

対象の学校は

 

輪島中学校

ほとんどの生徒が家族を離れ

市外の施設に集団で移転して

授業を受けていますが

家庭の事情等で輪島に残っている

40名が対象です

 

小学校は

河井、鳳至、鴻巣、大屋、河原田、三井

の6校から180名

 

 

3階には、小さな子どもたちが集うカタリバさんが

トレーニング場や武道場には、避難をされている方が

体育館には、地域を守る自衛隊が

これまでどおりいらっしゃいます

 

まさに幼稚園からお年寄りまで

全ての方が集まる

生涯学習のプラットホームとしての

役割を担うことになります

 

体育館が使えないので

広めの部屋に卓球台を置いて

体育ができるようにしようかとか・・・

 

いろいろ考えています

 

小学校の移転の知らせを聞いた

長崎県立佐世保中央高等学校の

中島数美教頭先生からは

絵本全集を送っていただけることとなりました

 

小中高いっしょに体育をしたり

高校生による読み聞かせや

学習支援をしたり

この機会でないとできない

さまざまな教育をしかける

チャンスと考えています

 

あす

小中の校長先生方と打ち合わせをする予定です

 

いろんなアイデアを出し合って

新しい輪島を創る

未来の力を育てていきたいと思います

 

金沢方面へ二次避難をしている

1,2年生に対しては

石川県文教会館を学びの場として

活用できることとなりました

午前中は輪島高校から配信される

オンライン授業を受け

午後は金沢に詰めている

先生による授業を展開します

金沢大学の学生ボランティアによる

学習支援をしていただけるかもしれません

無料の家庭教師ですね!

 

輪島にいる生徒に対しても

授業のコマ数を増やして

より本格的な授業に近づけていきます

昼食も提供できることになりそうです

帰りにシャワーして帰ることもできます

なんだかわくわくしてきませんか?

 

先生方も智恵を出し合いながら

小中の先生とも協力しながら

よりよいものを目指して

頑張ります

 

飯田高校の校長先生から

いいものをいただきました

飯田高校もやっぱり被災して

校舎の中がひどい状態だったそうです

3階の廊下の本棚にあった赤本が崩れ

生じた亀裂からほとんど2階に落ちたんだそう

ところが1冊だけ引っかかって

落ちなかったんです

それがこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ちない赤本!」

受験生のみんな

縁起がいいから

待ち受けにするんだ!

僕は明日、昨日のきみと・・・

30日目

 

このコラムの冒頭の「〇日目」というカウント

これ実はある映画のオマージュです

その映画は

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

福士蒼汰さん演ずる美大生、高寿(たかとし)と

小松菜奈さん演ずる秘密を抱えた愛美(えみ)の恋物語

 

ストーリーが進み愛美の秘密が明らかになると

それまで時折見せていた彼女の涙の意味に気づき

何ともいえない切ない気持ちがこみ上げます

 

通常、映画の冒頭にあるタイトルバックが

開始1時間後

ちょうど折り返しのあたりにあるのも

とっても意味深

 

二度観がお薦めです

二度目は愛美に感情移入してみてください

時が遡り

涙腺崩壊必至です

 

単なる恋愛映画に終わらず

今まで出逢ってきた人たちと過ごしてきた

全ての瞬間が愛おしく感じる

そんな映画です

 

自分がこの映画を見たのは

一番下の娘が高校を卒業する直前のことでした

大学を出て就職して結婚して

もうこの家で暮らすことはおそらくない

やがて再び妻とふたりだけの生活に戻っていく

巣立って行く娘にこれまで何をしてあげられたのか

そして限られた時間の中で何をしてあげられるのか

残された時間が

なんだかとても大切なものに

感じられたことを思い出します

 

大切な人と過ごした時間は

いつまでも色褪せることなく

心の中で輝き続けます

卒業生のみなさんは高校生活の中で

いくつの輝きに出会えたのでしょうか

これまで

あなたがそこにいるだけで

ご家族の心の輝きであったことは

まちがいありません

 

そしてこれから先、

いくつの新しい出会いが待っているのでしょうか

自分自身が誰かの未来になれるよう

目の前の人との一瞬一瞬を大切にして

「今」を感じながら歩んでいってください。

 

こんなことを

昨年の卒業式で

生徒と保護者に

お伝えしました

 

今回の震災で

「大切な誰か」を

失ってしまった方も

いらっしゃいます

 

なんて声をかけていいのかも

わかりません

 

映画のカウントは

30日目で終わりますが

我々のカウントは

まだまだ続きます

「燃える男」の思い出

29日目

 

輪島市の「災害ゴミ」の回収が始まります

「災」と貼り紙をして

建物の前にまとめて置いとくのだそうです

 

「災」といえば

昔、野球部にいた元気な選手のことを思い出します

その選手は帽子のつばの裏に

「災」と大きな字で書いていました

どういう意味か尋ねると

「俺は燃える男なんで、『ほのお』っす!」

野球の練習もいいけど

漢字の勉強もせえと・・・

東京でホストやってるって聞いたけど

今頃どうしてるかな?

 

避難所では

この後輪島高校を小中学校としても

利用するため

避難民の方に避難所の移動をお願いしています

多い時で500人いた避難民の方が

今では103人に減りました

コロナ等感染者の方も2名となりました

 

生徒の転学も徐々に進んでいます

ある報道によると

今回の被災によって

現時点で輪島市民の36%が

金沢近辺に変わっていったと

試算されています

 

現在他校への転学が決まった生徒4名

他校からの返事待ちの生徒13名です

うち他校との条件が合わず

転学先の再考を迫られている生徒が

2名います

高校の転学は

やはりハードルが高いようです

 

今後の学校行事についても

検討をしなければなりません

 

直近のことについて言えば

卒業式です

 

体育館は現在自衛隊の駐屯地となっていて

使用することができません

仮に3月までに自衛隊が出られたとしても

体育館の床が傾いてしまっていて

危険でみなさんを入れるわけにはいきません

 

輪島市文化会館大ホールは

現在物資置き場となっていて

3月に使用できる保証がありません

 

そこで

金沢市の音楽堂で行うこととしました

すでに金沢の方へ変わってしまった卒業生が多く

かえってその方が集まりやすいと判断しました

 

音楽堂なら金沢駅の近くでアクセスもよく

思い出に残るものとなるのではないでしょうか

 

輪島からはバスを貸し切ります

卒業生は無料

ご家族の方は有料となります

日程は3月1日(金)

13:30開式の予定です

後ほどバス利用の希望をとりますので

ご計画に入れておいてください

避難所の男の連隊勤務、月月火水木金金

28日目

 

週に一度

二次避難している妻と両親のいる内灘へ

洗濯と風呂のため通っています

 

日中は車が混むため

夜明け前に出発して学校へ帰ります

 

朝早いと冷え込みが厳しく

フロントガラスが凍て付いています

お湯をかけてもすぐに凍ってしまうので

北陸ならではの生活の知恵です

ナイロン袋にお湯を入れて

フロントガラスを撫でるのです

そうすると再凍結させずに

しかもわずかなお湯で

氷を融かすことができます

 

 

 

 

 

 

 

地震の爪痕を眺めながら

慎重に車を走らせます 

 

のと里山海道は

ところどころ崩落していて

残されたガードレールのワイヤーが

なんだか墓標のようです

 

 

 

 

 

 

 

崩れた山肌を見ると

人間が地球を守ろうだなんて

そもそもとんでもない思い上がりで

偉大な地球の上で

単に生かされているだけの存在なのだと

実感します

立ち昇る霧に吸い込まれそうな

神々しさを感じます

 

 

 

 

 

 

 

学校に着くと

今日は簿記の検定です

本校にはビジネスコースがあって

実社会に出て即戦力として

活躍できる人材の育成を目指して

さまざまな資格取得に取り組んでいます

今日は4名の生徒が受検しました

 

 

 

 

 

 

 

おや?きちんと制服を着ている生徒が

なんでもお母さんが

とりあえず制服を持って

逃げてくださったのだとか

お母さんの愛情を感じて

なんともいえないせつなさを感じます

 

 

 

 

 

 

 

大阪大学から支援の方がみえました

避難所の視察を終え

必要な支援を考えてくださいます

 

 

 

 

 

 

避難所にどんなボランティアが必要か?

この問いには即答はできません

状況は日に日に変化しますし

突然にマンパワーが必要になることが

しょっちゅうです

前もって

「こんなボランティアをする!」

万全の準備をして来てくださっても

案外、的外れであったりもします

 

何かあった時のために

そこにいてくださるだけの

ボランティアがあります

「待つのも仕事」です

 

今日はスーパーの移動販売が

来てくださいました

避難民の方が楽しみに

玄関まで来られたのですが

テレビカメラがいるのを見て

「やっぱりやめた」

と帰っていく方がほとんどでした

 

映さないでくれと

自分がしっかり断るべきでした

ごめんなさい

 

避難所には

こんなかわいいメッセージボードが

 

 

 

 

 

 

これならつらい避難所生活も

ちょっぴり楽しく過ごせそうですね

 

最後に防災の知恵です

タンスや棚の上部に

隙間にピッタリ

カラーボックスを置きます

固定しなくてもOKです

今回、グランドピアノが裏返るような

震度7でもびくともしなかったので

実証済み、おすすめです

 

選抜出場おめでとう

27日目

 

金沢のホテルで勉強している

3年生を訪ねました

落ち着いた環境で勉強しています

 

 

 

 

 

 

金沢西高校のお昼休みには

あったかいうどんも

提供していただけるのだとか

 

 

 

 

 

 

 

春の選抜に

輪島市に校舎を構える

日本航空高校石川が選ばれました

おめでとうございます

被災地にとって

大きな希望の光です

 

日本航空高校石川野球部が

創部されたのは2003年

同年初めて公式戦を戦った相手は

当時私が部長を務めていた

町野高校でした

 

その年町野高校は閉校が決まっていて

町野高校野球部の最後の年でした

輪島市に新しくできた学校の

最初の相手が

その年に輪島市から消えてなくなる学校

何か因縁めいたものを感じたものです

 

町野高校は

春の選抜に「21世紀枠」が導入された最初の年に

全国9校の最終候補まで選ばれ

多くの記者に囲まれる中

校長室で選抜報告の電話を

ひたすら待つも

結局かかってこなかったという

さみしい思い出があります

 

ですので今回出場決定の報告を受けた

日本航空高校石川さんの喜びを

自分のことのように嬉しく思います

甲子園ではみんなを元気づける

はつらつとしたプレイを

見せてくれると思います

 

石川県からはもう一校

星稜高校も選ばれました

 

選ばれた瞬間

歓声はあげず

黙祷を捧げてくださったそうです

 

王貞治選手の現役時代の逸話を

思い出しました

王選手は

ホームランを打っても

決してバンザイやガッツポーズは

なさらなかった

それは打たれた相手投手への

最大限の敬意なんだそうです

唯一バンザイをしたのが

ハンク・アーロン選手の世界記録を超えた

通算756号を放ったときだけ

 

野球という競技は

日本人にとって単なるスポーツではなく

他の人への礼儀を重んじる

「道」なんだなと思います

 

そういった意味でも

素晴らしい選手を多く輩出している

星稜高校野球部に

あらためて敬意を表したいと思います

 

星稜高校といえば

数々の名勝負を残していますが

そのうちのひとつに

2014年夏

決勝戦で9回に8点差をひっくり返して

甲子園出場を決めた

神がかったゲームがあります

大逆転の口火を切った最終回の先頭打者

主将の村中選手は現在

今回同じく被災をした輪島市の門前高校で

野球部を率いています

 

当時の星稜高校のモットーであった「必笑」で

この苦境の中

生徒に元気を与え続けていることと思います

 

輪島市からうちも加えて3校

夏の大会で大暴れします

西陵高校さんありがとう

26日目

 

3日ぶりに授業です

午前中に2時間

対面とオンラインのハイブリッドで

行いました

 

体育では山下友子先生がヨガを・・・

避難所生活が長引き

腕があがらなくなっていた生徒がいて

50代の先生から

「私とおんなじだね」

とからかわれながら・・・

でも授業の終わりには

ちゃんと上がるようになっていました

 

 

 

 

 

 

 

嬉しいお知らせもひとつ

名古屋の西陵高校の生徒さんから

励ましの贈り物をいただきました

 

 

 

 

 

2年5組の生徒さんが

集めてくださったもののようで 

衣料やコスメ、小物などを

送ってくださいました

 

 

 

 

 

 

「マフラーあったかい」

「リップめっちゃ欲しかってん!」

みんな大喜びで持って帰りました

 

 

 

 

 

 

絵本もたくさんいただいて

こちらは学校内に設置されている

子ども向け施設「カタリバ」

の方に置かせていただきました

 

 

 

 

 

 

闇があるから光がある

そして闇から出てきた人こそ

ほんとうに光のありがたさがわかる

 

つらいことがあっても

私は負けなかった

いつかはこの状況から

抜け出せる日が来ると

信じていたから

 

一時的に悪そうに見えても

あわてることはない

すこしばかり悪いことが続いても

あきらめてはいけない

夜明け前が一番暗い

そうすこしすれば夜は明ける

もう

幸せの芽が

出はじめている

 

そんな心強いメッセージも

いただきました

 

西陵高校のみなさん

本当にありがとう

今日も一歩ずつ

25日目

 

大雪が予測されたため

昨日に引き続き生徒の登校は取りやめです

 

できることから一歩ずつ

歩みを止めずに前進しています

 

避難所のシャワーがいよいよ使えます

発災以来頭を洗っていない方がほとんどです

先日新聞に

受刑者にリンスの差し入れが認められるようになった

という記事が載っていましたが

我々はある意味

受刑者以下の生活を強いられているのだなと

複雑な気持ちに…

25日ぶりに綺麗になった方からは

「本当にありがたい」

小さな幸せを噛み締めていました

 

 

 

 

 

 

 

輪島高校では現在、

高校の再開を目指すと同時に

校舎を小中学校の仮校舎として

活用する準備も進めています

カタリバさんも含め

幼小中高連携した学びの場を

提供できそうです

小中学生が安全に通れるように

玄関の段差を修繕しました

 

 

 

 

 

 

 

現在、輪島市では郵便が止まっていて

学校宛の郵便物は届きません

が、郵便物は郵便局で止まっているだけで

取りに行けば受け取ることができる

ということを今日知りました

というわけで早速郵便局へ

すると、とっくに届いているはずだった

うれしいお便りをいくつか見つけました

 

まずは金沢大学附属高等学校の生徒会長さんより

何か援助をしたいけど…という申し入れ

うちの学校の生徒会長に伝えますね

本当にありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

続いては東京で教員をされている毛利泉先生より

地震避けステッカーの贈り物

寄席文字橘右之吉師匠の筆によるものです

実はすでにメールでもいただいていて

避難所に貼ってあります

どうもありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

発災当時から大きな力を発揮している携帯キャリア

被災者の大きな心の支えとなると同時に

DMATや自衛隊と連携して復旧活動に

大きな力を発揮しています

docomo、KDDI、ソフトバンクや楽天モバイル

多くの移動基地局を

集中させてくださっています

今回の能登半島は陸の孤島化しているので

船上基地局も投入されているようです

沿岸から輪島の電波を確保してくれています

本校の中庭にもDMAT専用のアンテナが

 

 

 

 

 

 

 

現在、金沢大学の一部をお借りして

能登地区の5校から

金沢地区へ二次避難している

高校生が学ぶことのできる

場所を作る準備を進めています

大学生の学習支援ボランティアも

多数参加してくれそうです

また、その際、

金沢大学までの交通費も

支援されることが決まりましrた

転学や他の高校で学ぶという選択肢も

お示しましたが

実際かなりハードルが高く

このシステムを利用するのが

最適であるとお勧めします

 

現時点で転学が決まった生徒は4名です

一日中何やってんだか?

24日目

 

昔から

ものをどこかにおき忘れることが得意で

1日の勤務時間のうち2割くらいは

あれどこやった?

これどこに置いた?

などとものを探す時間に充てていました

 

震災後その時間が肌感覚で4割くらいに

増えている気がします

一日中何やってんだか?

って感じです

 

普段からの

使ったものは元に戻す

という習慣が大切だなと実感

 

いろんな取材の方から

「あれはいつでしたか?」

と尋ねられることが多いのですが

確かブログに書いたな…

ってこのコラムを見直すことも

生徒に情報を…という気持ちで

始めたこのブログ

意外なところで役に立ってます

 

日記って大事だなってこれも実感

 

今朝は雪が積もりました

大雪が予測されていたので

生徒の登校はなしにしました

 

教務主任の橋場先生が早々と出勤

七尾からの遠距離通勤です

途中、輪島に入る直前で

10cmほどの積雪があったそうですが

それ以外は除雪されていて

車は比較的順調に流れています

ただしアイスバーンにはお気をつけください

道路情報をお伝えしました

 

今日は輪島市の教育長さんが

避難民のみなさんへご挨拶に見えました

 

この後、2月から3月にかけて

輪島高校の教室を市内の小中学校として

活用する計画です

現在市内の小中学校は

避難所になっており

校舎として使用できません

また、中学生は白山ろく少年自然の家に

集団で移動してそこで学校を開いていますが

そこに参加できず

輪島に残っている中学生もいます

その子たちのために

輪島高校を小中学校の仮校舎として活用します

 

現在輪島高校に避難している方は

最初市役所に避難していたけど

役場としての機能を再開するため

ここに移動をお願いした方々で

再三の移動のお願いになるわけですが

子供達の学ぶ場所の確保のために

ご理解ご協力をお願いします  

俄然、盛り上がってきました

23日目

 

何でもかんでも気の持ちようで

昔から

寒い時には「涼しい!」

暑い時には「あったかい!」

忙しくなってきたら

「盛り上がってきた!」

と言うようにしています

 

ここ数日、俄然盛り上がってきました

 

文科省から保護者あてに

「転学に関するリーフレット」が

公開されました

(本校ではメール配信しました)

「転学」

「籍を置いたまま他校で学習」

このことについて柔軟に対応するよう

文科省から全国の学校に

伝えていただきました

 

ただ、このことについて

小中学校に比べ高校間の転学には

高いハードルがあることを忘れてはいけません

「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」

と言われますが

今回に限って言えば

くぐると「未履修問題」という罠が待っています

 

せっかく転校してきたのに…

科目の組み合わせにより

どうがんばっても

卒業に必要な単位が揃わない

という可能性があるということです

つまり

好きな学校に

行けるわけではないということ

 

また「籍を置いたまま他校で学習」するパターンは

いつでも自分の都合のいい日に

輪島高校に戻ることができるわけではない

ということもぜひ頭の片隅に…

 

今は午後10時

ついさっきまで事務員の浦美穂さんが

残ってお仕事をされていました

責任感の強い彼女もやっぱり被災者です

住む場所を無くした彼女は

ずっと車中泊をしています

中学生のお子さんは集団で

白山ろく少年自然の家へ

小学生のお子さんは

単身小松市内の小学校へ

心細くて「行きたくない」って

泣いているのだとか

なんか心が張り裂けそうになります

でもきっとだいじょうぶ

お母さん見守ってるよ

 

強く大きく成長できるできると思います

 

金沢方面へ二次避難している生徒が学ぶ場所として

金沢大学をお借りすることができそうです

準備ができ次第ご案内します

生徒のみなさんへ大切なお知らせ

22日目

 

大学入試共通テストを終えた3年生は

個別記述(二次試験)に向けて

金沢市内の高校の一室をお借りして

学習に励んでいます

受け入れてくださった

高校の関係者の皆さん

ほんとうにありがとうございます

 

 

 

 

 

 

また、土日には

金沢市内のホテルの一室を借りて

同様に学習部屋としています

県教育委員会の

全面的なバックアップを受けています

ありがとうございます

 

学校では少しずつ授業を組んでいます

23日(火)の予定は

1年生…1限 化学基礎、2限 数学

2年生…1限 生物&物理、2限 化学

です

積雪が見込まれるので

始業を遅らせて2時間だけの対応です

気をつけて登校してください

 

オンラインでの配信も

徐々に増やしていきますので

Chromebookをまだ取りに来ていない人は

学校までとりに来てください

 

金沢方面に二次避難をしている12年生

学習する場所の確保ができそうです

しばらくお待ちください

 

羽咋方面に二次避難している人は

羽咋高校の授業に入って

勉強することも可能です

希望する方はご相談ください

 

一人ひとりが

事情に応じて学ぶことのできる環境を

何とか整えて行きたいと考えます

要望やアイデアがあれば

ぜひおっしゃってください

100%希望に添うことはできませんが

①他の高校へ転学する

②輪島高校に籍を置いたまま他高校で学ぶ

などのシチュエーションが考えられます

準優勝盾が語るもの

 21日目

 

避難所開設の頃の話です

準備に来ていた市の職員のひとりが

玄関を入ったところにあった

中のトロフィーたちが無惨に崩れ落ちた

表彰ケースをじっと見つめていました

 

 

 

 

 

 

ポツリとひとこと「俺たちの盾が…」

彼の名は浅井朱文(旧姓)

古くからの高校野球ファンなら

輪島高校の投手として

聞いたことのある名前かも

 

棚の中には輪島高校の

輝かしい部活動の歴史が

飾ってありました

 

その中でひときわ輝く

ふたつの準入賞盾

 

それは本校の100年の歴史の中で

かつて二度

甲子園へあと一歩と迫った証です

 

 

 

 

 

 

盾に描かれている図柄は

スクイズをウエストするシーン

打者と捕手が必死にボールに

飛びついているシーンです

 

あれ?

何か違和感持ちませんか?

スクイズ外す時って

捕手は投球と同時に

立ち上がりますよね

 

なのに打者と一緒に

飛びつくなんて…

 

これはサインプレーではなくて

三塁走者がスタートを切ったのを見て

投手が咄嗟の判断でウエストした

高度なプレイを描いたものでしょう

江夏の「奇跡の21球」を彷彿とさせます

よほどバッテリー間に信頼がないと

できないプレーです

 

よく見ると

背景には

でっかいキャッチャーミットが

描かれています

「どんな球でも俺が止めてやる!」

心の叫びが聞こえるようです

 

浅井投手は

この盾を手にした当時の

中心選手です

 

その時決勝戦で戦ったのは

箕島高校と延長18回の死闘を繰り広げた

あの星稜高校でした

 

「全国制覇した箕島が日本一

 それに惜しくも敗れた星稜が2番目

 俺たちは日本で3番目に強いチームだ」

と何とも都合のいい理屈を展開していました

 

この根拠のない自信こそ

輪島の人間の強さです!

きっと立ち上がります!

 

少し落ち着いてきたので

来週棚の中を整理しようと

思います

 

浅井選手らの思いを繋ぐ

現在のチームも

「できることから練習を開始します!」

先週、冨水諒一監督から

報告を受けました

 

男子バレーボール部も

できることから活動開始です

体育館は自衛隊の基地となっていて

いや、そもそも床が斜めに傾き

使用することができないので

 

20日(土)は翠星高校さんで

合同練習をさせていただきました

わざわざ輪島高校の控え室まで

準備してくださり感謝感謝です

感無量だと語る生徒も…

翠星高校の先生方や生徒の

温かさに触れた1日でした

 

 

 

 

 

 

21日(日)は星稜高校さんと

星稜高校の先生は

「今は大変だと思いますが

 一人ひとりが自分のできることを考え

 一生懸命にやっていきましょう」

 とおっしゃってくださいました

 

 

 

 

 

 

 

また、今日は

金沢方面へ二時避難している生徒たちに

ひとり一台パソコンを配りました

この後オンライン授業の際に使用します 

現場からお伝えします

20日目 土曜日

本来ならば学校は休みなので

朝から少し余裕があります

避難所をうろちょろしてみました

 

朝早くから

トイレ掃除をしてくださっている方が…

お名前をお聞きしたのですが

「みんなやってることなので…」と

ほんとうにあリがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

輪島高校避難所には

ペット同伴の方の部屋を

1室設けています

ペットも大切な家族

気兼ねすることなく

過ごしてもらっています

 

 

 

 

 

 

 

生徒たちが学校に置いて行って

被災した辞書やひざ掛けなど

まとめて置いてあります

いつでも取りに来てね

持ち主が迎えに来てくれるのを

待っています

 

 

 

 

 

 

 

こんなにグチャグチャだった図書室も

 

 

 

 

 

 

このとおり

 

 

 

 

 

 

先生方が1週間かけて

もとどおおりにしてくださいました

 

トレーニング場には

プライバシー保護のための

間仕切りが入りました

まだ入っていない避難場もありますが

市は各避難場の事情に合わせて

順番に進めています

これをご覧になって

「なぜ輪島高校だけ!」

と苦情を言うのはおやめください

例えば他の避難場にあって

輪島高校にないものもあります

それぞれの避難民が

思いやりの心を持って

過ごしていただければと思います

「俺は被災者だぞ!」

と市の職員に食ってかかる人を見ました

市の職員だって被災者です

 

 

 

 

 

 

 

ゴミの分別も進んでいます

避難民の方々が

みんなで助け合いながら

ルールも自分たちで決めて

綺麗な環境を保っています

 

 

 

 

 

 

 

大切な連絡は

ホワイトボードで取り合っています

 

 

 

 

 

 

 

開所当時は2ヶ所しかなく

除染作業に追われていた

仮設トイレも今ではこんなに

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちが集える

ティーンズラボさんも

素敵なスペースになりました

 

 

 

 

 

  

今日は年に3回の特別な日

1月19日

19 × 19 = 361 ≒ 366

つまり1/19(1月19日)今日をもって

1年の1/19(19分の1)が過ぎたことになります

1年のうちこんな日は他にも2つあるそうです

 

これまでの日々をあと18回繰り返すと

新しい年を迎えるんですね

なんだか短いような長いような

 

その日その日の暮らしも

それはそれでいいもんです

人の温かい気持ちに触れることが

多くなりました

 

今日は生徒が登校して2日目

3時間授業を行いました

 

1時間目は

 

2年生は松本昭子先生の国語

松本先生は文部科学省から認められた優秀教員で

新しい時代への教育について日頃深く研究されており

本校の探究学習の中心的役割を担っています

今日は語彙力アップのための教材を準備してくれました

 

 

 

 

 

 

 

1年生は校長自身の化学

大学入学共通テストの問題に挑戦です

宇宙ステーション内の

酸素供給システムに関する問題で

今回避難所に設置された

循環式手洗い機と絡めて説明しました

 

2時間目は

 

12年生合同で矢田勇先生の防災教育

矢田先生は

本校のお笑い担当の先生で

学校から帰る時には

「お疲れさま」というと

ホントに疲れた気がしてイヤだということで

「お元気さまー!」と言って帰っていきます

今回いろんな方に助けられたけど

今度助ける側にまわったら

どんなことが喜ばれるか考えよう

というテーマでした

NHKから取材のカメラが入っていましたが

「紅白歌合戦」をイジったりして

取材クルーも苦笑いでした

 

 

 

 

 

 

 

3時間目は

 

やはり12年生合同で

奥野拓海先生による「やる気アップ法」

こんなときだからこそ

未来を見据えて歩いていこうというテーマです

生徒からは「なんだかワクワクしてきた!」

奥野先生からは

「学校に出て来れていないみんなも前を向いて行こう!」

との力強いメッセージが

 

来週からは徐々に時間割も組んで行きますね

オンライン授業も計画していきます

学校にChromebookを置いている人は

取りに来てください

携帯画面ではやりにくいですよ

金沢地区に避難している人には

今度の日曜日に届けます

詳しくはClassroomでお知らせしたので見てね

久しぶり!どうしてた?

18日目

 

生徒の登校を再開しました

最後に会ったのは12月28日かな

みんなで豚汁食べたよね

 

 

 

 

 

 

ティーンズラボで

クリスマスパーティーもしたっけ

 

 

 

 

 

 

いろんな話が飛び交います

 

今日登校できたのは26名

およそ1割の生徒たちです

ほとんどの生徒が

すでに市外へ二次避難をしています

久しぶりの再会に

「おまえ老けたなあ」

 

 

 

 

 

 

 

前回ドラム缶風呂でお世話になった

「にちにち好日」さんが

再会のお祝いのお菓子を

差し入れしてくださいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

避難所にもひとつうれしいお知らせが

岩手県の北良株式会社さんが

循環式のシャワーを設置してくださいました

避難所の衛生環境が気になります

とっても助かります

 

 

 

 

 

 

場所は生徒玄関

昨日先生方が倒れたロッカーを

一気に片付けてくださいました

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか教員同士の絆が

一層強くなったような気が

 

いろんなタイプの先生がいます

 

0を1にするのが得意な人

1を99にするのが得意な人

99を100にするのが得意な人

100を0にするのが好きな人

 

鳴かぬななら…

 鳴くまで待とうホトトギス

 鳴かんでいいよホトトギス

 鳴くのと変えようホトトギス

 自分で鳴くわホーホケキョ

 

石橋を叩いて渡る人

石橋を叩いても渡らない人

石橋を叩き過ぎて壊す人

石橋をわざと壊して造る人

そもそも石橋に気づかず泳ぎ出す人

 

いろんな先生がいて

いろんな意見を出し合いながら

一歩一歩前へ進んでいます

 

被災した実家で勉強し続けている

ひとりの受験生が

教材をとりに学校へ来ました

受験校も絞れたのか

赤本も持っていきました

まだ電気が復旧していないんだそうです

まさに蛍の光窓の雪

 

蛍捕まえるだけで大変やろ

そんな暇あったら勉強せえ

といろいろつっこむ人もいますが

実は「蛍雪」の言葉の生まれた

中国のある地方の蛍は

日本の蛍の200倍の明るさがあって

10匹ほどで充分勉強できる明るさが得られるとか

空飛ぶ仙人がいるという地方の話なので

どこまで本当なんだか

ふたつの大切

17日目

 

避難生活が始まって以来

ずっと心がけていることがふたつあって

 

ひとつめは挨拶

震災前はずっと毎朝校門で

生徒に挨拶するのが日課でした

素敵な笑顔で返してくれる子

ブスっとニコリともしない子

親とケンカでもしたのかな?

と思いを馳せたり

 

避難所は最初の頃

みなさんギスギスした雰囲気で

疲れ切っているのもあるのでしょうが…

これではいけないと思い

挨拶をしまくることにしました

じいじ、ばあば、自衛隊、犬

とにかく、おはようございます

 

今では

声をかけていただくことの方が

多くなりました

 

そしてふたつめは

「はきものをそろえる」

曹洞宗永平寺の道玄禅師の教えです

 

はきものをそろえると、心もそろう

心がそろうと、はきものがそろう

ぬぐときにそろえておくと

はくときに心がみだれない

だれかがみだしておいたら

だまってそろえておいてあげよう

そうすればきっと

世の中の人の心もそろうでしょう

 

今では避難民の方一人ひとりの

心もそろって

こんな感じです

 

 

 

 

 

 

 

今日の感染状況

コロナ6

インフル4

胃腸炎2

もうすぐ学校に来れるよ!

16日目の朝です

 

金沢方面へ避難している生徒のため

金沢地区の高校が施設の一部の使用を認め

生徒の学習に活用させてくださっています

 

本来の生徒さんのご指導がおありなのに

本当にありがとうございます

生徒のみなさんにもご迷惑をおかけします

ごめんなさい

 

本校教員も何人かそちらの方に勤務しています

今日は、その先生から便りが届きました

 

平野校長先生へ

生徒らが割り当ての教室に入った折

自分の学校の教員の顔を見て安堵する表情に

涙が出そうになりました

こちらでは他校の先生方も

指導に加わると言ってくれています

  

 

 

 

 

 

 

スクールカウンセラーの浅井好先生に

ひとりひとりお話を聞いていただきました

 【生徒A】

 地震が怖かった 今でも怖くて家に入れない

 玄関から先へは一歩も動けない

 将来は患者の心に寄り添える看護師になりたい

【生徒B】

 トンネルの中で揺れ始めた

 何とか車で脱出できたが

 大きな岩がゴロゴロ落ちてきて怖かった

 でも負けない 国語の教師になりたい

【生徒C】

 「なんで自分たちだけ?」最初はそう思った

 でも今は違う!立ち直った!

 高校の教師になりたい

【生徒D】

 自分は大丈夫!でも町が心配

 もとどおりになるのかな?

【生徒E】

 母が「まあいいか」の気持ちを

 繰り返し教えてくれた

【生徒F】

 せっかく生きているんだから

 人の役に立ちたい

 大学卒業したら世界中を廻る!

【生徒G】

 うちはなくなった

 でもその分薬剤師への思いが強くなった

 奨学金借りてでも絶対やる!自分で返す!

 

前向きで力強い言葉が続きます

 

でも

 

震災直後はどの子も「いい子」になるのだそうです

でもそれは決して

本当の気持ちではないのかもしれない

 

地震や火事そのものへの恐怖

家族が離ればなれになることへの不安

大切なものを失ったさみしさ

 

そのサインを見落とさず

しっかりと寄り添う必要があります

 

そしてこの前向きな言葉たちが

本当の強さになりますように

 

今,1月18日(木)から登校できるように

準備を進めています

 

 

 

 

 

 

こんなにぼろぼろだった部屋も

ほらこのとおり

 

 

 

 

 

 

先生方、頑張ったよ

 

学校の再開ではありませんので

無理に登校する必要はありません

欠席にはなりません

 

日 時:1月18日(木)9:00~12:00

    9時~10時の間に来て下さい

場 所:3年生の棟

    避難者と動線を分けています

入 口:ゴミステーション側のドア

    内履き※に履き替えます

    (※石川県では上履きのことを内履きといいます)

    スリッパを用意しますが

    内履きを持ってきてもかまいません

服 装:制服でなくてもかまいません

持ち物:初日は筆記用具があれば大丈夫

設 備:エアコン・ストーブがあります

    水洗トイレが使用可能です

内 容:初日は友達と話ししたり

    授業の準備をしましょう 

 

本日の感染状況

コロナ4

インフル5

腸炎2

 

今日は炊き出しのパキスタン人に

ウルドゥー語の「おはよう」を習いました

アッサラーモ アレークン

輪島高校と「まれ」

15日目を迎えます

 

3年生受験組はホテルで自己採点

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日も多くの方々の支援をいただいています

 

認定NPO法人カタリバさんと

NPO法人じっくらあとさんが

音楽室に「みんなの子ども部屋」を

設置してくださいました

ゲームやピアノ、勉強部屋もあり

自由に過ごせる子どもの居場所です

 

 

 

 

 

 

 

以前、炊き出しをしてくださった

にちにち好日さんが

今日は入浴支援に来てくださいました

ドラム缶を用いた薪の風呂です

避難されている方は発災以来

お風呂に入っていません

涙を流して喜んでくださる方も

 

 

 

 

 

 

 

大阪大学のProject INPACT さんは

女性トイレにサニタリーセットを

設置してくださいました

5年前に「5年後の自分に宛てた手紙」

プロジェクトでお世話になった

吉川教授とゆかりのあるみなさんです

実はうちの娘も

そのプロジェクトに参加しており

先日届いた

「5年前の自分からの手紙に」

こんなこと考えてたんだーと

感慨深げでした

 

 

 

 

 

 

 

昨日紹介したオーストラリア帰りの中村くんが

お前も来いと友人に声をかけて

ボランティアの輪を広げています

来てくれたのは元々同級生の田中琉惟くん

昨年度、本校で企画した海外研修で

フランスへ渡り片言のフランス語を学んだ

自称パリジャンです

なんとも国際的なコンビですが

やっていることはコテコテの日本人です

 

 

 

 

 

 

 

それから今日はNHKのニュースに

出させていただきました

ディレクターは

輪島高校もその舞台となっていた

土屋太鳳さんの朝ドラ「まれ」の

製作にも携わっていた方でした

今回焼け野原となった朝市通りの中に

かつて「まれ」記念館はありました

今回訪ねてみると

モニュメントだけ焼けずに残っていました

誰かがお供えしたお菓子が

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍による学校閉鎖が終わり

登校が再開した時の生徒の笑顔が

忘れられません

なんやかんや言っても

やっぱり学校が大好きなんです

だからとにかく学校に来てもらいたい

もうすぐ登校を開始します

何人集まるかわからないし

教科書のない生徒もたくさん

でもその中で何ができるか

先生方は精一杯頑張ります

「丁寧に」

「みんな揃って」

「絶対間違いなく」

がこれまでの教育だとしたら

「ポイントを絞り」

「できることから」

「とにかく走り出す」

がこれからの教育だと思うのです

 

ニュースではそんなこと話しました

 

本日の感染状況

コロナ6

インフル4

腸炎1

戦線復帰!

14日目の朝です

一昨日

大学入学共通テスト応援のため

自分も金沢に出向きました

 

ところが到着した途端に発熱

ここ40年ほど

二日酔い以外の病気をしたことのないくらい

健康には自信があったのですが…

疲れと、風呂に入れたという安堵でしょうか?

 

明くる朝、検査の結果

コロナとインフルともに陰性

確認してから試験場で激励

今朝早くに学校へ向かいました

 

水道をひねれば水が出る

風呂も入れて洗濯もできる

緊急車両以外の車でも

ガソリンを入れてもらえる

そんなひとときの夢のような生活を離れ

学校に戻ります

 

渋滞を避けようと朝4時に出たのですが

七尾〜穴水間は長蛇の列です

 

 

 

 

 

 

車窓には富山湾越しに立山連峰

年に数回だけ限られた時間にしか見られない

神々しい姿に力づけられます

 

 

 

 

 

 

途中の山々には凄まじい傷跡

崩れ落ちた山肌に

うっすら雪化粧です

 

 

 

 

 

 

学校に着くなり

文科省からの建物の安全検査に同席です

一部の建物の安全が確認されました

これから授業再開に向けての

スケジュール調整に入ります

生徒のみなさん

保護者のみなさん

今しばらくお待ちください

 

生徒の安否は

全員確認されたことになっていましたが

実はもうひとり

確認されていない生徒がいました

彼の名は中村輝人くん

ワーキングホリデーを活用して

オーストラリアに渡っていた生徒です

 

オーストラリアに行ったっきり

連絡方法がわからなかったのと

まさかオーストラリアまで

地震の影響はないだろうということで

安否確認はしなかったのですが

輪島高校の避難所で支援活動している姿を

ひょっこり見かけました

 

彼は学ぶことが大好きだったのですが

世の中の動きのスピードに対して

緩やかすぎる日本の教育に疑問を感じ

日本の教育を変えると意気込んで

単身オーストラリアに渡ったのでした

 

オーストラリアに渡ってからは

いろんな仕事を経験したそうです

周りに韓国の友達がたくさんできたことで

英語よりも韓国語がペラペラになっていました

 

今回、故郷の震災のことを知り

とりあえず飛行機を乗り継ぎ

自分にもできることがあると

帰って来たそうです

 

彼も被災地に着いた途端に

疲れと安堵で行き倒れ

救急車で緊急搬送されたそうです

病院で元気を取り戻した後は

とっとと歩いて帰ってくださいと…

なんとも人騒がせな帰国劇でしたが

バイタリティーあふれる行動力

頼もしい限りです

街には学びの種がいっぱい

13日目の朝

いよいよ共通テスト本番です

本来12年生も学校で

模擬試験を受ける予定でしたが

それは叶いません

 

共通テスト会場で憩いのひととき

2名軽い体調不良を訴えている他は

いたって元気です

 

 

 

 

 

 

支援の文房具も続々

鉛筆、消しゴム、鉛筆削りはもちろん

時計やコンタクト洗浄液まで

昔、能登で勤務されていた

先生方が届けてくださいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな時でも学びを止めるな

このブログの大きなテーマのひとつです

こんな時だからこそ見える

学びの種がたくさんあります

 

自分も含め被害に遭った者から見ると

この非常事態に何を不謹慎な

と目に映るかもしれません

でも、次に同じようなことが起こった時のために

研究を残すということは重要です

 

まずは津波

今回の地震で5mの津波が観測されました

ところが到達した津波は1m

予想の外れ?

いえいえ

この差の4mの秘密は地面の隆起にあるのでは?

もしこの隆起がなければ

あるいは津波によって

さらに被害が広がっていたのかも

あくまで自分の仮説です

 https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2401/12/news121.html

  

次なる疑問?

街を歩くと道路に

マンホールが 飛び出ているのです

地面が隆起したにしても

なぜマンホールだけ?

地震になっても

飛び出ないマンホールが開発できれば

道路の復興が容易に進み

支援物資も迅速に運べるのに…

調べてみるとすでに先行研究がありました

https://www.gucenter.co.jp/_userdata/guvol5.pdf

 

疑問の目で

あらゆるものを

見つめてみることが

学びの種です

 

こんな時だからこそ

視点を広く

明日に備えて

いよいよ明日に迫った共通テスト

現地集合の生徒を除いた12名

朝早くから登校し

みんなで寄り添って直前の勉強会

 

 

 

 

 

 

その後出発式をしました

震災で文房具をなくした生徒らに

瓦礫の下から集めた

なけなしの文房具をプレゼント

 

歌いたがり校長は

今日も下手な歌で元気づけです

「負けないこと

 投げ出さないこと

 逃げ出さないこと

 信じ抜くこと」

 

共通テスト前には

毎年決まって同じ話をしています

ソフトボールのナショナルチームの

メンタルトレーニングの話です

 

北京オリンピックに向かう前々日

宇津木妙子監督が

選手に伝えます

「明日は練習をオフにする

 これまでお世話になった人に

 挨拶に行きなさい

 それが出発前の

 最後のメンタルトレーニング」

 

エースの上野由岐子投手は

絶体絶命のピンチになったとき

このメントレのことを思い出し

自分はひとりじゃない

不思議な力が湧いてきたといいます

そして見事に金メダルを獲得するのです

 

このことは感謝の心の大切さを伝えています

 

あなたがお世話になった人は誰ですか?

家族?先生?あるいは?

 

ちなみに上野投手は

中学校の時にお世話になった

ソフトボールの顧問の先生の

お墓参りに行ったそうです

 

この話は昔「深イイ話」で聞いたもので

その後何度も話しているうちに勝手に脚色して

実話とは異なるものになっているかもしれません

 

みんなで試験会場の下見をしました

輪島高校の会場は金沢学院大学

ずっと前から利用させていただいています

快適な控室、わかりやすい会場図や時間割の掲示

丁寧な対応、本当にありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食はホテルでご馳走です

避難食から急に豪勢な食事

お腹がびっくりしないといいけど

避難している家族に食べさせたいとの声も

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はもうひとつイイ話

 

引率の矢知先生の車のバッテリーが

ホテルに着いた途端ダメになってしまいました

JAFに見てもらったら液がなくなっていて

ここまで走ってきたこと自体奇跡だそう

途中何度か停車したのに

その度にちゃんとかかっていたのです

生徒を送り届けるまではと

なんと責任感のあるバッテリー

 

責任感ある機械といえばこちらも

 

 

 

 

 

 

倒壊したビルの下敷きになっても

住民の安全を

見守り続けています

 

今日の感染症 

コロナ19名

インフル2名

腸炎4名

いよいよ明日出発!

1月13日(土)から

いよいよ大学入試共通テストが始まります

 

毎年輪島高校では

大型バスで全員一緒に向かうことになっています

会場のある金沢市まで100km以上

車で2時間以上かかるからです

 

明日の朝出発しホテルに3泊します

 

ところが明日の朝学校まで来れない生徒が…

道路が分断されて車が通れない生徒です

今日、教員がその生徒を

迂回路を通って学校まで連れてきました

 

彼は今晩は学校に泊まります

教員も何人か泊まりこんで

寄り添ってくれてます

みんなで食事の一コマです

 

 

 

 

 

 

 

今日も自衛隊の炊き出しがありました

 

 

 

 

 

 

なんだか少しずつ贅沢になってきます

 

 

 

 

 

 

本当にありがたいです

 

「Humanity First」の方々も

初日からずっと車中泊で

炊き出しをしてくださっています

 

 

 

 

 

 

この方々はイスラム教信者による支援団体です

阪神淡路大震災や東日本大震災の際も

ずっと炊き出しをされていたそうで

「この顔だからどこでも最初は

 日本人は怖がって寄って来ないんですよ」

と初日に笑って話してくださいました

 

自分もやはりイスラム過激派を想像し

ヒゲを見るだけで身構えてしまうのですが

とんでもない偏見であったと

自分を恥じています

 

日本人以上に日本を愛してくれて

被災者一人ひとりに優しく声をかけ

自分を犠牲にすることを厭わず

尽くしてくださっています

 

先生方も一生懸命です

使える部屋に突貫工事で作り上げた

臨時職員室で

生徒への連絡に大わらわ

 

 

 

 

 

 

自分たちも被災しているのに

頼もしい先生方です

 

陸路が使えないため

輪島市では

金沢まで二次避難をする

船を出す予定でしたが

荒天のため延期となったそうです

花開け!復活の胡蝶蘭!

11日目の朝です

 

震災後、初めて夜中に目が覚めずに

朝を迎えました

みなさんまだおやすみです

 

時間ができたので

横倒しになったままだった

胡蝶蘭の植え替えをしました

 

本校は昨年10月に

創立100周年式典を催し

その際にいただいたものです

 

傷だらけの葉っぱに砂埃が…

丁寧に拭いてあげると

確かな息吹が感じられます

 

こんな状況の中でも

しっかりと根を張ろうとしています

 

マラソンランナーの高橋尚子さんは

「花が咲かない冬の日は

  下へ下へと根を伸ばせ」

とおっしゃっています

 

よく見ると小さな芽吹きが見られます

 

 

 

 

 

 

「新しい芽吹きは幹からではなく

 必ず枝の先端から始まるんだよ

 だから世界から見ると辺境の地日本

 そのさいはての能登半島に住む君たちは

 世界の新しい芽吹きになるんだよ 

 半島の最先端から

 目指せ世界の最先端」

 

コロナ禍の時に

生徒に語りかけた言葉を思い出しました

 

この胡蝶蘭再び花を咲かせる日が来るのか

101年目の復活のシンボルとして

大切に育てようと思います 

 

今日の感染状況

コロナ20

インフル1

腸炎3

今日もいろんな人にありがとう

10日目が終わろうとしています

さっきから不気味な余震が続いています

 

今日も、受験生が学校にやって来て

大坪教頭先生の英語リスニング対策講座を

受けました

 

 

 

 

 

 

少しでも力をつけるよう

教員全員でバックアップしていきます

 

本校だけではなく

石川県の多くの教員のみなさんが

学校の垣根を越えて応援してくださっています

 

噂では金沢地区の若い先生方が

能登の受験生のために文房具やおやつを

準備してくださっているのだとか

 

中心となっているのは

金沢泉丘高校の山越康裕先生と塩田高基先生

おふたりとも飯田高校が初任校で

この現状に心を痛めているのだそうです

 

お昼には自衛隊の方による

温かいご飯と味噌汁の配給です

震災後初めての温かい白米です

 

 

 

 

 

 

 

これから被災後の報告書やらなんやらで

きっと必要になるんだろうなと

写真の整理を始めました

 

10日間でかなりの数になりました

すると

被災前にSNSで見つけて思わずスクショした

心に残る言葉があったので紹介します

「流されて辿り着いた先で

 めちゃくちゃ頑張ればいいのよ

 それが

 自分の居場所じゃないかもしれない

 と思ったとしても

 与えられたことを必死にやるのよ

 そうすると知らない扉が開くの

 そこに新しい出会いがあって

 どんどん違うステージに行く

 その繰り返しよ」

 

自分が尊敬する

マツコ・デラックスさんの言葉です

 

なんだか今を暗示しているようです

 

今、いろんなところへ流されて

知らない場所に辿り着いた生徒がおおぜいいます

他地区に移り住んで転校を希望する生徒もいます

反面、道路が寸断されて未だ身動きさえできない生徒もいます

高校受験先を再考し始めた中三生も

 

それぞれの生徒がそれぞれの場所で

自分の学びたいことを

思う存分学べるようなシステム作りが

今与えられた使命です

 

受験生の学びはもちろん

1、2年生の今後の学びの保障についても 

現在、教育委員会と連携をとりながら

急ピッチで進めています

 

明日の朝は氷点下になるそうです

どうか暖かくしておやすみください

励ましメール

生徒のみなさん

多くの方がみんなのことを見守ってくださって

応援してくださっています

 

愛知県でフリーランス・ライターをしていらっしゃる

福永文子さんからメッセージが届きましたので

シェアしますね

 

3年生の皆さんは週末からの共通テスト、そして大学受験と、未来を決める大事な時期だと思います。

皆さんは目の前やご家族、家の大変さでなかなか受験に集中できるような心境ではないかもしれません。

でも、だからこそ、皆さんの未来に視線をぐっと、広げてください。

受験に真摯に臨むことで、必ず皆さんの未来が切り開かれます。

あの地震を生き残った皆さんならば、やりたいこと、できることを必ず実現できます。

もちろん、もう進路が決まっている皆さんも同じです。

ご自分の命と周りの人たちの命を大切にして、進むべき道をしっかりとかき分けて歩んでください。

奇跡の医療チームDMAT

10日目の朝です

 

本校には市内の全ての避難所から

体調不良の方を一カ所にまとめ

集中的にケアする棟を設けています

 

DMATを中心とした

専門医、看護師、保健師など

専門スタッフが協力しあって運営しています

罹患していないの被災者の方や

ボランティアの方々とは

一切接触しない完璧な動線を確保しています

 

現在の収容者数は

コロナ16名

インフルエンザ1名

胃腸炎(ノロではない)3名

 

この劣悪な環境の中

これだけの人数で収まっているのは

奇跡といっていいと思います

 

昨晩も2名の看護師さんが

泊まり込みで看護にあたってくださっています

一睡もできていないみたいで

疲れもピークにきているようですが

「みなさん大変だから・・・」と

笑顔で対応してくださっています

 

 

 

 

昔の戦友より

このブログ

多くの方が読んでくださっているみたいで

たくさんの激励のお言葉をいただいています

本当に大きな力となります

 

やすらぎ小松にお勤めの桐生裕三先生が

石川県出身の哲学者である

西田幾多郎先生の言葉を送ってくださいました

「非常時なればなるほど

 我々は一面において落ち着いて

 深く遠く考えねばならぬと思う」

 

桐生先生とは昔、甲子園を賭けて戦った仲です

当時、後にドラフト1位でプロに入団する投手を擁するうちのチームを

1回戦で0-1で破った監督です

 

勝負師、桐生監督らしいお言葉です

 

生きていてよかった!

今日は本来なら始業式の日

本当は来れる生徒がひとりでもふたりでも

始業式を決行するつもりではいたのですが

校舎の安全が保証できない限り

やはり生徒を集めるのはためらわれます

 

でも、ひとりで頑張っている受験生に

友達の顔を見て安心してもらいたくて

ひとりじゃないって思ってもらいたくて

顔を合わせる場面を設定しました

 

本校から今年共通テストを受けるのは38名

このうち、

住むところを失い親戚を頼って輪島を離れた生徒や

今だに道路が分断されていて出てこれない生徒がいたりして

今日集まったのは13名でした

 

2週間ぶりに逢う生徒を前にして

あれも言おうこれも言おうと

たくさん準備していたのですが

顔を見た瞬間、結局出た言葉は

「よう生きとったな!」

それだけ…

 

でも生徒の目は輝いていました

きっと大丈夫

確信しました

 

みんなで「愛は勝つ」を歌いました

昨年暮れ、惜しくも亡くなった

KANさんが遺したこの曲は

東日本大震災の際に

チャリティソングとして

多くの人の心を打ちました

そしてなんと、本校進路指導主事の

矢知先生が受験生の時の曲なのです

 

これを歌おうと思いたったのは昨夜

今朝早く、件の「奇跡の一軒家」に忍び込んで

タンスの下敷きになっていた

思い出のギターを引っ張り出して来ました

 

それから共通テストについての話をしました

聞いてみると

文房具もない生徒がほとんどだったので

職員室や進路指導室の瓦礫の下から

ありったけの鉛筆や消しゴムを拾い集めました

 

 

 

 

 

 

輪島高校は

共通テストの会場がある金沢市まで

車で2時間

毎年バスをチャーターし

ホテルもみんなで予約して

団体受験をしています

 

こんな状況ではありますが

今年も予定通り行きます

道路状況が悪く

普段の2〜3倍の時間がかかりますが

「緊急車両用通行許可証」を

県教育委員会がもらってくれました

これでスムーズに通れます

 

いろんな方が応援してくださっています

ありがたい限りです

力を発揮することが

全ての人への恩返しです

今日という一日は・・・

8日目も終わろうとしています

バタバタしていた割に

何をしたかと考えると???

 

調理室に忍び込み

奇跡的に無傷の電子レンジを数台発掘しました

少しでも温かいものを食べていただこうと

さっそく各フロアに設置しました

 

なんだかとってもいいことをした気分

と、ひとり悦に入っていると突然バチッ

一斉に使用したため

ブレーカーが落ちたようです

泣く泣く引き上げました

みんなを期待させてごめんなさい

 

ブレーカーを入れ直すため

自衛隊が駐屯している体育館に潜入

目の前に映画のような光景が広がります

 

 

 

 

 

 

 

グラウンドにも多くの重機が…

自分が高校生時代野球の練習をしていた

グラウンドがこんな姿になるとは…

 

 

 

 

 

 

震災前はこんな感じでした

 

 

 

 

 

 

グラウンド全体にうっすらと

氷が張った早朝のグラウンドです

 

今日も炊き出しをしていただきました

うっすら雪化粧の中

あったかいご馳走が嬉しいです

 

 

 

 

 

 

 

昨日お世話になった「Japan 元気塾」さん

今日は帰途についていたのですが

途中積雪のための倒木による通行止めで

ふたたび戻って来て

今日もうどんをご馳走してくださいました

 

よくよく見ると

味付けがちゃんと関西風

やはり地方によって

変えていらっしゃるのでしょう

細やかな心配りに感心しきりです

 

同じく昨日からお世話になっている

「Humanity First」さん

パキスタンやモンゴルの連合軍です

今日はキーマカレーをご馳走してくださいました

 

 

 

 

 

 

 

今日新たに加わったのは

大宮で天ぷら屋を営む「周平」さん

天丼をこしらえてくださいました

初めて炊き出しを行ったそうで

15時間もかけてお越しくださったんだとか

 

 

 

 

 

 

 

深夜になると

感染症病棟に段ボールベッドが

運び込まれます

市の職員や保健師さんたちで

必死の組み立てです

 

 

 

 

 

 

 

とにかく今日も一日が終わります

いろいろ走り回ってクタクタです

 

今日という日は自分にとっては

ただの一日だったけど

 

瓦礫の下で亡くなった方にとっては

どうしても生きたいと願った

一日だったんだろうなと思うと

 

この疲れこそが生きている証で

なんだか尊く感じます

 

明日は久しぶりに生徒に逢えます

「おこらいえ」って何?

8日目の朝です

外はすっぽり雪に覆われています

 

 

 

 

 

 

除雪が必要なほどの積雪はなく

ひとまずほっとしています

 

生徒を元気づけようと続けているこのコラム

他にも多くの方に見ていただいているようで

温かい励ましのメールなんかもいただいています

本当にありがとうございます

 

タイトルの「おこらいえ」について

 

どこかフランス語の響きにも似たこの言葉

これは輪島の「あまさん」の言葉です

意味は第1回のコラムを見てください

 

輪島の「あま」は

前田のお殿様(利家公?)から

特別に武士の称号を与えられた特権階級です

ですので多くの「あまさん」が住む町は

「海女町」ではなく「海士町」と書きます

 

現在避難所にも多くの方が身を寄せています

「じょー、おこらいえ」

「なだ、なにか」

など「海士町」の言葉が飛び交っています

 

輪島の「海士町」はとてもパワフルな町です

「おどらんな、じしんぐれえ、なしたちゃか!」

(てやんでえ、地震ぐらい、くそくらえだ…みたいな意)

とっても元気をもらいます

自分は誰のために何ができるのか

震災から7日目

全国から続々支援の手が

 

今日、本校に来てくださったのは

宇都宮からの「Japan 元気塾」さん

愛知からの「Humanity First」さんです

 

「Japan 元気塾」さんは

子どもたちの未来を創るための

社会貢献活動をしていらっしゃる団体で

今回は被災者の皆さんに

温かいうどんとおいしいお漬物を

振る舞ってくださいました

 

 

 

 

 

 

 

「Humanity First」さんは

英国に本部がある国際NGOで

東日本大震災など多くの支援を続けておられ

今回は温かいチャイ(紅茶)と

スパイシーな豆カレーを

ご馳走してくださいました

 

本来明後日から学校が始まるはずでしたが

校舎の安全が確保されないので

生徒を登校させる訳には行かず

学校再開の目処が立っていません

 

本校校舎は

1、2年生が学ぶ1号棟と

3年生が学ぶ3号棟があり

それを職員室のある2号棟が繋いでいます

 

今回の地震で2号棟が他の2つの棟から断裂し

斜めになり倒壊の恐れがあります

(避難民は1号棟に、感染対策棟は3号等にあり安全です)

 

 

 

 

 

 

生徒には次のようにメールで呼びかけました

 

避難所の様子をしっかり観察してください

誰がどのように動いているのか?

そしてしっかり考えてください

自分は誰かのために何ができるのか?

机の上で学ぶことだけが勉強ではありません

ボロボロになった自分の生まれた街から

決して目を逸らさないでください

 

大谷翔平選手が今回の震災に対して

100万ドルの寄付をしてくださいました

大谷選手は16歳の時に

東日本大震災で被災しています

当時一緒にプレイしていたチームメイトの中には

大切な家族を失った方もいるそうです

 

昨年全国の小学生に配られたグローブ

自分の記憶では

石川県の分は確かまだ各校には配られてないはず

だとすれば県のファインプレイ

これから被災した小学生に配られるグローブは

大きな勇気を与えてくれることでしょう

 

昨年3月11日に

WBCでチェコ戦に登板した佐々木朗希選手は

小学校3年生の時に同じく東日本日本大震災で

大切なお父さま、おじいさん、おばあさんを亡くしています

「つらさや悲しみは消えないけれど

たくさんの人たちに支えられて野球に打ち込めた」

と語っています

 

羽生結弦選手も

16歳の時に東日本大震災を経験し

避難所生活を余儀なくされています

自叙伝『蒼い炎』の中で

「今でも目を閉じるとたくさんのことを思い出す」

と語っています

 

つらい思いをしたからこそ

そしてそれを乗り越えたからこその

世界に羽ばたく強さと

そして優しさを兼ね備えた

素晴らしい3人のトップアスリートです

 

こんなに素晴らしい先輩たちがいるのだから

君たちにもきっとできる

そう信じています

 

今日

これまで連絡の取れなかった

最後の一人の女生徒が

学校に顔を見せてくれました

お正月を祖父母の家で過ごし

そのまま被災、道路の分断により

電波の届かない場所に

取り残されていたのだそうです

今日は5キロ以上の道を

瓦礫の山を越えて

歩いて脱出してきました

残してきた祖父母に

ヘリコプターで物資を届けて欲しいと

語っていました

 

これを書いている今、夜中の10時

不気味な余震が何度となく襲ってきます

自宅にいるのが怖くなって

新たに避難所に来るお年寄りを迎えます

 

遠くで叫び声が聞こえます

幻聴か?でも確かに…

亡くなった方の心の叫びか?

怖くなります

おそらくこの時間になっても

捜索を続けている方の声なのでしょう

 

今朝、124時間ぶりに救出された方の

新聞記事がありました

普通72時間が限界と言われているのに

 

一人でも多くの方の命を助け出そうと

諦めずに頑張っている捜索隊の方々に

感謝の思いでいっぱいです

被災地が必要とするもの

地震から6日目

まだまだ震度5クラスの余震が襲ってきます

地震の前には不気味な地鳴りも

 

一睡もできなかった今朝も

トイレの水漏れ騒動から始まりました

懸命に雑巾で拭いていると

一緒に拭いてくださる方が…

見ると昔の教え子や

今の生徒のおかあさん

人の緣を感じます

 

人の緣といえば

支援の輪もどんどん大きくなってきています

直接持って来られる方や

メールで何が欲しいか聞いてくださる方

その方々には

ブログでおねだりしますと答えたので

震災後に欲しくなるものリストです

 

第1〜2日目

「水と毛布と懐中電灯、あればモバイルバッテリー」

 空腹は感じません とにかく水

 あと寒さがこたえました

 夜の暗闇は異常に怖いです

 配給が届くまでの2日間

 最低これがあれば生き延びれる

 これらは自分で準備すべきものですね

 あとコンタクトの洗浄液がなくて

 困っている人に貸してあげたら

 ほとんどなくなってしまいました

 

第3〜4日目

「パンとラジオとゴミ袋、簡易トイレと甘い飲み物」

 ようやくお腹が空きはじめます

 何かを口に入れるとその結果として…

 あと嬉しかったのが

 NHKさんがくださったラジオでした

 生活によるゴミが溜まり始めるのがこの頃

 

第5〜6日目

「パンツ靴下おせんべい、水の要らないシャンプー」

 着の身着のまま逃げ出して

 ずっと同じ服と下着

 特に靴下を変えたいです

 衣料が欲しくなるこの時期

 せめて衣類の消臭剤があれば…

 自分の身の回りでは

 おせんべいがあっという間に

 なくなりました

 塩分を欲する頃なのでしょうか

 今回うちの避難所に限っていえば

 食料が圧倒的に不足しています

 

以上、あくまで個人的なランキングです

日によって必要なものは変わってきます

今でも瓦礫の下敷きになっている方も

いらっしゃる中贅沢は言えません

 

夕方から慌ただしい動きが

感染症対策室が設置されました

そういえば感染症が広がるのが

この時期なんですね

マスクも必要になってきます

 

 

 

 

 

 

電気が戻りました

地震から5日目

ついに電気が灯りました

本当は3日に点くはずだったのですが

北陸電力さん

電気保安協会さん

電気商会さん

それぞれの持ち場全てで

不具合があったそうです

順番に直してようやく本日復旧

本当にたくさんの人のおかげで

普通の生活が守られているんだなと

改めて感激です

 

電気ってこんなに明るかったんだ

まったりしていると

突然生物実験室からガス検知器の音が…

駆けつけてみると

異臭とともに目に飛び込んできたのは

倒壊した棚と散乱した生物標本

保存びんが割れてホルマリンが床一面に

復旧した検知器が一斉に反応したのでしょう

 

ホルマリンとはホルムアルデヒドの水溶液で

シックハウス症候群の原因となる

発がん性のある危険物質

ホルムアルデヒドは

メチルアルコールから水素が奪われてできます

アルコールから

水素(ヒドロゲン)がていくからアルデヒド

(ちょっと違うけど…)

輪高受験生のみんな

読んでるか?共通テストに出るかも

(私は化学の教員です)

 

ともあれ

これから入って来る避難民を

シックハウス症候群にする訳にはいきません

さっそく除染作業の開始です

 

水で薄めながら雑巾に吸い取らせます

手につくと手がホルマリン標本になるので

慎重に慎重に

ガラス瓶の破片を除けると

大の苦手のヒキガエル!

突然蘇ったらどうしようと

恐る恐るつまみ出します

次亜塩素酸で消毒して完了

検知器の警報音も鳴り止み一安心

 

午後3時過ぎから

避難民の受け入れが始まります

避難先は1、2年生教室と格技場

避難生活の疲れからかかなりイライラした方も

受付係はお医者さんと看護師さん

本来業務外に駆り出されているのに

クレーム対応までしなければならないなんて

なんだか教員の働き方みたい

協力してなんとかイライラをおさめます

中には「ご苦労様」と

優しい言葉をかけてくださる方も

 

なんやかんやで受け入れ完了が午前0時

 

 

 

 

 

 

長い一日だったな

毛布にくるまりこのコラムを書きながら

ウトウト…

 

「火事です!」突然火災報知器が…

数日前の恐怖が頭をよぎります

慌てて飛び起きて確認すると

火元は格技場

駆けつけてみると

みなさん何事もなかったかのようにスヤスヤ???

それでも報知器が鳴り止みません

消防署に通報して来て見てもらいました

原因は

ジェットヒーターによる格技場の温まりすぎ

外気温との差によって作動する報知器が

どうやら誤作動したようです

どうりで小さいお子さんが

毛布を蹴散らして寝ている訳です

一酸化炭素中毒も心配です

換気もすませて午前3時

 

キャー

今度は仮設トイレで悲鳴が…

駆けつけてみると

便器の外にでっかい「う◯こ」

ホルマリンの次は「う◯こ」の除染です

除染完了午前4時

 

少しでも休もうと横になっても眠れません

コラムでも書いていれば

そのうち眠くなるかなと思い

このコラムを書いていると

空が明るくなってきました

 

おはようございます

避難生活6日目の朝です 

避難所開設に向けて

輪島高校を避難所として開設するため

教頭先生と2日から泊まり込みで

準備を進めています

 

昼間には何人もの先生やOB、OGが

手伝いをしてくれています

いろんな方に助けていただいています

 

各地の自衛隊の方々が

続々グラウンドに集まって来ます

頼もしい限りです

 

 

 

 

 

 

背景の傾いたビルが

震災の激しさを物語っています

 

なんでも終戦の翌日には

もう郵便が届いていたそうで

日本って国は本当に素晴らしい

 

街を歩いてみると

トルコから炊き出しのボランティアが

日本だけじゃなく

世界から支援の手が差し伸べられています

 

オンラインで生徒の安否を確認していますが

電波事情が悪いようで

3分の1しか回答が得られません

そこで教頭先生に避難所を回ってもらいました

すると前期の生徒会会長が

ほとんどの生徒の安否を把握していて

その実行力と生きる力に感心しました

 

彼は昨年、本校の100周年記念式典で

生徒代表挨拶を務めた生徒です

あまりに堂々とした挨拶に感動した校長は

「虎の涙」という限定販売の焼酎を

「二十歳になったら呑めよ」と

阪神ファンの彼に送ったのでした

その焼酎、震災で割れていないといいけど

 

昼になると「先生食べてー」と

生徒が食パンを持って来てくれました

スーパーで配ってくれるものを集めて

いろんな人に 

配って歩いているんだそうです

本当は自分たちだって

お腹すいてるんだろうけど

 

ありがたくいただきました

ほとんど飲まず食わずだったので

心にしみました

ハクにもらったおむすびを頬張る

千尋の気持ちがわかるような

 

陽が沈むとあたりは真っ暗です

余震が起こるたびに怖くなるけど

その代わり星がとても綺麗です

 

「星が綺麗ですね」と語りかけたときの

最も悲しくなる返事は「星は綺麗ですね」

最もときめくのは「今なら手が届くかもしれませんよ」

これって何のオマージュかわかりますか?

国語が好きな人ならわかりますね

 

大好きな国語の授業を受けれる日が

一日でも早く訪れますように

令和6年度 志願者心得

輪島高校への進学を希望している

中学生のみなさん

大変な今だからこそ

未来をしっかりと見据えて

希望を失わずできることから

一歩ずつ着実にやっていきましょう

 

本日は高校入試の志願者心得を

お届けする日だったのですが

学校にはまだ電気が届いていないので

どうすることもできません

 

そこでとりあえず写真で見ていただきます

見にくくてごめんなさい

電気が復旧次第正式なもの

および定時制のものをアップしますね

 

4月にみなさんをお迎えできるよう

全力で準備していきますね

みなさんも負けずに頑張りましょう 

 

奇跡の一軒家

焼け野原となった街を見に行きました

あちこちでまだ煙がくすぶっています

 

一面燃え尽くされた隅っこに

我が家だけポツンと残っていました

 

 

 

 

 

 

東日本大震災の時の

「奇跡の一本松」を思い出します

新聞等で報道されている写真には

写ることのない本当の端っこです

 

でも焼け残ったのは

実は奇跡でもなんでもないのです

 

こんな大火災になった時は

街区の端っこの家に

とにかく水をかけて

なんとかそこで延焼を

食い止めるのだそうです

確かに道を隔てた先には

炎が燃え広がった跡が

見られませんでした

街の全滅から守ってくださった

消防の方々のお力に

心から感謝申し上げます

 

我が家は

水浸しになりながら

なんとかここで炎を食い止めようと

必死で持ちこたえていました

 

そう思うと

自分もしっかりしないと

生徒のために何ができるか考えないと

力が湧いてきます 

 

家の中に入ってみました

水をたっぷり吸った床を踏むと

ふにゃふにゃでした

 

到底住むことはできないので

いずれ取り壊されます

「本当によくやった」

褒めてやりたいです

 

新婚旅行の思い出の

コアラのぬいぐるみだけ

持ち出して来ました  

始業式で話そうと思っていたこと

1月9日に始業式を行うことができるのか

できたとしても全員揃うのは

難しいだろうから

始業式で話そうと思っていたこと

ここに記します

 

今日はたしか箱根駅伝の復路の日

それどころではない輪島市では

どこの第六走がトップで箱根の山を下るのか

確認しようもありませんが…

 

箱根駅伝は1920年に始まって

今年で第100回

1923年に創立した本校も

今年創立100周年

あれあれ?

3年のずれが?

 

そう

箱根駅伝には

途中3回の中止の歴史があるのです

 

日本が中国に戦争を仕掛けた昭和14年

東京師範学校(現在の筑波大学)の選手のもとに

召集令状いわゆる赤紙が届きます

 

召集令状とは

戦士として戦場に赴けという命令であり

受け取った方の中には

君たちとそう年の変わらない方も…

多くの若者が特攻隊として

「靖国で逢おう」を合言葉に

敵艦に体当たりして

若い命を散らしました

 

靖国神社とは

坂本龍馬や西郷隆盛

この国を作るために

命を落とした方々を祀った神社で

戦争で亡くなったら英霊として

その神に招かれると

信じられていたのです

 

山下りを得意としていた彼は

第六走つまり2日目の第一走を

走ることになっていました

 

ところが召集令状の命令は

まさにその2日目までに

熊本まで来いというもの

 

自分の夢であった箱根は走りたい

でも軍の命令は絶対

箱根を走るのは不可能に思えますが

ある工夫によって

夢であった箱根を走り切ります

 

その工夫とは…

 

どうしても箱根を走りたかった彼は

急きょ第一走と交代し

襷を渡したあとそのまま

熊本行きの列車に飛び乗り

戦地へと赴いていったのだそうです

 

その出来事の翌昭和15年

箱根駅伝の中止が軍部から申し渡されます

ここは戦争に必要な物資を運ぶ重要な道である

兵隊さんがお国のために戦っているときに

そこを走るとは何事か

 

結局昭和17年までの3年間

箱根駅伝は開催されませんでした

 

ところが箱根を走りたいという選手の熱意が

昭和18 年ついに軍部を動かします

戦禍が激しくなって来ている中

そんなことは不可能に思えますが

大会の運営方法に工夫を加えることで

箱根駅伝が復活します

 

その工夫とは

 

スタート地点とゴール地点を

靖国神社に変更したのです

我々はお国のために走るのです

靖国を飛び立ち

そして靖国へと帰って行くのです

そう軍部を説き伏せたそうです

 

どんなに困難な場面であっても

工夫次第で道は拓ける

箱根駅伝にまつわるふたつの話は

このことを教えてくれています

 

今輪島市は復興に向けて歩き始めました

道のりは遥か遠いけれど

工夫を重ね歩んでいきましょう

立ち上がれ!輪高

今、石川県は大変な状況になっています

とりわけ輪島市は地震による倒壊に加え

大火災によって

住む場所を失った生徒がほとんどです

 

1月2日(火)震災後初めて学校に入りました

 

 

 

 

 

 

 

 あまりの酷さに絶句

 

私は教師として真の教育とは何か

常に問い続けて来ました

 

ある時ある先生の教育実践に出会い

その時から

これが真の教育であり

教育の原点だと思うようになりました

それ以来そうありたいと思い

これまでの教員生活を送って来ました

 

これは心の中に思い続けるものであり

決して退職するまで

他人に話すことはないだろうと

思っていたものなのですが

 

その先生の教育実践とは

 

お名前までは覚えていませんが

戦後の焼け野原で子供達を集め

何にもない広場で

教科書もノートも使わずに

どんな時も学ぶことを止めてはならない

そう語りかけ

子供たちに希望を与え続けた先生の

エピソードです

 

教師がチョーク一本で

語りながら板書し続けて

生徒はひたすらそれを書き写す

そんな授業スタイルを

「チョーク&トーク」といって

昭和を代表する時代遅れな教育と

最近では揶揄されることも多いのですが

 

ICT機器など最新の教育機器が

使えないような状況になったとしても

チョーク一本で

どれだけ子供達を惹きつけ

希望を持たせる授業ができるのか

これこそが

「チョーク&トーク」の真髄だと思います

 

このことを常に考えて

自分の授業を磨き続けてきたつもりです

 

輪島市は今

ウクライナの戦場の様相を呈しています

 

でもそんな中でも

決して学ぶことを止めてはならない

それを生徒たちに伝えたい

強く強く心の底からそう思います

 

一日も早い学校の再開を目指します

どんな状況からでも

輪高は立ち上がります

 

生徒のみなさんは

学校再開のその日まで

自分で学び続けていてください

「WAJI活」発表会です

2年生が取り組んできた探究活動

「WAJI活」の発表会です

予選を経て選ばれた5組が発表です

 

寺下さんは

「輪島の防犯対策」

防犯に関するWEBサイトを

作成中だそうです

 

村田さんは

「冬にアイスが食べたくなる理由」

日本が世界に誇る

バラエティー豊かなアイスを紹介しました

 

簏さん、坂下さん、升井さん、干場さんは

「輪島でイベントしよう」

場所探しのため実際に交渉した様子や

イベントのアイデアを紹介してくれました

 

新本さん、浅見さん、石山さんは

「輪島で昆虫食」

コオロギ食のメリットデメリット

コオロギ食を実際に作って試食するそうです

 

橋本さんは

「味の感じ方の違い」

苦手な食べ物を克服する方法を

科学的に考察しました

 

輪島市高校魅力化スタッフの皆さんにも

お越しいただき質問や助言をいただきました

 

それぞれに工夫を凝らした研究と

堂々とした発表でした

 

 

2学期成績赤点続出のわけ

2学期の保護者懇談が始まります

その際、成績表をお渡しします

   

今回、2年生の「公共」で赤点続出です

そこに込められた学校の意図を説明します

   

「公共」とは

現代の諸課題を

追及したり解決したりする活動を通して

平和で民主的な社会の形成者としての資質を

育成することを目指す科目です

 

いわば、未来を生きる若者にとって

今回の教育改革の内容を

最も踏まえるべき科目なのです

 

①     最初のメッセージ

 「定期テストだけで成績は決まらない」

  今年度より中間テストをなくしました

  1学期の期末テストで得点できなくても

  普段の提出物や小テストなどを加味し

  ほとんど赤点をつけませんでした

  ただ、提出物の内容を見ると

  他者の考えをコピーしただけのものが多く

  課題を残しました

 

②     続くメッセージ

 「授業で学んだことをもとに考察する力」

  2学期の期末テストでは

  パソコンと授業プリント持ち込み可とし

  紛争やコロナ対策など

  現実に起こっている問題に対して

  解決に向けた取り組みを考察させました

  ただそれでは

  生成型AIに回答させる恐れもあるため

  授業で学んだことを踏まえないと

  AIに質問できない工夫をしました

  普段の授業に対する取り組みも

  同時に評価できるテストにしたため

  2学期はテストの比重を高く評価しました

  その結果、赤点の生徒が多くなっています

 

今回のテストの前後で

生徒の授業に対する取り組みに

変化が見られるようになりました

 

これまでノートをとらなかった生徒が

ノートをとるようになりました

 

ノートをとっていた生徒も

ただ書くだけでなく

重要な視点や考え方のポイントなど

自らの考えを記述するようになりました

 

輪島高校では

成績表を

生徒に優劣をつけるツールではなく

生徒が自らの立ち位置を確認し

次の成長に向けた指針となるもの

と捉えています

 

今回赤点がつかなかった生徒は

新しい時代に求められる学力が

身についてきていると

ぜひ自信を持ってください

 

今回の赤点は

あくまでプロセスを評価したものです

評価の観点が変わったことも

改めて生徒に説明し指導してまいります

 

保護者のみなさまには

以上の点をご理解いただき

見守りくださいますよう

お願いいたします

将来に備えるお金の話

12月21日(木)

1年生の家庭科の授業で

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社より

岡元慶介氏をお招きし

「投資」に関する特別授業を実施しました

 

株式体験ゲームでは

ひとり10万円を元手に

ゲーム会社の株式を売買しました

株価の上下に生徒は一喜一憂し

歓声を上げる生徒もいました

中には4年後に20万円以上に

資産を増やした生徒もいました

 

投資は決してギャンブルではなく

情報と予測でリスクを下げることができること

そのためには社会の動きに

目を配ることが必要であることを学びました

 

 

女子高校生の可能性を開く

女子高校生と理系女性企業人が

オンラインで進路について語り合う

「理系ブロッサム」が

三菱みらい育成財団主催で

12月16日(土)に行われ

本校から1年生女子3名が参加しました

 

全国から200人近くが参加したこのセミナーでは

理系女性企業人の実際の仕事や働き方について話を聴き

理系の価値や魅力を再発見し

進路選択や将来に役立つ情報を得ることができました

 

女子は文系、男子は理系というイメージを持ちがちで

実際に理系科目の成績を比較すると

確かに日本では男子の方が高いです

ただしこれは男女の脳の性差によるものではないことが

最近の研究でわかってきています

 

実際に女子の方が理科数学の成績が良い国があります

フィンランド、スイス、デンマーク、スウェーデンなど

これらの国にある特徴があるのに気づきますか?

女子カーリングのランキングとほぼ一致するのです

カーリングといえば氷上のチェスと呼ばれるように

理系の頭脳が求められる競技です

 

とすれば

国際ランキング上位の日本女性は

充分に優秀な理系センスを持ち合わせているはずです

 

世界に羽ばたく女性研究者が育ってくれることを願います

 

 

 

 

 

学びウィーク便り vol.4

学びウィークの3日目

学びの心に火をつけるさまざまな取り組みを実施しています

 

1年生全員を対象に

がん教育に関する授業です

 

実際に早期発見により白血病を克服された

和田真由美さんを能美市からお招きし

その体験と

がん検診受診の大切さをお話していただきました

 

輪島市のがん罹患率の高さと

がん検診受診率の低さを学びました

その上で

大切な人にガン検診を知ってもらうには

どうすればいいか

グループ内でアイデアの交換を行いました

ぜひご家庭でもがん検診の重要性について

話し合ってみてください

 

学びウィーク便り vol.3

学びウィークの3日目

学びの心に火をつけるさまざまな取り組みを実施しています

 

大学入試共通テストにおける教科「情報」対策です

現在の高校2年生より

共通テストに教科「情報」が課せられます

初めての経験で全てが手探りの中

講師としてMAZDA Incredible Laboの

松田孝氏をお招きし特別講座を実施しました

講座では特に差がつくと予想される

プログラミングの領域について

実際の問題に挑戦してみました

 

学びウィーク便り vol.2

学びウィークの1日目

学びの心に火をつけるさまざまな取り組みを実施しています

 

司書の山下先生による読み聞かせと

読書の大切さを伝える講座です

ビジネスコースの1年生が対象です

 

 

 

 

 

 

 

進路ガイダンスです

大学、短大、専門学校29校を招きました

普通コースの1、2年生は

希望する学校3校のブースを周って

説明を受けました

ビジネスコースの1、2年生は

働き方に関するワークショップです

 

 

 

 

 

 

 

大学教授を招いてのハイレベル数学講座です

微分積分がどのように実社会に結びついているのか

発電との関係を中心に学びました

1、2年生の希望者を対象に行いました

予想を上回る29人の生徒が参加しました

外部からの一般参加者も4名加わりました

 

 

 

 

 

  

学びウィーク便り vol.1

明日より今年度3回目の「学びウィーク」が始まります

これは今年度より実施している学び方を学ぶための取り組みで

学びの心に火をつけるようなさまざまなしかけをしています

 

これまでに実施した2回では

「学びウィーク」後の家庭学習時間が伸びている

という結果が出ています

 

今回の初日である12日(火)は

3~4限に、1・2年生全員を対象に進路ガイダンスを行います

北陸地方の大学、短大、専門学校29校を招き

学校説明と質疑応答を行います

保護者のみなさまも参加できますのでぜひお越しください

詳しくはこちらをごらん下さい

学校別説明会.pdf

 

 

午後には

ビジネスコース1、2年生には検定合格に向けた特別講座を

普通コース1年生には、英語のパフォーマンステストを

また、普通コース1、2年生の希望者を対象に

大学教授を招いて微分積分特別講義を行います

 

3年生は

大学入学共通テストを受験する生徒へはマーク演習

その他の生徒は放課となりますので

自動車学校へ行くこともできます

全国の、世界の高校生とともに Vol.3

輪島市高校魅力化プロジェクトでは

地域課題探究×国際交流プログラム

に取り組んでいます

 

オンラインを利用し

問題を発見する力

問題を解決する力

を高める取り組みです

 

3回目の今日は

地域の課題を解決するアイディア出し

3人の1年生が参加しました

 

「四則演算アイディア発送法」

を学びました

機能を追加すると?(足し算)

機能を減らすと?(引き算)

別の何かと掛け合わせると?(掛け算)

何かの機能を取り除くと?(割り算)

 

高校生が使えるワーキングスペースが欲しい!

という地域課題について

3人でアイデアを出し合いました

 

 

1年生の学年集会

1年生普通コース集会で

次の話をしました

 

模擬試験の結果が返ってきました

上位層の生徒が頑張ってさらに上がりました

ただ中位層の生徒が下がっています

国数英の基礎学力が必要です

 

冬休みから1ヶ月間

学年を上げて学力強化月間とします

課題をしっかりこなしましょう

数学では二次関数と三角比を

英語では長文読解を強化します

 

来週から今年3回目の学びウイークが始まります

個人の頑張りが学年の雰囲気を作ります

 

高校生になれているかチェックをしました

⬜︎Chromebookでは隙あらばゲームをする

⬜︎考査の復習はしない

⬜︎歯磨きは集団で10分以上かけて行う

など7項目

1つでも当てはまれば

まだ高校生にはなれていません

 

高校卒業後の進路は一人ひとりです

今大学進学を考えていない人もいるでしょう

でも3年生で突然進学したくなる人

今まで何人もいました

あなたは行きたくないかもしれないけれど

行きたい人も確実にいるのです

その人たちに気を配った

生活態度が求められます

 

昭和の大学入試と

令和の大学入試は大きく違います

キーワードは

探究力

読解力

文章力

これらを身につけるのは

3年生になってからでは遅いです

 

多くの大学入試では小論文が課されます

理由は簡単

これからの時代に求められる力だから

自分の言葉で考えを伝えるを

身につけましょう 

輪島高校へいらっしゃい

今日は輪島中学校で

3年生とその保護者の皆さんを対象に

高校説明会をしてきました

 

高校を卒業した後に必要となる力をテーマに

輪島高校がどのようにその力をつけているのか

1年生の泉豪さんによる発表をメインに

聞いていただきました

 

泉さんが今年取り組んだテーマは

名探偵コナンくんの映画のシーンを題材に

そのパワーを科学的に考察するものでした

 

授業で得た知識をもとにして

探究し思考を深めていく過程を見てもらいました

生徒も学ぶ、教員も学ぶ

若手の教員が自主的に研修です

 

生徒が期末テストで頑張っているこの時期

先生も積極的に学びます

 

石川県の公立学校では

若手教員養成プロジェクト

通称「若プロ」を各校で行っています

 

今日は養護教諭の栃木先生から

カウンセリングの基本について学んでいます

 

生徒に話しやすさを感じてもらう受容

生徒に理解してもらえてると感じさせる共感

 

生徒一人ひとりに寄り添える教員目指して

真剣に学びました

 

 

新しい時代の期末テスト

今日から期末テストが始まりました

2年生の公共の授業では

思考力を評価するため

ひとり1台パソコンを用いてのテストです

 

授業で身につけた知識に加え

検索能力も含め

実際の判例をもとに

自らの考えをまとめるなど

様々な応用力を測るテストです

 

基本的な知識については

普段の授業で行っている単元テストで

評価しています

 

 

期末テストが近づいてきました

11月30日から期末テストが始まります

落ち着いて授業に取り組んでいます

 

 

 

 

 

 

家庭でも主体的に学習しているようです

家庭学習時間が伸びてきています

それぞれの学年のトップ20の

1日の平均家庭学習時間は

1年生4時間40分

2年生4時間30分

3年生5時間40分です

 

 

 

 

 

 

また今年から考査を年3回だけにして

授業中の単元テスト等も成績に加えるため

1回のテストへの重圧が減ることで

心身の不安を訴えて欠席する生徒が激減しています

 

 

「WAJI活」で身につけてほしい力

本校では

「総合的な探究の時間」の授業などで

WAJIMAの活性化をテーマに

探究活動を行っています

 

これまで行ってきた

英語での朝市ボランティアガイドや

輪島塗のデザインと即売会

フランス研修などもそれらの一環です

 

今回、先生方が集まり

この活動をすることによって

生徒にどんな力をつけてほしいのか

再確認のための研修を行いました

 

 

 

目指せ!パソコンマスター!

11月26日(日)

休日を返上して

ビジネスコースの生徒たちが

ビジネス文書実務検定に挑戦です

 

1年生は全員3級取得を目指し

2年生は2級または1級に向けて

 

就職が決まった3年生の中にも

更なる高みを目指して

自主的に受験する生徒がいます

 

社会に出て役にたつスキルを身につけるべく

みんな真剣です

 

新人大会3日目

今日は11月11日

ポッキーの日です

 

他にも箸の日や

いい獣医の日など

この日は1年で2番目に

記念日の多い日で

50近くの記念日が登録されています

 

11人と11人で戦うことから

サッカーの日でもあります

予選リーグで2勝した

サッカー部は

決勝トーナメントで

鵬学園と対戦し

惜しくも敗れました

 

十一と十一の対称性から

鏡の日ともされています

毎日鏡の前で練習している

ダンス部は

健康の森での「林業まつり」

マリンタウンでの「里山里海まつり」

でパフォーマンスを見せました

顧問の川端先生曰く

ダイナミックなダンスを

見せてくれるようになったとのこと

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに

1年で最も記念日が多いのは

10月10日だそうです 

新人大会2日目です

今日はあいにくの雨

 

昨日勝ち進んだ

サッカー部をはじめ

各地で熱戦を繰り広げています

 

和太鼓部は

金沢市文化ホールで

演奏会と講習会です

 

 

 

 

 

 

 

男子バレーボール部は

今日も1勝し

ベスト8をかけて

大聖寺高校と対戦しましたが

敗れてしまいました

初心者からスタートしたチームですが

日々の練習で着実に力がついています

 

 

 

 

 

 

先輩後輩の繋がりもしっかりしていて

今日も応援に駆けつけてくれています

 

 

 

 

全国の、世界の高校生とともに Vol.1

輪島市高校魅力化プロジェクトでは

昨年に引き続き

地域課題探究×国際交流プログラム

を行っています

 

2回目の今日は

北海道、東京、愛知

そして宮崎の高校生と

オンラインで交流です

 

本校からは5人の1年生が参加

 

前回出された宿題

「地域にどんな課題があるか?」

について

具体的な解決方法を考えました

 

アメリカの空港で実際にあった

「手荷物引渡し所の待ち時間が長い」

というクレームに対する

課題解決の例を聞きました

 

その解決方法とは

 

搭乗口から引渡し場までの通路を

わざと遠回りさせるというものでした

 

搭乗客への聞き取りの結果

時間がないという苦情ではなく

何もせず待たされるのが苦痛である

ということに原因があることが

わかったからです

 

まず「課題の解像度を上げる」

ことの重要性を学びました

 

新人大会が始まりました

気持ちのいい秋晴れの日

各地で新人大会が行われています

 

男子バレーボール部は

若宮体育館で

星稜高校と

 

 

 

 

 

 

 

卓球部は

いしかわ総合スポーツセンターで 

穴水高校と

 

 

 

 

 

 

 

サッカー部は

金沢市民球技場で

羽咋工業・志賀合同チームと

 

 

 

 

 

 

 

バドミントン部は

金沢市総合体育館で

男子は小松工業と

女子は田鶴浜高校と

 

 

 

 

 

 

それぞれ対戦しました 

 

吹奏楽部は

国立のと青少年交流の家で

研修会に参加です

 

ハロウィンに思うこと

今日はハロウィン

この日になると思い出すことがあります

 

1992年のこの日

アメリカに留学していた日本人が

大切な命を落としました

 

パーティーに招かれた彼は

仮装をして訪問先を訪れます

 

ところが訪問先を間違えてしまうのです

訪れられた家主は

怪しい者が入って来ようとしているので

銃をかまえ

「Freeze!(動くな)」

ところが彼は

「Prease!(どうぞ)」

と聞き間違えそのままドアを開き

銃の犠牲となってしまったのです

 

彼のご両親はその後

アメリカの銃規制に向けて立ち上がり

日米で集めた182万人の署名の一部を

大統領に手渡し

銃規制の法律の成立に寄与しました

 

ご両親は

「アメリカを憎んでも何も生まれない

 むしろ銃のない日本の社会の姿を

 アメリカの若者に伝えたい」

とアメリカから高校生を日本に招く活動を

続けていらっしゃるのだそうです

授業にお邪魔します vol.7

輪島高校では教員が

「ここだけは誰にも負けないという授業を

 まずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

 

今日は、21Hの保健(冨水先生)へおじゃましました

 

テーマは「どうすれば幸せになれるか」

 

授業ライブ風にお伝えします

 

「あなたは、自分のクラスと番号言えますか?

 4桁以上の数字を覚えることができる人は

 脳の構造上、東大生と変わりません

 勉強が面白いと思えたかどうかの違いです」

 

人生は思い込みの差

 

「自分で頑固な人は手を挙げて」

何人かが手を挙げます

「あなたたちは素直です

 なぜなら素直に手を挙げたからです」

 

「ネガティブな人手を挙げて」

何人かが手を挙げます

「この中にネガティブな人はいません

 なぜなら今歩けているからです

 自分が赤ちゃんの時に

 歩いている他の人を見て

 自分にもできるはずだと

 ポジティブに挑戦したからです」

 

「人の思い込みは85%は6歳までに作られます

 自分でできないと思っている人は

 その時までに出会った大人に作られているだけです

 できないという思い込みは

 自分で変えることができます」

 

人間が幸福を最も感じる瞬間は?

「それは、ありがとうと言われた瞬間です

 人を喜ばせることのできる人は

 自分自身幸せになれる人です」

 

生徒は目を輝かせて聴いていました 

 

 

 

不自由研究のススメ

これからの時代を生き抜く力をつけるため

3年間を見据えた計画的な探究学習を進めています

 

1年生でこれまで取り組んできたのが

「不自由研究」

テーマは教員が準備したもの

なので「不自由研究」

その枠組みの中で

探究の型を身につけるため

研究の一連の流れを経験します

 

10月26日(木)発表会を行いました

それぞれのグループの代表者による

プレゼンテーションが行われました

 

「猫島」について調べた稲木茉那さんは

「海」と「猫」のコラボの魅力に気づき

思いがけないものどうしのマリアージュによる

観光資源の発掘の可能性を提案しました

 

「輪島カルタ」の製作に取り組んだ上平遥さんは

日常のあらゆる場面に潜む楽しいことに気づき

前向きな高校生活へのヒントをくださいました

 

「絶滅した動物」について調べた大畑瞬星さんは

単なる調べ学習にとどまらず

現代ならこの動物は生き残れたか

様々な視点から自分なりの

結論を導き出しているのが素晴らしかったです

 

「輪島の魅力」動画を制作した久保穂乃佳さんは

女性観光客が何を求めているのか

そのマーケティングを踏まえ

顧客ターゲットを絞った

魅力たっぷりの動画を披露しました

 

白崎萌々子さんと宮崎葵衣さんは

英語と韓国語で

「朝市」の魅力を伝えました

コロナが収まり

インバウンドをどう捉え直すか

これからの輪島市の課題です

 

「名探偵コナン」を研究した泉豪さんは

動画解析の結果から

コナンくんの垂直跳び能力や

蹴ったボールの速度とそのエネルギー

物理法則に則って計算しました

さらにはその能力を発電に転化した場合の

経済効果にも言及しました

 

そのほか書ききれませんが

ほかの皆さんも魅力ある発表でした

 

 

 

 

 

授業にお邪魔します vol.6

輪島高校では教員が

「ここだけは誰にも負けないという授業を

 まずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

 

今日は山下友子先生の保健の授業にお邪魔しました

クラスは1年3組

感染症に関する単元でした

 

「新型コロナウイルスは江戸時代の日本で流行するか?」

という問いにみんなで考えを深めました

 

まずひとり1台端末を用いて

感染症流行の歴史と背景を調べます

エボラウイルス

コレラ

マラリア

鳥インフルエンザなど

様々な感染症について分担して調べた後

グループ内で得られた知識を共有します

 

グループで話し合うと

感染症ごとの

地域、原因、年代、感染源などの

共通点や違いが明らかになってきました

 

地理や歴史などの授業と組み合わせると

教科横断的な深い学びに発展する

まさに日本一の授業に近づく可能性のある授業でした

朝市観光ガイド

10月22日(日)

朝市で観光ガイドのボランティアをしました

参加したのは

3年生、佐渡さん

2年生、田端さん

1年生、白崎さん、久保さん、森谷さんの5名です

秋晴れに恵まれ多くの観光客で

賑わっていました

海外からのお客様に

積極的に英語で案内をしました

科学の達人

秋もすっかり深まって来た

10月21日(土)

 

美川スポーツセンターで

「いしかわ高校科学グランプリ」が開催され

本校からも1チーム出場しました

 

出場したのは

2年生の精鋭8名

 

午前中は

数学、理科、情報の筆記試験に

午後は

被災地に物資を届けることを想定した

実技問題に挑戦です

 

出場選手はこれまで

昼休みや休日を活用した

「コア輪島チームサイエンス」で

特訓してきました

 

校長も化学を担当しました

ちょうど先週の土曜日に対策をしたところが出題されたけど

解けたかな?

 

大会が終わった後も

理科数学のハイレベルな「コア輪島」の講座は

継続していきます

 

授業にお邪魔します vol.5

輪島高校では

「ここだけは誰にも負けないという授業を

 まずはひとつ作ろう」

を合言葉に授業力日本一を目指しています

今日は3年生ビジネスコースの

国語表現(川端先生)にお邪魔しました

 

電話応対における適切な話し方を学びます

シートに話すべき内容を

短くもれなくまとめ

それを活用しながら

実際に電話を掛けます

電話の向こうには各執務室の教員

多くの先生の協力をいただき

生徒は慣れない応対に緊張しながら

真剣に取り組んでいました

 

ビジネスコースでは半分近くの生徒が

卒業後すぐに就職して働きます

社会人としての基本を学ぶ

実践的な授業となりました

 

100周年記念式典が執り行われました

10月7日(土)文化会館で

創立100周年記念式典が執り行われました

 

時は大正の終わり

半島の先っぽにある

漆と漁業の小さな町、輪島

当時は陸の孤島であった

この地に生まれた子に

高等教育を施すには

故郷を捨てて

金沢に一家転住するしかない

そんな時代に

奥の能登で初めての県立中学校

輪島中学校が

続いて輪島高等女学校が

産声をあげました

 

新たな学び舎は

鳳至郡輪島町におかれました

「鳳至」の意味は

伝説の霊鳥「鳳凰」が産まれ育つ地

そしてこの「鳳凰」は好んで桐の木にとまるとされ

これに因んで本校の校章には

桐の葉があしらわれています

 

そして戦後の教育改革の下

輪島中学校と高等女学校がひとつとなり

新制輪島高校は生まれました

新しいことへの漠然とした不安から

男子校と女子校が一緒になることに

一部の保護者や卒業生からは

猛烈な反対があったそうです

しかし

こういったいわゆる過去への忠実が

新しい教育への妨げになってはならないと

当時の関係者は反対を押し切って

男女共学を実現しました

 

これらのことは

50年前に発刊された

50周年記念紙に綴られています

 

式典では、

生徒の皆さんの

式に臨む態度

お客様への挨拶

全てが素晴らしかったと

多くのお客様から

お褒めの言葉をいただきました

ねこのしつけ

生徒玄関にラベンダーが咲いています

 

 

 

 

 

 

ところがここは

近所の野良猫のトイレになっています

追い払っても脅しても

猫が嫌う匂いを撒いても

一向に止みません

毎朝の糞掃除が校長のルーティーンでした

 

ところがです

ある日猫に優しく話しかけてみました

「毎日遊びに来るのはいいけど

 ここは生徒が毎朝通るところ

 お願いだからウンコは他のところでしてね」

するとそれ以来、

ピタっと糞害がなくなったのです

 

それから約2ケ月

三つ子の赤ちゃんが産まれました

 

 

 

 

 

 

「ウンコのしつけお願いね」

と頼んでおきました

学びウィーク3日目

10月3日(火)から6日(金)の日程で

「学びウィーク」が行われています

 

3日目の活動は…

 

(1)学びカルタ

 1年生普通コースを対象に

 輪島市高校魅力化プロジェクトの

 お力を借りて

 進路を考えるための

 取り組みを行いました

 

 世の中にはどんな学問があって

 それぞれの切り口で

 どのように社会の課題にアプローチできるのか

 ゲームを楽しみながら学びました

 

 学問に対する視野を広げて

 大学入学後のミスマッチをなくす

 有意義な活動になりました

 

 

学びウィークだより2日目

10月3日(火)から6日(金)の日程で

「学びウィーク」が行われています

 

(1)英語パフォーマンステスト

 中間テストを廃止した代わりに

 各教科では単元テストを

 小刻みに設定しています

 これまでのように

 わずか年間5回のテストで

 成績が決まるのではなく

 普段の頑張りを

 丁寧に評価するようにしています

 英語のパフォーマンステストも

 そのひとつです

 話す力、聞く力を試します

 質問をよく聞き

 自分の考えを

 自分の言葉で表現します

 

(2)「コア輪島」チームS

 チームSのSは Science のS

 ハイレベルな数学理科を学びたい生徒向けの

 選択制の講座です

 対象は1、2年生

 10月に行われる

「科学グランプリ」にも出場します

 今日は数学と化学に分かれて

 特訓しました

 化学では東大入試問題を題材に

 化学的なものの考え方について

 実践的に学びました

 来春にはサイエンスツアーで

 つくば研究都市や科学未来館などのツアーも計画中です

 ホンモノに触れホンモノに学ぶことがコンセプトです

学びウイークだより1日目

10月3日(火)から6日(金)の日程で

今年度2回目の「学びウィーク」が行われます

 

今年度より、1、2学期の中間テストの代わりに

「学びウィーク」を設定しています

 

「学びウィーク」では

午前中4時間授業を行ったあと

午後は各自で必要な学習を自学します

1学期に引き続き2回目の今回は

慣れてきたのかかなり落ち着いて

真剣に取り組んでいます

 

 

 

 

 

 

大きな目的は次の2つです

 

(1)「やらされる勉強」からの脱却

 「学びウィーク」では各自で

  学習する教科をコーディネートします

  あるクラスでは 

  やりたい教科ではなく

  やらなければならない教科を選べ

  と指導しています

  教員に質問しに行ってもいいけど

  教員は質問に直接は答えません

  あくまで学ぶ方法を教えます

 

(2)「テストがあるから勉強する」からの脱却

  1学期の「学びウィーク」の後

  昨年度との家庭学習時間を比較しました

  すると驚くべき結果が見られました

  特に1年生において顕著で

  中間テスト中(昨年度)は平均4時間

  学びウィーク中(今年度)は2時間

  これは致し方ありませんが

  注目すべきはその後です

  昨年、中間テストが終わったら1時間に激減

  テストが終わったら途端に学習しなくなりました

  ところが今年「学びウィーク」が終わった後は

  2時間半と逆に微増しているのです

  学び方が身についた

  効果を実感できました

 

また、Benesseのスタディーサポート

(学びのためのアンケート調査)

の結果においても、

授業の予習復習および宿題以外の

学習時間が増えているとの分析がなされています

わずかずつですが

自分で学ぶ姿勢が身についてきています

 

「中間テストがなくなって勉強しなくなるのでは?」

「自学の制度は輪高生には時期尚早では?」

との不安の声を一部の保護者からいただきましたが

そうならないよう指導してまいりますので

ご理解をお願いします

また、ご家庭での学習状況を

お知らせいただけると改善に繋がります

よろしくお願いします

1年生の進路選択

輪島市学習センターで1年生を対象に

「文理大解剖」が行われました

視覚優位、言語優位、聴覚優位

性格診断のあと

それぞれに適した参考書と学習法を教えていただきました

今日は代休日

今日は夏休み中に行われた文化祭の代休日です

生徒のみなさんは4連休となります

 

コロナやインフルエンザが流行り始めていますので

しっかりと体調管理をしてください

 

この日を利用して輪島市学習センターで

3年生が共通テストチャレンジに取り組んでいます

 

時間を測って本物さながらの緊張感で頑張っています

 

新チームのスタートです

高校野球秋の大会が始まりました

1回戦は県立球場で羽咋高校と

初回、宮下くんが外の球に上手く合わせて先制

 

 

 

 

 

 

先発は秋田くん安定の投球で初回を三者凡退に

 

 

 

 

 

 

 3回、再び宮下くんのタイムリーで3点目

 

 

 

 

 

 

 秋田くんは3回まで1人の出塁も許さずパーフェクトに抑えます

 

 

 

 

 

 

6回からは宮下くんが登板です

 

 

 

 

 

 

7回からは濱田くんが抑えのマウンドへ

 

 

 

 

 

 

 7ー3で初戦を飾りました

 

英検

ビジネスコースでは

社会に出て即戦力として活躍できる人材の育成を目指して

さまざまな資格の取得に向けて学んでいます

9月10日(日)

2年生と3年生が休日を返上して英語検定に挑戦です

1級にも3人が挑戦しています

ホンモノを学ぶ ホンモノから学ぶ

本校では今年度より中間テストを廃止しています

テストがあるから勉強するではなく

テストがなくても勉強する

真の学びを身につけてもらいたいからです

 

代わりに設けたのが「学びウィーク」

ここでは真の学びのための仕掛けをしていきます

そのひとつが外部から講師を招いての特別「ホンモノ講座」

今日はそのひとつをご紹介します

 

刀袮建設の刀袮正章常務による土木施工管理技士育成講座です

週2回ほどのペースで放課後を利用して

将来土木関係を目指している生徒に対して

試験合格に向けての講座をしていただいています

 

 

国公立大学入試への第一歩

9月25日(月)より

大学入学共通テストの出願が始まります

 

9月5日(火)出願のための説明会が行われました

願書の下書きをし

今後の日程について確認をしました

みなさん緊張の面持ちでした

始業式にしかけたトラップ

2学期の始業式でこんな話をしました

 

今から「指示進行テスト」をします

指示書をしっかりと読んで

そのとおりに行動してください

制限時間は2分間

ではどうそ

 

第1問 まず始める前に、以下の指示を全部注意深く読んでください

第2問 氏名欄に氏名を記入してください

鉛筆が動き始めます

第3問 ・・・

第10問 いよいよ半分です

    ここまで出来た人は、合図を送ってください

何人かの生徒が手を振ってくれています

第11問 ・・・

 

はい、時間です

たった2分間で全部できる訳が・・・

生徒の顔には不満の色が・・・

でもできるはずなんです

しっかりと指示に従ってさえいれば

 

答え合わせをしましょう

 

全員起立

 

まず第2問

氏名を書けている人は腰を下ろしてください

ほとんどの生徒が座ります

おや?

何人かの生徒が立ったまま

名前すら書けないなんて・・・

 

実は立ったままの生徒こそ

しっかりと指示に従うことのできた人です

 

座った生徒へ

「世の中には人を巧みに騙す人がいます。

 契約書などはしっかり最後まで目を通す習慣をつけて

 自分の身を守れるようになりましょう

 

問題全文はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親子で学ぶ進路あれこれ(10)

進路情報をお知らせするコラム

第10回は、「大学入試に新教科導入」

 

2025年1月に実施される大学入試

つまり現2年生が受験する大学入試より

大学入試共通テストに教科「情報」が導入されます

 

今回はそのことについて

 

今のところ、2日目の最後の時間に入る予定です

 

東京大学、京都大学をはじめ81%の国公立大学では6教科8科目を課します

つまり「情報」は原則必須となります

 

6教科8科目だと満点が1000点でそのうち情報は100点

ただし北海道大学のように受験はさせるが点数化しない大学や

東北大学や名古屋大学のように配点比率を低くする大学

逆に神戸大学や九州大学のように配点比率を高くする大学もあります

地域で見ると関東・近畿は高め、その他の地区は低めの大学が多いです

金沢大学の一部の入試(文系一括、理系一括)のように課さない学部もあります

 

私立大学では8割が選択科目として課します

 

つまり、大学によって取り扱いがまちまち

というより大学側も周辺の状況を見極めている状況のようですので

志望校を絞り切れていない1・2年生は

「情報」を五教科同様、必須教科として学習を積み重ねることが必要です

 

では、どのような準備が必要なのでしょうか

試作問題が公表されていますので実際に解いてみました

 https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=511&f=abm00003277.pdf&n=6-2-1_%E8%A9%A6%E4%BD%9C%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%80%8E%E6%83%85%E5%A0%B1%E2%85%A0%E3%80%8F%E2%80%BB%E4%BB%A4%E5%92%8C4%E5%B9%B412%E6%9C%8823%E6%97%A5%E4%B8%80%E9%83%A8%E4%BF%AE%E6%AD%A3.pdf

リンク先を貼り付けましたので

興味のある方はぜひ解いてみてください

 

出題傾向の分析とその対策を次回に

教員でよかったと思える瞬間

教員の仕事はブラックだと言われ

確かに生徒と関わる時間以外に追われる雑務が多く

部活動で土日がなかったり

帰りも遅かったりと

 

改善に向けて努力して

徐々に解消の方向に向かってはいますが

まだまだ課題は多そうです

 

そんな忙しい日々の中

教員をやっていて本当によかったと思える瞬間というのが

年に数えるほどですが確かにあります

 

「卒業おめでとう」って言う瞬間

「いってらっしゃーい」と修学旅行のバスを送り出す瞬間

「先生!大学受かったよ!」って報告を受ける瞬間

 

こんなほんの一瞬の喜びがあまりにも嬉しくて

日々の激務にも耐えられるのです

 

今日はまさにその瞬間のひとつでした

生徒の輝いている姿をたくさん見ることができました

 

8月26日(土)輪高祭

朝市でいらっしゃいませ!

今年もビジネスコースの朝市実習始まっています

8月5日(土)今年4回目の実習が行われました

今日はかわいい浴衣姿でお迎えです

 

目指せ起業家(3)

アステナグループさんの支援を受けて

県教委が主催するアントレプレナーシップ教育事業の最終日

これまでの成果を発表です

 

8月4日(金)能登町のコンセール能登に

能登地区の高校7校が集まり

それぞれ練り上げたビジネスプランをプレゼンしました

 

本校からは「輪島塗のルアーの製作販売」に関する発表をしました

輪島塗ルアーは実は単なる起爆剤で

真の目的は輪島塗の新しい受注販売システム作りだとの言葉に

メンターの方々が思わず引き込まれてしまう一幕も

 

目指せ起業家(2)

アステナグループさんの支援を受けて

県教委が主催するアントレプレナーシップ教育事業の2日目

本校の「輪島塗ルアーを作ろう」グループは

先行事例の見学に出かけました

 

宝達志水町で釣り道具製作を手掛けるハッサク工房さんを訪ねて

代表デザイン&ビルダーの市村直哉様にお話を伺いました

 

工房には手作りルアーをはじめ工夫を凝らした釣り道具が満載

釣り好きにはたまらない空間でした

 

なんでも小さい頃からルアーを自作していて

漆塗りのルアーにも挑戦したことがあるのだとか

 

興味深いお話をたくさんしていただき

パワーと行動力に圧倒されっぱなしでした

 

先日のオリエンテーションでは

「一から新しいものを作るのではなく

 既存のものにいかに自分たちのオリジナルを盛り込むかがポイント」

と習いました

どんなオリジナリティーを加えてくれるのか

この後が楽しみです

目指せ起業家(1)

7月31日(月)

企業と連携したアントレプレナーシップ教育推進事業の

合同研修会が奥能登行政センターで開催されました

これは、2年前に本社機能の一部を東京から珠州へ移転した

アステナグループさんのご協力をいただき

石川県教育委員会が主催している起業家教育の一貫です

 

今年は志賀以北の高校7校から選ばれたチームが参加し

今日はそれぞれのビジネスアイデアについて

発表、意見交換を行いました

本校からは3年生の中川さん、山本さん、新典さんが

輪島塗のルアーの開発について提案しました

 

このあとグループごとにフィールドワークを行い

アイデアをブラッシュアップした後

8月4日(金)に

企業経営者や団体役員の皆様に向けてプレゼンテーションし

事業成立の可能性についてご意見をいただくこととなっています

 

 

 

インターンシップ

ビジネスコースの2年生がインターンシップに出かけています

 

香華園さんでは接客を学んでいます

 

 

 

 

 

 

鳳来保育所ではお昼寝の間に次のおもちゃを作ります

 

 

 

 

 

 

ナムコランドでは遊具の手作り看板作り

26日のお客様感謝デーでお迎えします

 

 

 

 

 

 

漁業協同組合では荷下ろしの手伝いです

 

 

 

 

 

 

百寿園さんではお年寄りの運動のお世話

 

 

 

 

 

 

オートバックスさんでは商品の陳列

 

 

 

 

 

 

ホテルこうしゅうえんさんではおもてなしの心を学びます

 

 

 

 

 

 

HAIR chic Doubleさんでは道具の整理

 

 

 

 

 

 

他にも、北國銀行さん、おおね動物病院さん、宮地組さん、市役所のみなさん、北陸電力さんにもお世話になっています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お引き受けくださった事業者の皆様

ありがとうございます 

お客様の声

本校と地元業者でコラボしている商品への感想メールが学校に届きましたのでご披露します。

 

商品開発販売に携わっている高校生の皆さんへ 

私は、15日の輪島朝市に行き、縁が有って「うどんちっぷす」のりしお味とこんそめ味各2袋を買った○○と申します。

帰宅して、コンソメ味を食べたところ、大変美味しく、ビールのおつまみに合うと思いました。

(カレー味は、カレーか、買っていない。のりしお味は、これから食べます。)

 

買った動機は、高校生が頑張っているので応援しようと思いました。

従って、味は分からずに買って来ました。

 

商品としてのパッケージ、デザイン等申し分ありません。

特に、中身が見える透明袋入り、袋の結びが制服の首回りイメージ、ラベルのデザインが可愛い、内容量グラム表示はラベルに欲しい。

 

アドバイスとして、「試食」を出来るようにして、「味」を確認して買って頂く様にする。

試食して頂くと、もっと沢山売れると思います。試して見て下さい。

 

これに似ている商品に「ラーメンチップス」があります。この「うどんちっぷす」も、やり方によっては全国に売れる事と思います。

そのためには、意匠登録、実用新案を事前に取得して置く必要があります。

関係の皆さん、頑張ってください。

石川県吹奏楽コンクール

課題曲「さくらさくら」と自由曲「ハルニレの木」を演奏しました

「ハルニレの木」は最少8人で演奏できるよう作られた曲で

わずか10人しかいない本校の吹奏楽部でも

温かな空気感で美しいハーモニーを奏でてくれました

特別国民体育大会陸上競技石川県予選会

岩波さん、女子5000m競歩で準優勝

木下くん、男子100mで準優勝、300mで優勝

船本くん、男子300mで第3位

それぞれ活躍しました

 

 

 

 

 

 

OGの干場さんも新潟医療福祉大学から出場、

後輩の応援に駆けつけてくれ

自身も女子300mで優勝でした

 

 

 

清潔で安全な文化祭を

暦の上では今日は終業式

思い出に残る夏休みにしてください

夏休み明けには文化祭があります

コロナで規模縮小していましたが

今年はほぼ元通りの実施となります

 

20日(木)、養護の栃木先生による

食中毒防止教室が行われました

ここ数年調理を行なってこなかっただけに

念入りに手洗い方法から始まり

細部に至るまでしっかりとしたチェックが行われました

 

 

 

野球部最後の夏

一気に梅雨明けの夏の空

高校野球夏の大会初戦を迎えました

 

 

 

 

 

 

初回、先頭の園くんがレフト超えのツーベースで出塁

沖崎くんの一ゴロの間に先制です

 

 

 

 

 

 

先発は秋田くん、1点を失ったもののまずまずの滑り出し

 

 

 

 

 

 

2回、追加点を取られたところで1年生の宮下くん登板です

見事追撃をかわしました

 

 

 

 

 

 

4回、水上、北出、土井くんの連打で同点です

応援にも熱が入ります

 

 

 

 

 

 

6回、北出くん、今日2本目のヒットで1点差に詰め寄ります

その裏からは、いよいよエース坂角くんの登板です

 

 

 

 

 

 

 8回のピンチには山市くんが登板し133km/hの速球で凌ぎましたが

 

 

 

 

 

 

一歩届かず惜しくも敗れました

 

 

 

 

 

  

県下女性太鼓打競技加茂大会

志賀町の旧加茂小学校体育館にて

県下女性太鼓打競技加茂大会が開催され

本校からも和太鼓部が出場しました

 

船本、沖崎組が決勝まで残り

技能賞を獲得しました

僕らのルールは僕らで決める!

   

13日(木)球技大会が行われました

 

今回注目すべきは、

生徒会執行部の生徒が中心となってルールを決めたこと

それは携帯電話の利用に関するものでした

 

本来、校地内での携帯電話の使用は認められていません

ところがみんなの頑張っている姿を写真に納めたいとの理由で

今日に限り使用を認めて欲しいと訴えていました

「カメラとしてのみ使用する

 ゲームをしたりSNSをしたりしない

 全員に徹底させる」

を条件に先生方を納得させました

 

結果、ひとりとしてルールを破る生徒がなく

生徒が自分たちで決めたルールを全員が守ったことに

本当に頼もしく思いました

 

結果は以下の通りです

 

女子バレーボール

優 勝 1年1組

準優勝 3年1組

3 位 2年3組

 

男子ソフトボール

優 勝 3年2組

準優勝 3年3組

3 位 2年1組 2年2組

夏の大会開幕です

第105回全国高等学校野球選手権記念石川大会

開会式が行われ本校野球部も堂々の行進を見せました

試合は、16日(日)金沢龍谷高校と対戦します

これまでに培った力を発揮してほしいと思います

 

 

本物に触れ本物を学ぶ「コア輪島」

輪島高校には高校の授業のレベルを超えた

深い学びの集団「コア輪島」があります

希望者が集う「コア輪島」では

さまざまなレベルの高い学びが提供されます

「コア輪島」で学ぶ生徒は

文字通り生徒の学びの核「コア」となります

 

今回はそのうちのひとつ

「電験3種」資格取得講座を紹介します

 

この講座は

福島大学客員教授である佐藤義久氏にご協力いただき

電気主任技術者の育成を目指し

定期的に開催しているものです

参加生徒は1、2年生5名

そこに一般からの参加者4名を加え行われています

 

7月7日(金)第4回目の講義が行われました

これまでに電気回路に関する計算や発電の仕組みなどを学んでいます

 

先日新聞報道にあったとおり輪島市では

地球環境に優しい再生可能エネルギーへのグリーントランスフォーメーション

洋上風力発電導入への議論を始めます

洋上風力発電の保安・監督には国家資格である電気主任技術者の選任が不可欠です

電気主任技術者の年収は600万から1,000万、

条件によっては1,500万を超える求人もあるそうです

雇用創出、卒業生の地元定着、地域活性化に繋がることを目指した講座です

 

親子で学ぶ進路あれこれ(9)

進路情報をお知らせするコラム

第9回は、「就職戦線スタート」

 

先日、来年度の高卒者への求人活動が解禁となり

本校にも続々求人票が集まってきています

 

製造業や接客業を中心に

5日(水)時点で100件を超えました

昨年に比べてかなり多くなっています

 

現在求人票を整理中です

来週末(14日頃)を目処に生徒の皆さんにお見せできる予定です

気になる会社のものをコピーして持ち帰らせますので

ご家庭で話し合われてください

 

その際、決して給料や休みだけで判断せず

仕事の内容や福利厚生などをしっかりご確認ください

また、1、2社に絞れた段階で、「応募前見学」で実際に会社の雰囲気を生で知り、

多方面から判断することが大切です

企業から高校生へは直接連絡が取れない決まりがあるため

「応募前見学」を希望する場合は進路指導室まで申し出てください

会社との日程調整をします

 

就職試験では、会社によって一般常識やSPIなどの筆記テストを課すところもあります

進路指導室に備えてある問題集を活用しながら準備をしましょう

大切な命を守れ

教員対象の救急救命講習を行いました

輪島消防署の方に来ていただき

心肺蘇生法とAED使用の手順を教えていただきました

 大切な生徒の命を守るため先生方は必死です

 

怒力

怒りと上手に付き合う

アンガーマネジメントを学んできました

講師は日本アンガーマネジメント協会のファシリテーター澤田慎一郎氏

なんと輪島高校野球部OBです

 

怒る必要のあることは積極的に上手に怒れ

怒る必要のないことは怒らない

 

怒りで後悔しないために使えるテクニックを教えていただきました

スケールテクニック、カウントバック、コーピングマントラ・・・

 

妻に勝たない!勝てない!勝とうとしない!

奥様にカッとしたらこの言葉を心の中で呟いているそうです

 

口角あげて、良い姿勢で、目から星を出して、優しい口調で

自分でご機嫌モードを演出していると

「あれ?太りました?」失礼なこと言われてもさほどムッとしません

 

 

休日返上で検定に挑戦

ビジネスコースの生徒が簿記実務検定に取り組んでいます

特に2年生は修学旅行から帰った翌日ではありますが

全員出席して頑張っています

頭の下がる思いです

修学旅行日記(23)

沖縄弁には「さよなら」を表す言葉がないそうです

「またやーさい」また逢おうね

 

3組は運良く沖縄に2台しかない

「ニモ号」にお世話になりました

 

 

 

 

 

 

 

ハートの形をした雲が見送ってくれました