校長室より「おこらいえ」

休載のお知らせ

いつも読んでくださり

そして暖かい励ましのお言葉

ありがとうございます

 

しばらく「おこらいえ」の投稿を

お休みさせていただきます

 

講演と原稿執筆のご依頼が

立て込んできたことによります

 

中でも

OECD(経済協力開発機構)様からは

「未来の教師へのラブレター(仮)」

を書かせていただけることとなりました

震災体験を経て感じている

未来の教育への思いを綴ります

この「おこらいえ」の総集編

とも言うべきものになるのかなと思います

 

再会の目処は12月を考えています

 

生徒の活動につきましては

「輪高生の活動記録ブログ」にて

更新してまいりますので

引き続き応援・伴走

よろしくお願いいたします

ご来場ご視聴ありがとうございました

地震から 671 日目

豪雨から 407 日目

 

たくさんの方々に見守られて

「MAJI で WAJI 活」

行われました

 

 

 

 

 

 

 ウエルカムボードは

「WAJI活公式キャラクター」であり

「輪島市未公式キャラクター」でもある

ワジねことフグたろう

これも生徒の作品です

 

 

 

 

 

 

 お客様を迎えます

 

 

 

 

 

 

午前中は5つのステージ発表がありました

1101_プログラム.pdf

発表の内容はZOOMで配信し

全国のみなさまに見ていただきました

 

お昼にはキッチンカーが来てくださいました

 

「からてん」さん

なかよしのおふたりでやってます

 

 

 

 

 

 

からあげっ  揚げたこやきっ

フルーツドリンク

お品の最後にちっちゃい「っ」

が入るのがおちゃめです

 

 

 

 

 

 

金沢港クルーズターミナルに

よく出店されているそうです

 

「ふしぎなネッシー」さん

ドリンクとスイーツの専門店

 

 

 

 

 

 

オリジナルメニューの

「バーボー」がおすすめです

 

 

 

 

 

 

バームクーヘンを棒に刺して

だから「ばーぼー」

かわいくペイントしてあります

 

 

 

 

 

 

キャラクターのオリジナルネッシー

金沢の小さな公園でひっそり開店

なので店名が「ネッシー」

お目にかかるのがちょっと難しくて

でも見かけるとしあわせになれます

 

「萬屋おてる」

元気いっぱいテルさんのお店です

 

 

 

 

 

 

牛ロース串やオムそば チヂミ

 

 

 

 

 

 

定期的に被災地輪島に来てくださり

「ワイプラザ」などにも

出店してくださっています

今度は珠洲にも行かれるそう

 

こんなお店にも来ていただきました

 

 

 

 

 

 

四十沢木工工芸さんの作品になります

輪島塗の木地で被災地の涙を形どった

震災後に生まれた作品です

さまざまな支援で輪島に来られる方が

被災地にはお土産が売られていないので

金沢のお土産を買って帰られることに

さびしさを感じ

今できる輪島のお土産をつくりだされました

 

 

 

 

 

 

四十沢さんはその他にも 

かさねの茶会.pdf

や 

Sudo Masahiro Quartet Jazz Live.pdf

など

被災地元気づける

さまざまなイベントも

手がけていらしゃいます

キッチンカーも持ってきて

手作りスイーツや焙煎コーヒーを

振る舞ってくださいました

 

 

 

 

 

 

 

「WAJI活」でカフェを経営しているふたりも

玄関先でコーヒーを振る舞いました

 

 

 

 

 

 

 

お昼には供用間近の

仮設校舎内覧会も行われ

保護者をはじめ

多くの方々にご覧になっていただきました 

 

 

 

 

 

 

こちらは「内田洋行」さんからのご寄付

新しい職員室に入れられた

フリーアドレス対応の

先生方の机と椅子です

新しい職員室を

先生方が働きやすい環境にしたい

とお願いしたところ

今回のご寄付につながったものです

内覧会に訪れた方からは

「どこかの I T 企業のオフィスみたい!」

と感嘆の声が聞こえました

 

午後からはポスターセッション

ポスターを円形に配置し

中央に設置した360°カメラから

全ての発表を配信できるようにしました

 

 

 

 

 

 

こちらの機材を今回ご提供くださったのは

音響機器の

「アバー・インフォメーション」様

今回こんな発表会にしたいと

提案させていただいたところ

こんなに素晴らしい機器を

ご準備してくださいました

全てのポスターセッションの様子が

ズームや移動も思うがままに

リアルタイムに送信できること

しかも周りのざわめきに関係なく

発表者の音声だけを

クリアに捉えることができる技術に

驚きでした

オンラインでご覧になってくださった方は

実感されたことと思います

 

クロージングでは

2年生の小町さんが

感動的なご挨拶をしてくださいました 

 

 

 

 

 

 

 

最後には

「フードバンク愛知」様からの

ドーナツなどの支援物質を

岩本様が届けてくださり

会場のみなさんに配られました

 

 

 

 

 

 

 防災用おにぎりの提供も

 

 

 

 

 

 

 

たくさんの方々にZOOM配信でも

お楽しみいただきました

 

以下

お寄せいただいた感想を

ご紹介させていただきます

 

「本日『街プロ』を視聴させて頂きました。生徒の皆さん、凄いですね。どんな取り組みをするかよく考えて取り組まれた様子がとてもよくわかりました。午後からしか見れなかったんですが、高校生の目線とは思えないくらい、課題や考察、今後の取り組みの展望など、しっかりと考えられていて、楽しく拝見させて頂きました。高齢化の進む現代に地域課題を若い世代が一緒に考えて自分達の社会を「こうしていきたい」「こんな風になったらいいな…」と考える事ができるのはとても重要ですね。私達リハビリテーションの取り組みも、「地域共生社会」の実現がキーワードになっていますので、改めて考えさせられました。」

新潟県より 言語聴覚士の堂井真理さま より

 

「『街プロ』発表会、リモートで拝見しましたが、生徒さんたちの表情が生き生きとして、とてもよいイベントでした。発表内容はバラエティに富んでいましたが、AIや発酵発電などには感心しました。何よりも、「街プロ」が地域に根付いた取り組みになってきていることが感じられて、喜ばしかったです。ご苦労様でした。」

RISE(ライズ)理事 岩見 一太 様 より

 
「千枚田の復興の子達と是非一度お話しが出来ればと思いました。直接訪問出来るタイミングとしては恐らく12月以降になってしまいそうですが、来年4月のイベント時に輪島高校ブースを設置して、クッキーの販売や活動PRをしてもらえないか?と相談出来ると幸いです。」
umbling Dice Records 大石 崇史 様 より

 
「これからの地域の主役である輪島高校の皆さんが、元気に、明るく積極的に活動できていることが伝わってきて、とても嬉しく思いました。輪島高校の探究活動は地域との繋がりが強く、活動性の高さを感じています。特に、自分たちで考え、試行錯誤している様子が伺え、今後につながる体験ができていると思いました。最後の生徒さんの挨拶を聞いて、輪島高校の探究活動自体が、輪島の活性化に繋がっている、役立っているのではないかと思いました。近い将来、輪島にお邪魔し、皆さんと交流できることを楽しみにしています。」

久留米大学 安永 悟 教授 より

 

その他紹介しきれませんが

ありがとうございました

明日は「MAJIでWAJI活」

地震から 670 日目

豪雨から 406 日目

 

震災直後

来れる生徒だけで集まって

傾いた体育館の冷たい床に

輪になって座って

「どうする?これから・・・」

見えない明日に向かって

たわいもない話から始めて

 

「上から降ってきた復興計画に

 そのまま乗っかるな

 僕らのまちは僕らがつくる!」

傷ついたふるさとを

元の形に戻そう

そうやって始まった

街づくりプロジェクト「街プロ」

 

明日はその発表会です

 

たくさんの方々に寄り添っていただき

励まされここまできました

明日に向かうたくさんの勇気をいただきました

 

その感謝の心をこめて

これまで取り組んできたことを

それぞれが発表します

 MAJIでWAJI活.pdf

 

明日の様子はZOOMで配信します

 ミーティング 276 485 4778

 パスコード  222105

で入室ください

9:50 スタートです

無料版ZOOMを利用していますので

40分経過したら接続が切断されてしまいますが

同じミーティングとパスコードで

入室しなおしてください

ご面倒をおかけしますが

よろしくお願いいたします

 

配信スケジュールは次のとおりです

【ステージ発表】

  10:10 らくして防災 ~防災✕AI~

  10:25 ヤマメ大捜査線 in 輪島

  10:40 スポーツで健康 ~訪問型ジム~

  10:55 猫も人間も食べられるお菓子

  11:10 神戸震災学習ツアー

【ポスターセッション】

  13:00 能登のまいもんを広めよう

  13:10 積雪発酵発電

  13:20 高齢者といっしょ~心も身体も健康に~

  13:30 未来へつなぐツアー

  13:50 心も輪島も未来も明るくしよう

  14:00 ペットと安全に避難するには?

  14:10 災害に向けた電源づくり

  14:20 千枚田の復興

 

今回配信機器をご提供してくださったのは

アバーインフォメーション株式会社様

360°カメラで全方向のポスターを捉え

高性能マイクで

ざわつくポスターセッションの中から

ピンポイントで目的の音声のみを拾います

クリアで臨場感ある音声をお試しください

 

こちらは使用する機器のパンフレットになります

 リモートカメラ.pdf  

 音響システム.pdf

今回無償でご提供いただけることになりました

ありがとうございます

じゃんけんの壺

地震から 669 日目

豪雨から 405 日目

 

2年前の大晦日

忙しすぎて帰省できずに

そのうち帰ろうと

アパートでお正月を迎え

被災してしまい

そのまま何ヶ月も

車中泊をせざるを得なかった

山崎裕貴先生

情報科の彼がいてくれたおかげで

輪島高校のネットワークは

1月4日に全面復旧するという

奇跡を見せるわけです

 

その山崎先生の研究授業が行われました

 

 

 

 

 

 

楽しみながら

プログラミングの技術を身につけます

試行錯誤しながら

諦めない力や順序立てて考える力を

身につけます

 

 

 

 

 

 

山崎先生曰く

「今日の授業は数学に例えると

 因数分解ができるように

 なったレベル

 これから様々な技術を身につけると

 アプリ開発できるようになる」

とのことでした

 

 


隣のクラスでもおもしろそうな授業をしていますよ

山上 佳織 先生の家庭一般

 

 

 

 

 

 

本物の和服の10分の1

ミニチュアの着物づくりです

 

 

 

 

 

 

和装の基礎とその特徴を学びました

 

 


昨日お越しになった

山梨県立興譲館高校さん

支援金をくださるとともに

牛奥商店様からの寄付金も

お持ちくださいました

株式会社まもかーる様も

一緒に支援金を持ってきてくださいました

 

 

 

 

 

 

 本当にありがとうございます

 

 


輪島実業高校の元同窓会会長の椿原様

「元」というのは

現在は「桐章会」役員だからです

「桐章会」は輪島高校の同窓会組織

震災直前に迎えた

輪島高校の創立百周年の際に

両校の同窓会組織が一緒になりました

輪島実業高校は

元々は輪島高校の商業科

戦後のベビーブームにより

独立したのですが

少子化により募集停止

輪島実業高校の商業科や

輪島塗職人を養成するインテリア科の

優れた教育実践は

現在の輪島高校普通科ビジネスコースに

脈々と引き継がれています

いわば元の鞘に収まった

という形でしょうか

 

一時期両校は仲が悪く

同窓会組織が一緒になることに対して

苦情やお怒りの言葉も聞きました

しかしながら

昔のしがらみを捨て

親の出身校に関係なく

これからの輪島の子どもたちを

一緒に力を合わせて育てていくことが

重要であると判断しました

 

話は大きくなりますが

日韓関係もそのようになればいいなと

新しい総理の手腕に期待しています

 

さてその椿原様が

被災した自宅から見つけた

1952年の輪島高校の卒業アルバムを

学校に寄付してくださいました

戦後わずか7年後のアルバムには

戦後復興の中心となっていく

若者の姿が凛々しく写っていました

まるで当時の映画のポスターのような

何ともおしゃれなアルバムです

 

 

 

 

 

 

みなさんにお願いです

被災した家の片付けの際に

このような昔のアルバムありませんか?

ありましたら

輪島高校に寄贈していただけないでしょうか

ある年度以降のものは揃っているのですが

貴重な資料として揃えたいと考えます 

 

 


3年生「英語探究」選択の生徒たちが

「海の星幼稚園」を訪れ

園児たちとの交流を楽しみました

 

 

 

 

 

 

 

まずは「じゃんけん列車」

英語でじゃんけん

「Rock Paper Scissors!」

 

 

 

 

 

 

話はそれますが

フランスのじゃんけんには

石 ハサミ 葉っぱ(紙)のほかに

壺があります

グーを緩めて丸い壺を作ります

石やハサミは沈むので壺に負けますが

葉っぱは浮かぶので壺の負けです

ちょっとややこしいのですが

色々駆け引きがあって面白そうです

 

 次はクイズ

 

 

 

 

 

 

 

そして絵本読み聞かせ

「きんぎょがにげた」

「はらぺこあおむし」

「Good Morning Mr. Moon」

 

 

 

 

 

 


【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「WAJI活」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

今日が最終回

 

(21)未来へつなぐツアー

  さあどんな未来が待っているのでしょう

  ご覧になってのお楽しみです

 

当日はお昼にキッチンカーも来てくださいます

できたばかりの仮設校舎のお披露目会もあります

内田洋行さんからご支援いただいた

フリーアドレス制の職員室も

ご覧になれます

ぜひお越しください

 

また

360°カメラで発表会の様子を

同時配信します

お越しになれない方は

どうぞご覧ください

 

被災地の生徒たちが思い描く

未来のふるさとを

ぜひご覧いただきたく思います

ようこそ!興譲館高校 ご一行様

地震から 668 日目

豪雨から 404 日目

 

山梨県立都留興譲館高等学校のみなさんが

本校を訪れてくださいました

以前に

本校生徒のアイデアを形にした『応援弁当』と

『能登復興・輪島高校復興祈願竹灯籠製作』

でお世話になった

DJ KOUSAKU さんが

連れて来てくださいました

 

先日万博のフィナーレで朗読した

正角 心音 さん

実は『応援弁当」にも携わっていて

玄関でKOUSAKU さんと再会を果たしました

 

万博閉会式の話をすると

「フィナーレ見たよ

 櫻井くんと出てたね

 実はうちのバンドのメンバーが

 『嵐』に楽曲提供してるよ」

とのこと

何?この引き寄せ

 

 

 

 

 

 

 

自ら希望してきてくださった

心優しい10名の生徒さんと

ふたりの先生方です

 

ビジネスコース1年生と交流しました

校舎案内のあと

山上 佳織 先生による

防災に関する授業を受けました

 

 

 

 

 

 

グループワークの結果を発表する場面では

両校の生徒で絡みながら発表する

グループも見られました

 

 

 

 

 

 

 

岡山県立興陽高校さんと開発したバスソルトを

お土産におあげしました

 

 

 

 

 

 

 

 


輪島高校の「さかなクン」

伊奈岡克俊 先生の研究授業です

 

伊奈岡先生は生物が大好きで

いつも楽しそうに授業をする

と生徒から評判で

生物の楽しさを知り

自分も生物学に進みたいという

卒業生を何人も送り出しています

 

 

 

 

 

 

今日は血液型の話です

 

ゴリラの血液型は全員B型

よく言われますが

実はそれは正確ではなくて

確かにニシローランドゴリラは

全員B型だけど

ゴリラ全種でいうと何種類かあります

というトリビアを導入として

DNAの塩基配列とアミノ酸配列

の関係を学びました

 

 


【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「WAJI活」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

 

(18)千枚田の復興

 

(19)カフェと音楽で輪島を活性化させる

  コーヒーは漢字で「珈琲」と書きます

  考案したのは幕末の蘭学者

  宇田川榕菴(うだがわようあん)です

  「珈」は髪に挿す花かんざし

  「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐

  をそれぞれ意味する字です

  コーヒーの赤い実が

  当時の女性が髪に飾っていた

  「かんざし」に似ていることから

  つけたそうです

  「琲」の王篇を糸篇に変えると

  「緋(あか)」になりますし

  なんともセンスの塊です

  「酸素」「水素」「細胞」なども

  彼の命名によります

  「酸」の素は実は水素イオンなので

  「酸素」は誤訳といえば誤訳

  なんですけどね

 

(20)運動で市民同士の絆を深めよう

  被災地でもできるスポーツ

  子どももお年寄りも一緒に楽しめる

  そんなスポーツを考えています

  例えばモルックのような

  モルックは

  フィンランドのカレリア地方の

  伝統的なゲームであるキイッカ(kyykkä)を元に

  1996年に開発されたスポーツです。

  木の棒を投げてピンを倒す

  ボーリングのようなスポーツです

  床が傾いている本校の体育館でやると

  投げた棒が

  ひとりでにコロコロと戻ってくるという

  オートマチックモルック場と

  なるのでした

 

今回の発表会はその傾いた体育館で行います

紅白歌合戦を中継した時に

待合室として使用していた場所です

そんなところもぜひご覧になってください

能登で被災した高校生たちはいま

地震から 667 日目

豪雨から 403 日目

 

【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「WAJI活」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

 

(15)輪島をゆるキャラで盛り上げよう

  今では観光地のマスコットとして

  全国展開している『ゆるキャラ』

  もともとは

  イラストレーターのみうらじゅんさん

  が考案したものです

  『ゆるキャラ』には3つの条件があるそうで

  ① 郷土愛に満ちた強いメッセージ性があること

  ② 立ち居振る舞いが不安定でユニークであること

  ③ 愛すべき「ゆるさ」を兼ね備えていること 

  

  ちなみに「マイブーム」もみうらさんの造語 

 

  「ゆるい」+「キャラクター」=「ゆるキャラ」

  「マイ(私)」+「ブーム(大衆)」=「マイブーム」

  既存のものを組み合わせて

  新しいものを創り出しているのですね

 

(16)災害に向けた電源づくり

  さあ今回のエネルギー三部作の最後

  昨年つまり被災1年目の『街プロ』では

  子供やお年寄りの居場所づくりの

  探究が目立ちました

  今年はエネルギー

  つまり被災経験を経て

  次の世代へどう繋げるか?

  をテーマにしたものが目立ちます

  生徒たちの心の持ちようも

  少しずつ未来に向かって

  変わってきています

 

(17)ペットと安全に避難するには? 

  輪島高校では

  避難所として

  ペット同伴者の部屋を

  ひとつこしらえました

  ペット同伴避難の実現に向けての活動を

  展開されている団体の方の話によると

  学校を避難所として運営するときに

  ペットを入れると

  避難所を閉鎖した後

  その部屋に生徒を入れることが

  衛生上問題である

  という理由でなかなか進まない

  という話です

  何ら問題がなかったことが

  今回実証されましたけど

  いかがでしょう?

 

 


朝日新聞さんから

「能登で被災した高校生たちはいま」

という動画のLINKをいただきました

https://m.youtube.com/watch?si=tqQGPmWELN0YFEyz&v=YPL9MfEWKdk&feature=youtu.be

 24分ほどの動画になります

もとよりもっと

地震から 666 日目

豪雨から 402 日目

 

東陽中学校の高校説明会に行ってきました

 

 

 

 

 

 

 

素敵な教育目標を見つけました

 

 

 

 

 

 

「もとよりもっと」

 

短い言葉の中に

深い意味が込められた

素晴らしいメッセージですね

 

東陽中学校は

地震はもとより

半年後の豪雨で

甚大な被害を受けた場所です

 

 

 

 

 

 

 

氾濫した河川の両岸には

おびただしい数の土嚢が

痛々しいまでに積まれています

 

それでも少しずつ

ほんとうに少しずつですが

前に進んでいます

傾いた電柱の横に

新しい電柱が建てられていました

 

 

 

 

 

 

 「もとよりもっと」

よくなりますように

 

途中の道路

一旦傾きが止まっていたのですが

またひどくなってきています

 

 

 

 

 

 

 

今日は急に寒くなって

冬の日本海を思わせる荒波です

隆起してできた新しい海岸と織りなす

コントラストは

ドラクロワの絵画のようです

 

 

 

 

 

 

 

 


先日「商い甲子園」でお世話になった

藤原美江さまから

すてきな贈り物をいただきました

 

 

 

 

 

 

流木アートでしょうか?

おしゃれなトレイです

11月1日の「MAJIでWAJI活」

街プロ発表会にお越しくださった方で

ご希望の方に差し上げます

 

またいっしょに活動してくださった

高知商業高等学校ジビエ部と

三重県の青山高等学校のみなさまからも

支援金をいただきました

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました

 

 


OECD(経済協力開発機構)から

「ティーチングコンパス2025」 が

リリースされました

未来における理想の教員の姿を

描いたものです

本校もご指導いただきながら

作成に関わらせていただきました

ぜひごらんになってください

https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/about/projects/edu/education-2040/teaching-compass/Final_20251020%ef%bc%bfOECD%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%91%e3%82%b9.pdf

 

ポンチ絵も公開されています

https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/about/projects/edu/education-2040/teaching-compass/Final_Teaching%20Compass251023%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%a6%82%e8%a6%81.pdf

 

世界各国からの参加者一覧です

Wajima High School (JAPAN)

の名前があります!

section_8.pdf

 

半島の最先端から

目指せ世界の最先端!!

商い甲子園

地震から 665 日目

豪雨から 401 日目

 

高知県は安芸市で行われている

全国商い甲子園に出店する機会を

いただきました

 

発災以来いろいろと

寄り添ってくださっている

藤原美江 先生に

お繋ぎいただきました

 

藤原先生は

「はりまや橋デザインコンテスト」

でグランプリを取られ

以来この大会の顧問を

務めていらっしゃるそうです

 

「土佐の高知の播磨屋橋で

 坊さんかんざし買うを見た

 よさこいよさこい」

 

江戸時代の

僧侶の「純信」と

少女「お馬」の恋物語

 

かんざしを買った「坊さん」は

実は「純信」ではなく

「お馬」に横恋慕する「慶全」

さらにはふたりを引き裂くために

嘘の噂まで流します

 

当時僧侶は妻帯が禁止されていたため

噂が広まり捕まるのを恐れ

「お馬」と「純信」は駆け落ちしますが

結局捕まりふたりは引き裂かれます

 

そんな悲恋物語の残る高知

そのお隣の安芸市での商い甲子園です

 

 

 

 

 

 

開会式で入場行進

 

 

 

 

 

 

四国の高校を中心に全国から集まりました

 

 

 

 

 

 

 

出店のみなさんをご紹介します

 

高知中央高等学校さん

 

 

 

 

 

 

近森産業さんとコラボしての

カツオ香る高知の揚げ餃子です

 

高知県立檮原高等学校さん

 

 

 

 

 

 

ワイン用のブドウで育てた高知牛

廃棄食材で作った

フードロスにも配慮したカレーです

 

高知県立山田高等学校さん

 

 

 

 

 

 

香美市の三谷ミートさんの

大人気の手羽先とチューリップです

 

高知県立安芸高等学校

「あきこう防災特別課」のみなさん

 

 

 

 

 

 

被災地のために

募金活動をしてくださっています

 

高知県立宿毛高等学校さん

 

 

 

 

 

 

OBである「豊ノ島」関の

ご実家のお豆腐です

 

愛媛県立西条高等学校さん

 

 

 

 

 

 

商業科で経営するお店「めぐみソムリエ」

たぬきまんじゅうがおすすめです

 

全部紹介したかったけど

時間がなくて

回りきれませんでした

 

私は会場の一室を借りて

能登半島地震での経験を語る

講演会をさせていただきました

 

会場には地震の悲惨さを物語る

パネルも展示してくださっていました

 

 

 

 

 

 

 

アキ市だけにアキない甲子園

かと思ったら

もっと深い理由がありました

 

安芸市は岩崎彌太郎氏の生誕地

世界に名だたる

現在の三菱グループの礎を築いた

幕末屈指の経済人です

 

彌太郎は30代で「土佐商会」に務めます

土佐特産である

樟脳や和紙そして鰹節

それらを売り

軍艦や武器を買いました

 

彌太郎は

坂本龍馬ら海援隊の

給料の支払いも行ったそうです

 

現在輪島高校は

「三菱みらい財団」さんから

採択されて資金援助を受けていますので

生徒のみなさんは胸をはりましょう

我々は

坂本龍馬が給料をもらっていた人と同じ人から

資金援助を受けています

 

 

 

 

 

 

 

 

龍馬も我々も

日本の未来をつくっちゅうぜよ

 

帰路につきました

目の前に太平洋が広がります

 

 

 

 

 

 

 アンパンマン電車も走っています

 

 

 

 

 

 

高知駅のホームはオシャレです

なんかヨーロッパにこんな感じの

なかったですか?

 

 

 

 

 

 

 

 


福岡第一高校さんでの「パラマ祭」で

頑張っている様子を

岡本先生が知らせてくださいました

 

 

 

 

 

 

生徒たち疲れも見えますが元気です。

朝食のバイキングでプリン2泊とも3つずつ

計6個食べた生徒がいます

昨日の様子をお知らせします

 

 

 

 

 

 

パラマ祭1日目

10時からの開場を目指し

福岡第一高校さんに向かいました

今回のパラマ祭では

きゅうりのバスソルト

とまとのバスソルト

藤のバスソルト3種類を販売します

これらのバスソルトは

輪島高校の生徒が

県外の高校 大学そして企業と

コラボして作ったものです

前日福岡に到着してから

ホテルで手分けして袋詰めしたので

自分たちで準備したからか

商品に対して愛着を感じているようです。

 

 

 

 

 

 

福岡第一高校さんの生徒会メンバーの力も借りながら

販売しました

みなさんの頼もしいこと!

お客さんに声をかけてくれたり

商品の説明を丁寧にしてくださったりしました

買ってくださる方の中には

能登の状況を聞いてくださる方や

「応援しています!」と声をかけてくださる方が

たくさんいらっしゃいました

 

 

 

 

 

 

今回「ペットと災害」について探究しているチームの

パンフレットも持参しました

ペットを飼っていてもいなくても

興味深く聞いてくださり

当時の状況も聞いてくださいました

せっかくパラマ祭に参加させていただいたので

今後の輪島高校のイベントの参考にするために

校内を散策もさせていただきました

 

 

 

 

 

 

輪島高校生徒会長の北村くんは

スマッシュブラザーズ大会に参加しましたが

結果は惨敗

勝てそうな要素は全くなかったそうです

ステージではたくさんのパフォーマンスが

披露されていました

 

 

 

 

 

 

今回のパラマ祭に向けて

みなさん準備をされているらしく

盛り上がりがすごかったようです

前回夜の体育祭でお邪魔した際にも感じましたが

福岡第一高校のみなさんは

それぞれが全力で学校行事を楽しんでいる様子です

自分の「好き」をつきつめ

表現している姿がとてもきらきらしていました

輪島高校も

そんな自分の好きを形にできる学校になると

いいなと感じました

 

 


どうでもいい話ですけど

新幹線の前の座席の網に

フリーペーパー戻す時

角っこが折れ曲がって

「イーッ」てなりませんか?

 

パラマ祭

地震から 664 日目

豪雨から 400 日目

 

福岡第一高校さんの「パラマ祭」に

お招きいただきました

個性教育の一環として展開されている

「パラマ塾」の成果を発表する学校祭です

 

 

 

 

 

 

『パラマ塾』は

「個性の伸展による人生錬磨」を具体化させた

個性の育成を目的とした

ユニークな塾形式の授業です

生徒一人ひとりが持つ「個性」を

引き出し伸ばし育てることを

目的としています

 

 

 

 

 

 

都築 仁子 校長先生のご挨拶より

「Parama とは

 サンスクリット語の

  『Parama-alta』

 即ち「第一義諦」の略です

 仏教語です

 校名の由来となりました

 個性の意味です

 本校には福岡はもとより

 全国そして海外からも

 毎年多くの個性を持った

 高校生が集結します

 それぞれが

 夢や希望の実現に向かって

 パラマ塾を居場所にして

 常に新しい自分

 本当の自分に向かって挑戦し

 それぞれが目指すものを

 確実に手にしてほしいです

 素晴らしいパラマ塾です 

 今年もアクティブな成功を祈っています」

 

 

 

 

福岡第一高校さんは

能登半島地震直後の

1月から数ヶ月間

寒空の下募金活動に立ってくださり

本校へと支援してくださいました

それ以来ずっと寄り添って

くださっています

 

一年間の活動の集大成の場ということで

圧巻のクオリティーです

 

 

 

 

 

 

  

生徒会の生徒をお招きいただき

『輪島塾』として

仲間入りをさせていただきました

 

 

 

 

 

 

 

環太平洋大学の大池教授のご指導ものと

岡山県の興陽高校さんと共同開発した

バスソルトの販売をしてきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「街プロ」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

 

(12)囲碁ボールで輪島を明るく

  碁盤に見立てた人工芝マット上で

  木製スティックで白黒のボールを操って

  五目並べを行うニュースポーツです

  兵庫県氷上郡柏原町(現在の丹波市)で

  町おこしのために1992年に

  考案されたものだそうです

  囲碁の勝負によって領地争いを解決した

  という故事が同町にあることが

  考案のきっかけとなっています

 

(13)積雪発酵発電

  積雪発電とは

  太陽熱や廃熱などの熱源と

  積雪による冷熱の温度差で

  発電する仕組みです

  発酵発電とは

  発酵によって生じた

  メタンガスを燃料に

  発電する仕組みです

  このグループは

  このふたつを組み合わせることを考えた

  ということでしょうか?

 

(14) 心も輪島も未来も明るくしよう

  昨年度花火を打ち上げたグループの

  流れを汲む活動です

  冬の夜を彩る

  イルミネーションをつくります

  「まちを明るく元気にしていくこと」

  「参加・交流の生まれる活動にしていくこと」

  「資源循環や観光の要素も入れていくこと」

  を意識して動いています 

 

 


博多での販売を応援した後は

高知での販売の応援に向かいます

 

 

 

 

 

 

吉野川の美しい渓流です

大歩危小歩危の山あいを抜けます

 

 

 

 

 

 

アンパンマン号も走っています

 

 

 

 

 

 

ごめんまちこさんが迎えてくれます

 

明日は安芸市で開かれる

「商い甲子園」に参加してきます

奥尻島も忘れないで

地震から 663 日目

豪雨から 399 日目

  

佐賀で開催された

全国音楽教育研究大会

フィナーレでふたたび

全員でフェニックスを大合唱しました

 

 

 

 

 

 

全国の多くの先生方から

励ましのお声をかけていただきました

 

 

 

 

 

 

北海道からお越しの

今金中学校の 清水 桃子 先生

奥尻中学校の 塩原 祐馬 先生と

お隣になり

いっしょに歌いました

 

奥尻島といえば

平成5年に発生した

北海道南西沖を震源とする

マグニチュード7.8の

地震によって発生した津波が

わずか2分後に到達して

奥尻町だけで 198人もの

死者・行方不明者が出た場所です

 

先日も別の機会に

奥尻島ご出身の先生とお会いしましたが

「世間は阪神淡路大震災以降

 東日本大震災や

 熊本地震などよく取り上げるけど

 阪神淡路の2年前に起こった

 私たちを襲った悲劇のことも

 忘れないでほしい」

とおっしゃっていたのが

心に残っています

 

 

【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

今日は国語と商業の教科横断です

 

授業者は

電話が鳴る前に

かかってくることを予知できる

高森まどか先生

テーマは

「メールの書き方を学ぼう!」

 

書き方を学ぶ前に書いたメールを

全員で見ながら

良い点と良くない点を考えました

 

「件名」はあったほうが良いことや

長すぎると見ずらいこと

また最初に名乗ったほうが良いことに

気づきました

 

 

 

 

 

 

そのあと

商業と国語表現の教科書を

見比べながら

ビジネスにおけるメールの

一般的なルールについて学びました

 

その後日程調整のメールを例に

スムーズなやり取りにするには

どうすればよいか考えました

 

 


【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「WAJI活」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

 

(9)高齢者といっしょ

  〜心も身体も健康に〜

 75歳以上を後期高齢者

 65歳以上を前期高齢者

 と呼ぶそうですが

 初期高齢者の私は

 後期高齢者並みの記憶力が自慢です

 最も得意とするのは

 用事があってある場所に来たのに

 着いた途端用事を忘れてしまい

 思い出そうと元の場所に戻ってみても

 用事があったことすら忘れてしまうことです

 これが私が心身共に健康である

 元気の源となっています

 周りは迷惑していると思いますが

 

(10)こども食堂について

 子どもが一人でも安心して利用できる

 無料または安価な食堂です

 食事の提供だけでなく

 子どもたちの「第三の居場所」として

 学習支援や多世代交流の場としての

 役割も担っています

 

(11)らくして防災

  〜防災 × AI〜

 防災が大切なのはわかっていても

 なにを準備していいのか?

 食品の消費期限が気になったり…

 そんな不安や面倒を

 一気に解決するアプリを開発中です

 

今回の発表会は

オンラインでもご覧になれます

お楽しみに 

呼子の朝市

地震から 662 日目

豪雨から 398 日目

 

朝日新聞さんから

本校卒業生のその後を追った

ドキュメンタリー動画の

リンクを送っていただきました

https://youtu.be/YPL9MfEWKdk

デジタル版記事もあります

https://www.asahi.com/articles/ASTBM12QNTBMDIFI01FM.html

 

 


呼子(よぶこ)の朝市に行ってきました

 

 

 

 

 

 

佐賀県にある100年の歴史のある朝市です

 

 

 

 

 

 

港に隣接していて

水揚げしたての海の幸を扱います

輪島朝市も港と直結して

セリ体験などやってもいいですね

堤防も利用して釣り体験とセットにして

自分で釣った魚をその場で食べるとか

 

 

 

 

 

 

 

港にはズラッとイカが干してあります

輪島でこれやると

たちまちトンビにやられるかも

ここにはトンビいないのでしょうか

 

透き通ったイカ刺しが名物です

今朝は水揚げがなかったので

メニューの看板を見て我慢

輪島でもできそうですね

 

 

 

 

  

 

 

おそらくこれは水揚げしたイカを

生かしておくための生け簀

 

 

 

 

 

 

 

買った海産物を焼いて食べる

バーベキューコーナーもありました

アワビ250円〜 

サザエ200円など

結構リーズナブル

ただし土日のみの営業なので

こちらも断念

 

 

 

 

 

 

 

道端でおばちゃんがサザエを焼いています

特大のもので1個 850円

これは結構なお値段ですね

 

 

 

 

 

 

 

こちらはイカの天ぷらを揚げたてで

8個ほど入って 500 円

観光客は「いろんなものを食べたい」

と考えているはずなので

ボリュームを落として

価格も下げるべきだと思います

 

 

 

 

 

 

 

昔ながらの土壁の家屋が続きます

 

 

 

 

 

 

 

クジラ漁の親方の屋敷を見つけました

 

 

 

 

 

 

この辺は昔はクジラ漁がさかんでした

漁の時期は12月から始まり春先まで

出漁の前に親方の家に集まり

酒を酌み交わしたのだそう

 

 

 

 

 

 

建物を活用して

中は資料館になっていました

 

 

 

 

 

 

輪島朝市にも震災を伝える

資料館があるといいですね

火災で消失する前は

輪島塗職人の伝統的な家屋が

あったんですけどね

 

 


阪神淡路大震災の時には

「しあわせ運べるように」

東日本大震災の時には

「群青」

傷ついた子供たちを励まし

未来に向かって歩き出すための

素敵な合唱曲が生まれました 

 

私たちにも合唱曲が欲しい!

生徒や保護者の皆さんから

声が聞こえるようになりました

 

そんな時です

合唱作曲家の弓削田健介先生が

能登を訪れて

「被災地の子どもたちの

 心の声を紡いで

 合唱曲を作りたい」

とお申し出があったのは

 

そうして生まれたのが

合唱曲「フェニックス」です

 

今日は佐賀で

全日本音楽教育研究会全国大会

平たく言えば

日本中の音楽の先生方が集まる会で

弓削田先生の講演会

というよりコンサートがありました

 

最後にフェニックスを会場で大合唱

その時にステージの上から

指揮をさせていただきました

 

全国の音楽の先生の

会場を震わせる歌声に感動しました

 

会場では録音撮影が

禁じられていましたので

雰囲気をお伝えすることができず

残念です

 

 


【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「WAJI活」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

 

(6)能登のまいもんを広めよう

 「まいもん」とは「美味しいもの」

 海の幸山の幸からスイーツと

 美味しいものの宝庫です

 どんな「まいもん」を

 紹介してくれるのでしょう

 

(7)タービンで輪島に灯を

 被災地の子供達にとって

 何日も電気が来ないことは

 大きなストレスでした

 ですので

 今年の研究発表には

 エネルギー問題についてのものが

 多くあります

 

(8)災害による栄養状態の変化を改善したい

 被災地では

 お年寄りがトイレに行くのを億劫がり

 飲食をしなくなるケースが多くあります

 また若い世代においても

 仮設住宅での調理が

 困難極まることから

 適当に済ますことも増えます

 そんな状況に解決策を提案します

英語の研究授業を研究する

地震から 661 日目

豪雨から 397 日目

 

生徒と雑談しました

「7時間全部奥野先生の授業ならいいのに!」

「どうして?」

「だって奥野先生

 授業のゴール示してくれるし

 ゴールしたらそこで授業終わるし」

「他の先生は?」

「2分ほど余ってもいきなり

 小テスト入れたりして

 時間ギリギリまで引っ張る」

「最大限に学んで欲しいんじゃ?」

「でも授業の内容終わっとるし

 集中力切れとるし

 全く意味ないと思う」

「じゃあそれ先生に伝えてみたら?」

「ダメやと思う」

「どうしてかな?」

「俺らうるさくするから?」

 

自分たちでもわかっているようです

 

私も現役時代は

この生徒たちと同じことを考えていて

終了のチャイムが鳴っても

授業のまとめをしている先生を

「アホちゃうか

 生徒が早よ終われ思てんのに

 意味ないやろ」

とどんなに話が途中でも

チャイムと共にサッと終わって

生徒の貴重な休み時間を

1秒たりとも奪わない

そんな努力をしていたものです

 

キレイに授業をまとめたいのは

教員のサガではありますが

生徒が聞いていないのでは意味ないのです

 

最近では

「教師がなにを教え込んだか

 ではなく

 生徒が何を学んだかが大切」

という考えが主流になっています

 

生徒が言うように

授業の目的達したんだから

そこで授業終わればいいようなものの

「教員は給料もらって働いているのだから

 授業をサッサと切り上げて

 給料分働かないのは

 契約違反だ」

といった問題も絡んでくると

ややこしくなってきます

 

こういった社会の問題について

生徒と教員とで

じっくり議論する時間も

必要なのかもしれません

 

しかしながら

教育と経済は

必ずしも相容れないものであって

 

例えばアメリカの研究で

こんなのがあります

 

アメリカは結構思い切った

教育に関する実証実験をするお国柄で

ある州で

教員の給料を完全出来高払いにしたそうです

進学実績に基づいて

教員の働きぶりを査定し

結果を出した教員を優遇したそうです

教員のモチベーションが上がり

優れた教育効果をもたらすと

期待されていたのですが

結果は

アメリカの教育施策上

最大の失敗のひとつとなりました

 

なぜか?

学校がこれまでにないほど

荒れ出したのです

 

教員の指示に対して

「へん!どうせ自分の成績上げたいだけだろう」

「俺たちに言うこと聞かせれば

 自分の給料上がるからな」

全く従わないようになってしまいました

 

教育の世界に

費用対効果だとか

経済の原理だとかは

決して持ち込んではならないという

教訓とすべきです

 

 


【今日のMAJIでWAJI活】

11月1日に開催される

探究学習「WAJI活」発表会

その内容を告知し

繋がってくださる方を見つけるコーナー

 

(3)ヤマメ大捜査線 in 輪島

 環境DNAを調査して

 輪島の川にヤマメがいないか

 調査しています

 生物は体表から剥がれた細胞や糞を

 環境中に放出します

 河川水中に含まれるDNAを分析することで

 そこにどんな生物が住んでいるか特定できます

 捕獲する必要がないので

 生物や環境への負荷が少ない技術です

 

(4)神戸震災学習ツアー

 かつての被災地神戸を視察して

 30年間どのように復興してきたのか

 自分の目と足で学んできました

 30年経った今だからこそわかる

 復興の成功と失敗

 その教訓を能登の復興に活かします

 

(5)スポーツで健康 〜訪問型ジム〜

 スポーツが大好きなのに場所がない

 このグループでは

 自分たちでジムを作ろうと

 行政にかけあうなど

 さまざまな活動を行い

 多くの困難にぶつかってきました

 そして今

 訪問型ジムという

 新しいスタイルのジムを考えました

 

発表会では

落成したての仮設校舎の

内見会も予定しています

内田洋行様にご支援いただいた

フリーアドレス制の職員室も

ご覧になれます

 

ぜひのお越しを

 

 


【今日の震災新採5】

震災の地に赴任となった

5人の新採者を紹介するコーナー

 

外国語科の加藤先生の

初任者研修の研究授業が行われました

 

 

 

 

 

 

授業はAll English でテンポよく

教師と生徒のトークが繰り広げられました

こんな授業ならもっと英語好きに

なっただろうなと思いました

 

特にいいなと思ったのは

教師から日本語の例文が提示され

即座にペアで英語に直す活動

 

ただ今回の授業では

教員が指名したひとりの生徒の英文しか

全員でシェアできず

その他のペアは

自分たちが作った英文について

合っているのか間違っているのかわからず

モヤモヤするのではと思います

 

そこで

AIを活用したこんなアプリどうでしょう

 

もし既にあったら教えてください

 

全ペアで話している例文を

マイクで拾います

現在門前高校とのオンライン授業で

使用している機器では

教室の一番後ろの席の生徒の

雑談まで拾えるので充分可能だと多います

 

拾った音声は全て

即座にスクリーンに投影されます

すると全てのペアで作られた英文を

全員でシェアできるのです

 

その際AIが

文法的な誤りなどを修正して表示します

すると間違った本人は

間違いに気づき

文法的に正確な英文を学べる上に

間違えたことは他の生徒に知られないので

間違いを恐れず話す習慣がつきます

 

ただ同じような文章ばかり集まっても

面白くも何ともありません

 

そこで教員に発問力が求められます

「彼は午後三時に駅で彼女を見かけた」

みたいな

他に訳しようのない例文ではダメです

生活に密着し

なおかつ汎用性の高い文章

例えば

「先生遅えな」

主語をどうするかだけでも

何通りも作れるし

そこに一言自分で付け加えるよう指示し

「先生遅えな 何してるんだろう?」

「先生遅えな 忙しいんかな?」

「先生遅えな 時間守れって言うとるくせに

 自分が遅れるってどうなん?」

みたいに自由に生徒が作文すると

一気にボキャブラリが増えて

楽しいと思います

 

集まった例文はそのまま保存されて

いつでもアクセスできるようにしておけば

家庭学習にも使えます

木犀の花咲く頃に故郷へ帰りたいな

地震から 660 日目

豪雨から 396 日目

 

校庭の金木犀が香る頃となりました

 

 

 

 

 

 

タイトル何のフレーズかわかりますか

「日生のおばちゃん」の歌です

 

この秋の佳き日

体育祭が開催されました

保護者の方もお越しになり

元気いっぱいの姿を見ていただきました

 

 

 

 

 

 

とはいえグラウンドには

仮設校舎がもうじき完成

生徒席のすぐ後ろに

工事用のフェンスが

 

限られたスペースに

トラックを斜めに描く

というアイデアできり抜けます

 

不便なら不便なりに

アイデアが湧くものです

普段のことを普通通りにしようとするだけで

生徒も先生も考える力が

鍛えられる

おもしろい環境です

 

種目も工夫を凝らしてあります 

運動が得意ではない生徒も

みんなが楽しめるような

工夫が散りばめられています

 

 

 

 

 

 

生徒会の生徒が

福岡第一高校さんの

夜の体育祭を見て刺激を受け

趣向を凝らして

種目設定をしてくれました

 

グラウンドの隅っこには

野球のブルペン

以前の屋根付きのに比べると 

雨の日は使えませんが

できることをやるだけです

 

 

 

 

 

 

 

こちらもがんばりましたよ

陸上部が自分たちでこしらえた

お手製の砲丸投げ練習場です 

 

 

 

 

 

 

ここで練習して

北信越大会出場を果たしたって考えると

ほんとにがんばったなって

感動します

こんなスペック

地震から 659 日目

豪雨から 395 日目

 

用事があって進路指導室に行きました

授業中なので先生は

国語科の高森まどか先生だけでした

 

私が入室するやいなや

何か用事があるかのように

高森先生はおもむろに立ち上がり

歩き出しました

 

するとちょうど電話の呼び出し音が鳴り

高森先生は受話器を取り上げるのでした

通話を終えると

何事もなかったように自席へと

「あれ?何か用事あったのでは?」

と問いかけると

「電話が鳴ったので出ただけです」

 

いやいや

電話が鳴ったのは

あなたがが立ち上がって歩き出したあとです

 

どうやら

電話が鳴る前に音が聞こえるという

特殊なスペックをお持ちのようです

 

電話が鳴ると

誰からの電話かピンとくることありませんか?

それを超えた特殊能力のようです

 

 


もうすぐハロウィンですね

英語科の矢田勇先生の

奥様とお子さんで

カボチャのランタンをつくって

高校に飾ってくれました

 

 

 

 

 

 

 

 


発災以来ずっと寄り添ってくださっている

福岡第一高等学校さん

文化祭に輪島高校も

出店させていただけることとなりました

 

福岡第一高校さんの文化祭は

「パラマ祭」といいます

 

ここには

「パラマ塾」という

部活動のようでちょっと違う

生徒が自分の意思で

好きなことを極める

そんな活動があります

氷川きよしさんは

ここの「演歌塾」で

その才能を開花させました

 

それぞれの塾が

その輝きを発揮する場が

「パラマ祭」です

 

 20251020_HAD○塾.pdf

 

 「輪島塾」として出店します

環太平洋大学さん

岡山の興陽高校さんと

コラボして開発した

バスソルトを販売してきます

 

震災後にできた

いろんな絆にホント感謝です

 

投げやりにならずやり投げについて考える

地震から 658 日目

豪雨から 394 日目

 

つい先日までの暑さが

嘘のように肌寒い

西部緑地公園陸上競技場

 

陸上部の生徒が

北信越大会で頑張っています

 

大久保侑選手 砲丸投げ

 11m21で11位

 

干場泰志選手 800m

 1分59秒92で予選3位

 

池端龍太郎選手 5000m競歩 

 27分36秒52で14位 自己ベスト

 

林祐馬選手 3000m障害 

 10分04秒77 11位 自己ベスト

 

 

 

 

 

 

 

山崎煌季選手 やり投げ

 

 

 

 

 

 

 

震災のハンデを乗り越え

ひしめく強豪の中見せる

堂々としたパフォーマンスには

ただただ感激です

 

やり投げについて

いろいろ気になったので

訊いてみました

 

競技としての起源は

古代ギリシャやローマ

紀元前4世紀頃のことです

 

もともとは狩猟時代の投槍

獲物めがけて

エイヤっと投げつけていたものです

 

18世紀頃から北欧諸国で

さかんに行われるようになりましたが

他の種目が競技として

取り入れられていく中

やり投げだけはあまり一般的にはならず

20世紀に入ってから

ようやくオリンピック競技となります

 

やりの規格は

男子が 800 g 以上

女子が 600 g 以上

バスケットボールが約 600 g なので

結構重いですね

材質には金属製とファイバー製があります

ファイバー製はよくしなるそうだので

今日観ていて

シューっと飛んで行くのと

フワフワと飛んでいくのがあったのは

その違いでしょうか

 

世界記録は 100 m 近くだそうで

今日出場していた高校生たちは

およそ 40 〜50 m ほどの勝負だったので

とてつもない距離ですね

バスケットボールより重いもんを

100m 近く投げるんかい!?

って感じです

 

おもしろいのは

シューズが左右で違うこと

トップスピードに持ってきた助走を

投げる瞬間ピタッと止める必要があるので

右投げの場合

右足はつま先が厚いカバー仕立て

左足は捻挫防止のためハイカットです

 

やりは個人持ちですが

他の選手のを

その場で借りてもいいそうです

フェアなルールでいいですね

 

ところで

「なげやりになる」は

「投げ槍」ではなく

「投げ遣り」だそうです

競技の名誉のために

 

「餌を遣る」

「酒を遣る」

「片っ端から遣る」

「ひとおもいに遣る」

結構やんちゃな言葉ですね

Future そして Futures

地震から 657 日目

豪雨から 393 日目

 

いしかわ高校科学グランプリが

開催されています

本校からも6名の生徒が参加し

頑張っています

 

 

 

 

 

 

中は撮影禁止なので

詳細を伝えることはできませんが

日頃の数学理科の勉強の成果を

発揮していました

 

 


先日行われた大阪・関西万博の閉会式

そのフィナーレで

本校の 正角 心音 さんが

朗読をしました

その模様がこちら

https://drive.google.com/file/d/14Ti8auky31fViBxWodnG_yvIPWkBszf2/view?usp=drive_link

どうぞご覧ください 

こんぴらさんが守ってくれる!?

地震から 656 日目

豪雨から 392 日目

 

新米の季節ですね

例年ですと晴れ女の実家で

稲刈りをしている頃ですが

地震と豪雨で

両親が避難していて

田んぼをつくってないものですから

ちょっぴりさみしい秋を迎えています

 

そんな折

数学の 宮下 琢磨 先生から

新米をいただきました

金沢のご実家でとれたお米だそうです

 

宮下先生は

昨年地震の3ヶ月後に

被災地の学校に赴任が決まり

はじめてご実家を離れて

本校を目にした時

さぞ驚かれたことと思います

 

赴任以来

金沢から毎日自家用車で通いました

当時は『のと里山海道』も使えず

片道3時間ほど

かかっていたのではないかと思います

被災地での仮設官舎暮らしより

長時間通勤を選ぶほど

それほど過酷な環境ではありました

 

さていただいた新米

今年の概算金

つまりJAが生産者に支払う価格は

前年比6〜7割増しだそうです

過去最高を記録した生産地も

 

我々の口に入る頃には

5kg で 5,000 円弱ってところでしょうか

 

米1合は約 150 g 

1合でおにぎりが3つできるとして

おにぎりひとつに 50 g

5kg だと 100 個できる計算になります

米原価だけでいうと

おにぎり1個 50 円です

それに具や海苔

光熱費や人件費 輸送費などを計上し

コンビニおにぎり

だいたい 200 〜 300 円で

設定されています

高いと捉えるか安いと捉えるか?

パリの空港で売っていた

1個 1,800 円のに比べると

さすがに安いですね

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

今日は国語と商業の教科横断です

 

テーマは

「図書委員会のポスターの掲示内容を検討する」

です


話し言葉と書き言葉の特徴や役割

そして表現の特色を踏まえた上で

 正確さ

 分かりやすさ

 適切さ 敬意と親しさ

などに配慮した

表現や言葉遣いについて理解し

使う力の育成が目的です

 

『図書館利用のしおり』

を改善するための会議に用いる

議案書を作成する実習です

 

商業科の山元 真吾先生より

議案書に適した文章上の言葉遣いや表現方法を学び

その後実際に作成しました

ビジネス文書検定3級の内容が

基となっています


山元教諭(商業科)

「それぞれの教科の視点から

 議案書を捉えることができてよかった

 文章を考える部分は国語科

 文章を作る際の技術的な部分は商業科

 の範囲であることを認識できた」

 

濵田教諭(国語科)

「実学主義的な側面の強い教科と連携することで

 人文主義的な側面が強い国語科の活動に

 日常生活に即した目的を与えることができた

 それを学んで何に使えるのかという点は

 生徒の学ぶ意欲に直結すると感じた」

 

 


先日

初年次教育学会でお世話にあった

佐渡島 沙織 さまより

書籍を贈っていただきました

 

 

 

 

 

 

夏休みにアメリカへ

災害医療を学びに行っていた生徒が

その報告をした学会の時に

お世話になった方です

 

その時の発表そしてインタビューを

今後の教育に反映してくださるそうです

 

いただいた書籍は

今後の生徒の発表のスキルアップに

大いに活用させていただきます

 

どうもありがとうございました

 

 


今日は四国は高松に来ています

眼下には煌びやかな瀬戸内海

 

 

 

 

 

 

 

中国からの観光客が驚いています

「日本也有这么大的河流!」

(日本にもこんなに大きな川があるんだね)

違います

これ海です

さすが中国人はスケールが違います

 

時間があったので

金比羅さまに行ってみました

 

 

 

 

 

 

以前高松で防災備災関係の

講演をさせていただいた時に

主催者からこう依頼されました

「香川県民は本当に防災意識低いんですよ

 『こんぴら様が守ってくださる』

 と本気で思っているんです

 なんとか言ってやってください」

 

 

 

 

 

確かに何がおこっても守ってくださる

霊験あらたかな氣がします

震災地の新採ファイブ

地震から 655 日目

豪雨から 391 日目

 

本校の教員は約30名

そのうち5名

まさに6人にひとりが新規採用

大学出たての

フレッシュな面々です

 

うち4名が

教委が準備してくださった

教員向け仮設住居に住まいし

毎朝1時間近くかけて通勤しています

 

6畳ほどの部屋ひとつに

シンクとトイレと風呂

我々住まいを失った者にしてみれば

それでも涙が出るほど

ありがたいのですが

人生で初めて一人暮らし

それもいきなり被災地への勤務

さぞ心細く不安も不満も

あると思いますが

それでも被災地の生徒のため

身を粉にして

がんばってくれています

 

そのうちのひとり

地歴公民科の 竹田 悠月 先生の

初任者研修研究授業が行われました

 

 

 

 

 

 

テーマは

「日清戦争の勝利によって

 日本は『列強』の一員になれたのか」

さまざまな資料を活用して

各人で調べながら

ディスカッションを通じて

思考を深めていく

素晴らしい授業でした

 

新採とは思えない

しっかりとした準備の上に立ち

新採の強みを活かして

生徒の発言を最大限に引き出す

そんな授業でした

 

輪島の中学生の保護者のみなさん

どうぞ安心して地元の高校に

通わせてください

 

授業後の研究協議会では

まずは私の方から

「日清戦争の頃

 アレニウスという科学者が

 世界で初めて

 二酸化炭素の温室効果に関する

 論文を発表している

 そうした科学の発展を

 当時の政策に絡めると

 新たな気づきがあるかもしれない」

と提案しました

 

そして指導主事の 大田 新 先生から

投げ込まれた新たな問いは

「日清戦争で得た賠償金は

 どのように受け取って

 どのように使ったのか?」

 

まず賠償金は

8回の分割払いにしたそうです

なぜか?

 

膨大な利子が発生するからです

結果

当時の国家予算の

4倍ほどの賠償金を受け取っています

そしてポンドで受け取っています

なぜか?

 

そのお金でイギリスの国債を

大量に購入したのです

イギリスは当時アフリカへの投資で

資金繰りに苦しんでいたのです

 

イギリスに恩を売ることで

その後の日英同盟に

つながったそうです

 

こうして歴史を

前後のつながりで見てみると

ダイナミックなうねりが見えて

本当に興味深いです

 

さすが長年の指導主事経験

深い教材理解です

教師が深く教材を理解することで

生徒に活き活きと語ることができる

そんなことふと思いました

 

 


高松で普通科高校校長会に参加しています

記念講演の講師は

なんと昨日訪れた

環太平洋大学の 中山 芳人 特任教授

TBS日曜劇場『御上先生』の

教育監修もなさっています

「非認知能力の育て方」

について学びました

 

共通の尺度で評価測定できる能力を

「認知能力」

共通の尺度で評価測定できない能力を

「非認知能力」

といいます

ただし個別の尺度で主観的になら

「非認知能力」であっても

評価ができます

例えば

「あなたの根性は10段階でいくつ?」

 

簡単に言い換えると

「見える学力」

「見えない学力」

とも言えます

 

「非認知能力」の具体的として

自立心 向上心 自制心 好奇心 冒険心

積極性 創造性 協調性 自主性 社交性

などなど

 

決して新しい概念ではなく

実は日本の教育には

ずっと昔から取り入れられていたものです

ひとことで表すと

「心」 

 

「認知能力」or「非認知能力」

といった二項対立ではなく

「非認知能力」for「認知能力」

といった捉え方が適切です

 

勉強によって「学力」を高めるために

従前の

 識字・読字訓練

 書出表出訓練

 計算訓練

といった勉学に特化した訓練

すなわち詰め込み学習から脱却し

 意欲

 向上心

 協働性

といった学びに向かう力

すなわち「非認知能力」を

高める必要があるのです

 

本校では

「街プロ」がそのための

有効な取り組みとなっています 

未来の教室

地震から 654 日目

豪雨から 390 日目

 

被災した奥能登公立高校5校

今後どうしていくのかは

大きな課題となっています

 

県は今のところ5校全てを

存続させる方針を打ち出していますが

今後の生徒減を鑑みると

このままの形では

様々な問題があり

何らかの新たな枠組みは必要です

 

魅力ある高校にしないと

人口の流出に拍車をかけてしまいます

先日も県主導で

そのための会合が持たれました

 

今日は

魅力ある学校づくりのヒントを求め

岡山県にある

ふたつの施設を訪ねました

 

 


まずは Benesse 本社

 

 

 

 

 

 

岡山市を一望できる

ロケーションにあります

 

 

 

 

 

 

全国的な企業なので

東京に本社があるのかと

思っていました

 

創業者は元々小学校の先生

生徒手帳の制作を手がける

福武書店がそのルーツです

 

 

 

 

 

 

やがて通信添削講座を始め

進研ゼミから現在に至ります

 

社員の創造性を引き出す

オフィスシステムのあり方

 

次世代の教育が向かう方向

 

 

 

 

 

 

芸術を中心に据えて展開されています

私自身もAI時代の

授業の中心は

芸術・家庭・体育になっていくと

考えています

 


次に訪れたのが環太平洋大学

『非認知能力』の育成をコンセプトにした

キャンパスとなっています 

 

 

 

 

 

 

キャンパスのデザインは

瀬戸内海の絶景と一体となった

「地中美術館」

都市に光が差し込む

「こども本の森 中之島」

など世界中から高い評価を得ている

安藤忠雄氏

 

 

 

 

 

 

 

こちらは『Coaching Lab.』

 

 

 

 

 

 

教室をぐるっと囲むように

ガラス越しの参観席があり

模擬授業・研究授業を行い

本物の教員を育成します

 

『Learning.Lab』

 

 

 

 

 

 

最新機材を揃えたグループワーク室で

「考え抜く・伝える力」

を育成します

 

『Presentation Lab.』

 

 

 

 

 

 

語る力

人の心を動かす力の養成空間で

自分の考えをわかりやすく

大勢に伝える力を育成します

 

『Discussion Lab.』

 

 

 

 

 

 

英国議会をモチーフに

「白熱した議論をする力」

を育成します

 

『Debate Lab.』

 

 

 

 

 

 

 国連安保理をモチーフに

「徹底的に討論する力」

を育成します

 

『IPU Studio』

 

 

 

 

 

 

 テレビ局スタジオをモチーフに

「世界に発信する力」

を育成します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの施設を参考に

半島の最先端から

世界の最先端を目指せる

魅力ある高校を

能登の地に

つくりたいと妄想しています

左右の思いやり

地震から 653 日目

豪雨から 389 日目

 

最近知った豆知識

何を今さらという方が

ほとんどかもしれませんが

車のメーターのガソリンマーク

横にチョコっとついている三角

給油口がどっちにあるか

示しているそうですね

 

今まで自分の車でない時は

いつもドアを開けてどっちかなと

確認していたのですが…

 

どうして給油口が

右にあったり左にあったりするのか

気になったので考えてみました

ガソリンスタンドで混雑しないため?

仮説を立ててみました

 

調べてみると

歩行者に対する優しい配慮がありました

マフラー(排気口)との位置関係によって

給油口の位置が決められているのだそう

道路運送車両法第18条7項

「給油口とマフラーの配管は

 300mm以上離す」

マフラーの位置は

歩行者に配慮して

歩道から離れた位置

日本車の場合は多くは右側なので

給油口が左側にある車が多いそうです

 

逆に車が右側通行の国では

給油口が右側にあります

 

マフラーが2本左右にある一部のアメ車は

給油口が後方中央

ナンバープレートの裏にあるそうです

 

フォレスターの排気口は2本あります

給油口は右側です

SUBARU の車は

給油口は運転席側にあった方が便利

という思いやりから

全ての車の給油口は右側にあるそうです

 

ところでガソリンスタンドで

自分の給油口側が混雑していたので

反対側に突っ込んで

車の屋根越しにエイヤっと

ホースを伸ばして給油したら

「やめてください」と

店員に叱られたことがありますが

実際どうなんでしょう?

ダメな理由がわかりません

機械の構造上負担がかかるからか?

曲がったことが嫌いな店員だったのか?

 

 


北信越大会へ出場する陸上部の生徒が

昨日校長室へ表敬訪問してくださいました

参加選手は以下の通り
 1年 干場 泰志  800m
 2年 池端 龍太郎 5000m競歩
 2年 林 佑馬   3000mSC
 2年 大久保 侑  砲丸投
 2年 山崎 煌季  やり投

 

 

 

 

 

 

17名の部員のうち5人

つまり3割の選手が

県予選を勝ち抜いたことになります

これってすごくないですか?

まともなグラウンドがない中で

傾いた校舎の廊下や

隆起した町の歩道で

できることを積み重ねてきた結果です

「恵まれた環境がないと練習できない」

などといった寝ぼけた妄想を

打ち砕いてくれました

 

とこんなことを書くと

「そうでしょう

 銭金の問題じゃないんですよ」

と理解のない一部の行政の人に

言われるんだろうな

  


今日出会った素敵な言葉

「比べるな

  隣の芝は

   合成芝」

 

 


11月1日(土)

探究活動『街プロ』発表会

「MAJI で WAJI活」

が本校を会場に開催されます

 

どんな発表があるか

少しずつご紹介します

(1)「らくして防災 〜防災 × AI〜」

 明石の青楓館高等学院さんとの共創

 AIを使った防災アプリを開発しました

 災害への備えって

 大切だとはわかっていても

 何から始めていいのかわからなかったり

 ついつい億劫になりがちですよね

 あなたのライフスタイルを

 AIが分析して

 手間をかけずに

 最適な備えを提供する

 そんなアプリを

 実際の被災経験を踏まえて

 開発しています

 

(2)「猫も人間も食べられるお菓子」

 先輩の探究を引き継ぎました

 本校が避難所として運営されていた頃

 一部屋をペットと同居ができる部屋

 としていました

 しかし全国的に見ると

 動物も一緒に入れる避難所への

 理解は進んでいません

 そんな中

 例えばネコは

 小麦粉を食べることができません

 避難所にパンしかなく

 ペットフードがなかった頃

 ペットたちがお腹を空かせていたのです

 それをなんとかしたいというのが 

 このグループの

 テーマ設定のきっかけです

水の記憶

地震から 652 日目

豪雨から 388 日目

 

大阪・関西万博

フィナーレを迎えました

本校2年生 正角心音さんが

櫻井翔さん

河瀬直美監督

有働由美子アナウンサーとともに

未来へのメッセージを語りました

 

 

 

 

 

 

被災地からの復興を誓い

世界中に感動を届けました

 

 

 

 

 

 

 

櫻井翔さんが

気さくに話しかけてくださいました

 

 

 

 

 

 

今回お繋ぎくださったのは

能登半島の太鼓から始まる

オープニングの演出も手がけていた

芸術家 大志さんです

素敵なプレゼントありがとうございました

 

 


一酸化二水素

様々な物質を溶かす性質を持ち

金属すら腐食させてしまう

毎年多くの方が

これにより命を奪われている

この恐るべき物質

 

一酸化二水素

すなわち H2O にまつわる話です

 

この物質により

昨年9月に甚大な被害を受けた

珠洲市大谷地区へ行って来ました

 

こちらは地域の避難所となっていた

馬緤(まつなぎ)地区の公民館

 

 

 

 

 

 

大切なお神輿もこちらに避難

壁には所狭しと

当時の写真が貼られています

 

そして当時入所者へ

連絡事項を伝えていた張り紙が

時系列順に並べられていて

当時の極限状態が

臨場感を持って迫ってきます

 

 

 

 

 

 

さながら建物まるごと

被災を伝える一級資料となっています

 

こちらはボランティアさんが

寝泊まりしていた段ボールベッド

 

 

 

 

 

 

兵どもが夢の痕

 

 

 

 

 

 

 

 「一期一会に感謝

 令和6年の能登半島地震に際しまして

 温かい励ましのお言葉や

 お心遣いをいただき

 厚く御礼申し上げます

 

 1月2日に開設した

 馬緤自主避難所は

 住民の支え合いのみならず

 多くの方々による

 様々なご支援を受けながら

 運営を続けて参りましたが

 地区内での仮設住宅の整備や

 生活インフラの復旧に伴い

 その役割を終え

 12月をもって閉所いたしました

 

 振り返れば

 炊き出しや物資支援

 土砂撤去

 災害ゴミの搬出作業等

 様々な形で助けていただきました

 こいのぼりの下での餅つき

 黄色いハンカチプロジェクト

 砂取節祭りや秋のキリコ祭りなど

 様々な行事ができたのも

 皆様からのご支援のおかげと

 感謝申し上げます」

 (ご挨拶の看板文章より)

 

命を脅かす恐怖の物質 H2O

一方で全ての命の源H2O

これにまつわる感動の話が

ここにはありました

 

 

 

 

 

 

待てど暮らせど水道が出ない中

ここの住民がいかにして

大切な水を手に入れて

命を繋いできたのか

一冊の報告書に

まとめ上げられています

 

「地震で全てを失った小さな集落

 そこには

 名もなき男と女たちの

 水を手に入れるための

 壮絶なドラマがあった」

「風の中のすばる〜

 砂の中の銀河〜」

 

被災者が集まった避難所

しかしそこは断水したまま

復旧の目処すらありません

「うちのライナープレートに水あるぞ!」

ひとりの避難民のアイデアから

物語は始まりました

 

ライナープレートとは

縦井戸の形をした集水井

地滑りの原因となる地下水を抜き

地盤を安定させる装置です

その地下水を水道水に利用すべく

協力が始まりました!

 

平時であれば

井戸内に溜まった地下水は

ボーリングを通して

外に捨てられるのですが

それを利用しようと考え

住民自らの力で

簡易水道をこしらえたのでした

 

なんという生命力でしょう

 

繋いだパイプからは

とめどなく水が滴り

それを受けるタライは

満々と水を湛えるのでした

 

その後も定期的に

水質検査を繰り返し

 

 

 

 

 

 

飲料としても充分な水質であることが

確認されています

 

被災地における水源確保の技術として

先進的いや昔へ遡っての

素晴らしい事例であると思います 

 

 


未来と過去

その捉え方に関する

面白い話があります

 

昔の人は

「サキの戦は苦しいものであった」

この『サキ』は

『サ』にアクセントがありますが

過去のことを指しています

 

現代人は

「そんなサキのことはわからない」

この『サキ』は

『キ』にアクセントがあり

未来のことを指しています

 

同じ『サキ』なのに

時代によって使い方が異なるのは

時間の流れに対する

捉え方に違いがあるからなのだそうです

 

現代人は未来に向かって

前向きに進んでいる時間感覚を持ち

なので視線のサキにあるのが『未来」

 

一方昔の人は

未来は見えないが過去は見える

過去を見つめながら

後ろ向きに進んでいる時間感覚を持つので

視線のサキにあるのが『過去』

なんだそうです

後ろ向きに吸い込まれていく

ジェットコースターに乗っているような

イメージなんでしょうね

明日でいよいよ

地震から 651 日目

豪雨から 387 日目

 

小松市でどんどん祭りが

開催されています

 

本校生徒と

岡山の興陽高校さんを結んで

商品開発してくださった

環太平洋大学のみなさんがお越しになり

バスソルトとジェラートを

販売しました

 

 

 

 

 

 

 

 


さあさあ予想を遥かに超える

盛り上がりを見せ

「なんで年間パスポート買うたのに

 入れへんねんな」

という大阪マダムたちの

怒りのボルテージも最高潮の

大阪・関西万博

 

輪島塗の地球儀も

多くの方にご覧いただいたり

 

 

 

 

  

 

 

被災地から生まれた商品の

販売をさせていただいたり

 

 

 

 

 

 

我々被災者としても

たくさんの元気をいただいた万博

いよいよ明日閉会式が行われます

 

14時〜15時10分

NHK総合テレビで全国生放送されます

また

大阪・関西万博の

公式YouTubeチャンネルにて

ライブ配信されます

https://www.youtube.com/@Expo2025Japan

ぜひご覧ください

今はまだ言えませんが

素敵な演出があります 

未来の図書館

地震から 650 日目

豪雨から 386 日目

 

3年生の普通コース理系の生徒を対象に

国語科の松本昭子先生による

「論理国語」と外国語科及び理科との

教科横断的な授業を実施しました

 

テーマは

「まちづくりの拠点として

 輪島に公立図書館を作るとしたら

 どのような図書館が良いか」

です

 

 

 

 


これまでに

「人とともにある図書館の未来は明るい」や

「図書館と『ものがたり』」を学び

前回の授業で

発表用のスライドを作成し

さらに新聞記事を活用しながら

多様な角度から図書館に関する話題に

触れてきました


本時は

スライドを用いて 

グループ内で発表を行いました


そして次の時間は

グループ代表を決めて

代表全体発表を行う予定です


生徒たちは

「説得力とは何か」

という問いを意識しながら

質問やコメントを通して

互いの意見を深め合っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

以下に生徒の発表内容と

聞き手のコメント質問の一部を示します


生徒Aは

これからの図書館のあり方について

発表しました

図書館が必要である理由として

「憩いの場があれば

 住みやすくなるのではないか」

と述べ

これからの図書館として

「全ての人に

 知識や情報へのアクセスを

 提供することが大切であり

 飲食スペースや

 話し合いに使える会議室も必要」

と提案しました


聞き手であった生徒Bは

「輪島にある図書館の課題が

 書かれていてよかった」

とコメントしました

 
生徒Cは

誰もが利用しやすく

魅力的な図書館作りについて

発表を行いました

「キッズスペースや

 飲食可能なスペースを

 設けるとよい」

「日本語の本だけでなく

 他国の本を置くことで

 外国や言語への関心を高められる」

「誰もが気軽に立ち寄れる

 場所にしたい」

と提案しました


聞き手であった生徒Dは

「図書館の大きさは

 どれくらいを想定しているのか」

「フリースペースを設けたほうが

 よいのでは」

とコメントしました

 
生徒Eは

幅広い年代が利用できる図書館のあり方

特に中高生も利用しやすい

図書館づくりについて発表しました

データを活用し

高齢者が利用が多い割に

中高生の利用が少ないことを指摘し

その要因として

「高齢者は余暇がある」

「中高生はスマホを使う」

などを挙げました

その上で

「中高生も通用しやすい環境にするには

 本を借りるだけでなく

 雑談や飲食

 参考書利用

 カフェなどの機能を併設するとよい」

と提案しました

構造としては

「1階に児童コーナーやカフェ

 2階に自習スペースを設けた二階建て」

を構想しました

 

生徒Fは

理想の図書館の具体例として

武雄市図書館を紹介しました

図書館とTSUTAYA書店が併設され

気に入った本を

その場で購入できる点や

親子で楽しめる絵本コーナー

スターバックスが併設されている点など挙げ

寄り道がてら立ち寄りやすい図書館

として紹介しました

また輪島で建設する場合を想定し

敷地面積や延床面積

建設費や運営費についても

具体的に提示しました


そのほか

教科書から文章を引用して

考えを補強する生徒

データを元に考察を行う生徒

輪島の現状を踏まえて

図書館は必要ないと主張する生徒

聞き手を引きつける「つかみ」について

工夫する生徒

図書館の存在意義を考えながら

高齢者や子供など

多様な立場から

図書館のあり方を考える生徒などなど

それぞれが主体的に

意見を表現していました

 

全体発表が終わると

生徒たちは自らの

発表原稿やスライドを見直し

より説得力のある

プレゼンをするための方法について

意欲的に意見交換していました

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のレポートは

新採の櫻庭先生が

まとめてくださいました 

めんそ〜れ沖縄最終日

地震から 649 日目

豪雨から 385 日目

 

楽しかった修学旅行も最後の日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事の後は

ホテルの方が片付けやすいようにと

自分たちで食器をまとめるグループ

ご家庭でのしつけでしょうか

それとも避難生活で身についた

助け合いの心でしょうか

いずれにしても

美しい日本の心を見ました

 

最後の見学地

首里城に行きました

 

 

 

 

 

 

昨年来たときよりも

はるかに復興が進んでいます

 

 

 

 

 

 

輪島塗の職人さんも

復興作業に関わっています

今年の夏には

本校和太鼓部が

演奏させていただきました

そんなゆかりのある場所です

復興をお祈りしております

 

最後にガイドさんから

教えていただいた

素敵なことば

 

 

 

 

 

 

「誠(まくと)そ〜ち〜ね〜

 なんくるないさ〜」

(誠実に一生懸命生きていれば

 必ず道は開かれる)

 

 

 

 

 

 

 

いろんな思いを抱き沖縄を後に

 

ただいま

 

送り出してくださったご

ご家族のみなさま

おかげさまで

たくさんのことを学んで

つらい環境の中でも

明るく強く

未来を夢見て生き抜く力を

さらに強くして帰ってきました 

 

ありがとうございました

めんそ〜れ沖縄3日目

地震から 648 日目

豪雨から 384 日目

 

日本のほぼ最西端

沖縄の夜明けは遅いです

6時でもこんなに真っ暗

 

 

 

 

 

 

少しずつ東の空に陽がさしてきました

 

 

 

 

 

 

陸上部はビーチでトレーニングです

 

 

 

 

 

 

 

私は昨日3つのオンライン会議があり

夕食も一緒に摂ることが

できなかったのですが

夕食後カラオケ大会で

盛り上がったそうです

 

 

 

 

 

実はこのカラオケ大会

行程にあったものではなく

生徒が直接ホテルに掛け合って

追加料金なしで

急きょ実現したものです

 

誰ひとり帰らず

終了時刻もきちんと守って

自分たちの力で

自分たちの旅行を盛り上げています

自分たちの力で

世界は変えられます 

 

こちらは守り神シーサー

阿吽の「あ」

つまり口を開けているのがメス

「うん」

口を閉じている方がオスだそうです

 

 

 

 

 

 

 


今日のプログラムは

2組に分かれ

ジャングリアコースと

マリンスポーツコース

 

ジャングリアコースは

路線バスを乗り継いで向かうため

ひと足先に出発

 

マリンスポーツコースは

それに遅れること30分

 

貸切バスで走っていると

 

あれ?

先発したはずの

ジャングリアコースの生徒が

まだ停留所に!?

 

 

 

 

 

 

どうやら路線バスが遅れているよう

大ピ〜ンチ!

急きょ貸切バスを停めて

送迎することにします

 

バスの中では

ガイドさんが三線で

「てぃんさぐぬ花」

を歌ってくださいました

『てぃんさぐ』は

ホウセンカのこと

 

 

 

 

 

 

「ホウセンカで指先を染めるように

 人としての教えを

 伝えていきましょう」

そんな曲です

 

ジャングリア組を無事送り届けました

 

 

 

 

 

 

 

マリンスポーツ組は

午前中は「美ら海水族館」です

 

ここは4階から1階に降りていくにつれ

浅い海から深海へと

海の中を潜っていくように

展示されています

 

 

 

 

 

 

一番浅い海をイメージした水槽では

人工で水面を波立たせています

それは観客が上を眺めた時

水槽のバックヤードや飼育員を

見えないようにするためです

 

 

 

 

 

 

水分子は赤い光を吸収する性質があります

ですので浅い海の中は赤以外の光

つまり透き通った青色に見えます

 

さらに潜ると黄色い光も吸収され

透明な青から深い藍へ

 

 

 

 

 

 

やがて真っ暗な世界へと

 

深海で暮らす魚たちに

光のストレスを与えないよう

住む環境に合わせてあげます

 

 

 

 

 

 

しかしそれだと

今度は人が魚を観察することが

できません

 

そこで赤い光で照らしてあげるのです

 

 

 

 

 

 

なぜなら赤い光は

水に吸収されてしまい

深海までは届かないため

深海魚の目はそれを感じないように

進化してきたからです

 

身の回りにある科学でした

 

お昼はソーキそば 

 

 

 

 

 

 

 

パワーをつけたあとは

午後はマリンスポーツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャングリア組は

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒューマンアロウ(人間矢)

田中選手が挑戦です

飛べ〜!

 

 

 

 

 

 

 

こちらは恐竜と気球をバックに

ナルトダンスを踊る新谷選手

 

そして夕飯後は「うたバス」

ガイドさんたちが歌と踊りで

楽しませてくださいました

 

 

 

 

 

 

本校の吹奏楽部のパーカッショニスト

髙橋惺(さとい)さんが

沖縄の民族楽器「三板(さんば)」を

飛び入りで奏でてくれました

抜群のリズム感です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


11月1日の「街プロ」発表会の

案内ができました

ぜひお越しください

20251007.pdf 

めんそ〜れ沖縄2日目

地震から 647 日目

豪雨から 383 日目

 

いい天気

2日目の朝です

 

 

 

 

 

 

バイキングの朝食でスタートです

 

 

 

 

 

 

 こちらは朝からモリモリ漫画ごはん

 

 

 

 

 

 

バイキングっていうのは

北欧の海賊の食事スタイルかと

思ったらさにあらず

日本以外の人には

伝わらない言葉です

 

昭和32年

新しいレストランを模索していた

帝国ホテルの社長が

デンマーク・コペンハーゲンを訪れた際

好みのものを自由に食べる

スカンジナビアの伝統料理

“スモーガスボード” に出会い

それに着想を得た

日本初のビュッフェレストラン

をつくりました

当時流行っていた

映画のタイトルから

「バイキング」と名付けたそうです

キャッチーなネーミングって

重要ですね

 

出発!

 

 

 

 

 

 

男性は「ハイサーイ」

女性は「はいたーい」

男性と女性で使う言葉が違うんですね

 

「ありがとう」を

男性は「コップンクラップ」

女性は「コップンカー」

というタイ語に似ていますね

 

もしかして

太平洋西南にある位置する国に

共通してみられる

言語の特徴なのかもしれません

今度研究してみることにします


 

ガイドさんが

対馬丸の話をしてくださいました

対馬丸は沖縄から本土への疎開船

当時の子どもたちは

修学旅行にでも行く感覚で

親元を離れて

楽しそうに船に乗り込んだそうです

それが永遠の別れになるとも知らずに

 

本土に到着する直前に

アメリカの潜水艦からの魚雷を受け

多くの幼い命が失われたのです

 

 

生徒たちはその話を

のめり込んで聴いていました

なぜならこの子たちは

令和の時代に

疎開を実際に経験しているからです

 

高校受験を間近に控えた

大切な時期に家を失い

集団で親元を離れて

暮らす経験をしたこの子らにとって

決して人ごとではないのです

自分の体験そのままなのです

 

「戦争は人を人でなくする」

「戦争はこの世で最も醜いもの」

こんな話に涙しながら

あの時焼け野原だった場所を

バスは走ります

 

「ぬちどぅたから(命こそ宝)」

 ひめゆりの塔で祈りをささげました

 

 

 

 

 

 

バスの中では

カリスマガイド「ちばりな」さんが

バスを劇場に仕立てて

歌で踊りで素敵な旅を

演出してくださいます

 

 

 

 

 

 

「右手をご覧ください

 一番高いのは

 中指でございます」

「掌に人という字を書いて舐めると

 人を舐めてかかるということで

 人前で緊張しないおまじないがあります 

 車に酔わない方法をお教えします

 掌に車と書いて舐めてください

 もっといいのは

 直接車を舐めることです

 窓ガラスを舐めてください

 ありがとうございました

 窓がきれいになりました」

などが昭和のガイドさんの定番でしたが

コロナ禍を超えて

令和にアップグレードされています

 

 

 

 

 

 

 

お昼は瀬長島ウミカジテラスで

透き通るような海を見ながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスの中ではガイドさんが占いを

「左手で右手の指を1本

 握ってみてください」

親指を握った人は

 シャイで引っ込み思案

人差し指を握った人は

 せっかち

中指を握った人は

 おしゃべり

薬指を握った人は

 クールで控えめ

小指を握った人は

 甘えん坊

添乗員の丸山さんが握ったのは

人差し指

顔を見合わせて笑いました

 

午後に訪れたのは

「おきなわワールド」

エイサーを鑑賞したあとは

琉球文化体験

 

まずはレザークラフト

 

 

 

 

 

 

 

そしてシーサーの絵付け

 

 

 

 

 

 

 

「決して覗かないでくださいね」

機織り体験に

 

 

 

 

 

 

 

琉装着付け体験のお嬢様方

 

 

 

 

 

 

いろんな思い出ができました

 

でもこれ

よくよく考えてみると

本当に沖縄オリジナルかというと

そうではないんですよね

レザークラフトにしても

機織りにしても

実は日本中どこにでもあるもの

でもそこに琉球の香りをつけることで

一生の思い出に残るような

思い出を織りなしているんですね

 

輪島の復興への

大切な視点になりそうです

 

次に訪れたのは普天間基地

 

 

 

 

 

東京ドーム400個超のこの広大な敷地

日本であって日本でない

この不思議な場所

先日訪れた

韓国と北朝鮮の国境にも似た

なんとも言えない

不気味さを感じました

 


学校の方では昨日

富山県立小杉高等学校の

生徒のみなさんと

オンラインで

震災学習及び交流会を実施しました

 

 

 

 

 

 

実際の能登半島地震の写真や説明から

小杉高校の生徒さんたちは

「防災・減災として本当は何が必要なのか

 高校生の自分たちには何ができるのか」

自分事として考えたようでした

地域の子どもの支援について

考えている生徒からは

「もっと震災後の子どもの気持ちを考える」

という意見が出てきました

”自分たちがしたいこと”ではなく

”被災者の気持ちに寄り添った支援のあり方”

に気がついたようでした

 

次回は

輪島高校の生徒たちも加わり

活発な学習会になればと思います

めんそ〜れ沖縄1日目

地震から 646 日目

豪雨から 382 日目

 

今日から修学旅行

 

 

 

 

 

 

3泊4日沖縄の旅

みんな元気に出発です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高松パーキングで休憩

悪路のため酔ってしまい

もどしてしまう生徒も

この先の道は真っ直ぐだから

きっと大丈夫!

 

 

 

 

 

 

小松空港に着きました 

 

 

 

 

 

 

 これから沖縄に向かってフライトです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 那覇空港に到着

 

 

 

 

 

 

いきなり南国の香りがします

 

 

 

 

 

 

モノレール「ゆいレール」で国際通りへ

 

 

 

 

 

 

国際通りという名前は

戦後「アーニーパイル国際劇場」

という映画館があったことに由来します

終戦後いち早く復興を遂げたこと

通りの長さがほぼ1マイルであることから

別名「奇跡の1マイル」とも呼ばれています

今では名前の通り

国際色豊かな店舗が

軒を連ねています

 

ウチナーンチュの台所

第一牧志公設市場に行ってみました

 

 

 

 

 

 

こちらは夜光貝

もともと屋久島でとれる貝で

幕府への献上品でもありました

「屋久貝(やくがい)」が訛って

「夜光貝」に

刺身で生食できるそうで

独特の食感と豊かな旨味を楽しめます

身が硬いので

薄くスライスして

内臓(ワタ)を茹でて添えます

バター炒めやアヒージョなど

加熱すると身が柔らかくなり

違った食感を楽しめるのだとか

 

 

 

 

 

 

そのほか南国情緒たっぷりの魚たち

 

青いのはゲンナーイラブチャー

ナンヨウブダイです

白身魚で味は淡白で独特の香りがするそう

刺身やあんかけでいただきます

 

赤いのはアカジンミーバイ

スジアラです

表面の皮はゼラチン質で軟らかく

引き締まった身が甘く

高級魚とされています

塩煮が一番美味しいそう

 


今回も平和学習

「ひめゆりの塔」や「ガマ(防空壕)」

を訪れます

 

地震からほぼ2年

私自身

これまで前向きに生きてこれたのは

発災の数ヶ月前に引率した

修学旅行の

「ガマ」での経験があったからです

 

糸数アブチラガマは

沖縄本島南部の

南城市糸数にある

自然洞窟(ガマ)です

もともとは糸数集落の防空壕でしたが

やがて日本軍の倉庫として使用され

戦場が南下するにつれて

陸軍病院の分室となりました

ガマ内は600人以上の負傷兵で

埋め尽くされました

 

日本軍は兵力不足を補うため

沖縄県民を「根こそぎ動員」しました

中学生や高校生まで戦場に動員しました

「沖縄師範学校女子部」と

「沖縄県立第一高等女学校」からも

生徒・教師240名が

看護要員として動員されました

2校の愛称は「ひめゆり」

戦後彼女たちは

「ひめゆり学徒隊」

と呼ばれるようになりました

 

2週間くらい辛抱すれば

学校に戻れるだろう

そんな彼女たちの淡い期待は

無惨にも打ち砕かれます

 

最初は食事や水を運んでいましたが

戦禍が悪化するにつれ 

麻酔なしで手術する患者を押さえつけたり

排泄物や切断した手足を外に棄てたり

悲惨な仕事に従事するようになりました

 

真っ暗で悪臭の立ち込めるガマの中

出口の見えない作業に

追われるのでした

 

やがて軍から「解散命令」が出されます

「あとは自分の力で生きていけ」

砲火飛び交う野外へと

放り出されるのです

 

生徒たちは親元に帰ることもできず

爆撃や米兵との遭遇に怯えながら

海岸や壕をさまよい

逃げ惑い死にゆくことしか

できませんでした

 

こんな状況に比べたら

地震で全てを失ってしまっても

自分たちには未来と希望が見える

 

そんな思いになれたのでした

 

 


11月1日

「街プロ」発表会のチラシができました

 

20251007.pdf

 

今日は中秋の明月記

地震から 645 日目

豪雨から 381 日目

 

日本三大なんちゃらを集めてみました

いくつご存知ですか?

そしていくつ行ったことがありますか

 

(1)日本三景

(2)日本三名園

(3)日本三大夜景

(4)日本三大花火

(5)日本三名泉

(6)日本三大朝市

 

(1)日本三景

   宮島(広島県)天橋立(京都府)松島(宮城県)

(2)日本三名園

   兼六園(石川県)後楽園(岡山県)偕楽園(茨城県)

(3)日本三大夜景

   函館山(北海道)摩耶山(兵庫県)稲佐山(長崎県)

(4)日本三大花火

   大曲の花火(秋田県)
   土浦全国花火競技大会(茨城県)
   長岡まつり大花火大会(新潟県)

(5)日本三名泉

   有馬温泉(兵庫県)草津温泉(群馬県)下呂温泉(岐阜県)

(6)日本三大朝市

   勝浦朝市(千葉県)

   呼子朝市(佐賀県)

   館鼻岸壁朝市(青森県八戸市)

   閖上朝市(宮城県)

   など資料によってまちまちです

   しかしながら全ての資料に

   名を連ねているのが

   宮川朝市(岐阜県高山市)

   そして輪島朝市です

 

こうしてみると

改めて我々は大切なものを

燃やしてしまったんだなと

そしてここで絶やしてはならぬものだと

実感します

 

先日閖上朝市を視察して来ました

 

閖上朝市.pdf

 

pdf 資料にあるように

必ずしも閖上にあるものだけでなくて

全国あるいは世界から出店できる

仕組みがあるようです

 

輪島朝市の復興には

伝統を残しつつ

どれだけ新しいものを取り入れていくか

ポイントとなりそうです

 

箱物ができたけど

出店する人がいなかったということは

避けなければいけません

 

「街プロ」で

朝市復興をテーマに掲げるグループが

市の協議会にも参加して

高校生ならではのアイデアを

提案しています

時間をかけて

しっかり議論をしてほしいです

 

三大なんちゃらを世界に広げてみると

「 世界三大がっかり」なんてのもありますね

 マーライオン(シンガポール)

 人魚姫の像(デンマーク)

 小便小僧(ベルギー)

ネーミングが失礼ですが

期待が大きすぎて

実物が思ったよりこじんまり

な名所たちですね

 

「日本三大こじんまり」

(あえてがっかりとは言わない)

ってのもあって

 はりまやばし(高知)

 時計台(北海道)

 オランダ坂(長崎)

だそうです

小さくてもそれぞれに物語のある

素敵なスポットですね

 

 

今日は中秋の名月

県庁の最上階に行って

夜景と名月のツーショット

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが室内の灯りが明るすぎて

うまく撮れませんでした

 

中秋というのは旧暦の8月15日

これは年によって大きくずれたりします

ちなみに来年は9月25日になるそうです

 

そしてもひとつ意外な事実

今日は満月ではありません

明日の月が満月です

このように

中秋の名月と満月は

1日ずれることの方が多いのです

 

さて名月にちなんで

「明月記」という書物を紹介しましょう

これは

鎌倉時代の公家 藤原定家が書いた

56年間にわたる克明な日記です

自筆日記としてはもとより

歴史書としても価値あるものです

 

例えば1巻には

建久10年(1199)正月から3月までが

書かれています

この年の正月11日には

鎌倉で源頼朝が亡くなっています

そのことが日記に記されているのが

正月18日

この時代の鎌倉と京都の距離感が

これによってわかりますね

 

さらには科学的資料としても

大きな価値があるのです

 

「後冷泉院 天喜二年 四月中旬以降 丑時

 客星觜参度 見東方 孛天関星 大如歳星」

 

「觜」と「参」は

当時の中国で作られた星座

今の牡牛座のあたりです

「客星」は、突然現れた見慣れない星のこと

そして「歳星」は木星のことです

つまり

「天喜ニ年(1054年)4月中旬以降の夜中に

 東の空おうし座のあたりに明るい星が現れ

 その明るさは木星と同じだった」

 

現代の研究では

この年に超新星爆発が

起こったことがわかっています

「超新星爆発」というのは

星が一生を終える時に起こす爆発です

 

最近では

オリオン座のベテルギウスが

急に暗くなっていることから

超新星爆発を起こすのではないかと

言われています

 

ベテルギウスまでの距離は640光年

つまり実際に爆発しても

地球でそれを観測できるのは640年後

つまりすでに死んでいる可能性もあるのです

 

ベテルギウスはオリオン座の左上

腕を振り上げたオリオンの

脇の下にあります

ベテルギウスはアラビア語で

「脇の下」という意味です

 

優里さんの素敵な曲があります

知らなかった方がよかった

豆知識でしたね

すみません

コオロギ温度計の秘密

地震から 644 日目

豪雨から 380 日目

 

航空自衛隊「小松基地航空祭」

あいにくの天候でしたが

展示されていた戦闘機などを

見て来ました

 

 

 

 

 

 

こちらはロッキード製の戦闘機『F-35A』

高いステルス性能を持つ

最新鋭の主力戦闘機です

 25mm機関砲
 空対空レーダーミサイル
 空対空赤外線ミサイル

などを搭載し

最大速度マッハ1.6です

 

さあさあ生徒の皆さん

日常のいろんなところに

探究のタネが転がっていますよ

 

マッハとは何でしょう?

 

マッハとは速度を表す数値で

音速の何倍かで表してあります

つまりマッハ1.6 は音速の 1.6 倍

物理の授業で

空気中の音速は気温によって変化し

0℃でおよそ 331.5m/s

1℃上昇するごとに

0.6 m/sずつ増加すると学びましたね

 V = 331.5 + 0.6 t [m/s]

(V:音速 [m/s]、t:気温 [℃])

気温15℃では約 340 m/s となります

これは1秒(second)で340m 進むので

最近ようやく道路が整備されて

2時間を切るようになった

私の朝の通勤時間が

『F-35A』を使うと

3分ちょっとに短縮されます

いいな

1機欲しいな

 

日常のいろんなところに

物理や数学が潜んでいますよ

季節に因んだこんな公式はいかが?

 T = 5(n+8)/9

/ は ÷ のこと

ところでこの ÷ を使うのは

世界中で

イギリスとアメリカと日本だけ

なんだそう

あとの国は全て / を使います

 

さてさっきの式が意味するものは

n はコオロギが15秒間に鳴く回数

それに8を足し、5を掛けて9で割ると

温度T(℃)が求められる

ということです

例えば15秒間に28回鳴いたとしたら

 28+8 = 36

 36 × 5 = 180

 180 ÷ 9 = 20 

その時の気温は20℃です

 

このコオロギ

古くは秋鳴く虫の総称でした

古名をキリギリスと呼んだり

その鳴き声から

ちちろ虫などと呼んでいたようです

 

次のうち

コオロギを表す漢字はどれ?

 ① 蟷螂

 ② 飛蝗

 ③ 紅娘

 ④ 蜥蜴

 ⑤ 蟋蟀

 ⑥ 螽斯

 ⑦ 蜻蛉

 ⑧ 蝙蝠

 ⑨ 鳳蝶

 ⑩ 天牛

答えは後ほど

 

さて話をマッハに戻しましょう

このマッハ

飛行している空間の

音速との比率で決まります

つまり同じ速度で航行していても

離陸したて

低空飛行をしている時と

高度が上がって

対流圏上部 - 成層圏下部を

巡行するときでは

マッハの表示が異なります

例えばボーイング787の巡航速度は

およそマッハ0.85とされ

具体的な時速は

明示されていません

 

ということは宇宙空間を飛ぶ

人工衛星のマッハは?

空気のないところは音が伝わらないので

人工衛星の速度を

マッハで表すことはできません

 

 漢字クイズの答

 ① 蟷螂(カマキリ)

 ② 飛蝗(バッタ)

 ③ 紅娘(テントウムシ)

 ④ 蜥蜴(トカゲ)

 ⑤ 蟋蟀(コオロギ)

 ⑥ 螽斯(キリギリス)

 ⑦ 蜻蛉(トンボ・カゲロウ)

 ⑧ 蝙蝠(コウモリ)

 ⑨ 鳳蝶(アゲハチョウ)

 ⑩ 天牛(カミキリムシ)

で正解は⑤でした

 

 

 

 

 

 

 

こちらは戦車や対空迎撃機などの特殊車両

 

こんな車両

震災後に所狭しと

高校グラウンドに並んでいたな

決死の救助作業をしてくださっていたこと

思い出しました

HESOに行って来ました

地震から 643 日目

豪雨から 379 日目

 

HESOセミナーに行って来ました

金沢大学附属幼・小・中・特支・高の5校園

が展開する

附属学校園将来構想〈金沢モデル〉

= PROJECT HESO(プロジェクト・ヘソ)

そのセミナーです

 

講師としてお迎えしたのは

教職員支援機構理事長の 荒瀬 克己 氏

 

どうすれば

児童生徒が学び学びあえるか

教職員が学び学びあえるか

学校は何のためにあるのか?

真剣に学びあって来ました

 

素敵な言葉を教えていただきました 

「楽しんどい(たのしんどい)」

まさに本校が取り組む『街プロ』に

ピッタリ当てはまる言葉だなと

 

「楽しいけどしんどい」

では長続きしません

これをいかに

「しんどいけど楽しい」

に変えていくか

教師の力が求められます

 

生涯にわたって

能動的に学び続ける力が求められています

◯自分のよさや可能性を認識する

◯あらゆる他者を

 価値のある存在として尊重する

◯多様な人々と協働しながら

 様々な社会的変化を乗り越える

◯豊かな人生を切り拓く

◯持続可能な社会の創り手となる

『街プロ』では

これらのことを段階的に体験できるよう

取り組んでいます

 

自己肯定感を高めます

◯自分はたいせつなひとりだ

◯いまの自分が自分のすべてではない

◯人間は学ぶことを通して成長する

◯目の前の世界が世界のすべてではない。

◯少し動けば世界は変わる

こんな気持ちが高まりますように

 

自分には何ができるのだろうか?

何かの役に立っているだろうか?

自分はここにいていいのだろうか?

こんなこと自問自答しながら

周りが気づかせるたり支えたり

自分で気づいて考えて行動しています 

 

興味深い事例も

紹介していただきました

学びの環境づくりです

教室のうしろには

採択していない他社の教科書を

教卓の上には教師用の指導書を

置いておいて

生徒に自由に活用させるのだそう

いいアイデアです

さっそく真似しようと思います

 

個別最適な学び

協働的な学びを充実させるために

校長にとって

従前より求められている資質に加え

① アセスメント

 様々なデータや

 学校が置かれた内外環境に関する情報について

 収集・整理・分析し共有すること

②ファシリテーション

 学校内外の関係者の相互作用により

 学校の教育力を最大化していくこと

が求められる

ということを学びました

 

 


今日出会った素敵なことば

「ヒトが成長する順番

 ① 知る

 ② 覚える

 ③ 動く

 ④ 考える

   知 覚 動 考

 ともかくうごこう」

 

動く前にあれこれ考えると

結局動けなくなりますもんね

小指と薬指の思い出

地震から 642 日目

豪雨から 378 日目

 

昨日「話し方教室」を開いてくださった

原田幸子アナからこんなお便り

 

 

 

 

 

 

原田さんは東日本大震災で

被災した経験がおありです

3月11日

片づけずに置いてあった

娘さんが幼稚園で作ったおひなさま

地震で顔が傷ついたけど

捨てられなくて持って来たのだそう

 

誰にも

どうしても捨てられないものって

ありますね

 

 


【今日の学びウィーク】

受け身な学習姿勢を脱却し

自ら学ぶ意欲を育むために

中間考査の代わりに導入した取り組み

 

〈電験三種講習会〉

輪島沖に洋上風力発電を誘致しています

先日三菱商事が

秋田沖と銚子沖3ヶ所の撤退を表明しましたが

現在日本では

業者選定済みの促進区域が

長崎や新潟など7か所

これから業者を選定する有望区域が

北海道を中心に9か所

そして準備区域が

富山や福井など11か所あります

 

輪島沖が準備区域に入れば

そこに大きな雇用が生まれます

必要となる資格が

まずは電験三種です

 

かなりの難関ではありますが

希望者が勉強をしています

 

 

〈コア輪島〉

授業の内容を超えた深い知識を身につけ

輪島高校の自主学習の核(コア)となり

自分自身も難関大学合格を目指す

発展的講座

今日は英語で開講しました

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

今日は数学と英語の教科横断です

 

音楽が世界共通の言語であるように

数学も世界共通の言語です

情緒的な日本語に対し

論理的な英語は

数学の証明問題と

親和性が高い気がします

 

Question 1 

Show that if n is even,then n2 is even.

 

たまに英語を

キーボードでタイピングすると

気付かされるのですが

一見でたらめに並んでいるように

見えるキーボードの配列

滅多に登場しない "q" や "z" が

端っこにあったり

登場頻度の多い "e" や "t" が

真ん中にあったり

たいていの単語のつながりが

右手←→左手と

交互にタイピングできるように

並んでいて大層都合がいいですね

 

日本語入力だと不都合がチラホラ

特に苦手なのが

我が県庁所在地「金沢」です

"kanazawa"

"k" と"n" 以外は全て左手の小指

特に最後は5連打

打ちにくいったらありゃしない

 

手の指にはそれぞれ

神経が1本ずつ通っていますが

薬指と小指は

まとめて1本しかないそうです

 

小指を動かそうとすると

一緒に薬指もついて来がちなのは

そういう理由だそうです

 

だから楽器をやる人は

薬指と小指を別々に動かす訓練が必要だよ

と昔ギターの師匠に教わりました

 

両手の中指を折り曲げて

第二関節の背同士をくっつけて

残りの4組の指先の腹同士をくっつける

 

 

 

 

 

 

その時

親指 人差し指 小指は

離すことができるけど

薬指だけは離すことができないんだよ

だから結婚指輪は薬指にするんだよ

って話がありますが

こういう身体的カラクリが

あるのですね

 

さて話を戻すと

数学の 宮下 琢磨 先生と

英語の 矢田 勇 先生で

英語で数学の証明問題を考える

教科横断型の授業を展開しました 

学びウィークでいろんな学び

地震から 641 日目

豪雨から 377 日目

 

【今日の学びウィーク】

受け身な学習姿勢を脱却し

自ら学ぶ意欲を育むために

中間考査の代わりに導入した取り組み

 

今日はアナウンサーの原田幸子さまをお招きし

2年生を対象に「話し方講座」の第2回(応用編)です

 

第1回(基礎編)は

ワークショップ「声の道」をしました

目をつむった人に対して

いろんな方向を向いて

名前を呼びます

すると目をつむっていても

自分の胸に向かって呼んだときだけ

心に響くのです

 

まずはみんなで発声練習

 

 

 

 

 

 

縦に2本指が入るくらい口を開いて「あ」

口角上げて「え」

 

プレゼンテーションの語源はプレゼント

つまり贈り物なのです

相手に贈る気持ちが大切です

 

「何を話すのか考えるのが難しい」

「つい一定のテンションで喋ってしまう」

など生徒からの悩みにも

一つひとつ丁寧に答えていただきました

 

前回いただいた宿題

「2分間で推しのプレゼン」

3人の生徒が披露しました

 

 

 

 

 

 

①どんな言葉で

 どんな雰囲気で始めるか

 プレゼンには導入が大切です

 

 「私は〇〇です」

 「今日は◯◯について話します」

 とか無難に入りがちですが

 それではつかみになりません

 

 奇をてらう必要はありません

 みんながわかっていて

 それでいて「おっ」と思わせる

 導入が大事です

 

 自分しか話せないこと

 自分にとっては当たり前のことを話すと

 聴衆が引き込まれます

 

②どこが一番話したいことなのかを意識します

 話のヤマはどこなのかをしっかり意識します

 一番時間をかけて話します

 具体的な例を挙げるとよいです

 

 

 

 

 

 

③話の着地点をしっかりさせる

 終わりよければ全てよし

 

 

 

 

 

 

④そして何より声に表情を乗せること

 

 

 

 

 

 

 

続いては

「いろんな〇〇」のワークショップ

まずは「いろんなありがとう」

 ①今一番欲しいものをもらった時の『ありがとう』

 ②ずっと欲しかったけど

  たまたま昨日自分で買っちゃったものを

  もらったときの『ありがとう』

ペアになって使い分けて伝え合ってみました

 

 

 

 

 

 

 

続いては「いろんなヤバい」

「ヤバい」はヤバい言葉ですよね

どれだけヤバいかというと

 

たとえば

『かわいい』を意味する

 「愛くるしい」「チャーミング」「甘美な」「綺麗な」「可憐な」

 

『かっこいい』を意味する

 「粋な」「見目良い」「洒脱な」「洗練された」「ハイブロウな」

 

『すき』を意味する

 「心惹かれる」「目がない」「愛する」「愛おしい」「慕わしい」

 

 『すばらしい』を意味する

 「崇高な」「究極の」「至高の」「神聖な」「珠玉の」

 

これ全部『ヤバい』のひとことで済んでしまいます

同義語に『わかる~』や『それな〜』があります

 

「これヤバい」

「わかる〜」

「こっちもヤバくね?」

「それな〜」

完全に会話として成立しています

 

聞かれたことに答えない

政治家の答弁より

ある意味ヤバいかもしれません

 

 


続いて「街プロ」の時間

大成建設さんやURさん

そして青年会議所のみなさんはじめ

多くの方が伴走に入ってくださっています

 

今日は生徒のミーティングが終わってから

伴走の大人のミーティングも開かれました

 

 

 

 

 

 

いくつかの伴走団体様が集まって

生徒が帰ったあとも喧喧諤諤

すりあわせを行いました

 

先日「阪神淡路復興研修ツアー」でお邪魔した

「人と防災未来センター」の方に

教えてもらった大切なことは

復興がうまくいっているコミュニティーは

当初喧嘩するほどやりあった場所で

「このへんでいいんじゃない?」

と適当なところで妥協した場所は

30年後の今になって

さまざまな問題が沸き上がっている

ということです

 

そう考えると

高校生も大人も真剣に議論している

今のスタイルは理想的ですね

 

 

 

 

 

 

「大人がうまく誘導して成功に導こう」

ではなく

「失敗してもいいから高校生主体で動かそう」

に着地しました

 

 


今日出逢った素敵な言葉

人生で大事な「あ い う え お」

       愛 命 運 縁 恩

ユダヤの法則と学びウィークと

地震から 640 日目

豪雨から 376 日目

 

世の中には不思議な法則があります

「ユダヤの法則」もそのひとつです

人間がどうあがいても

曲げることのできない宇宙の大法則

ユダヤ人はその法則に則って商いを行います

「78対22の法則」とも呼ばれます

 

例えば地球

海が78%で陸地が22%

例えば人間の体は水分が78%

例えば空気は窒素が78%

 

この法則に則って

コカコーラのボトルは

縦と横の比が78:22になるように

デザインされました

 

ワンコインで食べれる

マックのサンキューセット

390円とお釣りの110円が78:22

 

他にないか探してみました

このブログの

地震から◯日目

豪雨から◯日目

のカウント

78:22になるのはいつか調べてみました

そしたらなんと

地震からちょうど1年

今年の1月1日が

地震から367日目

豪雨から103日目

で78:22になっていました

 

背筋がゾクっとしました

 


本校では昨日より

「学びウイーク」が始まっています

一昨年より中間考査を廃止し

その代わりに

生徒が自らの学びを設計する力をつけるための

さまざまな仕掛けを準備しています

 

 まずは

【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

今日は公民と数学の教科横断です

 

 

 

 

 

 

まずは公民科の 竹田 悠月 先生

今年の参議院選を題材に

「比例代表」や「ドント式」などの

選挙の仕組みについて学び

さらには「当確」についても学びました

今回 20時 の時点で

香川 山口 大阪 などで「当確」が出ましたが

石川選挙区には出ませんでした

それはどうしてか?

 

次に数学科の宮下 琢磨 先生の出番です

統計で学んだ「母比率の推定」を用いて

石川で「当確」を出すには

どのようなデータが必要だったか?

など考察しました

 

 


次に

【青楓館さんいらっしゃい】

学校の枠を超えての部活動

「AI部」で伴走してくださっている

明石の青楓館高等学院さんが

遠路はるばるお越しくださり

1年生と交流しました

 

まずは

「AI部」の生徒さんが

今取り組んでいらっしゃる

メタバース空間や

オンライン校舎設計PBLなどの活動について

プレゼンしてくださいました

 

そしてクイズ大会で盛り上がります

 

 

 

 

 

 

第1問:オリジナルAI を作成できるサービスは次のうちどれ?

 ① Apple Intelligence

 ② Google Intelligence 

 ③ ChatGPT

 ④ Genspark

 

第2問:機械学習の説明として、正しいものは次のうちどれ?

 ① データからパターンやルールを自動で学習すること

 ② AIやコンピューターを教えして人間が学ぶこと

 ③ 脳のように自動で学習すること

 ④ 人間の専門知識を学習させ専門家のように回答させること 

 

第3問:メタバースと言う言葉が登場した年は次のうちどれ?

 ① 1992年  ② 2003年  ③ 2010年  ④ 2021年

 

第4問:メタバースで再現された市場は次のどれ?

 ① 豊洲市場 ② 築地市場 ③ 輪島朝市 ④ 函館旭市 

  

正解は

 第1問 ③

 第2問 ①

 第3問 ①

 第4問 ③

なんと全問正解が2人

商品をかけてジャンケンです

 

 

 

 

 

 

次にグループになって

最近の困りごと

つまりAIに叶えてほしいことを

ピックアップします

 

最適なトレーニングメニュー

食事のメニューとレシピ

その日の気候にあったファッションコーディネート

などを提案するAIが欲しい

といったアイデアが集まりました

 

青楓館のTERU学院長がおっしゃいます

「AIアプリの製作は簡単ですよ」

 

実際に青楓館の生徒さんが

輪島高校から出たアイデアを解決するアプリを

即興で作って見せてくださいました

 

 

 

 

 

輪島高校は

半島の最先端の場所にありますが

こんな場所からでも世界につながる

そして世界の最先端に触れることのできる

学校を目指しています

 

 


こちらは先生方のミーティングです

 

 

 

 

 

 

今年の「街プロ」発表会の企画会議です

これから詳細決まり次第

本ブログでお知らせします

今日は日程のみお知らせします

11月1日(土)

保護者のみなさん

小中学校の生徒及び保護者のみなさま

これまで伴走してくださった企業のみなさま

輪島市で復興に携わっている全てのみなさん

輪高生が被災した中

力強く立ち上がっていく様子を

ぜひご覧ください

11月1日(土)

絶対に空けといてください

英語俳句に挑戦!

地震から 639 日目

豪雨から 375 日目

 

秋晴れの気持ちのいい朝です

校門に立っていると

生徒のみなさんが

気持ちのいい挨拶をしてくれます

 

玄関前では「青春」の像が

迎えてくれています

 

 

 

 

 

 

昭和44年度の卒業生のみなさんから

寄贈されたものです

1月1日の午後4時10分を指さしています

 

おや

よく見ると

誰かがペディキュアを塗ってくれたようです

 

 

 

 

 

 

昔なら

「誰だ!名乗り出なさい!」

とか言って叱りつけていたものですが

私自身

震災でかなり心の持ちようが変わったようで

塞ぐみんなの心を明るくしようとしたのかな

とか

破壊したのならともかくオシャレにしてくれたから

まいっか

とか

その時の生徒のイタズラ心を

微笑ましく感じるようになっています

 

とはいえ生徒の皆さん

公共物にこれはいけません

 

昨夜の「Qさま」で

一度は訪れたい世界遺産に

「マチュピチュ」が選ばれていましたが

それ以外のインカ文明は

スペインに破壊されています

自然災害で

人の造ったものが壊されるのは

仕方がないけど

人の手で他の人の心のこもったものを

傷つけたり破壊するようなことは

断じてなりません

 

 


門前高校へのオンライン授業が行われています

 

 

 

 

 

 

山上佳織先生による『家庭基礎』

〈健康な住生活〉について考えました

動画の視聴含めて

知識を画面越しに伝えます

グループワークも遠隔で指示できます

受信側の教室の様子

コッソリ〇〇している生徒の様子も

送信側の画面にバッチリ映っていますし

教室の後ろでボソボソ喋っている私語も

バッチリ聞こえています

だんだん慣れてきて

画面越しに生徒が

リアクションしてくれるようになると

もっといい授業になってくると思います

 

 


ゴールデンウィークのポルトガル研修

夏休みのアメリカ研修に参加した4人

東陽中学校の生徒さんに報告会

その前に

災害復興らFM「まちのラジオ」にお邪魔して

出演して来ました

 

 

 

 

 

 

肉が好きな 崖 顕 さん

エビが好きな 髙橋 惺 さん

オムライスが好きな 山村 百華 さん

味噌おにぎりが好きな 岩﨑 月希乃 さん

 

 

 

 

 

 

「ホッとする瞬間」をテーマに

トークを楽しみました

 

今日の放送は「ポッドキャスト」でも

お聴きいただけます

ぜひどうぞ!

 

 


そのあとは東陽中学校で

ポルトガルでのスクールクラスター

アメリカでの災害医療

それぞれ学んできたことを

プレゼンしました

 

 

 

 

 

 

そしてグループトークです

 

 

 

 

 

 

活発な交流ができました 

 

 

 

 

 

 

最後に現地での発表の様子を

英語でプレゼンしました

 

 


先日より紹介していた

生徒による夏の想い出俳句

ALT(外国語助手)のマイケルさんに

俳句のリズムに乗せて英訳してもらいました

『英語の俳句』です

 

「蝉の声

  追いかけるよう

   泣く子かな」

 "A cicada's cry 

  A child's cring follows soon

            Echo back and forth"

 

ちゃんと五七五の調べに乗った

「才能有り」です!

 

 


ごちゃまるティーンラボさんが

校内カフェを開いてくださいました

 

 

 

 

 

 

ひとぼう

地震から 638 日目

豪雨から 374 日目

 

【30-55  時間の旅】vol.5

30年前 55年前と時を遡った復興研修旅行

生徒の学びを紹介するコーナー

 

「人と防災未来センター」

阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ

その教訓を未来に生かすための施設

防災に詳しい方は

「ひとぼう」と略して呼んでいます

 

 

 

 

 

 

実際に被災した生徒たちが見ても

それでも大きな衝撃が走りました

 

 

 

 

 

 

 

〔中野舞星〕~「ひとぼう」で学んだこと

 まず目に飛び込んだものは

 南海トラフが来た時の

 津波の最大の高さを想定した表です

 もし南海トラフが起こってしまうと

 ほとんどの建物が津波に飲まれてしまいます

 改めて南海トラフの恐ろしさを感じました

 次に収蔵庫に行ったら

 そこには約20万件の震災資料がありました

 今輪島にあるなんでもない物でも

 数年経てばそれは能登半島地震の

 大切な資料になるかもしれないので

 残して置くのも大事だと学びました

 そして神戸ではこの資料達を

 未来にどう繋ぐのかが

 今後の課題だと言っていました

 震災当時を再現した映像を見ました

 ほとんどの建物が倒壊して

 高速道路のように頑丈そうなものでも

 自然災害の強さには抗うことは出来ず

 車も次々にぶつかり合って

 逃げたくても逃げられない状況になってしまい

 無力さをまざまざと見せつけられました

 瓦礫に埋まってしまったお姉ちゃんは

 「逃げて」という言葉を最後に亡くなってしまったり

 状況を理解できないまま

 ちゃんとしたお別れもできずに

 身内の方を無くしてしまうのは

 とても辛く苦しいものだと感じました

 神戸市では

 地区のみんなで助け合うことを

 大切にしています

 地震で無くなってしまった場所も

 新しい場所だからできることをして

 前と同じにするのではなく

 さらに街をよくしていました

 輪島もさらに

 街を良く快適にする計画を立てて行くのが

 大事だと思います」

 

 

 

 

 

 

 

〔橋浦 千秋〕~「ひとぼう」で学んだこと

 「震災当時はゴミでも

  時間が経てば経つほど貴重になる」

 ポリタンク

 折れた街灯の頭

 商店街の看板など

 様々な震災資料がありました

 特に印象に残ったのは

 被災者の実際の言葉やメッセージなどでした

 「助けを呼ぶ声が耳に残って…」

 「死を覚悟して…」

 「早く逃げて!」

 私は特に「『解体後』花だけは咲いている」

 という言葉が殴り書きされたメモと

 「応急手当をして貰ってから

 遺体安置所にほっておかれた」

 という言葉に胸を打たれました

 今まで住んでいた家

 いつも通っていた道路

 穏やかに流れていた川が

 全て壊れてぐちゃぐちゃになってしまったのに

 花だけは咲いている

 いつもは花に対してなんとも思わないのに

 今だけはとても「呑気に咲いてるな」と憎く思える

 そんな思いが詰まったメモ

 遺体安置所にほっておかれた

 どれだけしんどい言葉でしょうか

 「もう生きていけないだろうから

  ほうっておいたら死ぬだろう」

 ということなのでしょうか

 憎しみと共に悲しさも垣間見える言葉でした

 実際に見てみて

 とても胸が痛みました

 災害を完全に阻止することは不可能

 ですが「減災」という言葉があるくらいです

 人間は頑張れば何でもできるのだから

 なにもわからない

 でも自分でできることも探して行動する

 そんなことを学ぶことができました」

 

 

 

 

 

 

 

 〔濵高 一朗〕~「ひとぼう」で学んだこと

 能登地震が阪神淡路大震災に比べて

 大きく減災ができていたということに気づきました

 能登半島地震が起こった時

 私は阪神淡路や東日本から

 何も学んでいないじゃないか

 また同じ事を繰り返しているじゃないか

 と思っていました

 しかしそれは大きな勘違いでした

 阪神淡路大震災の時と比べて

 建物 人の意識 国の援助 物資の搬入など

 たくさんの点において

 大きな成長を遂げている事を

 映像や写真をみて理解しました

 そして私が今注視しているのは

 どうやってまた町を盛り上げていくかという点です

 その点においては

 まだ足りない部分もあると感じました

讃岐うどんの極意

地震から 637 日目

豪雨から 373 日目

 

大成建設さんのご協力のもと

災害ゴミを転生させてこしらえたベンチ

中庭から生徒玄関へ移動させました

 

 

 

 

 

 

これまでは休日朝早く

部活動の遠征に登校した生徒が

地べたに座って待っていたのですが

これからちゃんと座って待つ場所が

できましたね

 


輪島高校の避難所で

足湯ボランティアとして

寄り添ってくださった

藤井節子さまはじめ

四国ボランティアネットワークのみなさん

今日は本番讃岐の手打ちうどん教室を

開催してくださいました

 

 

 

 

 

 

特製レシピを伝授します

ぜひお試しあれ

 

塩:水の加減は

 夏は 1:9

 春秋は1:11

 冬は 1:15

 

粉は中力粉を使います

粉に対する食塩水の割合は

 夏〜冬で 42〜46%

 

中力粉をボールに入れ

両手で下から空気を含ませるように

混ぜながら

食塩水を3回に分けて加えます

しっかりこねていると

初めてボソボソだったのが

やがてひとつの玉にまとまります

 

ビニール袋に入れて寝かします

 夏は 1時間

 春秋は2時間

 冬は 3時間

 

ビニール袋に入れたまま

足の裏全体で踏みます

1分半

薄く広がった生地を

縦横にそれぞれ3回

9層に折りたたみ

足踏みを3回繰り返します

 

生地を麺棒で薄く伸ばして

それを蛇腹に折りたたんで

4mm幅に切って出来上がり

 

茹でる時間は15〜16分です

 

29日(月)10:00より

南志見公民館でも開催されます

予約は不要

無料です

手ぶらで起こしください

 南志見・町野うどん教室チラシ.pdf

 

 


【30-55  時間の旅】vol.4

30年前 55年前と時を遡った復興研修旅行

生徒の学びを紹介するコーナー

 

2日目の午前中は

青楓館高等学院さんを訪れました

学校を超えた部活動「AI部」で

一緒に活動しています

 

 

 

 

 

 

 

〔中野舞星〕〜青楓館で学んだこと

「みんな自分のやりたいことをすぐ行動に移し

 学校の環境を

 自分たちが過ごしやすい場所にしていました

 自分達の活動を発表する場があって

 素晴らしい発表をした人を投票して壁に貼って

 みんな互いに高めあっていました

 そして部活動は

 どれも社会で活用していくことができそうなものでした

 生徒一人ひとりの能力を育てて

 挑戦する意欲を引き出しているとわかりました

 私は何かに挑戦していくことはすごいと思います

 自分で何か起こすのは難しい

 そしてなかなか上手くいかないことも知りました

 けれど諦めずに改善していくのをみて

 私も何か挑戦する時は

 失敗しても諦めずに改善を重ねて

 成功に繋げて行く姿勢にしていきたいと思いました」

 

 

 

 

 

 

 

〔宮腰花歩〕~青楓館で学んだこと

 たくさん質問をしました

 Q.遠くにいる生徒が実際に来る時に

  金銭面の支援はありますか?

 A.高いランクのバッジを持っている生徒には支援が出ます

  最高ランクバッジはプラチナバッチです

 Q.修学旅行はどこへ行きますか?

 A.基本みんな自由人なので

  修学旅行でまとまって行くより

  個として友達と一緒に旅行に行くほうがいい!

  という人が多い

 生徒さんについて私が感じたことは

 話が止まりそうになったら

 こっちに話題を振るなど

 会話を回すのがうまいということです

 また発表テクニックとして

 スライドに書いてあることだけではなく

 自分の意見を交えて笑いを取る

 というのは自分を含め

 輪島高校の生徒にはできていないことです」

 

 

 

 

 

 

 

〔浅野琉衣〕~青楓館で学んだこと

「青楓館のPBL型の授業は

 主体性や積極性

 社会的な立ち回りなどを学ぶ面が

 輪島高校の「街プロ」と似ていると感じました

 さらには単純に高等学校の探究活動の延長ではなく

 本格的に社会参加する準備期間としての

 カリキュラムや制度が整えられていて

 他にも校歌・制服の制作など幅広い活動があり

 生徒一人ひとりの主体性や行動力の高さを

 改めて感じました

 フレックスタイム制のような働き方改革を取り入れ

 就職やその後まで見据えた体制が斬新でした」

 

 

 

 

 

 

 

〔森下正幸〕〜青楓館で学んだこと

「青楓館の生徒たちはGoogleスライドではなく

 キャンパというアプリを使って

 プレゼンしている人がほとんどでした

 普段

 活動やイベントなどで

 県外に行くことが多いらしく

 場数をふんでいて

 共同作業や発表が上手でした

 コミュニケーションスキル

 主体性

 チャレンジ精神など

 社会に必要なスキルが養われ

 海外企業系への推薦も多く

 即戦力になりそうな教育をしていました」

 

 

 

 

 

 

この教室内のロフトも

生徒さんが手造りしたそうです 

釣瓶落としの謎

地震から 636 日目

豪雨から 372 日目

 

【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

今日は国語と理科の教科横断です

 

3日間にわたった

阪神淡路復興研修ツアー

帰りのバスの中

夕暮れ空を見ながらこんなこと考えました

「秋の日は釣瓶落とし」

他の季節に比べて

秋は急速に日が暮れる

ということを表すことわざです

 

釣瓶とは

井戸で水を汲み上げるための道具で

桶を縄の先にとりつけたものを

滑車に掛けて使用します

井戸に落とすと素早く一気に落ちる様子に

秋の日暮れを例えています

 

これは単に

「日が短い」ということを表しているのではなく

「一気に暗くなる」ということを表しているようです

言われてみれば確かに

日が沈むと容赦なく暗くなる気がします

薄明るい時間が短いような気がします

 

科学的に検証してみる価値がありそうです

 

以前にこのブログでも紹介した

「天高く馬肥ゆる秋」

の科学的な根拠

夏の小笠原高気圧に比べ

秋の移動性大陸高気圧の

空気中に含まれる水分の違いから

実際に秋の雲の標高は高い

と言う事実

 

このことに関係があるのではと

考えてみました

 

空気中の水分量が多いと

そこを通る多くの光が散乱します

つまり明るく輝いて見えます

 

震災による停電で真っ暗なときに得た智恵ですが

懐中電灯を立てて

その上に水を入れたペットボトルを立てると

光が散乱されて

ランタンのように照らしてくれます

 

 

 

 

 

 

つまり空気中の水蒸気量が多い春や夏は

日が水平線に沈んでも

しばらくは散乱した光によって

空全体がぼーっと明るく見えるけど

空気が乾燥している秋はそれがなく

太陽が水平線に沈むと同時に

あたりが真っ暗になる

 

という仮説を立ててみました

 

単なる気のせいかと思い

実際に日没後の明るい時間帯の長さについて

調べてみました

 

すると

上空の大気が太陽光を散乱して光り

日の入後もしばらくは暗くならない現象をさす

「薄明」ということばがあることを知りました


「薄明」の長さを調べたサイトを見つけました

それによると

最も長いのは6月で1時間49分

それに対して

9月のそれは1時間25分

30分近くの違いがありました

 

どうやら仮説はある程度合っていそうです

 

実際に

湿度と「薄明」時間を測定して

調べてみるとおもしろそうです

温度によって差が出るのか?

緯度によって差がでるのか?

興味は尽きません

 

以前こんなこと研究している生徒がいました

「二階から目薬」

本当にそんな難しいのか?

実験と計算により検証しました

 

こうした諺や古くからの言い伝え

これらを科学的に検証する教科横断型の学習は

ものごとを複眼的に捉える力を育てます

 

「それがいったい社会の何に役立つのか?」

いいんです

本人がおもしろければ

「災害復興は現状復帰が原則」

としか言わない

頭の固い役人のようなこと言わないでください

 

日本人として5人目となるノーベル化学賞を受賞した

海洋生物学者である下村 脩 氏は

子どもの頃に見た光るクラゲが不思議で不思議で

その発光の仕組みを生涯追い続けました

そして「GFP」とよばれる光るたんぱく質を発見したのです

「それがいったい社会の何に役立つのか?」

 

のちに医学の発展に大きな役割を果たすことになるのです

細胞を生きたまま観察するための「光る目印」として活用され

がん細胞をマーキングしたり

難病治療のための新薬開発などに大きく貢献するのです

 

基礎研究とはこういうものです

 

そのときは何の役にもたたないように見えても

その後思わぬところで

大切な何かに結びつくのです

だから

基礎研究に関わる国家予算を

ふんだんに研究機関に回していただきたいと思います

日本の失われた30年を取り戻すために 

 

長い目で復興のことを考えている毎日を送っていると

コスパやタイパばかり追い求めず

目に見える成果ばかりにとらわれず

真に大切なことは何なのかを

本気で考える大切さを日々感じています

  

 


【30-55  時間の旅】vol.3

30年前 55年前と時を遡った復興研修旅行

生徒の学びを紹介するコーナー

 

〔辻 姫花〕〜2025 万博会場にて

ポルトガルパビリオンに行きました

パビリオンのテーマは「海洋:青の対話」

海が私たちに話しかけるような口調で話している様子が

スクリーンに映し出されてました

海の氷を溶かすと海は私達の家を沈め

ゴミを流せば海は私たちにそれを返し

資源を奪い尽くせば海はもう

私たちは資源をもたらすことはない

海は決して危険な存在ではなく

真に危険なのは人間である

私はその動画をみて

自分たちが環境にしたことは自分たちに返ってくる

と改めて知り

環境を大切にすることの重要性を実感しました

復興は極めて重要ではあるが

環境を思いやって進めていくことが

真の復興だと思いました

 

〔濵高一朗〕〜2025 万博会場にて

国が

大阪府が

私たち輪島の特色である輪島塗を

全国または世界各国に伝え

輪島への興味関心が薄れないよう

輪島という町の価値を再確認してもらうよう

努めてくださっているということが

心に残りました

「夜の地球」輪島塗で作られた地球儀に対し

多くの方が足を運ぶ様子が

輪島市がまだ忘れられていないことを

強く象徴していると感じました

復興研修最終日

地震から 635 日目

豪雨から 371 日目

 

今日は阪神・淡路災害復興研修最終日

最後にとっておきの危機対応研修を

準備していました

題して「初めての置いてけぼり」作戦

出発時刻に遅刻した生徒を待たずに

バスを出発させるのです

 

途中で追いつくのか

それともあきらめて帰宅するか

自分でルートを設定させて

行動させる訓練です

 

この子たちがいずれ親元を離れて

一人暮らしになったとき被災したら

自分で考えて行動しなければなりません

 

そんな思いも込めての作戦だったのですが

 

さすがみなさん時間厳守で集まりました

 

帰り道

北陸自動車道が交通事故のため

通行できなくなりました

運転手さんのとっさの機転で

8月31日に開通したばかりの

東海環状道を通って

東海北陸道経由で

帰ることとしました

さすがの危機管理能力です

 

さて問題です

実際に知り合いが体験した

北陸新幹線がまだない頃の話

東海地区に近づいてきた台風のため

午後2時頃

新幹線が運転を見合わせました

東京にいた彼は

夜の9時までには

大阪に入らなければいけませんでした

航空機をとろうとしましたが

その日の東京大阪便は全て満席

レンタカーだと

ぶっ通しで運転してギリギリ

渋滞でもあれば確実アウトです

ましてや台風に向かって運転するのは危険です

とっさの機転で

彼は夜の9時までに

大阪に入ることができたのですが

どんな方法を使ったのでしょう?

 

答えは次のコーナーのあと

 


【30-55  時間の旅】vol.2

2025 大阪・関西万博で未来の姿を

1995 阪神淡路大震災の姿を

1970 未来を夢見た大阪万博の姿を

30年前 55年前と時を遡る今回のツアー

 

今日は最終日

「万博記念公園」を訪れました

 

 

 

 

 

 

 

先々日

今年の万博のレポートより

 

〔大北 琉絆〕〜2025 万博会場にて

ポルトガル館での展示

「あなたは水から生まれたが

 あなたたちが海や川に資源を捨てるなら

 私達もあなたたちに

 水として襲い掛かるだろう」

復興をする際に雨や地震による水害をよく考えたり

海辺や川などの整備をし

ゴミを拾うなどの清掃をして

その場所を大切にするようなところ

そんなまちづくりをしようと思いました

 

 〔北村篤太郎〕〜2025 万博会場にて

防災に地域コミュニティは切っても切り離せない存在です

そして万博は「コミュニティの形成」に最も適しています

「コミュニティの形成」には交流が不可欠であり

このようなイベントに防災を盛り込んだら

様々な国の人達の防災意識が高まると考えました

 

〔小住 優太〕〜2025 万博会場にて

輪島塗の「夜の地球(Earth at Night)」を見ました

沢山の人が来てくださっていました

子供が楽しめるような遊び場が多くありました

定期的に地面から霧が出たり

トランポリンを置いたりして

遊ばせていました

輪島にもそういう場はありますが

全て買い物できるとこからは少し離れており

親が安心していられる場所ではありません

復興させる時は

商業施設の一部に

遊び場を作れたらいいなと思いました

 

 

先ほどの答え

羽田空港から千歳空港を経由して

伊丹空港に入ったのでした

 

 


【夏を詠む】最後の句

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナーの最終回

 

最後の一句は

「朝焼けに 染まる君いて 言葉なく」

 

我が家の公費解体が終了しました

 

高校で国語を教えていらっしゃる

大工髙志先生より

こんなメッセージをいただきました

 

「解体してありましたね。

 大火を塞き止めた家でしたね。

 お疲れ様でした。

 

 ウチも倒壊を免れた家でしたから

 地震の後

 いろいろ会話できたんですよ。

 家と。

 

 1月に地震があって、

 家と会話したけど

 

 3月頃から

 

 声が聞こえなくなって。

 

 家って

  

 少しずつ死んでいくのだなと

 思いました。」

 

これを読んで

 

生まれて初めて

 

本当に人生で初めて

 

嗚咽

 

ってものを経験しました

 

 

「あさやけに そまるきみいて ことばなく」

復興研修2日目

地震から 634 日目

豪雨から 370 日目

 

昨日の万博では

多くの学びがありました

 

《本手 蒼瑶》

ROBOT&MOBILITYSTATIONブースで見た

不整地の荷物搬送などに活用可能な

六脚ロボット「ハルモニウム」

それからAIスーツケース

「人に優しい」をテーマにした

こうしたロボットを

積極的に取り入れることで

被災地復興に

新たな可能性が生まれると思いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《宮下 ほのか》

多くの国のパビリオンが

その国の文化や自然を活かしていました

能登でも豊かな自然や観光地を活かして

世界に伝えられたらいいと思います

コモンズパビリオンでは

1つの国ではなくコモンズで協力しよう

という考え方を知りました

これは能登でも同じで

他の地域と協力することで

復興につながると感じました

他の地域とのつながりを大切にしていきたいです

 

《中野 舞星》

アラブ首長国連邦のパビリオンで

とある文を見つけました

「再生可能エネルギーと先駆的技術を

 戦略的に採用し活用することで

 気候変動に対応できる

 未来の創造を目指した取り組みを続けています」

「環境変化に対応できる

 未来の創造と革新を目指し

 伝統に根ざした取り組みは

 地球とそこに暮らす人々 

 そして将来の世代のために

 生命を守る原動力となる

 私たちはそう信じています」

輪島の復興も

このような思いを持って

そこに暮らす人々や将来の世代の生命を

守る行動をしていくべきだと思いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《橋浦 千秋》

阪神淡路大震災から30年、

前回の万博から55年

とても長い時間が経って

ようやく神戸や夢洲などの地域が

元に戻ってきて開催できた万博

長い時間が経って戻ってきたのは

道路や水道などのインフラ

ビルやマンションなどの建造物だけでなく

人と人との心の繋がり

国外の人との交流関係

新しい出会いや経験を身につけるきっかけなど

様々なことが戻ってきたのだと思います

輪島は未だ復興途中

30年前の阪神・淡路と同じような状態

万博に行った身として

輪島の復興に少しでも貢献できるような

考え方や見方で成長していきたいと思いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 《宮腰 花歩》

入場した瞬間

テレビで見た時とは違う

物凄い迫力に圧倒されました

ヨーロッパなどの人気のパビリオンには

入れなかったけど

コモンズなどの

小さな国々がたくさん入っているパビリオンや

ロボットの展示をしてるパビリオン

大屋根リングなど

万博でしか出来ない体験ができたことを

とても嬉しく思いました

輪島と大阪で違うと思ったことは

ふたつありました   

ひとつ目は観光客の数です

今の輪島には外国人観光客

日本人の観光客すらほぼいません

観光客を呼ぶこと=輪島全体の活性化

に繋がるのではないかと思いました

ふたつ目は

観光資源が震災前と比べて

圧倒的に少なくなったことです

朝市は焼け

千枚田は割れ

窓岩は崩れてしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《浅野 琉衣》

ポルトガルパビリオンで

海洋資源や排他的経済水域など

海に関する記録の展示を見ました

巨大なスクリーンに映し出された

海から人間に対する

強いメッセージが印象に残りました

また万博会場では

外食パビリオン「宴」や

各地に点在するキッチンカーのように

全国から来るたくさんの企業や飲食店が

交代制で出店するブースがいくつか見られました

このシステムは地域活性化にもつながります

調べてみると

歴代開催された万国博覧会でも

災害を取り上げた国がいくつかありましたが

どちらかといえば防災・減災が目的であり

日本のように

復興支援として万国博覧会で災害を取り上げる国は

珍しいのだと気づきました

日本の手厚い災害支援は

捉え方を変えれば「チャンス」になります

そのためには

今日実際に見てきたパビリオンのように

強いメッセージ性が必要なのだと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなそれぞれに思うところがあって

期待していた以上に

いろんなことを吸収しています

 

今回のツアーで生徒が学んだこと

明日からシリーズ化してお伝えします

 

 


「AI部」の活動でご一緒している

明石にある青楓館高等学院さんを訪ねました

 

 

 

 

 

 

通信制の学校で新しい時代の教育を

実践されています

例えば「AI部」の他には

「起業部」

「デザイン部」

「投資部」

など特徴的な部活動

 

 

 

 

 

 

青楓館高等学院は

「子どもの未来を守る」ための高等学院で

①社会と学校とのギャップがあること

②子どもたちの未来か真っ暗なこと

を変えるために生まれました

 

そのあとは

「人と防災未来センター」を訪れました

 

 

 

 

 

 

背景の建物

写真では切れている

さらに上方に

「南海トラフで予測される

 津波の高さ→」

の表示があります

衝撃の高さです

何もかもひとたまりもありません

 

こちらの様子も少しずつ

お知らせしていきます

 

 


【夏を詠む】無題

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

それぞれの想いをのせて夏が過ぎ行きました

今日はいろんな夏を集めてみました

ただ想像力の乏しい私にとっては

どんな情景を詠んだ句かわからなかったので

みなさんで味わってみてください

 

「掌に ビー玉ひとつ 月を抱く」

 

「氷山や かき氷めく 地の悲鳴」

 

「夏夕べ 君と竿振る 肩ぬくし」

復興に向けて学ぼう!

地震から 633 日目

豪雨から 369 日目

 

阪神・淡路復興研修に出かけています

 

今回の研修はとにかく自分たちで動くこと

お客様じゃなくて自分たちで旅を組み立てる

これが大きな目標です

 

バスの中も自分たちで順番にもりあげます

 

トップバッターは2年生の辻姫花さん

万博にまつわるクイズ大会です

 第1問ジャカジャン

  世界初の万博開催地は?

   ① パリ

   ② ニューヨーク

   ③ ロンドン 答は最後に

 

 

 

 

 

 

 

続いては1年生の宮腰花歩さんと橋浦千秋さん

イントロクイズです

とっても進行が上手でアナウンサーみたいです

震災復興FM「まちのラジオ」に

出演しませんかと

思わずオファーしました

 

それから1年生の

本手蒼瑶さんと宮下ほのかさんと中野舞星さんによる

水平思考クイズ

 第2問ジャカジャン

 「4人は仲が良いだけでなく

  結婚や家を買うタイミングも

  全て同じだった なぜ?」

  『4人は家族?』

 「いいえ」

  『4人は就職のタイミングも同じ?』

  「はい」

  『4人は車も同じ?』

  「はい」

 

2年生の浅野琉衣さんのスピーチ

今日はこのあと万博を訪れますが

彼女は実は万博2回目

「ネコにあげれる避難食」を商品開発し

以前その販売実習をしました

ネタバレにならない程度に

万博見学のポイントを

レクチャーしてくださいました

 

2年生の谷内陽斗さんと正角奏音さん

大阪について調べて来てくれました

 第3問ジャカジャン

  新世界百周年公式キャラは?

   ①キン肉マン

   ②サザエさん

   ③グリコマン

 第4問ジャカジャン

  次のうちハミゴは?

   ①イモ

   ②アメ

   ③いなり

 

2年生の小住優太さん

昨年の東北復興研修に続いての参加です

その時得た防災に関する知識を教えてくれました

 第5問ジャカジャン

  地震が起こった時

  とりあえず避難するのに適切な場所は?

   ①デパート

   ②木造家屋

   ③ガソリンスタンド

  

ファシリテーターの北村篤太郎さんが

満を持しての登場です

全員がオンラインで参加できる

早押し型のクイズを企画しました

今どきの高校生の修学旅行の形ですね

 

みんなで力を合わせて盛り上げてくれました

 

午後からは大阪万博

 

 

 

 

 

 

何かヒントになるものがないか

復興の視点で見てきてねと

送り出しました

 

大屋根リング

閉幕後一部を残すそうですが

撤去する部分を

能登半島地震被災地に

分割して設置してくれないかなと

思っています

輪島では朝市に生まれ変わります

 

大阪・関西万博を飾った輪が

能登半島を大きく囲む希望の輪となって

残るのです

どうでしょう?

この案

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

 

2年生の普通コース物理選択者を対象に

物理の岡田成満先生が

「数学」とコラボした

教科横断型授業を行いました

 

前の授業で

気柱共鳴の実験を行いデータを測定し

今日の授業は

そのデータを処理・分析し検証するものでした

 

 

 

 

 

 

データを分析する上で

「数学I」で学んだ用語を

全員で思いつくままたくさん挙げました

 

その中から

今日のデータの分析では

「偏差」「分散」「標準偏差」

などを使いました

数学で学んだ内容を確認するとともに

一つひとつの用語の意味を

丁寧に振り返り

データ分析の意義を深く理解します

 

 

 

 

 

 

続けて測定誤差をオーダー(桁数)で検証

3~5名のグループでデータを処理・分析し

①実験で得られた近似値と誤差により

 自分たちの実験の成否を評価し

②実験結果とチューナーを用いた測定結果を比較し

 誤差が大きくなった場合にはその原因を考察しました

 

途中で煩雑な計算がありましたが

Chromebookを活用すると

計算処理はスムーズでした

データ処理はChromebookに任せて

人の頭脳で考察・検証することが

生きる力につながります

 

 


【夏を詠む】晩夏の候

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

どうしてこんなにせつないのでしょう

今日は夏の終わりの句を集めてみました

 

「夏休み 補習の窓に 秋の風」

 

「すず風の 知らせに夏を 惜しみけり」

 

「青空に 音なき風が 心ほどく」

 


クイズの答え

第1問 ③ ロンドン

第2問 4人で人生ゲームをしていたのでした

第3問 ① キン肉マン

第4問 ② アメ

   ハミゴとは仲間はずれのこと

   おいもさん おいなりさん

   アメちゃんだけちゃん付け

第5問 ③ ガソリンスタンド

   そもそも危険なガソリンスタンドは

   厳しい基準をクリアして造ってあるから

   ものが落下してくるなどの恐れがない

イグノーベル賞と春夏コレクション

地震から 632 日目

豪雨から 368 日目

 

人を笑わせ

そして考えさせる

ユニークで独創的な研究に送られる

イグノーベル賞!

「不名誉な」という意味の「ignoble」と

ノーベル賞(Nobel Prize)を組み合わせた造語です

ネーミングからして洒落てます

「洒落」の「洒」は「酒(さけ)」ではありません

ついでに「祟り(たたり)」も「崇(たかし)」ではありません

もひとつ「柿落とし(こけらおとし)」も

「柿(かき)」とは別の字です

 

それはさておき

今年のイグノーベル賞に

日本人チームが選ばれました

パチパチ!

 

賞金はなんと10兆ドル!

今日の為替相場は1ドル148円だから…

と興奮してたら

ドルはドルでも

ジンバブエドルだそうです

全く笑かしてくれます

 

さて注目の受賞研究はというと

「牛の毛を染めてシマウシにすると

 ハエにたかられない」

だそうです

「しょーもな」と笑うなかれ

牛はハエにたかられると

体重が増えにくかったり

お乳の出が悪くなったり

その経済的損失は

かなり深刻なのだそうです

 

さて高校生諸君

批判的思考力を高めましょう

 

ここまで読んで

この実験

問題点はないですか?

 

「ハエは縞模様を嫌ったのではなくて

 染料の成分を嫌ってよりつかなかったのでは?」

と気づいた君

素晴らしいです!

 

実はこの研究グループ

同じ成分の黒染料を使って

見た目縞模様には見えないシマウシも

同時に実験に用いていたのです

 

これを「対照実験」といいます

 

これによると

白黒のシマウシはハエにたかられなかったけど

黒黒のシマウシはたかられまくったそうです

 

明らかにハエは縞模様を嫌っているようです

 

さてさて高校生諸君

ここで新たな仮説を立ててください

 

「水玉模様ならどうだろう?」

「縦縞と横縞の違いは?」

などと気づいた君

これまた素晴らしいです!

 

ところでシマウマって縦縞なの?それとも横縞?

 

正解は横縞!

えっ?てなりそうですが

シマウマの立場に立って

ボーダーのシャツを着ている気分になると

確かに横縞ですね

 

もひとつところで

縦縞ボーダーと横縞ボーダー

太って見えるのはどっちだと思いますか?

横縞は太って見える

よく言われていましたが

全く逆ですよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうです?

下の横縞の方が

引き締まって見えませんか?

 

これは

「ヘルムホルフ」の正方形といいます

正方形の中に横縞を入れると

縦長に見えるというものです

 

これはこれまで平面にのみ言えることと

思われていたのですが

ヨーク大学の研究チームが

立体においても成り立つことを

実験により示しました

 

これを受けて今年の夏

プラダ

ルイ・ヴィトン

シャネルに

クリスチャン・ディオール

2025春夏コレクションには

全てのブランドに

ボーダーが取り入れられました

 

 


【夏を詠む】星祭の候

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

夏は夜 いとをかし

今日は夜空に輝く句を集めてみました

 

「夏の夜 空に咲きたる 紅の夢」

 

「汗ひかる 頬をなぞれる 夜の火花」

 光った瞬間

 照らされた好きな人の頬の汗が

 見えた一瞬を捉えた句ですね

 それにしても花火そっちのけで

 好きな人の顔ばかり

 見つめていたんですね

 可愛い句です

 

「手をつなぐ 音にまぎれて 好きと言う」

 これも可愛いですね

 面というのは恥ずかしくて

 花火の音にまみれて

 聞こえるか聞こえないか

 言ってみたのかな?

 

 昔聴いた小話を思い出しました

 「好きな男を膝枕していた若い娘

  気を許した瞬間ぷっ

  恥ずかしくて恥ずかしくて

  目をつむっていた男が

  寝てくれていたらよかったけど

  ちょっと試してみよう

  『ねえねえおまえさん

   さっきウグイスが鳴いたよ

   聞こえた?』

  『いや聞こえなかったなあ』

  よかった寝てたんだ…

  『ところでウグイスが鳴いたってのは

  屁の前かい?後かい?』」

 

 せっかくの素敵な句なのにごめんなさい

 ムードもヘチマもないですね 

後生畏るべし

地震から 631 日目

豪雨から 367 日目

 

タイトルの言葉は

『論語』に出てくる孔子の言葉で

「自分より若い世代は

 将来どのような人物になるか計り知れないので

 決して侮らず畏敬の念を持って接するべきだ」

という意味の言葉です

若者が持つ無限の可能性を称えるものです

 

最近は昔の教え子に会うごとに

この言葉の意味をかみしめています

 

 


懐かしいお客様

二本松市立東和中学校の 鈴木 直樹 先生です

私の町野高校赴任時代の教え子で

町野高校が第1回の21世紀枠

最終選考全国9校にまで残ったときのエースです

 

廃校直前たった11人の部員でそこまで残って

絶対選ばれると勝手にワクワクして

甲子園球場に行くときは

大型バスじゃなくてワゴンで充分ですね

ワゴンで甲子園横付けする出場校なんて

これまでないでしょ

なんて妄想ふくらましていました

 

大学卒業後は福島県で教員をしながら

好きな野球の研究をずっとされていて

多くの論文も残されています

 

「野球における投手の投球に関する運動技術史的研究」

 ーオーバースローにおける「胴体の動き」を中心にしてー

 ーオーバースローにおける「バックスイング」を中心にしてー

 ーオーバースローにおける「フォワードスイング」を中心にしてー

 ーオーバースローにおける「下肢の動き」を中心にしてー

「野球における投手のオーバースローの運動技術史」

 ー競技規則との関係からー

「日本におけるアンダースローの運動技術史」

「野球の投手におけるコントロールのコツに関する一考察」

 ー技術の定立に向けてー

「野球における投手のオーバースローの構造体系化」

 

 

 

 

 

 

いずれも「スポーツ教育学研究」や

「スポーツ運動学研究」などに掲載されたものです

 

彼自身高校時代に

オーバースローからサイドスローに転向し

その中で探究の芽が育まれていったのですね

 

好きなことをとことん突き詰める

これからの時代に大切な力です

生徒にぜひ身につけさせたい力です

  

  


【GIS不自由研究】第5回

位置情報に様々なデータを地図上で統合し

視覚的に分析する手法を学ぶこのコーナー

 

今回は「知を作る!」

重ねるレイヤーを自分で検索して探します

「浸水深想定」「浸水推定」「標高」

などをキーワードに洪水災害について

「土砂災害」「警戒区域」

をキーワードに土砂災害について

それぞれ活用可能なデータを作ります

 

 


【夏を詠む】夢眠の候

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

夏の昼寝は至福のひととき

今日は夢見の句を集めてみました

 

「昼寝して 夢の中まで 夏休み」

 夢占いで検索してみました

 夏休みの夢を見るということは

 自由になる時間を求めているそうです

 退屈な日々からの逃避願望の可能性も

 日頃から勤勉な人であれば

 働き過ぎの赤信号が点滅しています

 怠けがちな人であれば

 手つかずに放置している課題を片付けるように

 と夢が警告しています

 

「夏休み 呼ばれてもなお 夢のなか」

 起きたいのになかなか起きれない夢は

 人間関係の変化を暗示しているそうです

 嫌々付き合っている人がいるケースが多いとか

 何かに対して不満を持っている

 ということを暗示している夢でもあるそうです

 「気にしない」或いは「知らんふりでやり過ごす」

 そうすることで運気が上昇することもあります

 

「夏の夜 布団に沈み 秒で寝る」

 部活動の練習で疲れてバタンキューでしょうか

 昼間に思いっきり汗をかくと

 暑い夜でもぐっすり眠れていいですね

 ところで若い人はバタンキューって

 わかりませんよね

 「死語の世界は存在する」

 モロこの句のような状態を表します

 モロも死語か?

 気になって調べてみたら

 名古屋の方言なのだそうです

 未だに「写メ」って言ってる人いませんか?

 若い人に「なにそれ?」って言われますよ 

芸術の秋スポーツの秋

地震から 630 日目

豪雨から ちょうど1年目

 

【芸術の秋】

中部航空音楽隊のみなさんが

はるばる静岡からお越しくださり

復興応援演奏会を開いてくださいました

 

 

 

 

 

 

「心の中の一番綺麗な風景と

 大切な人のことを思いながら聞いてください」

とアンコールで演奏してくださった

Danny Boy には

込み上げる思いでいっぱいになりました

アイルランド民謡に詩をつけた Danny Boy は

第一次世界大戦中

「生まれ育ったこの場所へ

 きっといつか帰っておいで」

出征する我が子への思いを綴った曲です

 

発災以来

傾いた体育館にずっと寝泊まりして

救助に当たってくださっていた

隊員のみなさんのこと思い出しました

 

それからその頃にもらった

東日本大震災を経験したお母さんからの

こんなメッセージ

「東日本大震災に襲われたとき

 当時2歳だった娘には

 その時の記憶がありません

 ただひとつ覚えているのが

 『真っ暗なお風呂の中に

 黄色いアヒルちゃんが浮かんでた』

 自衛隊のみなさんが準備してくださった

 お風呂の思い出です

 壊れた建物

 慌てふためく大人たち

 そんなものじゃなくて

 暖かい思い出を

 娘の心に残してくださった

 自衛隊のお姉さんたち

 本当にありがとうございました」

 

今日の演奏会も

きっとみなさんの心の中に

残っていくものと思います

 

 


【スポーツの秋】

バレーボール部が体験入部を行いました

輪島市内の中学校から

6名の3年生が参加してくれました

 

 

 

 

 

 

輪島中学校には

女子バレー部はありますが男子バレー部がありません

輪島高校には

男子バレー部がありますが女子バレー部はありません

ですので男子は全員初心者からのスタート

女子は続けたくてもできません

 

そんな中ひとりの女子部員が

マネージャーとして3年間

頑張ってくれました

 

きっとプレイしたかったろうと思います

でも影でみんなを支えてくれました

本当にけなげで立派な姿でした

 

とってもセンスあるので

男子に混じっても

決してひけを取らなかった

というより下手すると

一番うまかったかもしれません

 

40年ほど前

リベロの制度がない時代

全日本女子で広瀬選手っていう

小さな選手がいました

アメリカのハイマンやクロケット

中国の郎平らが放つ強烈スパイクを

とにかく拾いまくっていました

確か男子の中に混じって

レシーブの練習をして

技を磨いたと聞いています

 

今日は女子バレー部のない東陽中学校から

女の子がひとり参加してくれたので

そのマネージャーの子も

受験勉強の合間を縫って

お手伝いに来てくれました

 

少子高齢化が進み

部活動の存続が危うくなってくるこれからは

吹奏楽に大編成と小編成があるように

男女混合大会もひとつの選択肢かもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この模様の秘密は明日書きます

キーワードはイグノーベル賞 

 

 


【GIS不自由研究】第4回

位置情報に様々なデータを地図上で統合し

視覚的に分析する手法を学ぶこのコーナー

 

今回は「データ」

ArcGISのアプリ「Survey123」を用い

重ねたレイヤー上のさまざまな地点において

どんな情報が欲しいかリクエストする

「調査票」をつくります

「調査票」によって集められたデータは

一覧表となって管理されます

 

 


【夏を詠む】香味の候

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

いっぱい食べて元気な夏を

今日は美味しい句を集めてみました

 

「種飛ばす 黙して笑う 夏の午後」

 スイカの種の飛ばしっこですね

 スイカを切る時は

 皮の縞模様の濃いところに沿って

 包丁を入れるといいですよ

 種はその線に並んでいるので

 切り口に一列に並んで取りやすくなります

 

「かき氷 食べて後悔 また一口」

 ダイエットしてるのかな?

 冷たいと甘みを感じにくくなっているので

 摂取過多になりやすく

 注意が必要ですね

 

「夏の午後 残る胃の奥 祭味」

 お祭りに行って

 屋台のおいしいもの

 いっぱい食べたんですね

創造的復興サミット in 神戸

 

地震から 629 日目

豪雨から 365 日目

 

「創造的復興」

この言葉が生まれた神戸のまちで

今日はサミットが開催されています

 

 

 

 

 

 

 

会場はポートピアホテル

Portopia, the city of light and waves

ゴダイゴが歌っていましたね

 

 

 

 

 

 

3本の国旗からわかるように

本日はトルコとウクライナからも

発表にいらっしゃいます

 

朝一番からリハーサル

 

 

 

 

 

 

司会は武庫川女子大付属高校3年生

竹内 舞桜さん

 

 

 

 

 

 

どこかで聞き覚えのある

お名前ではないですか?

夏の甲子園の開会式の司会を務めた方です

素敵な響きの声でした

 

齋藤 元彦 兵庫県知事からのご挨拶です

 

 

 

 

 

 

「創造的復興」

という言葉を生んだこのまちでは

震災から30年が過ぎ

その記憶を風化させないため

今年から「つなぐ」という

キーワードを追加したそうです

 

兵庫県立舞子高校のみなさんです

 

 

 

 

 

 

各学年で1週間に8時間ほど

防災に関する授業を行っています

 

宮城県多賀城高校の災害科学科さん

 

 

 

 

 

 

防災に特化した独特なカリキュラムで

計問的に防災について学んでいます

 

神戸学院大学のおふたり

 

 

 

 

 

 

阪神・淡路大震災の震源地に

最も近い大学なんだそうです 

 

兵庫県立大学学生災害支援団体LAN のおふたり

 

 

 

 

 

 

先日の新潟での「ぼうさいこくたい」で

ご挨拶させていただきました

 

東北学院大学 地域総合学部のおふたり

 

 

 

 

 

 

 

本校からは中村輝人さん

自ら取り組む居場所づくりと

ガイド活動について発表しました

 

 

 

 

 

 

 

そのあとは発表者全員で

パネルディスカッションを行いました

 

 

 

 

 

 

 

午後からはサミットです

神戸市立御影北小学校のみなさんによる

『しあわせ運べるように』の合唱で幕を開けます

「傷ついた神戸を もとの姿にもどそう
 支えあう心と 明日への 希望を胸に
 響きわたれ ぼくたちの歌
 生まれ変わる 神戸のまちに
 届けたい わたしたちの歌
 しあわせ 運べるように」

 

 

 

 

 

 

涙がとめどなく流れてきます

 

学生からの行動宣言が行われました

 

 

 

 

 

 

防災教育とは

単に学ぶことではなくて

行動に起こすこと

力強い宣言が行われました

 

石川県から馳浩知事も参加されました

 

 

 

 

 

 

発災時

当時の岸田総理から

「金の心配はするな!

 できることは全てやれ!」

との指示を受け取り組んでこられたことを

お話されました

 

 


【GIS不自由研究】

位置情報に様々なデータを地図上で統合し

視覚的に分析する手法を学ぶこのコーナー

 

第3回は「ラベル」と「シンボル」

 

地図上に重ねたレイヤーに

文字を表記させるのが「ラベル」です

例えば「耕作地」レイヤーの

「ラベル」をオンにすると

『田』や『畑』といった

耕作地の活用状況が表示されます

 

そしてレイヤーの色味や透過度を

調整するのが「シンボル」です

 

「ラベル」と「シンボル」を

うまく調整して

一目でわかるデータに仕上げるのです

 

 


【夏を詠む】空蝉の候

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

空蝉とは蝉の抜け殻のこと

今日は虫を詠んだ句を集めてみました 

 

「蝉の声 追いかけるよう 泣く子かな」

 小さい弟さん妹さんがいるのかな?

 それにしても今年はあまりセミが鳴かないなと

 勝手に感じていましたが

 どうも全国的な傾向であったようですね

 急激に暑くなったことと

 空梅雨で地面が乾燥し固まって

 羽化しにくかったことが原因と

 考えられています

 

「蝉の羽 数えて落ちる 風の中」

 過去の文献にも蝉の鳴かない年が見られます

 1923年夏は神奈川県橘樹郡登戸村で

 1707年は伊勢国萩原で

 蝉がまったく鳴かなかった

 という記録が残されています

 1923年は関東大震災の年で

 1707年は宝永地震の年

 「蝉が鳴かない年には大地震が起こる」

 などと短絡的に考えずに

 しっかりデータを集めて

 科学的に分析する必要がありそうです

 GISの出番ですね

 

「夜もふけて 蚊に囲まれて 香にまみれ」

 これはお見事!というほかありません

 なんてテンポのいいリズムでしょう

 香(か)とは蚊取り線香の香ですね

 


蚊取り線香の有効成分はピレトリン

除虫菊(シロバナムシヨケギク)

の花から抽出されます

昆虫の神経系に作用しますが

人に対する毒性は低いです

ただ魚や猫には高い毒性を示すため

飼い主は注意が必要です 

 

震災前の輪島朝市の魚売りも

独特な虫除けの香を焚いていました

その匂いも含めて

懐かしい思い出です

越後を後に山を越え

地震から 628 日目

豪雨から 364 日目

 

今日は新潟での「商業研究大会」を終え

明日の「創造的復興サミット」のため

山を越え神戸へと来ました

サミットは明日ですが

今日は

「人と防災未来センター」を訪ねました

来週生徒たちが復興研修で訪れることになっていて

その事前研修をオンラインで行いました

 

 

 

 

 

 

副センター長様からご講義をいただいたのですが

生徒の「なんで校長がそこにいるんだ?」感が

おかしかったです

 

お話の中で心に残ったのは

「災害が起こると時間が10年進む」

今能登半島で起こっている出来事は

もし地震がなかったとしても

10年後には起こっていたこと

という意味です

人工流出や地価下落

10年後の日本の姿を映し出しているのが

今の能登半島です

 

目の前のことに一生懸命取り組んでいる

能登半島の高校生たちは

きっと10年後には

このノウハウを活かして

日本中で活躍しているはずなのです

それを目指してさまざまなことに

挑戦しています

 

 


学校では昨日より

地理情報システムGISを用いての

不自由研究が始まっています

位置情報に様々なデータを地図上で統合し

視覚的に分析する手法を学びます

 

イントロダクションに続く第2回は

『マップ』

地図上にさまざまな情報(レイヤー)を

重ね合わせる手法を学びました

 

重ねる基礎となるベースマップには

「地形図」

「衛星画像」

「起伏図」

「キャンバス」

などがあります

「マップ」アプリでお馴染みですね

 

さてそこに重ねるレイヤーとして

農林水産省による「耕作地」

基盤地図による「建物」や「標高10m」

国土数値情報による

「河川」やその「流域界」

「学校」やその「校区」

「バス停」や「バスルート」

さまざまなものがあります

 

地図に情報を重ねるだけで

いろんなことが見えてきて楽しいです

 

 


【夏を詠む】灼炎の候

五七五に込めた生徒の夏を

紹介するコーナー

 

補習も終わりいよいよ夏真っ盛り

今日はそんな頃を謳った句を集めてみました

 

「夏の風 肌にまとわる 熱の息」

 今年の夏も暑かったですね

 多くのお嬢さんが持っていた

 ハンディ式の扇風機

 あれすら熱風が当たるだけから危険

 とまで言われていました

 

「炎天を 食べて笑って 越えにけり」

 夏になると無性に食べたくなるものって

 ありますよね

 子供の頃の夏休みの思い出と

 リンクしているものが多いです

 みなさんの夏の思い出の食べ物は何ですか?

 私は『しただめ』です

 

「かき氷 勝負のあとに 歯がうなる」

 歯に染みるし頭もキーン

 この頭キーンは

 顔の感覚を司る三叉神経が

 冷たさを痛みと勘違いするからです

 

 


三叉神経はよく勘違いする神経で

お酒を飲むと

赤くなる人と青くなる人

頭が痛くなる人とそうでない人がいますが

これも三叉神経の勘違いに関係しているといいます

 

アルコールは体内でアルデヒドに変わります

アルデヒドには血管を拡張させる作用があります

血管が拡張すると顔が赤くなると同時に

三叉神経を刺激します

三叉神経はそれを氷キーン同様痛みと勘違いします

 

アルデヒドを分解する酵素を持つ人には

それが起こりません

そのかわり次の作用がより大きく現れます

 

アルコールが脳下垂体後葉に作用すると

バソプレシンというホルモンの分泌が抑制されます

バソプレシンには

血圧を上げる作用があります

分泌が抑制されると血圧が下がり

顔が青ざめることになります

 

またバソプレシンは抗利尿ホルモンとも呼ばれ

腎臓での水の再吸収を促進して

尿量を減らす作用があります

お酒を飲むとトイレが近くなるのは

これができなくなることによります

 

 


ところでかき氷の頭キーン

天然氷よりも人工氷の方が

起こりやすいんだそうです

 

人工氷は一気に冷やして作るのに対して

天然氷はゆっくり冷やされてできます

すると不純物が入りにくいのです

不純物が混じると凝固点降下という現象が起こり

0℃より低くても溶け始めます

つまり人工氷は

温度が低いまま一気に削らないと

すぐに溶けてしまうのです

 

このため人工氷から作ったかき氷は

天然氷から作ったものに比べて

温度が低いのです

 

俳句から

生物や化学への教科横断に繋がりましたね

夏を詠む

地震から 627 日目

豪雨から 363 日目

 

夏休み俳句コンテスト開催中

生徒玄関に作品を展示してあります

一人ひとりにいろんな夏があったようです

毎日少しずつ紹介します

 

夏のはじまりに胸躍る

今日はそんな句を紹介します

 

「夏の海 きらめく先に 七ツ島」

 

七ツ島は輪島の沖合の小島です

輪島市名舟町に属します

北の島群(大島 狩又島 竜島)と

南の島群(荒三子島 烏帽子島 赤島 御厨島)

からなります

もともとは能登半島と陸続きでしたが

1万4千年前に別れたと考えられています

7つの峰を有し南西部に噴火口のある

大きなひとつの火山であったようです

 

 


「天高く馬肥ゆる秋」

 

 

 

 

 

 

夏の湿った太平洋高気圧とは異なり

秋の移動性高気圧は大陸から来る乾いた空気なので

雲のできる高さが高くなります

夏は雲底が2000m程度の積乱雲が中心ですが

秋は5000m付近でようやく高積雲

8000mを超えて巻雲ができるなど

実際に雲の高さが違うのです

それを昔の人は「天高く」と表現したのですね

さらには空気中の水蒸気が少ないと

青い光が散乱されず地表に届くので

空自体の青が深く澄んで見えます

 

ところでこの

「天高く馬肥ゆる秋」

美味しいもの食べて馬も太るよ

などと呑気な諺ではなく

本来は古代中国で

「北方騎馬民族が肥えた馬に乗って

 秋に侵攻してくる」という

敵襲への警戒を促す意味合いで

使われていた物騒なものです

 

講談社の近藤大介氏は

著書『ほんとうの中国』の中で

多くの国に囲まれ

常に周辺異民族との侵略に晒されていた中国人と

周りを海に囲まれ

侵略から守られてきた日本人では

考え方がまるで違うと指摘なさっています

 

 「常に周りに気を遣って同調しなければならない」

日本社会と

「周りはいつ敵になってもおかしくない」

中国人は

どうも相性が悪いような気がしますが

日本にやってくる多くの中国人は

社会保障制度やセーフティネットが脆弱で

政府や周囲の人間を信用できない

カネだけが唯一の拠り所である

そんな社会に疲弊しているそうです

 

 


【科学と歴史】vol.4

20世紀のマッドサイエンティストを紹介し

科学の発展と人類の幸せを考えるコーナー

 

実は日本にもマッドサイエンティストが存在します

名前は伏せます

 

先日とあるテレビ番組で

ある歴史上の人物を批判的に描いたところ

その子孫の方から名誉を貶められたと

局が訴えられていたからです

 

第二次世界大戦中

生物兵器の研究に携わっていた

陸軍731部隊の初代隊長が

捕虜に対して細菌を注射する

生きたまま解剖して感染細胞を取り出す

手足を切断するなどの

人体実験を繰り返したという

記録が残っています

 

このことは

中国で本日封切りとなる映画

「421」にも描かれているそうです

 

中国では政権が不安定になってくると

反日感情を煽って国民の目を逸らすのが

常套手段ではありますが

 

中国が「抗日戦争勝利80年」を謳う今年は

記念式典や軍事パレードが大々的に行われるなど

これまでとは違って穏やかではなさそうです

 

そんな中

南京での日本兵の残虐を描いた映画「南京大虐殺」

が7月25日に公開されるや空前のヒットとなり

8月15日にはアメリカとカナダでも上映され

中国国民のみならず

全世界に拡がりを見せているそうです

 

さらには8月8日公開の「東獄島」に続き

本日封切りの「421」

反日三部作ともいうべき作品が揃います

本来7月に封切りされる予定でしたが

中国共産党の意向で

本日に延期されています

9月18日は満州事変の発端となる

柳条湖事件が起こった日で

中国はこの日を「国恥日」としています

 

「421」のキーワードは

『馬路大』

「マールーター」と読みます

人体実験の実験台にする中国人を

「木材のような扱い」ということで

隠語で「丸太」と呼んでいたそうです

その中国語読みが『馬路大」です

 

戦争が落とした傷跡は大きいです

80年経っても癒えません

 

それでも世界中の人が

お互いを認め合って暮らせる社会の実現に向けて

歩みを止めてはいけません

 

 


北信越地区商業教育研究大会のため

先々週に引き続き

新潟の朱鷺メッセに来ています

 

イベント告知

地震から 626 日目

豪雨から 362 日目

 

本校男子バレー部が体験入部を行います

体験入部2025.pdf

輪島市の小中学校には男子バレーのチームがないので

全員が初心者です

それでも

 Aきらめない

 Aいさつできる

 Aいされる

みっつのAをモットーに

県ベスト8以上を目指して

頑張っています

 

9月21日(日)13:00~16:00

本校体育館で行います

 

希望者は

 

チラシのQRコード

あるいはこちらのリンクから

 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScauqjzKS8o42UtUZ8x-KR4wDOvpAZPfc1Ea_1HZD05Cv3h5Q/viewform?usp=header

お申し込みください

お申し込みのデータをもとに

こちらで傷害保険に加入します

 

 

もひとつ耳寄りな情報です

私の尊敬する『口田 圭』氏による

トークライブ「なんやかんやで」

が開催されることとなりました

 

 

 

 

 

 

 

 

10月26日(日)15:00 より

金沢市湯涌温泉はCafé Lente において

 

かつて「ナンチャッテ教師」として

高校で英語の教鞭をとられ

今や

「口だけおじさん」として名を馳せる

口田 圭(くちだ けい)氏による

笑いながらなぜか元気になる

渾身の30分授業が繰り広げられます

 

ワンドリンクオーダー制ですが

「『おこらいえ』見てきたよ!」

と言っていただけると

店員さんの「怪訝な顔」のサービスがつきます

 

竹久夢二が生きていたら

きっと最愛の人と訪れたであろうトークショー

秋の湯涌温泉へぜひどうぞ

 

 


【科学と歴史】vol.3

20世紀のマッドサイエンティストを紹介し

科学の発展と人類の幸せを考えるコーナー

 

ハンガリー系アメリカ人数学者

『ノイマン』

ナチス時代にドイツからアメリカに渡りました

現代のコンピュータにつながる

多くの業績を残しましたが

彼が発見した

「爆弾による被害は

 地上に落ちる前に

 爆発したときの方が大きくなる」

という理論は

広島と長崎に落とされた原子爆弾にも応用されました

また投下の目標地点を選定する際には

「日本国民にとって最も大きな痛手を与えるために

 深い文化的意義をもっている場所に落とすべき」と

京都への投下を進言しました

このような側面を持つ彼は

スタンリー・キューブリックによる映画

『博士の異常な愛情』の

主人公のモデルとされています

本当に京都に落とされていたら

今頃の日本はどんな世界だったでしょう

 

 


三谷産業さまのお力添えで

本校を会場に

卓球イベントを開催していただけることとなりました

 

企画運営は

石川県のプロ卓球チーム『金沢ポート』様

本日挨拶に来てくださったのは

執行委員で経営企画部長の 堀 祐巳 様

なんと私の七尾高校時代の教え子でした

久しぶりの再会に驚きです

 

慶応義塾で化学を学ぶ彼が

教育実習で来たときに

慶応の実験書見せてくれと頼んで

それを参考に

ハイレベル実験書を作ったのを

思い出しました

 

 


陸上部が新人戦に向けて出発しました

 

 

 

 

 

 

世界陸上に負けない熱戦を

繰り広げてくれるでしょう

明日から3日間

西部緑地公園陸上競技場で繰り広げられます

ぜひ応援にお越しください

 

 


学校では明日〜明後日と

GISを用いての探究学習が行われます

全15回の『不自由研究』の第2〜5回です

 

GIS(地理情報システム)とは

位置情報に様々なデータを地図上で統合し

視覚的に表示・分析するシステムです

地図上に複数の情報を重ね合わせることで

これまで見えなかったデータ間の関係性や傾向を把握し

効率的な情報管理や業務の最適化を可能にします

商圏分析やインフラ管理など

幅広い分野での応用が可能です

 

いよいよ明日から実践編です

高校生と一緒に学んでみたい方は

ぜひお越しください

 

18日(木)は14:00から2時間

19日(金)は 9:30から2時間行います

受講料は無料です

お気軽にお越しください 

レモン彗星の日

地震から 625 日目

豪雨から 361 日目

 

朝日新聞の記事から

 

AI開発や活用で世界に遅れをとっていることは

政府も認めるところです

 

総務省の調査によると

個人的に生成AIを使ったことのある人の割合は

日本では27%なのに対し

中国では81%にのぼります

 

またスタンフォード大の調査では

2024年のAI分野への投資額は

米国が1091億ドルなのに対して

日本は9億ドルと

100分の1にも届きません

 

経済産業省の推計では

このままでは

海外のデジタルサービスに伴う日本の赤字が

30年後に原油の輸入額を超えるとしています

 

しかしながら

AIに対する認識が

「AIを使いこなす」から

「AIをパートナーとしてみなす」

に変わってきているところから

日本のAI技術が世界のモデルになる時代が

これからやってくるように思います

 

 


さて本日

和歌山大学から

くわ 将倫 客員准教授

此松 昌彦 教授

太田 和良 アドバイザー

のお三方が学校を訪れてくださいました

 

和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センターでは

孤立集落における情報発信システムについて

研究なさっています

 

和歌山県は半島に位置する

少子高齢化が進む地域として

能登と同じ条件下にあることに加え

近い将来発生が懸念される

南海トラフ地震により

孤立集落が多く発生する危険性があります

 

和歌山大.pdf

 

今回我々が得た知見をお伝えさせていただきました

 

また和歌山大学さんでは

内閣府の主導のもと

「Q-ANPI」

の活用にも携わってこられました

これは衛星安否確認システムです

 

阪神淡路大震災の頃は

ちょうど携帯電話が

東日本大震災の頃は

電子メールが

熊本地震の頃は

インスタなどのサービスが

それぞれ普及し始めた時でした

いずれもその活用が期待されたのですが

電波がなければただの箱

結局最後は避難所を回って安否確認したといいます

今回の能登半島地震も同じ

最も有効な手段は

紙とマジックそしてガムテープでした

「ANPI 」のような安否確認システムの

普及が待たれます

Q-ANPI.pdf

 

 


ところでレモン彗星がやってきていますね 

今年1月3日に

アメリカ・アリゾナ州の

マウントレモン天文台で発見されました

緑色をした彗星で

10月後半に向けて接近しています

 

北斗七星のひしゃくの柄を伸ばしていくと

アークトゥルスという

オレンジ色に輝く全天で4番目に明るい星に

ぶつかりますが

その近くに現れます

4等星ぐらいに輝くそうですが

その頃は新月と重なり

観測には最適なようです

さらには流星群とも重なり

1時間に数十個の流れ星も見られるそうなので

天文ファンでなくても

ワクワクなイベントになりそうです

 

マウントレモンは植物学者のレモンさんが

初めてその山に登頂したことにちなんでいるそうです

 

なんとも可愛い

そしてちょっとお間抜けなネーミングです

 

可愛くお間抜けといえば

最近全国的に

可愛くお間抜けな名前の幼稚園が

増えているようです

これは幼稚園の風紀を乱すような子の親は

えてしてそんな名前の幼稚園にやりたがらず

結果として落ち着いて活動できる雰囲気を

保つことができるからだそうです

空気からパンをつくる

地震から 624 日目

豪雨から 360 日目

 

【科学と歴史】vol.2

20世紀のマッドサイエンティストを紹介し

科学の発展と人類の幸せを考えるコーナー

 

前回は第二次世界大戦中に活躍した

原子力開発に関わる3人の科学者を紹介しました

 

今日はもう少し遡って

第一次世界大戦の頃の話をします

 

ドイツの物理化学者

『ハーバー』

 

人口増加に伴う食糧危機が叫ばれていた

19世紀末期のヨーロッパでは

アンモニア合成が喫緊の課題でした

カリウム・リンと並んで

植物の成長に欠かせない3元素のひとつ

窒素を含む肥料が不足したからです

 

特にドイツにおいてそれは深刻でした

それまで窒素肥料は硝石から作っていたのですが

硝石の輸入国チリとの関係が悪化し

手に入らなくなっていたからでした

 

1902年に同じくドイツのオストワルトが

アンモニアからの硝酸の合成に成功しました

その時用いた白金(プラチナ)の

触媒としての有用性も確認できました

 

硝酸さえできてしまえば

そこから窒素肥料を作るのは簡単です

あとはアンモニアをどうするか?

 

アンモニアは窒素と水素の化合物

窒素は空気中にたくさんあります

そこに水素をくっつける方法を

ハーバーは探ります

 

オストワルトに倣い

白金を触媒として鉄製の装置を用いて

その合成に成功します

しかしその実験には再現性がありませんでした

つまり他の科学者が同じように

白金触媒で実験してもうまくいかないのです

 

しかしその後ハーバーは

国家予算を受けて数千にも及ぶ触媒を試し

ついにその触媒を探し当てるのです

その触媒とは…

 

 

つまり最初に成功した実験に用いられた

実験装置そのものが触媒だったのです

鉄を触媒にして高温高圧にすると

空気中の窒素から

アンモニアを作ることができるのです

 

ところがその実験結果に

ネルンストが「測定値がおかしい」と酷評します

ハーバーが行った条件では合成できない

成功させるにはさらに高温高圧条件が必要である

そうすると費用対効果が低く

とてもじゃないが実用化はできない

 

ちょうどその頃

東京大学を卒業してハーバー研究所に入った

日本人研究者がいました

田丸節郎です

「死ぬほどはたらく人」

とハーバーに言わしめた田丸は

アンモニアの生成熱と反応ガスの比熱を正確に測定し

ハーバーの正しさを証明しました

 

田丸はハーバー研究所に入る前は

ネルンストの研究所にいましたので

恩師の反論を見事論破したことになります

 

こんなところにも日本人の繊細で根気強い

研究の成果が生かされているのですね

 

かくして空気中の窒素をアンモニアに変えて

それを硝酸そして肥料に

つまり空気からパンを作ることに成功したのでした

 

そのはずでした

 

ところが硝酸は肥料の原料となると同時に

爆薬の原料ともなるのです

 

ハーバーの理論が実用化され

実際に硝酸の大量生産が開始されたのが1913年

その翌年1914年にドイツが

フランスやロシアに宣戦布告しているところを見ると

ドイツ国家は国民の飢えへの対策ではなく

軍事への応用を

最初から狙ってのものだったのでしょう

 

ハーバーがその後

塩素ガスを用いた大量虐殺の研究に手を染めていることを見ても

そのことは明らかです

 

科学の発展は人々を豊かにします

しかしそれを用いる者が

「命」を蔑ろにした瞬間

それは破滅の道を転げ落ちることを意味します

科学と歴史

地震から 623 日目

豪雨から 359 日目

 

小松末広球場で高校野球秋の大会です

春の選抜につながる大会です

 

 

 

 

 

 

先発は森 晃大 くん

 

 

 

 

 

 

先制を許しますが…

 

3回の表23塁のピンチを

渾身のストレートで

4番打者を三振です

 

その裏

 

 

 

 

 

 

田屋くんのタイムリーで同点に追いつくと

 

 

 

 

 

 

坂本くんのライトオーバーの長打で

さらに2点追加です

 

スタンドでは

小さな応援団長が大活躍

1年生冨水選手の弟さんたちです

 

 

 

 

 

 

輪島高校にとって

給水タイムの後の6回表は

どうも鬼門のようで

夏の大会に続いての失点で

追いつかれてしまいますが

その裏すかさず

水口くんのタイムリーで突き放します

 

 

 

 

 

 

その後リードを許し

9回にはライトの坂本くんがマウンドに

4番の山田くんに特大ホームランを浴びます

 

3塁を回るところで

サードの水口くんが

「ナイスバッティング!」

拍手で見送りました

敵味方関係なく

素晴らしいプレイは讃える!

部活動の本来の姿です

 

あとになって相手の浅井監督から

伺った話です

私はスタンドから

目にすることができなかったのですが

その時冨水監督も

ベンチから拍手を送っていたのだそう

 

勝利至上主義に走り

生徒を傷つける言葉を浴びせる指導者が

最近問題になっていますが

ぜひ見てもらいたいものです

  

龍谷 100 002 211 7

輪島 003 001 001 5

 

グラウンドの修繕は終わりましたが

防球ネットがまだ立たず

打撃練習が全くできていません

それでもできることを

ひとつずつやってきて

私立の強豪相手にここまで戦えました

守備は鍛え上げられていて無失策

素晴らしいプレイが

そこかしこに見られました

 

 


未来の授業をつくる力をつけるため

教科横断型の授業を

全員ひとり1回は実施してください

と先生方にお願いしています

 

科学と歴史は特に親和性が高く

というより

科学の発展そのものが人類の歴史です

 

今日はそんな科学の歴史の中でも

20世紀が産んだモンスター

マッドサイエンティストについて

 


まずはユダヤ系アメリカ人物理学者

『オッペンハイマー』

「原爆の父」と呼ばれます

広島長崎に投下する直前の実験では

その成功に満足気だったと伝えられています

戦後に態度を一変させて

核兵器廃絶を熱心に唱える

ようになったところをみると

自らの研究が人殺しに利用されることを

もしかしたら知らされていなかったのかも

しれません

 


ユダヤ系ハンガリー人物理学者

『テラー』

ナチス時代に

ドイツからアメリカに亡命しています

「アメリカ水爆の父」と呼ばれます

水素爆発を5回起こして掘削し

巨大港湾を建設する

「チャリオット作戦」を計画しましたが

実現には至りませんでした

 


ソ連のロケット開発指導者

『コロリョフ』

1957年に世界初の

大陸間弾道ミサイル「R-7」を開発し

アメリカを直接攻撃できるようにしました

 

 

 

 

 

 

この技術を現在北朝鮮が利用しています

InterContinental Ballistic Missile(ICBM)です 

また彼はこんなことも考えます

「もっと速度を上げれば

 もっと遠くに届くはず

 

 

 

 

 

 

 もっともっと遠くに飛ばして

 ミサイルが落下する時に描く弧が

 地球の球面に沿うくらいになれば 

 

 

 

 

 

 

 永遠に地球の周りを墜ち続けるはず」

 

世界初の人工衛星「スプートニク1号」

の開発に繋がりました

 

人工衛星は飛び続けているのではなくて

地球の重力によって

実は墜ち続けているのですね

 

【科学と歴史】

しばらくシリーズ化して連載します  

桃毛

地震から 622 日目

豪雨から 358 日目

 

チコちゃんが

チョー難しい早口言葉を募集しています

 

うちの晴れ女が

「今あるので充分難しいわ

 生グミ 生ゴミ 生桃毛」

とスラスラとのたまっていました

一個も合っていません

 

さすが

「親に向かって歯応えするな!」

の豊かな言葉の使い手です

がんばれAI!

地震から 621 日目

豪雨から 357 日目

 

新しいプロジェクトの名前を

AIに考えてもらいました

さすがAI

瞬時に素敵なネーミングを

いくつも考えてくれました

 

出してくれたアイデア全てがスマートなのですが

と同時に全てが頭に残りません

 

ここがAIの限界ですね

 

どこかで聞いたことのあるような

耳障りのいいフレーズばかりで

新しいものがないのです

 

やはり時間をかけて自分の頭で考えないと

新しいものは生まれないのだなと思いました

 

 


三菱商事などの企業連合が

採算悪化を理由に

国内3海域からの

『洋上風力発電』撤退を表明しています

 

実は輪島沖にも震災前から設置計画を進めています

半島の先っぽにおいて

海上から安定した電気供給を受けれることは

大変魅力的です

本校では「電検三種」の資格取得を目指して

講座を設けています

このあと設置計画がどうなるかわかりませんが

勉強したことはきっと役に立つはずなので

がんばりましょうね!

 

 


NPO法人 RISE様のご協力により

GISシステムを学ぶ講座が

1年生全員を対象に実施されています

全15回のこの講座

今日はその第1回です

 

 

 

 

 

 

復興で終わることなく

世界をリードしよう

ご指導くださる京都大学の林春男先生から

オンラインで力強いエールをいただきました

 

GISによるデータ共有と相互作用によって

問題解決能力の向上を図る

「総合的な探究の時間」と

「地理総合」の教科横断型の学びです

 

1年生主任の山本宏行先生より

名人芸のガイダンスです 

「GISとは

 Geographic  Information System

 

 概念そのものは決して新しいものではないのですが

 従来の単独目的利用モデルから

 相互利用モデルへの転換が図られています

 

 例えば昔の事例

 Case1:パソコン素人の店主はじめ社員2名

     個人経営のたこ焼き屋 2003年の事例

  ①たこ焼きができる間に来店客に郵便番号を書いてもらう

  ②データを委託会社に渡す

  ③結果から来客の地域を割り出す

 

 Case2:三重県のある温泉旅館

  ①アンケートは取っていたが集計していなかった

  ②高評価を市町村別に集計して色分けして地図で見ると

   はっきりと地域的傾向が見えた。

  ③ターゲットエリアを決定し集中して広告を打った

 

 Case3:北海道のある自動車ディーラー

  ①新型が発表された際には

   同じ車種の旧型に乗っている顧客を

   GISで検索する

  ②同車種に乗っている顧客の多いエリアに

   集中的に営業をかける

  ③営業マンが集めてきたお客様の反応を

   再度GISにフィードバックする

 

 現在ではマップの上に

 お店の情報として

 価格やメニューなどのほか混んでる時間帯など

 さまざまなデータが重ねられ

 あまりにも日常的になりすぎて

 どこにその技術が使われているのか

 わからないほどです

 

 大谷選手の部屋に張ってあった

 武田信玄の言葉です

 『真剣だと知恵が出る

  中途半端だと愚痴が出る

  いい加減だと言い訳ばかり

  本気でするからたいていの事はできる

  本気でするから何でも面白い

  本気でしているから誰かが助けてくれる』

 

 なんでもおもしろがって本気でやろう!」

さよなら いろは橋

地震から 620 日目

豪雨から 356 日目

 

燃えた朝市通りと

夕市の立つお宮さんを結んでいた

『いろは橋』

 

昔は緑色の鉄骨の橋でしたが

あるとき

輪島塗りの黒と朱に塗り替えられました

 

以来多くの観光客が渡り

NHK連続テレビ小説「まれ」では

土屋太鳳さんが自転車で駆け抜けた

市民に親しまれているこの橋

 

架け替えられることが

先日の市議会で明らかになりました

 

 

 

 

 

 

橋のたもとには

『まれ』記念館がありましたが

火事で焼失してしまいました

奇跡的にスイーツのモニュメントが

残っています

 

スイーツといえば

大阪万博において

本校生徒が企画した

スイーツの販売が始まりました

 

ご協力くださったのは

(株)日本旅行様とまねき食品様

 

私立神戸野田高等学校様と

コラボしました

 

商品化してくださったのは

神戸を代表する洋菓子店の

(有)菓子工房ボックサン様

 

期間限定で出品したものが

好評によりレギュラー販売となったものです

 

現在販売されているものは

輪島高校が作った

「まいもんブルーベリー大福」

野田高校が作った

「淡路レモンの輝きカップスイーツ」

のセット商品です

 

24日からはメニューが一新され

輪島高校の

「栗とチョコのまいもん大福」

野田高校の

「マスカットの煌めきカップスイーツ」

セットです

 

輪島高校の商品には

「うま味の塩 能登 わじまの海塩」

野田高校の商品には

「淡路島の藻塩」

がそれぞれ使用されています

 

それぞれの地方の海の香りの違いを

感じてみてはいかがでしょう

 

こうして生徒たちはそれぞれ

未来に向けての歩みを

けなげに着実に始めています

 

ところが・・・

 

 

先日発売された『女性自身』に

ショッキングな記事を見つけました

 

被災地にいると自分の生活で精一杯で

意外と被災地のことを知ることができずにいて

自分自身も初めて耳にしたのですが

 

石川県の医療費の免除が

6月末で突如打ち切りになっていた

というものです

 

能登半島地震から1年半

いまだ仮設住宅に住み

生活困窮や病気にあえぐ高齢者に

非情な仕打ち

 

発災以降

自宅が半壊以上の被害を受けた人には

医療費の窓口負担などが免除される

特別措置がとられていました

 

国は9月末までの財政支援の継続を決めていますが

免除の継続については

保険組合が決定することになっています

富山県や福井県では

いまも免除が続いているようですが

石川県は財政が逼迫して

継続が困難だと判断したようです

 

患者アンケートでは

「受診せず我慢する」と28%の方が答え 

「がん治療をあきらめる」といった声もあるそうです

 

東日本大震災の際には

いったん打ち切られた医療費免除が

住民の強い要望を受けて

再開された事例もあるそうです

 

 

【ぼうさいこくたいでのであいそのよん】

「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティアのみなさんを

紹介するコーナー

 

北九州市にある明治学園高等学校

防災減災班のみなさん

 

 

 

 

 

 

 "Disaster Prevention Of Meijigakuen”

『DPOMs』さんは

地域の防災意識の向上を目指し活動しています

特にこどもたちに防災意識啓発活動を行っています

輪島高校の『街プロ』グループと

何かいっしょにできるといいね

きゅうきゅうきゅう命

地震から 619 日目

豪雨から 355 日目

 

多くの方に助けていただいて

今を生かせていただいている

そのことを一日たりとも忘れたことのない日々ですが

 

今度どこかで何かがあったら

自分に何ができるのか?

問い続けています

 

まずは防災士の資格を取ろうと考えています

そのためには救急救命講習の受講証明書が必要

私のそれは期限切れになっているということで

講習を受け直してきました

 

 

 

 

 

 

 

(1)安全を確認します

 〇 傷病者の救助の前に自らの安全の確保が第一です

  車が通って来ないか

  煙が立ちこめていないか

 

(2)反応を確認します

 〇 肩をやさしく叩きながら大きな声で

  「大丈夫ですか?」「わかりますか?」

 

(3)119番通報してAEDを手配します

 〇「誰か来て下さい!人が倒れています!」

  大きな声で応援を求めます

 〇 協力者が駆けつけたら

  「あなたは119番へ通報してください」

  「あなたはAEDを持ってきて下さい」

  と具体的に指示します

 〇 119番に電話したら

  ① 消防か救急か?

  ② 場所はどこか?

  その2点をまず伝えます

  傷病者の容態などはあとでいいです

  その2点さえ伝えればその時点で

  出動できるからです

  場所がわからないときは

  電柱に町名の表示があります

  あるいは自動販売機にも貼ってあります

 〇 次に携帯電話をスピーカーモードに切り替えます

  両手をフリーにすることで

  電話の指示を聞きながら次の処置ができるからです

 

(4)呼吸を確認します

 〇 胸と腹を見て「普段どおりの呼吸」をしているか

  10秒以内に判断します

 〇 よくわからない場合は心停止と判断します

 〇 しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸は

  「死戦期呼吸」といって「普段どおりの呼吸」ではありません

 

(5)胸骨圧迫をします

 〇 心停止ではない傷病者に胸骨圧迫をしても

  重大な障害が生じることはありません

 〇 胸骨圧迫がうまくいかなくて助からなくても

  罪に問われることはありません

 ですので勇気を持ってしましょう

 とはいえ私自身経験がないので自信はありませんが

 〇 1分間に100回~120回の速さで30回

  両手を重ね両胸の真ん中を

  5cmくらい沈むように強く圧迫します

  「そうだ おそれないで みんなのために

   あいと ゆうきだけが ともだちさ

   あ あ アンパンマン やさしいきみは

   いけ みんなのゆめ まもるため」

  これを歌いながらすると

  ちょうどのテンポで32回になります

 〇 人工呼吸の技術と意思があれば1秒ずつ2回

  これもさっきのアンパンマンのマーチに合わせ

  「ちゃーらっ ちゃーらっ ちゃらちゃかちゃんちゃん

  ちゃっちゃかちゃんちゃん ちゃっちゃかちゃらちゃん」

  間奏部分にぴったりはまります

 

(6)AEDが届いたら使います

 〇 スイッチをオンにさえすれば

  あとは機械の指示に従います

 

ひとりでやるとパニックになりそうですが

何人かで協力しながら行えば

誰にでもできそうです

 

今回受講した研修は

前もってオンラインで講義部分を受講し

その修了書を持って

 

 

 

 

 

 

 

 

実技に臨みます

 

まさにこれからの教育のヒントになりそうです

知識の伝達はオンラインで充分できますし

いやむしろ

その方が自分のペースで学べて

一時停止や繰り返し再生も自由なので

一斉講義よりも効果がありそうです

 

学校は

個々がそうやって知識を学んで集まって

それらを融合させて新しいものを産み出すための

場所となっていきそうです

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのさん】

「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティアのみなさんを

紹介するコーナー

 

株式会社 JX通信社の 井戸 健介 様

 

 

 

 

 

 

市民参加型ニュースアプリ

地域密着型ニュース速報アプリ

AIリスク情報配信サービス

AIビッグデータリスクセンサ

などを開発され

多くの自治体で活用されています

本校の「街プロ」でも取り組んでいる

アプリ開発グループにご助言などいただけると

うれしいです 

ことりのさえずりなぜピーチクパーチク?

地震から 618 日目

豪雨から 354 日目

 

被災地では

住むところをなくし

引っ越さざるを得ない教員が多くいて

全国的に教員の成り手が不足している中

一層教員不足が進んでいます

 

そんな状況を遠隔授業で解決すべく

県教委では機材を導入してくださいました

 

 

 

 

 

 

家庭科の山上佳織先生が

門前高校と繋いで

輪島高校から授業の配信です

 

 

 

 

 

 

今日は

「命を守るためには

 どんな住まいがいいのだろうか」

家の模型を造り

揺れを確認したあと

地震に強い家について

グループでアイデアを出し合いました

 

門前高校の教室の様子を

モニターで確認でき

高性能のマイクで

教室の後ろの方の生徒のつぶやきも

しっかり配信側まで聞こえてきます

 

半島の最先端の小さな取り組みが

今後全世界で起こってくる

教員不足の問題への解決策の

糸口となります

まさに世界の最先端

そして未来を見据えています

 

今日は2回目の授業でしたが

1回目の問題点を踏まえ

格段に良くなっていることを実感できます

 

私は配信側で視聴していましたが

生徒のつぶやきが英語に聞こえました

 

マイクの機能または設定に

課題がありそうです

 

もしかして英語の特性に特化した

設定になっているのでは?

 

英語は「cap」「cat」「desk」など

子音で終わる単語が多いのですが

日本語で発音すると

「キャッpu」「キャッto」「デスku 」

のように必ず最後に母音がつきます

 

このことにより

はじめて英語を聞いた江戸っ子たちは

「p」「t」「k」の子音が

やたらと耳についたそうです

「なんでぇ!なんでぇ!毛唐め!

 ptkptk

 訳のわかんねぇことさえずりやがって」

 

『さえずる』という言葉は

現在は小鳥の鳴き声に特化して使われますが

当時は訳の分からない言葉を話す

人間に対して使われる言葉でした

 

ところが江戸っ子は

慣れない子音だけの発音がうまくできず

どうしても母音をつけて発音してしまうのでした

 

本人はptkptkと

英語っぽく発音しているつもりでも

ピーチクパーチク

と発音してしまいます

 

これが

小鳥のさえずりを

ピーチクパーチクと表現する

語源となりました

 

今回使用した機材はアメリカ製です

つまり子音を中心に聞き取り

子音を強調して再生する

おそらくそのように

開発されたのではないかと思います

母音が多くアクセントの少ない平坦な

日本語に特化したシステムが

開発されるといいなと思います

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのに】

「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティアのみなさんを

紹介するコーナー

 

難民を助ける会 ARR Japan の

山形 真紀 さま 

 

 

 

 

 

 

注目すべきは外国人被災者支援です

実は輪島高校避難所にもひとりいました

日本語も英語もできないベトナム人青年

さぞ心細かったことと思います

ポツンとひとり避難所の隅っこに

うずくまっていました

ときおり私も

翻訳機を持って行き

ベトナム語でお話したのですが

そんなに時間を割けるわけもなく・・・

どうなったんだろう?

ずっと気になっています

 

 

 


本校卒業生で早稲田大学名誉教授の 木棚 照一 様 

奥様のまり子さまより

書籍の寄贈をいただきました

 

 

 

 

 

 

「80日間世界一周 80万円」

という新聞広告から始まった

世界一周クルーズ

ご自身の船旅の生活を

正確かつ詳細に記録したもので

今後の人生を考えさせてくれる一冊です

 

照一先生は高校時代

修学旅行をキャンセルして

大学入試の参考書を買われ

自己研鑽に励まれたそうです

 

後輩たちへの

「能登の復興と勉強に邁進せよ」

というエールとともに

贈っていただきました

 

図書室や学級文庫そして移動図書館にも

置かせていただきます

 

またご希望の方には差し上げますので

学校までご連絡ください

芸術の秋 落語の秋

地震から 617 日目

豪雨から 353 日目

 

ちゃかちゃんりんちゃんりんでんでん

てなわけで

今日は

チャリティー落語の会を催しました

桂 空治 師匠が来てくださいました

 

 

 

 

 

 

落語は想像の芸だそうです

演者が手にするのは扇子と手拭い

それだけで脇差と大太刀を演じ分けたります

それを補うのが観客の想像力

演者と観客が一体となって創り出す

日本の伝統芸能なんですね

 

もともと落語はお寺の講話だそうです

説法だけだと退屈して

しまいに誰も聞かなくなってしまうところを

あそこんちの熊さんがこんな面白いことしたよ

はっつぁんもこんな間抜けなことを言ってたよ

どんどん膨らんで面白くなったのだそう

 

教会でみんなが楽しめるゴスペルが生まれたのと

よく似ていますね

 

本当は月亭方正師匠も

いらっしゃる予定だったのですが

大雨警報のため急遽お越しになれませんでした

 

お詫びの方正師匠の手拭い

大争奪ジャンケン大会で幕を開けました

 

 

 

 

 

 

 

まず演じられたのはご存知

「寿限無寿限無五劫の擦り切れ

 海砂利水魚の水行末雲来末風来末

 食う寝るところに住むところ

 やぶら小路のぶら小路

 パイポパイポパイポのシューリンガン

 シューリンガンのグーリンダイ

 グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの

 長久命の長助」

 

私自身フルバージョンで聞いたのははじめて

かと思いきや

実は被災地用にアレンジしてあったのだそうです

子どもを名付ける「お七夜」を「初七日」と間違えるくだりや

長い名前を「お経みたいだねチーン」とやるくだり

古典落語には本来ブラックな笑いがつきものなのですが

そういったものを一切排除して演じてくださいました

細やかな心遣いに感謝です

 

 


先日の「ぼうさいこくたい」でお逢いした

林 信太郎 先生から

興味深い情報を教えていただきました

「秋田城址という遺跡がありまして

 そこからは平安時代の古文書が発掘されます

 漆にゴミが入らないように

 入れ物に反古で蓋をした紙は漆付きの紙になります

 それが発掘されて

 赤外線を当てると字が読めるのだそうです

 漆のたいへんな保存性がわかります」

 

 


【ぼうさいこくたいでのであいそのいち】

昨日の「ぼうさいこくたい」で出逢った

素敵なボランティア団体の皆さま

一日で紹介しきれなかったので

今日からシリーズで紹介します

 

兵庫県立大学学生復興支援団体

LANのみなさま

 

 

 

 

 

 

2011年に東日本大震災を機に発足しました

今回の能登半島地震にも

のべ50名以上の学生さんたちが

支援に入ってくださいました 

国際商経学部

社会情報学部

理学部

工学部

環境人間学部

看護学部

それぞれの学生さんたちが

それぞれの専門性を活かして

総合的な支援をしてくださっています

  

また大学院には

減災復興政策研究科が設置されており

誰ひとり取り残さない

社会を作る人の育成を目指し

災害に強い社会づくりに貢献されています

ぼうさいこくたい2025

地震から 616 日目

豪雨から 352 日目

 

地震 津波 豪雨 台風 噴火 豪雪 竜巻

様々な自然災害の影響を受けやすい環境にある日本

近年の自然災害は激甚化・頻発化しており

南海トラフ地震の発生も懸念されています

 

これまでに災害が発生するたびに

課題を洗い出し

経験と教訓を踏まえて

災害対応を進化させてきました

 

行政による「公助」

自分の身は自分で守る「自助」

地域で助け合う「共助」

能登半島地震においても

様々な支援の手を差し伸べていただきました

 

地域コミュニティやボランティアなど

人的物的両面での事前の備えや連携が重要であることを

身をもって知ることができました

 

そんな過去の教訓を未来へ伝えるべく

新潟において「ぼうさいこくたい」が開催されています

これまで日本各地で展開されてきたこの大会は

今回で10 回目を迎えます

 

多くの能登地区支援に入っておられた方々にお逢いして

お礼を申し上げてきました

 

 

災害支援団 Gorilla 代表理事の 茅野 匠 様と

環境防災総合政策究機構の 松本 健一 様

 

 

 

 

 

 

行政に止められても突破して支援に入ってくださった

力強い民間のボランティアの方です

https://npohoujin-gorilla.com/

 

 

日本ラクテーション・コンサルタント協会の

近藤 望 さま

 

 

 

 

 

 

被災地における

母乳で赤ちゃんを育てる必要のある

ママさんの支援をしていらっしゃいます

https://jalc-net.jp/

 

 

日本災害リハビリテーション支援協会の

堂井 真理 さま

 

 

 

 

 

 

 高齢者や体に不自由がある方への

災害のフェーズに合わせた

リハビリ支援をしてくださっています

 https://www.jrat.jp/

 

 
株式会社 Cell-En の代表取締役 COO

山口 直美 さま

 

 

 

 

 

 

 環境に優しい自然エネルギー

「微生物発電」を開発なさっています

ぜひ『街プロ』のエネルギーグループに

伴走していただけるとうれしいです

 https://www.cell-en.com/

 

 

日本地球惑星科学連合の

林 信太郎 様

 

 

 

 

 

 

自然現象 地殻変動 環境変動を研究対象とされており

防災教育小委員会を立ち上げていらっしゃいます

秋田大学の名誉教授でもいらっしゃる林先生は

「世界一おいしい火山の本」を書かれています

 https://www.kodomo.go.jp/guide/kids/read/book/book_2012_03.html

 

 

昨年度の東北復興研修旅行以来

交流を深めている多賀城高校さん

今回も発表に参加です

 

 

 

 

 

 

生徒さんはテスト期間中ということで

津守先生と石山先生が

来ていらっしゃいました

 

 

関西大学 KANDAI DPE の

松井 芳樹 様

 

 

 

 

 

次世代を担うこどもたちへの

双方向型でワクワクできる

防災教育を実現しています

本校の「みつばちプロジェクト」に

教えていただけることがありそうです

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/pr/topics/2024/10/post_80323.html

 

 

災害時に子供を守る最低基準 様

まさかこんなところでお会いするとは!

「ごちゃまるクリニック」の

小浦詩先生と一緒に活躍してくださったみなさんです

 

 

 

 

 

 

 https://sites.google.com/view/cpmsnetwork-japan-com/

 

 

続きはまたあした

 

愛子さまが手を振ってくださいました

 

 

 

 

香川漆器と輪島塗と

地震から 615 日目

豪雨から 351 日目

 

香川県のお土産やさんを巡ると

漆器が目につきます

輪島同様

漆器の名産地でもあります

 

AI先生に訊いてみました

「香川漆器は

 江戸時代後期に玉楮象谷が

 中国や東南アジアの漆技法を研究・融合させて確立した

 日本の伝統工芸品です

 漆を塗り重ねた上から線彫りして色漆を埋め込む

 蒟醤(きんま)をはじめ

 存清(ぞんせい)

 彫漆(ちょうしつ) 

 後藤塗(ごとうぬり)

 象谷塗(ぞうこくぬり)の5つの伝統技法が特徴です」

 

なるほど

蒔絵(まきえ)沈金(ちんきん)螺鈿(らでん)が

中心の輪島塗とは

また一味違った魅力がありそうです

 

漆で絵や紋様を描き

漆が乾かないうちに金粉などを蒔く技法を「蒔絵」

乾いた漆に紋様を彫り

その溝に金粉などを押し込む技法を「沈金」

漆で描いた絵に

貝殻を砕いたかけらなどを貼り付ける技法を「螺鈿」といいます

 

「漆」はウルシノキの樹液からつくります

 

化学的には「ウルシオール」 と呼ばれる物質です

採取した樹液を濾過(ろか)したばかりの

「生漆(きうるし)」は

乳白色をしていますが

それを撹拌して水分を飛ばすと

透明な飴色をした

「素黒目漆(すぐろめうるし)」

に変わります

これに鉄粉を加えて

未反応の鉄粉を取り除くと

それこそ漆黒の「黒漆」となります

 

漆が空気にふれると

その中に含まれるラッカーゼという酵素と

酸素のはたらきによって

網目上の強固な構造の膜に変わります

この膜は

防腐性が高く

酸やアルカリにも強く

さらに抗菌性や抗ウイルス性もあります

 

この反応は

多湿の状態でよく進むので 

雨や雪の多い輪島は

うってつけの環境であるといえます

 

漆は何層にも塗り重ねられます

30〜40の過程を経て完成します

 

輪島塗が特に堅牢なのは

さらに秘密があります

それは魔法のパウダー「地の粉(じのこ)」です

下地漆に混ぜ込んで木地に塗り込みます

 

「地の粉」は

珪藻土を粉砕したものです

 

珪藻土とは藻類の一種である

ケイソウの殻が堆積してできた岩石で

能登半島は主にこの珪藻土でできているのです

 

今回の地震で崩落した見附島

あるいは輪島の鴨ケ浦海岸

さらには珠州七輪の産地など

 

たいへん脆い岩石ではありますが

ガラス質であるため粒子そのものは硬いです

そして微小な孔が無数に開いているため

漆が入り込むと極めて堅牢な下地となるのです 

 

日本ではなんと7000年も昔から

漆を使っていたと考えられています

驚くべき知恵です

 

この文化を地震なんぞによって

絶やされてたまるかと

輪島塗職人の皆さんは立ち上がっています

四国巡礼

地震から 614 日目

豪雨から 350 日目

 

四国災害ボランティアネットワーク様主催の

「情報共有会議 in かがわ」

にお招きいただき

災害発生に備える体制の構築について

講演及びパネルディスカッションを

させていただきました

 

会場は「かがわ国際会議場」

 

 

 

 

 

 

駅前にある複合施設『サンポート』

の6階にあります

 

 

 

 

 

 

窓からは美しい瀬戸内海を望む

素晴らしいロケーションです

 

 

 

 

 

 

 

講演の後はパネルディスカッションです

パネラーのみなさんは

 

ヒューマンシールド神戸代表

 吉村 誠司 様

阪神淡路大震災から活動を始め

災害支援NGOを立ち上げられた後

全国各地で支援活動を行っていらっしゃいます

今日のステージの最中にも

静岡県で起こった竜巻の支援に来てくれと

依頼が入るほど活躍中です

能登半島地震では

翌日に輪島市に入り

自衛隊と協力して

救助・救援活動をしてくださいました

本校野球部と一緒にも

活動してくださいました

「いい奴らだった!」

とベタ褒めでした

 

公益財団法人日本財団

 寺田 歩 様

ヒューマンシールドさんのような

実働ボランティアに対して

資金的な援助をしてくださっています

 

香川県議会議員

 山本 悟史 様

基本のんびり時々頑固だそうです

香川県では

防災マップの被害想定の見直しを

図っているそうです

 

高松市議会議員

 中村 秀三 様

能登半島地震の経験を活かした

法改正の必要性を訴えてくださいました

 

高松市社会福祉協議会

 兵頭 大祐 様

自分たちの暮らしの復興は自分たちで…

決意の大切さを語ってくださいました

 

夜には情報交換会も行い

多くの方と交流を深めることができました

 

災害支援TEAM B-DASH の

 藤丸 剛 様

ご自身17歳の時に阪神淡路で被災

以来活動を続け

能登半島地震でも

輪島高校の生徒玄関前に陣を構え

空き家の水道の元栓を全て閉めて回るなど

水道関係の支援をしてくださっていました

遅刻指導の冨水先生の毎朝の

「3分前〜!」

の声が忘れられないと…

 

私が知らないところで

本当にいろんな方の助けがあってのことだったんだなと

改めて感謝です

 

南海トラフ地震が起こったら

四国は陸の孤島となり

外部支援が期待できない懸念があります

国の支援や自衛隊は

まずは被害の甚大な大都市に入り

地域には手が回らない懸念があります

自分たちの町は自分たちで

その意識が大切であると

「四国災害ボランティアネットワーク」様は

考えていらっしゃいます 

 

東日本大震災の数日後に

石巻消防署長に任命された星氏による

就任訓話の一節を教えていただきました

「一.当たり前のこと。と判断したものは、報告だけでよい。

 一.今一番やってはいけないこと。それは、考えすぎて何もしないこと。

 一.想定以外のことばかりの事象ですが、今いる署員で、

   何か方法がないか、それぞれ知恵を絞って行動してみてください。

 行動を起こしての失敗は、私なり組織で責任を取ります。」

探究から研究へ

地震から 613 日目

豪雨から 349 日目

 

今日は

関西国際空港とディズニーシーが

誕生した日です

同じ誕生日だったんですね

 

同じ誕生日パラドクス

AさんとBさんの誕生日が異なる確率は

364/365で99.7%ぐらいです

まず同じ誕生日にはなりません

 

ではもう一人Cさんが加わり

3人の誕生日が全て異なる確率は

364/365×363/365で

99.1%となります

 

このように考えていくと

23人になった時点で

その確率は50%を切ります

 

さらに40人のクラスで全員が違う誕生日になる確率は

およそ11%となります

つまり逆に言うと

40人のクラスで同じ誕生日の組がいる確率は89%

9割方誰かと誰かが同じ誕生日ということになります

意外な感じがしますね

 

 


今日は石川県立看護大学で開催された

「探究から研究につなげる初年次教育学会」

に参加しました

 

 

 

 

 

 

今回のシンポジウムの目的は

高校で本格化している探究学習を

大学ではどう捉えるべきか

このことを考えることです

 

 

 

 

 

 

探究学習の目指すもののひとつに

『創造性』『独創性』を育むこと

があります

 

このことについて

医療関係の方から以前に

このようなことを言われたことがあります

「医療は

 過去の知見あるいは臨床データに

 基づいて行われるべきものであり

 “この薬とこの薬を組み合わせれば

  効きそうな気がする"

 といった思いつきに基づいた

  『創造性』や『独創性』を持った学生は

 迷惑この上ない」

実際のところどうなんでしょう?

 

ドイツの医師ドーマクにまつわる話です

彼は細菌の化学療法を研究していました

レンサ球菌を殺傷する能力を持つ染料を発見しました

レンサ球菌による感染症は当時死に至る病でした

そんな時ドーマクの娘がレンサ球菌感染症に罹患します

他の治療がすべて効果を発揮しない娘に

その染料を投与することを決心します

平たく言えば

死を待つ娘に絵の具を飲ませて治そうという決意です

ただ投薬によって逆に死期を早めることもあります

どんな思いだったでしょう

 

結果娘は完治するのです

 

この知見が現在処方されている

サルファ剤の製薬へとつながりました

 


午後からは

高校生による活動報告がありました

本校からは

「地震被災後における

 高齢者の人身の健康支援と

 地域のつながりづくり」

2年生の

髙橋惺さん

岩崎月希乃さん

山村百華さんが発表しました

 

 

 

 

 

 

石川県立看護大学さんのご協力のもと

今夏アメリカ医療研修に参加した3人です

 

 

 

 

 

 

たくさんの方に話を聞いていただき

アドバイスや意見をいただきました

奨励賞をいただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今朝あんなに高く飛んでいたツバメが

今は低く低く飛んでいます

台風が近づいて来た証拠ですね

 

昔から「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」

と言われます

これは餌になる虫たちが

気圧が低くなると

高く飛べなくなるからです

 

ちなみに蚊なんかは

気圧の高い秋晴れの日であっても

3階の高さぐらいまでしか

飛べないそうです

 

ということは

飛行機が飛ぶ時も

雨の日よりも晴れの日の方が

燃費が良いということでしょうか?

 

 


石川県の高松から

香川県の高松に向かっています

 

明日は14:00よりかがわ国際会議場において

「情報共有会議 in かがわ」

にお招きいただき

講演をさせていただく予定です

 

お世話くださっている

代表の藤井節子さまはじめ

四国災害ボランティアネットワーク様は

本校の避難所においても

足湯のボランティアサービスをしてくださるなど

今回の能登半島地震に

ずっと寄り添ってくださっています

NEVER ENDING SUMMER

地震から 612 日目

豪雨から 348 日目

 

この暑さホントに終わるんかい

と突っ込みたくなるような毎日ですが

それでも朝の日差しと夜の虫の声に

夏の終わりを感じます

 

夏の終わりに聴きたい曲は何ですか?

 

私は杉山清貴&オメガトライブの

NEVER ENDING SUMMER Ⅰ〜Ⅳ です

3枚目のアルバム

NEVER ENDING SUMMER のB面まるごと

(当時はLPというレコードでした)

同じタイトルの4つの曲

 

1曲ずつ聴いても

それぞれ魅力的な曲ですが

4曲が組曲仕立てになっていて

第1楽章から第4楽章まで

順に聴くとひとつのストーリーになっているのです

 

ぜひ聴いてみていただきたいです

 

まずはプロローグ

「きみの肩抱くように街に秋の風」

このメロディーライン覚えておいてください

 

第1楽章

夏の回想シーンです

ふたりの出逢いそして

ふたりの夏物語

屈託のない笑顔の彼女に惹かれていくのです

 

第2楽章

夏の終わりとともに

ふたりの関係に微妙な風が…

彼女の笑顔の裏側には

忘れられない過去の恋の傷が・・・

このまま甘えるわけにはいかない

彼の元を去る決心をするのでした

 

第3楽章

あれから半年が過ぎ

彼の元に彼女からの手紙が届きます

あのときどうして

無理にでも引き留めなかったのか

胸が痛みます

 

そして最終楽章

ふたりの恋のゆくえは?

そして

エピローグに流れるメロディーラインの意味は?

 

https://www.youtube.com/watch?v=4gf_6QOB30M

こちらのYouTube 動画が

途中CMが入らなくておすすめです

ただ20分近い曲ですので時間のある時に

スキップや早送り再生をせず

ぜひじっくりと聴いてください

 

 


地震に引き続き豪雨災害の大きかった町野地区

災害復興ラジオでみなさんに

安らぎのひとときと情報の提供を

おこなっていらっしゃいます

 

 

 

 

 

 

先日町野出身の宮腰さんといっしょに

出演させていただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は9月30日出演の予定です

実はこの日

町野地区にある東陽中学校において

高校生がこれまで行ってきた

海外研修の報告会をする予定で

その足でスタジオにお邪魔しようと考えています

 

今回の出演はポッドキャストにも公開されました

 

 


仮校舎の建設もピッチが上がってきました

グラウンドの3分の1を使って建てています

部活動の練習は空いたスペースで行っています

道路に面していますので

球が出て行かないように

野球はバッティング練習を行っていません

何とかしたいということで

防球ネットを建てていただけることとなりました

電柱を立てる関係で

桜を切らなければなりません

枯れかけているものを中心に何本か切ります

 

 

 

 

 

 

せっかくの桜を

というお気持ちもおありかと思いますが

生徒の活動のため

震災後におけるやむを得ない対応ということで

ご理解ください

 


OECDとの共創で

いつもお世話になっている草野みらいさんが本日

品川区の荏原第五中学校で震災講話をされました

本校卒業生の細谷彩香さんが助太刀いたしました

 

 

 

 

 

 

 

 

細谷さんはお正月に遊びに行っていた

おばあちゃんちで被災

道路が寸断され電波もなく孤立状態でした

本校の中で一番最後まで安否がわからなかった生徒です

おばあちゃんちに行ったという友達情報があったので

大丈夫であってくれと望みをかけていたところ

7日目に自力でいくつもの山を越えて学校に顔を出し

なお孤立していたおばあちゃんたちへの

救助のヘリを要請したという

とんでもない経験をもっています

 

フリートークがとっても上手で

どんな質問にも臨機応変に答えたようです

中学生も飽きずに最後まで聞いたとか

 

震災を経て強くなったね!

生物の子育て戦略

地震から 611 日目

豪雨から 347 日

 

定期的に『はなし方講座』を開催していただいている

原田幸子アナさんから

またまた素敵なメールをいただきました

 

原田さんは小さな生き物がお好きなようで

繊細な観察眼で見つけた

なにげない日常を

ときおりこっそり教えてくださいます

 

「この1ヶ月くらい

 庭に巣を作っている

 ニホンヒメグモという

 4ミリくらいの小さなクモの

 観察をしています

 

 子育てするクモと言われ

 子グモがかえった後も

 一緒に住んで面倒を見るんです

 

 先日

 役目を終えた母さんグモが天に召され・・・

 子どもたちが

 小さな小さな巣を近くに張って

 頑張ってます

 

 子グモは1ミリに満たないので

 携帯にマクロレンズを取り付けて撮影します

 こんな小さな中にも宇宙がある

 そんなふうに感じます

 

 

 

 

 

 

 

 

 写真は

 オレンジ色の母ちゃんグモが

 獲物(黒い虫)を捉え

 それを隠れ家の葉っぱから見守る

 子グモ達(黄色いつぶつぶ)

 可愛いです」

 

「ファーブル姉さん昆虫記」

よければ連載化しますので

また情報お待ちしています

 

 


さてさて学校の方はというと

新学期が始まりました

 

まずは始業式

蒸し風呂のような体育館に集まるのもな

って感じでオンライン始業式です

 

カメラに向かって

「みんなどんな夏休みだった?

 校長先生は韓国へ行ってきたよ」と

 

お土産をひとつひとつ紹介して

抽選で希望者に配ることにしました

 

生徒玄関に応募BOXを設置したら

あっという間に満杯に

 

ノリのいい子たちです

 

夏休み中

いろんな方が訪ねて来てくださいましたが

みなさん口を揃えておっしゃるのが

「生徒さんが元気に挨拶してくれて気持ちいい」

 

 


そして12年生は課題テストです

 

 

 

 

 

 

 

3年生は課題テストなんかなくても

勉強するだろうということで 

さっそく授業の開始です

 

伊奈岡先生の生物にお邪魔しました

 

 

 

 

 

 

伊奈岡先生は魚が大好き

輪島高校の「さかなくん」です

とっても面白くて思わず教室に乱入しました

 

生存曲線の話です

生物には「早死形」「平均型」「晩死型」の3つがあるとか

 

生まれてすぐに他の生物に捕食される「早死型」

魚類や両生類がこの型です

 

生まれた個体がほとんど捕食されず

多くが天寿を全うするのが「晩死型」

大型哺乳類や社会的昆虫がこの型です

 

そしてその中間が「平均型」です

 

ここで伊奈岡先生からいい問いが…

「ネズミはどれかな?」

 

生徒らはディスカッションの上

自分たちはなぜそう判断したのかも含め

発表し合います

 

ネズミは一度に5〜6匹の子を産みます

そこに妊娠期間の長さなどの

データを組み合わせると

どの型なのか正解に近づけそうです

 

単に「ネズミは平均型です」

と知識の一方的な伝達ではなく

生徒の思考のプロセスを大切にする

最近の授業スタイルでした

 

ではさっきの原田さんの

ニホンヒメグモの生体曲線を描いてみなさい

こんな質問もありですよね

 

 

 

 

 

 

 

さらに伊奈岡先生の授業では

シュモクザメの話に

 

ニモにも登場する

頭がトンカチみたいなアレです

 

 

 

 

 

魚のくせに卵じゃなく赤ちゃんを産みます

一度に30匹くらいの赤ちゃんを産みます

痛くないんかな?

鼻から地球が出るくらい痛そう

実際には頭の出っ張りは

柔らかいようです

しかも尻尾から出てきます

人間でいうと「逆子」です

 

タツノオトシゴも独特です

メスがオスのお腹の中に

卵を産みつけます

オスはそこに自分で精子をかけて受精させ

お腹の中で子を育てます

「イクメン」ならぬ「イクギョ」です 

「する」「やる」問題 続編

地震から 610 日目

豪雨から 346 日目

 

先日議論した「する」「やる」問題

うちの三女から新しい知見が

「やる気」とはよく言うけど

「する気」とはあまり言わないから

本人の意思の強さの問題では?

 

なるほど確かに

 

否定文にするとさらに明らかに

「やる気が出ない」ですが

「する気がしない」ですもんね

 

マイケル君からも新たな知見が

スポーツは全て play を使えばいいものではない

観客を楽しませることに主眼をおく種目は play だが

自己を高めることを主眼とするものは do だ

play baseball と do karate

なんだそうです

 

楽器の場合

play the guitar 

なぜtheが入るのか尋ねると

play guitar

も言うよと

ただし

the が入るとまさに実際に演奏するイメージ

入らないと

「ギターやってます」みたいな

たしなんでます感があるそうです

 

「引き寄せ」の法則

地震から 609 日目

豪雨から 345 日目

 

藤井節子さまはじめ

四国災害ボランティアネットワーク様の

お招きにより

今週末に高松で講演会をさせていただきます

 

金沢から高松まで4つの列車を乗り継ぎます

乗り継ぎが4回を超えると

インターネットでの購入ができないみたいで

金沢駅へ直接購入に

 

するとそこで出会ったのが

昨日まで文化祭に来てくださっていた

Global Bishow Academy の

 庄司真由美さま

 佐藤ひろ美さま

 沼田祐子さま

 

気功ヒーリングをしてくださっていました

 

 

 

 

 

 

昨日は本当にたくさんの支援の方に入っていただいて

みなさんにご挨拶することができませんでした

この場を借りてお礼申し上げます

 

こんな場所でこんな時間に

ピンポイントでお会いできるなんて

「引き寄せ」でしょうかね

なんて話をさせていただきました

 

 

 


復興ガイドツアーの

ボランティア活動に参加しています

 

 

 

 

 

 

今日は自主練習会が行われました

メンバーは20名ちょっと

 

今後現地でのリハーサルのあと

実際にお客様の受け入れが始まります

 

私がここに顔を出している理由はふたつ

(1)高校生によるインバウンドガイド

(2)防災学習を兼ねた修学旅行受け入れ

本校からは岡本夕佳先生も参加しています

校長の野望をよく理解してくださってます

 

 

【見ようによっちゃ写真展】のコーナー

 

 

 

 

 

 

『お母さんとお父さんに甘える赤ちゃん犬』

ようこそ!りんちゃん

地震から 608 日目

豪雨から 344 日目

 

野々市明倫高校のみなさんが

文化祭に来てくださいました

マスコットのりんちゃんも

一緒です

 

 

 

 

 

 

倫高と輪高

「りんこう」繋がりです

輪高が初任だった池田先生

昨年一年間助けに来てくださった坂下先生が

連れてきてくださいました

みなさん希望して参加してくださったそうです

被災地に心を寄せてくださる

優しい生徒さんたちです

ありがとうございます

 

そのほか文化祭情報はこちら

「輪高生の活動記録」をどうぞ

https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/blogs/blog_entries/view/75/7225f8f0f9e9e4882b1184a21775cf5c?frame_id=210 

スクールサポートスタッフの福谷さんが

心を込めて作ってくださっています

「する」のと「やる」のとどう違う?

地震から 607 日目

豪雨から 343 日目

 

8月26日付けのブログでご紹介した

万博会場で販売していた

オリジナルスイーツ

本来100食の限定販売だったのですが

大好評のため

期間中のレギュラー販売が決まりました

「まいもんブルーベリー大福と

 淡路レモンの輝きカップスイーツ」

第2弾が販売開始される9月24日の前まで

まねき食品さんが運営している

「MANEKI FUTURESTUDIO JAPAN」

で継続販売されます

どうぞお買い求めください

 

 


 Assistant Language Teacher(ALT)

のマイケル先生から 

Why Japanese?な質問が…

 

「する」と「やる」の違いは何ですか?

考えたこともなかったけど

確かに言われてみれば…

少し考えさせてくれと宿題にしてもらいました

 

どちらも英語で言うとdo 

でも英語では日本語ほど頻繁にdoは登場しません

 

例えば

「勉強する」は do を使わず1語でstudy 

「野球をする」は do を使いもせず play 

 

英語ネイティブの方にとって

確かに謎ですね

 

そこで徹底研究です

 

「勉強する」は言うけど

「勉強やる」はあまり言いません

 

「運動する」と「運動やる」も同じです

 

学校での行為が「する」?

 

「宿題」は?

「宿題でもやろっかな?」

「やる」の方が自然です

 

でも親の立場だと

「宿題しなさい!」

疑問文だと「宿題やったの?」

 

ますますわからん

 

視点を変えましょう

 

「する」は使うけど「やる」は使わない言葉

◯会話する × 会話やる

◯約束する × 約束やる

◯旅行する × 旅行やる

◯食事する × 食事やる

◯休憩する × 休憩やる

圧倒的に「する」派が多いですね

 

では逆は?

あんまり思いつきませんが…

 

あった!

◯クスリをやる × クスリをする

非合法的なのが「やる」か?

 

◯人殺しをする × 人殺しをやる

ダメだこりゃ

 

△盗みをする △盗みをやる

盗みははたらくものです

 

Why Japanese?

 

マイケル先生が言うには

「する」よりも「やる」方が

強い意志を感じるのだそうです

 

では

「する」「やる」

どちらも使える言葉でニュアンス比べ

 

「掃除する」と「掃除やる」

先生は「掃除しなさい」

友達同士だと「掃除やろうぜ」と言うと

すすんでする感が出ますが

「掃除しようぜ」だと

言われて渋々やる感が出ませんか?

自主性の違いか?

 

「ゲームする」と「ゲームやる」

こちらも友達同士だと

「ゲームやる」の方が何だか自然

「する」はフォーマルな感じで

「やる」はくだけた感じ?

 

「音楽やってます」はどうでしょう

たしなんでます感がありますね

 

「お茶やっています」は

お茶を習っていますになりますが

「お茶しています」は

喫茶店で休んでいますになります

 

結局こねくり回した結果

ますますわからなくなっただけでした

 

明日マイケルになんて説明してあげよう?

困った

 

明日文化祭では模擬店をしています

明日文化祭では模擬店をやっています

前者はスイーツ屋さんぽくて

後者はたこ焼き屋っぽいですね

お上品派と庶民派か

 

 


本校では今日から文化祭をやっています

その様子は

「輪高生の活動記録ブログ」

のコーナーに掲載やってあります

是非チェックやってみてください

被災者を一番苦しめているものは?

地震から 606 日目

豪雨から 342 日目

 

「国が認めないなら腹を切る!」

時は平成の時代

火山活動が数年続き

40名を超える死者が出た

雲仙・普賢岳の災害対応での

当時の鐘ヶ江島原市長の言葉です

 

火砕流の恐れがあるとして

法に基づき立入を禁止する

「警戒区域」を全国で初めて導入しました

 

「出て行け」と命じられた住民に対して

何の保障もありませんでした

国は「自主再建が原則」の一点張り

 

思い詰めた市長が実際に口にした言葉

県幹部があわててその場は諌めましたが

その後市長が戦い続けて

それでようやく

国が財政的に支援するしくみが

つくられたそうです

 

国が出て行けと言っておきながら

何の保障もないというのは

どう考えてもおかしなことです

 

そのおかしなことが

輪島でも現在実際に起こっています

 

地震で土砂崩れのある稲舟地区は

立入禁止区域となっています

「いつになったら水道が復旧するのですか?」

「立入禁止なので復旧の予定はありません」

「私の家は一部損壊で何とか住めるので

 水道がなくても帰ります」

「立入禁止なのでそれはできません」

「では仮設住宅を申し込ませてください」

「仮設住宅は半壊以上の方でないと入れません」

「ではどうすれば…」

「ご自分でアパートを探してください」

「このへんにはありません」

「金沢の方に行けばあるでしょう」

「家賃の補助などはあるのでしょうか?」

「みなしアパートの補助は2年間なので

 それ以降は自己負担となります」

これは実際のやりとりです

 

復興を最も妨げているのは『法律』

被災民を今でも苦しめ続けているのも『法律』

 

こんな話をさせていただく機会を

ある大学さんからいただきました

 

同じ石川県内であっても

「もうだいぶ復興進んだんでしょ」

という認識の方が多い中

県外の大学なのに

このような取り組みをしてくださり

そしてそこにわざわざ

聴きに集まってくださる方がいらっしゃることに

感謝の気持ちしかありません

 

精一杯準備をして臨んだ講演

後ろの方の席に

ずっとうつむいている学生がひとり

 

「私の講義スタイルは壇上からではなく

 聞いてくださる方と同じ目線で行います」

と適当なことを言って客席に降ります

 

徐々にその学生との距離を詰めますが

一向に前を向く気配もなく

ついに彼の目の前にたっても

ゲームをやめる気配はありません

 

「ゲームをしたければ外でやってください」

退出を促しましたがそのまま

 

壇上に戻りましたが

その時頭の中に浮かんできたのは

傾いた校舎の中で

それでもしっかり前を向いて

授業に取り組んでいる

輪島高校の生徒の姿

 

そしてこれまでこのブログには

決して書くまいと決めていた負の側面

不誠実な一部行政の対応

被災地の生徒を番組作りに利用する一部マスコミ

そういったものが一気に押し寄せてきて

10分ほど壇上で黙り込んでしまいました

時間にして数分だったかもしれません

でも自分にはそれだけ長い時間に感じました

 

これまでに何人も

居眠りする生徒や内職する生徒

しまいには教室を飛び出す生徒など

山ほど相手してきました

だけど今回は特別でした

 

その後の講演で何を話したか

パネルディスカッションで

どんなやりとりをしたのか

全く覚えていません

 

「6秒我慢すれば怒りは通り過ぎる」

アンガーマネジメントでよく言われますが

嘘です

そんなもんじゃ本当の怒りは収まりません

いや収まってあの程度だったのかもしれません

 

せっかく招いてくださった大学さん

集まってくださったみなさんに

本当に申し訳ないことをしました

 

役目を終え

帰ろうとすると

さっきの学生さんがわざわざ待っていて

「すみませんでした」

と頭を下げてくれました

 

自分のしたことの意味をしっかり受け止めて

誠実に謝罪できる彼の姿に

この国の明るい未来を見ることができました

 

私は常日頃先生方には

「授業中寝る生徒は悪くありません

 寝たくなるような授業しかできない

 教員が悪いのです

 授業の技術を磨いてください」

と言っています

 

今回も彼は悪くありません

ゲームよりもつまらない話しかできなかった

私の未熟さです

私の命の講義はゲームに負けたのです

私の怒りの本質はそこにあるのです 

頼まれごとは試されごと

地震から 605 日目

豪雨から 341 日目

 

タイトルの言葉は

本校野球部監督

いつも真っ赤っかの服を着ている

燃える男冨水諒一先生から教わった言葉です

ちなみにニホンザルの学名は

「マカカ ファスカタ」といいます

お猿のお尻は真っ赤っかだから?

 

「マカカ リョーイチ」の言う

「頼まれごとは試されごと」とは

誰かにお願いをされた時は

「面倒くさいな」と思うのではなく

自分が試されていると思うことです

「おっ!今頼み事をしましたね!

 おいらを試してますね!

 よっしゃ!そんなら

 頼まれている以上のことをして差し上げて

 驚かせてやりやしょう!」

この心意気です

 

今被災した奥能登公立高校5校では

創造的復興に関する探究活動に

力を入れています

探究アドバイザーを派遣してくださるなど

県教委も全面的に

バックアップしてくださっています

 

探究アドバイザー派遣事業の主旨に関する文書が

県教委から送られてきて

全職員に配布の上読み上げるように

との指示です

それだけ重要な文書です

 

さあさあ来ましたよ

「頼まれごとは試されごと」

 

「上から降ってきた復興計画には

 そのまま乗っかるな!」

常日頃生徒に伝えている立場上

そのまま伝える訳にはいきません

 

「そのまま乗っかるな」

のアクセントは

「乗っかるな」ではなく

「そのまま」にあります

 

県教委の真意は何か?

「全員に周知徹底せよ」

であって

「棒読みせよ」

ではないはずです

 

読み上げはやめました

時間の無駄です

 

本校の探究活動を推進している

ふたつの部署の4人の女性教諭

通称「四人官女」のひとりが

 

 

 

 

 

AIに読み込ませて音声データを

作ってくれると同時に

要約文も作ってくれました

これを全員に配信し

朝礼では

県教委からの文書の行間を

校長自らの言葉で語りました

 

もともと話すのが苦手でしどろもどろでしたが

一生懸命であることだけは伝わった

と勝手に思うことにしています

 

実はこれは

若い担任の先生に見せたかった姿であって

つまり毎朝の伝達事項をただ伝えるだけではなく

そこに担任としての自分の思いを込めて

伝えて欲しいということです

それこそがAIにはできない

新しい時代の教師像だと思うのです

 

 


三重県津市にある

高田中・高等学校の柔道部の生徒さんが

尋ねてきてくださり

本校の野球部員と交流会を行いました

 

 

 

 

 

 

久居ライオンズクラブの皆様が

橋渡しをしてくださいました

 ① マカカ・リョウイチより震災当時のお話
 ② 久居ライオンズクラブの池田様からのお話
 ③ グループを作り野球部員からの震災当時のお話
 ④ 学校施設の見学

 

 

 

 

 

 

 

 

高田高校の生徒さんからは

「震災後に避難した人の家に盗みが入ることなど

 想像していなかったお話をたくさん聞かせていただいた

 自分が経験したわけではないが

 もし災害に遭ったらこのお話を生かしていきます」

という感想がありました

 

輪島高校の生徒からは

「今まで自分が被災した経験を

 人に話したことはありませんでしたが

 自分の経験したことを人に伝えていくことが

 防災や減災に繋がるのではないかと

 感じることができました

 今後もこのような機会があれば

 積極的に関わっていきたいです

 それが支援してくれた方々に対する

 恩返しにもなると感じました」

という感想がありました

細かなご案内いっぱい・・・

地震から 604 日目

豪雨から 340 日目

 

【軽トラ市】

8月31日(日)

昨年本校の文化祭にもお越しくださった軽トラ市さん

今年も輪島市に来てくださいます

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし会場は本校ではありませんので

お気をつけてください

 

 

 

 

 

 

 

 

「復興輪島朝市×全国軽トラ市in輪島」は

マリンタウンにて開催です

 

 

 

 

 

 

 

 

「災害対策車」も出店されます

 

 


【木陰の物語展】

8月29日(金)~30日(土)

本校文化祭において

家族心理臨床家で漫画家でいらっしゃる

団 士郎 氏の漫画の掛け軸が

1階生徒玄関前にて展示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【万博でのスイーツ販売】

8月27日(水)~28日(木)

「まねき食品」さんのご協力のもと

神戸野田高校さんと共同開発した

オリジナルスイーツの販売を

万博会場にて行います

「未来社会の創造」を目指して

復興30年目の神戸の高校生と

復興半ばの輪島の高校生とが

オンライン交流しながら企画開発してきました

第1弾は

「まいもんブルーベリー大福と

 淡路レモンの輝きカップスイーツ」

会場内の

「MANEKI FUTURESTUDIO JAPAN」において

27日14:00よりプレス発表

28日 9:00より販売を開始します

販売するのは

2年生の浦さん 前川さん 小岩さん 竹内さんです

提供される器は

田谷漆器店さまの輪島塗が使用されます

日本旅行様のご協力をいただいております

 

 


【オンライン授業の準備】

2学期より

本校と門前高校との間で

オンライン授業の実証実験が行われます

 

今後

全国そして全世界において

深刻化してくる教員不足の問題

その解決のためのひとつとして

オンラインによる授業実践があります

世界に先駆けて行います

 

県教委の協力のもと

機材が運び込まれまれ設置されました

 

 

 

 

 

 

門前高校との間で通信テストです

音声もクリアだし

ズームや資料提示のオプションも豊富です

 

 

 

 

 

 

あとは使う側

つまり教員と生徒がいかに活用するかに

フォーカスされます

 

本当に指導力のある優秀な教員が

厳選された教材を用いて行えば

全国一斉に地域格差なく

レベルの高い

しかも個々の習熟度に応じた授業を

地震などの自然災害時においても

学びを止めることなく提供できる

未来のコンテンツとしての

可能性を大いに秘めています

 

しかしながら

受ける生徒の意識が低いと

受け手側に生活指導力のある

教員を配置する必要が生じ

本末転倒となります

 

100年を超える高校野球の歴史の中で

甲子園で最も多い球数を投げたのは

ハンカチ王子こと早稲田実業の斎藤佑樹投手です

948球をひとりで投げ抜きましたが

そのときのことをこう語っていらっしゃいます

「この集中力は部活動だけではなかなか身につかない

 学校の勉強を頑張ることで身につけることができた」

 早実だから自分は成長できたのだと思います」

 

早実の授業には

「野球部だから授業を適当に受けてよい

 野球さえしっかりしていればいい」

という空気は全くないそうです

大会直前のテスト期間中であっても

他の生徒と同じで練習は禁止

そうして迎えた大会で

大会直前までテストだろうが関係なく

ガンガン練習していたチームを

撃破したわけです

 

どれだけ恵まれた機材で

すばらしい授業を配信しても

それを受ける側の生徒が

目の前に先生がいないからといって

いい加減な受け方をしていたのでは

部活動においても

どんなに恵まれた環境とスタッフで練習できても

大事な試合で力を発揮することは到底できません

リスクマネジメント

地震から 603 日目

豪雨から 339 日目

 

今日は

保護者対応に関する職員研修を

行いました

 

 

 

 

 

 

主催してくださったのは

リスクマネジメント推進機構様

学校危機管理に特化した唯一の専門機関です

 

会員になると

ありとあらゆる学校が直面する危機に

適切なアドバイスと支援をいただけます

私自身も会員で

これまで何度となく助けていただいています

安全安心で明るい学校を実現するために

学校や先生方を支援してくださいます

 

まずは学校で生じる可能性のある危機の

「発生頻度を少なくすること」

 

そして危機が発生してしまった後の

「ダメージを少なくすること」

を専門知識と経験でフォローしてくださいます

 

今回はオンラインで

保護者対応について学びました

 

いじめや不登校

解決したいのは保護者も教師も同じ

しかし学校側の初期対応がまずいと

保護者の不信感を募らせます

 

そうならないための

保護者との対応の仕方を学びました

 

一般企業では

クレームは宝の山と言われます

誠意を込めて対応すれば

その方は最大の協力者になってくださるからです

 

とは言え

悪意のあるクレーマーも

存在するのは事実です

総会屋にように

会を扇動し炎上させ

学校を攻撃の的とするのです

 

そんなとき防波堤の役割も

推進機構さんは果たしてくださいます

 

防波堤と言えば

先日訪れた仙台大学の帰りに立ち寄った

松島海岸

 

大小様々な島々が

天然の防波堤となって

松島を守ってくださったそうです

 

講演の最後に髙橋教頭先生から

「困った親というのは

 実は困っている親なんだ」

との言葉がみなさんに送られました

旅はみちづれ

地震から 602 日目

豪雨から 338 日目

 

旅にはアクシデントがつきもので

昨日仙台大学での生徒発表を見た後

今日少し観光をして

戻るつもりではあったのですが

東北新幹線の故障により

仙台駅で足止めされています

 

 

 

 

 

 

いろいろあるもんです

現在16時ですが

復旧の目処が立っていません

ポルトガル研修旅行での

大規模停電による

シャルル・ド・ゴール空港での一件を

思い出します

 

あの時5時間ほど飛行機の中で缶詰

結局欠航が決まり

全員冷静に飛行機を降りたのですが

その時パリで流行ったジョークです

「乗客は全員日本人だったらしいぞ」

 

ヨーロッパでこんな事故が起こると

必ずと言っていいほど暴動になるのが

この時奇跡的に何事も起こらなかったことへの

パリ市民の驚きを込めたジョークです

 

東日本大震災の時に見せた

みんなが整然と物資を受け取り

そして分け合っている姿が

世界中における日本人のイメージなのです

 

あの時に比べれば

今回は言葉も通じるし

他のお客様も冷静に待っているし

のんびり復旧を待つこととします

 

 


今回の旅行記でも書いて待ちましょう

 

昨日生徒の発表を見届けたあと

蔵王まで足を伸ばしてみました

 

蔵王は

山形県と宮城県の県境に位置する

「蔵王連峰」の総称です

 

 

 

 

 

 

美しい景観が楽しめる山岳観光道路

「蔵王エコーライン」

そこから分岐して

ダイナミックな風景を楽しみながら

頂上を目指す観光有料道路

「蔵王ハイライン」

乗り継いでたどり着いた『御釜』は

エメラルドグリーンに輝く神秘の湖です

噴火の際には湖底の温度が

100℃以上になるそうです

 

 

 

 

 

 

 

 


14:57発のはやぶさ22号東京行きが

17:20に出発する目処が立ちました

現時点で2時間23分遅れ

こんな混乱の中でも

冷静に運行ダイヤの変更を行い

整然と乗客を誘導する職員の皆さん

その判断力・実行力・チームワークに

心から敬意を表します

日本人って本当に素晴らしいなと

ひとり勝手に感動しています

 

続いて

15:44発のやまびこ146号東京行きが

17:54に出発します

各駅停車に変更しての運行です

この時点で2時間10分遅れ

 

自分が乗る予定だったのは

16:31発のこまち28号

秋田から来て

はやぶさ28号に接続する予定でしたが

それが来ません

仕方ないのでデッキに立っているつもりで

はやぶさ28号に飛び乗りました

同じことを考えている人が大勢いらっしゃって

それでも乗り切れない方もたくさん

飛び乗った車両はグランクラス

入口でそれ以上の進入を制されました

ホームで乗せてくれと叫ぶ乗客と

グランクラスでゆったりと寛ぐお客様

その狭間にいた私は

被災地で苦しむ人と

それに関心を示さない一部の人に重なって見え

井上陽水さんの「傘がない」が

頭の中を巡るのでした

 

結局駅員さんは

グランクラスの通路に立たせてくださる

決断をしてくださいました

 

非常時における適切な判断だったと思います

 

ただ高い運賃を支払っていらっしゃる方にとっては

さぞ不愉快であったことと思います

「グランクラスの意味がねえじゃねえか!」

と文句を言う人

「この貧乏人めが」

といいたげな目で睨む人も実際に

 

ただそんな中で

「大変ね」と優しく声をかけてくださる方も

ご自分の肘掛けに腰かけていいよとまで

おっしゃってくださいました

さすがにそこまではと遠慮しましたが

非常時に本当の人間性が見えるものだと

再確認できました

 

JRの方々も一生懸命でした

非常時にはみんなが少しずつ我慢すれば

ひとりでも多くの人が

少しずつしあわせになれます

どうかクレームを言うことは

やめていただければと思います 

 

後になって分かったのですが

秋田新幹線『こまち』が来なかったのは

故障とは別の理由で

クマをはねたからだったようです

 

今日は珍しい新幹線事故を

ダブルで同時に体験できたわけです

 

何だかとんでもなく

いいことが起こりそうな気がします

今日も全国のあちこちで

地震から 601 日目

豪雨から 337 日目

 

今日も生徒たちは全国を飛び回って

被災地の現状を伝えています

 


【高校生ボランティア・アワード2025全国大会】

主催は「風に立つライオン基金」様

若き日の柴田紘一郎医師をモデルに

「風に立つライオン」を作曲したさだまさしさんは

2015年に映画化された際に映画のロケに同行し

初めて踏んだケニアの地での

献身的に活動する日本人女性医師との邂逅を機に

「途上国や被災地で頑張る

 『偉大な志=風に立つライオン』を応援したい」

と同基金を設立されました

 

今回は

全国から108団体の応募があり

その中で本校が選ばれ

「ブース発表」させていただけることとなりました

中村輝人さんと

左手(さて)ナタコーンさんが発表します

 

高校を休学してオーストラリアで暮らしていた

中村さんは今回の震災を機に急きょ帰国して復学

その後高校に籍を置きながら

被災地復興のために

自ら被災地視察ツアー団体を立ち上げ

被災地の現状を発信し続けています

 

左手さんも中村さんに賛同して

幼少時代に故郷のタイで見た

海辺の野外映画館が忘れられず

被災地のみんなを励まそうと

自ら映画会を開催するなど

活動を続けています

 

ふたりは23〜24日の両日

新宿住友ビル三角広場において

ブース発表をしています

ぜひお越しください

 


【SDGs防災セミナー】

主催者は仙台大学さん

昨年「震災復興東北研修」で生徒が訪れたとき

学校あげてお迎えしてくださり

激励して送り出してくださった

多賀城高校さん

そちらで長年教鞭をとられた後

退職され仙台大学に移られた

小野敬弘 元校長先生が中心となって

企画運営された

地域防災人材育成プログラムの一環です

 

今回は輪島高校と多賀城高校さんのほか

阪神淡路大震災を経験された

兵庫県立舞子高校さんも参加され

災害の教訓を伝承していくことの大切さを

再確認しました

 

 

 

 

 

 

本校からは川口はるひさん 小住優大さんが参加

 ◯ 長期化している復旧の様子

 ◯ 復興への取り組み

 ◯ そして未来に目を向ける『街プロ』

についてプレゼンしました

 

会場で目立ったのは

おじいちゃんおばあちゃんの姿

東日本大震災の教訓を後世に伝えていく

何年も過ぎているにも関わらず

その意識の高さに驚きました 

出来杉くんからのび太の時代へ

地震から 600 日目

豪雨から 336 日目

 

新しい時代の教育とは?

 

大切になってくるそのひとつは

学校の外に出て社会といかに関わるか?

AIはそのためのツールです

 

IQ( Intelligence Quotient )から

SQ( Society Quotient )へ

 

出来杉くんから

のび太の時代へ

 

テクノロジーの進化に対して

それを楽しめる人と恐怖を感じる人がいます

時代に求められる方はどちらか?

答えは明白です

 

そんな人材を育成すべく

OECD(経済協力開発機構)の支援のもと

明石にある青楓館高等学院さんと協力して

学校をまたいだ部活動『AI部』を展開しています

 

 

 

 

 

 

そこでは学校が社会や企業の協力を得ながら

 ① 原体験をつくること

 ② 持続できる環境を整えること

 ③ 目標を持たせること

 を目指しています

 

防災分野でのAI活用について

衆議院第一議員会館で開催された

『教育AIサミット2025』において

発表をしてきました

テーマは「防災とAI」

 

青楓館高校さんからは

過去の教育から学び最適な防災を実現するために

『防災ナビゲートAI』が提案されました

このアプリでは

家庭内での話し合いを活発化するために

次のふたつの機能を持たせています

 

① 防災すべきトピックの選択

 「備蓄や準備について」

 「被災後の行動について」

 家族内で話し合っておくべき内容が

 整理されています

 

② AIによる要約とリマインド機能

 話し合った内容をAIが要約して保存します

 実際に被災すると電波事情が悪くなり

 ケータイがただの箱となりますが

 オフライン状態でも利用できるようになっています

  

本校からは

2年生の辻 姫花さんと山瀬 大貴さんが

AI備蓄品支援アプリ『そなれこ』を提案しました

「備える」×「レコード」で『そなれこ』

 

 

 

 

 

 

被災体験に基づく

実際のニーズを踏まえた機能設計になっています

まずは家族構成やライフスタイルを分析して

必要な備蓄品とその数量を提案します

それはそのままオンラインで購入できます

さらには購入品の賞味期限を管理し

ローリングストックを実現するための

レシピの提案もしてくれます

 

『AI部』では

これらを単なる提案で終わらせず

自分たちで開発して社会実装させます

 

野球の甲子園

サッカーの国立競技場

それぞれの部活動には憧れの舞台があります

AI部にもその舞台が準備されています

 

来る10月10日

大阪・関西万博Expo2025メッセ「WASSE」において

全国大会が行われます

『AI部』がない学校でも

個人でも

出場できます

本校も予選突破を目指してがんばっています 
 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間21日(木)深夜11時

現地時間同日朝8時

 

乗り継ぎのロサンゼルス空港に到着いたしました

生徒はみな元気に空港でショッピングをしています

 

 

 

 

 

 

 

 

これから羽田空港行きの飛行機に搭乗します

PTA全国大会

地震から 599 日目

豪雨から 335 日目

 

PTAの全国大会が三重県で開催されています

全国からPTA役員の皆さんが

一堂に会します

 

 

 

 

 

 

震災前に石川県で開催され

その時お手伝いしましましたが

何だか遠い過去の出来事のような気がします 

 

 

 

 

 

 

本来PTAの役員の皆さんで

参加すべきところではありますが

現在本校では役員の人選すらままならず

会長さんも

災害復興で手が回らない中無理を言って

お名前だけ入れさせてもらっている状態です

ですので今年は校長ひとりで参加してきました

 

本校PTAはそういう状態ではありますが

お母さま方で知恵を出し合って

炊き出しなどのできることを

楽しんでできる範囲で活動しています

文化祭にも出店していただく方向です

お手伝いを希望される方は

ぜひ学校までご連絡ください

 

一日目の日程終了後

伊勢神宮まで足を運んでみました

 

 

 

 

 

 

伊勢神宮には内宮と外宮があります

内宮は天照大神を

外宮は豊受大神を祀った神社です

豊受大神は天照大御神に食事を捧げる「御饌都神」

祭祀の順序に従って

外宮から内宮へ参拝するのが一般的です

 

 

 

 

 

 

伊勢神宮では20年に一度

式年遷宮が行われます

社殿と神宝を新調して

大御神にお遷り願う

神宮最大のお祭りです

これは天武天皇のご発意により始まり

次の持統天皇4年(690年)に

第一回が執り行われました

以来約1300年の長きにわたり伝えられています

 

次回は令和十五年に第六十三回式年遷宮

その最高潮『遷御』の儀が

執り行われることになっており

すでにその準備が始まっています

 

 

 

 

 

 

 

輪島高校でも今年秋に

仮設校舎への『遷舎』の儀が

執り行われることになります

不便な仮設校舎への移動であっても

こう言えば何となく厳かな感じがして

新しい時代への期待が高まりますね

 

 

 

 

 

 

『式年遷宮』で取り壊された神殿

そこに用いられていた心柱などの木材は

次の二十年間は神宮へ渡る橋と鳥居

 

 

 

 

 

 

その次の二十年間は伊勢街道に並ぶ神社の鳥居

さらにその後は全国に散らばるお社の改築材として

末永く活用していくのだそうです

 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間20日(水)午前9時

現地時間19日(火)夕方6時

 

ユタ州での生活の最終日が終了しました

今日もBYUに訪れ

午前中は職員の方に

キャンパス内を案内してもらいました

 

キャンパス内にある建物は

ほぼ人物の名前になっており

大学やキリスト教会に

大きな影響を与えた人だそうです

BYUのオープンキャンパスに来た様な雰囲気でした

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は学食でランチをとり

BYUの中の売店でお土産を購入しました

学食も売店もビックスケールでした

売店の中には日本のお菓子も売られていました

 

 

 

 

 

 

 

午後からは

farewell(お別れ) partyを開くための

準備をしました

焼きそば 牛丼 お好み焼きをみんなで作って

お世話になったホストファミリーに振舞いました

 

 

 

 

 

 

 

 

明日

飛行機の時間の都合で

家を出るのが早朝4時になります

そのためホストファミリーとお別れをするのが

今晩ということになります

みんなお世話になった宣教師やホストファミリーに

手紙を書いたりプレゼントを用意したりして

最後の別れを惜しみました

 

またアメリカに行って

みんなと再会することができますように

 

生徒たちは英語力が向上しただけでなく

率先して自ら行動する力も身につきました

本当に頼もしい限りです

魅力的なアプリを開発するには?

地震から 598 日目

豪雨から 334 日目

 

夏季補習後半戦が始まっています

 

 

 

 

 

 

9月1日にいきなり学校に来いと言われると

なかなか足が向かなかったりします

そう言った意味で

このアイドリング期間はいいですね

学校に行くのに苦痛を感じている生徒さんは

この期間にとりあえず一回出ておいで

いきなり授業が始まると思うと

気が重くなるけど

友達と顔合わせるだけで

スッと気持ちが軽くなるよ

文化祭の準備に来るだけでもいいから

 

 

 

 

 

 

地震で校舎が傾き使用できない部分が

全体の3分の2を占めるため

現在教室を仕切るなどして

3分の1の校舎で工夫しながら

授業をしています

 

 

 

 

 

 

 

 


「北陸SDGs総合研究所」から

武田幸男様と皆口みちこさま

併せて

「株式会社IRODORI」から

谷津孝啓様が訪れてくださり

生徒によるアプリ開発支援に関する

ご提案をいただきました

 

 

 

 

 

 

アプリ開発に携わると

自分が開発したアプリで

多くの人が喜ぶことを実感できます

自己肯定感の高まりを期待できます

 

よいアプリを開発するための必要条件は

「周りの人を観察する力」だそうです

独りよがりの人に

良いアプリを開発できるはずがありません

人格の形成といった視点でも

大きな成果を得ることができそうです

 

 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間19日(火)午前9時

現地時間18日(月)夕方6時

 

今日は旅の目的であるBYUに訪れました

まず看護学部の棟に向かいました

BYUの看護学部は教員の数が多くて

学生への指導が手厚いだけでなく

最先端の実習道具や環境が整っていました

 

 

 

 

 

 

銃乱射された現場を想定した

大規模シュミレーション実習が行われました

60人くらいの傷病者役としてボランティアを募って

体や床などに血のりをつけて学生たちが処置をしていきます

学生が看護師になった際にも冷静に対応できるよう

常にリアリティを求めながら行っているそうです

血や吐瀉物にはスプレーで匂いをつけてあります

階段で倒れている患者さんを学生たちで運んだりします

 

 

 

 

 

 

その後は

イエス・キリスト教会の十二使徒定例会のメンバーである

ゲリット・W・ゴング長老の講演を聞きました

現地の方は生涯学び続けることにも一生懸命で

会場はライブ並みに混んでいました

 

 

 

 

 

 

 

MTCといって宣教師たちを育成する施設を

特別に見学をさせてもらいました

今回の旅にもふたりの宣教師の方に

案内や言語通訳など協力してもらっています

 

今日も学びが多い一日となりました

明日でユタの生活も最後となりました

生徒たちも私もアメリカロスになりそうです

のと里山海道で「何それ!?」

地震から 597 日目

豪雨から 333 日目

 

生成AIに関する教員研修を実施しました

SoftBank さんから

5人の講師の先生をお招きしました

 

 

 

 

 

 

実際にAIを活用しての

実践的な研修となりました

 

 


昨日『のと里山海道』を走っていて

目を疑うようなものを目撃してしまいました

 

路肩にパトカーが数台

「事故かな?」と様子を見ながら

横を通り過ぎると

数人の警官に取り囲まれて

身柄を確保されていたのは

猪より大きく牛より小さい

白と茶色のケモノ

バクかアルパカか

そんな感じの

 

なぜそんなところに?

どこかから逃げ出したのでしょうか?

 

おとなしい草食動物でしょう

 

草食動物は

目が顔の両側に

人間で例えるとこめかみあたりに

離れてついています

これは360°ほぼ全方向に視野を確保して

肉食動物に襲われないよう見張るためです

そのため正面から見ると

のほほんとした顔をしています

 

それでも運悪く襲われた際には

首の筋肉を硬直させて

肉食動物の牙が入っていかないようにする

そんな術も持っています

ヒトにもその名残があって

「危ない!!」と叫ばれた時

思わず首をすくめる動きがそれです

その時の瞬間的な硬さは

牙を折るほどだそうです

 

それに対して肉食動物の目は

ほぼ正面向きにふたつくっついています

猫の顔を想像してみてください

キティちゃんやひこにゃんは正面から見ても

ふたつの目が同時に見えます

 

 

 

 

 

 

獲物までの距離を瞬時に見分け

正確に狩りをするためです

ひこにゃん恐るべし

 

さて草食動物と肉食動物の目の位置の違いは

そのまま昆虫の世界にも当てはまります

アブラムシやカメムシなど

草食昆虫はアルパカのように

正面から見るとのほほんとした顔

対してそれを食べるカマキリやクモは

獲物を狙うチーターのように

正面から見ると

なんとも恐ろしい顔をしています

 

人間にとって

作物を食い荒らす害虫は優しい顔

作物を守ってくれる益虫は怖い顔

考えさせられますね

 

ところでヒトから見ると害虫のカメムシ

私は生まれつき匂いに鈍感なので

わからないのですが

とても臭いんだそうですね

 

カメムシの匂いの成分は

ヘキサナールなどのアルデヒド類です

さあ化学選択者たちに課題です

ヘキサナールの構造式を答えなさい

たとえばエタンC26 から

Hが2つ抜けて代わりにOがくっついた

CH3CHO(アセトアルデヒド)を

エタナールといいます

ではヘキサンC614 からできた

ヘキサナールの構造式は?

 

別名へクソムシともいわれるカメムシの

匂いの素がヘキサナールだなんて

 

カメムシはこの強烈なヘキサナールを

脇の下から噴射するのだそうです

人間でいうとワキガですね

 

しかもまれに自分の匂いにびっくりして

死んでしまうこともあるそうです

憎めないやつです

 

ここでもうひとつ化学選択者へ課題

ヘキサナールは水に溶けますか?

疏水基 C511 と親水基 CHOの

大きさから推測してみてください

であるならば

カメムシの匂いは水で洗って取れますか?取れませんか?

わかりますよね!

このように教科書で学んだことは

実は使いようによっては

生活のあらゆる面で役に立っているのです

 

「数学なんて日常生活にとって何の役にも立たない」

と豪語されているあなた

自分が勉強したくない

言い訳をしているだけではありませんか?

 

「数学はスコップです」

誰かが言っていました

それそのものには何の面白みもないのですが

使いようによっては

宝を掘り出すことができるのです

 

学校で学ぶ全てのことはスコップです

多くのアイテムを高校生活で身につけましょう

 

  


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間19日(火)午前9時

現地時間18日(月)夕方6時

 

今日はまず

福祉広場のWelfare Squareを訪問しました

 

 

 

 

 

 

ここはイエス・キリスト教会(LDS教会)が

所有運営している施設で

食料・衣料・雇用などを通じて

地域社会への支援と自立支援を

提供している施設です

職員と沢山のボランティアで

成り立っています

教会を訪問した際にも思いましたが

現地の人々は自分だけでなく

相手のことも大切にするために考える

献身的な人が多いです

他にもテンプルスクエアに訪問し

オルガニストの演奏を聴かせていただいたり

現在工事中でしたが

ソルトレイクシティ神殿を見ることができました

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は

アメリカの開拓時代の生活を

観察することができる施設を訪問して

開拓者への理解を深めることができました

 

 

 

 

 

 

本日は本当に多くの施設を

視察させていただきました

明日はいよいよ

目的のBYUを訪れる予定です

万博でのプレゼン動画

地震から 596 日目

豪雨から 332 日目

 

【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療と命の尊さを学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間18日(月)午前9時

現地時間17日(日)夕方6時

 

今日は教会で日曜礼拝に参加しました

一緒に讃美歌を歌ったり

ホストファミリーのベイビーの

祝福を行ったりしました

人々のそれぞれのキリストに対する思いや

命の尊さを感じることができました

 

 

 

 

 

 

 

 

昼食はホストファミリーの家で

トルティーヤパーティーをしました

 

 

 

 

 

 

その後、Japanese partyでカレーを作り

用意したプレゼンを発表しました

特に能登の地震の被害を伝えると

現地の人々から驚いたリアクションがありました

 

 

 

 

 

 

早いもので

今日でユタの生活での日程の

半分が終了いたしました

生徒も元気で何よりです

 

 


HAB北陸朝日放送で先日紹介された

本校生徒の万博での発表の動画です

https://www.youtube.com/watch?v=QJp4Y6eFfXo

ぜひご覧になってください

ソルトレイクシティの日曜日

地震から 595 日目

豪雨から 331 日目

 

【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療を学ぶアメリカ研修の報告

 

日本時間17日(日)深夜1:00

現地時間16日(土)午前10:00

とても良い天気で気持ちが良いです

 

 

 

 

 

 

今日はジップラインとショッピングを

これから楽しむ予定です

 

 

 

 

 

 

ホストファミリーとの交流

とても楽しそうです

 

 

 

 

 

 

 


ホストファミリーの中には

日本語を勉強している人もいて

日本語で交流しているとのことでした

 

 

 

 

 

 

 

 

ツアーに参加している他校の生徒と

これから楽しみます

 

 


日本時間17日(日)正午

現地時間16日(土)夜9:00

 

ジップラインは山の標高が高いところで行い

景色もとても綺麗でした

日本にはない山や自然の景色を堪能することができました

 

 

 

 

 

 

ショッピングはTRADER JOE'Sという

アメリカのスーパーマーケットに入りました

夕食はホストファミリーとBBQを楽しみました

みんなでBBQの準備も行いました

 

 

 

 

 

 

夕食後は明日のプレゼン発表の原稿を読んで

サポーターのカーターさんに

発音などを教えていただきました

 

 

 

 

 

 

みな積極的に現地の方と

交流や会話を楽しんでいて本当に頼もしいです

 

明日は教会に行き

キリスト教の文化を理解する活動をします

ソルトレイクシティの教育は

この地区で最も進んでいます

1847年先駆者のジェーン・ディルウォースが

キリスト教会会員とその家族のために

開拓者のテントで行った教育が基になっています

 

現在でも中高生の多くが

何らかの形式の宗教教育を受けているとともに

多くの企業が学校に寄付をするなどして支援しています

 

教会のあとはJapanese partyを行い

能登の紹介や震災の影響などを

現地の方にプレゼンします

みんなで作ったカレーも振る舞う予定です

 

ソルトレイクシティはユタ州の州都で

塩湖であるグレートソルト湖に

その名が由来しています

3つの河川から流入しますが

流出河川がなく湖面からの蒸発のため

塩分濃度が高い場所で海水の10倍くらいになります

あまりに高い塩分濃度のため

ブラインシュリンプと呼ばれる

エビの一種しか生息していません

夏休み後半戦

地震から 594 日目

豪雨から 330 日目

 

半分だけジュースの入ったコップを見て

「もう半分しか残っていない」

と嘆き悲しむのか

「まだ半分もある」

ワクワクするのかで

幸福度がまるで変わってきます

 

夏休みも後半戦

残された半分でできることを考えて

ワクワクしましょう

 

夏休みに入る前に

スクールカウンセラーの先生からいただいた

メッセージを思い出してみましょう

 

【心と体を整える3つの方法】

① 朝の光を浴びて深呼吸する

 朝起きたらカーテンを開けて

 太陽の光を3分以上浴びます

 深呼吸をゆっくり3回

 鼻から吸って口からフーッと

 体内時計が整い

 幸せホルモンが増えます

② SNSとのちょうどよい距離

 寝る30分前はスマホを見ない

 通知をオフにする時間を決める

 など自分でルールをつくります

 人間関係のストレスが減り

 脳が休まり

 眠りの質や集中力がアップします

③ 1日ひとつの「小さなごほうび」

 帰ったら好きな動画を見る

 アイスを食べる

 などしたいことをひとつ決めておきます

 小さな楽しみが心を軽くして

 モチベーションが上がります

 

【集中して勉強する3つの方法】

①『場所』と『時間』のルール決め

 「ここで勉強する」と場所を決めます

 時間帯も決めます

 場所と時間を習慣化することで

 脳が集中モードに切り替わります

②「ポモドーロ・テクニック」

 25分集中→5分休憩

 のサイクルを繰り返します

 4セットごとに15分〜30分の

 長めの休憩を入れます

 『ポモドーロ』って確かイタリア語でトマト

 どんな意味があるのか調べてみたら

 考案者がトマト型のキッチンタイマーを

 使っていたからなんだとか

③「やることリスト」

 「英単語10個」「数学3問」とか

 具体的に小さく書き出します

 終わったらチェックを入れます

 達成感がモチベーションにつながります

 

完璧を目指すと苦しくなるので

そのへんはテキトーに

できたことに目を向けましょう

 

震災直後は

どんな小さなことでも

何かひとつできたら

大きく前進した気になりましたよね

あの時の気持ちを思い出して 

 

残りの夏休み楽しみましょう!

 

 


【ソルトレイクより愛をこめて】

災害医療を学ぶアメリカ研修の報告

乗り継ぎの空港ミネアポリスに到着しました

 

 

 

 

 


無事、税関もクリアしソルトレイクシティに向かいます

 

 

 

 

 

 

生徒たちも皆元気です

10時間のフライトの中では

夏休みの課題にも取り組んでおり

そのおかげで飛行機内に

課題を置き忘れてしまった人もいました

 

 

 

 

 

 

今はアメリカの空港で

ショッピングを楽しんでいます

 

 

 

 

 

 

日本時間の11:00AM 

ソルトレイクに到着しました

日本との時差は15時間

現地では夜の8時です

 

 

 

 

 

 

夕飯は有名なハンバーガー店の

ハンバーガーセットを食べました

 

 

 

 

 

 

アメリカに向けて

地震から 593 日目

豪雨から 329 日目

 

6日 広島平和記念日

9日 長崎原爆の日

12日 日航機墜落のあった日

8月は3日おきに

命の大切さを考える日が続いて

そして今日15日は終戦記念日

 

昭和天皇が玉音放送を通じて

国民に「休戦」を語りかけたこの日を

日本では終戦記念日としていますが

事実上日本が降伏した日は

ポツダム宣言を受諾した

前日の14日です

 

アメリカでは

日本が降伏文書に調印した9月2日を

“対日戦勝記念日”としており

世界的にもそのように定めている国が一般的です

 

 中国や台湾ではその翌日の9月3日を

『抗日戦争勝利記念日』としています

 

沖縄県では6月23日を『慰霊の日』と定め

沖縄戦で亡くなった全ての犠牲者を追悼し

平和を祈念します

この日は

日本軍の組織的な戦闘が終結した日です

 

修学旅行で沖縄を訪れた時に

ガイドさんから

『島唄』の本当の意味を教えてもらいました

 

『でいご』は

春から初夏にかけて赤い花が咲きます

 

 

 

 

 

見事に咲いた年は

天災に見舞われるという言い伝えがあります

 

そして『ウージ』はサトウキビのこと 

 

「でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た」

(春でいごの花が咲く頃米軍が攻めてきた)

 

「でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た」

(でいごが咲き誇る初夏になっても攻撃は止まず)

 

「ウージの森で あなたと出会い」

(サトウキビ畑で愛するあなたと出会い)

 

「ウージの下で 千代にさよなら」

(サトウキビ畑の下の洞窟で永遠の別れとなった)

 

「でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ」

(でいごの花が散る頃全てが終わった)

 

「島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ」

 

そんなこんなの8月15日

災害医療を学ぶために

生徒2人と養護の栃木先生が

アメリカへと渡りました

8日間の日程で

ユタ州のブリガムヤング大学で

学んできます

 

 

 

 

 

 

引率の栃木先生からのお便りです

「ただいま羽田空港で搭乗手続き等が終了し

 あとは16:20から飛行機に乗るだけとなりました

 みんな元気そうで盛り上がっています

 10時間ほど飛行機に乗り

 ミネアポリス空港で乗り継ぎます」

甲子園とAIと

地震から 592 日目

豪雨から 328 日目

 

野球部が仙台育英高校さんの応援に

甲子園まで来ました

 

 

 

 

 

 

発災以来元気づけるために

仙台まで招待してくださったり

ずっと寄り添っていてくださいました

その時の友情のパネルや千羽鶴が

生徒玄関に飾ってあります

 

2回戦突破おめでとうございます

どうかこのまま勝ち進んで

真紅の大優勝機を手にしますように

 

 

 

 

 

 

来年は自分たちもこの場で戦うことを誓って

 

 


また別のグループも

「その好奇心に火をつけろ」

神戸AIサマーフェスティバル

に参加しています

 

 

 

 

 

 

「街プロ」のAI研究グループ

北村篤太郎さんと浦皐大さん

 

 

 

 

 

 

AIを活用しての

被災地における安否確認システムの

アイデアを提案しました

兵庫県の青楓館高校さんと

オンラインでワークショップを

積み重ねてきたその成果です

 

AI研究における第一人者

東京大学の松尾 豊 教授のお話を

伺うことができました

 

 

 

 

 

 

能力の高いGPT-5 がリリースされました

GPT-4 を返せという声が

少なくないそうです

せっかく自分の好みにカスタマイズしたのに

リセットされてしまうからだそうです

このことは

AIがすでに生活の一部になりかけた人が

一定数存在する

そして多くの人が感情を持ってAIに接したい

と願っていることを表しています

身近に人に寄り添うAIの開発が求められています

 

このことは日本のお家芸です

現在DXで世界に遅れをとっている日本ですが

いよいよ日本の出番です

 

 


誰もが簡単に情報を発信できる現代において

フェイクニュースに騙されないために

 ① 信頼できる情報源からの情報であるかを確認する

 ② 複数の情報源から情報を集め比較検討する

 ③ 感情的な情報や憶測に基づいた情報に惑わされない

などの心がまえが必要です

 

今年は戦後80年

 

日本財団より

18歳意識調査の結果が発表されました

次代を担う若者の戦争に関する学習経験や

この国が目指すべき今後の国づくり

などに関する調査です

 

学習経験については約95%が「学んだ経験がある」

そのうち3人に2人は「授業で学んだ」と答えました

また30%超が

「資料館・記念館・博物館への訪問」

をしたことがあると回答しています

 

これからの日本が目指すべき国づくりでは

「自由で平和な国」が40%を超え1位

「経済に強い国」が2位

「災害に強い国」が3位でした

 

このような国を実現するためには

歴史を正しく認識し

正確な知識を得ることが大切です

 

私自身

今回の韓国研修をきっかけとして

戦争についてもう一度学び直しています

 

中国の立場だったら?

朝鮮の立場だったら?

ソ連の立場だったら?

 

以下は

社会科が大の苦手な私が

にわかに得た知識をもとに書きますので

先述の①〜③を意識して読んでください

 

まずソ連

高校生のみなさん

ロシアは昔ソ連と呼ばれていたんですよ

ユーラシア大陸の北側に位置するソ連は

北極海に面した港しか持っていません

冬になると凍って使い物になりません

 

そこでソ連は凍らない港を求めて

南下政策をはじめます

黒海

バルカン半島

中央アジア

東アジアなど

南方地域での勢力拡大を狙います

ウクライナへの攻撃もこのひとつです

 

朝鮮半島もターゲットのひとつでした

 

日本の立場に立ってみましょう

朝鮮半島がソ連のものになれば

日本列島の土手っ腹に

刃物を突きつけられた形となります

 

そこで日本も大陸への侵攻を始めます

中国での権益を求め

関東州に軍を置きました

「日本は中国大陸なんか求めていない

 日本人が中国を侵略したのはウソだ

 中国がテロ工作をしてくるから

 自衛戦争としてどんどん行ったのだ」

とする主張もあります

 

それに対して

「中国が日本に攻めてきたのなら自衛戦争だが

 侵略してきた他国の軍に対抗することは

 自衛の権利であって

 それをテロ工作というのはおかしい」

とする主張もあります

 

双方の意見をよく聞いて

それぞれが自分で考え判断することが

AI時代に求められる力なのです

 

当時の日本はこの侵攻を

『戦争』とは呼ばず

『事変』と呼んでいました

 

『戦争』は宣戦布告を伴う武力闘争

『事変』は宣戦布告を伴わない非常事態です

 

日本は1928年に

「戦争をしない」ことを全世界に宣言する

『不戦条約』に調印していたこと

さらには当時の重要な石油輸入先であったアメリカが

戦争当事国には物資を輸出しない立場だったことにより

『戦争』と認めると石油が入ってこないことが

『事変』と言い張っていた理由です

 

しかし真珠湾攻撃を機に

「大東亜戦争」

この戦いをそう呼ぶようになりました

「大東亜共栄圏」を掲げ

アジアの解放を目的としたからです

 

しかしながら戦後になって

この呼称は帝国主義的だから

『太平洋戦争』と呼ぶようにと

アメリカから求められました

でもそれでは

日中戦争がなかったものになってしまう

ということから最近では

『アジア太平洋戦争』と

呼ばれるようになっています

 

このように歴史は

時代とともに塗り替えられていきます

誤った方向に塗り替えられることのないように

我々は学び続けなければなりません 

能登半島道路状況

地震から 591 日目

豪雨から 327 日目

 

名城大学附属附属高等学校の皆さんが

被災地の学校を訪れてくださいました

学校の現状を案内し

屋上から市内の様子を

望んでもらいました

 

 

 

 

 

「名城大学附属高校さんといえば

 ものすごくやり手の先生と

 昔お逢いしたことあるんですよ

 名前なんとおっしゃってたかな?」

なんて話を引率の先生にしたところ

なんと現在の校長先生でした!

 

 


お盆真っ只中ではありますが

仮設住まいなどで

学習環境の整っていない生徒のために

教室を開放しています

 

 

 

 

 

 

蝉時雨の中

ひたすら努力しています

 

 


能登半島の各地に爪痕を残した

大雨もおさまり

青空が広がりました

 

道路状況を調べに回りました

 

流れて来た土砂で

海が茶色に染まっています

 

 

 

 

 

 

そのまま千枚田方面へ向かいます

 

 

 

 

 

 

ところがここで通行止めです

(13日午前11時現在)

 

 

 

 

 

 

輪島方面へ引き返します

 

柳田経由で町野に入れないか

チャレンジしてみます

 

柳田までは通れました

昨年氾濫した町野川

 

 

 

 

 

 

依然水位は高いままです

 

昨年やられた場所

 

 

 

 

 

 

今回さらに崩れたようです 

 

柳田経由だと町野に入れます

(13日午後1時現在)

 

昨年浸水の被害のあった

東陽中に来てみました

 

 

 

 

 

 

外から見た限り

今回の被害は大きくなさそうです

 

ヘリが宙を舞っています

 

 

 

 

 

 

不明者の捜索でしょうか?

 

昨年町野と並んで被害の大きかった

大谷に向かってみます

 

海岸線はおそらく通行止めなので

山道を攻めてみます

 

 

 

 

 

 

ここ寺山地区には

震災後はじめて足を踏み入れてみます

 

 

 

 

 

 

未だに崩れた崖と土砂の隙間を縫って

車1台やっと通れる程度の道です

 

途中で通れなくなりました

 

 

 

 

 

 

先日見た北朝鮮との国境を思い出しました

 

柳田まで戻って飯田回りで行ってみます

 

道路に崩れてきた土砂を

片付けずにそのまま固めて

片側通行で通れるようにしてあります

 

 

 

 

 

 

 

飯田に入りました

これどうなっているか

ずっと気になってはいたんです

 

 

 

 

 

 

全ての枝が下に向かって伸びている

たいへん珍しい杉『逆さ杉』です

震災があっても見事な枝ぶりで健在でした

 

飯田から大谷峠へは通行止めです

 

 

 

 

 

 

上黒丸方面へ迂回です

 

細い山道を潜り抜け

大谷まで辿り着きました

 

 

 

 

 

 

至る所で山が決壊し

水が溢れていました 

 

大谷川の河口です

 

 

 

 

 

 

今はまだ土嚢がうずたかく

遠くの山肌を見るのも痛々しくて

おぞましいほどに茶色い水が流れて

 

それでもいつの日にか再び

この川いっぱいに

こいのぼりが泳ぎますように

18:15 HAB見てね!

地震から 590 日目

豪雨から 326 日目

 

HAB北陸朝日放送さんから

高校野球夏の県予選の番組のリンクを

送っていただきました

https://sports.yahoo.co.jp/video/player/21749558

番組中盤に

輪島高校の平田くん

そして共に震災と闘ってきた

日本航空高校の女子マネージャーさんの

特集が組まれています

見ているだけで胸が熱くなってきます

どうぞご覧ください

 

また同じくHABさんの番組『ふむふむ』で

本日午後6時15分から

本校生徒が

大阪・関西万博で発表している様子が

特集にて放送されます

こちらもぜひご覧ください

 

 


本校ご出身の

木棚 照一 様 まり子 さま ご夫妻より

書籍の寄贈をいただきました

 

 

 

 

 

 

照一様は立命館 早稲田 名古屋学院大学で

ご研究なさり

現在次の書籍出版に向けて

所沢の別宅で執筆をなさっています

 

書籍の中で

「地域的に生じる問題を話し合いで解決し

 これを国連などの世界的な国際機関に

 反映することを通じて

 21世紀の新しい世界秩序を形成して行く以外には

 人類の未来はないようにさえ思える」

と語っていらっしゃいます

 

奇しくも同様なことを実感して

韓国から帰国した私にとっても

たいへん力付けられる書でした

 

図書館に置いて

ぜひ生徒の皆さんにも

読んでもらおうと思います

 

ありがとうございました

世界平和

 

地震から 589 日目

豪雨から 325 日目

 

生徒及び保護者の皆様へ

今回の大雨により被害のあった場合は

学校までご連絡ください

 

またお盆期間中は学校閉庁日

とお伝えしてありますが

学習場所として一部を解放します

詳しくは一斉メールにてお知らせします

 

 


「教師生活25年

 こんなに嬉しい日はない!」

と涙する先生が

『ど根性ガエル』に登場していましたが・・・

(同世代の方にしかわからない話ですね)

 

自分自身

教師生活40年

ずっと変わらず心の底に流れているのは

『世界平和』

です

 

何を大それたこと

とお笑いのことと思いますが

偽らざる真実です

 

戦争に敗れたその日から

その惨状を伝えることで始まった

我が国の平和教育は

憲法に盛り込まれた平和主義の原則が

その原点となっています

 

終戦の2年後に制定された教育基本法には

「平和的な国家及び社会の形成者」

の育成がその目標に謳われています

 

私が教師に採用された頃に耳にした

「教え子を再び戦場に送るな」

日教組のスローガンは

強いもの大きいものに立ち向かうことを

何よりもかっこよく思っていた

当時の私にとって輝いて見え

文部省と日教組の対立に

のめり込んでいくのでした

 

しかしのめり込めばのめり込むほど

肝心の子供達を置き去りにして議論していないか?

政治利用しようとしているだけでないか?

違和感を覚えるようになり

 

しまいに高教組を脱退しました

辞め方がわからなかったので

銀行口座を解約して

組合費の引き去りができないようにして

組合費滞納による除名処分という荒技に出ました

おかげで給料の振り込みや各種支払いもできず

不便な毎日ではありましたが…

当時の事務の方にもご迷惑をおかけしました

ごめんなさい

 

日教組と文部省の対立について

「低迷を招く一因となった」と

東京女子大 竹内久顕 准教授は

その著書の中で述べていらっしゃいますが

同感です

 

近くて遠い隣人

韓国と共に手を携え

仲良くできたらいいのにな

という思いをずっと持っています

 

今の若い世代は

日本人は韓国のエンタメやコスメに魅力を感じ

韓国人は日本のアニメに夢中です

 

生徒同士の交流を見ても

すぐに仲良くなれています

この子らが中心となる時代には

ずいぶん変わっているのかな

と期待をしています

 

日本人が戦争中に韓国の方々にしたこと

きちんと謝って

 

韓国人も

日本人が原爆を落としたアメリカに対して

いつまでも恨みを言わず仲良くしていることを

見習ってくれれば

 

過去の忌まわしい歴史は過去のこととして

新しい友好関係を築くことができるのに

と単純に考えていました

 

今回韓国に視察旅行に行き

そんな単純なものではないのかも

と従軍慰安婦像を目の当たりにして

実感しました

 

韓国に根強い儒教思想

年上の方を敬う厳しい上下関係

日本に文化を伝えたのは我々だという自負

その我々に侵略戦争を仕掛けるとは!

そういったものを感じました

 

難しい道のりではありますが

韓国との協力の大切さを

若い世代に伝え続けていきたい

と切に願った研修旅行でした

 


昨年度文化祭に来てくださった

軽トラ市のみなさん

今年もやってきてくださいます

https://s-wajima-asaichi.com/news/4040/

안녕하세요最終日

地震から 588 日目

豪雨から 324 日目

 

안녕하세요 の 『요』

これまでに

『안』は『アン』

『녕』は『ニョン』

『하』は『ハ』

『세』は『セ』

と発音することを学びました

もうお分かりですね

 

このようにハングルは

ルールに従った表記なので

少し練習すれば読めるようになります

そして日本語と韓国語は似ているので

読めると意味のわかるものも出てきます

今日は最後に練習問題をしてましょう

 

その前に復習を

まずは母音

『ㅏ』『ㅓ』『ㅔ』『ㅜ』『ㅗ』『ㅐ』はそれぞれ

 " a "    " o "   " e "   " u "    " o "   " e " です

次に子音

『ㄴ』『ㅅ』『ㅂ』『ㄷ』『ㄱ』はそれぞれ

  " n "   " s "   “ p ”    “ t ”    “ k ” です

 

【第1問】この店は?

 

 

 

 

 

 

① 新しい記号 『ㄹ』は " r "

② ちょっとややこしいルールを

 『ㅂ』『ㄷ』『ㄱ』は1文字目だとそれぞれ

 “ p ”  “ t ”  “ k ” と発音しますが

  2文字目以降だと

   “ b ”  “ d ”  “ g ” に変わります

  2文字目以降に

   “ p ”  “ t ”  “ k ” と発音させたいときには

 『ㅍ』『ㅌ』『ㅋ』と書きます

③ 読んでみましょう

 「ren to ka」

④「レンタカー」でした 

 

 【第2問】ここはどこ?

 

 

 

 

 

 

『ㅡ』は "i" の口で "u" と発音します

読んでみましょう

「pu du ko tu」

韓国語には長音(伸ばす音)がないので

適当に伸ばしてみましょう

「プードゥコートゥ」

ここは

「フードコート」でした

 

【第3問】ここはどこ?

 

 

 

 

 

 

『ㅣ』は " I "

『ㅊ』は “ch” です

読んでみましょう

「ser pu che ku in an ne」

ここは

「セルフチェックイン案内」でした

 

【第4問】難しいよ

 

 

 

 

 

 

① 大統領博物館の展示物です

② 文字の部分を拡大してみます

 채스 새트 러시아 대통령

③ 読んでみましょう

 「che su se tu ro si a te ton ryon」

 ロシアの大統領から送られた

 チェスセットでした

 

ちなみに「3500ウォン」を

韓国人と日本人が発音すると

ほぼ同じに聞こえるそうです

 

안녕하세요4日目

地震から 587 日目

豪雨から 323 日目

 

韓国の中部

忠清南道(チュンチョンナムド)の扶余(プヨ)は

韓国・三国時代の百済(ペクチェ)の

最後の都が置かれたところです

 

最近の教科書では(ペクチェ)と

読ませているようですが

昔は(クダラ)と呼んでいました

百済をどう読めば(クダラ)?

という気がしますが

昔の読み名にその由来があるそうです

昔は(クンナラ)とこの地を呼んでいました

「クン」は「大きな」

「ナラ」は「都」

もしかして「奈良」も

ここから名付けられたのでしょうか?

 

百済から日本に渡った曽我氏は

娘を天皇の妃として嫁がせることで

日本での地位を確立していきます

 

百済から渡ってきたもの以外は

良いものではないという意味で

「くだらない」という言葉が生まれたとか

これは韓国のガイドさんの話です

私は「京都から江戸へ下らないようなもの」

が語源であると今まで認識していましたが

諸説あるようです

 

「さらば」という言葉も

百済の「生きてまた会おう」という意味の

「サラソブジャ」という挨拶が

語源なんだとか

  


まずは百済特別団地に行きました

 

 

 

 

 

 

 

 韓国最大の歴史テーマパークです

 

 

 

 

 

 

 

百済時代をそのまま再現しています

 

 

 

 

 

 

 

百済時代の宮殿を再現した「泗沘宮(サビグン)」

 

 

 

 

 

 

 

五重の塔もある「陵寺(ヌンサ)」

 

 

 

 

 

 

 

そのほか

「古墳公園」

「展望」

「生活文化村」

「慰礼城(ウィレソン)」の

計6エリアに分かれており

テーマごとに百済時代が

感じられるようになっています

 


定林寺址へ行きました

 

 

 

 

 

 

 

約700年間存続した古代王国百済

 

 

 

 

 

 

その最後の都の寺院群で

ユネスコ世界遺産です

 

 

 

 

 

 

 

五層石塔は素朴な美しさを保っており

木造建築技法を石材で精巧に再現し

百済人の優れた芸術性を示しています

 

 

 

 

 

 

  


国立扶余博物館へ行きました

 

 

 

 

 

 

百済文化が最も華やかに花開いた時期の

精巧で穏やかな仏教美術品を

今に伝えます

 

 

 

 

 

 

 

国宝の香炉です

 

 

 

 

 

 

蜂の巣を鋳型として青銅を流し込んで

作ったそうです

 

古代日本と韓半島の

文化的交流を伺える遺物も

 

 

 

 

 

 

 


안녕하세요 の 『세』

これまでに母音について

『ㅏ』『ㅗ』『ㅜ』『ㅓ』がそれぞれ

『あ』『お』『う』『オ』の音を

表すことを学びましたが

ハングルには合成母音があります

와 (wa):ㅗ (o) + ㅏ (a) = [wa] (ワ)

워 (wo):ㅜ (u) + ㅓ (o) = [wɔ] (ウォ)

애 (ae):ㅏ (a) + ㅣ (i) = [ɛ] (エ)

에 (e):ㅓ (o) + ㅣ (i) = [e] (エ)

ですので『세』は『セ』と

発音します 

안녕하세요3日目

地震から 586 日目

豪雨から 322 日目

 

 오늘 아침 산책(今朝の散歩)

 国立中央博物館を訪れました

 

 

 

 

 

 

国立ハングル博物館は現在改装中で

庭園までしか入れませんでした

 

 

 

 

 

 

 

街を歩くといろいろな発見

 

 

 

 

 

 

横断歩道では

歩道の縁石が

信号のように緑や赤に光ります

 

 

 

 

 

 

 

Harry Potter は「魔法処」と訳されています

 

海外旅行に行くと

現地の新聞を買うのが楽しみのひとつです

ところがコンビニに行っても売っていません

韓国ではデジタル化が進んでいて

紙媒体の新聞がコンビニでは売れないようです

駅の売店へ行ってようやく入手しました

 

 

 

 

 

 

 


金景一教授の講演をお聞きしました

 

昨年シリコンバレーで5万人以上の

技術者が解雇されています

彼らの特徴は

「自分と少しだけ違う人との協力ができない」

 

AIはパターンを持つものを

結びつけるのは得意ですが

パターンのないものに出会うと

たちまちバグります

 

AI が得意とするのは

A + B = A B AB

の計算ですが

人間の脳は

A + B = A B AB の他に

Cを生み出すことができます

 

こちらは韓国のある居酒屋の看板です

ハングルにひらがなやカタカナを組み合わせた

不思議な文字です

 

 

 

 

 

 

韓国・日本両国から大人気です

 

AとBからCを生み出す練習をしてみましょう

 

 

 

 

 

 

この届きそうで届かないふたつの紐を

ハサミを使ってつなぐには

どうすればいいでしょうか?

AI はハサミで切ることしか思いつきませんが

人間の脳は

両側の紐をハサミの持ち手に

それぞれ結んでつなぐ方法を思いつきます

 

ちょっとだけ違う人が協力すると

AとBからCを生み出すことができるのです

まさにそれが日本と韓国の関係なのです

 


世宗(セジョン)特別自治市を視察しました

大韓民国中部に位置する特別自治市。

ソウルの過密化を解決し

国土の均衡発展を実現するため

大韓民国中部に造られた

政府機関が位置する韓国第三の都市です

 

市の名称は

国民公募を通じて選定され

李氏朝鮮第4代国王世宗の名にちなんでいます

政治の中心であり観光色が強くないので

ソウル市民に訊いても

訪れたことがないと

いう方がほとんどでした

 


国立世宗樹木園に行って来ました

 

 

 

 

 

 

韓国初の都心型樹木園です

 

 

 

 

 

 

地中海から熱帯植物まで観察できます

 

 

 

 

 

 

韓国伝統の美を表現した

伝統庭園や盆栽園も見所です

 

 

 

 

 

 

3000種弱の植物遺伝子も保存しています

 

 

 

 

 

 

四季を通じて多彩な自然の姿を

楽しむことができます

 

 

 

 

 

 

 


大統領記録展示館に行きました

 

 

 

 

 

 

建物の形は

大統領が調印するハンコをイメージしています

 

歴代大統領に関する記録や贈り物を展示しています

 

 

 

 

 

 

ただ大統領が公開を拒否したものについては

30年間は公開できない規則になっています

 

 

 

 

 

 

 

 大統領が乗っていた歴代専用車

 

 

 

 

 

 

 

大統領の執務室なども展示してあります

 

 

 

 

 

  

 

韓国の現代史を体験しました

 

 

 

 

 

 

 


안녕하세요 の 『하』

これまでに母音について

『ㅏ』『ㅗ』『ㅜ』『ㅓ』がそれぞれ

『あ』『お』『う』『オ』の音を

表すことを学びました

今日は子音を学びましょう

『ㄱ』『ㅅ』『ㄷ』『ㄴ』がそれぞれ

『か』『さ』『た』『な』行を表します

したがって

『가』は『か』

『소』は『そ』

『두』は『とぅ』

『너』は『ノ』と読みます

『두』は『つ』ではなく『とぅ』なのですね

 

ここにも日本人の常識を覆す事実が…

「たちつてと」は実は

音声学的にはかなり無茶苦茶で

3種類の発音が混在しています

口の動きに注目してみてください

「た」「て」「と」と

「ち」と

「つ」はそれぞれ舌の形が違います

これを厳密に並び替えると

「た てぃ とぅ て と」

「ちゃ ち ちゅ ちぇ ちょ」

「つぁ つぃ つ つぇ つぉ」

同じことが

「ざ ずぃ ず ぜ ぞ」と

「じゃ じ じゅ じぇ じょ」

にもあって

しかも韓国には

「ざ ずぃ ず ぜ ぞ」の発音がありません

このことが

韓国人の「おはようございます」が

「おはようごじゃいます」に

聞こえる原因です

 

ところで『ㅎ』はハ行

したがって『하』は『は』と読みます

안녕하세요2日目

地震から 585 日目

豪雨から 321 日目

  

今朝は早起きして

『지하철(チハチョル:地下鉄)』に乗って

ウロチョルと散歩してみました

 

「까치(カチ)」が目の前で

「カチカチ」と鳴いてくれました

 

 

 

 

 

 

韓国では縁起の良い鳥として

昔から人々に愛されていて

鳴くと良い知らせが来る前兆だとされています

カラス科の鳥で黒いカラスよりも少し小さく

胸とお腹が白く尾が青いのが特徴です

 

セミも鳴いて

 

 

 

 

 

 

日本語と韓国語は似ているからか

鳴き声はさほど変わっていませんでしたが

日本のセミと違うのは

こんなに近づいても

逃げようともしないこと

昆虫にもお国柄ってあるんですね

 

DMZ(Demilitarised Zone)

非武装地帯へ行ってみました

 

 

 

 

 

 

 

ここが国境線

ここから先へは進めません

 

韓国と北朝鮮もとは一つの国でした

第二次世界大戦後

アメリカとソ連が関与して

朝鮮戦争(韓国戦争)が起こりました

北緯38度線を軍事境界線として

現在も終戦せず「休戦」の状態です

38度線の北朝鮮側韓国側それぞれ幅2km

合計4km 帯が「非武装地帯(DMZ)」です

戦争中であることから

韓国では兵役の義務があり

多くの若者が銃を持って

国境線を守っていました 

有刺鉄線が張り巡らされています

 

 

 

 

 

 

 

こちらは「自由の橋」

韓国戦争で捕虜となった約1万3千人が

1953年この橋を渡り南側へ帰還しました

口々に「自由だ!」と叫びながら

 

 

 

 

 

 

 

この機関車は朝鮮戦争中に被曝して

そのまま放置されていたものです

 

 

 

 

 

 

日本製です

あちこちに撃ち抜かれた跡があります

 

こんな銅像もありました

 

 

 

 

 

 

 

展望台から北朝鮮を見ることができます

大きな北朝鮮と韓国の旗が

競い合うように対面してはためいています

 

 

 

 

 

 

しかし残念ながらこれは韓国側の風景です

北朝鮮側にカメラを向けると

命の補償がないからです

 

第3トンネルへも行ってきました

これは休戦後に

北朝鮮側が韓国に攻撃を仕掛けるために

DMZの地下を秘密裡に掘り進めていた

4つのトンネルのひとつです

脱北したスパイの証言によって

建設計画が明らかになり

韓国側が開通直前で気づき

 

もし開通していたら

1分あたり30人の兵士を送り込める

トンネルになっていたそうです

トンネルの中は携帯電話等

一切持ち込み禁止なので

写真はなしです

 

ソウルの街に入ってきました

 

 

 

 

 

 

こちらは国会議事堂

 

そしてそびえ立つオフィス街です

 

 

 

 

 

 

 


안녕하세요 の 『녕』

昨日

『ㅏ』『ㅗ』『ㅜ』『ㅓ』などはそれぞれ

『あ』『お』『う』『オ』の音を

そして『ㄴ』は『n』を

表すことを学びました

短い棒が2本になって

『ㅑ』『ㅛ』『ㅠ』『ㅕ』になるとそれぞれ

『や』『よ』『ゆ』『ヨ』に変わります

昨日ア行を表すと学んだ『ㅇ』が

下につくと『ン』と読みます

つまり『녕』は『ニョン』と発音します


ここで不思議なことが

『ㄴ』も『ㅇ』も『ン』と発音します

もひとつおまけに『ㅁ』も『ン』です

実は日本人は意識していませんが

『ン』には3種類の『ン』があるのです

『ㄴ』は口を開けて舌を上の歯にあてて『ン』

『ㅇ』は口も歯も開けて喉の奥を締めて『ン』

『ㅁ』は唇を閉じて『ン』です

韓国や朝鮮の方は使い分けているのです

 

 


昨日から研修旅行で韓国に来ております

binbin@〜でのメールを確認できません

10日帰国後に対応させていただきます

お急ぎの方は携帯電話の方へ

ショートメールにてご連絡願います

안녕하세요1日目

地震から 584 日目

豪雨から 320 日目

 

韓日の国交が正常化して

60年が経ちます

韓国観光公社主催の研修に参加してきます

 

防災学習目的の観光客をいかに獲得するか

そのノウハウを学ぶつもりで行ってきます

できれば交流先の学校なんかも

見つけることができればと思っています

 

石川県の小松空港から仁川空港まで

直行便が出ています

 

 

 

 

 

 

大韓航空はモバイルバッテリーの扱いが厳しくて

航空機内での使用は禁止

バッグから出して

座席内のポケットに入れておく必要があります

 

1月に発生した旅客機火災で

モバイルバッテリーがショートした可能性が

指摘されているようです

日本でも国交省が対策に乗り出しています

予備のバッテリーパックを持ち込む際には

端子に絶縁テープを貼ったり

金属類と同じ袋に入れたりなどの

対策が求められています

 

 

 

 

 

 

こちらは仁川空港

さすがアジアを代表するハブ空港です 

 

ソウルを代表する朝鮮王朝の王宮 

「景福宮(キョンボックン)」を訪れました

 

 

 

 

 

 

チマチョゴリを召した素敵なお嬢さん方がたくさん

チマはスカート

チョゴリは上着

女性用の衣装です

男性用はパジチョゴリといいます

 

 

 

 

 

 

景福宮を象徴する正殿

「勤政殿(クンジョンジョン)」は

国宝に指定されています

 

 

 

 

 

 

天井に描かれている龍が見どころです

この龍は世界でここだけ

7本指の手足を持ちます

なぜかは謎だそうです

 

 

 

 

 

 

王宮へ至るまでの道には

石畳が敷かれていますが

わざと段差を作ったり

隙間を作ったり

歩きにくくしてあります

これはうつむいてゆっくりしか

歩けないようにして

頭を下げて王に敬意を示すように

してあるそうです

お茶室の入り口が

低く造られているのと一緒ですね

 

チャングムの誓いで

王宮を走り回っているシーンが

描かれていますが

実際にはあり得ないのだとか

 

南大門市場へ行きました

 

 

 

 

 

 

西大門と北大門はなくなって

現存するのは東大門と南大門です

 

 

 

 

 

 

東大門市場は服飾・布製品に特化しているのに対し

南大門市場は雑貨・食料品・衣類

 

 

 

 

 

 

東大門市場は深夜でもやっていますが

南大門市場は早朝から始まり夜には閉まります

 

韓国人と日本人

よく似ていますが

市場の商人は一目で日本人と見抜きます

「シマムラヨリヤスイヨ」

と声をかけられました

 

 

 

 

 

 

中には闇の両替商など

怪しいおばちゃんも南大門市場の名物なようで

「カンペキナニセモノアルヨ」

と声をかけてきます

帰国の際に罰金払わされることも

あるようなのでご注意を 

 

韓国のホテルには

歯ブラシなどアメニティがありません

 

 

 

 

 

 

環境保護のため法律で禁じられています

いいことだと思います

日本も見習えばいいと思います

 

 


ところで안녕하세요 の 『안』

『ㅇ』はア行の音を表します

その横や下につく

『ㅏ』『ㅗ』『ㅜ』などはそれぞれ

『あ』『お』『う』の音を表します

『ㅓ』は日本語にない『あ』と『お』の中間音

『あ』の口で『オ』と発音するイメージです

そして『ㄴ』は『n』の音

つまり『안』は『アン』と発音します

今日からシリーズでハングル講座を連載します

PISAの斜塔とPISA大学と

地震から 583 日目

豪雨から 319 日目

 

相変わらず校舎の一部が傾いたままです

『ピサの斜塔』状態です

 

ピサ大聖堂の鐘楼である『ピサの斜塔』

イタリア語で『Torre pendente di Pisa』

まんま「ピサの傾いた塔」です

日本語の『斜塔』

フランス語でお城のことをchâteauというので

うまいこと訳しましたね

 

『ピサ』『ピザ』発音はどっちでもよいようです

ただ日本人が『Pizza』を『ピザ』と発音するのは

イタリア人は???なんだそう

 

1173年に建設が始まった『ピサの斜塔』は

建設が始まって5年後

南側へと傾き始めます

一時的に工事が中断されたものの

約100年後に傾いたまま建設を再開しました

建設期間中も塔は少しずつ傾き続けました

 

傾いた主な原因は、建設地の地盤の弱さです

かつて海に近い湿地帯であったため

地盤が非常に軟弱だったのです

 

塔の傾きは長年にわたって少しずつ進行し

20世紀末には約5.5度にまで達し

倒壊の危険性が指摘されるようになりました

しかしその後行われた大規模な補強工事により

傾斜の進行は止まり改善されました

 

現在の傾斜角度は約3.97度とされています

これは現在原則使用禁止となっている

本校の2号棟の傾きとほぼ同じです

 

これほどまでに傾いているのに倒れないのは

塔の巧妙な構造にあります

中が空洞の円筒形で重心が低く設計されている他

約4メートルもある厚い壁が塔を支えています

 

現在はコンピュータシミュレーションを用いて

塔の構造を詳細に解析し安定性を確保しています

 

さてピサ大学と京都大学が共同で

興味深い研究結果を発表しました 

神経細胞に関する研究です

 

神経細胞は

中心部から軸索という手が伸びて

隣の細胞にシナプスという結合部分を作って

情報の伝達を行い

思考したり記憶したりしています

 

勉強をするというのは

このシナプスをたくさん作っている過程に

ほかなりません

 

たくさんシナプスを作れば作るほど

物事をしっかり考えることのできる脳に

育ちます

そして一生の中で

最も盛んにシナプスが作られるのが

15〜18歳です

 

ところがある病気の方で

うまく軸索が伸びていかない方が

いらっしゃいます

 

両大学の研究は

神経細胞の中に磁性物質を取り込ませて

体外から磁力で誘導することによって

軸索を思いの方向に伸ばすことに

成功したというものです

 

この磁性物質をパンに練り込めば

『暗記パン』を作れるじゃないですか!

万博でプレゼン!

地震から 582 日目

豪雨から 318 日目

 

いよいよ来ましたよ

 

 

 

 

 

 

 会場は外食パビリオン『宴〜UTAGE〜』

 

 

 

 

 

 

被災地から食の魅力を伝えます

 

 

 

 

 

 

『UTAGE 』は

『'85 国際 食 博覧会・大阪』をルーツに

4年に一度開催されています

 

 

 

 

 

 

「復興産地を知って食べて応援しよう」

今回「オオサカ Kizu なイチバ」を

開設してくださったのは

 

 

 

 

 

 

株式会社 グルメ杵屋 様

 

 

 

 

 

 
『わじねこシフォンケーキ』を

試食していただきます

 

 

 

 

 

 

『街プロ』イラスト班の横地さんが

つくってくれたPOP

 

 

 

 

 

 

元気に頑張っている様子もPR 

 

 

 

 

 

 

25人ずつの入れ替え制で4回

 

 

 

 

 

 

プレッシャーあったと思いますが

頑張りました

 

 

 

 

 

 

 

 


圧倒的なパビリオンの数々

 

 

 

 

 

 

とんでもないものをこしらえるもんだと感動

 

 

 

 

 

 

こら全国の工事関係者が

被災地に回って来れない訳だわと納得 

 

 

 

 

 

 

世界最大の木造建築として

ギネスにも認定された大屋根リング

 

 

 

 

 

 

一周が 2025.4 km 

 

 

 

 

 

 

万博開幕の2025年4月を表しています

 

輪島塗の『夜の地球儀』

会場の真ん中に展示してくださっていました

 

 

 

 

 

 

エサに注意

地震から 581 日目

豪雨から 317 日目

 

人間は食べれても

最悪ペットにとって死に至る食べ物があります

 

例えば犬や猫がチョコレートを食べると

・下痢
・嘔吐
・不整脈
・けいれん

を起こします

カカオに含まれる『テオブロミン』を

犬や猫は分解できないからです

 

またレーズンを食べると

24時間以内に中毒症状があらわれます

急性腎障害で死に至ることもあります

 

キシリトールを食べると

急激にインスリンの分泌され

低血糖や肝障害を引き起こします

 

ネギ類に含まれる

『有機チオ硫酸化合物』は

赤血球を壊し貧血を引き起こします

 

能登半島地震の際

ペットを連れて避難所に来られた方がいました

輪島高校避難所では

ペットをお連れの方専用の部屋を設けたのです

 

ところが困ったのはエサ

自衛隊の炊き出しが来てくださるまで

パンの支給があっただけでした

ペットフードの支給があったのはさらにその後

実は猫は小麦粉にもアレルギーを起こすのです

飼い主は

欲しそうに見つめるペットを横目に 

パンを食べるのでした

 

それを見ていた生徒が閃きました

災害時にペットにあげれる避難食があれば

人が食べるものを

ペットフードのように気軽にあげれればいいのに

  

小麦粉を使わない避難食の開発に乗り出しました

 

現在の3年生がスタートアップして

いろいろな企業様の協力を得ながら

開発に成功

これまでも色々な場所で販売してきました

 

今では後輩たちがその活動を引き継ぎ

万博会場で明日プレゼンをして

お客様に試食もしていただきます

 

またポスターと動画を

今日から8月16日まで

ご覧になっていただけます

 

今日はその準備と会場下見です

 

 

 

 

 

 

詳しくはこちら 

 https://kizu-ichiba.com/expo/kizunaichiba/fukkou/020/

 

大屋根を通って会場入りです

 

 

 

 

 

 

こちらが明日発表するパピリオン

 

 

 

 

 

 

楽しみです!

 


なんだか『濃い』お茶がブームです

 

 

 

 

 

 

『カテキン』や『カフェイン』を

多く含みます

お茶の木は

学名「カメリア・シネンシス」

緑茶・紅茶・烏龍茶

お茶には何種類かありますが

お茶の木は1種類だけです

 

『発酵』の度合いによって

お茶の種類が変わります

本来『発酵』とは

微生物の活動によって

成分が変化することを指しますが

お茶の『発酵』は

茶葉自身が持つ酸化酵素によるものです

ですので

化学的にいうと

『発酵』ではなく『酸化』です

 

緑茶は

葉を摘み取ったら

すぐに蒸すか煎るかして

酸化する酵素の働きを止めて

発酵しないようにします

 

一方で紅茶は

茶葉を萎れさせた後

もみほぐしたり刻んだりして

細胞を壊し

空気に充分触れさせて

一定期間発酵させます

 

烏龍茶は

軽く発酵させた後で加熱して

途中で発酵を止めます

つまり

緑茶と紅茶の中間です

 

発酵が進むと

カテキン同士が結合して

別の物質に変わるので

『カテキン』の含有量は

緑茶>烏龍茶>紅茶

の順に少なくなります

 

『プーアール茶』のように

カビをつけて実際に発酵させたものもあります

 

『カテキン』とは

赤ワインにも含まれるポリフェノールの一種で

お茶には

化学構造がわずかに異なる

4種類の『カテキン』が含まれます

『カテキン』どうしは

酸化酵素のはたらきにより結合し

最終的には

赤色の『テアフラビン』や

褐色の『テアルビジン』という

ともに渋味を示す物質に変わります

 

烏龍茶は

発酵を途中で止めているので

『カテキン』が『テアフラビン』に変わる

途中段階の物質が種類豊富に含まれ

複雑な味わいを醸し出しています

 

『カテキン』はタンパク質や脂肪に

結合しやすく

過剰に摂取した脂肪なんかを

一緒に排泄してくれます

これが「カテキン』を豊富に含む

濃いお茶のブームにつながっています

 

『カテキン』は熱いお湯に溶け出しやすいので

多く摂りたい時は

80℃以上のお湯で入れるといいそうです

 

1煎目でその80%が溶け出すので

2煎目以降には

実はほとんど『カテキン』は含まれていません

 

『玉露』のように旨みを愉しむお茶は

苦味成分である『カテキン』を出さないように

50℃程度のお湯で

じっくりと旨み成分のアミノ酸だけ

抽出するのがおすすめです

微妙な駆け引き

地震から 580 日目

豪雨から 316 日目

 

暖かい日が続きますね

これだけ暖かいと

自販機のジュースもどんどん売れます

と同時にゴミ箱のペットボトルも

すぐに一杯になります

 

 

 

 

 

 

まだまだ入るとばかりにぎゅうぎゅう詰めです

誰か袋を替えればいいのに

 

最近この袋の交換が私の日課になっています

 

よく似た微妙な駆け引きに

シュレッダーのゴミいつ捨てる?

問題があります

 

 

 

 

 

 

「くずを捨ててください」ランプがついても

箱の中の屑をぎゅうぎゅうにして

まだ入るしとばかりに

ジャミジャミジャミ・・・

 

ところで福井県の一部では

シュレッダーのことを

「ジャミジャミ」というそうです

電子レンジを「チン」というのの

発展系ですね

 

さらにトイレットペーパーを

一巻ほど残して

「自分最後じゃないし・・・」アピール

 

 

 

 

 

 

10センチほどで次の人拭けると思うんかい!

と突っ込みたくなります

使い切って替えときましょう

 

以前ある芸能人がテレビで言っていました

「お互い気のついた方が掃除をしよう」

と夫婦でルールを決めたんだそうです

ところがある日奥さんが

「トイレ掃除してくれてありがとう」

言われて一瞬うれしくなったけど

よく考えたら

ということは

奥さんは明らかに汚いって気づいていますよね

 

微妙な駆け引き問題は

生活のいろんなところに潜んでいます

 

 


昨日テレビで不思議な物を見ました

これです

 

 

 

 

木材を継ぎ合わせたものなのですが

どうなっていると思いますか?

『四方蟻』という継ぎ方なのだそうです

倒れたり折れたりしない上に

抜けたりもしません

なんとも不思議な構造です

昔から受け継がれている伝統の智恵には

本当に驚かされます

地震の多い日本ならではの技術です

 

 


こちらは先日の幼稚園でのボランティア

 

 

「国語」と「化学」のメガネ

地震から 579 日目

豪雨から 315 日目

 

最近の悩みはもっぱら「マップ」アプリです

字が小さくて見えないので

二本指で大きくして見えるようにすると

地図は大きくなるのですが

字がシュルシュルと

小さく元通りになって結局読めません

 


午後は石川県高等学校商業教育研究集会にて

小松市の 山本民夫 教育長様のお話を

聴かせていただきました

 

 

 

 

 

 

OECD調査によると日本の学生は

数学リテラシーや科学リテラシーはトップ

なのに国際競争力が低くなり続けています

数学に関しては3つの問題があります

①実生活における課題に対し

 数学を使って解決する力が弱い

②実生活における事象と関連づけて

 学んだ経験が少ない

③日常生活に絡めた指導を行なっている

 傾向も少ない

 

つまり日本の子どもたちは

勉強ができても

その学力を使って問題解決する力が

弱いということです

 

教科横断型学習がますます重要なようです

 

山本教育長様は

① 迷った時は困難な方を選べ

② 運のいい人と付き合え

とご自身の座右の銘を語ってくださいました

 

そして最後に若い先生に

「夏休み取って海外に遊びに行ってこい!」と

 

心の中で拍手喝采を送りました

 

 


8月後半に高岡法科大学において

「自然災害と法 -対応 復旧 復興-」と題し

1週間にわたってシンポジウムが行われます

私も28日(木)13:00より登壇する予定です

 

 

 

 

 

 

被災者を今でも苦しめているもの

それは『法律』だ!と

法曹界を志す学生さんたちに

法を変えてくれ

そうでないと次何かあった時に

その人たちに

今の自分たちと同じ苦しみを

味わわせることになる!

と訴えて来ようと思っています

 

震災に関する困った法律

もしありましたらどうぞ教えてください

代わりに訴えてまいります

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

野々市明倫高校さんの事例紹介最終回は

『国語』と『化学』のメガネ

「青色界隈」です

 

李白の漢詩

七言絶句を読み取りましょう

 

『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』

 故人西辞黄鶴楼(故人西のかた黄鶴楼を辞し)

 煙花三月下揚州(煙花三月揚州に下る)

 孤帆遠影碧空尽(孤帆の遠影碧空に尽き)

 唯見長江天際流(唯だ見る長江の天際に流るるを)

 

これは尊敬する詩人「孟浩然」の船出を

見送った時の詩です

 

孟浩然は『春暁』という詩を詠んでいます

第一句の「春眠暁を覚えず」で有名な詩です

 

第三句「孤帆遠影碧空盡」の『碧』

帆が青い空に消えていく様子を描写しています

 

漢詩から影響を受けて風景を描いた絵師に

葛飾北斎がいます

 

 

 

 

 

こちらは富嶽三十六景神奈川沖浪裏

青色に着目すると

インジゴと

プルシアンブルーを使い分けているそうです

 

インジゴについては

本ブログ7月7日「家庭科のメガネ」

でも取り上げました

ではプルシアンブルーとは?

 

プルシアンブルーとは

別名ベルリンブルーとも呼ばれ

北斎らは『ベロ藍』とよんでいました 

 

動物の血液から作られる

『黄血塩』や『赤血塩』などから

化学的に合成できる青色の染料で

それまでラピスラズリを削ってしか得られなかった

青色の絵の具の大量生産に成功したもので

その後の美術界に大きな衝撃を与えた化合物です

 

化学的な構造は

二価の鉄イオン Fe2+

三価の鉄イオン Fe3+

シアン CN によって

3次元的に格子状に繋がっています

 

その格子の大きさは

セシウム原子の大きさとぴったり同じで

その中にすっぽり閉じ込めることができます

東日本大震災の原発事故の際に

体内に取り込まれた放射性セシウムを

体外に排泄させるために用いられました 

「数学」と「地歴」のメガネ

地震から 578 日目

豪雨から 314 日目

 

校長研修に来ています

文部科学省の合田哲雄局長と

石川県の浅野大介副知事の対談は

見応えのあるものでした

 

GIGAスクール構想を構築されたおふたりの

次世代の教育への展望を聴かせていただきました

 

副知事からは

現在このコラムでも連載中の

教科横断型学習へのヒントもいただきました

国語 × 数学 → 証明活動を通した文章表現

社会 × 数学 → 社会的事象の統計処理と結果考察

化学 × 公共 → 公害と環境

倫理 × 生物 → 生命倫理

化学 × 家庭 → 調理における化学変化

数学 × 体育 → 動作解析とバイオメカニクス

なるほどアイデア満載です

 

午後からは

学校リスクマネジメント推進機構様からの

保護者対応のセミナーです

 

実際に最近あったケースです

ただ石川県のケースではありません

 

校庭で大縄跳びの練習をしていた小学生

ひとりの子がフード付きコートを着たまま跳ぼうと…

その時先生が危ないので脱ぐように

その子は従いました

 

ところが放課後教育委員会から先生に電話

寒いのにコートを脱がされたと

保護者からクレームがあったから

気をつけるようにと一方的に告げられます

 

フードが縄に引っかかった時の危険性は

少し想像力をはたらかせばわかるのに

保護者はそこまで考えが至らず

自分の子が叱られ寒い思いをさせられたことしか

頭になかったようです

 

保護者の言い分をそのまま受け止め

その行為の危険性を伝えようともせず

先生の側に立ってくれなかった

教育委員会もどうかと思いますが 

 

最近増えてきたケースです

①子供の言うことが全て正しいと思い込んでいる親

②自分のことしか考えない自分勝手な親

③子供どうしでは解決しているのに納得しない親

④ここぞとばかりに威厳を振りかざす親権のない父親

⑤警察弁護士マスコミに連絡すると脅す親

⑥1時間も2時間も電話で延々話し続ける親

 

本校でも震災前はちょこちょこありました

以下はイメージです

「もしもし」

「はい輪島高校です」

「2年3組の担任誰や!」

(電話の向こうで「私2組」)

「おうそうか2年2組の担任誰や!」

「平野ですが…」

「その平田出せ!」

「平野はもう帰宅しました」

「ふざけるな!今何時やと思とる!」

「8時で勤務時間は終わっています」

「お前んとこの平井は勤務時間終わったら帰るんか!」

「平野ですが普通そうなっています」

「ふざけるなファミマ見習え!」

「よろしければ代わりにお話し伺いますが」

「お前誰や?」

「教頭の髙橋です」

「高井か!うちの娘部活辞める言うとる!どうしてくれる!」

「髙橋ですが詳しくお話しいただけますか?」

「クラス担任の朝の挨拶の声デカすぎる!わかるか高山!」

「髙橋ですがそれと部活どういった関係が?」

「そんなもんどうでもいい!俺は会社でふたりも部下を使とる!」

「…」

「最近の若いもんはホント礼儀を知らん!そう思わんか高田!」

もう完全に酔っ払っています

 

こんな不毛なやりとりが時折

繰り広げられるのでした

 

ところが震災の後このような理不尽な電話が

パタっとなくなったのです

 

学校も大変だからと

おそらく言いたいことを

我慢してくださっているのでは?と拝察します

 

ただ大切なお子さまに関することですので

不安なことや改善してほしいことは

遠慮せずおっしゃってください

 

ただし素面(シラフ)で

できれば勤務時間内でお願いします

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

野々市明倫高校さんの事例紹介5回目は

『数学』と『地歴』のメガネ

「TM 15」です

 

日本はPISAの数学リテラシーが世界第五位

数学が得意なお国柄です

これはなぜでしょう?

 

江戸時代の数学(和算)は日本独自の数学で

世界最高レベルでした

その中で関孝和は

筆算を使って円周率を少数第11位まで計算した天才でした

 

また縄文時代の人々は

建物を作るために縄文尺を使って

正確に直角を割り出していたそうです

なんとこの時代にすでに

3:4:5の三角形が直角三角形になることを

すでに知っていたようです

 

「歴史」を振り返ることで

「数学」の価値や大切さに気づくことのできる

素晴らしい教材です

緊急速報版

カムチャッカで地震です

遅ればせながら今ニュースで知りました

全国のみなさんにお伝えしたいことがあります

 

 

 

 

 

 

こちらは東日本大震災で

津波の被害を受けた門脇小学校震災遺構です

違和感ありませんか?

津波にやられているのに

机が整然と並んでいるのです

しかも天板はありません

つまり津波でやられているのに

燃えているのです

 

何が起こったのか?

これです

 

 

 

 

 

 

火事で燃えている家が

そのまま流されて来て

学校に火がついたのです

 

高い建物に逃げるのは

必ずしも安全ではありません

時間がない時の最後の手段です

基本は山です

 

この時も2階に火がついて

3階に避難していた小学生が

取り残されたそうです

 

先生方が力を合わせて

長机などを使って

隣の建物へ伝って逃げる経路をつくって

児童を逃したそうです 

「生物」と「数学」のメガネ

地震から 577 日目

豪雨から 313 日目

 

名城大学附属高等学校より

岡 充彦 教頭先生

小堀 淳子 先生はじめ

アントレプレナーの生徒さんたちが

本校を訪れてくださいました

 

本校の3年生

中村輝くんがボランティアでやっている観光ガイド

そのお客様として

訪れてくださいました

中村輝くんをそのフォルムから

私は勝手に『輝輝坊主』と呼んでいます

 

 


午後からは

『災害時学校支援チームおかやま』

のみなさんがお越しになりました

昨日から七尾市の方で防災の講演会をなさり

本日本校まで足を運んでくださいました

 

 

 

 

 

 

昨日兵庫の『EARTH』さんと

お話をさせていただき

本日は『チーム岡山』さん

日本の災害支援を牽引するふたつの団体さんに

続いてお逢いすることができました

石川県でも設立に向けて動いています

先輩方の仲間入りをさせていただき

今回の経験を

次の災害のために役立てていきたい

と思います

 

 

 

 

 

 

きびだんごをもらったので

家来としてはたらきます!

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

野々市明倫高校さんの事例紹介4回目は

『生物』と『数学』のメガネ

「世にも奇妙な自然界に潜む数学」です

 

まずはフィボナッチ数列を学んだそうです

 

本コラムでも以前に紹介しました

1,2,3,5,8,13,21,34,55,89…

前のふたつを足したものが次の数

という数列です

 

考えたのはイタリアの数学者 レオナルド・ピサノ

父の名前がボナッチで

filius Bonacci(ボナッチの息子)

が短縮されてフィボナッチと呼ばれるように

彼は「兎の問題」を出題しました

次のとおりです

「1つがいの兎は

 生後2か月後から

 毎月1つがいの兎を産み

 兎が死ぬことはないものとする

 この場合に

 産まれたばかりの1つがいの兎は

 1年後に何つがいの兎になるか?」

解いてみてください

 

ちなみにつがいを漢字で『番』と書きます

では次の漢字はなんと読むでしょう」

『蝶番』

 

前の3つを足すトリボナッチ数列

0,0,1,1,2,4,7,13,24…

4つを足すテトラナッチ数列

0,0,0,1,1,2,4,8,15,29…

なんてのもあるそうです

 

フィボナッチ数列が

自然界によく見られる数列であることは

知られていますが

トリボナッチ数列や

テトラナッチ数列に関してはどうなんでしょう?

考えてみるとおもしろいですね

 

さて明倫高校さんの授業では

さらにハニカム構造を学んだそうです

 

ハニカム構造とは

正六角柱を隙間なく並べた構造のことです

 

 

 

 

 

 

「honeycomb」はハチの巣を意味します

 

なぜハチは六角形の巣を作るのでしょう

数学的に検証してみたそうです

 

答えを言ってしまうと

少ない材料で最も広い部屋を作れるからです

 

検証してみましょう

例えば12m分の壁を作る材料があったとします

正方形の部屋を作ると

1辺あたり3m つまり

面積 = 縦 × 横 = 3 × 3 = 9m

 

正三角形では

1辺が4m

高さは1:2:√3 を使って

√3 ≒ 1.7 とすると3.4

その面積は

底辺 × 高さ ÷ 2 = 4 × 3.4 ÷ 2 = 6.7 m

正方形より狭くなりました

 

円だと…

直径 × π = 円周だから

直径 = 12/π で

半径 = 6/π

面積 = π(6/π)= 36/π ≒ 12 m

 

このように円が一番

コスパがいいのです

 

この円の部屋を敷き詰めると

 

 

 

 

 

 

 

ひとつの部屋の周りには

6つの部屋が隣接します 

これだと円と円の隙間が無駄なので

それを埋めたのがハニカム構造

 

ミツバチって頭いいですね

計算したわけじゃなく

体験で身につけたのでしょうけど

 

π にまつわる話をもうひとつ

「ピラミッドの横幅を高さで割って

 2倍すると円周率になる」

 

ピラミッドの1辺 = 230.37m

高さ = 146.6 m

(230.37 / 146.6) × 2 ≒ 3.14 

 

円周率という概念は

ギリシャ数学において確立されますが

それはピラミッドが造られた

およそ2000年あとのことです

 

π の計算もせずに

体験で身につけたもの?

ミツバチ以上ですね

 

円形の物差しを使っていたのではないか

という説があります

石を切り出す際に

高さは物差しの直径で

幅はその物差しを転がして測った

とすると説明はつきます

 

ただそんな物差しは

未だ発見されていないのだとか 

「体育」と「英語」のメガネ

地震から 576 日目

豪雨から 312 日目

 

石川県養護教員研究協議会に招かれ

シンポジウムのパネリストを

務めさせていただきました 

 

 

 

 

 

 

養護教員つまり保健室の先生は

学校の中で一番やさしくてあたたかい先生

県内のすべての学校のそんな方が

一同に介しての会ですので

まるで菩薩様の懐に抱かれているかのような

なんともいえない心の安らぐ会です

初めての経験です

 

 

 

 

 

 

 

輪島市立河井小学校の 中條 葉子 先生

 

 

 

 

 

 

発災直後からの安否確認

避難所巡り

校舎の片付け

学校の再開

本当にいろいろありました

6校の小学校が輪島高校に集まって

勉強していました

保健室の先生も力を合わせて

6校全ての子供たちの支援をしました

 

 

珠洲市立宝立小中学校の 小畠 尚美 先生

 

 

 

 

 

 

宝立小中学校は市の避難所に指定されています

津波発生時 800人の方が避難されました

災害人道医療支援会 HuMAさんが

支援してくださいました

 

以下は生徒さんの作品です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石川県立穴水高等学校の 山元 祐子 先生 

 

 

 

 

 

 

高台に位置する穴水高校は

学校に向かう通学路に

大きな被害を受けました

中学校の校舎を借りて学校再開しました

ランチスペースをご自分で開設なさり

生徒のケアにあたられたそうです

 

助言者の金沢大学の森慶惠先生からは

「つながり」

 学校内外との協力体制

「即応と継続」

 災害直後の対応と長期ケアの両立

「子どもを見るまなざし」

 心と体を見守る日々の視点

の大切さを教えていただきました

 

午後は兵庫県から『EARTH』の方を

お迎えしました

村尾先生と大封先生

 

Emergency And Rescue Team

      by school staff in Hyogo 

阪神淡路大震災時に

全国各地からいただいた支援に報いるため

震災5年後に作られた

災害があれば要請に基づき

学校の教育復興を支援する

教職員の組織です

 

今回の能登半島地震においても

いち早く珠洲市の支援に入られました

 

この素晴らしい組織を

ぜひ全国展開させる必要があると感じています

これまで全国で5件にしかなかった

災害時の学校支援システム

文科省からの

D-EST(Disaster Educational Support Team)

構想を受け

各県に広がりを見せています

『EARTH』さんには

ぜひその豊富な経験と知識を活かして

全国の組織の指導的立場を

担っていただきたいと願っています

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

野々市明倫高校さんの事例紹介3回目は

『体育』と『英語』のメガネ

「No English No Futsal」です

 

英語だけを使ってフットサルをしました

日本語を話すとイエローカードです

体育の先生も頑張って英語オンリー

特別ゲストにALTも参加

楽しく英語を学べていいですね

 

Kick off!「試合開始」

Pass!Shoot!Mark!「よこせ!撃て!いてまえ!」

Man on!「後ろに敵が!」

What a wonderful  goal!「やったぜ!」

 

私も以前ALTと掃除しながら

「No English No Cleaninng」

をやってみたことがあります

ALTというのは

Assistant Language Teacher 

外国語教育をサポートする

外国籍の教員です

色々と普段使わないフレーズを

その都度訊いては教えてもらいました

問題です

英語で何と表現するでしょう?

① モップについた埃を振り落とせ!

② 黒板消しをバンバン叩いてチョークの粉を落とせ!

 

 

答えは

 

 

① Shake it off!

② Bang it off!

「数学」と「国語」のメガネ

地震から 575 日目

豪雨から 311 日目

 

夏休みの前期補習も終わりました

学校へは3年生が自主的に登校し

学習しています

 

 

 

 

 

 

仮設住宅では落ち着いて学習できず

図書館などの公共の施設も使えないので

教室を使って学習に励んでいます

 

先生方も集まって探究学習への作戦会議

 

 

 

 

 

 

2年生は1学期を振り返って

それぞれのグループの進捗を確認

お困りごとなどを出し合いました

ほとんどのグループが

伴走してくださる企業様などとの

人脈作りに成功して

共に走り出しているようです

ご協力ありがとうございます

 

1年生は

例年行っている

探究スキルを身につけるための

「不自由研究」を

今年度はブラッシュアップします

その打ち合わせです

 

 

 

 

 

 

専門家をお招きし全11回のワークショップ

GISを活用した災害復興に取り組みます

GISとは「地理情報システム」

コンピュータ上で地図とデータを組み合わせて

位置に関する情報を可視化・分析・管理する

システムのことです

地図上に様々な情報を重ねて表示したり

位置情報をキーにしてデータを分析したり

防災計画にも活用が期待されています

 

「総合的な探究の時間」と「地理総合」における

教科横断型の学びの新しい形です

 

 


私はといえば

国際教育担当の岡本先生と一緒に

輪島市の観光ガイド養成ツアーに

参加してきました

将来的には

世界各国から来られるお客様に

高校生が案内できればいいなと考えています

 

モデルプランの街巡りをしました

今まで知らなかったことにたくさん出会え

魅力再発見です

 

たくさんの方に来ていただき

素晴らしさを知っていただきたいです

 

多くは来ていただいた時のお楽しみということで

一部だけご紹介します

 

まずは漆器工房

 

 

 

 

 

 

輪島塗ができるまでの流れを

ご紹介してくださいます

 

今日知った新しいトリビア

輪島塗の筆は

30代の海女さんの髪で作ったものが

最高級なのだそうです

20代だと油分が多く

漆自体をはじいてしまいノリが悪い

30代だと適度に表面が海水で荒れていて

最高に漆が纏わりつくのだそうです

輪島の大きなふたつの産業

輪島塗と海女漁がこんなふうに結びつくとは

新しい発見でした

 

輪島塗の体験もできます

 

 

 

 

 

 

工房長屋です

 

工房長屋は重蔵神社のお膝元にあります

 

 

 

 

 

 

地震で全壊した重蔵神社は

現在この鳥居の奥の小さなお社のみ

しかしながら

朝市は千何百年前に

この重蔵神社の境内で始まったもの

輪島塗のその技法も

ここの神様の御神託によるもの

 

輪島の歴史はこのお宮さんから始まった

と言っても過言ではありません

 

次回は自分でガイドツアーを作って

案内するミッションが与えられました

 

さてどんなツアーを創ろうか?

ワクワクしています

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

野々市明倫高校さんの事例紹介2回目は

「国語」と「数学」のメガネ

「寺子屋で◯◯」です

 

江戸時代の日本における

青年男子の識字率は世界トップクラス

寺子屋が大きな役目を果たしていました

昔の言葉で書かれた文の読解をしました

「雉子兎取合五十疋有

 足数百弐拾弐本也

 雉子足弐本兎足四本

 銘々幾何問」

江戸時代には

中国数学から独自の発展を遂げた

和算が学ばれていました

 

「国語」が得意な生徒が読解をして

「数学」が得意な生徒が計算をして

それぞれの得意分野を活かした

学びができたそうです

「地歴」と「地学」のメガネ

地震から 574 日目

豪雨から 310 日目

 

「一部の私立大学で

 四則演算など

 義務教育のような授業をしている」

先日財務省が指摘しました

 

それに対して

長年大学生に基礎数学を教えてこられた

桜美林大学の芳沢光雄 名誉教授は

彼らは「教育の犠牲者」である

彼らのレベルが低いのではなく

大学に入るまでの教育レベルが低いのである

と異を唱えていらっしゃいます

 

算数や数学を暗記で乗り切るには限界があります

本来一つひとつ理解して次に進めるべきものを

公式の暗記中心に進めてしまった結果

応用力が育まれず

全部やり方を覚えてそれをまねる

テストが済んだらそれを忘れる

という悪循環になっています

 

氏は高校の授業のやり方も

もっと柔軟にするといい

何年生だからこれをやる

といったことに縛られず

高校生で算数をやったっていいと

提言されています

 

実際次回の学習指導要領改定では

そういったことも論点になっていると

お聞きしています

 

 


【今日のDeep Purple】

教科を超えた授業実践を紹介し

深い教科横断型授業を作り出すコーナー

 

今日は野々市明倫高校さんの事例を紹介します

 

野々市明倫高校さんは

〜探究文化の根付く学校を目指して〜

「教科横断型授業」を推進されています

先日金沢工業大学で行われた発表を聞き

素晴らしい実践だなと感銘し

ここに勝手にご紹介するものです

 

「とりあえず一回やってみよう」

本校も目指しているコンセプトです

1年生の担任と副担任でコラボして

やってみたそうです

 

今日は「地歴」と「地学」のメガネです

「日本・世界の鉱石・資源と権力」

なかなか興味深いタイトルです

 

まずは鉱物と鉱石の違いについて

鉱石とは鉱物の中でも

①特別な価値があり

②採算があうもの

を指します

 

例えば

ア)金鉱石は1t に2g の金が含まれ

  採算がとれるので鉱石

イ)海水は1t に1mg の金を含むが

  水や不純物を除去する費用が嵩み

  採算が取れないため鉱石ではない

 

では当時の人はどうやって採掘したのか?

人や技術や資金はどうしたのか?

 

ふたつの班に分かれて調べます

①鉱石・資源について調べる

 特徴や採れる場所そして方法など

②採掘の歴史について調べる

 採掘による歴史の変化はなど

 

「地学」の知識により

「地歴」を単なる暗記科目ではなく

思考力を要する科目として捉えることができる

素晴らしい授業実践です

 

さらには銅の精製の歴史を学べば

足尾銅山鉱毒事件についてまで話が拡がり

『政治・経済』を深く学びたくなる動機づけになるし

銅の電解精錬を学べば

『化学』の力でその環境問題を克服できたこと

も知ることができ

地域をあげてその問題に

どう取り組んできたのかを知ることができる

さらに幅広い教科横断型の教材となる

大きな可能性のある題材です

 

これから全6回で

野々市明倫高校さんの実践を

紹介します