いしかわ師範塾
第5期学生クラス短期コースB,C日程
(閉講式での受講生代表挨拶) (講座の様子)
2月22日(木)に開講した第5期学生クラス短期コースB,C日程は、それぞれに5日間の全日程を終了し、3月6日(火)に閉講しました。指導の4本柱「教師としての心構え」「実践的指導力の養成」「コミュニケーション力の育成」「教育体験の充実」に基づいた講座を実施し、受講生は意欲的に取り組みました。閉講式では、新村塾頭から「苦労や困難があっても教職は生涯かけてやり甲斐のある職業である。学び続けながら子どもとともに成長してほしい。」との言葉があり、受講生代表からは「いしかわ師範塾で学んだ多くのことを活かし、挑戦することを忘れず、子ども達に生きる力を育める教師になりたい。」との力強い言葉がありました。
-----<受講生の感想から>-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
・私が師範塾を初めて知ったのは高校生の時でした。進路を決めて教員になりたいと思い母に相談したところ「師範塾っていうのが石川県にあるから行っておいで。」と言われたのが受講するきかっけでした。師範塾に参加して教員の在り方、授業の流れ、障害のある生徒にはどう対応するかなど、学校で学ばなかったことを学ぶことができて、参加してとてもよかったです。
・正直「とりあえず行っておこう。」という甘い考えで申し込みをした。しかし、師範塾で私のまだまだ至らない所、考えの甘さを思い知らされるとともに、私の良い点や大学で既習した大切なポイント等を改めて認識するよい機会となった。同じ教師をめざす仲間かつライバルになる人達と刺激し合うこの5日間は、私の向上心、学びの意欲の大きな糧となるだろう。
学生クラス短期コースB,C日程
第5期学生クラス短期コースB日程 開講式
2月22日(木)、第5期学生クラス短期コースB日程は、79名の受講生を迎え開講しました。開講式では新村塾頭から「子どもをひきつける確かな指導力と深い愛情をもち、人間性を磨き、教養と社会性を身に付けてほしい。」と期待を込めた挨拶がありました。そして、平畠県教員総合研修センター所長、島村県教育委員会教員確保・指導力向上推進室次長、才鴈センター次長からも激励の言葉がありました。5日間で受講生は、児童・生徒の接し方や学級づくり、授業づくりなどについて、講義や演習等を通して学びます。毎回行う模擬授業では、指導員19名と招聘指導員が指導にあたり、実践的な指導力を養います。初日を終えた受講生からは「この短期日程で、確実に自分のスキルをレベルアップできると感じています。子どもたちのために、わかりやすい授業を情熱をもって取り組みたいと、改めて火がついた気がします。自分の成長をこれからもっと実感するため、一生懸命頑張りたいです。」との意欲あふれる感想がありました。
C日程は、3月1日(木)に開講します。
(開講式) (指導員紹介)
第5期学生クラス標準コース
2月17日(土) 第5期学生クラス標準コース「教具・機器を使ってみよう」
2月17日(土)、学生クラス標準コースにおいて、「教具・機器を使ってみよう」の講座を実施しました。中・高等学校では、国立教育政策研究所教育課程調査官 鹿野利春氏を講師に迎え、これからの授業の中でどのようにICTを活用していくかを、一人一台タブレットを使い演習しました。小学校では、金沢市立新竪町小学校長 山田菊代氏と金沢市立大野町小学校長 村田万里子氏を講師に迎え、電気や燃焼、水溶液の性質などについて、観察・実験を通して学びました。
(理科実験講座①) (理科実験講座②) (ICT活用講座)
<受講生の感想から>
・理科の実験にはワクワクする部分が多い分、留意する点も非常に多いことがわかった。安全面に配慮した上で、児童に何を学ばせたいかを明確にしていく必要があるので、教師側の事前準備が大切だと感じた。
・中学校を卒業してから、実験器具に触れる機会が少なく忘れているものもあったので、一度見直すことができてよい機会になった。実験では危険が伴うので、事前の注意や約束をきちんとおさえることが大切だと学んだ。
【中・高等学校】
・機械があまり得意ではないのでとても不安に思っていたが、実際に使ってみて、それほど難しい操作はなくわかりやすかったので、積極的にICTを活用していきたいと思う。
・実際にタブレットを用いて、生徒の立場になってどんな活用方法があるのかを体験できたため、ICTの便利さを改めて実感した。大学ではなかなか体験できないことを、師範塾で体験できるのはよいことなので、今後もICT活用の講座は続けてほしいと思う。
平成30年度石川県公立学校教員採用内定者研修
「ふるさと石川(石川の歴史)」の講演 「著作権と情報モラル」の講義及び演習
1月20日(土)、「平成30年度石川県公立学校教員採用内定者研修『ウォームアップセミナー』」を開催しました。目的は、採用内定者が教育公務員としての使命を自覚し、情熱をもって教育活動に取り組むことができるよう、必要な知識や技能を身に付けることです。
午前中には、「著作権と情報モラル」(講義及び演習)、続いて「職場に生きるコミュニケーション」(講義及び演習)、そして午後には、「ふるさと石川(石川の歴史)」の講話を、石川県金沢城調査研究所長 木越 隆三 氏にしていただきました。受講者にとって、学校現場で必要な知識を得たりふるさと石川を再認識したりする格好の研修となりました。
◇受講者の感想より
・石川県で生まれましたが、石川県の文化遺産で知らないものがたくさんあり、勉強になりました。石川県を誇りに思う子ども達を育てるためには、自分自身もっと知識がないといけないと感じました。
・著作権や情報モラルについては、人並みには知っている気でいましたが、具体例など出されて考えてみると、案外初めて知ることばかりでした。
・同僚・保護者・児童との関係をつくるために大切なコミュニケーションの力は、真摯な態度で迅速に対応したり、相手の話を傾聴し、誠意をもって話を聴いたり、一人で抱え込まず、チームとして対応したりすることであると改めて感じました。
学生クラス標準コース 「学校実習」
学生クラス標準コース 「学校実習」
学生クラス標準コースでは、10月~翌年6月に、90時間を目安として学校実習を実施しています。学校実習では、学校現場で実際の教育活動に参加し、子どもたちとふれあったり、教育実践を見学・体験したりして、教師になろうとする意欲や、コミュニケーション力、実践的指導力を高めています。
◆学校実習の様子から
(小学校:算数 指導補助) (小学校:体育 指導補助)
校長先生をはじめ、教頭先生や担当の先生方から、子ども達への接し方など、きめ細かな指導をいただきながら、塾生達は子どもたちに励ましの言葉をかけたり、ともに活動したりして、意欲的に実習しています。
「たくさんのことを学んでいます。」「毎回、とても楽しいです。」と、笑顔で話す塾生達です。
平成29年度 高校生対象オープンスクール
平成29年度 高校生対象オープンスクール
12月9日(土)、高校生対象のいしかわ師範塾オープンスクールを開催しました。
11校30名の高校生の皆さんが参加してくださいました。
開講式では、新村塾頭から歓迎と期待を込めた挨拶があり、引き続き、いしかわ師範塾の紹介DVDを視聴していただきました。
講座は「仲間づくりゲームの体験」からスタートし、「〈ほめ方〉ロールプレイの体験」「模 擬授業の参観」と続きました。
参加した高校生からは、一様に「将来の進路を考えるうえで、とても参考になった。」という声が聞かれました。
◆仲間づくりゲームの体験
「UFOランディング」の様子 ◆〈ほめ方〉ロールプレイの体験 ◆ 模擬授業の参観
参加者の感想から
・多くの高校からの参加者がいて、仲間づくりゲームを通して、同じ夢をめざす人達と交流ができました。
・全く知らない人との交流はとても緊張しましたが、「ほめ方」の講座で共感してうなずき笑顔で答えてくれて、緊張がほぐれました。
・模擬授業では、大学生がアドバイスし合うなど、自主性があり生き生きしていて素敵でした。私もさらに教師になりたいと思えたので、参加してよかったです。
・模擬授業を参観して「こうやって授業するんだ、こうやって教えるんだ」など、教員になる過程が見えた気がしました。勉強になることがたくさんありました。
・私は、絶対に石川県の教員になりたいと思っているので、今日見た大学生のキラキラした姿を忘れずに頑張りたいと思います。
採用前研修(ウォームアップセミナー)始まる
第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月18日(土) 第4回 学生クラス標準コース 「ベテラン教員に学ぼう」
11月18日の標準コース4日目では、4名の平成28年度マスター教員の方々を講師にお招きし、「ベテラン教員に学ぼう」の講座を実施しました。
小学校は2組に、中高等学校は文系と理系に分かれ、示範授業や「学級づくり・生徒指導」についての講義をしていただきました。豊富な教育実践からの専門的・具体的な内容で、受 講生は多くのことを学ぶことができました。
◆示範授業の様子から
【小学校】
( 右近教諭の示範授業(道徳) ) ( 笠松主幹教諭の示範授業(道徳) )
【中高等学校】
( 文系:亀井教諭の示範授業(英語) ) ( 理系:堀口教諭の示範授業(理科) )
◆受講生の感想から
【小学校】
・道徳だけでなく学級経営についてもたくさん学ばせていただき、ますます教師になりたいという気持ちが強くなった。先生の教育に対する熱い気持ちがすてきで、心に響いた。
・道徳の授業で、自分の考えに変化が生まれる瞬間があるのだと思った。また、考えを持つだけでなく、その考えから普段の生活や行動を見つめなおすことも大切だと分かった。
【中高等学校】
・講義にあった「教えたい気持ちを少しおさえて、どうしたら生徒の思考を活性化することができるかを考える」ということはとても大切なことで、私も意識していきたいと思った。
・生徒が実験に引き込まれるような課題で、ワークシートもまとめやすく、最後に生徒自身が授業の振り返りができ、生徒にとって分かりやすく楽しい授業構成だと感じ、貴重な学びとなった。
8月31日(木) 第5期学生クラス短期コースの閉講
8月31日(木) 第5期学生クラス短期コース(A日程 期間8/19~8/31)の閉講
8月19日(土)に開講した第5期学生クラス短期コースA日程は、8月31日(木)に、5日間の全日程を終了し閉講しました。模擬授業は、昨年度までは4回実施していましたが、今年度からは受講者のニーズを踏まえ、全日程(5回)で実施し充実を図りました。
(閉講式) (模擬授業の様子)
--受講生の感想から--
この5日間で一番大きな影響を受けたのは、模擬授業でした。先生方や仲間達からアドバイスをもらいながらの授業はとても刺激的であり、たくさんの新しい学びが回数を重ねるごとに自分に定着していく感覚がとても嬉しかったです。理想の教師像や授業のビジョンが鮮明に見えてくる、とても濃い充実した時間を過ごすことができました。
閉講式では新村塾頭から「教職は高度な専門職であり、指導力は一朝一夕で身につくものではなく、研究と修養を重ねて身につくものです。石川県の発展のため、地元に戻って子どもためのために力を尽くしてほしい。」との言葉があり、石川県教員総合研修センター平畠所長からは労いと励ましの言葉をいただきました。受講生代表からは「いしかわ師範塾で学んだ力をいかし、子どもを理解し適切に励ますことができるような教師になりたい。石川県で教師になりたいという思いが強くなりました。」との力強い言葉がありました。
短期コースB・C日程申込みの受付は、12月11日(月)から始まります。詳細は、いしかわ師範塾のホームページをご覧ください。