校長のつぶやき

　久しぶりに遊歩道を一人で散歩した。カサカサと落ち葉の音が心地いい。加齢臭を好むのか赤とんぼがえらい寄ってくる。　「ぶつかる！」　と反射的によけたあと、「ぶつからんわな」　と思い直す。
　
　今朝、教室に行けば、窓いっぱいに紅葉した木々が見える。いい環境だ。
　

　カレンダーをめくる。あと２枚。ドキッとする。
　

　青森から帰り、たまった新聞を読んでいたら、『犬を無事確保　高校生に感謝』　とあった。出発前につぶやいたあの一件のことが読者欄に載っていたのである。
　ワンちゃんの確保もさることながら、その間生徒の一人が３歳の息子さんに絵本を読んであげて安心させていたことを知った。　なんと機転の利いた・・・。　お母さんに「私たち家族の恩人です」　とまで言っていただいている。

　「飼い犬が逃げて困っていたところ、北陵高校の弓道部の生徒三人でその犬をつかまえてくれて本当に助かりました。ありがとうございました。」　ある女性から学校にこんなお礼の電話があった。喜んでもらえて何よりだ。
　Mさん、Nさん、Bさん、良かったですね。

　今日はガマガエルが現れた。私にはガマガエルかどうかはわからないがある先生がそう言っていた。頭からお尻まで１５センチ位はある。ガマガエルは少し歩いてから生徒玄関の隅で止まった。
　ハクビシン、サル、カモシカ、イノシシ、そしてガマガエル。すごいぞこれは。