工業系列(機械・電気)日誌

工業系列(機械・電気) 日誌

手仕上げ加工とフライス盤【工業系列】

 手仕上げ加工の実習の様子です。

便利な工作機械がある時代なのに、まだ人間の手で作業するの!?

 いえいえ、加工の「最後の決め手」になるものは、やはり人間の感覚なのです。

 たとえば、研削盤でピカピカの平面を作っても、その平面どうしは吸い付き合って

動かなくなります。

 重ね合わせたわずかな隙間に油膜が入り込める「摺動面」を作るなど、人間の

手仕上げ加工が必要な場面が工業の現場にはあります!

 

 平面をつくるために、まずはきちんとやすりを   定盤にレッドタッチを塗って品物をすり合わせ、

 かけます。両手が赤いのは「レッドタッチ」と   切削面の高低差を確認し、またやすりがけします

 いう顔料です。ケガではありません!       丁寧で繊細な加工が要求されます

 

こちらはフライス盤加工の様子です。

フライス盤は回転する刃物を材料に押し当てて平面を削り出したり、

溝や段差を削り出したりできる工作機械です。

 

 旋盤と違って材料が動きます            正面フライス(フルバック)で平面を

 慎重に高さや位置を確認しよう!          削り出している様子です

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普通旋盤 技能検定に向けて

 工業系列3年生の実習・普通旋盤作業の様子です。

 本校では前期の技能検定(普通旋盤)で、2級に5名、3級に5名が

挑みます。放課後も一生懸命練習しています!

 

  実習棟も暑いですが、    荒削りはテキパキと、

  集中して頑張ります!    仕上げ削りは丁寧に・・・

 

 2級組は心出しも必要です   はじめは何分もかかって

                いましたが、今では

                余裕です!

 

  お互いに教え合って、    2級の課題の一部です

  学び合って、みんなで

  上達していきます!

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NC旋盤の本領発揮!

 前期技能検定(普通旋盤)の実技試験実施日が近づいてきています。

 練習のための材料(鋼材)ですが、B部品の材料には直径25mmの

穴を開ける必要があります。

 こんな大きい穴をボール盤(あるいは普通旋盤)で開けていくのは

時間がかかるうえに、ドリルも摩擦熱ですぐダメになってしまいます。

 そこで登場するのが、先日もご紹介したNC旋盤です!

 

 左の丸棒に、右のような穴を開けたい!       本校のNC旋盤です

 

   材料をチャッキングして・・・     切削スタート!白っぽい液体は潤滑と

                      冷却を目的とした切削液です

                      切削中はどぼどぼ出てきます!

 

 端面の切削と、面取りを行って・・・        あっという間に完成です!

 

 材料を取り付けて、完成まで1分もかかりません。

 このように、NC旋盤は「大量生産」に向いています。

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NC旋盤

 本校にはNC旋盤があります(なんと2台も!)。

 NC旋盤とは「数値制御旋盤」のことで、プログラムを入力することで、

機械が正確に座標を追って材料を切削加工してくれるものです。

 現代の工場では、汎用旋盤よりもNC旋盤で品物を加工および製造する

ことが一般的です。

 

  3年生の実習の様子     おっ、三脚に乗っているものは

                なんだろう?

 

 

 今年度から導入されたカメラ  技能検定の作品です

 でした!加工の様子を安全な  左が3級、右が2級です

 場所から確認できます!

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