理数科お知らせ

11・12月の行事報告

 11月・12月に開催した行事を報告します。

CS学際科学 石川県立大学生命科学研修

 11月24日(金)に石川県立大学の生物資源工学研究所で大腸菌のDNAを使った実験をさせていただきました。この実験は大腸菌のDNAを制限酵素で切断し、それを電気泳動でそれぞれの長さのDNA片に分け、写真でDNAのバンドを確認するところまでを体験することができました。後日、学校でその写真を元にDNA断片の泳動距離からそのDNA断片の大きさを算出しました。
   

CS学際科学特別講義「スーパーコンピュータによる生体系分子シミュレーションと創薬応用」 

 12月8日(金)に名古屋大学大学院の篠田渉先生をお招きし、上記の演題で特別講義を行っていただきました。分子一つ一つの物理的な動きをシミュレーションで画像化することで、薬剤の吸着性や安定性をみて創薬に応用するという最先端の手法を知ることができました。

  

石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に参加

 12月14日(木)に石川県地場産業振興センターで上記の発表会が開催されました。本校からは「ミドリムシの増殖に影響する要因及び光合成の特徴の探究」 班の(海野さん、中山さん、川上君、砂山君、若林君)と「パラジウムの代替となる銀を用いた無電解ニッケルめっき」班の(重松君、中村君、架谷君、升田君、山内君)が代表で口頭発表を行いました。その他の研究班も、A0サイズの日本語ポスター発表を行い、それぞれがこれまで研究してきた課題研究の成果を披露しました。

  

PROJECT MARS 最終プレゼンテーションに選抜されました

 株式会社 日本HPが開催する「PROJECT MARS -EDUCATION LEAGUE JP-(学生向け日本国内リーグ)」に、本校から2チームが応募し、松木君(14H)、酒井君(19H)、長谷川さん(19H)、谷口さん(19H)、松本君(10H)のチームが第一次フェーズ・最終プレゼンテーションへの参加資格を獲得しました!
 今回選抜されたのは、8チーム。東京大学をはじめ、大学・専門学校・高校等から103チーム、410名のエントリーがあったそうです。最終プレゼンテーションは12月20日(水)に日本科学未来館で開催されます。参加する生徒の皆さんの健闘を祈ります!
PROJECT MARS とは
(※MARS HOME PLANET HP http://jp.ext.hp.com/workstations/missionz/mars/ より引用)

 このプロジェクトは、「人間が火星で生活するうえで必要な建物や乗り物など、インフラをデザインする」という命題の元、より豊かで創造的な火星での暮らしを、科学的見地、人間的見地の両面から考えて提案するものです。優秀なアイデアは国際的なプロジェクトへと応募され、採用されるとVR体験できる火星の街に盛り込まれる予定です。
(※MARS HOME PLANET ミッションハンドブックより引用)

石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会のご案内

 12月14日(木)に石川県地場産業振興センターで上記の発表会が開催されます。参加校は七尾高校、小松高校、金沢二水高校、金沢桜丘高校、そして本校の5校です。生徒達は口頭発表(代表班)とA0サイズの日本語ポスター発表を行い、これまで研究してきた課題研究の成果を披露します。一般の方々も参観できますので、保護者の皆様も是非ご参観ください。

日時:平成29年12月14日(木)13時~17時
場所:石川県地場産業振興センター(〒920-8203 石川県金沢市鞍月2丁目1番地)

★口頭発表代表班★
「ミドリムシの増殖に影響する要因及び光合成の特徴の探究」 (海野、中山、川上、砂山、若林)
「パラジウムの代替となる銀を用いた無電解ニッケルめっき」   (重松、中村、架谷、升田、山内)    


※ポスター発表は全ての班が行います。

AI課題研究Ⅱ 校内発表会を開催しました

 11月3日(金・祝)の午前に、AI課題研究Ⅱの校内発表会が行われ、理数科2年生が4月から研究してきた成果を口頭発表しました。学校公開中ということもあり、70名を越える保護者・一般の方々の参観がありました。生徒達の質疑応答も大変活発に行われ、良い発表会を開催することができました。

 投票の結果、「パラジウムの代替となる銀を用いた無電解ニッケルめっき」と「ミドリムシの増殖に影響する要因及び光合成の特徴の探究」班が選ばれ、12月14日(木)に開催される石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で本校代表として発表を行います。

  

AI課題研究Ⅱ校内発表会を開催します

 11月3日(金・祝)に標記の発表会を開催いたします。本校の理数科2年生がAI課題研究Ⅱで研究した成果を発表する研究発表会です。理数科1年生及び一般の参加者との質疑・応答を行い、大学の先生方から講評をいただきます。
教育ウィークで学校公開中のため、申し込み等は不要です。

AI課題研究Ⅱ校内発表会

日時:平成29年11月3日(金・祝)限目 9:05~11:55
場所:2F大会議室
参加者:1,2年生理数科生徒、講評の先生方、一般参観の方

研究発表1 「ミドリムシの増殖に影響する要因及び光合成の特徴の探究」

                 (海野、中山、川上、砂山、若林)

研究発表2 「角柱を用いた橋桁とその強度の関係について」 

                 (宮村、神、田上、寺本、平林)

研究発表3 「パラジウムの代替となる銀を用いた無電解ニッケルめっき」 

                 (重松、中村、架谷、升田、山内)    
  

研究発表 「冷凍温度とイシクラゲの生存状態との関係

                   ~乾燥重量測定とメチレンブルー染色法による生死判定~」

                 (池田、新谷、杉盛、池田、高畠)

研究発表5 「金平糖の角ができる仕組みと角の数の規則性について」

                 (澤田、山﨑、一恩、高田、物部)

研究発表6 「硫酸塩を用いた金属葉の成長~金属膜としての実用化に向けて~」 

                 (太田、梅田、大森、西尾、西田)

研究発表7 「挿し芽における植物の年齢と発根能力との関係」

                 (野村、宮田、木野、筒井、村)

研究発表 「食用植物における発芽率及び成長と音の周波数との関係性」

                 (杉本、冨沢、橋本、武田、番田)

                             ※テーマ名は1027日現在のものです

つくばサイエンスツアーを開催しました

 10月12日(木)~14日(土)にかけて、茨城県のつくば学園都市と東京都の日本科学未来館を訪問し、研修を行いました。1日目は2グループ、2日目は5グループにそれぞれ分かれ、研究施設で講義を受けたり・実験を行いました。また、OBとの交流会もあり、研修で学んだことについて発表する場もありました。

10月12日(木)
 Ⅰ班・・・気象研究所、
Ⅱ班・・・筑波宇宙センター
   
 スーパーコンピュータの見学
(気象研究所)
講義「宇宙ステーションと宇宙食」
(筑波宇宙センター)
宇宙飛行士養成棟の見学
(筑波宇宙センター)

10月13日(金)
 A班・・・筑波大学遺伝子実験センター、B班・・・農研機構遺伝資源センター・食品研究部門
 (午前)C・D・E班・・・高エネルギー加速器研究機構 
   
 大腸菌の形質転換実験
(筑波大学遺伝子実験センター)
植物工場の見学
(農研機構遺伝資源センター)
加速器の見学
(高エネルギー加速器研究機構)

 (午後)C班・・・防災科学技術研究所、D班・・・物質・材料研究機構、E班・・・国立環境研究所
   
自然災害実験教室
(防災科学技術研究所)
走査型ヘリウムイオン顕微鏡について
(物質・材料研究機構)
研究内容及び概要説明
(国立環境研究所)

10月14日(土)日本科学未来館
   
展示フロアでプレゼンテーション①
科学クリエーターに質問
展示フロアでプレゼンテーション②

9月の行事報告

9月に開催した行事を紹介します。

CS学際科学 中村留精密工業株式会社研修

 9月8日(金)に中村留精密工業株式会社へお邪魔させていただき、企業見学を実施しました。技術者の方々からの講義や工場見学をとおして、今、企業人として求められているスキルや現在のものづくりの現場がいかに進歩しているかということ等を学ぶことができました。また、後半はグループディスカッションの場を設けていただき、疑問に思っていることを直に社員の方々へ質問することもできました。
   

SS部特別講義 「建築デザインの世界」

 9月9日(土)に、北陸電力教育振興財団元氣創生塾とのコラボ企画で上記の講義を開催しました。講師は、株式意会社トイットデザインの代表取締役である戸井建一郎先生で、「建築デザインの世界」という演題で講義をしていただきました。今回の講義の参加者は、理数科・普通科1・2年生の希望者47名。建築分野の講義は初開催でしたが、多数の生徒が戸井先生のお話に耳を傾けていました。

  

夏休みの行事報告

 夏休みに開催した行事の一部を紹介します。その他の行事についてはSSHだよりをご覧ください。

白山野外実習

 7月28日(金)~29日(土)にかけて白山野外実習を実施しました。今年は生徒40名、引率9名、金沢大学のTA(ティーチングアシスタント)8名の57名が8班に分かれて登山を行い、各ポイントで沸点測定や地質・植生調査等の実習を行いました。

 1日目は砂防新道を通り、南竜山荘まで歩き、2日目は、エコーラインを経由して山頂を目指しました。天候にも恵まれ、山頂からは素晴らしい景色を眺めることができました。

  
       植生調査                   沸点測定             山頂(2702m)集合写真  

米国海外研修

 8月2日(水)~8月10日(木)にかけて米国海外研修を実施しました。参加した生徒は34名。ボストンで科学英語に関する授業やグループに分かれてのディスカッション、さらに課題研究の発表を行いました。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学では現地の学生とのセッションやキャンパスツアーに参加し、彼らの研究に対する熱意を直に感じることができ、大いに刺激を受けました。

  
学生とディスカッション(ハーバード大学)    指紋の検出実習             課題研究の発表 

全国SSH生徒研究発表会

 8月8日(火)~10日(木)にかけて、神戸国際展示場でSSH指定校の生徒達による発表会が開催されました。本校からは物理部と事前申し込みをした希望者が参加し、「太陽光発電を新たな次元へ~針葉樹型太陽電池の開発~」というテーマについて発表しました。審査員による審査の結果、見事「ポスター発表賞」を受賞することができました!

  

      参加メンバー                 発表の様子              研究ポスター

CS人間科学特別講義を開催しました

 7月12日(水)に、星の子所産院の坂谷理恵子先生をお招きし人間科学の特別講義を開催しました。この講義では「性」をとおして「命」や「生」について考えることの大切さを学ぶことができました。講義の中では、実際に妊婦体験や胎児体験、新生児の人形を抱く体験をする時間も設けられ、様々な学習をすることができました。
  

SEⅠとAI課題研究Ⅱの中間発表会を開催しました

 7月10日(月)に、サイエンス・イングリッシュⅠとAI課題研究Ⅱの中間発表会を開催しました。今回の発表会は、これまでの研究内容や研究経緯をまとめ、さらに議論して深めようという趣旨で行われ、研究経過のフローチャートに加え、参考文献や実験器具を展示したり、研究の様子を写真や動画で説明したりする班もありました。大学の先生方や留学生の皆さん、そして理数科1・3年生も参加し、活発に議論する様子が見られました。
 協力してくださった北陸先端科学技術大学院大学の先生方や留学生の皆さん、ありがとうございました。
  

SEⅠ、AI課題研究Ⅱテーマ発表会を開催しました

 6月12日(月)に、サイエンス・イングリッシュⅠとAI課題研究Ⅱのテーマ発表会を開催しました。このイベントは、理数科の2年生が4月から研究してきた成果を発表するもので、パワーポイントを用いて日本語と英語でそれぞれプレゼンテーションを行いました。
 理数科の1年生や本校の先生方に加え、北陸先端科学技術大学院大学の先生方や留学生の皆さんも参加してくださり、様々なアドバイスをいただきました。

  

SS部の特別講義を開催しました

 6月10日(土)のEx4限に、東北大学の渡辺先生による特別講義を開催しました。今回は、初めて一般からの申込者も4名参加し、本校の生徒49名と共に受講しました。講義は渡辺先生が研究されているアブラナ科植物の自家不和合性の話からはじまり、研究者として大切なことや学部・学科・研究室の選び方など多岐に渡る内容でした。
  

CS学際科学の特別講義を開催しました

 6月9日(金)に、東京大学生産技術研究所の北條先生をお招きし、「分子のかたち・ならび・あつまり」という演題で講義をしていただきました。今回のテーマは結晶。その形からわかることや結晶と色の関係性等についてお話いただきました。途中、分子模型を作成する時間もあり、分子の形を立体的にとらえることもできました。
  

CS実験科学 地学巡検を行いました

 6月6日(火)に犀川河川敷で地層の観察や貝化石の調査を行いました。天候にも恵まれ有意義な野外実習を行うことができました。また、6月13日(火)に貝化石のクリーニングとスケッチ、種の同定を行い、その結果から暖流系の貝か寒流系の貝かを判別して当時の環境を推測しました。
  

サイエンス・イングリッシュⅠの特別講義を開催しました

 5月31日(水)に東京国際大学の五十嵐義行先生をお招きし、サイエンス・イングリッシュⅠの特別講義を開催しました。
 演題は「Mission Impressive! Keys to Fascinating Scientific Presentations」で、英語と日本語のアクセント位置の違いや、プレゼン中の視線の向け方など、英語でプレゼンを行う際の効果的な方法についてお話ししていただきました。